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技術 シールド掘削機及び泥水式シールド工法

出願人 戸田建設株式会社
発明者 志関彰男多田幸司谷口徹中川雅弘請川誠舘川裕次
出願日 1996年10月11日 (24年2ヶ月経過) 出願番号 1996-289262
公開日 1998年5月6日 (22年7ヶ月経過) 公開番号 1998-115183
状態 特許登録済
技術分野 立坑・トンネルの掘削技術
主要キーワード シールドチャンバ 駆動用原動機 地下鉄道 泥水処理プラント リングカッタ 円形トンネル 排泥口 ドラムカッタ
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課題

異形断面のトンネル掘削を行うシールド掘削機シールドチャンバ内の掘削土砂を、安価で、かつ簡易な構成により、効率良く排出することができるシールド掘削機、及びこのシールド掘削機を用いて掘削を行う泥水式シールド工法を提供すること。

解決手段

隔壁24の上部中央の送口26から、加圧した泥水をシールドチャンバ20内に供給して掘削を行う。掘削土砂はシールドチャンバ20内の加圧した泥水中に取り込み、排泥口28a、28b、28cにそれぞれ接続される分岐管を任意に切替制御して、任意の排泥口28a、28b、28cより排出する。

概要

背景

概要

異形断面のトンネル掘削を行うシールド掘削機シールドチャンバ内の掘削土砂を、安価で、かつ簡易な構成により、効率良く排出することができるシールド掘削機、及びこのシールド掘削機を用いて掘削を行う泥水式シールド工法を提供すること。

隔壁24の上部中央の送口26から、加圧した泥水をシールドチャンバ20内に供給して掘削を行う。掘削土砂はシールドチャンバ20内の加圧した泥水中に取り込み、排泥口28a、28b、28cにそれぞれ接続される分岐管を任意に切替制御して、任意の排泥口28a、28b、28cより排出する。

目的

効果

実績

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請求項1

異形断面のトンネル掘削を行うシールド掘削機本体先端隔壁カッタとの間に設けられるシールドチャンバ内に送泥管より泥水を供給し、排泥管により排泥して前記シールドチャンバ内を所定の泥水圧に維持して土圧対抗しつつ掘削を行うシールド掘削機において、前記隔壁の上部に送口が形成され、前記隔壁の下部に横方向に複数の排泥口が形成され、前記送泥口は前記シールド掘削機本体内に配設された送泥管に接続され、前記複数の排泥口は前記シールド掘削機本体内に配設された排泥管にそれぞれ接続されることを特徴とするシールド掘削機。

請求項2

請求項1に記載のシールド掘削機において、前記シールド掘削機本体は、矩形断面のトンネルの掘削を行う矩形形状とされていることを特徴とするシールド掘削機。

請求項3

請求項2に記載のシールド掘削機において、前記複数の排泥口は、少なくとも前記隔壁の下部の中央及び両端近傍に形成されていることを特徴とするシールド掘削機。

請求項4

請求項1から請求項3のいずれかに記載のシールド掘削機において、前記送泥口は横方向に複数形成されていることを特徴とするシールド掘削機。

請求項5

異形断面のトンネルの掘削を行うシールド掘削機本体先端の隔壁とカッタとの間に設けられるシールドチャンバ内に送泥管より泥水を供給し、排泥管により排泥して前記シールドチャンバ内を所定の泥水圧に維持して土圧に対抗しつつ掘削を行うシールド掘削機において、前記隔壁の上部に送泥口が形成され、前記隔壁の下部に複数の排泥口が形成され、前記複数の排泥口は前記シールドチャンバ内に異なる泥水流路を形成可能な位置に設けられることを特徴とするシールド掘削機。

請求項6

シールド掘削機本体の先端の隔壁とカッタとの間に設けられるシールドチャンバの上部から泥水を供給し、前記シールドチャンバの下部から泥水を排出して、シールドチャンバ内を所定の泥水圧に維持しつつ異形断面のトンネルの掘削を行う泥水式シールド工法において、前記隔壁の下部に設けられる複数の排泥口を切替制御して泥水の排出を行い、前記シールドチャンバ内に異なる泥水流路を形成することを特徴とする泥水式シールド工法。

請求項7

請求項6に記載の泥水式シールド工法において、少なくとも前記隔壁の上部の中央及び両端近傍に形成された複数の送泥口を切替制御して泥水を供給することを特徴とする泥水式シールド工法。

請求項8

請求項6及び請求項7のいずれかに記載の泥水式シールド工法において、前記シールド掘削機本体の後部に形成するセグメントの1リング分の掘削開始から次のセグメントの1リング分の掘削開始までの間に、前記複数の泥水流路を切替形成することを特徴とする泥水式シールド工法。

請求項9

請求項8に記載の泥水式シールド工法において、前記セグメントの1リング分の掘削中は、少なくとも前記隔壁の下部の中央に形成される排泥口から泥水の排出を行う泥水流路を形成し、前記1リング分の掘削終了後から次のセグメントの1リング分の掘削開始前までの間は、前記隔壁の下部の両端近傍に形成される排泥口から泥水の排出を行う泥水流路を形成することを特徴とする泥水式シールド工法。

技術分野

0001

本発明は、シールド掘削機及び泥水式シールド工法に関し、特に、泥水を利用して土圧対抗しつつ異形断面のトンネル掘削するシールド掘削機及びこのシールド掘削機を用いた泥水式シールド工法に関する。

0002

一般に、鉄道地下道等のトンネルを構築する泥水式シールド工法では、円形断面のトンネルの掘削を行うのが基本とされている。

0003

このような掘削に用いるシールド掘削機は、断面円形のシールド掘削機本体を備え、このシールド掘削機本体の先端部に設けられる円盤状のカッタとの間に、シールドチャンバ画成される。

0004

このシールド掘削機によるトンネルの掘削時には、泥水式シールド工法の場合、前記シールドチャンバ内に、シールド掘削機本体に配設される1本の送泥管より加圧した泥水を供給して満たし、掘削した土砂泥水中に取り込む。この掘削した土砂は、1本の排泥管より、排泥水として流体輸送するようになっている。

0005

この場合、円形の隔壁中心線上の上部に送泥管と接続した送口を形成し、下部に排泥管と接続した排泥口を形成するようにしている。

0006

このような断面円形のシールド掘削機により円形断面のトンネルを掘削する場合には、掘削土砂がシールドチャンバ内の下部中心に集中するため、隔壁の中心線上の下部に設けた排泥口から、ほぼ確実に掘削土砂を取り込んで、排泥管により排出することが可能である。

0007

尚、より確実に掘削土砂を排出するために、アジテータ等の撹拌装置を用いてシールドチャンバ内の泥水を撹拌して、土砂溜まりの発生を防止することも行われている。

0008

ところで、前述のような断面円形のシールド掘削機により円形断面のトンネルを掘削する場合、トンネル断面の有利性は低いものとなる。具体的には、例えば地下鉄道地下道路、及び共同溝等を掘削する場合には、掘削した円形トンネル断面に不要な箇所が生じることとなる。

0009

そこで、トンネルの全断面を有効活用するために、目的の断面形状に近づけた種々の異形断面のトンネルの掘削を行うシールド掘削機が用いられている。

0010

しかし、このような異形断面のトンネルの掘削を行う場合には、円形断面のトンネルの掘削の場合と異なり、シールドチャンバ内の下部中央付近に掘削土砂が集中しにくいものである。

0011

本発明の目的は、異形断面のトンネルの掘削を行うシールド掘削機のシールドチャンバ内の掘削土砂を、安価で、かつ簡易な構成により、効率良く排出することができるシールド掘削機、及びこのシールド掘削機を用いた泥水式シールド工法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するために、請求項1の発明は、異形断面のトンネルの掘削を行うシールド掘削機本体先端の隔壁とカッタとの間に設けられるシールドチャンバ内に送泥管より泥水を供給し、排泥管により排泥して前記シールドチャンバ内を所定の泥水圧に維持して土圧に対抗しつつ掘削を行うシールド掘削機において、前記隔壁の上部に送泥口が形成され、前記隔壁の下部に横方向に複数の排泥口が形成され、前記送泥口は前記シールド掘削機本体内に配設された送泥管に接続され、前記複数の排泥口は前記シールド掘削機本体内に配設された排泥管にそれぞれ接続されることを特徴とする。

0013

本発明によれば、複数の排泥口から同時に、又は切り替えて排泥することにより、複数の泥水流路を形成することができるので、泥水を撹拌しやすくなる。これにより、シールドチャンバ内の異なる位置から効率良く泥水を排出することができる。

0014

請求項2の発明は、請求項1に記載のシールド掘削機において、前記シールド掘削機本体は、矩形断面のトンネルの掘削を行う矩形形状とされていることを特徴とする。

0015

本発明によるシールド掘削機はいわゆる矩形シールド掘削機であり、この矩形シールド掘削機のシールドチャンバ内の下部に複数の排泥口を形成するので、矩形形状のシールドチャンバ内の下部の隅角部付近堆積しやすい掘削土砂を効率良く排出することができる。

0016

請求項3の発明は、請求項2に記載のシールド掘削機において、前記複数の排泥口は、少なくとも前記隔壁の下部の中央及び両端近傍に形成されていることを特徴とする。

0017

本発明によれば、シールドチャンバ内の土砂溜まりが発生しやすい位置である下部の両端付近に排泥口をそれぞれ設けるので、これらの排泥口より掘削土砂を排出して、土砂溜まりの発生を防止することができる。

0018

本発明によれば、複数の分岐管を切り替えて泥水を排出することにより、土砂溜まりの発生を防止することができる。

0019

請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のシールド掘削機において、前記送泥口は横方向に複数形成されていることを特徴とする。

0020

本発明によれば、送泥口が1つである場合と比較して、複数の送泥口から泥水を供給するので、シールドチャンバ内の泥水流路を分散させることができる。これにより、土砂溜まりの発生をより確実に回避することが可能となる。

0021

特に、カッタの回転が停止していない状態のとき、即ちセグメント組立中には、送泥口を切り替えて、掘削中に形成する泥水流路とは異なる泥水流路を形成することにより、土砂溜まりの発生を回避することが可能となる。

0022

また、複数の送泥口に接続される複数の分岐管は1本の送泥管を分岐させたものである。このように、土砂の撹拌のための格別な装置を用いずに、既設設備を利用した安価な構成で送泥することができる。

0023

請求項5の発明は、異形断面のトンネルの掘削を行うシールド掘削機本体先端の隔壁とカッタとの間に設けられるシールドチャンバ内に送泥管より泥水を供給し、排泥管により排泥して前記シールドチャンバ内を所定の泥水圧に維持して土圧に対抗しつつ掘削を行うシールド掘削機において、前記隔壁の上部に送泥口が形成され、前記隔壁の下部に複数の排泥口が形成され、前記複数の排泥口は前記シールドチャンバ内に異なる泥水流路を形成可能な位置に設けられることを特徴とする。

0024

本発明によれば、所定時間毎あるいは掘削状況に応じて、隔壁の上部の送泥口から送泥し、隔壁の下部の複数の排泥口から排泥するときに、種々の異なる泥水流路を形成するので、土砂を撹拌することができる。これにより、土砂溜まりの発生を防止することが可能となる。

0025

請求項6の発明は、シールド掘削機本体の先端の隔壁とカッタとの間に設けられるシールドチャンバの上部から泥水を供給し、前記シールドチャンバの下部から泥水を排出して、シールドチャンバ内を所定の泥水圧に維持しつつ異形断面のトンネルの掘削を行う泥水式シールド工法において、前記隔壁の下部に設けられる複数の排泥口を切替制御して泥水の排出を行い、前記シールドチャンバ内に異なる泥水流路を形成することを特徴とする。

0026

本発明によれば、複数の排泥口から同時に排泥したり、又は切り替えて排泥したりすることにより、異なる泥水流路を形成することができるので、泥水を撹拌しやすくなる。これにより、シールドチャンバ内の異なる泥水流路に対応する複数の排泥口から効率良く泥水を排出することができる。

0027

請求項7の発明は、請求項6に記載の泥水式シールド工法において、少なくとも前記隔壁の上部の中央及び両端近傍に形成された複数の送泥口を切替制御して泥水を供給することを特徴とする。

0028

本発明によれば、所定時間毎あるいは掘削状況に応じて、複数の送泥口を切り替えて泥水を供給するので、種々の泥水流路を形成して、土砂を撹拌することができる。これにより、土砂溜まりの発生を防止することが可能となる。

0029

請求項8の発明は、請求項6及び請求項7のいずれかに記載の泥水式シールド工法において、前記シールド掘削機本体の後部に形成するセグメントの1リング分の掘削開始から次のセグメントの1リング分の掘削開始までの間に、前記複数の泥水流路を切替形成することを特徴とする。

0030

本発明によれば、例えば、セグメントの1リング分の掘削中に、任意の泥水流路を形成して排泥し、この1リング分の掘削終了後であって、次のリングの掘削開始前までは、他の泥水流路を形成して排泥するように、種々の泥水流路を切り替えて形成するので、一定の位置に土砂溜まりが発生することを防止できる。従って、次の掘削開始時には土砂溜まりがなく、良好な掘削を行うことができる。

0031

請求項9の発明は、請求項8に記載の泥水式シールド工法において、前記セグメントの1リング分の掘削中は、少なくとも前記隔壁の下部の中央に形成される排泥口から泥水の排出を行う泥水流路を形成し、前記1リング分の掘削終了後から次のセグメントの1リング分の掘削開始前までの間は、前記隔壁の下部の両端近傍に形成される排泥口から泥水の排出を行う泥水流路を形成することを特徴とする。

0032

セグメントの1リング分の掘削終了後から次のリングの掘削開始前の掘削停止中、即ちセグメントの組立作業中には、カッタの回転が停止状態となるので、シールドチャンバ内の下部の隅角部付近に土砂溜まりが発生しやすくなる。よって、掘削停止中には、隔壁下部の両端の排泥口から泥水を排出するように切り替えて排泥することにより、発生した土砂溜まりの土砂を優先的に排出することが可能となり、泥水の排出を効率良く行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0033

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。

0034

図1は、本発明の一実施の形態である矩形シールド掘削機のシールドチャンバの断面図であり、図2は、図1に示す矩形シールド掘削機を用いた泥水式シールド工法を説明するための図であり、図3は、図1に示す矩形シールド掘削機の断面図である。

0035

この矩形シールド掘削機は、いわゆるボックスシールド機と呼ばれるもので、矩形断面のトンネルの掘削を行う矩形状のシールド掘削機本体10先端の隔壁24とカッタ12との間に設けられるシールドチャンバ20内に送泥管200より泥水を供給し、排泥管400より排泥して前記シールドチャンバ20内を所定の泥水圧に維持し、この泥水にて土圧に対抗しつつ掘削を行うものである。

0036

カッタ12は、上側及び下側の2つのカッタユニット40より構成される。各カッタユニット40は、左右両側に配設される2つのドラムカッタ42と、これらのドラムカッタ42間に配設される上下2つのリングカッタ44とから構成される。

0037

シールド掘削機本体10は、前胴部100と後胴部110とから形成される中折れ式のものとなっており、中折れジャッキ31により前胴部100を屈曲させて曲線施工が可能にされている。

0038

前胴部100内には、4つのカッタ駆動用電動機36が配設されている。このカッタ駆動用電動機36は、前胴部100の先端の隔壁24を貫通するギヤケース38内の複数のギヤ(図示せず)を介してドラムカッタ42及びリングカッタ44に接続され、このカッタ駆動用電動機36によりドラムカッタ42及びリングカッタ44が回転駆動されるようになっている。

0039

ドラムカッタ42は、ギアケース38内のギアと接続したシャフト46を中心に回転され、またリングカッタ44はギアケース38内のギアと接続したシャフト48を中心に回転される。

0040

また、前胴部100の先端部には、フード18が張り出され、このフード18によって前胴部100の先端部で、カッタ12と隔壁24との間にシールドチャンバ20が画成されている。

0041

後胴部110は、内部にセグメント14を組み立てるエレクタ32が配設され、このエレクタ32は、エレクタ旋回用油圧モータ34により作動されるようになっている。

0042

さらに、シールド掘削機本体10内には、複数のシールドジャッキ30が配設され、これらのシールドジャッキ30を後胴部110内のセグメント14の先端に当接させて、シールド掘削機本体10を推進させることにより、トンネルを掘削する。

0043

このトンネルの掘削では、まず、セグメント14の1リング分だけ掘削を行い、次に、後胴部110内で、配設したエレクタ32をエレクタ旋回用油圧モータ34により作動させて、セグメント14を組み立てる。この後胴部110とセグメント14との間は、テールシール16によりシールする。

0044

さらに、シールドチャンバ20内の隔壁24には、中心線上の上部中央に送泥口26が設けられる。この送泥口26は、シールド掘削機本体10内に配設された送泥管200に接続される。

0045

送泥管200は、地上に設置された調整槽330に接続されており、この調整槽330からの泥水を送出する。また、送泥管220は、送泥ポンプ306とシールドチャンバ20との間で、送泥管200aと送泥管200bとに分岐されている。これらの分岐管200a、200bには、それぞれ切替バルブ302、304が設けられている。

0046

シールドチャンバ20内の隔壁24下部両端には、適当な斜度をもった2枚の集泥用プレート90a、90bがそれぞれ配設される。

0047

そして、シールドチャンバ20内の隔壁24の下部であって、2枚の集泥用プレート90a、90bの配置位置よりも隔壁24の中心線に近い位置には、3つの排泥口28a、28b、28cが設けられる。

0048

さらに、排泥口28aと排泥口28bとの間、及び排泥口28aと排泥口28cとの間には、土砂を撹拌するアジテータ60a、60bがそれぞれ配設される。

0049

3つの排泥口28a、28b、28cは、シールド掘削機本体10内に配設される3本の分岐管410a、410b、410cにそれぞれ接続されている。さらに、3本の分岐管410a、410b、410cは、シールド掘削機本体10内に配設された排泥管400の所定の位置に設けられた分岐部70で結合されている。また、各分岐管410a、410b、410cの、排泥口28a、28b、28cと分岐部70との間には、切替バルブ320a、320b、320cがそれぞれ設けられている。

0050

これらの切替バルブ320a、320b、320cは、それぞれ自動又は手動で切替制御されるようになっている。そして、この切替バルブ320a、320b、320cの切替により、送泥口と排泥口との間に複数の泥水流路を形成し得るようになっている。

0051

尚、排泥管400には、泥水を排出するための排泥ポンプ310、312が設けられており、この排泥管400は、地上に設けられた泥水処理プラント(図示せず)に接続されている。

0052

次に、前述した矩形シールド掘削機を用いた泥水式シールド工法について説明する。

0053

まず、地上に設けられた調整槽330で土砂及び水等が適当な割合で混合されて泥水が生成される。この泥水は、送泥ポンプ308により送泥管200に送出される。

0054

送泥管200では、切替バルブ302、304の開閉により、適宜送泥管200a、200bを切り替えて、送泥口26を経てシールドチャンバ20内に泥水を供給し、シールドチャンバ20を満たすことで、所定の泥水圧を維持し、切羽の安定を図る。

0055

そして、4つのカッタ駆動用原動機36を作動させる。これにより、ギアケース38内のギアを介してドラムカッタ42のシャフト46及びリングカッタ44のシャフト48が駆動されて、上側及び下側の各カッタユニット40のドラムカッタ42及びリングカッタ44が回転し、地盤が矩形状に掘削される。

0056

掘削された土砂は、シールドチャンバ20内の加圧した泥水中に取り込まれる。ここで、切替バルブ320a、320b、320cの切り替えにより、分岐管410a、410b、410cが切り替えられている。よって、この切り替えにより選択された分岐管に接続される排泥口に対して泥水流路が形成されて、泥水が排出される。

0057

具体的には、例えば、セグメント14の1リング分の掘削中には、切替バルブ320aのみを開いて、送泥口26から中央の排泥口28aに対する泥水流路を形成して、排泥口28aだけから排泥する。そして、この1リング分の掘削終了後であって、次のリングの掘削開始前までは、切替バルブ320aを閉じて、切替バルブ320b、320cを順次開き、送泥口26から排泥口28b及び排泥口28cに対する2つの泥水流路を順次形成して、排泥口28b及び排泥口28cから順次排泥する。これにより、次のリングの掘削開始時には、土砂溜まりが無い状態とすることができる。

0058

また、この分岐管410a、410b、410cの切り替え方法としては、例えば、切替バルブ320a、320b、320cを全て開き、3本の分岐管410a、410b、410cにそれぞれ接続される3つの排泥口28a、28b、28cから同時に泥水を排出するようにしてもよい。これにより、送泥口26と3つの排泥口28a、28b、28cとの間に常時3つの泥水流路を形成して、排泥することができる。

0059

さらに、切替バルブ320a、320b、320cを任意の順番で定期的に切り替えて、3つの排泥口28a、28b、28cのうちの任意の排泥口から泥水を排出するようにしてもよい。これにより、泥水流路を任意に切替形成することができる。

0060

シールドチャンバ20から排出された泥水は、排泥管400を介して排泥ポンプ312及び排泥ポンプ310により、地上に設けられた泥水処理プラント(図示せず)まで送出される。

0061

尚、上述した実施の形態では、シールドチャンバ20内に設ける排泥口の数を3つとして説明しているが、排泥口の数は3つに限られることなく、複数であればよい。

0062

また、上述した矩形シールド掘削機では、送泥口は1つのみとして説明しているが、この送泥口も複数設けるようにしてもよい。

0063

例えば、図4に示すように、隔壁24の上部に、ほぼ等間隔に3つの送泥口26a、26b、26cを設ける。これらの送泥口26a、26b、26cは、送泥管が分岐された分岐管にそれぞれ接続されるものとする。

0064

泥水を供給する場合には、これら3つの送泥口26a、26b、26cから同時に泥水を供給することにより、9本の泥水流路を形成することができる。即ち、送泥口26aから3つの排泥口28a、28b、28cへの3つの泥水流路と、送泥口26bから3つの排泥口28a、28b、28cへの3つの泥水流路と、送泥口26cから3つの排泥口28a、28b、28cへの3つの泥水流路とをそれぞれ形成することができる。このように、さらに多くの泥水流路を形成することにより、さらに泥水を撹拌しやすくなり、効率良く排泥することができる。

0065

また、3つの送泥口26a、26b、26cにそれぞれ接続される分岐管を、所定時間毎あるいは掘削状況に応じて切替制御して、任意の送泥口から泥水を供給するようにしてもよい。これにより、さらに複数の泥水流路を任意に切替形成することができるので、土砂溜まりの発生を防止しやすくなる。

0066

具体的には、例えば、セグメントの1リング分の掘削中に、任意の泥水流路を形成して排泥し、この1リング分の掘削終了後であって、次のリングの掘削開始前までは、他の泥水流路を形成して排泥するように、種々の異なる泥水流路を切り替えて形成することにより、一定の位置に土砂溜まりが発生することを防止できる。

0067

また、セグメントの1リング分の掘削終了後から次のリングの掘削開始前の掘削停止中、即ちセグメントの組立作業中には、カッタの回転が停止状態となるので、シールドチャンバ内の下部の隅角部付近に土砂溜まりが発生しやすくなる。よって、セグメントの組立作業中には、隔壁下部の両端の排泥口から泥水を排出するように切り替えることにより、発生した土砂溜まりの土砂を優先的に排出することが可能となる。

0068

尚、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。

0069

例えば、前記実施の形態においては、矩形シールド掘削機について説明したが、この例に限らず、円形断面以外の、多円形断面等の種々の異形断面のトンネルを掘削するシールド掘削機にも適用し得るものである。

0070

また、前記実施の形態においては、矩形シールド掘削機であって、カッタとしてボックスシールドを用いた場合について説明したが、スイングドラム式矩形断面シールド、固定ドラム式矩形断面シールド等を用いる場合にも適用し得るものである。

0071

図面の簡単な説明

0072

図1本発明の一実施の形態である矩形シールド掘削機のシールドチャンバの断面図である。
図2図1の矩形シールド掘削機を用いた泥水式シールド工法を説明するための図である。
図3図1に示す矩形シールド掘削機の断面図である。
図4他の実施の形態の矩形シールド掘削機のシールドチャンバの断面図である。

--

0073

10シールド掘削機本体
12カッタ
14セグメント
16シールテール
18フード
20シールドチャンバ
24隔壁
26、26a、26b、26c 送泥口
28a、28b、28c排泥口
60a、60bアジテータ
70分岐部
90a、90b 集泥用プレート
200 送泥管
320a、320b、320c切替バルブ
400排泥管
410a、410b、410c 分岐管

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    【課題】部材の厚みを薄くすることが可能で、非開削部に短期間で地下構造物を施工できる地下構造物の施工方法を提供する。【解決手段】地盤1に構築した発進立坑3から、断面が略円形の地下構造物の施工予定位置の全... 詳細

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