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技術 情報記録再生装置の制御方法および制御装置

出願人 パナソニック株式会社
発明者 伴泰明中島佳秀
出願日 1996年9月27日 (23年9ヶ月経過) 出願番号 1996-256243
公開日 1998年4月24日 (22年2ヶ月経過) 公開番号 1998-106121
状態 拒絶査定
技術分野 デバッグ/監視 外部記憶装置との入出力 ディスク装置の機能制御
主要キーワード 記録禁止領域 基準記録 回転サーボ制御 記録継続 記録再生レート 再生部位 記録部位 記録禁止
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年4月24日)のものです。
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図面 (4)

課題

記録動作を繰り返すことにより、記録媒体欠陥が増加し、記録が中断されて記録レートが低下する傾向を示す情報記録再生装置を制御し、この情報記録再生装置の記録レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させることを目的とする。

解決手段

情報記録再生装置101に記録命令発行する記録再生命令発行手段103と、この記録命令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を終了するまでの記録実行時間を測定する記録時間計測手段104と、記録を行う記録領域の長さに応じて所定の記録レートを満たすことを条件に設定した記録実行時間の基準値を保持する基準記録時間保持手段105を有し、前記記録実行時間が前記記録実行時間の基準値よりも長い場合には、前記記録領域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発行手段106を備えたものである。

概要

背景

情報記録再生装置を用いて画像や音声リアルタイム記録再生する場合、情報記録再生装置は、単位時間に使用される情報量で決まる一定の記録再生レートを保持することが必要である。一方、情報記録再生装置は、振動や衝撃などの外乱や、媒体欠陥のために記録再生動作を妨げられ、記録再生動作が中断する場合があり、このような記録再生動作の中断は記録再生レートを低下させ、一定の記録再生レートを補償する上で障害となる。

例えば、記録中に記録動作が中断する例として光ディスクに記録する場合では、記録中にトラッキング外れた場合、セクタIDが検出できなかった場合、フォーカスディスクなどの回転サーボ制御に失敗した場合、目標の記録領域へのシークに失敗した場合など様々な例がある。ハードディスク装置においても、光学系の制御を除くと、やはり前記の光ディスク装置と同様の要因で記録動作が中断する。また、再生動作が中断する例としては、前記記録動作の中断の例で述べた要因以外に、エラー訂正機能訂正不可能なデータが検出された場合、エラー訂正中にミス訂正を行ったことを検出した場合などがあげられる。

このような記録再生の中断があった場合、多くの情報記録再生装置では同じ動作を決められた回数繰り返すか、中断した所から再開する動作を自動的に行う機能を有している。また、記録動作の中断があった場合でも、一定の記録レート保証して記録を継続する情報記録再生装置では更に必要な記録レートを保持することと、記録中断時に送られてくる情報を保持しておく仕組みを有している。このように記録再生動作の中断があった場合でも、必要な記録レートを保持するためには、保証すべき記録レートよりも、記録媒体と情報を授受する速度(媒体転送レート)を大きくし、これによって媒体からの情報の授受を行っていない余剰時間を作り出し、この余剰時間に収まる限りにおいては、記録動作の中断を許容できるようにする手法がしばしば用いられる。

記録動作中に記録動作が妨げられた場合でも情報記録再生装置に送られる情報を消失することなく記録継続する手段として、例えば特開平5−282696号公報に記載のものが知られている。この例では光ディスクへの記録動作中に、トラッキングが外れて記録動作が中断した場合、バッファメモリに仮に情報を蓄積し、記録が可能になってから光ディスクに記録することによって送られてくる情報の記録の継続を可能にしているものであり、以下図面を参照して説明する。

図3はこの特開平5−282696号公報に記載されている情報記録再生装置の概略構成を示すブロック図であり、光ディスク301への情報記録中に光ヘッド302のトラッキングが外れたときは、トラッキング制御回路303からシステムコントローラ304にトラッキングエラー信号が出力され、これを受けたシステムコントローラ304は情報の記録を停止し、これ以降の記録情報をバッファメモリ305に蓄積すると共にトラッキングが外れた位置を検出し、この位置から再トラッキングを開始して、バッファメモリ305に蓄積された情報を高速で記録するように構成されている。

また、画像や音声をリアルタイムで再生する場合のように、一定の再生レートを保持することが必要な場合に、外乱や媒体の欠陥により再生動作の中断があった場合でも再生を続ける手法として、記録の場合と同様に、保証すべき再生レートより記録媒体から再生する媒体転送レートを大きくし、これによって媒体からの情報の授受を行っていない余剰時間を作り出し、この余剰時間におさまる限りにおいては、再生動作の中断を許容できるようにする手法もしばしば用いられる。ここで、記録再生が中断される要因には、媒体の欠陥があり、特に、特定の記録領域に繰返し記録を行って記録回数が増加すると次第に多くなるものもあり、例えば書き換え可能な光ディスクにおいては、繰返し記録を行って記録回数が増加するとデータの信頼性が低下することが知られている。このようにデータの信頼性が低下すると、例えばエラー訂正時にミス訂正やエラー訂正が不可能なデータが増加し、再生動作を中断する頻度が増す。

概要

記録動作を繰り返すことにより、記録媒体の欠陥が増加し、記録が中断されて記録レートが低下する傾向を示す情報記録再生装置を制御し、この情報記録再生装置の記録レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させることを目的とする。

情報記録再生装置101に記録命令発行する記録再生命令発行手段103と、この記録命令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を終了するまでの記録実行時間を測定する記録時間計測手段104と、記録を行う記録領域の長さに応じて所定の記録レートを満たすことを条件に設定した記録実行時間の基準値を保持する基準記録時間保持手段105を有し、前記記録実行時間が前記記録実行時間の基準値よりも長い場合には、前記記録領域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発行手段106を備えたものである。

目的

本発明は上記の問題点を解決するものであり、情報を記録再生する機能と、記録再生動作が中断されたときに自動的に記録再生動作を再開する機能と、記録再生命令が発行された後に記録再生するすべてのデータの記録再生が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御し、情報記録再生装置の記録再生レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能と、記録動作中断されたときに再び前記記録データの記録を自動的に開始する機能と、記録命令発行された後に記録するすべてのデータの記録が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御する方法において、前記情報記録再生装置に記録させるときに前記記録媒体上の記録することを禁止されていない領域から記録領域を選択し、前記情報記録再生装置に記録命令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの記録実行時間が、所定の記録レートを満たすことを条件に設定した記録実行時間よりも長い場合には、前記情報記録再生装置に対して前記記録命令で記録した記録領域への再度の記録を禁止することを特徴とする情報記録再生装置の制御方法

請求項2

書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能と、記録動作が中断されたときに再び前記記録データの記録を自動的に開始する機能と、記録命令が発行された後に記録するすべてのデータの記録が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置の制御装置であって、前記情報記録再生装置に記録命令を発行する手段と、前記情報記録再生装置に記録命令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの記録実行時間を測定する記録時間計測手段と、記録を行う記録領域の長さに応じて所定の記録レートを満たすことを条件に設定した記録実行時間の基準値を保持する基準記録時間保持手段と、前記記録実行時間と前記記録実行時間の基準値を比較し、前記記録実行時間が前記記録実行時間の基準値よりも長い場合には、前記記録領域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発行手段と、前記記録禁止命令発行手段から記録禁止命令を発行された記録領域を記憶しておく記録禁止領域記憶手段と、記録命令が発行されたときに前記記録媒体の前記記録禁止領域記憶手段に記憶された記録領域を除く領域から記録領域を選択する記録領域選択手段を有することを特徴とする情報記録再生装置の制御装置。

請求項3

書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能と、記録されたデータを再生する機能と、再生命令が発行された後に再生するすべてのデータの再生が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御する方法において、前記情報記録再生装置に再生命令を発行してから、再生するすべてのデータの再生を終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの再生実行時間が、所定の再生レートを満たすことを条件に設定した再生実行時間の基準値よりも長い場合には、前記情報記録再生装置に対して前記再生命令で再生した領域への再度の記録を禁止し、前記情報記録再生装置に記録をさせるときに記録することを禁止されていない領域から記録領域を選択することを特徴とする情報記録再生装置の制御方法。

請求項4

書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能と、記録されたデータを再生する機能と、再生動作が中断されたときに再び前記記録データの再生を自動的に開始する機能と、再生命令が発行された後に再生するすべてのデータの再生が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置の制御装置であって、前記情報記録再生装置に記録再生命令を発行する手段と、前記情報記録再生装置に再生命令を発行してから、再生するすべてのデータの再生を終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの再生実行時間を測定する再生時間計測手段と、再生を行う記録領域の長さに応じて所定の再生レートを満たすことを条件に設定した再生実行時間の基準値を保持する基準再生時間保持手段と、前記再生実行時間と前記再生実行時間の基準値を比較し、前記再生実行時間が前記再生実行時間の基準値よりも長い場合には、前記再生した記録領域への再度の記録を禁止する記録禁止命令発行手段と、前記記録禁止命令発行手段から記録禁止命令を発行された記録領域を記憶しておく記録禁止領域記憶手段と、記録命令が発行されたときに前記記録媒体の前記記録禁止領域記憶手段に記憶された記録領域を除く領域から記録領域を選択する記録領域選択手段を有することを特徴とする情報記録再生装置の制御装置。

技術分野

0001

本発明は、情報記録再生装置が行う書き換え可能な記録媒体上の記録領域への記録を管理する機能を有する制御方法および制御装置に関するものである。

背景技術

0002

情報記録再生装置を用いて画像や音声リアルタイム記録再生する場合、情報記録再生装置は、単位時間に使用される情報量で決まる一定の記録再生レートを保持することが必要である。一方、情報記録再生装置は、振動や衝撃などの外乱や、媒体欠陥のために記録再生動作を妨げられ、記録再生動作が中断する場合があり、このような記録再生動作の中断は記録再生レートを低下させ、一定の記録再生レートを補償する上で障害となる。

0003

例えば、記録中に記録動作が中断する例として光ディスクに記録する場合では、記録中にトラッキング外れた場合、セクタIDが検出できなかった場合、フォーカスディスクなどの回転サーボ制御に失敗した場合、目標の記録領域へのシークに失敗した場合など様々な例がある。ハードディスク装置においても、光学系の制御を除くと、やはり前記の光ディスク装置と同様の要因で記録動作が中断する。また、再生動作が中断する例としては、前記記録動作の中断の例で述べた要因以外に、エラー訂正機能訂正不可能なデータが検出された場合、エラー訂正中にミス訂正を行ったことを検出した場合などがあげられる。

0004

このような記録再生の中断があった場合、多くの情報記録再生装置では同じ動作を決められた回数繰り返すか、中断した所から再開する動作を自動的に行う機能を有している。また、記録動作の中断があった場合でも、一定の記録レート保証して記録を継続する情報記録再生装置では更に必要な記録レートを保持することと、記録中断時に送られてくる情報を保持しておく仕組みを有している。このように記録再生動作の中断があった場合でも、必要な記録レートを保持するためには、保証すべき記録レートよりも、記録媒体と情報を授受する速度(媒体転送レート)を大きくし、これによって媒体からの情報の授受を行っていない余剰時間を作り出し、この余剰時間に収まる限りにおいては、記録動作の中断を許容できるようにする手法がしばしば用いられる。

0005

記録動作中に記録動作が妨げられた場合でも情報記録再生装置に送られる情報を消失することなく記録継続する手段として、例えば特開平5−282696号公報に記載のものが知られている。この例では光ディスクへの記録動作中に、トラッキングが外れて記録動作が中断した場合、バッファメモリに仮に情報を蓄積し、記録が可能になってから光ディスクに記録することによって送られてくる情報の記録の継続を可能にしているものであり、以下図面を参照して説明する。

0006

図3はこの特開平5−282696号公報に記載されている情報記録再生装置の概略構成を示すブロック図であり、光ディスク301への情報記録中に光ヘッド302のトラッキングが外れたときは、トラッキング制御回路303からシステムコントローラ304にトラッキングエラー信号が出力され、これを受けたシステムコントローラ304は情報の記録を停止し、これ以降の記録情報をバッファメモリ305に蓄積すると共にトラッキングが外れた位置を検出し、この位置から再トラッキングを開始して、バッファメモリ305に蓄積された情報を高速で記録するように構成されている。

0007

また、画像や音声をリアルタイムで再生する場合のように、一定の再生レートを保持することが必要な場合に、外乱や媒体の欠陥により再生動作の中断があった場合でも再生を続ける手法として、記録の場合と同様に、保証すべき再生レートより記録媒体から再生する媒体転送レートを大きくし、これによって媒体からの情報の授受を行っていない余剰時間を作り出し、この余剰時間におさまる限りにおいては、再生動作の中断を許容できるようにする手法もしばしば用いられる。ここで、記録再生が中断される要因には、媒体の欠陥があり、特に、特定の記録領域に繰返し記録を行って記録回数が増加すると次第に多くなるものもあり、例えば書き換え可能な光ディスクにおいては、繰返し記録を行って記録回数が増加するとデータの信頼性が低下することが知られている。このようにデータの信頼性が低下すると、例えばエラー訂正時にミス訂正やエラー訂正が不可能なデータが増加し、再生動作を中断する頻度が増す。

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、前記の外乱や媒体の欠陥が増加して記録動作や再生動作の中断頻度が多くなると、前記従来のもののように媒体転送レートと保証すべき記録,再生レートの差分で生じる余剰時間では吸収することができなくなり、保証すべき記録,再生レートを保持できなくなるという問題点があった。

0009

本発明は上記の問題点を解決するものであり、情報を記録再生する機能と、記録再生動作が中断されたときに自動的に記録再生動作を再開する機能と、記録再生命令発行された後に記録再生するすべてのデータの記録再生が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御し、情報記録再生装置の記録再生レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させることを目的とする。

0010

第1の手段
書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能と、記録動作が中断されたときに再び前記記録データの記録を自動的に開始する機能と、記録命令が発行された後に記録するすべてのデータの記録が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御する方法において、前記情報記録再生装置に記録させるときに前記記録媒体上の記録することを禁止されていない領域から記録領域を選択し、前記情報記録再生装置に記録命令を発行してから、記録するすべてのデータの記録を終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの記録実行時間が、所定の記録レートを満たすことを条件に設定した記録実行時間よりも長い場合には、前記情報記録再生装置に対して前記記録命令で記録した記録領域への再度の記録を禁止するようにしたものである。

0011

この発明によれば、所定の記録レートで記録できなくなる前に記録レートの低下を検知することができ、記録レートが低下した記録領域への記録を禁止することにより、記録レートを常に所定の記録レート以上に保持することが可能となり記録レートを保持する信頼性を向上させることができる。

0012

第2の手段
書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する機能と、記録されたデータを再生する機能と、再生命令が発行された後に再生するすべてのデータの再生が終了したことを外部に報告する機能を有する情報記録再生装置を制御する方法において、前記情報記録再生装置に再生命令を発行してから、再生するすべてのデータの再生を終了したことの報告を前記情報記録再生装置から受け取るまでの再生実行時間が、所定の再生レートを満たすことを条件に設定した再生実行時間の基準値よりも長い場合には、前記情報記録再生装置に対して前記再生命令で再生した領域への再度の記録を禁止し、前記情報記録再生装置に記録をさせるときに記録することを禁止されていない領域から記録領域を選択するようにしたものである。

0013

この発明によれば、所定の再生レートで再生できなくなる前に再生レートの低下を検知することができ、再生レートの低下が検知された場合には、その記録領域への再度の記録を禁止することにより、更に再生レートが低下することを抑制し、再生レートを保持する信頼性を向上させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下図面を参照しつつ本発明の情報記録再生装置の制御方法および制御装置の各実施の形態について説明する。

0015

(実施の形態1)図1は本発明の情報記録再生装置の制御方法および制御装置の実施の形態1における制御装置の構成を示すブロック図あり、図中、情報記録再生装置101は、本発明の情報記録再生装置の制御装置102による制御の対象であって、書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する記録機能と、記録動作中に記録が中断されたときに記録を自動的に再開する機能と、記録命令が発行された後に記録するすべてのデータの記録が終了したことを外部に報告する機能を有する。なお、この装置は前記従来の技術の項で述べたように一定時間の記録中断があっても情報記録再生装置に要求される記録レートが保持され、また、記録中断中に転送された情報も消失することなく記録を継続することが可能になっているものとする。記録命令が発行された後に記録するすべてのデータの記録が終了したことの報告としては、情報記録再生装置のコマンド実行完了の通知をホストに報告する機能を用いればよい。

0016

一方、記録再生命令発行手段103は情報記録再生装置101に記録再生命令を発行するが、これが発行されると記録時間計測手段104は命令が発行されてから情報記録再生装置101が記録を終了したことを報告するまでの記録実行時間を測定する。この記録実行時間には情報記録再生装置101が、その記録媒体に記録を行うときに記録が中断された時間も含まれる。基準記録時間保持手段105は記録データを記録する記録領域の長さに応じて所定の記録レートを満たすことを条件に設定した記録実行時間の基準値を保持している。基準記録時間は、記録データを記録する記録領域の長さが決められる度に算出することにしても良い。

0017

記録禁止命令発行手段106は記録時間計測手段104によって計測された記録実行時間と基準記録時間保持手段105に保持された記録実行時間の基準値を比較し、記録実行時間が記録実行時間の基準値より長い場合には、その記録領域への再度の記録を禁止する命令を発行する。この命令が発行されると、記録禁止領域記憶手段107はこの命令に基づく記録禁止領域を記憶する。なお、記録禁止領域記憶手段107の記録禁止領域の記憶場所としては、不揮発性メモリを用いればよいが、揮発性半導体メモリを用いる場合や、情報記録再生装置101の記録媒体が交換可能な媒体である場合には、情報記録再生装置101の記録媒体上に記録禁止領域を記録するための記録領域を設け、この領域に記録することが望ましい。このようにした場合、その記録媒体を使用する際には、必ず前記の領域を再生し、使用する記録媒体それぞれの記録禁止領域を把握することにより、これら記録禁止領域を除いて記録領域を選択することができ、また、電源切れるなどのトラブルで記録禁止領域の情報が消失するのを防ぐことができる。更に、記録禁止領域を記録媒体に記録するのに要する時間が情報記録再生装置101の情報の授受の妨げになる場合には、半導体メモリなどの高速なメモリに一時的に記録禁止領域を記憶しておき、外部からの情報の授受が休止されたときに記録媒体上の記録禁止領域を記録する領域にこれを記録するようにすることが望ましい。記録領域選択手段108は記録再生命令発行手段103が記録命令を発行する際、その命令が情報記録再生装置101に指定する記録領域を記録禁止領域記憶手段107に記憶された領域を除く領域から選択する。

0018

次に、記録実行時間の基準値の設定の仕方について説明する。記録するデータを情報記録装置が保証すべき記録レートで記録した場合に要する時間をA、記録の中断なく記録媒体に記録した場合の記録時間をB、前記時間Aの間に許容される記録中断時間をCとすると、これら各時間A,B,Cの間には(数1)で表される関係が成り立つ。

0019

A>B+C
ここで時間Aは記録するデータ量を情報記録再生装置101に転送される単位時間あたりのデータ量で除算したものであり、時間Bは記録媒体上の記録部位によって異なる場合があるが、その場合は記録データを記録しようとする記録部位に対応した値である。このようなときは時間Bに対応して上式(数1)を満たすように時間Cも変化する。

0020

一方、記録する記録領域への記録回数がn回のときの記録実行時間をF(n),記録回数がn+1回のときの記録実行時間をF(n+1)とするとき、A>F(n+1)である記録回数nの範囲で生じるF(n)とF(n+1)の時間差最大値をEとする。この時間差Eは、実際に同じ性能の情報記録再生装置を用いて、記録媒体上の記録領域に繰返し記録を行ったときの記録中断時間の増加の仕方を調べ、記録領域への記録が1回増す毎に増大する記録中断時間の最大値として求められる。更に記録実行時間の基準値をDとし、(数2)で表される条件を満たすようにこの基準値Dを設定する。

0021

A>D+E>B+C
ここで、F(n)及びF(n+1)が下記(数3)、(数4)を満たしたとする。

0022

D>F(n)

0023

F(n+1)>D
このとき記録回数がn+1回で記録禁止命令発行手段106は、その記録領域への再度の記録を禁止する。この場合でも、Eの設定条件からF(n+1)は必ず(数5)を満たす。

0024

F(n)+E≧F(n+1)
従って(数2)、(数3)、(数5)から(数6)が成り立つ。

0025

A>D+E>F(n+1)
このように記録実行時間の基準値Dを(数2)を満たすように設定することによって所定の記録レートを保持している間に記録レートの低下を検知することができるので、この記録レートが低下した記録領域への記録を禁止することにより、記録レートを常に所定の記録レート以上に保持することが可能となり記録レートを保持する信頼性を向上させることができる。

0026

(実施の形態2)図2は本発明の情報記録再生装置の制御方法および制御装置の実施の形態2における制御装置の構成を示すブロック図あり、図中、情報記録再生装置201は、本発明の情報記録再生装置の制御装置202による制御の対象であって、書き換え可能な記録媒体上に記録データを記録する記録機能と、記録されたデータを再生する機能と、再生動作中に再生が中断されたときに再生を自動的に再開する機能と、再生命令が発行された後に再生するすべてのデータの再生が終了したことを外部に報告する機能を有する。なお、この装置は前記従来の技術の項で述べたように一定時間の再生中断があっても情報記録再生装置に要求される再生レートを保持することが可能になっているものとする。再生命令が発行された後に再生するすべてのデータの再生が終了したことの報告としては、情報記録再生装置のコマンド実行完了の通知をホストに報告する機能を用いればよい。

0027

一方、記録再生命令発行手段203は情報記録再生装置201に記録再生命令を発行するが、これが発行されると記録時間計測手段204は命令が発行されてから情報記録再生装置201が再生を終了したことを報告するまでの再生実行時間を測定する。この再生実行時間には情報記録再生装置201が、その記録媒体から再生を行うときに再生が中断された時間も含まれる。基準再生時間保持手段205はデータを再生する記録領域の長さに応じて所定の再生レートを満たすことを条件に設定した再生実行時間の基準値を保持している。基準再生時間は、データを再生する記録領域の長さが決められる度に算出することにしても良い。

0028

記録禁止命令発行手段206は再生時間計測手段204によって計測された再生実行時間と基準記録時間保持手段205に保持された再生実行時間の基準値を比較し、再生実行時間が再生実行時間の基準値より長い場合には、その記録領域への再度の記録を禁止する命令を発行する。この命令が発行されると、記録禁止領域記憶手段207はこの命令に基づく記録禁止領域を記憶する。なお、記録禁止領域記憶手段207の記録禁止領域の記憶場所としては、不揮発性のメモリを用いればよいが、揮発性の半導体メモリを用いる場合や、情報記録再生装置201の記録媒体が交換可能な媒体である場合には、情報記録再生装置201の記録媒体上に記録禁止領域を記録するための記録領域を設け、この領域に記録することが望ましい。このようにした場合、その記録媒体を使用する際には、必ず前記の領域を再生し、使用する記録媒体それぞれの記録禁止領域を把握することにより、これら記録禁止領域を除いて記録領域を選択することができ、また、電源が切れるなどのトラブルで記録禁止領域の情報が消失するのを防ぐことができる。更に、記録禁止領域を記録媒体に記録するのに要する時間が情報記録再生装置201の情報の授受の妨げになる場合には、半導体メモリなどの高速なメモリに一時的に記録禁止領域を記憶しておき、外部からの情報の授受が休止されたときに記録媒体上の記録禁止領域を記録する領域にこれを記録するようにすることが望ましい。記録領域選択手段208は記録再生命令発行手段203が記録命令を発行する際、その命令が情報記録再生装置201に指定する記録領域を記録禁止領域記憶手段207に記憶された領域を除く領域から選択する。

0029

次に、再生実行時間の基準値の設定の仕方について説明する。再生するデータを情報記録装置が保証すべき再生レートで記録した場合に要する時間をR、再生の中断なく記録媒体から再生した場合の記録時間をS、前記時間Rの間に許容される再生中断時間をTとすると、これら各時間R,S,Tの間には(数7)で表される関係が成り立つ。

0030

R>S+T
ここで時間Rは再生するデータ量を情報記録再生装置201からの転送を要求される単位時間あたりのデータ量で除算したものであり、時間Sは記録媒体上の再生部位によって異なる場合があるが、その場合は再生データを再生しようとする再生部位に対応した値である。このようなときは時間Sに対応して(数7)を満たすように時間Tも変化する。

0031

一方、再生する記録領域への記録回数がn回のときの再生実行時間をW(n),記録回数がn+1回のときの再生実行時間をW(n+1)とするとき、R>W(n+1)である記録回数nの範囲で生じるW(n)とW(n+1)の時間差の最大値をVとする。この時間差Vは、実際に同じ性能の情報記録再生装置を用いて、記録媒体上の記録領域に繰返し記録を行ったときの再生中断時間の増加の仕方を調べ、記録領域への記録が1回増す毎に増大する再生中断時間の最大値として求められる。更に記録するデータの再生実行時間の基準値をUとし、(数8)で表される条件を満たすようにこの基準値Uを設定する。

0032

R>U+V>S+T
ここで、W(n)及びW(n+1)が下記(数9)、(数10)を満たしたとする。

0033

U>W(n)

0034

W(n+1)>U
このとき記録禁止命令発行手段206は、その再生領域への再度の記録を禁止する。この場合でも、Vの設定条件からW(n+1)は必ず(数11)を満たす。

0035

W(n)+V≧W(n+1)
従って(数8)、(数9)、(数11)から次式が成り立つ。

0036

R>U+V>W(n+1)
このように記録実行時間の基準値Uを(数8)を満たすように設定することによって所定の再生レートを保持している間に再生レートの低下を検知することができるので、再生レートの低下が検知された場合には、その記録領域への再度の記録を禁止することにより、更に再生レートが低下することを抑制し、再生レートを保持する信頼性を向上させることができる。

発明の効果

0037

以上のように本発明によれば、記録再生レートを一定値以上に保持する信頼性を向上させることができるという有利な効果が得られる。

図面の簡単な説明

0038

図1本発明の情報記録再生装置の制御方法及び制御装置の実施の形態1における制御装置の構成を示すブロック図である。
図2本発明の情報記録再生装置の制御方法及び制御装置の実施の形態2における制御装置の構成を示すブロック図である。
図3従来の情報記録再生装置の制御装置の概略構成を示すブロック図である。

--

0039

101,201…情報記録再生装置、 102,202…情報記録再生装置の制御装置、103,203…記録再生命令発行手段、 104…記録時間計測手段、 105…基準記録時間保持手段、 106,206…記録禁止命令発行手段、 107…記録禁止領域記憶手段、 108…記録領域選択手段、 204…再生時間計測手段、 205…基準再生時間保持手段。

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