図面 (/)

技術 きんつば菓子の製造装置

出願人 株式会社マスダック
発明者 増田文彦那須康行
出願日 1996年8月29日 (24年8ヶ月経過) 出願番号 1996-247030
公開日 1998年3月10日 (23年2ヶ月経過) 公開番号 1998-066497
状態 特許登録済
技術分野 菓子 ベイキング用装置
主要キーワード 側面ブロック 押出しばね 各押出部材 焼成ブロック 製品コンベヤ 各供給装置 移動コンベヤ 各搬送コンベヤ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年3月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

本発明は、手造り風味を失なうことなくきんつば菓子が自動的に連続した流れとしてきんつば菓子が製造でき、6面から成るあんの各面に集約的に生地付け、焼上げなどが行なわれるきんつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置を提案する。

解決手段

面体のあん1の隣接する3つの面を生地4つけ後、焼板11上でこの焼板11からの熱伝導により加熱される一対の側面焼きブロック30、30によって挾んで同時に加熱焼き上げ処理してから、このあん1を反転して下流側に移送し、その後、この下流側においてあん1の3つの未処理面を生地4つけ後焼板11上でこの焼板11からの熱伝導により加熱される一対の側面ブロック30、30によって挾んで同時に加熱焼き上げる。

概要

背景

従来から、和菓子の一つとして大衆的にきんつば菓子が知られ、一般に親しまれている。きんつば菓子は、周知の通り、小豆などのあんを6面体成形し、この6面体のあんの上下面ならびにこれら面に隣接する4つの側面、つまり、6つの面に小麦粉などの生地をつけて焼板の上で個々の面につけられた生地を加熱焼きしてつくられている。

このような各面に対する生地づけ、加熱焼きなどの処理は、ほとんどの場合、手作業で行なわれ、手作業の場合には、一つの面に生地をつけ、つけられた生地を個々に加熱焼きして行なわれる。このような各面に対する処理は通常一枚の鉄板の上において職人技として個別的に行なわれている。

しかしながら、最近は、人件費コストの高騰もあり、元来、きんつば菓子は、大衆和菓子として、安くておいしいことが大きな特徴で親しまれていたにも拘らず、手造りのものとして、高級和菓子の一つとなっている。

このようなことから、6面体のあんそのものに、個々に生地をつけ、加熱して焼くということが煩雑であり、これを集約化して自動化することも考えられている。しかしながら、これまで提案されているものは、例えば、特開平4−4836号公報に示すように、6面体のあんそのものの各面につき生地付け、焼きを行なうもので、本質的に集約化、自動化をはかったものでない。

また、実開平6−60385号公報に示すところは、6面体のあんをケ−ス中に入れて生地付けと焼きを同時に行なうもので、これによると、きんつば菓子そのものの形態が損なわれ易く、それにともなって手造り的風味が失なわれ、きんつば菓子としての本質的なおいしさや風味が消失して好ましくない。

概要

本発明は、手造り様風味を失なうことなくきんつば菓子が自動的に連続した流れとしてきんつば菓子が製造でき、6面から成るあんの各面に集約的に生地付け、焼上げなどが行なわれるきんつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置を提案する。

6面体のあん1の隣接する3つの面を生地4つけ後、焼板11上でこの焼板11からの熱伝導により加熱される一対の側面焼きブロック30、30によって挾んで同時に加熱焼き上げ処理してから、このあん1を反転して下流側に移送し、その後、この下流側においてあん1の3つの未処理面を生地4つけ後焼板11上でこの焼板11からの熱伝導により加熱される一対の側面ブロック30、30によって挾んで同時に加熱焼き上げる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

面体のあんの隣接する3つの面を、生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側面焼きブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げ処理してから、前記あんを反転して下流側に移送し、その後、この下流側において前記あんの3つの未処理面を生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側面ブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げることを特徴とするきんつば菓子連続製造方法

請求項2

前記あんは、豆類種子類またはいも類に由来することを特徴とする請求項1記載のきんつば菓子の連続製造方法。

請求項3

前記焼板ならびに前記各側面焼きブロックのうち、少なくとも前記各側面焼きブロックとして、鉄若しくはその合金、銅若しくはその合金またはアルミニウム若しくはその合金から成る側面焼きブロックを用いることを特徴とする請求項1記載のきんつば菓子の連続製造方法。

請求項4

連続的に焼板が連結されて間欠的に走行する焼板列と、この焼板列をはさんで両側に配設され前記焼板列の走行方向と反対の方向に間欠的に走行する一対の搬送軌道と、この搬送軌道により連続的に搬送され、前記焼板列の入口で前記焼板上にのせられる一方、前記焼板列の出口で前記搬送軌道に戻される一対の側面焼きブロックとを具えて成ることを特徴とするきんつば菓子の焼き装置

請求項5

前記各搬送軌道において、間欠的に走行する走行軌道と、この走行軌道上に間隔をおいて設けられて前記側面焼きブロックが係止整合される係止部材と、これら係止部材をはさんで両側に設けられて前記側面焼きブロックが前記走行軌道とともに走行する際に案内する案内部材とを具えて成ることを特徴とする請求項4記載のきんつば菓子の焼き装置。

請求項6

前記焼板列の入口側には、前記各搬送軌道から前記各側面焼きブロックを前記焼板列に供給する側面焼きブロックの供給装置を設ける一方、前記焼板列の出口側には、前記焼板列から前記各側面焼きブロックを前記各搬送軌道に排出する側面焼きブロックの排出装置を設けて成ることを特徴とする請求項4記載のきんつば菓子の焼き装置。

請求項7

前記側面焼きブロックの供給装置には、前記各側面焼きブロックをその一部を係合させながら幅方向に案内する案内板と、前記各側面焼きブロックを幅方向に押出す押出部材とを設けて成ることを特徴とする請求項6記載のきんつば菓子の焼き装置。

請求項8

前記側面焼きブロックの供給装置の下流側に、前記押出し部材により幅方向に押出されたのちの前記各側面焼きブロックを更に幅方向に押出し調整する調整押出部材を設けることを特徴とする請求項6記載のきんつば菓子の焼き装置。

請求項9

前記調整押出部材を押出しばねから構成することを特徴とする請求項8記載のきんつば菓子の焼き装置。

請求項10

前記側面ブロックの排出装置には、前記各側面焼きブロックをその一部を係合させながら案内する案内板と、前記各側面焼きブロックを幅方向に引張る引張り部材とを設けて成ることを特徴とする請求項6記載のきんつば菓子の焼き装置。

技術分野

0001

本発明はきんつば菓子連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置係り、詳しくは、手造り風味を失なうことなくきんつば菓子が自動的に連続した流れとして製造でき、なかでも、小豆などを主体としたあんの各面毎に行なうべき生地付け、焼上げなどの処理は集約かつ合理的に自動的に行なうことができるきんつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置に係る。

背景技術

0002

従来から、和菓子の一つとして大衆的にきんつば菓子が知られ、一般に親しまれている。きんつば菓子は、周知の通り、小豆、などのあんを6面体成形し、この6面体のあんの上下面ならびにこれら面に隣接する4つの側面、つまり、6つの面に小麦粉などの生地をつけて焼板の上で個々の面につけられた生地を加熱焼きしてつくられている。

0003

このような各面に対する生地づけ、加熱焼きなどの処理は、ほとんどの場合、手作業で行なわれ、手作業の場合には、一つの面に生地をつけ、つけられた生地を個々に加熱焼きして行なわれる。このような各面に対する処理は通常一枚の鉄板の上において職人技として個別的に行なわれている。

0004

しかしながら、最近は、人件費コストの高騰もあり、元来、きんつば菓子は、大衆和菓子として、安くておいしいことが大きな特徴で親しまれていたにも拘らず、手造りのものとして、高級和菓子の一つとなっている。

0005

このようなことから、6面体のあんそのものに、個々に生地をつけ、加熱して焼くということが煩雑であり、これを集約化して自動化することも考えられている。しかしながら、これまで提案されているものは、例えば、特開平4−4836号公報に示すように、6面体のあんそのものの各面につき生地付け、焼きを行なうもので、本質的に集約化、自動化をはかったものでない。

0006

また、実開平6−60385号公報に示すところは、6面体のあんをケ−ス中に入れて生地付けと焼きを同時に行なうもので、これによると、きんつば菓子そのものの形態が損なわれ易く、それにともなって手造り的風味が失なわれ、きんつば菓子としての本質的なおいしさや風味が消失して好ましくない。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明はこのようなところから、きんつば菓子としての本質的な風味が失なわれることなく、しかも、あんの各面に対する生地付け、加熱焼きなどの個別的処理の集約化をはかり、手作業に依存することなく自動かつ連続して製造できるきんつばの連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置を提案する。

0008

更に詳しく云うと、本発明は、6面体からなるあんの各面における生地付け、加熱焼きなどの処理をできる限り同時かつ連続的に行なうことにより、全体として連続的な流れとして、製造できるきんつば菓子の製造方法ならびにそれに供する焼き装置を提案する。

課題を解決するための手段

0009

すなわち、本発明方法は、6面体のあんの隣接する3つの面を、生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側面焼きブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げ処理してから、あんを反転して下流側に移送し、その後、この下流側においてあんの3つの未処理面を生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側面ブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げることを特徴とする。

0010

更に、この製造に供せられる焼き装置は、連続的に焼板が連結されて間欠的に走行する焼板列と、この焼板列をはさんで両側に配設され焼板列の走行方向と反対の方向に間欠的に走行する一対の搬送軌道と、この搬送軌道により連続的に搬送され、焼板列の入口で焼板上にのせられる一方、焼板列の出口で搬送軌道に戻される一対の側面焼きブロックとを具えて成ることを特徴とする。

0011

以下、これら手段たる構成ならびにそれに供せられる焼き装置を図面によって更に詳しく説明すると、次の通りである。

0012

なお、図1は本発明を実施する際に使用する装置の一例を示す平面図である。

0013

図2(a)、(b)ならびに(c)はそれぞれ本発明においてあんの3つの面を同時に加熱して焼く各プロセスの説明図である。

0014

図3は本発明で使用する焼き装置の入口側の平面図である。

0015

図4図3に示す焼き装置の入口側をあんの流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図である。

0016

図5図3に示す焼き装置の出口側の平面図である。

0017

図6図5に示す焼き装置の出口側をあんの流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図である。

0018

まず、図1に示すように、予め6面体に成形されたあん1は、コンベヤ2を経て順次に連続的に生地付け装置3に供給される。

0019

この生地付け装置3においては、あん1の焼くべき面1a、1b、1c、1d、1e、1fのうちで3つの隣接する面1a、1b、1cに生地4がつけられる(図2(a)参照)。

0020

例えば、あん1の下面1aならびにそれに隣接する両側面1b、1cに生地4がつけられる。その後、生地がつけられたあん1は第1焼き装置Aに供給され、第1焼き装置Aにおいてあん1が連続的に下流側に流れる間に3面1a、1b、1cにつけられた生地4は同時に加熱して焼かれる。

0021

第1焼き装置Aは、焼板11が連続的に連結されて焼板列10が形成され、焼板列10は一定の周期のもとで間欠的に移動する。各焼板11はこの移動の間に下側から加熱源5(図2(a)、(b)、(c)参照)によって加熱されている。

0022

焼板列10の両側には一対の搬送軌道20が設けられ、これら搬送軌道20によって一対の側面焼成ブロック30が搬送される。各搬送軌道20の走行方向は、焼板列10、つまり、あんの走行方向と反対方向であり、搬送軌道20とその中心の焼板列10は互いに対向して所定の周期をもって間欠的に走行する。

0023

従って、焼板列10の一つの焼板11の上にあん1が供給されたところにおいて、一つの焼板11の両側から一対の側面焼成ブロック30、30が幅方向、つまり、焼板列10又はその上のあん1の走行方向と直交する方向に、あん1の両側面1b、1c(図2(b)ならびに(c)参照)を挾むように、移動し、各焼板11上において、両側からあん1は側面焼成ブロック30、30によって押し付けられて、あん1の側面1b、1cははさまれる

0024

なお、あん1は6面体から成っているが、その成型時に、ことごとくが均一な寸法に成型されていることがある。このため、焼板列10の下流側に一対の調整押出部材60、例えばばねを設けて、上流側で一旦幅方向に押出された側面焼成ブロック30、30を押出してその押出しを調整することができる。

0025

このような状態であん1が焼板列10とともに走行すると、3面につけられた生地4は焼板11に接触する下面1aの生地が加熱して焼かれ、併せて、側面焼成ブロック30、30に接触する側面1b、1cの生地4が加熱して焼かれる。つまり、このような状態で第1焼き装置Aを順次に間欠的にあん1が走行される間に、あん1の下面1aならびに両側面は1b、1cの各生地4は同時に加熱して焼かれる。

0026

すなわち、図2(a)、(b)ならびに(c)に示すように、焼板11の上には、第1焼き装置Aの入口において側面焼成ブロック30、30が両側からのせられ、しかも、各焼板11は下の加熱源5により加熱されている。このため、その焼板11の熱量はその上に接触する各側面焼成ブロック30、30に熱伝達され、焼板11とともに各側面焼成ブロック30、30は加熱されている。

0027

従って、側面焼成ブロック30、30があん1の各側面1b、1cに押しつけられると、図2(c)に示すように3面の各生地4は同時に焼成され、従来の手法にように一つの面ごとの生地付け、加熱を行なう処理は大に集約化をはかることができる。

0028

このように焼板11ならびに側面焼成ブロック30、30によって加熱して焼きながら、あん1が出口側に達したとき、あん1の側面に接触する側面焼成ブロック30、30はあん1の側面から離されて、両側の搬送軌道20、20の上にそれぞれのせられる。各側面焼成ブロック30、30は各搬送軌道20、20とともに反対方向に上流側に逆送され、第1焼き装置Aの入口側に達し、上記のところと同様に、焼板列10の焼板11の上に供給され、くり返してあん1の側面の焼きに関与する。

0029

なお、第1焼き装置Aに供給される前に、あん1の3つの側面には生地がつけられるが、この生地付けは、図1に示す生地付け装置3を設けて自動化することもできる。自動的な生地付け装置3を設けないで、個々の面に個別的に生地付けを行なうこともでき、この際、所望に応じて、手作業により生地付けを行なうこともできる。

0030

更に、生地付け装置3は、各面に生地が付けられればいずれの装置を用いることができる。例えば、ロ−ラを利用して生地を付ける方式、生地をスプレノズルを用いて吹付ける方式、更に、はけなどを利用して生地を付ける方式なども用いることができる。

0031

第1焼き装置Aを経たあん1は、その後移動コンベヤ40にのせられ、その間、焼かれた下面1aと未焼成の上面1dは反転される。

0032

その後、あん1は生地付け装置41に送られる。この生地付け装置41は、先の生地付け装置3と同様に構成することができ、この装置41においても未焼成の各面1d、1e、1fを個別的に生地付けすることもできるし、あるいは未焼成の3つの面1d、1e、1fを同時に生地付けするように構成することもできる。

0033

更に、各面1d、1e、1fを手作業により生地付けすることができる。いずれの場合においても、未焼成の3つの面が生地付けされていれば十分である。

0034

次に、未焼成の3つの面1d、1e、1fを生地付けされたあん1は、第2焼き装置Bに入り、第2焼き装置Bにおいても、第1焼き装置Aと同様に3つの面1a、1e、1fに付けられた生地は同時に加熱され、焼かれる。したがって、第2焼き装置Bは第1焼き装置Aと同様に構成されている。

0035

すなわち、第2焼き装置Bにおいても、第1焼き装置Aと同様に、焼板11が連続的に結合されて焼板列10が構成され、焼板列10は間欠的に移動する。その入口側において一対の側面焼成ブロック30、30が幅方向に移動して、一つの焼板11の上にのせられる。これら側面焼成ブロック30、30によって焼板11上のあん1ははさまれて、未焼成の平面1dや側面1e、1fの生地は加熱して焼かれる。

0036

第2焼き装置Bの出口側に達するときには、あん1の全外面を成す6つの面1a、1b、1c、1d、1e、1fはことごとく生地付けされ、加熱して焼かれ、きんつば菓子100として製品コンベヤ50にうつしかえられたのち、順次に排出される。

0037

以上のように、第1ならびに第2焼き装置A、Bにおいて、あん1の1a、1b、1c、1d、1e、1fのうちで、互いに隣接する3つの面を同時に加熱し焼き、しかも、第1ならびに第2焼き装置A、Bの間で反転させると、きんつば菓子が連続かつ自動的に製造できる。更に、製造されるきんつば菓子は、あんは従来例と同様に六面体として構成され、6つの面にそれぞれ生地付け、加熱焼きが行なわれ、全く手造的風味が失なわれないきんつば菓子が製造できる。

0038

また、第1ならびに第2焼き装置AならびにBは同じ構造に構成できるが、用途に応じ、これら焼き装置AならびにBの構造の一部を変更することができる。

0039

このように構造の一部を変更しても、両焼き装置AならびにBはあん1の3つの面を同時に生地付け、加熱して焼くことができることが必要である。

0040

また、これら焼き装置AならびにBには、中心の焼板列10に対して両側から側面焼成ブロック30、30を供給するために、側面焼成ブロックの供給装置A1、B1を設ける一方、側面焼成ブロック30、30を各搬送軌道20、20に排出するために、側面焼成ブロックの排出装置A2、B2を設ける。

0041

これら供給装置A1、B1ならびに排出装置A2、B2は、次のように構成すると、容易に自動化が達成できる。

0042

まず、連続的に連結された焼板11から成る焼板列10の両側に、側面焼成ブロック30、30を搬送するために、一対の搬送軌道20、20がそれぞれ設けられている。

0043

なお、図3図4図5ならびに図6には、焼板列10や搬送軌道20、20の一部が示されている。

0044

各搬送軌道20、20は、チェンなどから成る搬送コンベヤ21とこの搬送コンベヤ21上に間隔をおいて設けられた係止部材22とを具える。各搬送コンベヤ21は焼板11の間欠的移動方法と反対の方向に流れ、入口側で一つの焼板11の上に側面焼成ブロック30、30がそれぞれのせられ、出口側において、焼板11上の側面焼成ブロック30、30は両側の搬送コンベヤ21にそれぞれ取り出される。

0045

各焼き装置A、Bの入口側に設けられる側面焼成ブロックの供給装置A1、B1は次のように構成することができる。

0046

各搬送軌道20、20上において、側面焼成ブロック30、30は搬送コンベヤ21、21から突出した係止部材22、22に係止され、一つの係止部材22におされて順次に上流側、つまり、入口側まで所定の周期で間欠的に移動する。

0047

焼板列10の入口側に達したときには、供給装置A1、B1を介して側面焼成ブロック30、30は幅方向に移動する。

0048

各供給装置A1、B1には、各側面焼成ブロック30を幅方向に移動させるために、案内板31が設けられ、両側の焼成ブロック30、30は各押出部材32、32に押されて、焼板列10の一つの焼板11の上にのせられる。すなわち、各側面焼成ブロック30、30の幅方向移動は押出部材の幅方向移動、つまり、押しによって行なわれ、この移動機構は、通常、ピニオンとラックの結合機構によって達成できる。

0049

一対の案内板31、31は間隔をおいて配置され、これら案内板31、31の間に案内通路33を形成する。案内板31、31は側面焼成ブロック30が幅方向に移動できればいかなるものも構成できる。

0050

なお、このように側面焼成ブロック30は、案内通路33に沿って幅方向に移動させる場合に、その上部にガイド溝34を形成するのが好ましい。このようにガイド溝を形成すると、ガイド溝34が案内板31、31に整合し、各側面焼成ブロック30は幅方向に円滑に移動できる。

0051

また、このように案内板31、31とガイド溝34を構成すると、側面焼成ブロック30、30は両側からあん1の側面の各生地に確実に密着し、焼きがきわめてソフトで、しかも、従来例のように各面毎に焼きを行なったときと同様な焼きはだが形成できる。

0052

また、各焼き装置A、Bの出口側には、側面焼成ブロック30の排出装置A2、B2を設ける。

0053

排出装置A2、B2は供給装置A1、B1と同様に構成されるが、押出部材32、32の代りに、一対の引張り部材35、35を設ける。

0054

すなわち、各引張り部材35、35は、図5に示す矢印方向、つまり、一対の引張り部材35、35は互いに遠ざかるよう幅方向に移動し、この移動によって側面焼成ブロック30、30は、引張られて、各搬送軌道20、20の搬送コンベヤ21、21に移しかえられる。移しかえられた側面焼成ブロック30、30は係止部材22によって運ばれる。

0055

なお、排出装置A2、B2の案内板36、36は供給装置A1、B1の案内板31、31と同様に構成できるが、各側面焼成ブロック30を確実に係止部材22間に整合させるために、少なくとも一方の案内板36を次の通りに構成することもできる。

0056

すなわち、一方の案内板36は、図5ならびに図6に示すように、構成されている。したがって、一対の案内板36、36に沿って各側面焼成ブロック30、30が引張られて、搬送軌道20、20に達すると、側面焼成ブロック30、30は一方の案内板36から突出する支片によって押さえられ、係止部材22の間に確実におさめることができる。

0057

また、両側の搬送軌道20、20には、搬送コンベヤ21上の走路をはさんで一対のガイド板23、23を設け、これらガイド板23、23の間隙を介して各係止部材22を上向きに突出させる。

0058

このように構成すると、各搬送軌道20における一対のガイド板23、23に各側面焼成ブロック30、30のガイド溝34が整合し、円滑に搬送できる。

0059

なお、各側面焼成ブロック30、30は焼板11からの熱伝達により加熱されることが必要で、熱伝導性にすぐれるもの、例えば、少なくとも、加熱焼成面が銅、アルミニウム又はそれらの合金、更に、鉄若しくはその合金から構成するのが好ましい。

発明の効果

0060

以上詳しく説明した通り、本発明は、きんつば菓子の連続製造方法ならびにそれに供する焼き装置であって、6面体のあんの隣接する3つの面を、生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側面焼きブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げ処理してから、3つの面を生地を焼いたあんを反転して下流側に移送し、その後、この下流側において、あんの3つの未処理面を生地つけ後焼板上でこの焼板からの熱伝導により加熱される一対の側面ブロックによって挾んで同時に加熱焼き上げる。

0061

したがって、本発明によると、製造されるきんつば菓子は、本質的な風味が失なわれることなく、しかも、あんの各面に対する生地付け、加熱焼きなどの個別的処理の集約化ができ、ほとんど又は全く手作業に依存することなく自動かつ連続して製造できる。

0062

また、本発明を実施する際に使用する焼き装置は、連続的に焼板が連結されて間欠的に走行する焼板列と、この焼板列をはさんで両側に配設され焼板列の走行方向と反対の方向に間欠的に走行する一対の搬送軌道と、この搬送軌道により連続的に搬送され、焼板列の入口で焼板上にのせられる一方、焼板列の出口で搬送軌道に戻される一対の側面焼きブロックとを具える。

0063

このきんつば菓子の焼き装置であると、6面体からなるあんの各面における生地付け、加熱焼きなどの処理の集約化が容易に達成でき、容易に連続かつ自動化が達成できる。

図面の簡単な説明

0064

図1本発明を実施する際に使用する装置の一例を示す平面図である。
図2(a)、(b)ならびに(c)はそれぞれ本発明においてあんの3つの面を同時に加熱して焼く各プロセスの説明図である。
図3本発明で使用する焼き装置の入口側の平面図である。
図4図3に示す焼き装置の入口側をあんの流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図である。
図5図3に示す焼き装置の出口側の平面図である。
図6図5に示す焼き装置の出口側をあんの流れ方向と直交する幅方向で切断した断面の一部の断面図である。

--

0065

1 あん
2コンベヤ
10 焼板列
11 焼板
20搬送軌道
30 側面焼成ブロック
40移動コンベヤ
41生地付け装置
100 きんつば菓子
A 第1焼き装置
B 第2焼き装置

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 有限会社ハックの「 焼き菓子及びその製造方法」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】高蛋白質食品を提供する。【解決手段】穀物を主成分とし、野蚕の絹又は繭由来の動物性蛋白質食料品粉末を原料として5重量%以上含むことを特徴とする。また、好ましくは、桑の葉由来の第1の植物性蛋白質食... 詳細

  • 日清シスコ株式会社の「 膨化食品及びその製造方法」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】膨化食材を用いた擬似食品において、牛乳やヨーグルトなどをかけても水分移行によってふやけず、喫食終了まで歯ごたえのある食感が維持することを目的とする。【解決手段】澱粉質原料と可食性濃色植物ペース... 詳細

  • 三晶株式会社の「 ローカストビーンガムの代替が可能な酵素処理グァーガムの食品分野での利用」が 公開されました。( 2021/04/01)

    【課題】食品に添加する際に加熱が必要であり、かつ天然物という性質上価格が高く、収穫等が不安定であるローカストビーンガムの代替品を使用した食品製品の製造方法を提供する。【解決手段】冷水に溶解しかつ特定の... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ