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技術 弁機構及びこれを利用した貯留タンク

出願人 アイワ株式会社
発明者 橋本信幸
出願日 1996年8月22日 (23年10ヶ月経過) 出願番号 1996-221518
公開日 1998年3月6日 (22年3ヶ月経過) 公開番号 1998-061816
状態 未査定
技術分野 自動閉止弁,吸排気弁 フロート弁 吸収による気体分離 湿式集塵
主要キーワード 押圧シャフト 揚水動作 流出部側 貯留筒 内側ダクト 清浄化部材 霧状水 微細小
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年3月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

満水検知が行える貯留タンクを得る。

解決手段

回収スイッチをONすると溜まり部29内の廃水遠心ポンプ31の回転により導水管56、給排水管53を通じて流れ、第1の分岐管40からチャンバータンク69を通り給水タンク15内に導水される。廃水がフロート91に接するまで導水されると、フロート91は廃水による浮力によって上昇し、第2の圧縮ばね99が上方に押圧される。これに伴って、バルブ89も上方に押されることになるから、やがて空気抜き弁88が閉弁され、その結果、流出入部130の流路が閉じられることにより、満水検知が行われ給水タンク15内に廃水を回収することができる。給水タンク15は給水用として使用される他、廃水を給水タンク15内に回収することができるため、回収タンクが不要となる。

概要

背景

従来から、水や石油等の液体を使用するために給水(補給)用のタンクを備えた装置として加湿器冷風機空気清浄装置石油ストーブなどが知られている。空気清浄装置などには使用した水を回収するための回収タンクも備えられている。これらの装置に使用される給水タンクは液体を補充、交換できるように、また回収タンクはタンク内が廃液満水になったときには廃液を廃棄できるように着脱自在に構成されている。

概要

満水検知が行える貯留タンクを得る。

回収スイッチをONすると溜まり部29内の廃水遠心ポンプ31の回転により導水管56、給排水管53を通じて流れ、第1の分岐管40からチャンバータンク69を通り給水タンク15内に導水される。廃水がフロート91に接するまで導水されると、フロート91は廃水による浮力によって上昇し、第2の圧縮ばね99が上方に押圧される。これに伴って、バルブ89も上方に押されることになるから、やがて空気抜き弁88が閉弁され、その結果、流出入部130の流路が閉じられることにより、満水検知が行われ給水タンク15内に廃水を回収することができる。給水タンク15は給水用として使用される他、廃水を給水タンク15内に回収することができるため、回収タンクが不要となる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

流体を流入するための弁機構であって、上記弁機構は流体を流入及び流出するための流出入部を有し、上記流出入部にはこの流出入部を開閉するための開閉弁を備え、上記開閉弁は第1の付勢手段により閉方向に付勢されると共に、気体若しくは液体によって発生した浮力で閉方向に付勢されることを特徴とする弁機構。

請求項2

上記開閉弁は気体若しくは液体によって浮力を発生する浮部を有することを特徴とする請求項1記載の弁機構。

請求項3

上記第1の付勢手段の付勢力に抗して上記開閉弁が閉方向に付勢された状態で、気体若しくは液体によって上記浮部に浮力が発生したとき、上記浮部は第2の付勢手段の付勢力に抗して開閉弁に付勢力を作用させることを特徴とする請求項2記載の弁機構。

請求項4

流体を流入するための弁機構であって、上記弁機構は流体を流入及び流出するための流出入部を有し、上記流出入部にはこの流出入部を開閉するための開閉弁を備え、上記開閉弁を常時閉方向に付勢する第1の付勢手段と、一端が上記開閉弁に固定され、上記第1の付勢手段の付勢力よりも強く設定され、液体の浮力により弾性変形する第2の付勢手段と、を有することを特徴とする弁機構。

請求項5

上記第2の付勢手段の他端に被押圧部が設けられ、この押圧部が押圧されることにより、上記第1の付勢手段が弾性変形すると共に、上記開閉弁が閉弁されることを特徴とする請求項4記載の弁機構。

請求項6

液体を貯留するための貯留タンクであって、上記貯留タンク内の液体を流出するための流出部と、上記貯留タンク内に空気を流入及び流出するための流出入部とを有し、上記流出入部はこの流出入部を開閉するための開閉弁を備え、上記開閉弁は第1の付勢手段により閉方向に付勢されると共に、貯留タンク内に貯留された液体によって発生された浮力で閉方向に付勢されることを特徴とする貯留タンク。

請求項7

貯留タンク内に貯留された液体によって浮力を発生する浮部を有することを特徴とする請求項6記載の貯留タンク。

請求項8

上記第1の付勢手段の付勢力に抗して上記開閉弁が閉方向に付勢された状態で、貯留タンク内に貯留された液体によって上記浮部に浮力が発生したとき、上記浮部は第2の付勢手段の付勢力に抗して開閉弁に付勢力を作用させることを特徴とする請求項7記載の貯留タンク。

請求項9

液体を貯留するための貯留タンクであって、上記貯留タンク内の液体を流出するための流出部と、上記貯留タンク内に空気を流入及び流出するための流出入部とを有し、上記流出入部はこの流出入部を開閉するための開閉弁を備え、上記開閉弁を常時閉方向に付勢する第1の付勢手段と、一端が上記開閉弁に固定され、上記第1の付勢手段の付勢力よりも強く設定され、貯留タンク内に貯留された液体の浮力により弾性変形する第2の付勢手段と、を有することを特徴とする貯留タンク。

請求項10

上記第2の付勢手段の他端に被押圧部が設けられ、上記被押圧部を押下することにより、上記第1の付勢手段が変形すると共に、上記開閉弁が開弁されることを特徴とする請求項9記載の貯留タンク。

技術分野

0001

本発明は弁機構及びこれを利用した貯留タンクに関する。詳しくは、貯留タンクの一部に空気の流路開閉する開閉弁を設け、貯留タンクを回収タンクとしても使用するとき、このタンク満水近くになったときに、開閉弁を自動的に閉じることによって、回収液の貯留タンクへの流入を自動的に阻止できるようにしたものである。

背景技術

0002

従来から、水や石油等の液体を使用するために給水(補給)用のタンクを備えた装置として加湿器冷風機空気清浄装置石油ストーブなどが知られている。空気清浄装置などには使用した水を回収するための回収タンクも備えられている。これらの装置に使用される給水タンクは液体を補充、交換できるように、また回収タンクはタンク内が廃液で満水になったときには廃液を廃棄できるように着脱自在に構成されている。

発明が解決しようとする課題

0003

ところで、回収タンクが廃液で満水になったことを何らかの手段を用いて検知する必要がある。光センサなどの電気的手段を用いるものでは、センサ回路基板などが必要となる他、停電時などには満水検知ができなくなる。オーバーフロー管を使用する場合には特別な検知手段を必要としない代わりに配管作業などが必要になるためコストアップとなる。

0004

そこで本発明は、上述したような課題などを解決したものであって、水位に関連して開閉する開閉弁を設けるだけで満水状態の検知と流入遮断を図ることのできる弁機構及びこれを利用した貯留タンクを提案するものである。

課題を解決するための手段

0005

上述の課題を解決するため、請求項1に係る弁機構においては流体を流入するための弁機構であって、弁機構は流体を流入するための流出入部を有し、流出入部にはこの流出入部を開閉するため開閉弁を備え、開閉弁は第1の付勢手段により閉方向に付勢されると共に、気体若しくは液体によって発生した浮力で閉方向に付勢されることを特徴とするものである。

0006

また、請求項6に係る貯留タンクにおいては液体を貯留するための貯留タンクであって、貯留タンク内の液体を流出するための流出部と、貯留タンク内に空気を流入及び流出するための流出入部とを有し、流出入部はこの流出入部を開閉するための開閉弁を備え、開閉弁は第1の付勢手段により閉方向に付勢されると共に、貯留タンク内に貯留された液体によって発生された浮力で閉方向に付勢されることを特徴とするものである。

0007

弁機構及びこれを利用した貯留タンクにおいて、貯留タンク内が貯留される液体により満水近くになったとき、特に流出部側より廃液を回収する際回収タンクとしての貯留タンクの流出入部に設けられた開閉弁が水位の上昇によって自動的に閉じられる。これによって、空気の流路が遮断されるため貯留タンク内への液体の流入が阻止されるので、回収された廃液が貯留タンクより漏れ出すようなことがない。

発明を実施するための最良の形態

0008

続いて、本発明に係る弁機構及びこれを利用した貯留タンクを空気清浄装置6に適用した実施の一形態について、図面を参照して詳細に説明する。先ず、空気清浄装置6について図1を参照して説明する。

0009

空気清浄装置6は吸気口2から吸入した外部の空気を水を用いて清浄化して排気口23から排気するものであり、その機能は吸気、清浄処理浄化処理)、排気に大きく分けられる。このうち空気の清浄処理は液体を霧状に噴霧する噴霧部により行われ、ここで使用される水は装置内に設けられた給水タンク(貯留タンク)から供給(補給)される。本例では、この給水タンクは給水用として使用される他、使用済みの水(廃水)を回収する回収用タンクとしても機能させるため、この空気清浄装置には給水を行う通常モードの他に廃水を回収する回収モードを採り得るように構成されている。

0010

図1は本発明に係る空気清浄装置6の全体構成図を示し、図2は空気清浄装置6の左部拡大図を示し、図3右部拡大図であって、給水タンク15が収納部8内に収納(セット)された状態を示す。

0011

図1に示すように、空気清浄装置6は全体が略箱形となされ、装置本体7の内部はその左側に円筒状の排気ダクト9が配され、その右側に給水タンク15を着脱自在に収納するための収納部8が配される。

0012

図1に示すように、排気ダクト9はほぼ蝸牛状をなし、その内側ダクト吸気ダクト10として作用し、外側ダクトが排気ダクト9として作用する。したがって、排気ダクト9のほぼ中央は略L字状の吸気ダクト10となり、この吸気ダクト10の筒状部27内に円筒状の噴霧部11が設置されている。吸気ダクト10の吸気口12は本体7の一端側(図では左側)に開口し、吸気ダクト10の下端開口部は複数の開口を有する端板16により封着されている。したがって、図2に示すように端板16の外周側は円周方向にわたり複数の通気孔(開口)17,17を有する。これら通気孔17,17は噴霧部11により清浄化された空気を通過させるためのものである。

0013

排気ダクト9の上板部18の上方にはケーシング19が一体となって設けられ、このケーシング19の一端(図では左側)が排気口23として外部に開口されている。上板部18にはケーシング19内に空気を送り込むための通気孔26が形成され、この通気孔26を塞ぐようにモータ24により駆動されるシロッコファン25が配されている。シロッコファン25が回転すると清浄化された空気は通気孔26を通じて排気口23から排気される。

0014

一方、収納部8は図3に示すように、給水タンク15の挿脱用筐体であって全体がほぼ箱形(直方体状)に構成され、収納部8の上縁部は本体7の内方鍔部7aとケーシング19の周縁部から延出された延出部19aにより支持されている。収納部8の下半部は給水タンク15の幅とほぼ一致するように選定され、上半部は給水タンク15を収納しやすいように少し幅広に形成されている。収納部15のタンク収納口(上部開口)は枢軸20を中心として開閉自在に構成される収納蓋21(蓋部)により開閉される。

0015

収納部8の凸状底部67のほぼ中央には図1にも示すように内側(図では上側)に向けて突出された装着筒部22が形成され、ここに給水タンク15がセットされる。装着筒部22は給水タンク15の導水口であり、その下部にチャンバータンク69が挿着されている。チャンバータンク69は後述する第1の分岐管40に連結されている。

0016

図2及び図3に示すように、収納部8の下側には本体7内部を横切るように端板28が取り付けられ、この端板28により仕切られた本体底部側の部屋には溜まり部29が取付固定されている。溜まり部29には給水タンク15から供給される水及び噴霧部11の清浄処理により使用された水が貯留される。この例では、溜まり部29は2重の筒状体として構成され、内側に設けられた径小な支持円筒部30によって排気ダクト9の下端部が嵌合固定される。

0017

図3に示すように、溜まり部29の底部の一部は凹状部33となされ、ここに設けられたポンプケーシング50内に揚水手段として使用される送水用遠心ポンプ31が配されている。

0018

遠心ポンプ31を回転させる汲み上げモータ48は端板28の上部に取付固定されている。遠心ポンプ31と汲み上げモータ48とは比較的離れて取り付られているので、本例では両者が回転軸49によって連結されている。遠心ポンプ31用回転軸の周囲には吸入孔51が設けられ、遠心ポンプ31の周側面に形成された複数の排水孔52と連通されている。回転軸49によって遠心ポンプ31の偏心防止などが図られる。

0019

溜まり部29内に貯留された水は遠心ポンプ31で揚水されて、図3に示すL字状の給排水管53を通じて第1,2の分岐管40,41に分流され、噴霧部11若しくは給水タンク15側に送り込まれる。このため、図4に示すように互いに離隔された第1の分岐管40と第2の分岐管41との間には流路切換弁32が設けられている。この流路切換弁32は相補的に第1,2の分岐管40,41の流路を開閉するように機能するため、給排水管53から送水される水の導水方向を切り換えることができる。第1,2の分岐管40,41には円筒状のシリンダ筒42,42を構成する略J字形の上部管44,45が連結され、さらにシリンダ筒42の下部管46,47は給排水管53の一部に連結されている。

0020

流路切換弁32に設けられた第1,第2の開閉弁38,39はプランジャー13によって開閉される。プランジャー13を構成するボビン37には軸方向に向って進退自在にピストン36が嵌装され、ピストン36の両側に設けられた三角錐状の先端部36a,36bに弾性ゴム等が使用された第1,第2の開閉弁38,39が取り付けられている。第2の開閉弁39側のボビン37は補助板を介してシリンダ筒42に支持されると共に、ピストン36の右側寄りに形成された凹状のリング溝68に支持板14が装着され、この支持板14と側板11との間に圧縮ばね84が介在される。これによって、ピストン36はこの圧縮ばね84の弾性力によって第1の開閉弁38が第1の分岐管40の開口23に圧接される。その結果、給排水管53とチャンバータンク69とを連通する水の流路は遮断され、これとは反対に第2の開閉弁39は開弁される。

0021

図3に示すように、給排水管53の下端部は導水管56を用いて取り付けられることによって排水孔52と連通するように給排水系が構成される。また、第2の分岐管41の上部管45にはクランク状の送水管57が挿着され、その他端は図2に示す噴霧部11に水を供給するために設けられた噴出ノズル58の取付口59に挿着されている。図2に示す噴霧部11は筒状の枠部60を有する。枠部60は上板62と下板63がスポンジ61の上下に配され、これら上板62と下板63の間に縦板64が等間隔で設けられたかご型構成である。この格子状の枠部60内に清浄化部材として厚肉円筒状のスポンジ61が保持されている。スポンジ61の内側に形成された円筒状空間には下板63のほぼ中央を貫通して噴出ノズル58の上半部が配され、噴出ノズル58の鍔部58aが端板16の下面に当接した状態で取付固定されている。噴出ノズル58の上半部には、水を噴出するための複数の噴出孔75,75がこのノズル長手方向に沿って穿孔され、送水管57から送水された水はこれら噴出孔75からほぼ均一に噴出される。吸気ダクト10のほぼ中央に設けられた支持板72にはモータ71が取り付けられ、このモータ71で噴霧部11が回転駆動される。支持板72の板面には吸気口12から吸入された空気を通過させるための複数の通気孔73,73が形成されている。

0022

噴霧された水は吸気ダクト10の内壁面に付着し水滴となり、排気ダクト9の底板部120に溜まる。底板部120のほぼ中央には開口部76が形成され、底板部120はこの開口部76に向って緩やかに傾斜している。開口部76の下方には円筒状の一時貯留筒77が下方に突出した状態で一体形成され、貯留筒77の内部には排水弁78が設けられている。このため、水滴は傾斜面を流れて貯留筒77内に一時的に貯留される。

0023

排水弁78は図2に示すように状のバルブ本体79(弁体)と支持軸80とで構成され、このバルブ79の内側は固定リング163を介して支持軸80に取付固定されている。バルブ79にはゴム等の弾性材が使用される。同図に示すように、排水弁78は常に閉弁状態であるから水滴となった霧状水はここで所定量だけ貯留され、一定量以上になるとその自重によりバルブ79が開き、水は下側の溜まり部29に落ちるようになる。

0024

さて、給水タンク15は図5に示すように、硬質プラスチックなどによりほぼ箱形(直方体)に成形されたタンク本体86と、上下の取付口126,127にそれぞれ取り付け(螺合)られた給水キャップ87と給排水キャップ70とで構成されている。給水キャップ87のほぼ中央には、空気を流入させるための流出入部130が形成されている。本例では、この流出入部130内に空気抜き弁88(弁機構)が設けられ、この空気抜き弁88により給水時の給水が促進(空気抜き弁の開弁時)されると共に、後述する回収モード時に廃水を回収するときに作動する満水検知が行われる。給排水キャップ70のほぼ中央には、給水タンク15内の水を流すための流出部131が形成されている。

0025

空気抜き弁88は弾性ゴムなどが使用された傘状のバルブ本体89(弁体)を有し、バルブ89がスリーブ90のほぼ中央部に取付固定され、スリーブ90の先端部はフロート91の中空円筒部111に嵌合固定されている。図では中空円筒部111の凹溝92内にバルブ89が位置する。スリーブ90の始端部に設けられた鍔部93と給水キャップ87の内方鍔部94との間には弁を閉じる方向に作用する第1の圧縮ばね95(第1の付勢手段)が装着されている。

0026

一方、スリーブ90のほぼ中央部に設けられた支持板部96と、この支持板部96に挿入された押圧シャフト98の鍔部101(被押圧部)との間には第2の圧縮ばね99(第2の付勢手段)が介在されている。第2の圧縮ばね99は第1の圧縮ばね95の付勢力よりも強く選定されている。

0027

一方、給排水キャップ70の内部には給排水弁100が設けられている。そのため、給排水キャップ70の内側開口部寄りに形成された、円板状の端板103のほぼ中央には挿通孔104が形成され、ここに押圧シャフト102が進退自在に挿通されている。端板103と押圧シャフト102の鍔部107との間には圧縮ばね108が装着され、押圧シャフト102の先端に弾性ゴムなどが使用された傘状のバルブ106が取り付けられている。この圧縮ばね108によってバルブ106は常に閉弁方向に付勢される。端板103には給水タンク15内の水を流すための複数の流通孔105,105(隙間)が形成されている。給排水キャップ70の内側には漏水防止用のOリング110が装着される。これで給水タンク15のセット時に装着筒部22(図3)からの水の漏出を防止できる。

0028

続いて、本発明に係る空気清浄装置の動作について説明する。この空気清浄装置6は前述したように通常モードと回収モードの2種類の動作モードがある。まず、通常の空気清浄装置6の動作について図6図10を参照して説明する。図6及び図7は 空気清浄装置6の電源スイッチ(図示せず)がOFFされている状態を示すと共に、給水タンク15が収納部8内に装着(セット)されて、収納蓋21が閉められた状態を示す。給水タンク15内には水がほぼ満水となるように注水されている。

0029

図7に示すように、給水タンク15が収納部8内にセットされると装着筒部22のほぼ中央部に設けられたボス123により給排水弁100の押圧シャフト102が押圧される。これによって、給排水弁100が圧縮ばね108の弾性力に抗して開弁されるため、図6に示すように流通孔105を通じて給水タンク15の水がチャンバータンク69内に流れ込む。

0030

また、図7に示すように収納蓋21のほぼ中央部には内側に向けて突出されたボス81(押圧部)が設けられているため、収納蓋21が図のように閉められたときにはボス81が押圧シャフト98の鍔部102と当接する。その結果、収納蓋21の閉鎖に伴って押圧シャフト98が下方に押圧される。第2の圧縮ばね99は第1の圧縮ばね95の付勢力よりも強いので、第2の圧縮ばね99は押圧シャフト98が押圧されても圧縮弾性変形)されずに、そのまま降下し、これに伴って第1の圧縮ばね95だけが所定量圧縮(押圧)される。したがって、この第1の圧縮ばね95の圧縮分だけスリーブ90の位置が下降する。これによって、空気抜き弁88が開弁されタンク内外が連通して、給水タンク15による給水が促進される。

0031

ここで空気清浄装置6は電源OFF状態であるため、図6に示すように、流路切換弁32もOFFされ第1の開閉弁38は閉弁状態である。したがって、この時点では同図に示すように給水タンク15から給水された水は第1の分岐管40の位置で滞留している。

0032

図8は電源スイッチのオン状態であって、図9に示すように流路切換弁32のコイル34に電流が流れ、これによりピストン36が第2の分岐管41側に吸引される。その結果、第2の開閉弁39が閉弁され、第1の開閉弁38が開弁されて、図8及び図9の矢印に示すようにチャンバータンク69内の水が第1の分岐管40、給排水管53及び導水管56を通じてポンプケーシング50内に送給される。この水は遠心ポンプ31の排水孔52から吸水孔51を通じてポンプケーシング50の通孔(図示せず)から溜まり部29内に流れ込む。

0033

図8に示すように、溜まり部29内に貯留される水の水量(水位)の調整は溜まり部29の上面を封着する端板83の凹状部82に設けられたフロートスイッチ85により行われる。溜まり部29内に所定量の水が貯留されるとこれがフロートスイッチ85により検知され、この検知出力に基いて流路切換弁32への通電が断たれる。これによって、流路切換弁32がOFFされるため図10に示すように第1の開閉弁38が再び閉弁され給水タンク15からの給水が停止される。前述したように、第1の開閉弁38が閉弁されると第2の開閉弁39が開弁されるから、第2の分岐管41を介して給排水管53と送水管57とが連通される。

0034

フロートスイッチ85の水位検知連動して汲み上げモータ48が通電され、遠心ポンプ31が回転して図10の矢印に示すように、導水管56、給排水管53、第2の分岐管41及び送水管57を通じて噴出ノズル58に導水される。導水された水は噴出ノズル58の噴出孔75から噴出される。

0035

前述したように、噴霧部11には多孔質体であるスポンジ61が収納されている。このため、複数の噴出孔75から噴出された水はこのスポンジ61を通過することにより多数の微細小粒に細分化される。さらに噴霧部11の回転による遠心力で細分化された霧状水がダクト10内に散布され、吸気ダクト10の筒部27内(噴霧部11の周囲)が霧状の水で満たされる。吸気口12から吸入された空気に含まれる塵埃や臭いの成分などは、この霧状水に吸着され捕集される。その結果、汚れた空気が清浄化され、排気ダクト9の排気口23から清浄化された空気が排気される。

0036

このような空気の流れは図10に示すケーシング19内に設けられたシロッコファン25によって強制的につくられる。シロッコファン25は外部の空気を吸入する働きがあり、空気清浄装置6内外に対する強制的な空気の循環ルートを生成させる働きもあるから、室内の空気清浄化を促進させ、室内の広範囲の空気を清浄化することができる。

0037

吸気ダクト10の内壁部に付着した霧状水は水滴となって吸気ダクト10内から滴下する。図11Aに示すように滴下した水滴は排気ダクト9の底板部120を流れて貯留筒77に流れ込み貯留される。貯留筒77内に所定量以上の水が溜まると、この水の重量により排水弁78のバルブ79面が押圧される。その結果、図11Bに示すように余分な水はこのバルブ79面の弾性変形によって生じた僅かな隙間を通って溜まり部29内に流れ込む。溜まり部29内に回収された水は再び噴霧部11に送られ再利用される。噴霧部11で使用された水はある程度再利用されるが、長期間使用した水は汚れがひどくなるため定期的に廃棄する必要がある。

0038

本例では、前述したように給水タンク15が廃液回収用の回収タンクとしても機能する。この回収モードについて図12及び図13を参照して説明する。

0039

回収モードは回収スイッチ(図示せず)を使用することにより行われ、回収スイッチをONすると流路切換弁32及び汲み上げモータ48が通電される。これによって、図12に示すように第1の開閉弁38が開弁されると共に、遠心ポンプ31が回転駆動される。このため、溜まり部29内の廃水は遠心ポンプ31の回転により同図の矢印に示すように導水管56から給排水管53を通じて流れ、第1の分岐管40を介してチャンバータンク69を通り給水タンク15内に導水される。このときには空気抜き弁88が開いているので、水の回収がスムーズとなる。図13に示すように、給水タンク15内のフロート91に接するまで導水されると、フロート91は廃水による浮力によって上昇する。フロート91の浮力により第2の圧縮ばね99が上方に押圧される。これに伴って、バルブ89も上方に押されることになるから、やがて空気抜き弁88が閉弁され、その結果、流出入部130の流路が閉じられる。一方、給水タンク15が満水状態になり流出入部130の流路が閉じられるような状態まで回収動作が進むと、溜まり部29内の廃液が少なくなり渇水状態となるから、これに伴ってフロートスイッチ85が作動して流路切換弁32及び汲み上げモータ48への通電を止める。そうすると揚水動作が終了すると共に、第1の開閉弁38は閉弁状態となる。この場合、上述したように空気抜き弁88が閉弁されているため、さらに給水タンク15に水を回収しようとして遠心ポンプ31が回転しても、遠心ポンプ31は吐水することができなくなり、給水タンク15内に水が揚水されることはない。これに対し、給排水弁100は開いたままであり、回収水の一部はチャンバータンク69に滞留した状態で全ての回収動作が終了することになる。

0040

空気抜き弁88が検知動作をする前に回収動作が終了してしまうことがある。このようなときには、溜まり部29内の廃液がほぼ回収されるとフロートスイッチ85(図12参照)が作動するため、このフロート・スイッチ85の検知出力に基いて汲み上げモータ48の駆動が停止されて回収モードを終了させることができる。また、予め廃水の回収時間(満水回収時間よりも若干長め)を設定し、タイマーなどを使用することにより所定時間経過後には汲み上げモータ48を停止させて回収モードを終了させてもよい。

0041

図12に示すように、収納部8の左端下部側には溜まり部29に達する排水パイプ115が設けられている。収納部8の内部に付着した水滴などはこの排水パイプ115を通じて溜まり部29内に回収される。また、空気清浄装置6の底部で導水管56の下端部と対向する位置には排水孔158が形成され、溜まり部29内に残留した水を全て排水する場合には、排水栓159を取り外すことにより行う。

0042

図13において、給水タンク15を収納部8から取り出したときには、ボス123による押圧が解除されるため給排水弁100は閉弁される。また、給水タンク15内は廃液でほぼ満水状態になっているため、フロート91の浮力により空気抜き弁88は閉弁状態を保持する。このため、例えば給水タンク15を極端に傾けたり転倒させても、タンク15内の廃水が漏出することはない。

0043

本発明の空気清浄装置6には転倒時などに、貯留水を装置内に漏出させないための機能も備えられている。例えば、図14に示すように空気清浄装置6が転倒した場合には、排水弁78の下面が溜まり部29内に貯留されている水により押圧される。これによって、排水弁78はこの水の水圧により完全に閉弁されるため、装置6の内部に貯留筒77を通じて水が漏出(逆流)することが防止される。また、このときには空気抜き弁88(図13参照)も給水タンク15内の水により閉弁されることになるため給水タンク15内の水が漏出することはない。

0044

このように、本発明の場合には給水タンク15内が廃液により満水近くになったときには、空気抜き弁88が自動的に閉じられる。これによって、給水タンク15内への廃液の回収が停止される。空気抜き弁88は廃液により閉弁されるため閉弁制御用の回路基板等が不要になる。しかも、このように給水タンク15は廃液回収用のタンクとしての機能を備えているため回収タンクとして兼用でき、部品点数の削減によるコストダウンが図れる。

0045

本例では空気清浄装置に適用されたが、この発明は加湿器、冷風機、石油ストーブなどに適用して極めて好適である。

発明の効果

0046

以上説明したように本発明の弁機構においては流体を流入するための弁機構であって、弁機構は流体を流入及び流出するための流出入部を有し、流出入部にはこの流出入部を開閉するため開閉弁を備え、開閉弁は第1の付勢手段により閉方向に付勢されると共に、気体若しくは液体によって発生した浮力で閉方向に付勢されるものである。

0047

また、貯留タンクにおいては液体を貯留するための貯留タンクであって、貯留タンク内の液体を流出するための流出部と、貯留タンク内に空気を流入及び流出するための流出入部とを有し、流出入部はこの流出入部を開閉するための開閉弁を備え、開閉弁は第1の付勢手段により閉方向に付勢されると共に、貯留タンク内に貯留された液体によって発生された浮力で閉方向に付勢されるものである。

0048

したがって、本発明の弁機構及びこれを利用した貯留タンクによれば、給水タンク内が廃液により満水近くになったときには、空気抜き弁が自動的に閉じられる。これによって、給水タンク内への廃液の回収が阻止されると共に、給水タンク内が満水になったことを検知することができる。空気抜き弁は水などの液体により閉弁されるように構成されているため回路基板等が不要になる。しかも、このように給水タンクは廃液回収用のタンクとしての機能を備えているため回収タンクを必要としない。このため、部品点数の低減によるコストダウンが図れる。

図面の簡単な説明

0049

図1本発明に係る空気清浄装置の実施の形態である。
図2図1の左部拡大断面図である。
図3図1の右部拡大断面図である。
図4図3の要部拡大断面図である。
図5給水タンクを示す断面図である。
図6給水タンクのセット時の動作を示す、図3と同様の図である。
図7図6の要部拡大断面図である。
図8電源ON時の動作を示す、図6と同様の図である。
図9図8の要部拡大断面図である。
図10空気清浄装置の通常動作を示す断面図である。
図11Aは排水弁の閉弁状態を、Bは排水弁の開弁状態を示す、要部拡大断面図である。
図12空気清浄装置の廃水回収動作を示す図である。
図13図12の要部拡大断面図である。
図14空気清浄装置の転倒時の動作を示す要部拡大断面図である。

--

0050

1回収タンク
6空気清浄装置
8収納部
9排気ダクト
10吸気ダクト
11噴霧部
15給水タンク
29 溜まり部
31遠心ポンプ
32流路切換弁
53給排水管
57送水管
58噴出ノズル
78排水弁
88空気抜き弁
100給排水弁

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