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技術 紫外線遮蔽性粉体およびその製造方法並びに化粧料

出願人 大東化成工業株式会社
発明者 田中巧
出願日 1996年8月20日 (24年3ヶ月経過) 出願番号 1996-218529
公開日 1998年3月3日 (22年8ヶ月経過) 公開番号 1998-059834
状態 未査定
技術分野 化粧料 他類に属さない組成物
主要キーワード ドライチャンバー 素肌感 紫外線遮蔽性能 リファレンス側 紫外線吸収性化合物 非晶性ポリアリレート樹脂 紫外線吸収化合物 高圧スプレー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年3月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

透明感を有しながら紫外線遮蔽効果を奏し、安定かつ安全な紫外線遮蔽粉体,その製造方法および化粧料を提供する。

解決手段

溶媒に可溶な熱可塑性樹脂組成物に前記溶媒または前記溶媒と混合可能な溶媒に可溶な有機紫外線吸収性化合物粉体全体に対して20重量%以下の範囲で含有して、平均粒子径が50μm以下である紫外線遮蔽性粉体であり、その製造方法は熱可塑性樹脂組成物および有機系紫外線吸収性化合物が可溶な溶媒に有機系紫外線吸収性化合物が全体に対して20重量%以下の含有率になるように溶解し、この溶液高圧スプレーにて噴霧し、前記溶媒を瞬時に蒸発除去するものである。

概要

背景

従来、ファンデーションアイシャドー,ほほ紅等のメークアップ化粧料および乳液クリーム等の基礎化粧料紫外線遮蔽性を向上させるために、これら化粧料に例えば微粒子酸化チタン微粒子酸化亜鉛等を配合したり、また前記化粧料に直接有機紫外線吸収性化合物を配合することが行われている。

概要

透明感を有しながら紫外線遮蔽効果を奏し、安定かつ安全な紫外線遮蔽粉体,その製造方法および化粧料を提供する。

溶媒に可溶な熱可塑性樹脂組成物に前記溶媒または前記溶媒と混合可能な溶媒に可溶な有機系紫外線吸収性化合物が粉体全体に対して20重量%以下の範囲で含有して、平均粒子径が50μm以下である紫外線遮蔽性粉体であり、その製造方法は熱可塑性樹脂組成物および有機系紫外線吸収性化合物が可溶な溶媒に有機系紫外線吸収性化合物が全体に対して20重量%以下の含有率になるように溶解し、この溶液高圧スプレーにて噴霧し、前記溶媒を瞬時に蒸発除去するものである。

目的

本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、透明感を有しながら紫外線遮蔽効果を奏し、安定かつ安全な紫外線遮蔽粉体およびその製造方法並びにその紫外線遮蔽性を含有する化粧料を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

溶媒に可溶な熱可塑性樹脂組成物に対し、前記溶媒またはその溶媒と混合可能な溶媒に可溶な有機紫外線吸収性化合物を20重量%以下の範囲で含有し、かつ50μm以下の平均粒子径を有してなることを特徴とする紫外線遮蔽性粉体

請求項2

熱可塑性樹脂組成物および有機系紫外線吸収性化合物が可溶な同一溶媒に有機系紫外線吸収性化合物が粉体全体に対して20重量%以下の含有率になるように溶解し、この溶液高圧スプレーにて噴霧し、前記溶媒を瞬時に蒸発除去することを特徴とする紫外線遮蔽性粉体の製造方法。

請求項3

請求項1に記載の紫外線遮蔽性粉体を含有してなることを特徴とする化粧料

技術分野

0001

本発明は、例えばファンデーションアイシャドー,ほほ紅等のメークアップ化粧料および乳液クリーム等の基礎化粧料としての紫外線遮蔽性粉体およびその紫外線遮蔽性粉体の製造方法並びにその紫外線遮蔽性粉体を含有する化粧料に関するものである。

背景技術

0002

従来、ファンデーション,アイシャドー,ほほ紅等のメークアップ化粧料および乳液,クリーム等の基礎化粧料の紫外線遮蔽性を向上させるために、これら化粧料に例えば微粒子酸化チタン微粒子酸化亜鉛等を配合したり、また前記化粧料に直接有機紫外線吸収性化合物を配合することが行われている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、これら微粒子酸化チタン,微粒子酸化亜鉛等は微細であるため表面活性が高く、そのままで使用すると凝集を起こして紫外線吸収性能を低下させる、化粧料中の他の有機物質変質させたり、肌荒れを起こす原因となる等の問題点がある。

0004

また、化粧料に直接有機系紫外線吸収性化合物を配合した場合には、この有機系紫外線吸収性化合物は粉体として配合されており、分子状態で分散していないため、紫外線吸収性能が有機系紫外線吸収性化合物自体の性能より低くなるという問題点がある。さらに、有機系紫外線吸収性化合物は低分子化合物であるため、容易に溶出して皮脂へ吸収される危険性もある。

0005

一方、近年では素肌感を出すために化粧料に透明感が求められるようになり、化粧料に微粒子酸化チタン,微粒子酸化亜鉛等を配合することが行われるが、これら微粒子酸化チタン,微粒子酸化亜鉛等はいくら微細にしても樹脂組成物より屈折率が高く、透明感を得るのが難しいという問題点がある。

0006

本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、透明感を有しながら紫外線遮蔽効果を奏し、安定かつ安全な紫外線遮蔽粉体およびその製造方法並びにその紫外線遮蔽性を含有する化粧料を提供することを目的とするものである。

0007

本発明による紫外線遮蔽性粉体は、前記目的を達成するために、溶媒に可溶な熱可塑性樹脂組成物に対し、前記溶媒またはその溶媒と混合可能な溶媒に可溶な有機系紫外線吸収性化合物を20重量%以下の範囲で含有し、かつ50μm以下の平均粒子径を有してなることを特徴とするである。

0008

本発明によれば、粉体の内部に有機系紫外線吸収性化合物を分子レベル分散含有しているため、表面活性が低く、有機系紫外線吸収性化合物中の有機物質が前記粉体の外部に溶出しにくい。したがって、紫外線吸収性が高く、またその有機系紫外線吸収化合物を直接配合する場合に比べて肌への影響も少なく、より安全性が高い。

0009

さらに、本発明によれば熱可塑性樹脂マトリックスとしているため、屈折率が小さい。このため、素肌感を出すための透明感が得やすくなる。

0010

次に、本発明による紫外線遮蔽性粉体の製造方法は、熱可塑性樹脂組成物および有機系紫外線吸収性化合物が可溶な同一溶媒に有機系紫外線吸収性化合物が粉体全体に対して20重量%以下の含有率になるように溶解し、この溶液高圧スプレーにて噴霧し、前記溶媒を瞬時に蒸発除去することを特徴とするものである。

0011

本発明によれば、形状が球状に近い紫外線遮蔽性粉体を得ることができ、また前記溶液中の有機系紫外線吸収性化合物の含有量を自由に変化させて、紫外線遮蔽性粉体を製造することができる。したがって、非常に肌感触がよく、しかも容易に所望する強度の紫外線遮蔽性能を有する粉体を得ることができる。

0012

次に、本発明による化粧料は、前述の紫外線遮蔽性粉体を含有してなることを特徴とするものである。前記紫外線遮蔽性粉体を化粧料、例えばファンデーション,アイシャドー,ほほ紅等のメークアップ化粧料もしくは乳液,クリーム等の基礎化粧料に用いることにより、紫外線遮蔽性能を有し、肌への影響も少なく、感触のよい化粧料に容易に調整することができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

本発明において、溶媒に可溶な熱可塑性樹脂組成物としては、例えばポリカーボネート樹脂ポリスチレン樹脂ポリメチルメタクリレート樹脂非晶性ポリアリレート樹脂等が挙げられる。また、有機系紫外線吸収性化合物としては、ベンゾフェノン系として、2−ハイドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン,2−ハイドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸,2−ハイドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム,2,2’−ジハイドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン,2,2’−ジハイドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム,2,4−ジハイドロキシベンゾフェノン,2,2’,4,4’−テトラハイドロキシベンゾフェノンが挙げられ、パラアミノ安息香酸系として、パラアミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸エステル,パラアミノ安息香酸グリセリルパラジメチルアミノ安息香酸アミル,パラジハイドロキシプロピル安息香酸エチル等が挙げられ、ケイ皮酸系として、P−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル,4メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル等が挙げられ、サリチル酸系として、サリチル酸−2−エチルヘキシル,サリチル酸フェニル,サリチル酸ホモメチル等が挙げられ、その他のものとして、2−(2−ハイドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール,4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ベンゾイルタンウロカニン酸,ウロカニン酸エチル,ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸−2−エチルヘキシル等が挙げられる。有機系紫外線吸収性化合物は種類によって吸収波長領域がことなるため、要望に応じて選択し、場合によっては2種類以上を組み合わせてもよい。

0014

前記熱可塑性樹脂組成物および有機系紫外線吸収性化合物を溶解する適当な溶媒としては、例えば塩化メチレン四塩化炭素,1,1,1−トリクロロエタン等が挙げられる。

0015

本発明において、有機系紫外線吸収性化合物の含有量は粉体全体に対して20重量%以下の範囲内で所望の紫外線遮蔽性樹脂粉体吸収能力によって決められる。この含有量が20重量%を越えると、マトリックスとなる熱可塑性樹脂自体に含有させれる有機系紫外線吸収性化合物が溶出しやすくなったり、粉体の物理的安定性が著しく低下するおそれがある。この含有量はさらに好ましくは10重量%以下である。

0016

本発明において、紫外線遮蔽性粉体の平均粒子径は50μm以下であり、50μmを越える紫外線遮蔽性粉体を化粧料に使用すると、使用感および感触が著しく悪化する。前記紫外線遮蔽性粉体の粒子径は20μm以下が好ましい。

0017

本発明による紫外線遮蔽性粉体は、例えばシリコーン処理パーフルオロアルキルジ(オキシエチルアミンリン酸塩エステル処理(特公平5−86984号公報に開示されている処理),金属セッケン処理,N−ラウロイル−L−リジン処理等の表面処理を施してもよい。

0018

次に、本発明による紫外線遮蔽性粉体およびその製造方法の具体的実施例について説明する。

0019

(実施例1)溶媒として塩化メチレンを選択し、ビスフェノール−Aを主骨格とするポリカーボネート樹脂を前記塩化メチレンに対して15重量%となるように溶解する。さらに、この溶液に4−tert−ブチル−4−メトキシ−ジベンゾイルメタンを溶解したポリカーボネート樹脂に対して3重量%となるように均一に溶解させる。この溶液を定量ポンプにて、サイクロンスプレードライヤーフィードし、圧力4kg/cm2 にて噴霧する。この時、スプレーノズル温度は50℃、ドライチャンバー温度は60℃であった。サイクロン通過後得られた樹脂粉体は球状で、平均粒子径は11μmであった。

0020

(実施例2)溶媒として塩化メチレンを選択し、ビスフェノール−Aを主骨格とするポリカーボネート樹脂を前記塩化メチレンに対して15重量%となるように溶解する。さらに、この溶液にジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸−2−エチルヘキシルを溶解したポリカーボネート樹脂に対して3重量%となるように均一に溶解する。実施例1と同様の方法にて、樹脂粉体を得た。この樹脂粉体の平均粒子径は、11.5μmであった。

0021

(実施例3)実施例1のポリカーボネート樹脂をポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA樹脂)に代えて、実施例1と同様の有機系紫外線吸収性化合物を用い、同様の製造方法を用いて樹脂粉体を得た。この樹脂粉体の平均粒子径は、9.6μmであった。

0022

(実施例4)実施例1のポリカーボネート樹脂を非晶性ポリアリレート樹脂(ユニチカ(株)製 Uポリマー(U−100))に代えて、実施例1と同様にして樹脂粉体を得た。この樹脂粉体の平均粒子径は、13μmであった。

0023

(実施例5)溶媒として塩化メチレンを選択し、ビスフェノール−Aを主骨格とするポリカーボネート樹脂を前記塩化メチレンに対して15重量%となるように溶解する。さらに、この溶液に4−tert−ブチル−4−メトキシ−ジベンゾイルメタンを、溶解したポリカーボネート樹脂に対して2重量%となるように溶解し、さらにP−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシルを、溶解したポリカーボネート樹脂に対して2重量%となるように溶解する。この溶液を実施例1と同様の製造方法にて製造し樹脂粉体を得た。この樹脂粉体の平均粒子径は10.6μmであった。

0024

(比較例1〜3)ビスフェノール−Aを主骨格とするポリカーボネート,ポリメチルメタクリレート樹脂,非晶性ポリアリレート樹脂(ユニチカ(株)製 Uポリマー(U−100))をそれぞれ塩化メチレンに対して15重量%となるように溶解し、実施例1と同様の製造方法にて製造し、それぞれの樹脂粉体を得た。これら樹脂粉体の平均粒子径は11.5μm,9.8μm,13.1μmであった。

0025

前記のようにして得られた樹脂粉体の紫外線遮蔽効果を測定するために、紫外線吸収性能を単位重さ単位面積当たりの量として定量化した。前記紫外線吸収性能を単位重さ単位面積当たりの量として定量化する方法は、まず得られた樹脂粉体をスコッチテープ接着面に均一に塗布して(この場合の塗布面積は15mm×25mmとしておく)重量を測定し、次に何も塗布されていないスコッチテープをリファレンス側において、日本分光社製分光光度計UbestU−570型にて波長範囲290〜450nmで吸収特性を測定し、得られた値を重量および面積で割ることにより、定量的に吸収性能を算出した。このように測定された吸収性能は規格化吸光度と呼ばれ、単位はabs/g/mm2 である。

0026

前記の方法で測定した実施例1〜5のスペクトル図1に、比較例1〜3のスペクトルが図2に示されている。これら図1および図2に示されているスペクトルを比較すると、本実施例1〜5においては波長380nm以下(紫外線の波長領域)で規格化吸光度が高く、紫外線遮蔽性能が付与されていることが明らかである。さらに、本実施例および比較例において同一の方法で製造された樹脂粉体の平均粒子径は好ましいとされている20μm以下に保たれている。

0027

前述の結果から、本実施例の紫外線遮蔽性粉体は、紫外線遮蔽性能に優れており、この本実施例の紫外線遮蔽性粉体をメークアップ化粧料もしくはサンスクリーンクリーム等の基礎化粧料に用いれば、満足な紫外線遮蔽効果および感触が得られることがわかる。

図面の簡単な説明

0028

図1図1は、 実施例1〜5の波長に対する規格化吸光度(紫外線遮蔽性能)を示すグラフである。
図2図2は、 比較例1〜3の波長に対する規格化吸光度(紫外線遮蔽性能)を示すグラフである。

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