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技術 希ガス放電灯の製造方法

出願人 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
発明者 吉田聖導高橋進
出願日 1996年8月5日 (25年6ヶ月経過) 出願番号 1996-206264
公開日 1998年2月20日 (23年11ヶ月経過) 公開番号 1998-050219
状態 特許登録済
技術分野 電子管、放電灯のうつわ、導入線等の製造 各種放電ランプと付属装置
主要キーワード チャック片 ポリアミド系ホットメルト 熱収縮性樹脂 破断状態 チャック動作 導出部分 ステッピングモ 開口角θ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年2月20日)のものです。
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図面 (20)

課題

比較的に簡単な構成にてキャップ内に固定部材を確実に注入でき、ランプ主体絶縁性のキャップとを確実に結合することのできる希ガス放電灯の製造方法を提供すること。

解決手段

内面発光層2を有する直管状の外囲器1の外周面に一対の外部電極5,6を配置すると共に、外囲器の外周面に透光性絶縁部材4を、外部電極が被覆されるように装着し、かつ外部電極から導出された端子外部回路との接続用ハ−ネス14を接続してなるランプ主体DLのハ−ネス接続側の端部に絶縁性のキャップ15を、端子51とハ−ネス14との接続部分がキャップ内に収容され、かつハ−ネスが導出孔18より導出されるように装着した後に、溶融状態の固定部材19を注入孔17からキャップ内に注入し、然る後、溶融状態の固定部材19を導出孔18からキャップ内に注入することにより、キャップ内を固定部材にて充実させることができる。

概要

背景

従来のこの種希ガス放電灯は、例えば図24〜図25に示すように、ランプ主体DLの端部に絶縁性キャップH,Hを装着して構成されている。即ち、ランプ主体DLにおいて、Aは例えばガラスバルブよりなる直管状の外囲器であって、その内面には希土類蛍光体ハロリン酸塩蛍光体などの蛍光体よりなる発光層Bが形成されているが、後述する外部電極の端部間に対応する部分には発光層Bを形成しないアパ−チャ部(光放出部)Baが形成されている。尚、外囲器Aの内部空間には例えば水銀などの金属蒸気を含まないキセノンガスなどを主成分とする希ガスが所定量封入されている。この外囲器Aの外周面には不透光性金属部材よりなる帯状の一対の外部電極C,Dが互いに対向するように貼着されており、例えば熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブEにて被覆されている。この外部電極C,Dの端部には予め端子F,Fが接続されており、その導出端には外部回路との接続用ハ−ネスG,Gが接続されている。一方、このランプ主体DLの端部には絶縁性のキャップH,Hが、アパ−チャ部BaとキャップH,Hの取付Hb,Hbとが所定の位置関係となるように装着されている。そして、キャップH,Hの内部空間Haにはホットメルトなどの固定部材Jが注入されており、これによりランプ主体DLとキャップHとが固定される。

この希ガス放電灯は、外部電極C,Dに高周波高電圧(例えば25KHzで2500Vo−p)を印加することによりキセノンガスの放電が生じ、キセノンガスの励起線によって発光層Bが励起されて発光するものであり、光はアパ−チャ部Baから外部電極C,Dの端部Ca,Da間の開口部を経て放出される。特に、この希ガス放電灯には水銀が用いられていないために、点灯後における光量の立ち上がりが急峻であり、点灯と同時に光量がほぼ100%近くにまで達するという特徴を有している。このために、ファクシミリイメ−ジスキャナ複写機などのOA機器原稿読取用の光源として好適するものである。

概要

比較的に簡単な構成にてキャップ内に固定部材を確実に注入でき、ランプ主体と絶縁性のキャップとを確実に結合することのできる希ガス放電灯の製造方法を提供すること。

内面に発光層2を有する直管状の外囲器1の外周面に一対の外部電極5,6を配置すると共に、外囲器の外周面に透光性絶縁部材4を、外部電極が被覆されるように装着し、かつ外部電極から導出された端子に外部回路との接続用ハ−ネス14を接続してなるランプ主体DLのハ−ネス接続側の端部に絶縁性のキャップ15を、端子51とハ−ネス14との接続部分がキャップ内に収容され、かつハ−ネスが導出孔18より導出されるように装着した後に、溶融状態の固定部材19を注入孔17からキャップ内に注入し、然る後、溶融状態の固定部材19を導出孔18からキャップ内に注入することにより、キャップ内を固定部材にて充実させることができる。

目的

それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単な構成にてキャップ内に固定部材を確実に注入でき、ランプ主体と絶縁性のキャップとを確実に結合することのできる希ガス放電灯の製造方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

内面発光層を有する直管状の外囲器外周面金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を互いに離隔して配置すると共に、外囲器の外周面に透光性絶縁部材を、外部電極が被覆されるように装着し、かつ外部電極から導出された端子外部回路との接続用ハ−ネスを接続してなるランプ主体のハ−ネス接続側の端部に固定部材注入孔及びハ−ネスの導出孔を有する絶縁性キャップを、端子とハ−ネスとの接続部分がキャップ内に収容され、かつハ−ネスが導出孔より導出されるように装着する工程と、溶融状態の固定部材を注入孔からキャップ内に注入する第1の注入工程と、第1の注入工程後、溶融状態の固定部材を導出孔からキャップ内に注入する第2の注入工程とを含むことを特徴とする希ガス放電灯の製造方法。

請求項2

前記第1の注入工程及び第2の注入工程後に、キャップに冷却媒体を吹き付けて溶融状態の固定部材を固化させることを特徴とする請求項1記載の希ガス放電灯の製造方法。

請求項3

前記第1の注入工程後に、キャップの導出孔が水平位置より上方に位置するようにランプ主体及びキャップを回転させ、然る後、溶融状態の固定部材を導出孔からキャップ内に注入することを特徴とする請求項1記載の希ガス放電灯の製造方法。

請求項4

前記ランプ主体は内面に発光層を有する直管状の外囲器の外周面にシ−ト構体巻回してなり、シ−ト構体は外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シ−トの一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を互いに離隔して配置し、かつ外部電極の端部に端子を電気的に接続して構成したことを特徴とする希ガス放電灯の製造方法。

技術分野

0001

この発明は希ガス放電灯の製造方法に関し、特にガラスバルブ外周面に一対の帯状外部電極を配置したランプ主体の端部に絶縁性キャップを装着してなる希ガス放電灯において、キャップへの固定部材注入方法の改良に関する。

背景技術

0002

従来のこの種希ガス放電灯は、例えば図24図25に示すように、ランプ主体DLの端部に絶縁性のキャップH,Hを装着して構成されている。即ち、ランプ主体DLにおいて、Aは例えばガラスバルブよりなる直管状の外囲器であって、その内面には希土類蛍光体ハロリン酸塩蛍光体などの蛍光体よりなる発光層Bが形成されているが、後述する外部電極の端部間に対応する部分には発光層Bを形成しないアパ−チャ部(光放出部)Baが形成されている。尚、外囲器Aの内部空間には例えば水銀などの金属蒸気を含まないキセノンガスなどを主成分とする希ガスが所定量封入されている。この外囲器Aの外周面には不透光性金属部材よりなる帯状の一対の外部電極C,Dが互いに対向するように貼着されており、例えば熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブEにて被覆されている。この外部電極C,Dの端部には予め端子F,Fが接続されており、その導出端には外部回路との接続用ハ−ネスG,Gが接続されている。一方、このランプ主体DLの端部には絶縁性のキャップH,Hが、アパ−チャ部BaとキャップH,Hの取付Hb,Hbとが所定の位置関係となるように装着されている。そして、キャップH,Hの内部空間Haにはホットメルトなどの固定部材Jが注入されており、これによりランプ主体DLとキャップHとが固定される。

0003

この希ガス放電灯は、外部電極C,Dに高周波高電圧(例えば25KHzで2500Vo−p)を印加することによりキセノンガスの放電が生じ、キセノンガスの励起線によって発光層Bが励起されて発光するものであり、光はアパ−チャ部Baから外部電極C,Dの端部Ca,Da間の開口部を経て放出される。特に、この希ガス放電灯には水銀が用いられていないために、点灯後における光量の立ち上がりが急峻であり、点灯と同時に光量がほぼ100%近くにまで達するという特徴を有している。このために、ファクシミリイメ−ジスキャナ複写機などのOA機器原稿読取用の光源として好適するものである。

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、この希ガス放電灯は、例えばランプ主体DLの端部にキャップH,Hを装着した状態において、手でランプ主体DLを時計方向又は反時計方向に回転させ、ランプ主体DLのアパ−チャ部BaがキャップH,Hの取付耳Hb,Hbに対して所定の位置関係になった時点にてキャップ内に溶融状態の固定部材Jを注入することにより、ランプ主体DLとキャップH,Hとを固定するように構成されているのであるが、ハ−ネス導出側のキャップHの内部空間Haに確実に注入することができないことがある。

0005

即ち、溶融状態の固定部材JをキャップHの底面に形成した注入孔からキャップ内に注入すると、固定部材Jはランプ主体DLとキャップとが対向するキャップHの内部空間Haに注入されるものの、ハ−ネスG,Gの存在する部分から非注入孔側の内部空間Haには回り込みにくくなり、極端な場合には固定部材Jが全く注入されず、ランプ主体DLが部分的に露呈する状態となる。

0006

このような状態では、ランプ主体DLとキャップHとの結合強度が不所望に低下することがあるために、ランプ主体DL又はキャップHに大きな捻回力が作用したりすると、両者の間に「ガタ」が生じるようになる。従って、原稿照射装置に適用した場合には、装置の振動などによってランプ主体DLの光軸が安定せず、読み取り精度が損なわれるようになる。

0007

その上、ハ−ネスG,Gは、端子Fとの接続部から十分の長さに亘って固定部材Jによって固定することができなくなるために、ハ−ネスG,Gに過大な張力が作用すると、接続部が外れたりするようになり、製品信頼性が著しく損なわれるという問題がある。

0008

それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単な構成にてキャップ内に固定部材を確実に注入でき、ランプ主体と絶縁性のキャップとを確実に結合することのできる希ガス放電灯の製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

従って、本発明は、上述の目的を達成するために、内面に発光層を有する直管状の外囲器の外周面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を互いに離隔して配置すると共に、外囲器の外周面に透光性絶縁部材を、外部電極が被覆されるように装着し、かつ外部電極から導出された端子に外部回路との接続用ハ−ネスを接続してなるランプ主体のハ−ネス接続側の端部に固定部材の注入孔及びハ−ネスの導出孔を有する絶縁性のキャップを、端子とハ−ネスとの接続部分がキャップ内に収容され、かつハ−ネスが導出孔より導出されるように装着する工程と、溶融状態の固定部材を注入孔からキャップ内に注入する第1の注入工程と、第1の注入工程後、溶融状態の固定部材を導出孔からキャップ内に注入する第2の注入工程とを含むことを特徴とする。

0010

又、本発明の第2の発明は、前記第1の注入工程及び第2の注入工程後に、キャップに冷却媒体を吹き付けて溶融状態の固定部材を固化させることを特徴とし、第3の発明は、前記第1の注入工程後に、キャップの導出孔が水平位置より上方に位置するようにランプ主体及びキャップを回転させ、然る後、溶融状態の固定部材を導出孔からキャップ内に注入することを特徴とする。

0011

さらに、本発明の第4の発明は、前記ランプ主体は内面に発光層を有する直管状の外囲器の外周面にシ−ト構体巻回してなり、シ−ト構体は外囲器の全長とほぼ同程度の長さを有する透光性シ−トの一方の面に金属部材よりなる帯状の一対の外部電極を互いに離隔して配置し、かつ外部電極の端部に端子を電気的に接続して構成したことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0012

次に、本発明にかかる希ガス放電灯の実施例について図1図10を参照して説明する。同図において、希ガス放電灯はランプ主体DLのそれぞれの端部に絶縁性のキャップ15,15Aを装着・固定して構成されている。

0013

まず、ランプ主体DLにおいて、1は例えばガラスバルブにて密閉状に構成された直管状の外囲器であって、その内面には希土類蛍光体,ハロリン酸塩蛍光体などの蛍光体よりなる発光層2が形成されているが、後述する第1の開口部(7)に対応する部分には発光層2を形成しないアパ−チャ部(光放出部)2aが形成されている。特に、外囲器1の封着構造はガラスバルブの端部にディスク状の封着ガラス板1a,1bを封着して構成されているが、例えば単にガラスバルブを加熱しながら縮径加工溶断して構成することもできる。尚、この外囲器1の密閉空間には水銀などの金属蒸気を含まない例えばキセノン(Xe),クリプトン(Kr),ネオン(Ne),ヘリウム(He)などの希ガスが単一又は混合して所定量封入されているが、キセノンを主成分とする希ガスを例えば20〜110Torrの圧力で封入することが望ましい。

0014

この外囲器1の外周面にはシ−ト構体3が密着するように巻回されている。このシ−ト構体3は、例えば外囲器1の全長とほぼ同程度の長さを有し、かつ厚さが20〜100μmの範囲に設定された透光性シ−ト4と、この透光性シ−ト4の一方の面に互いに所定の間隔だけ離隔配置して接着された肉厚が10〜100μmの範囲に設定された不透光性の金属部材よりなる帯状の一対の外部電極5,6と、この外部電極5,6の端部に導電性接着剤52,62を用いて電気的に接続し、かつ透光性シ−ト4の端縁部分より突出するように配置された端子51,61と、端子51,61と外部電極5,6との重ね合わせ部分を覆うように被着された防湿機能を有する接着剤53,63と、透光性シ−ト4の一方の面に付与された粘着ないし接着機能を有する接着層9とから構成されている。特に、透光性シ−ト4としては、例えばポリエチレンテレフタレ−ト(PET)樹脂が好適するが、ポリエステル樹脂なども利用できる。又、接着層9としてはシリコ−ン系接着剤が好適するが、アクリル系,エポキシ系接着剤なども使用できる。

0015

又、外部電極5,6及び端子51,61は、例えば腐食電位列が離れた位置にある金属部材にて構成されており、好ましくは外部電極5,6には帯状のアルミニウム箔が、端子51,61には後述する形状の銅が適用される。しかしながら、外部電極5,6としては導電性に優れ、かつ不透光性の金属部材であればアルミニウムの他に、ニッケル,銀などの金属部材も利用できるし、端子51,61としては導電性に優れ、かつ後述する外部回路との接続用ハ−ネスと半田付け可能な金属部材であれば銅の他に、ニッケル,ステンレス,Cu−Ni合金などの金属部材も利用できる。尚、外部電極5,6と端子51,61との電気的な接続は導電性接着剤の他に、例えば超音波溶着,かしめなどの接続方法も適用し得る。特に、端子51,61は外部電極5,6に電気的に接続される一方の端部51a,61aの幅が他方の端部51b,61bの幅より狭く設定されており、外部電極5,6からの導出部分がほぼL形に形成されている。

0016

上述のシ−ト構体3は外囲器1の外周面に、外部電極5,6が外囲器1と透光性シ−ト4との間に位置するように装着されており、外部電極5の外面側において、透光性シ−ト4の一方の端部4aに他方の端部4bを重ね合わせた上で接着されている。特に、シ−ト構体3の外囲器1への装着状態において、外部電極5,6の一端5a,6aの間には第1の開口部7が、外部電極5,6の他端5b,6bの間には第2の開口部8がそれぞれ形成されており、発光層2からの光は主としてアパ−チャ部2aを介して第1の開口部7から放出される。尚、アパ−チャ部2a,第1の開口部7の開口角θ1 ,θ2 はθ1 ≧θ2 で、かつ発光層2が第1の開口部7に位置しないように設定されており、第1,第2の開口部7,8の開口角θ2 ,θ3 はθ2 >θ3 ないしθ2 ≦θ3 の関係に設定されている。

0017

さらに、外囲器1の端面(1a)には絶縁性(耐圧),難燃性に優れた絶縁部材にて成形加工された絶縁キャップ10が装着されている。この絶縁キャップ10は例えばポリカ−ボネイト樹脂にて成形されており、例えばブロック状のキャップ本体11と、キャップ本体11の周縁部分に一体的に形成された一対のL形状の支持片12,12とから構成されている。特に、キャップ本体11の中央部分には外面側から内面側(外囲器1の端面側)に貫通する孔11aが、外周部分には平坦状の側面部11b,11bがそれぞれ形成されている。そして、この絶縁キャップ10は外囲器1の端部に、キャップ本体11が外囲器1の端面側に位置し、かつ支持片12,12が外囲器1の端部を支持するように配置され、孔11a及びキャップ本体11と外囲器1の端面(1a)との間には絶縁性に優れた接着剤13が充実された上で固化されている。これによって、絶縁キャップ10は外囲器1に固定(装着)される。その上、この絶縁キャップ10の側面部11b,11bには、外部電極5,6から導出された端子51,61の他方の端部51b,61bがほぼ密接するように配置されている。尚、側面部11b,11bに位置する端子部分には、外部回路との接続用ハ−ネス14が半田などにより接続されている。

0018

一方、このように構成されたランプ主体DLの端部には絶縁性のキャップ15,15Aが装着され、固定されている。このキャップ15は、例えば筒状のキャップ本体16と、キャップ本体16の底面16aのほぼ中央部分に形成された注入孔17と、キャップ本体16の外周面16bの一部より外方に延びる取付耳16cと、キャップ本体16の外周面16bの一部にハ−ネス14を導出するために形成された長孔状の導出孔18とから構成されている。尚、キャップ15Aは、基本的にはキャップ15とほぼ同一の構造であるが、異なる点はハ−ネス14の導出孔18が形成されていないことである。そして、ランプ主体DLの端部に絶縁性のキャップ15,15Aが装着された状態において、ハ−ネス14は導出孔18から導出されており、しかも、ランプ主体DLの第1の開口部7とキャップの取付耳16cとは所定の位置関係に設定されている。この状態において、キャップ内には例えばポリアミド系のホットメルトなどの固定部材19が注入孔17及び導出孔18から注入されることによって、ランプ主体DLとキャップ15,15Aとが固定される。

0019

この希ガス放電灯は、例えば図11図16に示すように製造される。まず、図11に示すように、シ−ト構体3を展開した状態で組み立てステ−ジ20に載置する。次に、外囲器1をシ−ト構体3の透光性シ−ト4の一端4aに、外囲器1の長手方向が外部電極5,6の長手方向に沿うように(平行となるように)位置させる。この状態において、従動回転する一対のロ−ラ21,21を外囲器1に押し付けるようにセットする。これによって、外囲器1は透光性シ−ト4に若干押し付けられる。この状態において、ステ−ジ20を若干図示するM方向に移動させた後、N方向に移動させると、外囲器1はロ−ラ21,21の従動回転により、透光性シ−ト4の他端4bの方向に転動することになる。これによって、シ−ト構体3は、図7に示すように、外囲器1の外周面に巻回される上、透光性シ−ト4の一端4aに他端4bが重ね合わされ、接着層9によって接着される。

0020

次に、絶縁キャップ10の内面側に接着剤13を塗布した上で、絶縁キャップ10を外囲器1の端部に、キャップ本体11の内面側が接着剤13を介して外囲器1の端面(1a)に接着され、かつ支持片12,12が外囲器1の端部を挟持するように装着する。尚、この際に、端子51,61の他方の端部51b,61bは絶縁キャップ10の側面部11b,11bにほぼ当接されるように配置される。この段階で、絶縁キャップ10は外囲器1に仮固定される。次に、絶縁キャップ10の孔11aから接着剤13を注入し、孔11a及びキャップ本体11の内面側と外囲器1の端面1aとの隙間部分を充実させる。然る後、接着剤13の固化が行なわれる。尚、接着剤13の塗布,注入は、絶縁キャップ10を外囲器1の端部に装着した後に行なうこともできる。又、絶縁キャップ10の外囲器1の端部への装着は、支持片12,12が、外囲器1の端部にまで位置するように配置した透光性シ−ト4に覆い被さるように装着することもできる。そして、端子51,61の他方の端部51b,61bにはそれぞれハ−ネス14が半田などによって接続される。尚、このハ−ネス14の導出端には例えばソケットなどが接続されている。

0021

このように製造されたランプ主体DLの端部には、例えば図12図14に示す装置を使用してキャップが装着されると共に、ランプ主体DLの開口部7とキャップとの位置関係が所定の位置関係となるように調整される。同図において、22,22Aは離隔して配置された従動ロ−ラ,駆動ロ−ラであって、その上方には従動回転するロ−ラ23,23が上下動可能に、側部にはヘッド24がそれぞれ配置されている。例えばロ−ラ23,23の間には検出手段25が配置されている。この検出手段25としては光センサが好適するが、光センサにのみ制約されない。特に、ランプ主体DLの位置調整には例えば検出手段25と、中央演算処理装置(CPU)26と、ドライバ回路27と、回転付与手段としてのステッピングモ−タ28と、ロ−タリエンコ−ダ29と、モニタ−30とを有する装置が用いられる。尚、ステッピングモ−タ28は駆動ロ−ラ22Aの一端に連結されており、例えばこのモ−タ28及びロ−ラ22,22A,23にて回転付与手段を構成している。

0022

まず、図12図16に示すように、ランプ主体DLを従動ロ−ラ22,駆動ロ−ラ22Aの上に、外部電極6の端部(一方の端部)6aが検出手段25に対向するように載置すると共に、ランプ主体DLの上部にロ−ラ23,23を、ランプ主体DLが若干押圧されるようにセットする。そして、ランプ主体DLから導出されたハ−ネス14の導出部分はヘッド24にて支持させる。この状態において、図示しない支持装置によって支持されたキャップ15を図示点線位置から実線位置まで移動させてランプ主体DLの端部に装着する。尚、ハ−ネス14はキャップ15の導出孔18から導出されている。この状態において、CPU26からドライバ−回路27を介してステッピングモ−タ28に信号が付与されると、ステッピングモ−タ28は時計方向に回転し始める。これに伴って、駆動ロ−ラ22Aも時計方向に回転し、ランプ主体DLは反時計方向に回転する(ステップS1)。この際に、検出手段例えば光センサ25から投射された光は外部電極6によって反射されて光センサ25に戻る。

0023

次に、外部電極6の端部6aが光センサ25の対向部分を通過する(第1の開口部7に入る)と、光センサ25はランプ主体DLからの反射光が減少したことを検出する(ステップS2)。光センサ25が反射光の減少を検出すると、ロ−タリエンコ−ダ29からの信号に基づいてその位置座標がCPU26のメモリに格納される(ステップS3)。引き続き、ランプ主体DLが反時計方向に回転し続け、光センサ25に対向する部分に外部電極5の端部(他方の端部)5aが位置するようになると、外部電極5の端部5aから光センサ25への反射光が増加し、光センサ25は反射光が増加したことを検出する(ステップS4)。光センサ25が反射光の増加を検出すると、ロ−タリエンコ−ダ29からの信号に基づいてその位置座標がCPU26のメモリに格納される(ステップS5)。尚、開口部7の端部5a,6aの検出座標をモニタ−30に表示させてランプ主体DLの位置関係を認識することもできる。光センサ25が外部電極5の端部5aを検出してから、ランプ主体DLをさらに一定の角度だけ回転(オ−バ−ラン)させる。そして、このオ−バ−ランをロ−タリエンコ−ダ29からの信号によって検出する(ステップS6)。尚、このオ−バ−ランは例えば接触センサなどによって検出させることもできる。

0024

次に、このオ−バ−ランを検出すると、CPU26からドライバ−回路27を介してステッピングモ−タ28に停止信号が付与され、回転を停止する(ステップS7)。CPU26からドライバ−回路27を介してステッピングモ−タ28に逆転する信号が付与されると、ステッピングモ−タ28は反時計方向に回転し始める。これに伴って、駆動ロ−ラ22Aも反時計方向に回転し、ランプ主体DLは時計方向に回転する(ステップS8)。光センサ25に対向する部分に外部電極5の端部(他方の端部)5aが位置するようになる。そして、外部電極5の端部5aが光センサ25の対向部分を通過して再び第1の開口部7に入ると、光センサ25はランプ主体DLからの反射光が減少したことを検出する(ステップS9)。光センサ25が反射光の減少を検出すると、直ちにスッピングモ−タ28を停止させる(ステップS10)。この状態において、ランプ主体DLの開口部7とキャップ15の取付耳16cとは所定の位置関係に設定されている。尚、ランプ主体DLは、外部電極5,6の端部5a,6aの位置座標を検出した後に、この座標デ−タに基づいて開口部7とキャップ15とが所定の位置関係となる位置まで回転させることもできる。

0025

次に、ランプ主体DLの非ハ−ネス接続側にキャップ15Aを装着する。そして、ランプ主体DLの開口部7とキャップ15,15Aとを所定の位置関係に維持した状態で、キャップ15,15Aに溶融状態の固定部材(例えばポリアミド系ホットメルト)19を、注入孔17から注入し、内部空間に充実させる。その後、キャップ15,15Aにエアを吹き付けて固定部材19を固化させる。引き続き、図16に示すように、ランプ主体DLをほぼ180°回転させてキャップ15の導出孔18を上側(水平位置より上方)に位置させる。そして、溶融状態の固定部材19を導出孔18から注入し、導出孔18の近辺の空間部を充実させると共に、エアを吹き付けて固化させる。そして、図示しない支持装置によるキャップ15,15Aの支持及びヘッド24によるハ−ネス14の支持などを開放し、装置から取り出すことによって、希ガス放電灯の製造が完了する。

0026

この実施例によれば、ランプ主体DLの端部に装着されたキャップ15,15Aには、それぞれの注入孔17,17から溶融状態の固定部材19が注入・固化されると共に、キャップ15の導出孔18からも溶融状態の固定部材19が注入される。このために、ランプ主体DLの端部とキャップ15,15Aとの対向する内部空間は固定部材19にて充実される関係で、ランプ主体DLとキャップ15,15Aとを確実に結合できる。従って、ランプ主体DLないしキャップ15,15Aに不所望の捻回力が作用しても、両者は安定な結合状態が維持され、例えば原稿照射装置に適用された場合でも良好な読み取り精度が得られる。

0027

しかも、上述のようにキャップ15には溶融状態の固定部材19が注入孔17と導出孔18とから別々に注入されるために、ハ−ネス14の周辺も確実に固定部材19にて充実され、ハ−ネス14と固定部材19とが一体的に結合される。従って、仮に、ハ−ネス14に不所望な外力テンション)が作用しても、端子との接続部が外れるというトラブルは皆無にできる。

0028

特に、ランプ主体DLは、それのアパ−チャ部2aの開口角θ1 と第1の開口部7の開口角θ2 とがθ1 >θ2 で、かつ開口部7に発光層2が食み出さないように構成されているために、ランプ主体DLの開口部7とキャップ15とを所定の位置関係に設定する際の、外部電極5,6と開口部7からの反射光に大きな光量差を付与できる。このために、開口部7の端部を例えば±5°以内の高精度で検出することができ、原稿照射装置に適用した場合には読み取り精度を向上できる。

0029

又、ランプ主体DLのキャップ15に対する位置決め工程において、ランプ主体DLは、第1の開口部7の一方の端部6aが検出されてから他方の端部5aが検出されるまで一定の方向に回転し続けるために、例えば外部電極5の端子51に接続されているハ−ネス14が引っ張られ、その接続部分には大きなストレスが作用している。しかしながら、他方の端部5aを検出した後に、ランプ主体DLをオ−バ−ランさせて回転停止すると共に、他方の端部5aが検出されるまで逆転させているために、ハ−ネス14に作用している引っ張り力が軽減される同時に、ハ−ネス14の端子51との接続部分のストレスも緩和できる。従って、使用状態での接続外れなどのトラブルを未然に防止できる。さらには、ランプ主体DLとキャップ15とはランプ主体DLの開口部7とキャップ15の取付耳16cとが所定の位置関係に設定された後に、キャップ内に注入される固定部材19によって結合されるために、使用状態において両者の位置関係がずれることはなく、長期間に亘って安定状態が維持できる。従って、原稿照射装置に適用しても、安定した読み取りが確保できる。

0030

図17図19は本発明にかかるランプ主体DLの回転装置の他の実施例を示すものであって、基本的には図12図14に示す実施例とほぼ同一である。異なる点は、搬送体31に一定の間隔でほぼV形切欠きを有するブラケット32,32にロ−ラ33,33を回転自在に支持すると共に、ランプ主体DLの頂部を図示矢印方向に回動可能な押えロ−ラ34にて押えることによってランプ主体DLを支持するように構成したことと、ランプ主体DLの一端をチャック装置35のチャック片36,36,36にてチャックし、ステッピングモ−タ28の回転に基づいてランプ主体DLに回転を付与するように構成したことである。尚、チャック片36,36,36はカバ−体35aに収容・配置されており、チャック動作時には図示点線位置に移動するように構成されている。

0031

図20は本発明にかかるキャップの他の実施例を示すものであって、上述の実施例と基本的な構成は同一である。異なる点は、外周面16bより外方に向けて延びる取付耳16cを省略し、その代りに外周面16bの両側に取付溝16d,16dを形成したことである。このキャップ15Bは例えば原稿照射装置の取付部に予め形成されたコ字形の切欠部に挿入することによって支持される。

0032

図21は本発明にかかるキャップのさらに異なった実施例を示すものであって、図6に示す実施例と基本的な構成は同一である。異なる点は、取付耳16cを底部16aより外方に向けて突出するように形成したことである。

0033

図22は本発明にかかるランプ主体の他の実施例を示すものであって、基本的な構成は図7に示す実施例と同一である。異なる点は、アパ−チャ部2aを省略して外囲器1の内面全体に発光層2を形成したことである。この実施例によれば、シ−ト構体3を外囲器1の外周面に巻回する際に、外部電極間の開口部7とアパ−チャ部2aとの位置合わせが不要となり、組み立て性を改善できる。

0034

図23は本発明にかかるランプ主体のさらに異なった実施例を示すものであって、基本的な構成は図7に示す実施例と同一である。異なる点は、外部電極5,6を覆う透光性の絶縁部材として熱収縮性樹脂よりなる保護チュ−ブ4Aを用いたことである。

0035

この実施例によれば、外囲器1の外周面に一対の外部電極5,6を互いに離隔するように配置した後に、外囲器1の外周面に保護チュ−ブ4Aを装着し、例えば150〜200°C程度に加熱することによって熱収縮させるために、生産性は低下するものの、ランプ主体DLとキャップ15とを所定の位置関係に設定するに当たっては上述のそれぞれの実施例と同程度の作業性が得られる。

0036

上述のそれぞれの実施例はランプ主体DLのハ−ネス接続側にキャップ15を装着した状態で、ランプ主体DLに回転を付与してランプ主体DLの開口部7とキャップとを所定の位置関係に設定するものであるが、ランプ主体DLのハ−ネス接続側にキャップ15を装着する前に、ランプ主体DLに回転を付与してそれの開口部7とキャップ15との位置関係を調整した後に、ランプ主体DLの端部にキャップ15を装着することもできる。そして、キャップ15の装着後には、その内部空間に注入孔17及び導出孔18から溶融状態の固定部材19が注入され、冷却される。

0037

尚、本発明は、何ら上記実施例にのみ制約されることなく、例えばランプ主体の端部にキャップを装着した後の回転はランプ主体をロ−ラに載置した状態でロ−ラを回転させることによって行なう他、キャップをチャックなどによって支持し、このチャックに回転を付与することによって行なうこともできる。又、キャップは適用されるOA機器の構造に関連して適宜の形状に変更できる。さらには、ランプ主体において、絶縁キャップや端子を覆う防湿機能を有する接着剤は適宜に省略することもできる。

発明の効果

0038

以上のように本発明によれば、ランプ主体の端部に装着されたキャップには、注入孔から溶融状態の固定部材が注入・固化されると共に、導出孔からも溶融状態の固定部材が注入・固化されるために、キャップ内の主要部分に固定部材を確実に注入でき、ランプ主体とキャップとを確実に結合できる。従って、仮にランプ主体ないしキャップに不所望の捻回力が作用しても、両者は安定した結合状態を維持することができる。

0039

しかも、キャップには固定部材が注入孔及び導出孔の異なった部分から注入されるために、ハ−ネスの周辺部分も固定部材にて確実に充実され、ハ−ネスと固定部材とを一体的に結合させることができる。従って、仮にハ−ネスに不所望な外力が作用しても、端子との接続部が外れるというトルブルは回避できる。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明にかかる希ガス放電灯の1実施例を示す図であって、同図(a)は要部の一部破断状態の側面図、同図(b)は端子の斜視図。
図2図1(a)の一部破断状態の正面図。
図3図2のU−U断面図。
図4図2のV−V断面図。
図5本発明にかかる絶縁キャップの斜視図。
図6本発明にかかるキャップの斜視図。
図7図4のW−W断面図。
図8図2の側面図。
図9図8の一部破断状態の側面図。
図10本発明にかかるシ−ト構体の展開図。
図11シ−ト構体の外囲器への巻回方法を説明するための縦断面図。
図12本発明にかかるランプ主体の開口部の位置決め方法を説明するための縦断面図。
図13図12の側面図。
図14本発明にかかる位置決め装置回路ブロック図。
図15本発明にかかる位置決め方法のフロ−チャ−ト。
図16注入孔から固定部材を注入した後に、ランプ主体を反転した状態を示す一部破断状態の側面図。
図17本発明にかかるランプ主体の回転装置の他の実施例を示す要部正面図。
図18図17の側面図。
図19図18のチャック装置部分における縦断面図。
図20本発明にかかるキャップの他の実施例を示す斜視図。
図21本発明にかかるキャップのさらに異なった実施例を示す斜視図。
図22本発明にかかる希ガス放電灯の他の実施例を示す縦断面図。
図23本発明にかかる希ガス放電灯のさらに異なった実施例を示す縦断面図。
図24従来例の一部破断状態の側面図。
図25図24のX−X断面図。

--

0041

DLランプ主体
1外囲器
2発光層
2a アパ−チャ部
3 シ−ト構体
4透光性シ−ト
5,6外部電極
5a,6a 端部(開口部7の端部)
51,61端子
7 開口部
9接着層
10絶縁キャップ
13接着剤
14 ハ−ネス
15,15A,15B,15Cキャップ
16 キャップ本体
16c取付耳
16d取付溝
17注入孔
18導出孔
19固定部材
22,22A ロ−ラ(回転付与手段)
23,33 ロ−ラ
24ヘッド
25 検出手段(光センサ)
26 CPU
27ドライバ−回路
28ステッピングモ−タ(回転付与手段)
29 ロ−タリエンコ−ダ
31搬送体
32ブラケット
34押えロ−ラ
35チャック装置
36 チャック片

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