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技術 電気蚊取り用マット

出願人 住友化学株式会社
発明者 久住容子松永忠功
出願日 1997年4月24日 (23年6ヶ月経過) 出願番号 1997-107108
公開日 1998年2月17日 (22年9ヶ月経過) 公開番号 1998-045509
状態 特許登録済
技術分野 農薬・動植物の保存 捕獲、駆除
主要キーワード イオウ系抗酸化剤 通常マット 繊維質担体 薄青色 検知剤 リン系抗酸化剤 蚊取りマット ガラスチャンバー
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この項目の情報は公開日時点(1998年2月17日)のものです。
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課題

有効成分の有無の判定が容易にできる電気蚊取りマットを提供する。

解決手段

1,4−ジアリールアミノアントラキノン青色色素〔例えば、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン〕が有効成分検知剤として含有されてなる電気蚊取り用マット及び1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素と1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素〔例えば、1,4−ジブチルアミノアントラキノン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン〕とが有効成分検知剤として含有されてなる電気蚊取り用マット。

概要

背景

電気蚊取り用マットは、ピレスロイド系化合物等の有効成分を繊維質多孔質担体に保持させたもので、通常約140〜180℃に加熱してなどの害虫防除に用いられている。市販の電気蚊取り用マットは使用前は青色を呈しており、加熱すると次第に退色して薄青色となることから有効成分の有無が判定できるようになっている。

概要

有効成分の有無の判定が容易にできる電気蚊取りマットを提供する。

1,4−ジアリールアミノアントラキノン青色色素〔例えば、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン〕が有効成分検知剤として含有されてなる電気蚊取り用マット及び1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素と1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素〔例えば、1,4−ジブチルアミノアントラキノン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン〕とが有効成分検知剤として含有されてなる電気蚊取り用マット。

目的

本発明は、有効成分の有無がよりわかりやすい電気蚊取り用マット、即ち、使用の終点をより明確にして有効性の有無を判断し易くした電気蚊取り用マットを提供することを課題としてなされたものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

1,4−ジアリールアミノアントラキノン青色色素が有効成分検知剤として含有されてなることを特徴とする電気蚊取り用マット

請求項2

1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素が、1,4−ビス(2,4,6−トリアルキルフェニルアミノ)アントラキノン系青色色素である請求項1記載の電気蚊取り用マット。

請求項3

1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素が、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノンである請求項1記載の電気蚊取り用マット。

請求項4

1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素と1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素とが有効成分検知剤として含有されてなることを特徴とする電気蚊取り用マット。

請求項5

1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素が、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノンであり、1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素が1,4−ジブチルアミノアントラキノンである請求項4記載の電気蚊取り用マット。

請求項6

1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素が、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノンであり、1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素が1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノンである請求項4記載の電気蚊取り用マット。

技術分野

0001

本発明は、電気蚊取り用マットに関するものである。

背景技術

0002

電気蚊取り用マットは、ピレスロイド系化合物等の有効成分を繊維質多孔質担体に保持させたもので、通常約140〜180℃に加熱してなどの害虫防除に用いられている。市販の電気蚊取り用マットは使用前は青色を呈しており、加熱すると次第に退色して薄青色となることから有効成分の有無が判定できるようになっている。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明は、有効成分の有無がよりわかりやすい電気蚊取り用マット、即ち、使用の終点をより明確にして有効性の有無を判断し易くした電気蚊取り用マットを提供することを課題としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0004

本発明は、1,4−ジアリールアミノアントラキノン青色色素が有効成分検知剤として含有されてなる電気蚊取り用マットを提供するものであり、1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素、特に、1,4−ビス(2,4,6−トリアルキルフェニルアミノ)アントラキノン系青色色素を有効成分検知剤として用いることにより、加熱使用された電気蚊取り用マットが明確な色調の変化を起こして有効成分の有無の判定をより容易にするというものである。また、本発明によれば、有効成分検知剤として用いられる青色色素が後述の溶剤溶け易いことから、電気蚊取り用マットの製造面においても好ましいものである。

発明を実施するための最良の形態

0005

本発明において用いられる電気蚊取り用マットの有効成分は、通常ピレスロイド系化合物であり、特に140〜180℃程度の温度で揮散し易いアレスリンプラレトリンフラメトリンエムペントリントランスフルスリン、1−エチニル−2−フルオロ−2−ペンテニル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートテラレスリン、天然ピレトリンの使用が好ましい。

0006

本発明において用いられる1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素としては、通常、1,4−ビス(2,4,6−トリアルキルフェニルアミノ)アントラキノン系青色色素が用いられ、ここでアルキル基としては、メチル基又はエチル基が一般的である。1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素の代表的な具体例としては1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノンがある。

0007

また、本発明の電気蚊取り用マットにおいて用いられる有効成分検知剤は、1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素単独であっても、他の色素を混合したものであってもよく、他の色素を混合して使用する場合、1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素を混合使用するのが好ましい。用いられる1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素の代表的な具体例としては、1,4−ジブチルアミノアントラキノン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノンが挙げられる。1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素と1,4−ジアルキルアミノアントラキノン系青色色素とを混合して使用する場合、その使用割合は、重量比にして通常5:1〜1:5程度である。

0008

本発明の電気蚊取り用マットは、パルプ板、コットンリンターポリエステル不織布等の繊維質やセラミックス等の多孔質担体にピレスロイド系化合物等の有効成分、1,4−ジアリールアミノアントラキノン系青色色素及び必要によりその他の色素を保持させたものであるが、さらに、ジブチルヒドロキシトルエンブチルヒドロキシアニソールジブチルハイドロキノン、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールオクタデシル3−(3,5 −ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオネートリン系抗酸化剤イオウ系抗酸化剤HALS等の酸化防止剤ピペロニルブトキシド、サイネピリン222、サイネピリン500、オクタクロジプロピルエーテル等の共力剤エポキシ化大豆油などのアシッドスカベンジャーUV吸収剤等の安定化剤エステルミリスチン酸イソプロピルステアリン酸エチルアジピン酸ジブチルフタル酸ジブチル等)、香料ポリプテンなどを含有してもよい。

0009

本発明の電気蚊取り用マットは、通常ノルマルパラフィンイソパラフィンナフテン等の溶剤に有効成分、色素、必要により酸化防止剤、共力剤、安定化剤、エステル、香料などを溶解した溶液を、繊維質や多孔質担体に含浸させ、乾燥することにより製造される。

0010

電気蚊取り用マットの大きさは、一般に 2.2cm× 3.5cm×0.28cm程度の大きさであり、通常マット枚当たり有効成分が8〜60mg程度、色素が合計量で 0.1〜1.5 mg程度好ましくは 0.1〜1mg程度、香料を用いる場合は香料が2〜12mg程度含有される。また、有効成分、色素等を溶解した溶液(プレミックス)全体として、通常マット1枚当たり50〜200 mg程度含有される。

0011

実施例1
プラレトリン10重量%、サイネピリン222 20重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.6重量%、香料5重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm×3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0012

実施例2
プラレトリン10重量%、ピペロニルブトキシド40重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.3重量%、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン 0.5重量%、香料5重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0013

実施例3
プラレトリン10重量%、2,6−ジブチル−4−メチルフェノール10重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.3重量%、1,4−ジブチルアミノアントラキノン 0.5重量%、香料5重量%、セバシン酸ブチル25重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0014

実施例4
アレスリン40重量%、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)12重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.4重量%、香料2重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0015

実施例5
アレスリン40重量%、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)10重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.1重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0016

実施例6
アレスリン60重量%、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)15重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.3重量%、1,4−ジブチルアミノアントラキノン1重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0017

実施例7
トランスフルスリン8重量%、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)5重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.5重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0018

実施例8
トランスフルスリン20重量%、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)10重量%、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.5重量%、香料10重量%及び一号灯油を混合して全体を 100重量%とした溶液100mgを 2.2cm× 3.5cm×0.28cmの繊維質担体に含浸させ、乾燥して電気蚊取り用マットを得た。

0019

実施例9
実施例1〜8で得た電気蚊取り用マットを、市販の電気蚊取器を用いて160℃で8時間加熱し、色調の変化を観察した。その結果、何れの電気蚊取り用マットにおいても、加熱当初青色であったマットが4時間後には薄青色に、8時間後にはほぼ白色に各々変色した。

0020

尚、実施例1において、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン0.6重量%のかわりに1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン 0.6重量%を用いる以外は全て実施例1と同様にして得たマットでは、8時間後においても青色のままであった。また、実施例3において、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン 0.3重量%及び1,4−ジブチルアミノアントラキノン 0.5重量%のかわりに1,4−ジブチルアミノアントラキノン 0.6重量%を用いる以外は全て実施例3と同様にして得たマットでは、4時間後にはほぼ白色に変色していた。

0021

実施例10
実施例1、2及び3で得た電気蚊取り用マットを、70m3ガラスチャンバー中で市販の電気蚊取器を用いて160℃で8時間加熱し、該マット中の有効成分であるプラレトリンの揮散試験を行ったところ、8時間でマット中のプラレトリンの大部分が揮散することが確認された。

0022

実施例11
実施例4〜8で得た電気蚊取り用マットを、実施例10と同様にして加熱すれば、マット中のアレスリン又はトランスフルスリンが8時間でほぼ揮散することが確認される。

発明の効果

0023

本発明の電気蚊取り用マットは、加熱使用された電気蚊取り用マットが明確な変色を起こすことから、有効成分の有無の判定が容易に行えるものである。

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