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技術 給紙装置

出願人 株式会社リコー
発明者 上田賢司
出願日 1996年7月24日 (23年7ヶ月経過) 出願番号 1996-212998
公開日 1998年2月10日 (22年1ヶ月経過) 公開番号 1998-035904
状態 未査定
技術分野 シート、マガジン及び分離
主要キーワード すくわれ 逆回転処理 センサ端子 カット状 引出位置 回転タイミング 増設給 引出方向
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年2月10日)のものです。
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図面 (20)

課題

本発明は給紙カセット引出時に給紙コロの回転を制御して記録紙の紙詰まりを確実に防止する給紙装置を提供する。

解決手段

レーザープリンタは、給紙カセットの引出が行われると、当該引出の行われた給紙カセット内に記録紙があるかチェックし、記録紙があると、引き出された給紙カセットが給紙動作中かチェックする。給紙動作中のときには、給紙コロの回転の規制を行うことなく、そのまま処理を終了し、給紙カセットが給紙動作中でないときには、給紙コロの回転をロックして、当該給紙カセットが充分引き出されたか、あるいは、一定時間経過したかチェックする。給紙カセットが充分引き出されるか、一定時間経過すると、給紙コロのロックを解除して、処理を終了する(ステップS5〜S8)。

概要

背景

ファクシミリ装置複写装置及びプリンタ等のカット状の記録紙に画像を形成する画像形成装置においては、一般に、複数枚の記録紙を給紙カセット収納して、給紙カセットから記録紙を1枚ずつ分離して記録部に搬送する給紙装置を備えている。

このような給紙装置においては、従来、給紙カセットを画像形成装置の下部に配設して、給紙カセット内の記録紙の送り出し方向に給紙カセットを引き出し可能とし、給紙カセットへの記録紙のセットを行うことができるようにするとともに、装置の小型化を図っている。

このような給紙装置を適用した画像形成装置としては、例えば、図7に示すようなレーザープリンタがある。

図14において、従来のレーザープリンタ1は、その本体ケース2内の前方側の略中央部に感光体3が設けられており、感光体3の周囲には、帯電部4、現像部5、転写部6、クリーニング部7等が配設されている。

感光体3の下方には、複数枚の記録紙8を収納した給紙カセット9、図示しないモータにより図14中矢印方向に回転されて給紙カセット9内の記録紙8を1枚ずつ送り出す給紙コロ10、給紙コロ10により搬送されてきた記録紙8を所定のタイミングで転写部6に送り出すレジストローラ11等が設けられており、また、転写部6で感光体3のトナーの転写された記録紙8を加熱して定着させる定着部12が転写部6の上方に設けられている。

定着部12は、記録紙8に定着処理を施しながら、記録紙8を排紙ローラ13に搬送し、排紙ローラ13は、定着部12から送られてきた記録紙8をスタッカー部14上に排出・載置させる。

本体ケース2の後部側(図14中左側)上部には、画像形成の行われた記録紙8が排出されるスタッカー部14が形成されており、スタッカー部14の下方の本体ケース2内には、電装部15が配設されている。電装部15の下方には、感光体3への画像の書き込みを行う光学装置16が配設されている。

本体ケース2の前方側(図14中右側)には、給紙部17が配設されており、給紙部17にセットされた記録紙8は、給紙コロ18によりレジストローラ11に送り出される。

さらに、給紙カセット9の下方には、増設給紙部19が配設されており、増設給紙部19は、複数枚の記録紙8を収納する給紙カセット20と、本体ケース2に取り付けられ給紙カセット20内の記録紙8を送り出す給紙コロ21と、搬送ローラ対22等を備えている。給紙コロ21は、図示しないモータにより図14中矢印方向に回転駆動されて給紙カセット20内の記録紙8を搬送ローラ対22に送り出し、搬送ローラ対22は、送り出されてきた記録紙8を上部の給紙カセット9に形成された搬送路9aを通過させてレジストローラ11に搬送する。

上記給紙カセット9及び給紙カセット20から搬送されてくる記録紙8は、用紙ガイド23に案内されてレジストローラ11に搬送され、また、給紙部17から送り出されてくる記録紙8は、用紙ガイド24に案内されてレジストローラ11に搬送される。

このレジストローラ11に搬送されてくる記録紙8は、レジストセンサ25によりその搬送タイミングが検出され、電装部15は、レジストセンサ25が録紙8が搬送されてきたことを検出すると、感光体3とのタイミングを図ってレジストローラ11を回転させて、記録紙8を感光体3に送り出すとともに、給紙コロ10、18、21の回転タイミングを制御する。また、増設給紙部19の搬送ローラ対22の手前には、用紙センサ26が配設されており、電装部15は、用紙センサ26が記録紙8が搬送されてきたことを検出すると、搬送ローラ対22を回転させて、記録紙8の搬送を行う。さらに、排紙ローラ13の手前には、用紙センサ27が配設されており、電装部15は、用紙センサ27が記録紙8が搬送されてきたことを検出すると、排紙ローラ13を回転させて、定着部12で定着された記録紙8をスタッカー部14に排出させる。

上記給紙カセット9及び給紙カセット20は、図15に示すように、給紙コロ10、21の曲率と対応した曲率を有した曲面に形成された用紙ガイド部28を備えており、この用紙ガイド部28には、フリクションパッド29が設けられている。フリクションパッド29は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21に当接して、給紙コロ10あるいは給紙コロ21により送り出される記録紙8を1枚ずつ分離する。なお、給紙カセット20にも、搬送路20aが形成されている。

このレーザープリンタ1によれば、選択された給紙カセット9、20あるいは給紙部17の給紙コロ10、21、18が回転駆動され、給紙カセット9、20あるいは給紙部17の記録紙8をレジストローラ11に送り出し、レジストローラ11でタイミング調整した後、レジストローラ11により記録紙8を感光体3に搬送する。転写部6で感光体3のトナー像が記録紙8に転写され、トナーの転写された記録紙8を定着部12に搬送して、定着部12でトナーを記録紙8に定着させる。トナーの定着された記録紙8を排紙ローラ13によりスタッカー部14に排出する。

そして、上記給紙カセット9あるいは給紙カセット20が選択されたときには、給紙コロ10あるいは給紙コロ21が回転して、給紙カセット9あるいは給紙カセット20内の記録紙8を送り出すが、このとき、給紙カセット9及び給紙カセット20から送り出される記録紙8は、給紙カセット9及び給紙カセット20に形成された用紙ガイド部28に設けられたフリクションパッド29により1枚ずつ分離されて、用紙ガイド部28により案内されつつ送り出される。

概要

本発明は給紙カセットの引出時に給紙コロの回転を制御して記録紙の紙詰まりを確実に防止する給紙装置を提供する。

レーザープリンタは、給紙カセットの引出が行われると、当該引出の行われた給紙カセット内に記録紙があるかチェックし、記録紙があると、引き出された給紙カセットが給紙動作中かチェックする。給紙動作中のときには、給紙コロの回転の規制を行うことなく、そのまま処理を終了し、給紙カセットが給紙動作中でないときには、給紙コロの回転をロックして、当該給紙カセットが充分引き出されたか、あるいは、一定時間経過したかチェックする。給紙カセットが充分引き出されるか、一定時間経過すると、給紙コロのロックを解除して、処理を終了する(ステップS5〜S8)。

目的

そこで、請求項1記載の発明は、給紙コロに当接して送り出される用紙を1枚ずつ分離する分離部材の設けられた給紙カセットが用紙の送り出し方向に引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙カセットが所定位置まで引き出されると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれて、用紙の紙詰まりが発生することを防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

請求項2記載の発明は、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙コロの回転の規制を所定時間継続すると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれ、用紙の紙詰まりが発生することを防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

請求項3記載の発明は、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することを、より一層適切に防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

請求項4記載の発明は、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙コロの逆回転を所定時間継続すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することを、より一層適切に防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

請求項5記載の発明は、給紙カセットが給紙動作中であると、給紙コロの回転の規制あるいは給紙コロの逆回転を中止することにより、給紙動作中の用紙が、適切に送り出されないことを防止して、適切な給紙動作を確保するとともに、用紙の紙詰まりを防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転規制手段が、前記給紙コロの回転を規制し、引出位置検出手段が、前記給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、前記回転規制手段による前記給紙コロの回転の規制を解除することを特徴とする給紙装置。

請求項2

複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転規制手段が、前記給紙コロの回転を規制し、前記回転規制手段が当該給紙コロの回転の規制を所定時間継続すると、前記給紙コロの回転の規制を解除することを特徴とする給紙装置。

請求項3

複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転方向制御手段が、前記給紙コロの回転を前記用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、引出位置検出手段が、前記給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、前記回転方向制御手段による前記給紙コロの逆回転を停止することを特徴とする給紙装置。

請求項4

複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転方向制御手段が、前記給紙コロの回転を前記用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、前記回転方向制御手段による当該給紙コロの逆回転を所定時間継続すると、前記給紙コロの逆回転を停止することを特徴とする給紙装置。

請求項5

前記給紙装置は、前記給紙カセットが前記給紙動作中であると、前記回転規制手段による前記給紙コロの回転の規制あるいは前記回転制御手段による前記給紙コロの逆回転を中止することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の給紙装置。

技術分野

0001

本発明は、給紙装置に関し、詳細には、給紙カセットが用紙の給紙方向に引き出し可能な給紙装置であって、当該給紙カセットの引き出し時の用紙の詰まりを防止する給紙装置に関する。

背景技術

0002

ファクシミリ装置複写装置及びプリンタ等のカット状の記録紙に画像を形成する画像形成装置においては、一般に、複数枚の記録紙を給紙カセットに収納して、給紙カセットから記録紙を1枚ずつ分離して記録部に搬送する給紙装置を備えている。

0003

このような給紙装置においては、従来、給紙カセットを画像形成装置の下部に配設して、給紙カセット内の記録紙の送り出し方向に給紙カセットを引き出し可能とし、給紙カセットへの記録紙のセットを行うことができるようにするとともに、装置の小型化を図っている。

0004

このような給紙装置を適用した画像形成装置としては、例えば、図7に示すようなレーザープリンタがある。

0005

図14において、従来のレーザープリンタ1は、その本体ケース2内の前方側の略中央部に感光体3が設けられており、感光体3の周囲には、帯電部4、現像部5、転写部6、クリーニング部7等が配設されている。

0006

感光体3の下方には、複数枚の記録紙8を収納した給紙カセット9、図示しないモータにより図14中矢印方向に回転されて給紙カセット9内の記録紙8を1枚ずつ送り出す給紙コロ10、給紙コロ10により搬送されてきた記録紙8を所定のタイミングで転写部6に送り出すレジストローラ11等が設けられており、また、転写部6で感光体3のトナーの転写された記録紙8を加熱して定着させる定着部12が転写部6の上方に設けられている。

0007

定着部12は、記録紙8に定着処理を施しながら、記録紙8を排紙ローラ13に搬送し、排紙ローラ13は、定着部12から送られてきた記録紙8をスタッカー部14上に排出・載置させる。

0008

本体ケース2の後部側(図14中左側)上部には、画像形成の行われた記録紙8が排出されるスタッカー部14が形成されており、スタッカー部14の下方の本体ケース2内には、電装部15が配設されている。電装部15の下方には、感光体3への画像の書き込みを行う光学装置16が配設されている。

0009

本体ケース2の前方側(図14中右側)には、給紙部17が配設されており、給紙部17にセットされた記録紙8は、給紙コロ18によりレジストローラ11に送り出される。

0010

さらに、給紙カセット9の下方には、増設給紙部19が配設されており、増設給紙部19は、複数枚の記録紙8を収納する給紙カセット20と、本体ケース2に取り付けられ給紙カセット20内の記録紙8を送り出す給紙コロ21と、搬送ローラ対22等を備えている。給紙コロ21は、図示しないモータにより図14中矢印方向に回転駆動されて給紙カセット20内の記録紙8を搬送ローラ対22に送り出し、搬送ローラ対22は、送り出されてきた記録紙8を上部の給紙カセット9に形成された搬送路9aを通過させてレジストローラ11に搬送する。

0011

上記給紙カセット9及び給紙カセット20から搬送されてくる記録紙8は、用紙ガイド23に案内されてレジストローラ11に搬送され、また、給紙部17から送り出されてくる記録紙8は、用紙ガイド24に案内されてレジストローラ11に搬送される。

0012

このレジストローラ11に搬送されてくる記録紙8は、レジストセンサ25によりその搬送タイミングが検出され、電装部15は、レジストセンサ25が録紙8が搬送されてきたことを検出すると、感光体3とのタイミングを図ってレジストローラ11を回転させて、記録紙8を感光体3に送り出すとともに、給紙コロ10、18、21の回転タイミングを制御する。また、増設給紙部19の搬送ローラ対22の手前には、用紙センサ26が配設されており、電装部15は、用紙センサ26が記録紙8が搬送されてきたことを検出すると、搬送ローラ対22を回転させて、記録紙8の搬送を行う。さらに、排紙ローラ13の手前には、用紙センサ27が配設されており、電装部15は、用紙センサ27が記録紙8が搬送されてきたことを検出すると、排紙ローラ13を回転させて、定着部12で定着された記録紙8をスタッカー部14に排出させる。

0013

上記給紙カセット9及び給紙カセット20は、図15に示すように、給紙コロ10、21の曲率と対応した曲率を有した曲面に形成された用紙ガイド部28を備えており、この用紙ガイド部28には、フリクションパッド29が設けられている。フリクションパッド29は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21に当接して、給紙コロ10あるいは給紙コロ21により送り出される記録紙8を1枚ずつ分離する。なお、給紙カセット20にも、搬送路20aが形成されている。

0014

このレーザープリンタ1によれば、選択された給紙カセット9、20あるいは給紙部17の給紙コロ10、21、18が回転駆動され、給紙カセット9、20あるいは給紙部17の記録紙8をレジストローラ11に送り出し、レジストローラ11でタイミング調整した後、レジストローラ11により記録紙8を感光体3に搬送する。転写部6で感光体3のトナー像が記録紙8に転写され、トナーの転写された記録紙8を定着部12に搬送して、定着部12でトナーを記録紙8に定着させる。トナーの定着された記録紙8を排紙ローラ13によりスタッカー部14に排出する。

0015

そして、上記給紙カセット9あるいは給紙カセット20が選択されたときには、給紙コロ10あるいは給紙コロ21が回転して、給紙カセット9あるいは給紙カセット20内の記録紙8を送り出すが、このとき、給紙カセット9及び給紙カセット20から送り出される記録紙8は、給紙カセット9及び給紙カセット20に形成された用紙ガイド部28に設けられたフリクションパッド29により1枚ずつ分離されて、用紙ガイド部28により案内されつつ送り出される。

発明が解決しようとする課題

0016

しかしながら、このような従来の給紙装置を用いたレーザープリンタ1にあっては、給紙コロ10、21により記録紙8を給紙カセット9、20のフリクションパッド29に押し付けつつ送り出すときのフリクションパッド29の抵抗により、記録紙8を1枚ずつ分離するようになっていたため、給紙カセット9、20の用紙ガイド部28が、図15に示したように充分長い場合は、あまり問題とはならないが、給紙装置、ひいては、レーザープリンタ1を小型化するために、図16に示すように、給紙カセット9、20の用紙ガイド部28を短くすると、給紙カセット9、20を、図14に矢印で示すように、記録紙8の送り出し方向に引き出すと、記録紙8の紙詰まりが発生するおそれがあった。

0017

すなわち、一般に、図17に示すように、フリクションパッド30による記録紙31の分離は、記録紙31と給紙コロ32が接している部分で行われ、分離されて残った記録紙31の先端は、フリクションパッド30上の給紙コロ32が接している部分に存在する。

0018

ところが、記録紙31が低温低湿環境下で帯電しやすい記録紙31を使用している場合、フリクションパッド30上に紙粉が多く付着している場合、あるいは、油等の汚れがフリクションパッド30上に付着している場合等においては、フリクションパッド30による記録紙31の分離性能が低下して、分離された記録紙31の先端が、図18に示すように、フリクションパッド30と給紙コロ32の接触位置よりも記録紙31の送り出し方向下流側に位置する。

0019

したがって、レーザープリンタ1においては、記録紙31は、上述のような場合、例えば、給紙カセット20では、図19に示すように、給紙ガイド33の部分まで送り出された状態となっており、この状態で、給紙カセット20が引き出されると、図20に示すように、記録紙31の先端部が給紙ガイド33にすくわれて、記録紙31の紙詰まりが発生するおそれがある。

0020

そこで、請求項1記載の発明は、給紙コロに当接して送り出される用紙を1枚ずつ分離する分離部材の設けられた給紙カセットが用紙の送り出し方向に引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙カセットが所定位置まで引き出されると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれて、用紙の紙詰まりが発生することを防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

0021

請求項2記載の発明は、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙コロの回転の規制を所定時間継続すると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれ、用紙の紙詰まりが発生することを防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

0022

請求項3記載の発明は、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することを、より一層適切に防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

0023

請求項4記載の発明は、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙コロの逆回転を所定時間継続すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することを、より一層適切に防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

0024

請求項5記載の発明は、給紙カセットが給紙動作中であると、給紙コロの回転の規制あるいは給紙コロの逆回転を中止することにより、給紙動作中の用紙が、適切に送り出されないことを防止して、適切な給紙動作を確保するとともに、用紙の紙詰まりを防止することのできる給紙装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0025

請求項1記載の発明の給紙装置は、複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転規制手段が、前記給紙コロの回転を規制し、引出位置検出手段が、前記給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、前記回転規制手段による前記給紙コロの回転の規制を解除することにより、上記目的を達成している。

0026

上記構成によれば、給紙コロに当接して送り出される用紙を1枚ずつ分離する分離部材の設けられた給紙カセットが用紙の送り出し方向に引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙カセットが所定位置まで引き出されると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれて、用紙の紙詰まりが発生することを防止することができる。

0027

請求項2記載の発明の給紙装置は、複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転規制手段が、前記給紙コロの回転を規制し、前記回転規制手段が当該給紙コロの回転の規制を所定時間継続すると、前記給紙コロの回転の規制を解除することにより、上記目的を達成している。

0028

上記構成によれば、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙コロの回転の規制を所定時間継続すると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれ、用紙の紙詰まりが発生することを防止することができる。

0029

請求項3記載の発明の給紙装置は、複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転方向制御手段が、前記給紙コロの回転を前記用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、引出位置検出手段が、前記給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、前記回転方向制御手段による前記給紙コロの逆回転を停止することにより、上記目的を達成している。

0030

上記構成によれば、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することを、より一層適切に防止することができる。

0031

請求項4記載の発明の給紙装置は、複数枚の用紙が重ねられた状態で給紙カセット内に収納され、回転駆動されて前記給紙カセット内の複数枚の前記用紙を送り出す給紙コロに当接して当該送り出される前記用紙を1枚ずつ分離する分離部材が前記給紙カセットに設けられ、当該給紙カセットが前記用紙の送り出し方向に引き出し可能に形成された給紙装置において、引出検出手段が、前記給紙カセットが引き出されるのを検出すると、回転方向制御手段が、前記給紙コロの回転を前記用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、前記回転方向制御手段による当該給紙コロの逆回転を所定時間継続すると、前記給紙コロの逆回転を停止することにより、上記目的を達成している。

0032

上記構成によれば、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙コロの逆回転を所定時間継続すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することをより一層適切に防止することができる。

0033

上記各場合において、例えば、請求項5に記載するように、前記給紙装置は、前記給紙カセットが前記給紙動作中であると、前記回転規制手段による前記給紙コロの回転の規制あるいは前記回転制御手段による前記給紙コロの逆回転を中止するものであってもよい。

0034

上記構成によれば、給紙カセットが給紙動作中であると、給紙コロの回転の規制あるいは給紙コロの逆回転を中止することにより、給紙動作中の用紙が、適切に送り出されないことを防止して、適切な給紙動作を確保するとともに、用紙の紙詰まりを防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0035

以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。

0036

図1図13は、本発明の給紙装置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の給紙装置の一実施の形態を適用したレーザープリンタの側面断面図である。なお、本実施の形態は、上記従来例として示したレーザープリンタと同様のレーザープリンタに適用したものであり、上記従来例と同様の構成部分には、同一の符号を用いる。

0037

図1において、レーザープリンタ50は、その本体ケース2内の前方側の略中央部に感光体3が設けられており、感光体3の周囲には、帯電部4、現像部5、転写部6、クリーニング部7等が配設されている。

0038

感光体3の下方には、複数枚の記録紙8を収納した給紙カセット9、図示しないモータにより図1中矢印方向に回転されて給紙カセット9内の記録紙8を1枚ずつ送り出す給紙コロ10、給紙コロ10により搬送されてきた記録紙8を所定のタイミングで転写部6に送り出すレジストローラ11等が設けられており、また、転写部6で感光体3のトナーの転写された記録紙8を加熱して定着させる定着部12が転写部6の上方に設けられている。上記給紙コロ10は、図示しないモータによりその回転が規制(ロック)され、また、給紙時とは逆方向に回転される。さらに、給紙カセット9は、図1中矢印方向に引出可能となっている。

0039

定着部12は、記録紙8に定着処理を施しながら、記録紙8を排紙ローラ13に搬送し、排紙ローラ13は、定着部12から送られてきた記録紙8をスタッカー部14上に排出・載置させる。

0040

本体ケース2の後部側(図1中左側)上部には、画像形成の行われた記録紙8が排出されるスタッカー部14が形成されており、スタッカー部14の下方の本体ケース2内には、電装部15が配設されている。電装部15の下方には、感光体3への画像の書き込みを行う光学装置16が配設されている。

0041

本体ケース2の前方側(図1中右側)には、給紙部17が配設されており、給紙部17にセットされた記録紙8は、給紙コロ18によりレジストローラ11に送り出される。

0042

さらに、給紙カセット9の下方には、増設給紙部19が配設されており、増設給紙部19は、複数枚の記録紙8を収納する給紙カセット20と、本体ケース2に取り付けられ給紙カセット20内の記録紙8を送り出す給紙コロ21と、搬送ローラ対22等を備えている。給紙コロ21は、図示しないモータにより図1中矢印方向に回転駆動されて給紙カセット20内の記録紙8を搬送ローラ対22に送り出し、搬送ローラ対22は、送り出されてきた記録紙8を上部の給紙カセット9に形成された搬送路9aを通過させてレジストローラ11に搬送する。また、給紙コロ21は、図示しないモータにより、その回転が規制(ロック)され、また、給紙方向とは逆方向に回転される。さらに、給紙カセット21は、図1中矢印方向に引出可能となっている。

0043

上記給紙カセット9及び給紙カセット20から搬送されてくる記録紙8は、用紙ガイド23に案内されてレジストローラ11に搬送され、また、給紙部17から送り出されてくる記録紙8は、用紙ガイド24に案内されてレジストローラ11に搬送される。

0044

このレジストローラ11に搬送されてくる記録紙8は、レジストセンサ25によりその搬送タイミングが検出され、電装部15は、レジストセンサ25が録紙8が搬送されてきたことを検出すると、感光体3とのタイミングを図ってレジストローラ11を回転させて、記録紙8を感光体3に送り出すとともに、給紙コロ10、18、21の回転タイミングを制御する。また、増設給紙部19の搬送ローラ対22の手前には、用紙センサ26が配設されており、電装部15は、用紙センサ26が記録紙8が搬送されてきたことを検出すると、搬送ローラ対22を回転させて、記録紙8の搬送を行う。さらに、排紙ローラ13の手前には、用紙センサ27が配設されており、電装部15は、用紙センサ27が記録紙8が搬送されてきたことを検出すると、排紙ローラ13を回転させて、定着部12で定着された記録紙8をスタッカー部14に排出させる。

0045

上記給紙カセット9及び給紙カセット20は、図2に示すように、給紙コロ10、21の曲率と対応した曲率を有した曲面に形成された用紙ガイド部28を備えており、この用紙ガイド部28には、フリクションパッド29が取り付けられている。フリクションパッド29は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21に当接して、給紙コロ10あるいは給紙コロ21により送り出される記録紙8を1枚ずつ分離する。なお、給紙カセット20にも、搬送路20aが形成されている。そして、給紙カセット9及び給紙カセット20の用紙ガイド部28は、レーザープリンタ50を小型化するために、上記従来のレーザープリンタ1の給紙カセット9、20の用紙ガイド部28に比較して、短く形成されている。

0046

また、給紙カセット9及び給紙カセット20は、図2及び図3に示すように、記録紙8の載置される底板51を備えており、底板51は、図示しない弾性部材、例えば、スプリング等により上方に付勢されるとともに、給紙方向後端側で上下方向に回動可能に給紙カセット9及び給紙カセット20に取り付けられている。したがって、底板51は、その上部に載置された記録紙8を上方に付勢して、記録紙8を給紙コロ10、21に当接させた状態とし、記録紙8が送り出されるに従って上方に回動して、常に、記録紙8を給紙コロ10、21に押し付ける。底板51には、図2図4に示すように、給紙コロ10、21側の端部に切り欠き部51aが形成されている。この給紙カセット9及び給紙カセット20の上部の給紙コロ10、21の近くの本体ケース2には、図2図4に示すように、用紙有無センサ52が配設されており、用紙有無センサ52は、底板51上に記録紙8があるときには、図2に示すように、そのセンサアーム52aが、記録紙8により上方に付勢されてオンし、底板51上に記録紙8が無くなると、図3及び図4に示すように、そのセンサアーム52aが、底板51に形成された切り欠き部51a内に侵入して、オフする。

0047

また、給紙カセット9及び給紙カセット20には、図5に示すように、その上端部の搬送路9a、20aの側方に上方に突出した凸部53が形成されており、この凸部53の上方に、図6に示すように、カセット引出検出センサ54及びカセット引出位置検出センサ55が本体ケース2に取り付けられている。カセット引出検出センサ54及びカセット引出位置検出センサ55は、給紙カセット9及び給紙カセット20が確実にレーザープリンタ50にセットされている状態においては、図6に示すように、そのセンサ端子54a、55aが凸部53に当接し、オン状態となっている。給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出が開始されると、図7に示すように、カセット引出検出センサ54のセンサ端子54aが突出部53から外れて、オフし、カセット引出位置検出センサ55のセンサ端子55aは、突出部53上に位置して、オン状態を維持する。給紙カセット9あるいは給紙カセット20がさらに引き出されて、所定位置に達すると、カセット引出検出センサ54とカセット引出位置検出センサ55の双方のセンサ端子54a、55aが、図8に示すように、凸部53上から外れ、カセット引出検出センサ54及びカセット引出位置検出センサ55の双方がオフする。

0048

なお、給紙カセット9及び給紙カセット20には、図5に示すように、記録紙8の幅方向の移動を規制するサイド規制部材56、57と、記録紙8の後方への移動を規制するエンド規制部材58が設けられている。

0049

さらに、給紙カセット20には、図10図11及び図13に示すように、給紙ガイド33が形成されている。

0050

このレーザープリンタ50によれば、給紙カセット9及び給紙カセット20内の記録紙8の有無を用紙有無センサ52で検出して、電装部15に出力し、電装部15は、図示しない操作部の操作により選択された給紙カセット9、20の給紙コロ10、21あるいは給紙部17の給紙コロ18を回転駆動して、給紙カセット9、20あるいは給紙部17の記録紙8をレジストローラ11に送り出す。電装部15は、感光体3の回転及びレジストセンサ25の検出結果等に基づいて、記録紙8の搬送タイミングをレジストローラ11で調整した後、レジストローラ11により記録紙8を感光体3に搬送させる。その後、転写部6で感光体3のトナー像を記録紙8に転写させ、トナーの転写された記録紙8を定着部12に搬送して、定着部12でトナーを記録紙8に定着させる。トナーの定着された記録紙8を排紙ローラ13によりスタッカー部14に排出する。

0051

そして、上記給紙カセット9あるいは給紙カセット20が選択されたときには、給紙コロ10あるいは給紙コロ21が回転して、給紙カセット9あるいは給紙カセット20内の記録紙8を送り出すが、このとき、給紙カセット9及び給紙カセット20から送り出される記録紙8は、給紙カセット9及び給紙カセット20に形成された用紙ガイド部28に設けられたフリクションパッド29により1枚ずつ分離されて、用紙ガイド部28により案内されつつ送り出される。

0052

次に、動作を説明する。レーザープリンタ50は、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が引き出されたことを検出すると、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の回転を規制あるいは逆回転させるところにその特徴がある。

0053

まず、給紙カセット9、20が引き出されたときに、給紙コロ20、21の回転を規制する場合の給紙コロ回転規制処理について、図9に示すフローチャートに基づいて、以下説明する。

0054

レーザープリンタ50の電装部15は、カセット引出検出センサ54の検出結果に基づいて給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出が開始されたかどうかチェックし(ステップS1)、給紙カセット9及び給紙カセット20の引出が行われないときには、通常の動作に移行する(ステップS2)。

0055

ステップS1で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出が行われると、電装部15は、当該引出の行われた給紙カセット9あるいは給紙カセット20内に記録紙8があるかどうかを用紙有無センサ52の検出結果に基づいて判別し(ステップS3)、当該引出の行われた給紙カセット9あるいは給紙カセット20に記録紙8がないときには、給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出により記録紙8の紙詰まりは発生しないと判断して、そのまま処理を終了する。

0056

ステップS3で、当該引出の行われた給紙カセット9あるいは給紙カセット20に記録紙8があるときには、電装部15は、引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20が給紙動作中であるかどうかチェックする(ステップS4)。この給紙動作中であるかどうかは、例えば、用紙センサ26やレジストセンサ25の検出状態、搬送ローラ対22やレジストローラ11の動作状態等に基づいて判断することができる。

0057

ステップS4で、引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20が給紙動作中であるときには、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の回転を規制すると、給紙中の記録紙8に抵抗を付与する結果となり、適切な給紙や画像の記録を行うことができないので、電装部15は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の回転の規制を行うことなく、そのまま処理を終了する。

0058

ステップS4で、引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20が給紙動作中でないときには、電装部15は、当該引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20内の記録紙8を送り出すための給紙コロ10あるいは給紙コロ21の回転を規制し(ロックし)(ステップS5)、当該給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたか(所定位置まで引き出されたか)をチェックする(ステップS6)。この充分引き出されたかどうかは、カセット引出位置検出センサ55がオフになるかどうかにより判別する。

0059

ステップS6で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されていないときには、電装部15は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21をロックしてから一定時間(所定時間)が経過したかどうかチェックし(ステップS7)、一定時間経過していないときには、ステップS6に戻って給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたかどうかチェックする(ステップS6)。

0060

ステップS6で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたときには、電装部15は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21のロックを解除して、処理を終了する(ステップS8)。

0061

また、ステップS6で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されることなく、ステップS7で一定時間が経過すると、電装部15は、給紙カセット9あるいは給紙カセット20がオペレータの操作に必要な量だけ引き出されたと判断して、給紙コロ10あるいは給紙コロ21のロックを解除し、処理を終了する(ステップS8)。

0062

したがって、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が引き出される際に、当該給紙カセット9あるいは給紙カセット20の最上部の記録紙8の先端が、給紙カセット20について図10に示すように、給紙コロ21と分離部材29との当接位置よりも記録紙8の送り出し方向前方側に移動して、給紙ガイド33部分に達している場合に、給紙カセット20が引き出されると、この給紙カセット20の引き出しに伴って、記録紙8が記録紙8の送り出し方向に送り出される結果となることを、給紙コロ21の回転を規制することにより防止することができる。すなわち、給紙コロ21がロックされると、給紙コロ21と接触している記録紙8が給紙カセット20の引出に伴って給紙カセット20の引出方向に移動するのを給紙コロ21により規制され、そのままの位置にとどまる。その結果、記録紙8は、図10に示す状態から矢印方向に引き出された場合にも、給紙コロ21の回転が規制されていることにより、記録紙8の送り出し方向への移動が規制されて、図11に示すように、記録紙8が給紙ガイド33に引っ掛かることなく、給紙カセット20とともに移動して、記録紙8の紙詰まりが発生することを防止することができる。

0063

次に、給紙カセット9、20が引き出されたときに、給紙コロ20、21を逆回転させる場合の給紙コロ逆回転処理について、図12に示すフローチャートに基づいて、以下説明する。

0064

レーザープリンタ50の電装部15は、カセット引出検出センサ54の検出結果に基づいて給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出の開始が行われたかどうかチェックし(ステップP1)、給紙カセット9及び給紙カセット20の引出が行われないときには、通常の動作に移行する(ステップP2)。

0065

ステップP1で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出が行われると、電装部15は、当該引出の行われた給紙カセット9あるいは給紙カセット20内に記録紙8があるかどうかを用紙有無センサ52の検出結果に基づいて判別し(ステップP3)、当該引出の行われた給紙カセット9あるいは給紙カセット20に記録紙8がないときには、給紙カセット9あるいは給紙カセット20の引出により記録紙8の紙詰まりは発生しないと判断して、そのまま処理を終了する。

0066

ステップP3で、当該引出の行われた給紙カセット9あるいは給紙カセット20に記録紙8があるときには、電装部15は、引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20が給紙動作中であるかどうかチェックする(ステップP4)。

0067

ステップP4で、引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20が給紙動作中であるときには、給紙コロ10あるいは給紙コロ21を逆回転させると、給紙中の記録紙8に大きな抵抗を付与する結果となり、適切な給紙や画像の記録を行うことができないので、電装部15は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の逆回転を行うことなく、そのまま処理を終了する。

0068

ステップP4で、引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20が給紙動作中でないときには、電装部15は、当該引き出された給紙カセット9あるいは給紙カセット20内の記録紙8を送り出すための給紙コロ10あるいは給紙コロ21を通常の給紙動作時とは逆方向に回転(逆回転)させ(ステップP5)、当該給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたか(所定位置まで引き出されたか)を、カセット引出位置検出センサ55がオフになるかどうかにより、チェックする(ステップP6)。

0069

ステップP6で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されていないときには、電装部15は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21を逆回転させてから一定時間(所定時間)が経過したかどうかチェックし(ステップP7)、一定時間経過していないときには、ステップP6に戻って給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたかどうかチェックする(ステップP6)。

0070

ステップP6で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたときには、電装部15は、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の逆回転を解除して、処理を終了する(ステップP8)。

0071

また、ステップP6で、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されることなく、ステップP7で一定時間が経過すると、電装部15は、給紙カセット9あるいは給紙カセット20がオペレータの操作に必要な量だけ引き出されたと判断して、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の逆回転を解除し、処理を終了する(ステップP8)。

0072

したがって、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が引き出される際に、当該給紙カセット9あるいは給紙カセット20の最上部の記録紙8の先端が、給紙カセット20について図10に示したように、給紙コロ21と分離部材29との当接位置よりも記録紙8の送り出し方向前方側に移動して、給紙ガイド33部分に達している場合に、給紙カセット20が引き出されると、この給紙カセット20の引き出しに伴って、給紙コロ21が記録紙8との摩擦から記録紙8の送り出し方向に自由回転することにより、さらに記録紙8が記録紙8の送り出し方向に送り出される結果となることを、給紙コロ21を逆回転させることにより防止することができるとともに、記録紙8を給紙カセット20の内部方向に逆戻しすることができる。すなわち、給紙コロ21が逆回転されると、給紙コロ21と接触している記録紙8が給紙カセット20の引出に伴う給紙カセット20の引出方向への移動を給紙コロ21により規制されだけでなく、記録紙8を給紙カセット20の引出方向とは逆方向、すなわち、給紙カセット20の内部方向に移動させることができる。その結果、記録紙8は、図10に示す状態から矢印方向に引き出された場合にも、給紙コロ21が逆回転されることにより、記録紙8が給紙ガイド33に引っ掛かることなく、図13に示すように、記録紙8が給紙カセット20の内部方向に戻されて、給紙カセット20とともに移動して、記録紙8の紙詰まりが発生することを防止することができる。

0073

以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

0074

例えば、上記実施の形態においては、給紙カセット9あるいは給紙カセット20が充分引き出されたかどうかと、給紙コロ10あるいは給紙コロ21の回転の規制あるいは逆回転を開始してから一定時間経過したかの双方をチェックしているが、いずれか一方のみをチェックするようにしてもよい。

0075

また、上記実施の形態においては、用紙有無センサ52、カセット引出検出センサ54、カセット引出位置検出センサ55等のセンサ類としてセンサアームを備えたスイッチ形式のものを用いているが、センサとしては、これらに限るものではなく、例えば、反射型あるいは透過型光センサ等を用いてもよい。

発明の効果

0076

請求項1記載の発明の給紙装置によれば、給紙コロに当接して送り出される用紙を1枚ずつ分離する分離部材の設けられた給紙カセットが用紙の送り出し方向に引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙カセットが所定位置まで引き出されると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれて、用紙の紙詰まりが発生することを防止することができる。

0077

請求項2記載の発明の給紙装置によれば、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を規制し、給紙コロの回転の規制を所定時間継続すると、給紙コロの回転の規制を解除することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、給紙カセットの引き出しに伴って用紙が用紙の送り出し方向にさらに移動して、用紙先端が用紙ガイドにすくわれ、用紙の紙詰まりが発生することを防止することができる。

0078

請求項3記載の発明の給紙装置によれば、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙カセットが所定位置まで引き出されたことを検出すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することを、より一層適切に防止することができる。

0079

請求項4記載の発明の給紙装置によれば、給紙カセットが引き出されると、給紙コロの回転を用紙の送り出し方向とは逆方向に回転させ、給紙コロの逆回転を所定時間継続すると、給紙コロの逆回転を停止することにより、用紙先端が分離部材の位置よりも突出している場合にも、逆回転する給紙コロにより用紙を給紙カセット側に引き戻して、用紙の紙詰まりが発生することをより一層適切に防止することができる。

0080

請求項5記載の発明の給紙装置によれば、給紙カセットが給紙動作中であると、給紙コロの回転の規制あるいは給紙コロの逆回転を中止することにより、給紙動作中の用紙が、適切に送り出されないことを防止して、適切な給紙動作を確保するとともに、用紙の紙詰まりを防止することができる。

図面の簡単な説明

0081

図1本発明の給紙装置の一実施の形態を適用したレーザープリンタの側面断面図。
図2図1のレーザープリンタの給紙カセットの給紙コロ部分の用紙有無センサがオンしている状態の側面拡大断面図。
図3図2の用紙有無センサがオフしている状態の給紙カセットの給紙コロ部分の側面拡大断面図。
図4給紙カセットの給紙コロ部分の上面拡大図。
図5図1の給紙カセットの上面図。
図6図1の給紙カセットの用紙ガイド部のカセット引出検出センサ及びカセット引出位置検出センサの双方がオンしている場合の側面拡大断面図。
図7図1の給紙カセットの用紙ガイド部のカセット引出検出センサがオフで、カセット引出位置検出センサがオンの場合の側面拡大断面図。
図8図1の給紙カセットの用紙ガイド部のカセット引出検出センサ及びカセット引出位置検出センサの双方がオフしている場合の側面拡大断面図。
図9図1のレーザープリンタによる給紙コロ回転規制処理を示すフローチャート。
図10分離された記録紙が給紙コロと分離部材の後流側に位置している状態を示す給紙カセットの給紙コロ部分の側面拡大断面図。
図11図10の状態から給紙コロの回転を規制した状態で給紙カセットが引き出されたときの給紙カセットの給紙コロ部分の側面拡大断面図。
図12図1レーザーフィルタによる給紙コロ逆回転処理を示すフローチャート。
図13図10の状態から給紙コロが逆回転された状態で給紙カセットが引き出されたときの給紙カセットの給紙コロ部分の側面拡大断面図。
図14従来のレーザープリンタの側面断面図。
図15図14のレーザーフィルタの給紙カセットの用紙ガイド部部分の側面拡大断面図。
図16用紙ガイド部が短い場合の給紙カセットの用紙ガイド部部分の側面拡大断面図。
図17一般的な給紙コロと分離部材との用紙分離機構の説明図。
図18図17用紙分離が不十分な場合の記録紙の位置を示す給紙コロと分離部材部分の側面拡大図。
図19図14の用紙分離が不十分な場合の記録紙の位置を示す給紙カセットの用紙ガイド部部分の側面拡大断面図。
図20図19の状態で給紙カセットが引き出されて紙詰まりが発生している状態を示す給紙カセットの用紙ガイド部部分の側面拡大断面図。

--

0082

50レーザープリンタ
2 本体ケース
3感光体
4帯電部
5現像部
6転写部
7クリーニング部
8 記録紙
9給紙カセット
9a搬送路
10給紙コロ
11レジストローラ
12定着部
13排紙ローラ
14スタッカー部
15電装部
16光学装置
17 給紙部
18 給紙コロ
19増設給紙部
20 給紙カセット
20a 搬送路
21 給紙コロ
22搬送ローラ対
23、24用紙ガイド
25レジストセンサ
26、27用紙センサ
28 用紙ガイド部
29フリクションパッド
33 用紙ガイド
51底板
51a切り欠き部
52用紙有無センサ
52aセンサアーム
53 凸部
54カセット引出検出センサ
55 カセット引出位置検出センサ
54a、55a センサ端子

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  • キヤノン株式会社の「 分離ローラ、シート給送装置、及び画像形成装置」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】外周部の破断を回避して、メンテナンス性を向上する。【解決手段】分離ローラ(112)弾性材料によって筒状に形成された外周部(130)と、外周部を支持するコア部と、コア部より径方向の外側に突出する... 詳細

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