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図面 (11)

課題

データのビットずれを防いで、画の乱れの発生を防止することができ、ハードウェアの量を削減することができる映像データ蓄積再生装置を提供を提供する。

解決手段

映像データ蓄積再生装置100は、装置全体を制御する装置制御部11、記憶装置12、蓄積再生データ変換部120、映像データ符号化部40から構成され、蓄積時には、音声データを一定時間(一定データ)の固定長とし、その音声データの先頭にデータNo.を付与し、映像データを、音声データと同一時刻同一時間(一定データにならない)にて分割し、分割した映像データを音声データと対(ペア)にして記憶装置12に蓄積し、再生時には、記憶装置12から音声データと映像データを同一タイミング読み出し回線60に送出することより、蓄積時と再生時の同期をとるように構成する。

概要

背景

一般に、CCITT勧告のH.221,H.261はリアルタイムでのデータ通信前提とした規格であるから、リアルタイムにてデータ通信を行うテレビ電話テレビ会議システム等でこの規格を用いる場合が多い。そのため、データの蓄積再生を実現するには不向きな符号化方式である。

H.221,H.261にて音声映像を蓄積する場合、回線からのデータを多重分離した後、音声はCCITT勧告符号化則G.711,G.722,G.728等の符号化のまま蓄積するが、映像はデータ量が多いため符号化されたFECフレームを外し、無効詰め込みデータ(このデータをフィルデータという)を取り去り、蓄積を行うのが一般的である。このようにして作成されたフレーム映像フレームという。

フィルデータ、FECの誤り訂正ビットを取り去るため、回線上に送られたデータと蓄積データとには差ができてしまうので、蓄積時と再生時を一致させるために何らかの復元手段と、音声及び映像を同期化するための手段としてタイムスタンプビットカウンタというハードウェア又はソフトウェアを持つのが一般的である。映像の再生はビットカウンタにより必要なデータを再生し、タイムスタンプにて必要なフィルデータを挿入する。

これにより蓄積時の時間と再生時の時間を一致させるこができ更に、音声と映像の同期化も可能となる。

従来のこの種の映像データ蓄積再生装置としては、例えば図9に示すものがある。

図9は従来の映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図であり、図10はそのタイミングチャートである。

図9において、10は蓄積/再生制御装置、50はテレビ会議装置として用いるテレビ電話装置、60は蓄積/再生制御装置10とテレビ電話装置50とを接続する通信回線である。なお、回線60にはISDNを利用するのが一般的である。

上記蓄積/再生制御装置10は、テレビ会議、テレビ電話装置50の指示により映像、音声情報を回線60を通して蓄積し、また蓄積したデータを回線60を通してテレビ会議、テレビ電話装置50へ再生するものである。

上記蓄積/再生制御装置10は、装置全体を制御する装置制御部11、蓄積再生データ変換部20、映像データ符号化部40から構成され、装置制御部11はCPU及び記憶装置12から構成される。

上記蓄積再生データ変換部20は、映像データ符号化部40からの受信データをシリアルから8ビット×Nパラレル(一般的には8ビット=1バイト)に変換するシリアル/パラレル変換部21、その時間,データ量を管理するビットカウンタ22、タイマカウンタ23、これらを制御する蓄積クロック制御部24、PSCをラッチするラッチ回路25、装置制御部11からの送信データをシリアルに変換するパラレル/シリアル変換部26、その時間,データを管理するビットカウンタ27、タイマカウンタ28、これらを制御する再生クロック制御部29、及び音声シリアル/パラレル変換部30から構成される。なお、44はPSC、45はシリアル映像データ、46はPSC割り込み信号、47は制御信号、48はバイト単位データ、49は映像データである。さらに、51は音声データである。

上記映像データ符号部40は、回線インターフェース部41、受信データからのPSC,F/QCIFを検出するPSC,F/QCIF検出部42、及び送信データからのPSCを検出するとともに、画面凍結解除FPR)枚数を設定するPSC検出/画面凍結解除(FPR)枚数設定部43から構成される。

また、映像データ符号部40は、回線インタフェース41により回線60への再生信号はH.221の符号化則にて音声、映像、データを多重化し、逆に、回線60からの信号は多重分離され、音声と映像、データが独立した信号となる。なお、H.221の多重分離機能は回線インタフェース部41に含まれている。

このような構成において、上記蓄積/再生制御装置10の動作は以下のようなものである。

まず、映像データの蓄積動作から説明する。テレビ電話装置50から送られた映像データは回線60を通り映像データ符号部40に入力される。

映像データ符号部40に入力された映像データは、回線インタフェース部41で多重分離され、PSC,F/QCIF検出部42に渡され、PSC,F/QCIF検出部42でPSCの検出及び、F/QCIFの検出が行われる。ここで、PSCは「picture start code」の略であり、映像フレーム(この場合のフレームとは、毎秒最大30回発生する順次走査画像の1枚1枚を示す。)の先頭に必ず付与される。PSCは20ビットで構成されており、内容は“0000 0000 0000 0001 0000”とH.261の規格上決められている。

PSC,F/QCIF検出部42では、PSCを検出したところで、PSCフラグ44を発生させると同時にシリアル映像データ45を出力し始める。

蓄積再生データ変換部20のラッチ回路30によりPSCをラッチすると、直ちに蓄積クロック制御部24に通知され、ビットカウンタ22とタイマカウンタ23が起動される。ビットカウンタ22は、シリアル映像データ45からのシリアルビット1ビット受信毎に+1カウントし、タイマカウンタ23は125μs毎に+1カウントする。

さらに、シリアル映像データ45として入力されたシリアルデータは、シリアル/パラレル変換部21により8ビット等のパラレルデータに変換されて記憶装置12に蓄積される。この動作はPSC受信後、次のPSC受信まで繰り返し行われる。

次のPSCを受信すると蓄積データとともにビットカウンタ22、タイマカウンタ23の値が蓄積される。

この時の動作のタイミングチャートは図10に示される。図10に示すように、PSC,F/QCIF検出部42では、入力された映像データをPSC44と映像データ45とに分離する。映像データ45はビットカウンタ22により有効データのみ取り出し、記憶装置12に蓄積する。また、PSCの間隔はタイマカウンタ23により時間測定をし、PSC割り込み46によりCPUに知らせる。

次に再生動作について説明する。

記憶装置12から読み出された映像データ48はパラレル/シリアル変換部26により1ビットのシリアルデータに変換され、PSC検出/FPR設定部43に送られる。ここで、PSC検出/FPR設定部43に送出する送出データビット数と時間は、それぞれビットカウンタ27とタイマカウンタ28により制御される。パラレル/シリアル変換部26から出力されたデータは、PSC検出/FRP設定部43によりデータ変換され、回線インタフェース部41及び回線60を経由してテレビ電話装置50に送られて映像として表示される。なお、FRPとは、Freeze Picture Releaseの略であり、画面凍結解除を意味する。

ここで、タイマカウンタ22、ビットカウンタ23の動作を詳細に説明する。

PSC,F/QCIF検出部42が受信データ通過時にPSCを検出すると、ラッチ回路25を経由して蓄積クロック制御部24にビットカウンタ22、タイマカウンタ23のスタート指示が出され、これらビットカウンタ22、タイマカウンタ23がカウントを開始する。映像データはシリアル/パラレル変換部21により8ビットデータにバイト変換され記憶装置12に格納される。シリアル映像データは図10の符号45に示すように有効データとフィルデータから構成されている。

PSC,F/QCIF検出部42からは有効データのみが出力されるため、ビットカウンタ22では有効データのみカウントされ、フィルの時は止まっているが、タイマカウンタ23は実時間にてカウントアップするため、フィル期間中もカウントする。このタイムスタンプ(タイマカウンタ値をタイムスタンプという)、ビットカウンタ値、映像データ、音声データを、蓄積データフォーマットに従って記憶装置12に格納する。

この蓄積データフォーマットによるデータを再生する時は、蓄積データフォーマットのタイムスタンプをタイマカウンタ28、データ長をビットカウンタ27にセットし、再生データを記憶装置12からパラレル/シリアル変換部26に転送するとシリアルデータに変換されてPSC検出/FPR設定部43に送られる。このデータに同期してビットカウンタ27はカウントを開始し、再生データが無くなるとビットカウンタ27から再生クロック制御部29に通知され、再生を停止し、データは回線インタフェース部41に送られなくなる。しかし、タイマカウンタ28は蓄積した時と同じ時間までカウントしてからCPUを含む装置制御部11に知らせるので、この間、PSC検出/FPR設定部43により回線60にフィルデータが挿入される。このようにして蓄積された映像データの時間と再生された映像の時間は一致させることができる。

概要

データのビットずれを防いで、画の乱れの発生を防止することができ、ハードウェアの量を削減することができる映像データ蓄積再生装置を提供を提供する。

映像データ蓄積再生装置100は、装置全体を制御する装置制御部11、記憶装置12、蓄積再生データ変換部120、映像データ符号化部40から構成され、蓄積時には、音声データを一定時間(一定データ)の固定長とし、その音声データの先頭にデータNo.を付与し、映像データを、音声データと同一時刻同一時間(一定データにならない)にて分割し、分割した映像データを音声データと対(ペア)にして記憶装置12に蓄積し、再生時には、記憶装置12から音声データと映像データを同一タイミング読み出して回線60に送出することより、蓄積時と再生時の同期をとるように構成する。

目的

本発明は、データのビットずれを防いで、画の乱れの発生を防止することができ、ハードウェアの量を削減することができる映像データ蓄積再生装置を提供することを目的とする。

また、本発明は、映像のタイムスタンプを廃止してハードウェアを大幅に削減することができ、ソフトウェアの制御をシンプルにできる映像データ蓄積再生装置を提供することを別の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

PSC(picture start code)を先頭に付与した映像フレームを含むデータを符号化する符号化手段と、蓄積データを記憶するデータ記憶手段と、データ蓄積時には前記符号化手段により符号化されたデータを蓄積データに変換し、データ再生時には前記データ記憶手段に蓄積されたデータを再生データに変換するデータ変換手段とを備えた映像データ蓄積再生装置において、前記データ変換手段は、映像データを各フレーム単位で管理する手段を備えたことを特徴とする映像データ蓄積再生装置。

請求項2

上記請求項1に記載の映像データ蓄積再生装置において、フレーム先頭データにPSCフラグを設け、蓄積時は、各フレームの時間を監視するとともに、前記PSCフラグにより映像データを各フレーム単位で管理する手段と、再生時は、各フレーム単位で管理している映像データを、各フレーム単位で送出するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする映像データ蓄積再生装置。

請求項3

前記各フレームの時間は、フレームの先頭に付されたPSCと次のフレームの先頭に付されたPSCまでの時間であることを特徴とする請求項2記載の映像データ蓄積再生装置。

請求項4

音声データ及び映像データを符号化する符号化手段と、蓄積データを記憶するデータ記憶手段と、データ蓄積時は符号化手段により符号化されたデータを蓄積データに変換し、データ再生時はデータ記憶手段に蓄積されたデータを再生データに変換するデータ変換手段を備えた映像データ蓄積再生装置において、前記データ変換手段は、前記音声データに基づいて映像データの蓄積時間と再生時間の同期をとる手段を備えたことを特徴とする映像データ蓄積再生装置。

請求項5

前記データ変換手段は、蓄積時には、音声データを所定時間の固定長とし、該音声データの先頭にデータ番号を付与し、映像データを、前記音声データと同一時刻同一時間により分割し、分割した映像データを音声データと関連付けて前記データ記憶手段に蓄積し、再生時には、前記データ記憶手段から音声データと映像データを同一タイミング読み出して前記符号化手段に送出する手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の映像データ蓄積再生装置。

請求項6

映像データを符号化する符号化手段と、蓄積データを記憶するデータ記憶手段と、データ蓄積時には前記符号化手段により符号化されたデータを蓄積データに変換し、データ再生時には前記データ記憶手段に蓄積されたデータを再生データに変換するデータ変換手段とを備えた映像データ蓄積再生装置において、前記データ変換手段は、映像データを固定長に分割し、分割した固定長データの頭に絶対時間のタイムスタンプを付与する手段を備えたことを特徴とする映像データ蓄積再生装置。

請求項7

前記データ変換手段は、蓄積時には、映像データを所定データ量の固定長に分割し、分割した固定長データの先頭に絶対時間のタイムスタンプを付与して前記データ記憶手段に蓄積し、再生時には、前記データ記憶手段からのデータの読み出し時間と前記絶対時間のタイムスタンプの値の一致タイミングで読み出して前記符号化手段に送出する手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の映像データ蓄積再生装置。

請求項8

前記蓄積動作において、蓄積動作開始時に前記絶対時間のタイムスタンプのカウントを開始し、蓄積動作完了までカウント動作を続けることにより、蓄積開始からの絶対値としたことを特徴とする請求項7記載の映像データ蓄積再生装置。

請求項9

上記請求項1、4又は6に記載の映像データ蓄積再生装置において、CCITT勧告H.261に準拠した符号化方式を用いたことを特徴とする映像データ蓄積再生装置。

請求項10

さらに、上記請求項1、4又は6に記載の映像データ蓄積再生装置において、多重化されたデータを受信/送信する通信手段を備えたことを特徴とする映像データ蓄積再生装置。

技術分野

0001

本発明は、映像データ蓄積再生装置係り、詳細には、例えばマルチメディアの分野で広く採用されている、いわゆる「ビデオオンデマンド」等に使用される映像/音声蓄積再生装置であって、CCITT勧告H.261に準拠して符号化された映像データの蓄積再生同期化方式に基づく映像データ蓄積再生装置に関する。

背景技術

0002

一般に、CCITT勧告のH.221,H.261はリアルタイムでのデータ通信前提とした規格であるから、リアルタイムにてデータ通信を行うテレビ電話テレビ会議システム等でこの規格を用いる場合が多い。そのため、データの蓄積、再生を実現するには不向きな符号化方式である。

0003

H.221,H.261にて音声、映像を蓄積する場合、回線からのデータを多重分離した後、音声はCCITT勧告符号化則G.711,G.722,G.728等の符号化のまま蓄積するが、映像はデータ量が多いため符号化されたFECフレームを外し、無効詰め込みデータ(このデータをフィルデータという)を取り去り、蓄積を行うのが一般的である。このようにして作成されたフレーム映像フレームという。

0004

フィルデータ、FECの誤り訂正ビットを取り去るため、回線上に送られたデータと蓄積データとには差ができてしまうので、蓄積時と再生時を一致させるために何らかの復元手段と、音声及び映像を同期化するための手段としてタイムスタンプビットカウンタというハードウェア又はソフトウェアを持つのが一般的である。映像の再生はビットカウンタにより必要なデータを再生し、タイムスタンプにて必要なフィルデータを挿入する。

0005

これにより蓄積時の時間と再生時の時間を一致させるこができ更に、音声と映像の同期化も可能となる。

0006

従来のこの種の映像データ蓄積再生装置としては、例えば図9に示すものがある。

0007

図9は従来の映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図であり、図10はそのタイミングチャートである。

0008

図9において、10は蓄積/再生制御装置、50はテレビ会議装置として用いるテレビ電話装置、60は蓄積/再生制御装置10とテレビ電話装置50とを接続する通信回線である。なお、回線60にはISDNを利用するのが一般的である。

0009

上記蓄積/再生制御装置10は、テレビ会議、テレビ電話装置50の指示により映像、音声情報を回線60を通して蓄積し、また蓄積したデータを回線60を通してテレビ会議、テレビ電話装置50へ再生するものである。

0010

上記蓄積/再生制御装置10は、装置全体を制御する装置制御部11、蓄積再生データ変換部20、映像データ符号化部40から構成され、装置制御部11はCPU及び記憶装置12から構成される。

0011

上記蓄積再生データ変換部20は、映像データ符号化部40からの受信データをシリアルから8ビット×Nパラレル(一般的には8ビット=1バイト)に変換するシリアル/パラレル変換部21、その時間,データ量を管理するビットカウンタ22、タイマカウンタ23、これらを制御する蓄積クロック制御部24、PSCをラッチするラッチ回路25、装置制御部11からの送信データをシリアルに変換するパラレル/シリアル変換部26、その時間,データを管理するビットカウンタ27、タイマカウンタ28、これらを制御する再生クロック制御部29、及び音声シリアル/パラレル変換部30から構成される。なお、44はPSC、45はシリアル映像データ、46はPSC割り込み信号、47は制御信号、48はバイト単位データ、49は映像データである。さらに、51は音声データである。

0012

上記映像データ符号部40は、回線インターフェース部41、受信データからのPSC,F/QCIFを検出するPSC,F/QCIF検出部42、及び送信データからのPSCを検出するとともに、画面凍結解除FPR)枚数を設定するPSC検出/画面凍結解除(FPR)枚数設定部43から構成される。

0013

また、映像データ符号部40は、回線インタフェース41により回線60への再生信号はH.221の符号化則にて音声、映像、データを多重化し、逆に、回線60からの信号は多重分離され、音声と映像、データが独立した信号となる。なお、H.221の多重分離機能は回線インタフェース部41に含まれている。

0014

このような構成において、上記蓄積/再生制御装置10の動作は以下のようなものである。

0015

まず、映像データの蓄積動作から説明する。テレビ電話装置50から送られた映像データは回線60を通り映像データ符号部40に入力される。

0016

映像データ符号部40に入力された映像データは、回線インタフェース部41で多重分離され、PSC,F/QCIF検出部42に渡され、PSC,F/QCIF検出部42でPSCの検出及び、F/QCIFの検出が行われる。ここで、PSCは「picture start code」の略であり、映像フレーム(この場合のフレームとは、毎秒最大30回発生する順次走査画像の1枚1枚を示す。)の先頭に必ず付与される。PSCは20ビットで構成されており、内容は“0000 0000 0000 0001 0000”とH.261の規格上決められている。

0017

PSC,F/QCIF検出部42では、PSCを検出したところで、PSCフラグ44を発生させると同時にシリアル映像データ45を出力し始める。

0018

蓄積再生データ変換部20のラッチ回路30によりPSCをラッチすると、直ちに蓄積クロック制御部24に通知され、ビットカウンタ22とタイマカウンタ23が起動される。ビットカウンタ22は、シリアル映像データ45からのシリアルビット1ビット受信毎に+1カウントし、タイマカウンタ23は125μs毎に+1カウントする。

0019

さらに、シリアル映像データ45として入力されたシリアルデータは、シリアル/パラレル変換部21により8ビット等のパラレルデータに変換されて記憶装置12に蓄積される。この動作はPSC受信後、次のPSC受信まで繰り返し行われる。

0020

次のPSCを受信すると蓄積データとともにビットカウンタ22、タイマカウンタ23の値が蓄積される。

0021

この時の動作のタイミングチャートは図10に示される。図10に示すように、PSC,F/QCIF検出部42では、入力された映像データをPSC44と映像データ45とに分離する。映像データ45はビットカウンタ22により有効データのみ取り出し、記憶装置12に蓄積する。また、PSCの間隔はタイマカウンタ23により時間測定をし、PSC割り込み46によりCPUに知らせる。

0022

次に再生動作について説明する。

0023

記憶装置12から読み出された映像データ48はパラレル/シリアル変換部26により1ビットのシリアルデータに変換され、PSC検出/FPR設定部43に送られる。ここで、PSC検出/FPR設定部43に送出する送出データビット数と時間は、それぞれビットカウンタ27とタイマカウンタ28により制御される。パラレル/シリアル変換部26から出力されたデータは、PSC検出/FRP設定部43によりデータ変換され、回線インタフェース部41及び回線60を経由してテレビ電話装置50に送られて映像として表示される。なお、FRPとは、Freeze Picture Releaseの略であり、画面凍結解除を意味する。

0024

ここで、タイマカウンタ22、ビットカウンタ23の動作を詳細に説明する。

0025

PSC,F/QCIF検出部42が受信データ通過時にPSCを検出すると、ラッチ回路25を経由して蓄積クロック制御部24にビットカウンタ22、タイマカウンタ23のスタート指示が出され、これらビットカウンタ22、タイマカウンタ23がカウントを開始する。映像データはシリアル/パラレル変換部21により8ビットデータにバイト変換され記憶装置12に格納される。シリアル映像データは図10の符号45に示すように有効データとフィルデータから構成されている。

0026

PSC,F/QCIF検出部42からは有効データのみが出力されるため、ビットカウンタ22では有効データのみカウントされ、フィルの時は止まっているが、タイマカウンタ23は実時間にてカウントアップするため、フィル期間中もカウントする。このタイムスタンプ(タイマカウンタ値をタイムスタンプという)、ビットカウンタ値、映像データ、音声データを、蓄積データフォーマットに従って記憶装置12に格納する。

0027

この蓄積データフォーマットによるデータを再生する時は、蓄積データフォーマットのタイムスタンプをタイマカウンタ28、データ長をビットカウンタ27にセットし、再生データを記憶装置12からパラレル/シリアル変換部26に転送するとシリアルデータに変換されてPSC検出/FPR設定部43に送られる。このデータに同期してビットカウンタ27はカウントを開始し、再生データが無くなるとビットカウンタ27から再生クロック制御部29に通知され、再生を停止し、データは回線インタフェース部41に送られなくなる。しかし、タイマカウンタ28は蓄積した時と同じ時間までカウントしてからCPUを含む装置制御部11に知らせるので、この間、PSC検出/FPR設定部43により回線60にフィルデータが挿入される。このようにして蓄積された映像データの時間と再生された映像の時間は一致させることができる。

発明が解決しようとする課題

0028

しかしながら、このような従来の映像データ蓄積再生装置にあっては、H.261で符号化されたデジタルデータの蓄積/再生を各フレーム単位で管理していく上で蓄積時1ビットでもデータのずれが発生した場合にそのデータを再生すると、画の乱れが生じる。これは1ビットでもずれが発生すると、その後の全てのフレームにまでも影響し、各フレームの先頭に付与されているPSCコードに狂いが生じるためである。再生時も同様であり、蓄積データが正常であっても再生時にビットずれが発生すると画の乱れが生じる。

0029

このため、データの管理はフレーム単位で管理することに加え、1フレーム内のデジタルデータ全てのビット数もカウンタ等で管理し、蓄積データのビット数と再生データのビット数が必ず等しくなるようハードウェア、ソフトウェアの両面でサポートする必要があり、ハードウェア、ソフトウェアの両面でかなりの負担が増えるという問題点があった。

0030

また、別の問題点として、例えば上述したように音声と映像の同期化、及び映像の時間設定のためのタイムスタンプが必要となるためハードウェア、ソフトウェアが煩雑になるという問題点があった。

0031

本発明は、データのビットずれを防いで、画の乱れの発生を防止することができ、ハードウェアの量を削減することができる映像データ蓄積再生装置を提供することを目的とする。

0032

また、本発明は、映像のタイムスタンプを廃止してハードウェアを大幅に削減することができ、ソフトウェアの制御をシンプルにできる映像データ蓄積再生装置を提供することを別の目的とする。

課題を解決するための手段

0033

本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、PSCを先頭に付与した映像フレームを含むデータを符号化する符号化手段と、蓄積データを記憶するデータ記憶手段と、データ蓄積時には符号化手段により符号化されたデータを蓄積データに変換し、データ再生時にはデータ記憶手段に蓄積されたデータを再生データに変換するデータ変換手段とを備えた映像データ蓄積再生装置において、データ変換手段は、映像データを各フレーム単位で管理する手段を備えて構成する。

0034

また、映像データ蓄積再生装置が、フレームの先頭データにPSCフラグを設け、蓄積時は、各フレームの時間を監視するとともに、PSCフラグにより映像データを各フレーム単位で管理する手段と、再生時は、各フレーム単位で管理している映像データを、各フレーム単位で送出するように制御する制御手段とを備え構成してもよい。

0035

また、各フレームの時間は、フレームの先頭に付されたPSCと次のフレームの先頭に付されたPSCまでの時間であってもよい。

0036

また、本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、音声データ及び映像データを符号化する符号化手段と、蓄積データを記憶するデータ記憶手段と、データ蓄積時は符号化手段により符号化されたデータを蓄積データに変換し、データ再生時はデータ記憶手段に蓄積されたデータを再生データに変換するデータ変換手段を備えた映像データ蓄積再生装置において、データ変換手段は、音声データに基づいて映像データの蓄積時間と再生時間の同期をとる手段を備えて構成する。

0037

また、データ変換手段は、蓄積時には、音声データを所定時間の固定長とし、該音声データの先頭にデータ番号を付与し、映像データを、音声データと同一時刻同一時間により分割し、分割した映像データを音声データと関連付けてデータ記憶手段に蓄積し、再生時には、データ記憶手段から音声データと映像データを同一タイミング読み出して符号化手段に送出する手段を備えていてもよい。

0038

また、本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、映像データを符号化する符号化手段と、蓄積データを記憶するデータ記憶手段と、データ蓄積時には符号化手段により符号化されたデータを蓄積データに変換し、データ再生時にはデータ記憶手段に蓄積されたデータを再生データに変換するデータ変換手段とを備えた映像データ蓄積再生装置において、データ変換手段は、映像データを固定長に分割し、分割した固定長データの頭に絶対時間のタイムスタンプを付与する手段を備えて構成する。

0039

また、データ変換手段は、蓄積時には、映像データを所定データ量の固定長に分割し、分割した固定長データの先頭に絶対時間のタイムスタンプを付与してデータ記憶手段に蓄積し、再生時には、データ記憶手段からのデータの読み出し時間と絶対時間のタイムスタンプの値の一致タイミングで読み出して符号化手段に送出する手段を備えていてもよい。

0040

また、上記蓄積動作において、蓄積動作開始時に絶対時間のタイムスタンプのカウントを開始し、蓄積動作完了までカウント動作を続けることにより、蓄積開始からの絶対値とするものであってもよい。

0041

さらに、映像データ蓄積再生装置が、CCITT勧告H.261に準拠した符号化方式を用いたものであってもよく、多重化されたデータを受信/送信する通信手段を備えたものであってもよい。

発明を実施するための最良の形態

0042

本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、H.261の符号化方式を用いた映像情報通信システムにおいて、映像の蓄積、再生を目的とした装置、例えば、ビデオ・オンデマンド(VOD)に適用することができる。

0043

図1は本発明の第1の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図である。図1に示す映像データ蓄積再生装置は、動画像の画像を検索する映像データ蓄積再生装置に適用した例である。なお、本実施形態の説明にあたり前記図9と同一又は対応する要素は同一の符号を付している。

0044

図1において、100は蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)、50はテレビ会議装置として用いるテレビ電話装置、60は蓄積/再生制御装置10とテレビ電話装置50とを接続する通信回線である。なお、回線60はISDNを利用するのが一般的である。

0045

上記蓄積/再生制御装置100は、テレビ会議、テレビ電話装置50の指示により映像、音声情報を回線60を通して蓄積し、また蓄積したデータを回線60を通してテレビ会議、テレビ電話装置50へ再生するものである。

0046

上記蓄積/再生制御装置100は、装置全体を制御する装置制御部11、蓄積再生データ変換部120(データ変換手段)、映像データ符号化部40(符号化手段)から構成され、装置制御部11はCPU及び記憶装置12(データ記憶手段)から構成される。記憶装置12は例えばハードディスク(HD)等により構成される。

0047

上記蓄積再生データ変換部120は、映像データ符号化部40からの受信データをシリアルから8ビット×Nパラレル(一般的には8ビット=1バイト)に変換するシリアル/パラレル変換部21、蓄積クロック制御部24、PSCをラッチするラッチ回路25、装置制御部11からの送信データをシリアルに変換するパラレル/シリアル変換部26、再生クロック制御部29、及び音声シリアル/パラレル変換部30から構成される。

0048

上記映像データ符号部40は、回線インターフェース部41、受信データからのPSC,F/QCIFを検出するPSC,F/QCIF検出部42、及び送信データからのPSCを検出するとともに、画面凍結解除(FPR)枚数を設定するPSC検出/画面凍結解除(FPR)枚数設定部43から構成される。

0049

また、映像データ符号部40は、回線インタフェース41により回線60への再生信号はH.221の符号化則によって音声、映像、データを多重化し、逆に、回線60からの信号は多重分離され、音声と映像、データが独立した信号となる。なお、H.221の多重分離機能は回線インタフェース部41に含まれている。

0050

すなわち、本実施形態に係る蓄積/再生制御装置100は、図9に示す従来の蓄積/再生制御装置10に対し、蓄積再生データ変換部120においてビットカウンタ22,27、タイマカウンタ23,28を取り去りハード的に簡略化した構成となっている。

0051

以下、上述のように構成された蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)100の動作を説明する。

0052

テレビ電話装置50等のテレビ会議システムからの蓄積データには音声と映像があり、一般的に映像は回線の速度の関係で、全情報を送信できないため、コマ送り送信となるが、音声については滞り、途切れが許されないため100%送信となる。但し、各音声符号化則によりデータ量は異なり、同一符号化則、同一転送速度では単位時間当たりのデータ量は一定である。例えば、G.728−16kbpsでは2bit/125μsである。

0053

すなわち、音声はタイムスタンプなしで蓄積し、そのまま再生しても正確な時間で再生できる。本発明に係る映像データ蓄積再生装置100は、この特性を利用し、音声に映像を同期させることにより、蓄積した時の映像を時問的に正しく再生しようとするものである。

0054

この方法を図2に示すタイミングチャート及び図3に示す蓄積データフォーマットを参照して詳細に説明する。

0055

テレビ会議、テレビ電話装置50からデータを蓄積する場合、回線60を介して映像データ符号化部40、蓄積データ変換部120を経由して記憶装置12にデータが記憶されるが、シリアル/パラレル変換部21によりバイト単位となったデータ121は、図3に示す蓄積データフォーマットに従って記憶装置12に格納される。なお、この場合、PSC、F/QCIF検出部42において、不要なフィルデータは削除される。

0056

まず、音声信号は回線インタフェース部41より一定の速度で出力されるため、これを125μsのN倍(Nは、任意の整数)にて分割し、これと同じ期間に受信した映像信号121をバイト単位にまとめて1音声/映像データとし、先頭にデータNo.(番号)を付ける。これを図2のタイミングチャート及び図3の蓄積データフォーマットに示すように連続して行う。

0057

再生の時は、1音声/映像データ単位で記憶装置12から読み出す。まず、音声データを一定の速度により回線インタフェース部41に送出し、回線60を通してテレビ電話装置50に送る。映像は音声データより再生時間が少ないため、一定のデータ送出後はデータが無くなり、PSC検出/FPR設定部43にデータが供給されなくなるため、ここでフィルを挿入するようにする。

0058

このように、一定時間の音声データ単位に同期させて映像データを蓄/再生することにより音声と映像の同期をとることができる。この様子を図2のタイミングチャートを参照して説明する。

0059

図2に示すように、蓄積時には、PSC,F/QCIF検出部42へのデータは有効データの他にフィルデータが挿入されている(図2のシリアル映像データ45参照)。また、音声は一定の速度で蓄積されるため、125μsの整数倍、一般的には30ms程度の固定時間に分割し、記憶装置12に蓄積する。この時、分割した音声データに一連のデータNo.(番号)を付与する(図3の蓄積データフォーマット参照)。

0060

図3はこの蓄積時の蓄積データフォーマットを示す図である。図3に示すように、この蓄積データフォーマットに従って、音声データ(固定長)により同期をとり蓄積する。この蓄積データフォーマットに従って蓄積されるデータ(No.1データ,No.2データ,…)のうち音声データは固定長であるが映像データは可変長となる。

0061

映像データは、PSC,F/QCIF検出部42の出力ではフィルはなく、シリアル/パラレル変換部21によるシリアル/パラレル変換を経由して記憶装置12に書込まれるが、この時、音声データの固定時間と同じ時間分の映像データを蓄積し、音声のデータと同じ番号を付与する。

0062

このように、蓄積されたデータは、従来例のようにタイムスタンプを使用する時には全く同じにはならないものの、再生する時はPSC検出/FPR設定部43にバッファメモリを搭載しているために平均化され、動作には支障はない。また視覚的にも、当初の送り画面そのものが現実の画面と異なっており、映像の送出に微小差異があっても実用上支障はない。

0063

以上説明したように、第1の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置100は、装置全体を制御する装置制御部11、記憶装置12、蓄積再生データ変換部120、映像データ符号化部40から構成され、蓄積時には、音声データを一定時間(一定データ)の固定長とし、その音声データの先頭にデータNo.を付与し、映像データを、音声データと同一時刻同一時間(一定データにならない)にて分割し、分割した映像データを音声データと対(ペア)にして記憶装置12に蓄積し、再生時には、記憶装置12から音声データと映像データを同一タイミングで読み出して回線60に送出することより、蓄積時と再生時の同期をとるように構成しているので、映像データのタイムスタンプを廃止することができ、前記図1図9の構成を比較して明らかなようにハードウェアを大幅に削減することができる。

0064

また、蓄積フォーマットを固定長にすることによりソフトウェアの制御がシンプルとなった。これにより、装置制御部11内のCPUが映像蓄積データを記憶装置12に書き込む場合、このデータ内のPSC割り込みを制御する必要がなく、PSC,F/QCIF検出部42からのシリアル映像データ45を単純にメモリに取り込み、時間監視を行って映像データno.を付けること行うのみで済み、ソフトウェアを大幅に簡略化することができる。

0065

図4は本発明の第2の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の構成を示す回路図である。

0066

図4に示す映像データ蓄積再生装置も、映像の蓄積、再生を目的とした装置、例えば、ビデオ・オンデマンド(VOD)に適用した例である。なお、本実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の説明にあたり図1に示す映像データ蓄積再生装置と同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。

0067

図4において、130は蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)、50はテレビ会議装置として用いるテレビ電話装置、60は蓄積/再生制御装置10とテレビ電話50とを接続する通信回線である。

0068

上記蓄積/再生制御装置130は、テレビ会議、テレビ電話装置50の指示により映像、音声情報を回線60を通して蓄積し、また蓄積したデータを回線60を通してテレビ会議、テレビ電話装置50へ再生するものである。

0069

上記蓄積/再生制御装置130は、装置全体を制御する装置制御部11、蓄積再生データ変換部140、映像データ符号化部40から構成され、装置制御部11はCPU及び記憶装置12から構成される。

0070

上記蓄積再生データ変換部140は、映像データ符号化部40からの受信データをシリアルからパラレルに変換するシリアル/パラレル変換部21、PSCをラッチするラッチ回路25、装置制御部11からの送信データをシリアルに変換するパラレル/シリアル変換部26、及びクロック制御部141から構成される。

0071

上記映像データ符号部40は、回線インターフェース部41、受信データからのPSC,F/QCIFを検出するPSC,F/QCIF検出部42、及び送信データからのPSCを検出するとともに、画面凍結解除(FPR)枚数を設定するPSC検出/FPR設定部43から構成される。

0072

また、映像データ符号部40は、回線インタフェース41により回線60への再生信号はH.221の符号化則にて音声、映像、データを多重化し、逆に、回線60からの信号は多重分離され、音声と映像、データが独立した信号となる。なお、H.221の多重分離機能は回線インタフェース部41に含まれている。上記クロック制御部141は、ソフトタイマフラグ142、制御クロック143を基にパラレル/シリアル変換部26にクロック144を供給して、再生時に映像データを、各フレーム単位で送出するように制御する。

0073

このように、本実施形態に係る蓄積/再生制御装置100は、図9に示す従来の蓄積/再生制御装置10に対し、第1の実施形態と同様に、蓄積再生データ変換部120においてビットカウンタ22,27、タイマカウンタ23,28を取り去りハード的に簡略化した構成となっている。

0074

以下、上述のように構成された蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)130の動作を説明する。

0075

まず、映像データの蓄積経路を説明する。テレビ電話装置50から送られた映像データは回線60を通り映像データ符号部40に入力される。

0076

映像データ符号部40に入力された映像データは、回線インタフェース部41で多重分離され、PSC,F/QCIF検出部42に渡され、PSC,F/QCIF検出部42でPSCの検出及び、F/QCIFの検出が行われる。ここで、PSCは、映像フレームの先頭に必ず付与されており、その20ビットの内容は“0000 0000 0000 0001 0000”とH.261の規格上決められている。

0077

PSC,F/QCIF検出部42では、PSCを検出したところで、PSCフラグ44を発生させ、このタイミングと同時のタイミングでシリアル映像データ45を出力し始める。シリアル映像データ45は、1ビットの映像データであり、装置制御部11に蓄積する効率を考慮し、nビット(但し、n=2,3,4,…)のパラレルデータ121に変換するためシリアル/パラレル変換部21によりエンコードする。そして、シリアル/パラレル変換部21からパラレル変換されたデータ121が出力されるまで、ラッチ回路25はPSCフラグ44を保持し、フレームの先頭のnビットが記憶制御12に書き込まれると同時に、保持していたPSCフラグ44をPSC割り込み46として発生させる。なお、ラッチ回路25出力はPSC割り込み46として装置制御部11に通知できるものとする。この状態は、図5動作シーケンスに示される。

0078

次に映像データの再生経路について説明する。

0079

記憶装置12から読み出された映像データ49は、パラレル/シリアル変換部26によりnビットのパラレルデータから1ビットのシリアルデータに変換される。パラレル/シリアル変換部26で変換するタイミングは、クロック制御部141により制御される。パラレル/シリアル変換部26から出力されたシリアルデータは、PSC検出/FPR設定部43に送られ、PSC検出/FRP設定部43によりデータ変換され、回線インタフェース部41及び回線60を経由してテレビ電話、テレビ会議装置50に送られて映像として表示される。

0080

さらに詳細動作を説明する。

0081

まず、蓄積時は、PSC割り込み46が発生した時点でソフトタイマを起動させ、次のPSC割り込み46が発生するまでの時間を監視する。ここで得られた値が1フレーム分の時間値である。以降、PSC割り込み47からPSC割り込み47までを繰り返し、ソフトタイマにて監視を続けながら記憶装置12にデータを蓄積(格納)していく。

0082

図6はこの蓄積時の蓄積データフォーマットを示す図である。図6に示すように、この蓄積データフォーマットに従って、PSCを先頭とした映像フレーム単位でタイムスタンプを付けて蓄積される。この蓄積データフォーマットに従って蓄積されるデータ(No.1データ,No.2データ,…)は可変長である。

0083

再生時は、再生用の1フレーム目のデータをパラレル/シリアル変換部26にセットした後、蓄積時に得られた1フレーム目の時間分だけソフトタイマフラグ142をオン状態にする。これにより、クロック制御部141がイネーブル状態となりパラレル/シリアル変換部26にクロック144供給を開始し、パラレル/シリアル変換部26からシリアルデータが映像データ符号部40に送出されていく。

0084

クロック制御部141では、フレーム単位でデータを管理できるようにタイマ割り込み145を持っており、タイマ割り込み145が発生した時点で再生するデータを記憶装置12からパラレル/シリアル変換部26にセットする(図5再生時参照)。

0085

以上説明したように、第2の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置130は、ソフトタイマフラグ142、制御クロック143を基にパラレル/シリアル変換部26にクロック144を供給するクロック制御部141を備え、蓄積時は、各フレームの時間(PSCから次のPSCまでの時間)を監視し、また、フレームの先頭データにはPSCフラグ44を設け、映像データを各フレーム単位で管理するとともに、再生時は、各フレーム単位で管理している映像データをクロック制御部141により各フレーム単位で送出するように構成しているので、PSCフラグ44を用いて映像データをフレーム単位で管理することにより、データのビットずれを防ぐことができ、画の乱れを発生させないという効果を得ることができる。また、各フレームをビット管理ではなくソフトタイマによる時間監視を行うことによりハードウェア量を軽減することができる。

0086

図7は本発明の第3の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の構成を示す回路図である。本実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の説明にあたり図1に示す映像データ蓄積再生装置と同一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。

0087

図7において、150は蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)、50はテレビ会議装置として用いるテレビ電話装置、60は蓄積/再生制御装置10とテレビ電話50とを接続する通信回線である。

0088

上記蓄積/再生制御装置150は、テレビ会議、テレビ電話装置50の指示により映像、音声情報を回線60を通して蓄積し、また蓄積したデータを回線60を通してテレビ会議、テレビ電話装置50へ再生するものである。

0089

上記蓄積/再生制御装置150は、装置全体を制御する装置制御部11、蓄積再生データ変換部160(データ変換手段)、映像データ符号化部40から構成され、装置制御部11はCPU及び記憶装置12から構成される。

0090

上記蓄積再生データ変換部160は、映像データ符号化部40からの受信データをシリアルから8ビット×Nパラレル(一般的には8ビット=1バイト)に変換するシリアル/パラレル変換部21、蓄積クロック制御部24、PSCをラッチするラッチ回路25、装置制御部11からの送信データをシリアルに変換するパラレル/シリアル変換部26、再生クロック制御部29、及び音声シリアル/パラレル変換部30から構成される。

0091

このように、本実施形態に係る蓄積/再生制御装置150は、ハード的構成は前記図1に示す映像データ蓄積再生装置と同一構成をとるが、後述するように蓄積再生データ変換部160におけるデータ蓄積手段が異なっている。すなわち、蓄積再生データ変換部160において、映像データを固定長(一般的には4kビット=256byte)に分割し、頭に絶対時間のタイムスタンプ(ATS)を付けて蓄積する構成となっている。

0092

また、本実施形態に係る蓄積/再生制御装置150にあっても、第1、第2の実施形態と同様に、図9に示す従来の蓄積/再生制御装置10に対し、蓄積再生データ変換部160においてビットカウンタ22,27、タイマカウンタ23,28を取り去りハード的に簡略化した構成となっている。

0093

以下、上述のように構成された蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)150の動作を説明する。

0094

まず、映像データの蓄積動作を説明する。テレビ電話装置50から送られた映像データは回線60を通り映像データ符号部40に入力される。

0095

映像データ符号部40に入力された映像データは、回線インタフェース部41で多重分離され、PSC,F/QCIF検出部42に渡され、PSC,F/QCIF検出部42でPSCの検出及び、F/QCIFの検出が行われる。ここで、PSCを先頭にしたフィルを除いた映像フレーム単位のデータとなる。

0096

PSC,F/QCIF検出部42から出力された映像データは、シリアル/パラレル変換部21により8ビットのバイト信号に変換されて記憶装置12に蓄積される。

0097

PSC,F/QCIF検出部42から映像フレームデータがシリアル/パラレル変換部21に送出されると同時に、PSC信号がラッチ回路25に送出され、CPUに割り込みを起こすとともに制御信号47として蓄積クロック制御部47を作動させ、蓄積クロック制御部47からクロックを送出してシリアル/パラレル変換部21においてパラレルデータが生成される。

0098

CPUは、最初のPSCを検出するとソフトタイマのカウントを開始する。

0099

また、CPUは、データの取り込みを開始してからデータが一定量になると、データの先頭に絶対時間のタイムスタンプ(ATS)を付加して蓄積する制御を行う。ここで、上記データの一定量とは、映像データを固定長に分割し、データの頭にATSを付けて蓄積するデータ量であり、この固定長は一般的には256バイト程度(時間にして125μs×N(Nは、任意の整数)、フィル削除前の32ms程度のデータ量)である。

0100

上記ATSは、最初は「0」であり、蓄積中はソフトタイマは連続カウントするので最初からの絶対時間が設定される。

0101

図8は本実施形態の蓄積データフォーマットを示す図である。図8に示すように、映像データを固定長(例えば、4kbit)に分割し、その頭にタイムスタンプ(ATS)を持つ。また、上述したようにATSはソフトタイマである。

0102

ここで、上記固定長の4kbitは、前記第1の実施形態で説明した図1の回線インターフェース41上とほぼ同じであり、時間にして約32msである。

0103

また、蓄積動作において、蓄積動作開始時にATSのカウントを開始し、蓄積動作完了までカウント動作を続ける。よって、ATSは前記第2の実施形態で説明したタイムスタンプと異なりPSCからの値ではなく、蓄積開始からの絶対値となる。

0104

次に映像データの再生動作について説明する。

0105

再生時は再生開始より、ソフトタイマのカウントを開始し、固定長(例えば、4kbit)のデータ単位に、そのデータを転送する時、ATSの値とソフトタイマの値が一致するのを待って転送を開始する。

0106

具体的には、まず、再生開始時に、CPUはソフトタイマをスタートさせ、データの再生を開始する。

0107

再生データは、記憶装置12からパラレル/シリアル変換部26を経てPSC検出/FPR設定部43に入力され、PSC検出/FPR設定部43でPSCの設定フィル、FEC符号の付加を行う。

0108

PSC検出/FPR設定部43からのデータは、回線インターフェース部41で音声、映像の多重化が行われ、回線60を経由し、テレビ電話装置50に送られる。

0109

記憶装置12から固定長のデータ(256バイト)が送出されると、次のATSとソフトタイマが一致するまで、シリアル/パラレル変換部21へのデータ送出を待ち、一致したときはシリアル/パラレル変換部21へデータ送出を行う。

0110

以上のようにして蓄積と再生の時間の同期が図られる。

0111

以上説明したように、第3の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置150は、装置全体を制御する装置制御部11、記憶装置12、蓄積再生データ変換部160、映像データ符号化部40から構成され、蓄積時には、映像データを所定データ量の固定長に分割し、分割した固定長データの先頭に絶対時間のタイムスタンプ(ATS)を付与して記憶装置12に蓄積し、再生時には、再生開始よりソフトタイマのカウントを開始し、記憶装置12からのデータの読み出し時間とATSの値の一致タイミングで読み出して回線60に送出することより、蓄積時と再生時の同期をとるように構成しているので、映像データのタイムスタンプを廃止することができ、前記第1、第2の実施形態と同様に前記図7図9の構成を比較して明らかなようにハードウェアを大幅に削減することができる。

0112

また、絶対時間を採用しているために全体的時間の精度が高く、より高精度な映像データ蓄積再生装置が実現できる。さらに、蓄積データフォーマットが固定長であるためソフトウェアの制御がシンプルとなり、前記第1の実施形態と同様に、ソフトウェアを大幅に簡略化することができる。

0113

なお、上記各実施形態では、H.261の符号化方式を用いた映像データ蓄積再生装置に適用した例について説明したが、映像の蓄積、再生を目的とした装置には全て適用することができ、例えば、映像メールボックス映像通信カラオケ等のビデオ・オンデマンド(VOD)にも用いることができる。

0114

また、上記映像データ蓄積再生装置を構成する回路や部材の数、種類などは前述した実施形態に限られないことは言うまでもなく、ソフトウェア(例えば、C言語)により実現するようにしてもよい。

0115

また、第3の実施形態では、固定長のデータ量を、例えば4kビットにした例を示し、第1の実施形態では音声データ(固定長)により同期をとり蓄積する態様を示したが、固定長に分割するものであればデータ量はどのようなものでもよい。

0116

さらに、上述の各実施形態では、映像データ蓄積再生装置に適用しているが、映像データ蓄積再生装置という名称に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内であれば動画像圧縮装置等のように適宜変更することができ、映像データ蓄積再生装置の一部に組み込まれる態様であってもよい。

発明の効果

0117

本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、映像データを各フレーム単位で管理する手段を備えて構成し、例えば、映像データ蓄積再生装置が、フレームの先頭データにPSCフラグを設け、蓄積時は、各フレームの時間を監視するとともに、PSCフラグにより映像データを各フレーム単位で管理する手段と、再生時は、各フレーム単位で管理している映像データを、各フレーム単位で送出するように制御する制御手段とを備えて構成しているので、映像のタイムスタンプを廃止してハードウェアを大幅に削減することができ、ソフトウェアの制御を簡略化することができる。

0118

また、本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、音声データに基づいて映像データの蓄積時間と再生時間の同期をとる手段を備えて構成し、例えば、蓄積時には、音声データを所定時間の固定長とし、該音声データの先頭にデータ番号を付与し、映像データを、音声データと同一時刻同一時間により分割し、分割した映像データを音声データと関連付けてデータ記憶手段に蓄積し、再生時には、データ記憶手段から音声データと映像データを同一タイミングで読み出して符号化手段に送出する手段を備えて構成しているので、データのビットずれを防いで、画の乱れの発生を防止することができ、ハードウェアの量を削減することができる。

0119

また、本発明に係る映像データ蓄積再生装置は、映像データを固定長に分割し、分割した固定長データの頭に絶対時間のタイムスタンプを付与する手段を備えて構成し、例えば、蓄積時には、映像データを所定データ量の固定長に分割し、分割した固定長データの先頭に絶対時間のタイムスタンプを付与してデータ記憶手段に蓄積し、再生時には、データ記憶手段からのデータの読み出し時間と絶対時間のタイムスタンプの値の一致タイミングで読み出して符号化手段に送出する手段を備えて構成しているので、ハードウェアを大幅に削減することができるとともに、データ蓄積再生の精度を高めることができ、さらにソフトウェアの制御を簡略化することができる。

図面の簡単な説明

0120

図1本発明を適用した第1の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図である。
図2上記映像データ蓄積再生装置の蓄積時及び再生時のタイミングチャートである。
図3上記映像データ蓄積再生装置の蓄積データフォーマットを示す図である。
図4本発明を適用した第2の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図である。
図5上記映像データ蓄積再生装置の蓄積時及び再生時の動作シーケンスを示すタイミングチャートである。
図6上記映像データ蓄積再生装置の蓄積データフォーマットを示す図である。
図7本発明を適用した第3の実施形態に係る映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図である。
図8上記映像データ蓄積再生装置の蓄積データフォーマットを示す図である。
図9従来の映像データ蓄積再生装置の構成を示すブロック図である。
図10従来の映像データ蓄積再生装置の蓄積時及び再生時のタイミングチャートである。

--

0121

11装置制御部、12記憶装置(記憶手段)、21シリアル/パラレル変換部、25ラッチ回路、26パラレル/シリアル変換部、40映像データ符号化部(符号化手段)、41回線インタフェース部、42 PSC,F/QCIF検出部、43 PSC検出/画面凍結解除(FPR)枚数設定部、44PSCフラグ、46 PSC割り込み、50テレビ電話装置、51音声データ、60通信回線、100,130,150蓄積/再生制御装置(映像データ蓄積再生装置)、120,140,160蓄積再生データ変換部(データ変換手段)、141クロック制御部、142ソフトタイマフラグ、143制御クロック

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