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技術 内視鏡用撮像装置

出願人 オリンパス株式会社
発明者 清水正己貴俵厚
出願日 1996年7月10日 (22年3ヶ月経過) 出願番号 1996-180678
公開日 1998年1月27日 (20年8ヶ月経過) 公開番号 1998-028233
状態 未査定
技術分野 内視鏡 スタジオ装置 閉回路テレビジョンシステム スタジオ装置 内視鏡
主要キーワード 薄板金属部材 調整用ビス 配置位置調整 コネクタ枠 上下側面 調整ピン 収納管 固定用ビス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年1月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

固体撮像素子を水平方向,垂直方向及び回転方向に移動させ、内視鏡観察光学系光軸と固体撮像素子の中心位置とを任意の所定位置に配置することが可能な内視鏡用撮像装置を提供すること。

解決手段

内視鏡用撮像装置4内に配設されるCCD11の外周面取付け座12が設けられている。この取付け座12は瞬間接着剤などの接着剤によって接着固定されている。CCD11は、収納部材13内に収納配置されるようになっている。収納部材13にはCCD11の配置位置を調整する撮像素子配置位置調整手段となる複数の押圧部材として調整用ビス14が先端面をCCD11に設けた取付け座12に当接させて、収納部材13に対して進退移動自在に5つ設けられている。即ち、収納部材13には5つのビス14a,14b,14c,14d,14eを螺設している。

概要

背景

内視鏡医療用分野及び工業用分野で広く利用されている。体腔内に細長な挿入部を挿入することにより、体腔内を観察できる内視鏡では観察部位TVモニタに表示する場合、ファイバースコープなどの光学式内視鏡の操作部に設けられている接眼部に撮像手段を設けた内視鏡用撮像装置を装着したり、前記撮像手段を内視鏡の挿入部の先端部に配設した電子内視鏡が用いられたり、挿入部が硬性の内視鏡の接眼部に光学アダプタを取り付け、この光学アダプタに前記撮像手段を設けた内視鏡撮像装置を装着したりして行っていた。

撮像手段である固体撮像素子は、この固体撮像素子に結像した光学像電気信号に変換するものであり、光電変換された電気信号を信号処理装置伝送し、この信号処理装置で生成された画像信号をTVモニタ上に内視鏡画像として表示して、内視鏡検査、或いは内視鏡診断を行うものである。

医療分野においては、内視鏡画像を観察しながら処置具を用いて治療処置を行う場合、肉眼観察と同様に処置部を立体的に観察することが可能であれば、処置性が大幅に向上する。このため、内視鏡でとらえた処置部の内視鏡像を、固体撮像素子を介してTVモニタ上に立体的に視認できるようにした立体視内視鏡装置が提案されている。

一般的に、固体撮像素子を内視鏡用撮像装置に配設する場合、例えば3本または4本のねじまたは、ねじ及びばねによって構成した位置調整手段のねじの突出量を調節することによって、固体撮像素子を上下・左右に移動させることにより水平方向及び垂直方向の位置を調節して、前記固体撮像素子の中心と前記内視鏡の観察光学系光軸とを一致させるようにしていた。

例えば、特開昭60−220670号公報には固体撮像素子を上下・左右に移動させて水平方向及び垂直方向の位置調整を行う調節機構を備えた固体撮像素子取付装置が示されている。

概要

固体撮像素子を水平方向,垂直方向及び回転方向に移動させ、内視鏡の観察光学系の光軸と固体撮像素子の中心位置とを任意の所定位置に配置することが可能な内視鏡用撮像装置を提供すること。

内視鏡用撮像装置4内に配設されるCCD11の外周面取付け座12が設けられている。この取付け座12は瞬間接着剤などの接着剤によって接着固定されている。CCD11は、収納部材13内に収納配置されるようになっている。収納部材13にはCCD11の配置位置を調整する撮像素子配置位置調整手段となる複数の押圧部材として調整用ビス14が先端面をCCD11に設けた取付け座12に当接させて、収納部材13に対して進退移動自在に5つ設けられている。即ち、収納部材13には5つのビス14a,14b,14c,14d,14eを螺設している。

目的

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、固体撮像素子を水平方向,垂直方向及び回転方向に移動させ、内視鏡の観察光学系の光軸と固体撮像素子の中心位置とを任意の所定位置に配置することが可能な内視鏡用撮像装置を提供することを目的にしている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

内視鏡観察光学系でとらえた光学像電気信号に変換する固体撮像素子を配設した内視鏡用撮像装置において、前記固体撮像素子を、前記内視鏡の観察光学系の光軸に対する水平方向、垂直方向及び回転方向に移動させて配置位置の調節を行う撮像素子配置位置調整手段を設けたことを特徴とする内視鏡用撮像装置。

技術分野

0001

本発明は、内視鏡観察光学系でとらえた内視鏡像固体撮像素子撮像することによって内視鏡画像を得る内視鏡用撮像装置に関する。

背景技術

0002

内視鏡は医療用分野及び工業用分野で広く利用されている。体腔内に細長な挿入部を挿入することにより、体腔内を観察できる内視鏡では観察部位TVモニタに表示する場合、ファイバースコープなどの光学式内視鏡の操作部に設けられている接眼部に撮像手段を設けた内視鏡用撮像装置を装着したり、前記撮像手段を内視鏡の挿入部の先端部に配設した電子内視鏡が用いられたり、挿入部が硬性の内視鏡の接眼部に光学アダプタを取り付け、この光学アダプタに前記撮像手段を設けた内視鏡撮像装置を装着したりして行っていた。

0003

撮像手段である固体撮像素子は、この固体撮像素子に結像した光学像電気信号に変換するものであり、光電変換された電気信号を信号処理装置伝送し、この信号処理装置で生成された画像信号をTVモニタ上に内視鏡画像として表示して、内視鏡検査、或いは内視鏡診断を行うものである。

0004

医療分野においては、内視鏡画像を観察しながら処置具を用いて治療処置を行う場合、肉眼観察と同様に処置部を立体的に観察することが可能であれば、処置性が大幅に向上する。このため、内視鏡でとらえた処置部の内視鏡像を、固体撮像素子を介してTVモニタ上に立体的に視認できるようにした立体視内視鏡装置が提案されている。

0005

一般的に、固体撮像素子を内視鏡用撮像装置に配設する場合、例えば3本または4本のねじまたは、ねじ及びばねによって構成した位置調整手段のねじの突出量を調節することによって、固体撮像素子を上下・左右に移動させることにより水平方向及び垂直方向の位置を調節して、前記固体撮像素子の中心と前記内視鏡の観察光学系の光軸とを一致させるようにしていた。

0006

例えば、特開昭60−220670号公報には固体撮像素子を上下・左右に移動させて水平方向及び垂直方向の位置調整を行う調節機構を備えた固体撮像素子取付装置が示されている。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、前記特開昭60−220670号公報の固体撮像素子取付装置では、固体撮像素子の水平方向及び垂直方向の位置調整は可能であったが、内視鏡の観察光学系の光軸に対する回転方向である傾きの調整を行うことが不可能であった。

0008

内視鏡像のアップ方向を正確に出す必要がある場合、特に、この内視鏡用撮像装置を立体視内視鏡用として使用する場合、立体的に観察することに不具合が起こることがあった。

0009

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、固体撮像素子を水平方向,垂直方向及び回転方向に移動させ、内視鏡の観察光学系の光軸と固体撮像素子の中心位置とを任意の所定位置に配置することが可能な内視鏡用撮像装置を提供することを目的にしている。

課題を解決するための手段

0010

本発明の内視鏡用撮像装置は、内視鏡の観察光学系でとらえた光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を配設した内視鏡用撮像装置であって、前記固体撮像素子を、前記内視鏡の観察光学系の光軸に対する水平方向、垂直方向及び回転方向に移動させて配置位置の調節を行う撮像素子配置位置調整手段を設けている。

0011

この構成によれば、撮像素子配置位置調整手段を用いて固体撮像素子を水平方向、垂直方向または回転方向に移動することにより、固体撮像素子の中心位置と内視鏡の観察光学系の光軸とが任意の所定位置に配置される。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0013

図1ないし図3は本発明の第1実施形態に係り図1内視鏡システム概略構成を示す説明図、図2は固体撮像素子の配置位置を調節する撮像素子配置位置調整手段の構成を示す説明図、図3は撮像素子配置位置調整手段の作用を示す図である。

0014

図1に示すように内視鏡システム10は、被写体3を観察する内視鏡1と、この内視鏡1の例えば接眼部2に接続可能な被写体3を撮像する後述する固体撮像素子を内蔵し、結像光学系を備えた内視鏡用撮像装置4と、固体撮像素子で光電変換した電気信号を映像信号に変換するビデオプロセッサ5と、このビデオプロセッサ5で生成された映像信号を表示するTVモニタ6とで主に構成されいる。

0015

前記内視鏡1の挿入部1a内を伝送された被写体3の光学像は、前記内視鏡用撮像装置4内の固体撮像素子に結像する。この固体撮像素子に結像した被写体3の光学像は、電気信号に変換され、ビデオプロセッサ5に伝送されて映像信号に生成され、この映像信号をTVモニタ6に伝送して、画面6a上に内視鏡画像を表示する。

0016

図2に示すように前記内視鏡用撮像装置4内に配設される固体撮像素子としての例えばCCD11は、このCCD11の外周面取付け座12が設けられている。この取付け座12は瞬間接着剤などの接着剤によって接着固定されている。

0017

前記CCD11は、撮像素子収納部材(以下収納部材と略記する)13内に収納配置されるようになっている。前記収納部材13にはCCD11の配置位置を調整する撮像素子配置位置調整手段となる複数の押圧部材としてねじ部材の1つである調整用ビス14が先端面をCCD11に設けた取付け座12に当接させて、前記収納部材13に対して進退移動自在に5つ設けられている。

0018

即ち、図に示すように前記収納部材13には5つの調整用ビス(以下ビスと略記する)14a,14b,14c,14d,14eが螺設されている。前記ビス14a及びビス14bは、前記収納部材13の左側面略中央部及び右側面略中央部にそれぞれ1つずつ中心軸が一致するように配設されており、前記CCD11を左右に移動させて水平方向の位置調整が行えるようになっている。

0019

例えば、前記ビス14aを収納部材13の内側方向に移動させて、前記ビス14bを収納部材13の外側方向に移動させることによって前記CCD11が右方向に移動するようになっている。

0020

また、前記ビス14c及びビス14dは、前記収納部材13の上側面部に平行で且つ前記ビス14c及びビス14dの中心軸が前記ビス14a及びビス14bの中心軸に直交するように配設されている。そして、前記ビス14eは、前記収納部材13の下側面中央部に、このビス14eの中心軸を前記ビス14c及びビス14dの中心軸に平行に配設している。このことによって、前記CCD11を上下及び傾き方向に移動させて、垂直方向の位置調整及び回転方向の位置調整が行えるようになっている。なお、前記ビス14cとビス14dとは前記ビス14eの中心軸に対して左右対称に配設されている。

0021

例えば、前記ビス14c及びビス14dを収納部材13の内側方向に移動させて、前記ビス14eを収納部材13の外側方向に移動させることによって前記CCD11が下方向に移動し、前記ビス14cを収納部材13の外側方向に移動させて、前記ビス14d及びビス14eを収納部材13の内側方向に移動させることによって前記CCD11が時計方向回転移動するようになっている。

0022

なお、前記CCD11が十分な強度を有している場合にはCCD11の外周面に取付け座12を設ける必要はない。

0023

ここで、上述のように構成した撮像素子配置位置調整手段を用いて、収納部材13に図3に示すように配設されているCCD11を図2に示した状態に位置調整する際の調整方法を説明する。図3に示されている状態でまず、垂直方向及び回転方向の位置調整を行う。このため、ビス14dを収納部材13の外側方向に移動させる一方、ビス14c及びビス14eを収納部材13の内側方向に移動させて、CCD11の垂直方向及び回転方向の仮の位置決めを行う。

0024

次に、水平方向の位置調整を行う。このため、ビス14aを収納部材13の外側方向に移動させる一方、ビス14bを収納部材13の内側方向に移動させて、CCD11の水平方向の仮の位置決めを行う。

0025

次いで、前記ビス14a,14b,14c,14d,14eをそれぞれ微調節して、CCD11の水平方向,垂直方向及び回転方向の調整を行って、図2に示されているようにCCD11を収納部材13内に位置決めする。

0026

このように、CCDを収納配置する撮像素子収納部材の上側面部に2つ設けたビス及びその他の側面部に設けたビスの位置を収納部材に対して進退させるだけの簡単な構成で、CCDを水平方向,垂直方向あるいは回転方向に自在に移動させて、内視鏡の観察光学系の光軸に対する固体撮像素子の中心位置を任意に位置設定することができる。

0027

このことによって、製作時及び調整時などの内視鏡用撮像装置を組立てる作業の際、内視鏡の観察光学系の光軸と固体撮像素子の中心位置との任意な位置決め作業を容易に且つ高精度に行って、固体撮像素子を所定の位置に配置される。

0028

なお、前記撮像素子配置位置調整手段の構成は第1実施形態で示したものに限定されるものではなく、以下に示すような構成であってもよい。尚、同部材については同符号を付して説明を省略する。

0029

図4を参照して本発明の第2実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態においては撮像素子配置位置調整手段の複数の押圧部材を第1実施形態で示したように全てビスで構成する代わりに、前記CCD11の水平方向の位置調整を行うビス14a,14bの一方を弾性部材である板ばねにしている。即ち、本図においてはCCD11に当接するビス14bの代わりに所定の付勢力を有する板ばね21でCCD11の側面略中央部を押圧するように配設している。

0030

なお、前記弾性部材を配設する位置は収納部材13の右側面部に限定されるものではなく、左側面部に板ばね21を配設して右側面部にビス14bを配設するようにしてもよい。また、弾性部材は板ばねに限定されるものではなくコイルばねなどであってもよい。

0031

このように、CCDを収納配置する撮像素子収納部材の一側面部にCCDを付勢する弾性部材を設けたことにより、他側面部に設けたビスの位置を進退させるだけの簡単な構成で、CCDの水平方向の位置調整を行うことができる。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。

0032

図5を参照して本発明の第3実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態においては垂直方向及び回転方向の位置調整を行うために収納部材13の下側面部に1つだけ設けたビス14eの代わりに板ばね21を配設している。

0033

このように、CCDを収納配置する撮像素子収納部材の下側面部にCCDを付勢する弾性部材を設けたことにより、上側面部に設けた2つのビスの位置を進退させるだけの簡単な構成でCCDの垂直方向及び回転方向の位置調整を行うことができる。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。

0034

図6を参照して本発明の第4実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態のにおいては水平方向の位置調整を行うために収納部材13の対向する側面部に設けたビス14aの代わりに板ばね21aを配設すると共に、垂直方向及び回転方向の位置調整を行う収納部材13の下側面部に1つだけ設けたビス14eの代わりに板ばね21bを配設している。

0035

このように、CCDを収納配置する撮像素子収納部材の対向する側面部の一方の側面部にCCDを付勢する弾性部材を設け、前記撮像素子収納部材の下側面部にCCDを付勢する弾性部材を設けたことにより、他方の側面部に設けたビスの位置を進退させてCCDの水平方向の位置調整を行うことができると共に、上側面部に設けた2つのビスの位置を進退させることによってCCDの垂直方向及び回転方向の位置調整を行うことができる。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。

0036

図7を参照して本発明の第5実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態においては垂直及び回転方向の位置調整を行うために収納部材13の下側面部にビス14eを1つだけ設ける代わりに、2つのビス14e,14fを配設している。即ち、押圧部材であるビスが6つ設けられている。このとき、ビス14eの中心軸と前記ビス14cの中心軸とが略一致し、ビス14fの中心軸と前記ビス14dの中心軸とが略一致している。即ち、対向するビスの中心軸同士が略一致するように設けられている。

0037

このように、CCDを収納配置する撮像素子収納部材の下側面部に上側面部に設けた2つのビスにそれぞれ対向するビスを設けたことにより、上下側面部に設けた2つのビスの位置をそれぞれ進退させることによって、CCDの回転方向の位置調整をさらに高精度に行うことができる。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。

0038

図8を参照して本発明の第6実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態においては前記図7で示した第5実施形態において収納部材13の下側面部に設けた2つのビス14e,14fの代わりに、弾性部材としてコイルばね22a,22bを配設している。このとき、コイルばね22aの中心軸と前記ビス14cの中心軸とが略一致し、コイルばね22bの中心軸と前記ビス14dの中心軸とが略一致している。即ち、対向するコイルばねとビスの中心軸とが一致している。

0039

なお、本実施形態においては収納部材13の下側面部に配設したビス14e,14fの代わりにコイルばね22a,22bを配設しているが、上側面部に設けたビス14c,14dの代わりにコイルばね22a,22bをそれぞれ設けるようにしてもよい。

0040

このように、撮像素子収納部材の一側面部に配設されているビスに対向するようにCCDを付勢する2つのコイルばねを設けたことにより、一側面部に設けた2つのビスの位置を進退させることによって、CCDの回転方向の位置調整の精度をさらに向上させることができる。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。

0041

図9を参照して本発明の第7実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態においては前記図8で示した第6実施形態に加えて収納部材13の右側面部に設けたビス14bの代わりにコイルばね22cを配設している。このとき、コイルばね22cの中心軸と前記ビス14aの中心軸とは略一致している。即ち、対向するコイルばねの中心軸とビスの中心軸とが全て一致している。なお、本実施形態においては収納部材13の右側面部のビス14bの代わりにコイルばね22cを配設しているが、左側面部のビス14aの代わりにコイルばね22cを設けるようにしてもよい。

0042

このように、撮像素子収納部材の対向する側面部の一方にCCDを付勢するコイルばねを設け、側面部の他方にCCDに当接するビスを設けたことにより、CCDの水平方向の位置調整を一側面部に設けたビスによって行え、CCDの垂直方向及び回転方向の位置調整を一側面部に設けた2つのビスによって高精度に行うことができる。その他の作用及び効果は前記第6実施形態と同様である。

0043

図10を参照して本発明の第8実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。図に示すように本実施形態においてはCCDの断面形状が略円形の丸型CCD23である。このため、上述の実施形態で説明したように収納部材13aに設けられる5本以上の押圧部材の先端面が当接する面を丸型CCD23に設けることが不可能であるため、丸型CCD23の外周面に前記押圧部材の先端面を当接させるための取付け座24を接着剤などの固定部材によって設け、この取付け座24に図2の第1実施形態と同様に押圧部材であるビス14a,14b,14c,14d,14eを当接させて、取付け座24で覆った丸型CCD23の水平方向,上下方向及び回転方向の位置の調整を行えるように構成している。

0044

このように、押圧部材の先端面が当接する面の面積の少ない小型の固体撮像素子であっても、この固体撮像素子の外周面に押圧部材の先端面が当接するような取付け座を設けることによって、5つ以上の押圧部材によって固体撮像素子の水平方向,上下方向及び回転方向の位置調整を行うことができる。その他の作用及び効果は第1実施形態と同様である。

0045

なお、CCDを覆う取付け座に当接してCCDの位置を調整する押圧部材は、前記第1実施形態に限定されるものではなく、第2実施形態ないし第7実施形態に示したようにビスと板ばねやビスとコイルばねの組合せで構成することによって各実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。

0046

図11及び図12を参照して第9実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する。図11及び同図のA−A断面図である図12(a)に示すように内視鏡撮像装置30内に配設される固体撮像素子31の周囲には取付け座32が接着剤などの固定部材によって取付けられている。

0047

また、前記CCD31は、略円形の収納部材33内に収納配置されるようになっており、前記収納部材33に対して移動可能な押圧部材である例えば調整用ビス34a,34b,34c及び弾性部材である板バネ34dによって水平及び垂直方向の位置決め調整が行えるようになっている。

0048

さらに、前記収納部材33とCCD31からの信号を伝達する信号伝達手段を内部に備えた管状部材35とは例えば4本の固定ビス36によって一体的に固体されて(図12(a)参照)撮像ユニット37を構成するようになっている。

0049

前記管状部材35には、前記調整用ビス34a,34b,34c及び板ばね34dを固定しているボルト38を外側から調整することが可能なように、前記押圧部材にそれぞれ対応するように4ヶ所の透孔35aが設けられると共に、後述する調整ピン39が螺合されるピン雌ねじ部35bと2つの固定ビス40が螺合するビス用雌ねじ部35c,35cとが設けられている。

0050

前記撮像ユニット37は、外枠41に挿入可能に構成されている。この外枠41には、回転調整機構を構成する前記管状部材35に固定された前記調整ピン39及びこの外枠41と管状部材35とを一体的に固定する固定ビス40を挿通させる長穴41aが設けられており、この長穴41aの範囲内で回動自在にして、回転方向の位置決め調整が行えるようになっている。即ち、前記4つの押圧部材と前記回転調整機構とで撮像素子配置位置調整手段を構成している。

0051

なお、前記外枠41には、前記管状部材35に形成した透孔35aに対応するように逃がし穴41bが形成されている。また、前記CCD31に十分な強度がある場合には取付け座32を設ける必要はない。さらに、押圧部材として弾性部材を配設する場合には、前記管状部材35及び前記外枠41に透孔35a及び逃がし穴41bを設け無くてもよい。又、前記固定ビス40の数は2本に限定されるものではなく、撮像ユニット37と外枠41とを確実に固定することが可能であればよく、数量及び位置は適宜設定される。

0052

上述のように構成した撮像素子配置位置調整手段の作用を説明する。まず、ビス34a及びビス34bを収納部材33に対して進退させて、ビス突出量を調節してCCD31の水平方向の位置調整を行い、ビス34cを収納部材33に対して進退させてCCD31の垂直方向の位置調整を行う。

0053

次に、管状部材35に固定されている調整ピン39を保持して撮像ユニット37を回転させて回転方向の位置調整を行った後、2本の固定ビス40で撮像ユニット37を外枠41に対して仮固定する。

0054

次いで、前記ビス34a,34b,34cを調節して水平方向及び垂直方向の微調整を行うと共に、前記固定ビス40,40を緩めて回転方向の微調節を行った後、2本の固定ビス40で撮像ユニット37を外枠41に対して固定してCCD31の水平方向,垂直方向及び回転方向の位置決めを完了する。

0055

このように、撮像ユニットを構成する収納部材に設けた押圧部材によって固体撮像素子の水平方向及び垂直方向の位置調整を行うことができると共に、外枠に対して撮像ユニットを回転させることによって回転方向の位置調整を行うことができる。このことにより、撮像ユニット内の固体撮像素子の水平方向,垂直方向及び回転方向の位置決めが容易に行える。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様である。

0056

なお、前記撮像素子収納部材に配設される押圧部材としては、本実施形態で示したように1ヶ所だけ板ばね、コイルばねなどの弾性部材を使用して残りをビスで構成したり、全ての押圧部材をビスで構成したり、対向する2つの押圧部材のうちどちらか一方を弾性部材にし、他方をビスで構成するようにしてもよい。

0057

また、図13に示すように調整ビス39の頭部39aを長穴41aの幅寸法より大径に形成して、調整ビス39に固定ビス40の作用を兼ね備えさせてもよい。このことによって前記第9実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。なお、この場合、固定ビス兼用の調整ビスの数量は1本であっても複数であってもよい。

0058

図14を参照して本発明の第10実施形態の撮像素子配置位置調整手段を説明する。本実施形態においては前記第9実施形態で別部材であった収納部材33と管状部材35とを一体に形成して収納管状部材45としている。そして、押圧部材のうち板ばね34dは接着剤やビスなどによって前記収納管状部材45に一体的に固定している。その他の構成は前記第9実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。

0059

このように、収納部材と管状部材とを一体にした収納管状部材を形成することにより、前記収納部材と前記管状部材とをビスで固定する作業が不要になると共に、部品点数が削減されて、部品コスト及び組立コストの低減に貢献することができる。その他の作用及び効果は上述の実施形態と同様である。

0060

ところで、特開平5−293078号公報にはケーブル外側シールド線を導電性を有する2部材の間に挟持して、一方の部材のケーブルが挿通する管状部を変形させてケーブルを固定するようにしたシールド構造が示されている。このシールド構造の欠点は、ケーブルが挿通する一部材の管状部を変形させてケーブルを固定するようになっているため、組立時に管状部を変形させるための工具が必要であった。また、ケーブル交換時などには変形していない管状部を有する部材に交換しなければならなかった。このため、組立性に優れ、交換作業性のよいシールド構造を有する内視鏡用撮像装置が望まれていた。

0061

図15を参照して内視鏡撮像装置のシールド構造の1例を説明する。図15に示すように本実施形態の内視鏡用撮像装置50内の固体撮像素子51は、導電性を有する金属部材で形成された撮像素子収納部材52に収納されている。

0062

前記収納部材52には弾力性を有し、且つ導電性を有する薄板金属部材などで形成された係止爪53がビス54などの固定部材を介して少なくとも2箇所に固定されている。

0063

前記固体撮像素子51で光電変換された電気信号は、駆動回路を備えた基板55、接続コネクタ56及びカメラケーブル57を通って制御装置5に伝送されている。

0064

前記カメラケーブル57は、複数の信号線群57a、この信号線群57aを覆うシールド線57b及びこのシールド線57bを被覆する外被(不図示)とで構成されている。

0065

前記カメラケーブル57は、導電性を有する第1の口金部材61及び第2の口金部材62を挿通しており、前記シールド線57bを前記第1の口金部材61と第2の口金部材62との間に狭持した状態で、前記第1の口金部材61と前記第2の口金部材62とが固定用ビス63で一体的に固定している。

0066

一方、前記第1の口金部材61には導電性を有し、前記係止爪53が係入する係止穴65aを設けたシールド部材65がビス(不図示)によって固定されている。

0067

このため、前記シールド部材65を基板55の手元側から固体撮像素子51の方向に移動させ、係止爪53を係止穴65aに係入させることによって前記固体撮像素子51,基板55、コネクタ56及び信号線群57aを、導通された収納部材52,係止爪53,シールド部材65、第1の口金部材61、シールド線57bで完全に覆ってシールド構造にする。

0068

このように、シールド部材を移動させて係止爪を係止穴に係入させるだけで、固体撮像素子51,基板55、コネクタ56及び信号線群57aを覆ってシールドすることができる。このことにより、組立性作業性が大幅に向上する。また、修理時、全ての部材の再利用が可能になって修理作業性が大幅に向上する。

0069

図16を参照して内視鏡撮像装置のシールド構造の他の例を説明する。本実施形態においては接続コネクタ56に導電性を有するコネクタ枠70を外設させ、このコネクタ枠70と前記シールド部材65とを固定ビス71で固定している。そして、レセプタクル72以降に予めシールド構造のものを使用する。その他の構成は図15に示した内視鏡用撮像装置の構成と同様であり同部材には同符号を付して説明を省略する。

0070

この構成によれば、固体撮像素子51,基板55及びコネクタ56を、導通された収納部材52,係止爪53,シールド部材65,コネクタ枠70で完全に覆って、確実にシールドすることができる。

0071

なお、シールド構造に関しては必ずしも、固体撮像素子の位置調整手段を有する必要はない。

0072

本発明は、以上述べた実施の形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。

0073

[付記]以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。

0074

(1)内視鏡の観察光学系でとらえた光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を配設した内視鏡用撮像装置において、前記固体撮像素子を、前記内視鏡の観察光学系の光軸に対する水平方向、垂直方向及び回転方向に移動させて配置位置の調節を行う撮像素子配置位置調整手段を設けた内視鏡用撮像装置。

0075

(2)前記撮像素子配置位置調整手段は、前記固体撮像素子を押圧する5つ以上の押圧部材である付記1記載の内視鏡用撮像装置。

0076

(3)前記押圧部材の中心軸を延長したとき、少なくとも1つの中心軸が前記固体撮像素子の中心点を通過しない付記2記載の内視鏡用撮像装置。

0077

(4)前記押圧部材はねじ部材である付記1記載の内視鏡用撮像装置。

0078

(5)前記押圧部材はねじ部材と弾性部材との組み合わせである付記1記載の内視鏡用撮像装置。

0079

(6)前記固体撮像素子の一面を押圧する押圧部材が弾性部材であるとき、対向する面を押圧する押圧部材がねじ部材である付記5記載の内視鏡用撮像装置。

0080

(7)内視鏡の観察光学系でとらえた光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を備えた撮像ユニットを有し、前記固体撮像素子を観察光学系の光軸に対して垂直方向,水平方向及び回転方向に調整可能な撮像素子配置位置調整手段を有する内視鏡用撮像装置において、前記撮像素子配置位置調整手段が、前記固体撮像素子の中心に向かう垂直方向及び水平方向の調整を行う押圧部材と、この押圧部材及び前記固体撮像素子を含む撮像むユニット回転調整する回転調整機構とで構成される内視鏡用撮像装置。

0081

(8)前記押圧部材はビスである付記7記載の内視鏡用撮像装置。

0082

(9)前記押圧部材は、ビスと弾性部材の組み合わせである付記7記載の内視鏡用撮像装置。

0083

(10)内視鏡画像を撮像する固体撮像素子を有する内視鏡用撮像装置において、固体撮像素子,基板及びコネクタを覆う係止穴を有するシールド部材と、導通された収納部材に配設され、前記シールド部材の係止穴に係合する導電性を有する係止爪とで構成される内視鏡用撮像装置。

0084

(11)前記係止穴及び係止爪が2ヶ所以上の設けられる付記10記載の内視鏡用撮像装置。

発明の効果

0085

以上説明したように本発明によれば、固体撮像素子を水平方向,垂直方向及び回転方向に移動させ、内視鏡の観察光学系の光軸と固体撮像素子の中心位置とを任意の所定位置に配置することが可能な内視鏡用撮像装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0086

図1図1ないし図3は本発明の第1実施形態に係り、図1は内視鏡システムの概略構成を示す説明図
図2固体撮像素子の配置位置を調節する撮像素子配置位置調整手段の構成を示す説明図
図3撮像素子配置位置調整手段の作用を示す図
図4本発明の第2実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図5本発明の第3実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図6本発明の第4実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図7本発明の第5実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図8本発明の第6実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図9本発明の第7実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図10本発明の第8実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図11図11及び図12は本発明の第9実施形態に係り、図11は撮像素子配置位置調整手段の概略構成を説明する図
図12図11の撮像素子配置位置調整手段の概略構成を説明する断面図
図13調整ビスの別の構成を示す説明図
図14本発明の第10実施形態に係る撮像素子配置位置調整手段を説明する図
図15内視鏡撮像装置のシールド構造の1例を説明する図
図16内視鏡撮像装置のシールド構造の他の例を説明する図

--

0087

11…CCD
13…撮像素子収納部材
14…調整用ビス(撮像素子配置位置調整手段)

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