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課題

自車位置から目的地までの進行経路を探索する際に、複数の経路における通信状況を比較して、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を判断決定する経路探索システムを提供する。

解決手段

GPSアンテナ1、ジャイロセンサ2および距離センサ3と自車位置測位部4により得られた自車位置情報と入力部5から入力された目的地と探索条件経路探索部10へ送られる。経路探索部10は、道路データベース11からデータベース読取部12を用いて読みだした道路地図データ通信状況データベース13からデータベース読取部14を用いて読みだした通信状況データを基に、自車位置から目的地までの複数の経路における通信状況を比較して、設定された探索条件を満たす経路を探索し、推奨経路を決定する。決定された推奨経路は、モニター6上に表示される。

概要

背景

従来、移動体の移動の際に、最適な進行経路を探索するために、図8に示すような移動体の移動開始位置、例えば現在位置を測定し、測定された移動体の現在位置と移動目的地および道路地図データベースから推奨経路を自動的に探索してモニター上に表示する経路探索システムが使用され、一般にナビゲーションシステムと呼ばれ、車両に搭載されて用いられることが多い。

この経路探索システムにおいては、まず車両に取り付けられたGPS(グローバルポジショニングステムアンテナ1により、測位用衛星から発信される電波を受信し、自車位置測位部54が絶対位置情報として自車位置を測定する。この自車位置情報経路探索部50へ送られる。

使用者は、手元におかれたリモコン型の入力部53から、目的地を設定する。この設定値は経路探索部50へ送られる。経路探索部50は、道路地図データベース51からデータベース読取部52を用いて読みだした道路地図データを基に、自車位置から目的地までの経路を探索し、推奨経路を決定する。決定された推奨経路は、車両内の使用者が見易い位置に設置されたモニター6上に表示される。

図9に、自車位置S1から目的地G1まで移動する際の推奨経路を示す。図9の(a)に示す経路111は最短経路走行することを優先する推奨経路である。また、高速道路HWを経由する図9の(b)に示す経路113は高速道路走行を優先した推奨経路であり、図9の(c)に示す経路114は、交差点右左折回数が最少であることを優先した推奨経路である。

概要

自車位置から目的地までの進行経路を探索する際に、複数の経路における通信状況を比較して、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を判断決定する経路探索システムを提供する。

GPSアンテナ1、ジャイロセンサ2および距離センサ3と自車位置測位部4により得られた自車位置情報と入力部5から入力された目的地と探索条件は経路探索部10へ送られる。経路探索部10は、道路データベース11からデータベース読取部12を用いて読みだした道路地図データと通信状況データベース13からデータベース読取部14を用いて読みだした通信状況データを基に、自車位置から目的地までの複数の経路における通信状況を比較して、設定された探索条件を満たす経路を探索し、推奨経路を決定する。決定された推奨経路は、モニター6上に表示される。

目的

したがって、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、自車位置から目的地までの最適な進行経路を探索する際に、複数の経路における通信状況を比較して、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索する機能を有する経路探索システムを提供することを目的とする。また、製造価格の増加が抑制され、車両内に設置される装置部分が小型軽量化された経路探索システムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
7件
牽制数
20件

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請求項1

動体移動開始位置および移動目的地を入力する位置入力手段と、道路地図情報を提供する道路地図情報手段と、経路における無線通信通信状況情報を提供する通信状況情報提供手段と、前記移動開始位置から移動目的地までの経路の中から推奨経路を探索する経路探索手段と、移動体上に設置され、前記推奨経路を表示するモニターとを有し、前記経路探索手段が、前記道路地図情報および通信状況情報に基づいて、前記推奨経路を探索するものであることを特徴とする経路探索システム

請求項2

前記通信状況情報提供手段および経路探索手段が移動体に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の経路探索システム。

請求項3

前記経路探索手段が移動体に搭載され、前記通信状況情報提供手段が地上センターに設置され、通信状況情報が通信状況情報提供手段から経路探索手段へ送信されることを特徴とする請求項1記載の経路探索システム。

請求項4

前記通信状況情報提供手段および経路探索手段が地上センターに設置され、移動体にはさらに制御手段が設けられ、該制御手段は、経路探索手段へ移動開始位置および移動目的地を送信し、経路探索手段から推奨経路を前記モニターに表示させることを特徴とする請求項1記載の経路探索システム。

請求項5

前記通信状況情報提供手段は、位置情報で管理された通信状況情報が格納されたデータベース部とデータベース読取部を有することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の経路探索システム。

請求項6

前記データベース部は電波媒体における電界強度実測値から、通信状況可否を判定しデータベース化したことを特徴とする請求項5記載の経路探索システム。

請求項7

前記データベース部は電波媒体におけるビットエラーレートの実測値から、通信状況の可否を判定しデータベース化したことを特徴とする請求項5記載の経路探索システム。

請求項8

前記データベース部は少なくとも一つの通信サービス事業者から提供された詳細なサービスエリア図をデータベース化したものであることを特徴とする請求項5記載の経路探索システム。

請求項9

前記通信状況提供手段は通信サービス事業者の使用する通信設備の位置および性能に関する情報を格納するデータベースと3次元道路地図データベース部と、該3次元の道路地図データベース部から読み取ったデータから、任意の地点無線伝搬シュミレーション計算を行い通信状況の良否を計算するシュミレーション部を有することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の経路探索システム。

請求項10

前記経路探索手段では、無線通信が不可能なエリア移動距離あるいは時間が最少となることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する不可最少移動距離優先モードを有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の経路探索システム。

請求項11

前記経路探索手段では、無線通信が可能なエリアを連続して移動する移動距離あるいは時間が最大となることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する最大可能連続移動距離優先モードを有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の経路探索システム。

請求項12

前記経路探索手段では、無線通信が可能なエリアと不可能なエリアをくり返しながら移動する場合に、通信断続回数が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する断続回数最少モードを有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の経路探索システム。

請求項13

前記経路探索手段では、移動開始位置が通信が不可能なエリア内であった場合に、通信が可能なエリア迄移動する移動距離あるいは時間が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する開始移動距離最少モードを有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の経路探索システム。

請求項14

前記経路探索手段では、複数の通信サービス事業者が提供する通信が可能なエリアを、使用サービス事業者切り替えながら移動する場合に、通信の切り替え回数が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する切り替え回数最少モードを有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の経路探索システム。

請求項15

前記通信状況提供手段は通信使用料金に関する情報を含み、前記経路探索手段では、複数の通信サービス事業者が提供する通信が可能なエリアを、使用サービス事業者を切り替えながら移動する場合に、通信使用料金が最少になることを探索条件として優先させて推奨径路を決定する通信料金最少モードを有することを特徴とする請求項14記載の径路探索システム

請求項16

前記経路探索手段では、不可最少移動距離優先モード、最大可能連続移動距離優先モード、断続回数最少モード、開始移動距離最少モード、切り替え回数最少モードまたは通信料金最少モードの中から複数のモードを備え、任意のモードが選択可能であることを特徴とする請求項10、11、12、13、14または15記載の経路探索システム。

技術分野

0001

本発明は、移動体移動開始位置から移動目的地までの最適進行経路を探索し、モニター上に指示する経路探索システムに関する。

背景技術

0002

従来、移動体の移動の際に、最適な進行経路を探索するために、図8に示すような移動体の移動開始位置、例えば現在位置を測定し、測定された移動体の現在位置と移動目的地および道路地図データベースから推奨経路を自動的に探索してモニター上に表示する経路探索システムが使用され、一般にナビゲーションシステムと呼ばれ、車両に搭載されて用いられることが多い。

0003

この経路探索システムにおいては、まず車両に取り付けられたGPS(グローバルポジショニングステムアンテナ1により、測位用衛星から発信される電波を受信し、自車位置測位部54が絶対位置情報として自車位置を測定する。この自車位置情報経路探索部50へ送られる。

0004

使用者は、手元におかれたリモコン型の入力部53から、目的地を設定する。この設定値は経路探索部50へ送られる。経路探索部50は、道路地図データベース51からデータベース読取部52を用いて読みだした道路地図データを基に、自車位置から目的地までの経路を探索し、推奨経路を決定する。決定された推奨経路は、車両内の使用者が見易い位置に設置されたモニター6上に表示される。

0005

図9に、自車位置S1から目的地G1まで移動する際の推奨経路を示す。図9の(a)に示す経路111は最短経路走行することを優先する推奨経路である。また、高速道路HWを経由する図9の(b)に示す経路113は高速道路走行を優先した推奨経路であり、図9の(c)に示す経路114は、交差点右左折回数が最少であることを優先した推奨経路である。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、このような従来の経路探索システムは、いずれも自車位置から目的地まで速やかに移動することを優先した探索条件により探索された経路が、推奨経路として決定される。そのために、近年の通信サービス網発達に伴い、無線放送の受信に加えて、移動体通信装置を使用しながら移動する機会が大幅に増加したにもかかわらず、通信状況を良好に保ちながら走行できる経路を探索する機能がなく、重要な通信を行いながらの走行時に通信不可能状態に陥ったり、通信の受信を待機しながらの走行時に、受信不可能な経路を走行するなどの問題があった。また、度々通信が途切れ、わずらわしい通信再開操作を繰り返す必要がある場合や、通信不可能なエリアからなるべく早く通信可能なエリアへ移動して通信を開始したい場合でも、通信不可能なエリアが続く経路を走行するなどの問題もあった。

0007

さらに、近年、衛星通信サービスを使用した移動体通信も開発され、通常の通信サービス網で対応できないエリア等を衛星通信サービスで補完することにより、どのエリアからでも移動体通信が利用できる体制が整いつつある。しかし、衛星通信サービスを使用する場合、使用している通信サービスから衛星通信サービスに切り替える操作が繁雑なうえに、衛星通信サービスの通信コストは通常の通信サービスに比べ割高なため、通信コストが増加するという問題があった。

0008

また、検索システムの複雑化に伴い装置の製造価格の増加も大きく、性能向上と同時に価格増加の抑制が求められている。さらに、車両内に搭載される各種の機器の数は増加しつつあり、限られたスペースに搭載される車両搭載機器に対する小型化の要求は強く、経路探索システムに対しても小型軽量化要望されている。

0009

したがって、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、自車位置から目的地までの最適な進行経路を探索する際に、複数の経路における通信状況を比較して、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索する機能を有する経路探索システムを提供することを目的とする。また、製造価格の増加が抑制され、車両内に設置される装置部分が小型軽量化された経路探索システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記目的を達成するために、本発明は、移動体の移動開始位置および移動目的地を入力する位置入力手段と、道路地図情報を提供する道路地図情報手段と、経路における無線通信通信状況情報を提供する通信状況情報提供手段と、移動開始位置から移動目的地までの経路の中から推奨経路を探索する経路探索手段と、移動体上に設置され、上記推奨経路を表示するモニターとを有し、上記経路探索手段が、道路地図情報および通信状況情報に基づいて、推奨経路を探索するものとした。

0011

通信状況情報提供手段および経路探索手段は移動体に搭載することができる。あるいは、経路探索手段が移動体に搭載され、通信状況情報提供手段が地上センターに設置されて、通信状況情報が通信状況情報提供手段から経路探索手段へ送信されるものとしてもよい。さらには、通信状況情報提供手段および経路探索手段が地上センターに設置され、移動体にはさらに制御手段が設けられ、制御手段は、経路探索手段へ移動開始位置および移動目的地を送信し、経路探索手段から推奨経路をモニターに表示させるようにすることもできる。

0012

通信状況情報提供手段は、位置情報で管理された通信状況情報が格納されたデータベース部とデータベース読取部とで構成することができる。この際、データベース部は電波媒体における電界強度実測値から、通信状況の可否を判定しデータベース化し、あるいは、電波媒体におけるビットエラーレートの実測値から、通信状況の可否を判定しデータベース化することができる。さらには、少なくとも一つの通信サービス事業者から提供された詳細なサービスエリア図をデータベース化したものとしてもよい。

0013

通信状況提供手段はまた、通信サービス事業者の使用する通信設備の位置および性能に関する情報を格納するデータベースと3次元の道路地図データベース部と、この3次元の道路地図データベース部から読み取ったデータから、任意の地点無線伝搬シュミレーション計算を行い通信状況の良否を計算するシュミレーション部を有するものとすることもできる。

0014

経路探索手段では、次のような探索モードを備えることができる。
(1)無線通信が不可能なエリアの移動距離あるいは時間が最少となることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する不可最少移動距離優先モード
(2)無線通信が可能なエリアを連続して移動する移動距離あるいは時間が最大となることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する最大可能連続移動距離優先モード。
(3)無線通信が可能なエリアと不可能なエリアをくり返しながら移動する場合に、通信の断続回数が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する断続回数最少モード。
(4)移動開始位置が通信が不可能なエリア内であった場合に、通信が可能なエリア迄移動する移動距離あるいは時間が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する開始移動距離最少モード。
(5)複数の通信サービス事業者が提供する通信が可能なエリアを、使用サービス事業者を切り替えながら移動する場合に、通信の切り替え回数が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する切り替え回数最少モード。
(6)複数の通信サービス事業者が提供する通信が可能なエリアを、使用サービス事業者を切り替えながら移動する場合に、通信使用料金が最少になることを探索条件として優先させて推奨径路を決定する通信料金最少モード。これらから、任意のモードを選択可能とするのが望ましい。

0015

経路探索手段において、道路地図情報手段と通信状況情報提供手段から提供された道路地図情報と通信状況情報を利用して、複数の経路における通信状況を比較し、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路が探索される。

0016

通信状況情報提供手段を、位置情報で管理された通信状況情報が格納されたデータベース部とデータベース読取部とで構成すれば、CD−ROMなどで実現でき簡便である。また、通信状況情報提供手段を移動体とは別の地上センターに設置し、通信状況情報を通信により利用することにより、複数のシステムで通信状況情報提供手段を共用できる。通信状況情報提供手段の情報を最新のデータで常時置き換えることができるため、経路探索の際に、最新の情報を利用できる。

0017

さらに、経路探索手段と通信状況情報提供手段とを地上センターに設置することにより、移動体に搭載する装置部分は少なくなる。また、探索結果を通信により利用するため、複数のシステムで経路探索手段と通信状況情報提供手段を共用できる。また、複数の探索モードを備え、任意に選択することにより、種々の状況に合わせて最適の経路が探索表示される。

発明を実施するための最良の形態

0018

発明の実施の形態を実施例により説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成を示す図である。経路探索部10には、自車位置測位部4、入力部5、探索結果を表示するモニター6、データベース読取部12およびデータベース読取部14が接続されている。入力部5は目的地とともに探索条件を入力するようになっている。自車位置測位部4では、GPSアンテナ1により、測位用衛星から発信される電波を受信し、絶対位置情報として自車位置を測定する。GPSアンテナ1が衛星電波を受信できない場合には、車両に取り付けられたジャイロセンサ2と車輪に取り付けられた距離センサ3の測定値から、累積計算法により現在位置を推定する自律測位により、自車位置測位部4が自車位置を測定する。モニター6としては、液晶ディスプレイが使用されている。

0019

データベース読取部12には、道路地図データベース11が接続されている。道路地図データベース11は、探索に必要な道路地図データが格納されたCD−ROM型で、データベース読取部12の光学ピックアップで読みだされる。データベース読取部14には、通信状況データベース13が接続されている。通信状況データベース13は、通信サービス事業者の通信状況を電波媒体の電界強度を良否の判断基準として、絶対位置情報で管理した通信状況データおよび通信サービスの使用料金データが格納されたCD−ROM型で、データベース読取部14の光学ピックアップで読みだされる。

0020

経路探索部10は、道路地図データベース11から得られる道路地図データと、通信状況データベース13から得られる通信状況データおよび使用料金データを基に、自車位置から目的地までの複数の経路から探索条件に合った推奨経路を判断決定する。探索条件としては複数のモードが選択可能となっている。全システムは車両に搭載されている。

0021

また、通信サービス事業者の使用している電波媒体がデジタル通信である場合には、電波媒体の通信状況の良否の判断基準として、ビットエラーレートを用いて絶対位置情報で管理したデータを、通信状況データベース13に格納し、通信状況データとして用いることができる。

0022

次に本実施例の作用を説明する。まずGPSアンテナ1、ジャイロセンサ2および距離センサ3と自車位置測位部4により得られた自車位置情報は、経路探索部10へ送られる。使用者は、入力部5から、目的地および経路探索時の探索条件を設定する。目的地情報および探索条件は経路探索部10へ送られる。

0023

経路探索部10は、道路地図データベース11からデータベース読取部12を用いて読みだした道路地図データと、通信状況データベース13からデータベース読取部14を用いて読みだした通信状況データとを基に、自車位置から目的地までの複数の経路の通信状況を比較して、設定された探索条件を満たす経路を推奨経路に決定する。決定された推奨経路は、モニター6上に表示される。

0024

ここで、GPSアンテナ1、ジャイロセンサ2および距離センサ3からの信号を基に自車の現在位置を測定し経路探索部10に入力する自車位置測位部4、および目的地と探索条件を経路探索部10に入力する入力部5とが、発明の位置入力手段を構成している。また、経路探索部10が発明の経路探索手段を、道路地図データベース11およびデータベース読取部12が道路地図情報手段を、そして通信状況データベース13およびデータベース読取部14が通信状況情報提供手段を構成している。

0025

本実施例における経路探索の要領図2を用いて説明する。図2の(a)は平面図、(b)は三次元イメージを示す。ここでは、ビル陰による通信不可能エリア211とトンネルによる通信不可能エリア212がある地域で、自車位置S1から目的地G1へ移動するものとする。通信状況が良好なエリアを走行することを優先して経路探索を行うと、経路探索部は、道路地図データと通信状況データを基にして、複数の経路の通信状況を比較する。例えば、経路111は最短経路であるが、トンネルによる通信不可能エリア212を走行しなければならない。経路112は通信状況が良好なエリアのみを走行している。したがって、推奨経路としては、経路112が選択され、モニターに表示される。この経路112を走行すれば、常に通信の利用が可能なエリアを移動しながら、目的地に到着できることになる。

0026

次に探索条件として設定される探索モード毎の作用を、走行距離に対する通信状況を摸式的に示した図3図4を用いて説明する。図中、ハッチング部は通信不可能エリアを示している。まず、不可最少移動距離優先モードにおいては、経路の中から、通信が不可能なエリアの移動距離が最少となることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する。図3の(a)のように、自車位置S2から目的地G2までの経路を探索し、経路121と経路122が選択可能である場合に、不可最少移動距離優先モードが設定されていると、経路122が推奨経路に決定される。

0027

すなわち、経路121は、長い通信不可能エリア221を走行するため、短い通信不可能エリア222を走行する経路122より、通信が不可能なエリアの移動距離が長くなるので、回避される。したがって、経路122が、通信が不可能なエリアの移動距離が最少となる経路という探索条件を満たす。このモードにおいては、移動体通信を利用できる走行距離を最大限確保でき、通信可能なエリアを走行する確率を向上させる。

0028

次に、最大可能連続移動距離優先モードでは、通信が可能なエリアを連続して移動する移動距離が最大となることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する。図3の(b)のように、自車位置S3から目的地G3までの経路を探索し、通信不可能エリア231および232を経由する経路131と、通信不可能エリア233を経由する経路132が選択可能である場合に、最大可能連続移動距離優先モードが設定されていると、経路132が推奨経路に決定される。

0029

すなわち、経路131は、通信が可能なエリアを移動する総移動距離では経路132より長くなるが、通信不可能エリア231および通信不可能エリア232を通って走行するため、2回通信がとぎれる。2つの経路において、通信が可能なエリアの連続移動距離が最長になるのは、経路132の通信不可能エリア232の終わった地点から目的地G3に着くまでの間であり、経路132が、通信が可能なエリアの連続移動距離が最大となる経路という探索条件を満たす。このモードにおいては、移動体通信を利用できる連続走行距離を最大限確保でき、長い連続したデータの送受信を行う場合に、途中で通信不可能な状態に陥る確率を低下させる。

0030

断続回数最少モードにおいては、無線通信が可能なエリアと不可能なエリアをくり返しながら移動する場合に、通信の断続回数が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する。図3の(c)のように、自車位置S4から目的地G4までの経路を探索し、通信不可能エリア241、242、243および244を経由する経路141と、通信不可能エリア245、246および247を経由する経路142が選択可能である場合に、断続回数最少モードが設定されていると、経路142が推奨経路に決定される。

0031

すなわち、経路141においては通信の断続回数は4回であり、経路142においては通信の断続回数は3回である。したがって、経路142が通信の断続回数が最少になる経路という探索条件を満たす。このモードにおいては、移動体通信の断続回数を最少回数にでき、通信を再開する際のわずらわしい操作回数を低減できる。

0032

開始移動距離最少モードにおいては、自車位置が通信が不可能エリア内であった場合に、通信可能エリアまで移動する移動距離が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する。図4の(d)のように、自車位置S5から目的地G5までの経路を探索し、通信不可能エリア251および252を経由する経路151と、通信不可能エリア251および253を経由する経路152が選択可能である場合に、開始移動距離最少モードが設定されていると、経路152が推奨経路に決定される。

0033

経路152においては通信可能エリアまで移動する距離は、自車位置S5から通信不可能エリア253の終わりまでの距離であり、経路151における通信可能エリアまで移動する距離となる自車位置S5から通信不可能エリア252の終わりまでの距離よりも短い。したがって、経路152が通信可能エリア迄移動する移動距離が最少になる経路という探索条件を満たす。このモードにおいては、移動体通信を利用できるエリアへの移動距離を最小限に抑えることができ、移動体通信をなるべく早く開始したい場合に、待機しなければならない移動距離を低減させる。

0034

次に、複数のサービス事業者により通信サービスが提供される地域において、探索条件を設定した場合の作用を、同じく走行距離に対する通信状況を摸式的に示した図5により説明する。まず、切り替え回数最少モードにおいては、複数の通信サービス事業者が提供する通信可能エリアを、使用サービス事業者を切り替えながら移動する場合に、通信の切り替え回数が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する。

0035

図5の(a)のように、自車位置S6から目的地G6までの経路を探索し、通常の走行エリアでは通信サービス事業者Aによる通信が可能であるが、衛星通信エリア261、262および263では衛星通信サービス事業者Bを利用した通信のみが可能である経路161、および衛星通信エリア264では衛星通信サービス事業者Bを利用した通信のみが可能である162が選択可能である場合に、切り替え回数最少モードが設定されていると、経路162が推奨経路に決定される。

0036

すなわち、経路161は通信サービス事業者の切り替え回数は3回になるが、経路162では1回切り替えるだけなので、通信の切り替え回数が最少になる経路という探索条件を満たす経路162が推奨経路に決定される。このモードにおいては、移動体通信の切り替え回数を最少回数にでき、通信を切り替える際のわずらわしい操作回数を低減できる。

0037

次に、通信料金最少モードにおいては、複数の通信サービス事業者が提供する通信可能エリアを、使用サービス事業者を切り替えながら移動する場合に、通信料金が最少になることを探索条件として優先させて推奨経路を決定する。図5の(b)のように、自車位置S7から目的地G7までの経路を探索し、通常の走行エリアでは通信サービス事業者Aによる通信が可能であるが、衛星通信エリア271および272では、通信料金が割高になる衛星通信サービス事業者Bを利用した通信のみが可能である経路171、および同様な衛星通信エリア273、274および275を経由する経路172が選択可能である場合に、通信料金最少モードが設定されていると、経路172が推奨経路に決定される。

0038

すなわち、経路172は通信使用料金が割高である衛星通信サービス事業者Bを利用する走行距離が経路171より少なく、通信使用料金が最少になる経路という探索条件を満たす。このモードにおいては、割高な通信サービス事業者の通信サービスを利用する走行時間を最小限に抑え、通信コストの増加を抑制する。なお、経路探索を行う際に、それぞれのモード設定を任意に組み合わせて、最適な経路を探索することも可能である。

0039

本実施例は以上のように構成され、推奨経路を探索する際に、使用者の移動体通信の利用状況に適した探索モードを設定することにより、道路地図データと通信状況データを利用して経路における通信状況を比較して、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。また、複数の通信サービス事業者の通信サービスを利用しながら走行する場合にも、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。

0040

なお、道路地図データベースと通信状況データベースを一つのCD−ROM上に格納すれば、データーベース読出部も共用でき、装置を小型化できる。また走行距離が最大または最少になる場合には、走行時間も最大または最少になるとみなすことができる。探索条件を同様に満たす経路が複数存在する場合には、総移動距離の短い経路を推奨経路に決定する。

0041

図6は本発明の第2の実施例の構成を示す図である。この実施例は通信状況データベースおよびそのデータベース読取部を車両ではなく、地上センターに設置したものである。車両に設置された経路探索部20には、自車位置測位部4、入力部5、探索結果を表示するモニター6、データベース読取部12および送受信部25が接続されている。通信状況データベース23およびそのデータベース読取部24、ならびに送受信部26は、車両外の地上センター22に設置されている。

0042

通信状況データベース23は、CD−ROM型で、第1実施例の通信状況データベースと同様に、通信状況データおよび通信サービスの使用料金データが格納される。経路探索部20は、道路地図データと送受信部25および26を経由して得られた通信状況データとを基に、自車位置から目的地までの複数の経路から探索条件に合った推奨経路を判断決定する。その他の構成は図1に示された第1の実施例と同じである。ここでは、経路探索部20が発明の経路探索手段を構成し、通信状況データベース23およびデータベース読取部24が通信状況情報提供手段を構成している。

0043

次に本実施例における作用を説明する。GPSアンテナ1、ジャイロセンサ2および距離センサ3と自車位置測位部4により得られた自車位置情報が経路探索部20へ送られる。つぎに、使用者は、入力部5から目的地おび経路探索条件を設定する。目的地情報および探索条件は経路探索部20へ送られる。経路探索部20は、自車位置情報および目的地情報を送受信部25から地上センター22へ送信する。

0044

地上センター22では、データベース読取部24が、通信状況データベース23から経路の通信状況データを読みだし、送受信部26から車両へ送信する。車両側では、送受信部25で受信した通信状況データが経路探索部20へ送られる。経路探索部20は、道路地図データベース11からデータベース読取部12を用いて読みだした道路地図データと受信した通信状況データを基に、自車位置から目的地までの複数の経路の通信状況を比較して、設定された探索条件を満たす経路を推奨経路に決定する。決定された推奨経路は、モニター6上に表示される。その他の動作および探索モード設定時の作用は、第1の実施例と同じである。

0045

この実施例においては、通信状況データベース23およびそのデータベース読取部を地上センターに設置し、通信状況データを通信により利用するため、複数のシステムで通信状況データベース23およびデータベース読取部を共用できる。これにより、第1の実施例と同様の効果が得られるとともに、さらに経路探索システムの価格増加の抑制が可能である。

0046

なお、通信状況データベース23が地上センター22に設置されているため、通信状況データベース23を書き換え可能なメモリで構成し、通信状態を判定するために電界強度を測定する計測装置を多数の車両に搭載して、測定結果を自動的に通信によりデータベース上に収集して通信状況データを作成することができる。 商業車などの常時道路を走行する車両に計測装置を搭載すれば、常に最新のデータ格納された通信状況データベースが作成できる。これにより、最新の通信状況データを探索の際に利用できるので、より望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。

0047

図7は本発明の第3の実施例の構成を示す図である。この実施例は経路探索部、通信状況データベースおよびそのデータベース読取部を車両ではなく、地上センターに設置したものである。車両には制御部37が搭載され、制御部37は自車位置測位部4、入力部5、モニター6、データベース読取部38、モニター6および送受信部35を制御する。道路地図データベース39には道路地図データが格納されている。

0048

経路探索部30、道路地図データベース31とそのデータベース読取部32、通信状況データベース33とそのデータベース読取部34、および送受信部36が、車両外の地上センター40に設置されている。道路地図データベース31は、CD−ROM型で、第1の実施例と同様に道路地図データベースが格納されている。通信状況データベース34は、CD−ROM型で、第1実施例の通信状況データベースと同様に通信状況データおよび使用料金データが格納される。

0049

経路探索部30は、道路地図データと通信状況データを基に、送受信部35および36を経由して受信した車両側からの自車位置情報、目的地情報および探索条件に基づいて、推奨経路を判断決定する。その他の構成は図1に示された第1の実施例と同じである。制御部は、経路探索部30で決定された経路をモニターに表示する。ここでは、経路探索部30が発明の経路探索手段を構成し、道路地図データベース31およびデータベース読取部32が道路地図情報手段を、通信状況データベース33およびデータベース読取部34が通信状況情報提供手段を構成している。

0050

次に本実施例の作用を説明する。GPSアンテナ1、ジャイロセンサ2および距離センサ3と自車位置測位部4により得られた自車位置情報は制御部37へ送られる。つぎに、使用者は、入力部5から目的地おび経路探索条件を設定する。制御部37は、自車位置測定部4から送られた自車位置情報および入力部5から入力された目的地情報および探索条件を、送受信部35から地上センター40へ送信する。

0051

地上センター40では、送信された自車位置情報、目的地情報および探索条件が送受信部36から経路探索部30へ送られる。経路探索部30は、道路地図データと通信状況データを基に、自車位置から目的地までの複数の経路の通信状況を比較して、設定された探索条件を満たす経路を推奨経路に決定する。決定された推奨経路は、送受信部36から車両へ送信される。制御部37は、送受信部35で受信した推奨経路を、道路地図データベース39の道路地図データを基にモニター6上に表示する。その他の動作および探索モード設定時の作用は第1の実施例と同じである。

0052

この実施例においては、道路地図データベース31、データベース読取部33、経路探索部30、通信状況データベース33、データベース読取部34および送受信部36を地上センター40に設置したため、複数のシステムでデータベースや経路探索部を共用できる。これにより、第2の実施例と同様の効果が得られるとともに、さらにシステムの各増加の抑制が可能である。また、車両に搭載する部分の装置の小型軽量化が可能である。なお、地上センター40に設置した部分に関しては、小型軽量化を配慮する必要がないので、大型の高速な処理速度で動作する装置が使用でき、経路探索の際の計算速度が高速化され、迅速に推奨経路を得ることができる。

0053

また、通信状況データベース33に3次元地図データと各通信サービス事業者が使用している通信設備の位置および性能のデータから構成される通信設備データを格納することができる。そして、データベース読取部で通信状況データベースに格納された3次元地図データと通信設備データから、各経路における通信状況の良否をシュミレーション計算から求めて、通信状況データを作成することができる。経路探索部30は、自車位置情報、目的地、設定された探索条件、道路地図データおよび、シュミレーション計算により得られた通信状況データから推奨経路を決定し、送信する。これにより、通信設備の設置位置に変更があった場合などにも、簡単にデータの更新ができ、常に最新の通信状況データを得られるから、さらに望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。

0054

なお、各実施例では、移動開始位置としてGPSで得た自車の現在位置が自動的に入力されるものとなっているが、目的地と同様に使用者が手で入力することもできる。

発明の効果

0055

以上のとおり、本発明は、推奨経路を探索する際に、使用者の移動体通信の利用状況に適した探索モードを設定することにより、道路地図情報手段と通信状況情報提供手段から提供された道路地図情報と通信状況情報を利用して経路における通信状況を比較し、もっとも望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。また、複数の通信サービス事業者の通信サービスを利用しながら走行する場合にも、適した探索モードを設定し、望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。

0056

さらに、通信状況情報提供手段を地上センターに設置することにより、システムの価格増加の抑制が可能になり、最新の通信状況データを利用した探索により、より望ましい通信状態を維持できる推奨経路を探索することができる。また、経路探索手段と通信状況情報提供手段を地上センターに設置することにより、システムの価格増加の抑制がさらに可能になり、車両に搭載する部分の装置が小型軽量化できる。

図面の簡単な説明

0057

図1本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
図2本実施例における経路探索の要領を説明する図である。
図3実施例における探索モードを説明する図である。
図4実施例における探索モードを説明する図である。
図5実施例における探索モードを説明する図である。
図6第2の実施例の構成を示す図である。
図7第3の実施例の構成を示す図である。
図8従来例を示す図である。
図9従来例における推奨経路を示す図である。

--

0058

1GPSアンテナ
2ジャイロセンサ
3距離センサ
4 自車位置測位部
5 入力部
6モニター
10、20、30経路探索部
11、31、38道路地図データベース
12、14、24、32、34、39データベース読取部
13、23、33通信状況データベース
25、26、35、36送受信部
37 制御部
G1、G2、G3、G4、G5、G6、G7目的地
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7 自車位置
HW 高速道路

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