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技術 アップライトピアノの妻土台

出願人 株式会社河合楽器製作所
発明者 三輪真一郎
出願日 1996年6月25日 (24年5ヶ月経過) 出願番号 1996-184104
公開日 1998年1月16日 (22年11ヶ月経過) 公開番号 1998-011051
状態 拒絶査定
技術分野 ピアノ
主要キーワード 内のり高さ 組立状況 倒置状態 黒塗り塗装 ケース部品 黒色プラスチック 内側面間 棚受柱
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1998年1月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

発泡剤を用いることなく、簡便かつ低コストで製造することができるアップライトピアノ妻土台を提供する。

解決手段

互いに連なる頂壁5、両側壁6、6および前壁7により中空状に形成され、底側および後側がそれぞれ底側開口8および後側開口9により開放されたプラスチック製の表皮材2と、矩形の断面を有し、表皮材2内に挿入され、上面が表皮材2の頂壁5の内面に固定されるとともに、後部が表皮材2の後側開口9から突出するインサート材3と、インサート材3の下面に固定されるとともに、表皮材2の底側開口8に嵌合する板材4と、を備えている。

概要

背景

図6(a)(b)は、互いに異なる製造方法で製造された従来の2種類の妻土台を示しており、(a)は妻土台を斜め上側から見た斜視図、(b)は妻土台を倒置した状態の斜視図である。両図に示すように、妻土台は一般に、前側の断面矩形外装部32と、外装部32よりも幅の狭い後側の断面矩形の基部33によって構成されている。外装部32は、アップライトピアノの外部に現れて外装の一部を構成する部分で、前面と上面との境界部分にRが付けられている。これに対し、基部33は、他のケース部品との連結に用いられ、これらに隠されて外部からは見えない部分となる。

図6(a)に示す妻土台31は、ラワンカエデなどの比較的硬い1本のむく材を、木工加工によって上述した所定の形状に加工するとともに、外装部32に他のケース部品と同じ塗装、例えば黒塗り塗装を行うことによって、製造されている。

一方、図6(b)に示す妻土台41は、底側および後側が開放した中空プラスチック製の表皮材42と、ラワンなどから成る断面矩形のインサート材43とを備え、インサート材43を、一部、後方に突出させた状態で、表皮材42内に挿入した後、表皮材42内のインサート材43との隙間の部分に、底側の開口から発泡ウレタンなどの発泡剤44を注入し、発泡硬化させることによって、製造されている。この場合、表皮材42が外装部32を構成し、インサート材43の突出部分が基部33を構成する。また、発泡剤44は、インサート材43が表皮材42内で動かないようこれを固定するとともに、妻土台41に外力が作用したときの表皮材42の割れなどを防止する補強材として機能する。

概要

発泡剤を用いることなく、簡便かつ低コストで製造することができるアップライトピアノの妻土台を提供する。

互いに連なる頂壁5、両側壁6、6および前壁7により中空状に形成され、底側および後側がそれぞれ底側開口8および後側開口9により開放されたプラスチック製の表皮材2と、矩形の断面を有し、表皮材2内に挿入され、上面が表皮材2の頂壁5の内面に固定されるとともに、後部が表皮材2の後側開口9から突出するインサート材3と、インサート材3の下面に固定されるとともに、表皮材2の底側開口8に嵌合する板材4と、を備えている。

目的

本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、発泡剤を用いることなく、簡便かつ低コストで製造することができるアップライトピアノの妻土台を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

互いに連なる頂壁、両側壁および前壁により中空状に形成され、底側および後側がそれぞれ底側開口および後側開口により開放されたプラスチック製の表皮材と、矩形の断面を有し、前記表皮材内に挿入され、上面が前記表皮材の前記頂壁の内面に固定されるとともに、後部が前記表皮材の前記後側開口から突出するインサート材と、前記インサート材の下面に固定されるとともに、前記表皮材の前記底側開口に嵌合する板材と、を備えていることを特徴とするアップライトピアノ妻土台

請求項2

前記板材が、前記表皮材の前記側壁および前記前壁の少なくとも一方に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のアップライトピアノの妻土台。

請求項3

前記インサート材の幅が、前記表皮材の前記後側開口の幅とほぼ等しいことを特徴とする、請求項1または2に記載のアップライトピアノの妻土台。

請求項4

前記インサート材の高さと前記板材の厚さとの和が、前記表皮内のり高さとほぼ等しいことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のアップライトピアノの妻土台。

技術分野

0001

本発明は、アップライトピアノ下端部に左右一対で設けられ、他のケース部品協働して、アップライトピアノの重量を支持するとともに外観を装飾する、アップライトピアノの妻土台に関する。

背景技術

0002

図6(a)(b)は、互いに異なる製造方法で製造された従来の2種類の妻土台を示しており、(a)は妻土台を斜め上側から見た斜視図、(b)は妻土台を倒置した状態の斜視図である。両図に示すように、妻土台は一般に、前側の断面矩形外装部32と、外装部32よりも幅の狭い後側の断面矩形の基部33によって構成されている。外装部32は、アップライトピアノの外部に現れて外装の一部を構成する部分で、前面と上面との境界部分にRが付けられている。これに対し、基部33は、他のケース部品との連結に用いられ、これらに隠されて外部からは見えない部分となる。

0003

図6(a)に示す妻土台31は、ラワンカエデなどの比較的硬い1本のむく材を、木工加工によって上述した所定の形状に加工するとともに、外装部32に他のケース部品と同じ塗装、例えば黒塗り塗装を行うことによって、製造されている。

0004

一方、図6(b)に示す妻土台41は、底側および後側が開放した中空プラスチック製の表皮材42と、ラワンなどから成る断面矩形のインサート材43とを備え、インサート材43を、一部、後方に突出させた状態で、表皮材42内に挿入した後、表皮材42内のインサート材43との隙間の部分に、底側の開口から発泡ウレタンなどの発泡剤44を注入し、発泡硬化させることによって、製造されている。この場合、表皮材42が外装部32を構成し、インサート材43の突出部分が基部33を構成する。また、発泡剤44は、インサート材43が表皮材42内で動かないようこれを固定するとともに、妻土台41に外力が作用したときの表皮材42の割れなどを防止する補強材として機能する。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、図6(a)の妻土台31は、むく材を所定の形状に木工加工するとともに、塗装を行わなければならないため、木工加工費および塗装費がかさみ、製造コストが高くなるという欠点がある。一方、図6(b)の妻土台41は、(a)の妻土台31と比べて、木工加工や塗装を必要としない分、安価に製造することが可能であるが、発泡剤44を注入するための設備を特別に用意しなければならず、設備コストが増大してしまう。

0006

本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、発泡剤を用いることなく、簡便かつ低コストで製造することができるアップライトピアノの妻土台を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

この目的を達成するため、本発明のアップライトピアノの妻土台は、互いに連なる頂壁、両側壁および前壁により中空状に形成され、底側および後側がそれぞれ底側開口および後側開口により開放されたプラスチック製の表皮材と、矩形の断面を有し、表皮材内に挿入され、上面が表皮材の頂壁の内面に固定されるとともに、後部が表皮材の後側開口から突出するインサート材と、インサート材の下面に固定されるとともに、表皮材の底側開口に嵌合する板材と、を備えていることを特徴としている。

0008

このアップライトピアノの妻土台では、表皮材の表面部分すなわち頂壁、両側壁および前壁が、外装部を構成するとともに、表皮材の後側開口から後方に突出したインサート材の部分が、基部を構成する。この場合、インサート材は、その上面が表皮材の頂壁の内面に固定されるとともに、インサート材に固定された板材が、表皮材の底側開口にぴったり嵌合し、表皮材を内側から支持して、これを補強するように作用する。したがって、インサート材を固定しかつ表皮材を補強するために従来用いられていた発泡剤は不要となり、妻土台を安価に製造できる。また、表皮材は、従来の表皮材と構成が基本的に同じであるので、従来のプラスチック製の表皮材をそのまま転用することも可能であり、そのようにすれば、表皮材の金型などの変更を行うことなく、妻土台をより安価に製造できる。

0009

この場合、板材が、表皮材の側壁および前壁の少なくとも一方に固定されていることが好ましい。この構成では、表皮材に対する板材の一体性が高められ、板材の補強機能をより効果的に発揮させることができる。

0010

これらの場合、インサート材の幅が、表皮材の後側開口の幅とほぼ等しいことが好ましい。この構成では、インサート材が表皮材の後側開口に隙間なくぴったり嵌まった状態になるので、インサート材を表皮材に対してより強固に固定することができる。

0011

これらの場合、インサート材の高さと板材の厚さとの和が、表皮内のり高さとほぼ等しいことが好ましい。この構成では、板材の下面が表皮材の下面とほぼ面一になって床面に接するので、例えば、アップライトピアノの重量のうちの妻土台に加わる荷重の大部分を、板材およびこれを固定したインサート材で支持するようにすることができ、その分、表皮材の負荷を小さくして、その割れなどを確実に防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら、詳細に説明する。図1図3は、本発明を適用したアップライトピアノの妻土台を示している。この妻土台1は、一体に組み立てられた表皮材2、インサート材3および板材4によって構成されている。なお、説明の便宜上、図2および図3は、妻土台1を倒置した状態で示している。

0013

表皮材2は、図6(b)に示す従来の妻土台41の表皮材42と基本的に同じ構成のものである。すなわち、表皮材2は、例えば一体成形された黒色のプラスチックから成り、互いに連なる頂壁5、左右の側壁6、6および前壁7により中空状に形成され、底側および後側にそれぞれ底側開口8および後側開口9を有している。また、頂壁5と前壁7との境界部分にはRが付けられている。

0014

インサート材3は、ラワンやカエデなどの比較的硬質のむく材で構成されており、矩形の断面を有している。インサート材3は、その一部が表皮材2の後側開口9から所定長さ突出しているとともに、残りの部分が表皮材2内に挿入され、その上面が表皮材2の頂壁5の内面に、接着および/またはねじ止めによって、固定されている。また、インサート材3の幅は、表皮材2の後側開口9の幅とほぼ等しい値に設定されており、それにより、インサート材3が、後側開口9に隙間なくぴったり嵌合するようになっている。

0015

板材4は、ラワン合板などで構成され、図2に示すように、インサート材3の下面に、接着および/またはねじ止めによって、あらかじめ固定されている。そして、インサート材3を表皮材2に挿入・固定したとき、図3に示すように、板材4が、表皮材2の底側開口8にぴったり嵌合するようになっている。また、板材4の厚さとインサート材3の高さとの和は、表皮材2の内のり高さ、すなわち表皮材2の下面から頂壁5の内面までの距離とほぼ等しい値に設定されており、それにより、板材4が表皮材2の底側開口8に嵌合したときに、板材4の下面と表皮材2の下面とが互いに面一になるように設計されている。

0016

以上の構成の妻土台1では、従来の妻土台41と同様に、表皮材2の表面部分、すなわち頂壁5、両側壁6、6および前壁7が外装部10を構成し、インサート材3の突出部分が基部11を構成するとともに、妻土台1は、図1に示す状態で用いられる。より具体的には、図4および図5に示すように、妻土台1はアップライトピアノPの下端部に左右一対で設けられ、各妻土台1の基部11の外側面が左右の親板12、12の各内側面に取り付けられるとともに、基部11、11の内側面間に前土台13が取り付けられる。また、外装部10の上面には棚受柱14が固定され、下面にはキャスター15が取り付けられる。そして、黒色プラスチック製の外装部10は、アップライトピアノPの外部に現れて、黒塗り塗装された親板12、前土台13や棚受柱14などと調和して、これらとともにアップライトピアノPの外装を構成する一方、基部11は、親板12や前土台13で隠され、外部からは見えない部分となる。

0017

以上のように、本実施形態の妻土台1では、インサート材3が表皮材2の頂壁5に固定されるとともに、インサート材3に固定された板材4が、表皮材2の底側開口8にぴったり嵌合し、表皮材2を内側から支持して、これを補強する。したがって、インサート材を固定しかつ表皮材を補強するために従来用いられていた発泡剤は不要となり、表皮材2、インサート材3および板材4を単純に互いに固定するだけで、妻土台1を安価に製造することができる。また、表皮材2は、図6(b)に示す従来の表皮材32と構成が基本的に同じであるので、この従来の表皮材32をそのまま転用でき、表皮材の金型などの変更を行うことなく、妻土台1をより安価に製造できる。

0018

また、本実施形態の妻土台1では、インサート材3が表皮材2の後側開口9に隙間なくぴったり嵌まっているので、インサート材3を表皮材2に対してより強固に固定することができる。さらに、板材4の下面が表皮材2の下面とほぼ面一になって床面に接するので、例えば、アップライトピアノPの重量のうちの妻土台1に加わる荷重の大部分を、板材4およびこれを固定したインサート材3で支持するようにすることができ、その分、表皮材2の負荷を小さくして、その割れなどを確実に防止することができる。

0019

なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、板材4を表皮材2の底側開口8にぴったり嵌合させるだけで、両者間を特に固定していないが、この嵌合の後、板材4を表皮材2の側壁6および前壁7の一方または双方に接着やねじ止めで固定するようにしてもよい。それにより、表皮材2に対する板材4の一体性を高めて、板材4の補強機能をより効果的に発揮させることができる。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。

発明の効果

0020

以上詳述したように、本発明のアップライトピアノの妻土台は、発泡剤を用いることなく、簡便かつ低コストで製造することができるなどの効果を有している。

図面の簡単な説明

0021

図1本発明を適用したアップライトピアノの妻土台の斜視図である。
図2妻土台の組立手順を示す、倒置した状態の斜視図である。
図3妻土台の倒置状態横断面図である。
図4妻土台と他のケース部品の組立状況を示す斜視図である。
図5図4組立後のアップライトピアノの外観を示す斜視図である。
図6互いに異なる方法で製造された従来の2種類の妻土台を示す斜視図である。

--

0022

1妻土台
2表皮
3インサート材
4板材
5頂壁
6側壁
7前壁
8 底側開口
9後側開口
P アップライトピアノ

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