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課題・解決手段

本発明はおむつ、失禁ガード又は衛生ナプキンの如き吸収性物品用吸収体に関し、前記吸収体は吸収性材料の層(2,3)を含み、前記層上に所謂超吸収性材料粒子の層(4,5)が置かれる。本発明によると、粒子層はある配置模様の貫通開口(8,9)を含む。また本発明はかかる吸収体を製造するための装置にも関する。

概要

背景

概要

本発明はおむつ、失禁ガード又は衛生ナプキンの如き吸収性物品用吸収体に関し、前記吸収体は吸収性材料の層(2,3)を含み、前記層上に所謂超吸収性材料粒子の層(4,5)が置かれる。本発明によると、粒子層はある配置模様の貫通開口(8,9)を含む。また本発明はかかる吸収体を製造するための装置にも関する。

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請求項1

吸収性材料の層(2,3;27;37)と前記層上に置かれた所謂超吸収性粒子の層(4,5;30,31;32,33;38−43)とを含む、おむつ、失禁ガード又は衛生ナプキンの如き吸収性物品用吸収体に於て、粒子材料の層はある配置模様の貫通開口(8,9;34;35)を含むことを特徴とする吸収体。

請求項2

吸収性材料(2,3;27;37)は繊維構造体から構成され、粒子層(4,5;30,31;32,33;38−43)の粒子は繊維構造体に完全に又は部分的に包被されることを特徴とする請求の範囲第1項記載の吸収体。

請求項3

吸収性材料の層(2,3;27;37)は圧縮されたセルロースフラッフパルプから構成され、粒子層の貫通開口(8,9;34;35)はセルロースフラッフパルプで満たされるが、このセルロースフラッフパルプは粒子層の下方にある層の開口の外方に位置するセルロースフラッフパルプ層部分のセルロースフラッフパルプほど圧縮されていないことを特徴とする請求の範囲第2項記載の吸収体。

請求項4

セルロースフラッフパルプの層(2,3;27;37)は高液体分散能力を有するセルロースフラッフパルプ、例えば化学セルロースフラッフパルプから構成されることを特徴とする請求の範囲第3項記載の吸収体。

請求項5

吸収体(1;C;D;II−IV)は粒子層(4,5;30,31;32,33;38−43)が置かれた少なくとも二つの吸収性材料層(2,3;27,37)を含み、前記層はある配置模様の貫通開口(8,9;34;35)を含むことを特徴とする請求の範囲第1,2,3又は4項記載の吸収体。

請求項6

種粒子層(4,5;32,33;38−41)の開口(8,9;35)は水平方向に見たとき互いに関して変位されることを特徴とする請求の範囲第5項記載の吸収体。

請求項7

各種粒子層(4,5;32,33;38,39)の開口(8,9;35)は水平方向に互いに一部重畳することを特徴とする請求の範囲第6項記載の吸収体。

請求項8

開口(34)の間にある各種粒子層(30,31;40,41)の粒子材料は隣接する粒子層の開口(34)と完全に重畳することを特徴とする請求の範囲第6項記載の吸収体。

請求項9

液体収容能力を有する、例えば化学熱機械フラッフパルプ、化学的硬化セルロース繊維又は合成ワッディングの如き繊維構造体の層(6;26;36)は最上方粒子層(5;30;32)の頂部に、即ち吸収体を含む吸収性物品の場合、物品着用時に着用者の体に近接して位置する吸収体(1;C;D;II−IV)の側の最外層に、配置されることを特徴とする請求の範囲前項の何れか一項記載の吸収体。

請求項10

所謂超吸収性材料の粒子が高液体収容能力層(6;26;36)に混入されることを特徴とする請求の範囲第9項記載の吸収体。

請求項11

各粒子層(4,5;30−33;38−44)の開口(8,9;30,31;32,33)の配置模様は吸収体(1;C;D;II−IV)の縦方向に少なくともその長さの実質的部分に沿って互いに関して平行に延びる相互離間スロットから構成されることを特徴とする請求の範囲前項の何れか一項記載の吸収体。

請求項12

粒子層のスロットは吸収体の縦方向軸線に対して傾斜していることを特徴とする請求の範囲第11項記載の吸収体。

請求項13

相互に隣接する粒子層のスロットは吸収体縦方向軸線と各種角度をなして延びることを特徴とする請求の範囲第12項記載の吸収体。

請求項14

粒子層のスロットは正弦曲線の如き湾曲形状を有することを特徴とする請求の範囲第11項又は第12項記載の吸収体。

請求項15

各粒子層の開口の配置模様は縦方向に延びた孔の列から構成されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第10項の何れか一項記載の吸収体。

請求項16

粒子層の孔は円形であることを特徴とする請求の範囲第15項記載の吸収体。

請求項17

粒子層の孔は長方形であることを特徴とする請求の範囲第15項記載の吸収体。

請求項18

粒子層の孔はリング形状であることを特徴とする請求の範囲第15項記載の吸収体。

請求項19

各粒子層の相互に隣接するスロット又は孔の列は吸収体の縦方向軸線に対して各種角度をなして傾斜していることを特徴とする請求の範囲第11項ないし第18項の何れか一項記載の吸収体。

請求項20

おむつ、失禁ガード又は衛生ナプキンの如き吸収性物品用の吸収体を製造する装置に於て、前記装置は移動する材料ウェブ(15)上に一定の配置模様で粒子を送出する手段(16−18)と、粒子アプリケータ手段(16−18)を通過して第1繊維体(15)を移動させる手段(14)と、前記体に粒子層を付与した後に第1繊維体(15)の頂部に第2繊維体(20)を置く手段(19)と、第1繊維体(15)に付与された粒子の配置模様に関して変位された特殊な配置模様の粒子層を第2繊維体(20)に付与する手段(21,22)と、このように得られた複合吸収体(15,20)を圧縮する手段(25)とを含むことを特徴とする装置。

請求項21

第1及び第2繊維体(15、20)に粒子を付与する手段(16,21)はそれぞれ粒子ディスペンサ(17)と、関連繊維体の上方を動くベルト(18,22)とを含み、前記ベルトは粒子付与模様と一致する孔の配置模様を含んでおり少なくとも繊維体(15,20)に堆積した粒子がベルト(18,22)と前記繊維体との間に収容できるほど十分に大きい距離で繊維体から離間され、ここに於て粒子ディスペンサ又はアプリケータ(16,21)は均一且つ広幅の流れで連続的に粒子を分配するよう意図され、その流れの幅はベルト(18,22)の孔の配置模様の幅に等しいか又は僅かにより広い幅であり、またベルトに捕捉された粒子を除去する手段を更に含むことを特徴とする請求の範囲第20項記載の装置。

請求項22

請求の範囲第1項ないし第19項の何れか一項に従い構成され、透液性ケーシング層不透液性ケーシング層との間に包被された吸収体を含む、おむつ、失禁ガード又は同類物の如き吸収性物品。

0001

本発明はおむつ、失禁ガード又は衛生ナプキンの如き吸収性物品用吸収体
関し、前記吸収体は吸収性材料シート又は層と、吸収性材料のシート上に置か
れた所謂超吸収性材料粒子の層とを含む。また本発明はかかる吸収体を生産
る装置の構成にも関する。

0002

上記種類の吸収性物品に於ける現在の吸収体の吸収能力は一般に通常の使用期
間にわたり着用者が排出する全液体を吸収するのに十分なものである。この種の
物品に関連する漏洩の問題は基礎吸収能力を十分な程度まで利用する吸収体の能
力にしばしば付随している。この事についての決定要因は液体を分散及び収容す
る物品の能力、即ち、液体輸送特性の有効性にある。本書類に於て液体収容特性
とは一定量の排出された液体を素早く収容する吸収体の能力、即ち吸収体の表面
からその内部へ液体を輸送する能力を意味する。液体収容能力が高ければ高いほ
ど、排出された液体は吸収体内へより素早く送られる。

0003

目下、吸収体の総吸収能力を増大させる目的で、かかる吸収性物品の吸収体に
所謂超吸収性材料を設けることは一般的に行われている。超吸収性材料とは、そ
の材料の何倍もの重量に相当する多量の液体を吸収することができる材料を意味
する。かかる材料は粉末粗粒顆粒フレーク短繊維の形態又は同類の粒子
形態でしばしば使用される。この種の材料の場合、吸収された液体はゲルを形成
する
。また前記材料は低い液体分散能力を有する。従って、超吸収性材料の高吸収
力を利用するために、排出された液体が超吸収性材料の全ての部分へ輸送できる
ように材料を配置することが必要である。

0004

このことは高圧縮したセルロースフラッフパルプの層に超吸収性材料の粒子を
混入し、それによりフラッフパルプ層の毛管作用効果で液体が層を貫通して広が
り更に層に混入された超吸収性粒子へ広がることにより達成できる。

0005

超吸収性材料の層の片側又は両側に配置された拡散又は分散層と相互に作用す
る超吸収性材料の分離層を使用することも周知である。超吸収性材料の分離層を
使用するときに生じる一つの問題は所謂ゲルブロッキング(gel blocking)であ
り、即ち超吸収剤が液体を吸収した時にゲルが形成され、このゲルにより液体が
層を通り流れるのを妨げられることである。

0006

US−A4994053は超吸収性粒子を含有したある配置模様の個別区域
含むシート又は層が上層のセルロースフラッフ層から排水を行う吸収性物品を教
示しており、US−A5118376は超吸収性粒子が繊維マットに設けたある
配置模様の中空部又はピットに入れられた吸収性物品を教示し、この配置模様の
中空部又はピットはエンボスシリンダ又はローラにより前記ピット区域に於ける
繊維マットの機械的圧縮により製造される。

0007

超吸収性材料の粒子がセルロースフラッフパルプの層に混入された吸収体は通
常、フラッフパルプ及び粒子を相互
分離層に付与した吸収体よりも、特に液体が数回排出された後に良好な液体収容
特性を有する。他方、層状の吸収体は通常、良好な再湿潤特性を有し、即ち粒子
がフラッフパルプに混入された吸収体よりも、物品が負荷に曝されたとき吸収体
に吸収された液体をより良好に保持することができる。

0008

前述の吸収性物品の場合、総液体排出周期的であり、これは一定量の液体が
殆ど瞬時に排出され、次の排出までに比較的長い時間を伴うことを意味する。お
むつ及び失禁ガードの場合、各時点で多量の液体が排出され、排出された液体を
おむつの表面から吸収体へ素早く輸送するおむつの能力に高い要望が寄せられ、
即ち、吸収体が漏洩の危険を最小化するために良好な液体収容特性を保有しなけ
ればならない。液体はこの種の吸収性物品が着用されることを意図される時間の
間に数回排出されるので、吸収性物品は物品の意図された使用期間中に生じる全
ての液体排出に対して良好な液体収容特性を有することが望ましい。当然、物品
の液体輸送特性は第1液体排出の前には最もよい状態にあり、引き続く排出と共
に相次いで損なわれる。但しこの減損を可及的に低く保つことが重要である。

0009

本発明の目的は層状の吸収体の液体収容特性を良好な再湿潤特性を維持しなが
ら向上させることである。

0010

本発明によると、この目的は粒子材料の層がある配置模様の貫通開口を含むこ
とを特徴とする冒頭に定義した種類の吸収体により達成される。かかる構成は粒
子材料の完全
被覆層を含む対応吸収体と比べて吸収体の液体収容特性を大いに向上させ、同時
に吸収体の良好な再湿潤特性を本質的に維持する。

0011

本発明の一好適実施例によると、吸収性材料は繊維構造体から構成され、粒子
層の粒子は繊維構造体に完全に又は部分的に包被される。また吸収体は粒子層
配置された幾つかの吸収性材料層を含み、これらの層はある配置模様の貫通開口
を含む。好ましくは各種粒子層の開口は互いに関して水平方向に偏倚して互いに
重畳する。驚くべきことにこのように吸収体が構成されると、再湿潤特性を殆ど
損なうことなしに、液体収容特性はフラッフパルプの如き吸収性材料に粒子が混
入された吸収体の特性に相当する程度まで向上されることが判明した。

0012

好ましくは吸収性材料層は圧縮されたセルロースフラッフパルプから構成され
粒子材料層の貫通開口はセルロースフラッフパルプで満たされるが、このセル
ロースフラッフパルプは粒子材料層の下方にあるセルロースフラッフパルプ層部
分の開口の外方に配置されたセルロースフラッフパルプほど圧縮されていない。
前記層が高液体分散能力を有する繊維材料、例えば化学熱機械フラッフパルプ、
化学的硬化セルロース繊維、合成ワッディング等から構成されるとき利点がもた
らされるが、前記繊維材料は好ましくは最上方粒子層の頂部に、即ち吸収体を含
んだ吸収性物品の着用時に着用者の体の最も近くに位置する吸収体の側の最外部
に、配置され、また所謂超吸収性材料の粒子が上方層
又はシートの繊維材料に混入される。有利な一変化例によると、各粒子層に於け
るこの配置模様の開口は吸収体の縦方向にその全長に沿って延びる個別スロット
から構成される。

0013

また本発明はおむつ、失禁ガード又は衛生ナプキンの如き吸収性物品用の吸収
体を製造する装置の構成に関し、前記装置は移動する材料ウェブに特定の配置模
様で粒子を付与する手段と、粒子付与手段を通過して第1繊維体を移動させる手
段と、前記第1繊維体上に粒子層を付与した後に第1繊維体の頂部に第2繊維体
を置く手段と、第1繊維体上に形成された粒子の配置模様に関して変位された特
定の配置模様の粒子層を第2繊維体に付与する手段と、このように構成された吸
収体を圧縮する手段とにより特徴づけられる。好ましくは、第1及び第2繊維体
上に粒子を付与する各手段はそれぞれ粒子ディスペンサと、関連繊維体の上方を
動くベルトとを含み、前記ベルトは付与された粒子の配置模様と一致する孔の配
模様を含んでおり少なくとも繊維体に置かれた粒子がベルトと前記体との間に
収容できる程度まで繊維体から離間され、ここに於て粒子ディスペンサは均一且
広幅の流れで連続的に粒子を分配するよう意図され、その流れの幅はベルトの
孔の配置模様の幅に等しいか又は僅かにより広い幅であり、またベルトに捕捉
れた粒子を運び去る手段を更に含む。

0014

次に本発明は添付図面に関して更に詳述される。図中、

0015

図1は本発明の吸収体の一実施例の部分切除斜視図であ
る。

0016

図1aは図1に示す吸収体の拡大区分横断面図である。

0017

図2図1に示す吸収体の製造用装置の概略図である。

0018

図3図2に示す装置に含まれる下層材料ウェブへ粒子を送出する装置を示す

0019

図4は四つの各種試験体概略横断面図を示す。

0020

図5は4回の相次ぐ液体排出に於ける図4の試験体の液体収容時間及び3回目
の液体排出後の再湿潤を示す棒図表である。

0021

図6は五つの更なる試験体の概略断面図を示す。

0022

図7図6の試験体の液体収容時間及び3回目の液体排出後の再湿潤を示す棒
図表である。

0023

図1に示す吸収体1は良好な液体分散又は拡散特性を有する繊維構造体の二つ
の層2,3、例えば化学セルロースフラッフパルプの二つの層を含み、前記層へ
所謂超吸収性材料の粒子層4,5が付与される。

0024

吸収体1は高瞬間液体収容能力を有する繊維構造体の層又はシート6、例えば
化学熱機械セルロースフラッフパルプ、化学的硬化セルロース繊維、合成ワッデ
ィング又は同類物を含み、前記層又はシートに超吸収性材料の粒子7が混入され
る。

0025

超吸収性粒子の層4,5はそれぞれの開口8,9を吸収体1の縦方向に全長に
沿って延びたスロットの形態で含む。各層4,5の開口8,9は互いに関して水
平に変位され
る。本書類で使用される垂直方向又は垂直と云う言葉は、本発明の吸収体を含む
吸収性物品を使用する時、吸収体の着用者の体に近接して位置する側に対して直
角をなす方向を示す。

0026

図2は吸収体1の連続製造用の装置を概略的に示す。前記装置はモールド12
を備えた回転形成シリンダ11を含む第1従来型マット形成ホイール10を含み
、フラッフパルプ空気輸送導管が注ぎ込むヘッダー又はフード13を前記シリン
ダが通過する時、前記モールドには付与された副圧力により空気輸送されたセル
ロース繊維が順次充填される。モールド12がフード13を通過した後、モール
ド内に形成された体15は付与された過圧力により下方を動くコンベヤベルト
4に堆積させられる。

0027

次いで堆積した体15は特定の配置模様で体15に粒子を堆積させるアプリケ
タ装置16の下方をコンベヤベルト14により運ばれる。装置16は図3に斜
視図で示され、原則的にはSE−B468305に図示及び記載される粒子アプ
リケータと同じ態様で構成される。しかして装置はある配置模様の孔を設けたベ
ルト18に粒子を均一且つ広幅の流れで分配する粒子ディスペンサ17を含む。
図3から見られるように、図示の場合、ベルト18の孔の配置模様はベルトに形
成された一連スロット状開口の列から構成され、粒子ディスペンサ又はアプリ
ケータにより分配された粒子は前記開口から通過中の体15上に落下する。理解
されるように、ベルト18及びコンベヤベルト14が
動く速度は、ベルト18上のスロット列間の隙間が体15間の隙間に一致し且つ
粒子が体の全長に沿って堆積されるように互いに同期される。装置16の構造の
より詳細な説明に関しては上記書類を参照されたい。

0028

装置16を通過した後、ある配置模様の粒子を担持した形成又は成形体15は
他のマット形成ホイール19の下を通り、ここで第2成形体20は体15が担持
する粒子層の頂部に置かれ、次いでこのように形成された三層の体は第2粒子ア
プリケータ21の下を通る。粒子アプリケータ21はアプリケータ21のベルト
22のスロットがアプリケータ16のベルト18のスロットに関してコンベヤ
ルト14の運動方向に対して横方向に変位されることを除いては粒子アプリケー
タ16と同様である。故に体15及び20の粒子の配置模様は互いに関して横方
向に変位される。

0029

成形体15,20及びそれにより担持された粒子層から構成された複合体は次
いで第3マット形成ホイール23の下を通り、ここで第3成形体24は体15,
20及びそれにより担持された粒子層の堆積体の各頂部に置かれる。上記三つの
成形体及び二つの粒子層から構成された複合体は次いで一対の圧縮ローラ25を
通過する。複合体が圧縮されるにつれて、粒子層はそれぞれ下層の体15,20
へ押し込まれ、これにより粒子層中に形成された結果として生じるスロット状開
口はフラッフパルプが充填され、このフラッフパルプは成形体のフラッフパルプ
よりも少ない程度で前記圧縮により圧縮されている。この現象は粒子層4、
フラッフパルプの層2,3及びスロット状開口8を含む図1の吸収体の断面を示
した図1aに於て概略的に図示される。

0030

本発明の効果を立証するために、第1比較試験が行われ、本発明により構成さ
れた相互に異なる二つの試験体と、周知の種類の二つの異なる試験体とを試験体
の液体収容及び再湿潤特性に関して比較した。

0031

四つの試験体A−Dが図4に示され、この図から、超吸収性材料の粒子が混合
された化学熱機械セルロースフラッフパルプから成る頂部層26を各体が含んで
いることが判る。超吸収性材料は層26の重量の10%を構成する。各試験体
−Dは化学セルロースフラッフパルプの底部層27も含む。試験体Aは頂部層2
6と底部層27との間に挟持された超吸収性粒子の層28を有する。試験体Bは
試験体Aと異なり、その違いは試験体Bが二つのフラッフ層27と前記層間の超
吸収性粒子の層29とを含んでいることである。試験体C,Dは超吸収性粒子の
層30,31及び32,33がそれぞれ、ある配置模様の貫通スロット34,3
5を含むこと以外は試験体Bと同態様で構成され、これらのスロットが各体の全
長に沿って延び、図4の断面図に示される。試験体Cに於て、異なる粒子層30
,31のスロット34は相互に水平方向に分離されるように互いに関して変位さ
れており、一方試験体Dの粒子層32,33のスロット35は互いに水平方向に
重畳する。試験体Cの粒子層30,31の開放部域は50%、一方試験体Dの粒
子層32,33の開放部域は30%である。

0032

試験体は全て同サイズ(100×280mm)であり、同じ材料から構成され
た。試験体Aは単位面積当り重量843g/m2、密度166g/dm3、試験体
Bは単位面積当り重量840g/m2、密度164.8g/dm3、試験体Cは単
面積当り重量836g/m2、密度169.5g/dm3、試験体Dは単位面積
当り重量861g/m2、密度171.1g/dm3を有した。全試験体は同量
吸収性材料を含有した。

0033

試験体は以下の態様で試験された;即ち、

0034

試験液(0.9%NaCl溶液)60mlを頂部層26に置かれたプレート
直径80mmの孔を通して第1回付与した。進入時間、即ち全液体が試験体によ
り吸収される前に要した時間が測定された。この手順は液体送出と次の液体送出
との間で20分間隔で3回繰り返された。再湿潤は3回目の液体送出後に8枚の
濾紙を試験体の頂部に置いて濾紙を15秒間1.1kg(2.8kPa)の負荷
曝すことにより測定された。濾紙は負荷付与の前後で重量を測定し、重量増加
が記録された。次いで4回目の液体が付与され、体の再湿潤傾向が再び測定され
た。

0035

この試験結果は図5に示され、試験体A−Dの液体収容特性をスタックチャー
ト(stack chart)で示す。各液体送出はスタックにより表され、各スタックの
高さは秒単位の進入時間を示し、図の左に示される目盛りから読み取ることがで
きる。4回の液体送出は空の又は中空のスタック、
灰色のスタック、黒色のスタック及び影線スタックにより順次示される。図の右
に示される目盛りは濾紙により吸収されたグラム単位の液体の重量を示し、再湿
潤特性の測定値を構成する。測定した濾紙の重量増加は充実四角形図5に示す

0036

試験体A,Bの液体収容特性は本質的に同じである一方、再湿潤は試験体Bの
場合、あまり顕著ではないことが図5から判る。このことから液体輸送に関して
、一枚よりも二枚の粒子層を吸収体に設ける方がより有益であることが判る。こ
の場合、勿論、層27が良好な液体分散能力を有する材料から構成されるものと
している。

0037

また試験体C,Dは試験体A,Bよりも良好な液体収容特性を有することが図
5に示された比較から判る。再湿潤特性は良好であったことも判る。粒子層30
,31の大きな開放部域にも拘らず、体Cは体Aの再湿潤傾向と一致する再湿潤
傾向を有し、一方、体Dの再湿潤傾向は体Bの再湿潤傾向よりもほんの僅か大き
いだけであった。

0038

試験体Dは驚くほど良好な液体収容特性を呈し、その特性は超吸収性材料の粒
子を均一に混合されてセルロースフラッフパルプから構成された吸収体の液体収
容特性と本質的に一致する。試験体Dは試験体Cよりも非常に小さい開放部域を
有するので、体Cよりも液体収容特性が乏しく一般に良好でないことが予想され
たが、実際に予想通りであった。試験体Dの場合の進入時間は4回目の液体送出
の時でさえも短いことが図5のスタックチャートから判る。試
験体Dの構造と試験体Cの構造との違いは試験体Dに付与された粒子層32,3
3の粒子ストランド又はリボン参照符号aの範囲で水平方向に互いに重畳し、
一方、試験体Cに付与された粒子層30,31の粒子ストランドは相互に水平方
向に離間していることだけであり、試験体Dの液体収容特性を試験体Cの液体収
容特性よりもはるかに良好にしたのは恐らくこの構造的差異であろう。試験体C
,Dは図2に関して記載された上記方法により製造され、これら体の粒子層スロ
ットの相対的位置決めは様々な圧縮面が得られるように体のセルロースフラッフ
層の圧縮に局部的に影響を及ぼしたことは明白であり、この変化は、垂直方向に
見て、体が各粒子層30,31及び32,33の両方の局所部分、即ち、専ら二
つの開口35のみを含む代わりに、セルロースフラッフ層26,27に加えて粒
子層及び開口34,35を含むかどうかに依存している。故に試験体C,Dの液
体収容特性の大きな差異は二つの各粒子層30,31及び32,33の開口34
,35の相互相対位置の差異及び、それと関連する試験体C,Dのセルロースフ
ラッフ層26,27の圧縮の配置模様に於ける差異の結果であると考えるのが合
理的である。

0039

本発明により構成された四つの異なる試験体II−Vは試験体C,Dと同態様で
試験され、試験体Iと比較された。この比較試験の結果はスタックチャート形態
図7に示され、図5に示す試験体A−Dで得られた試験結果と同様に、スタ
クチャートは液体進入時間を秒単位で示し、再湿
潤試験に於て吸収した液体のグラム単位の記録重量を四角形で示す。適用された
試験手順は試験体A−Dを試験する上記手順と同じであった。

0040

四つの本発明の試験体II−Vはそれぞれ、超吸収性材料の粒子が均質に混入さ
れた化学熱機械セルロースフラッフパルプの頂部層36を含んでいた。超吸収性
材料は10重量%と一致した。頂部層36の単位面積当り重量は275g/m2
であった。また各試験体II−Vは、単位面積当り重量が150g/m2でそれぞ
れ超吸収性粒子の層38−45を担持する二つの化学セルロースフラッフパルプ
の層37を含んでいた。

0041

試験体IIの層38,39は、単位面積当り重量が157g/m2で開放スロッ
トにより分離された超吸収性粒子の縦方向延出ストランドを含んでいた。ストラ
ンド及びスロットの配置模様は二つの層38では類似する。但し、それぞれの層
の配置模様は互いに関して横方向に変位され、粒子ストランド及びスロットの両
方が互いに重畳する。粒子層38,39の開放部域は30%であった。

0042

試験体IIIの層40,41は、単位面積当り重量が160g/m2で開放スロッ
トにより相互に分離された超吸収性粒子の縦方向延出ストランドを含んでいた。
試験体IIIが試験体IIと異なる点は、粒子ストランドは互いに重畳するがスロッ
トは重畳しないようにストランド及びスロットが互いに関して横方向に変位され
ていることである。しかして、サンプル体IIIの一方の層の粒子ストランドは他
方の層の
スロットと完全に重畳した。粒子層40,41の開放部域はそれぞれ30%及び
35%であった。

0043

試験体IVの超吸収性粒子の層42,43は、単位面積当り重量が183g/m
2で、先の如く、均一な配置模様で配置された開放スロットにより相互に離間さ
れた縦方向粒子ストランドを含んでいた。この場合、配置模様は互いに関して横
方向に変位されず粒子ストランド及びスロットは互いに完全に重畳する。二つの
層は40%の開放部域を有した。

0044

試験体Vの最上方層44は、単位面積当り重量が157g/m2であり、開放
スロットにより分離された粒子ストランドを含んでいた。最上方層44は60%
の開放部域を有した。底部粒子層45は、単位面積当り重量が157g/m2の
切れ目のない層を含んでいた。

0045

試験体II−Vは試験体Iと比較され、試験体Iは試験体II−Vと類似した頂部
層36と、底部層46とを含んでいた。底部層46は300g/m2の単位面積
当り重量を有し且つ6.16gの超吸収性粒子材料が均質に混入された化学セル
ロースフラッフパルプから構成された。底部層は220g/m2の総単位面積当
り重量を有した。

0046

全試験体I−Vの寸法は100×280mmであり、相互に同材料から構成さ
れた。

0047

試験体I−Vは試験体A−Dに関して上述した態様で試験され、試験結果は図
7に示され、ここに於て相互に連続するスタックは相次ぐ液体送出に対する各種
試験体の進入
時間をそれぞれ示す。試験体II−IVの液体収容特性は本質的に試験体Iの液体収
容特性と一致することがこの図から判り、試験体Iは二つのセルロースフラッフ
パルプ層と超吸収性粒子の混合材とから構成された。試験体III、IVの特性は4
回目の液体送出について試験体Iの特性よりも良好であることが判明した。再湿
潤傾向は、試験体II、IIIの場合は試験体Iの場合よりもはるかに著しいもので
はなかったが、試験体IVの場合の再湿潤は試験体Iの再湿潤傾向と本質的に一致
した。試験体Vの液体収容及び再湿潤特性は試験体Iの特性よりも乏しいもので
あった。

0048

しかしてこれらの試験により、開口を設け各種層の開口を互いに関して変位し
た粒子層を含む吸収体は良好な液体収容特性及び再湿潤特性を有することが判る

0049

図示及び記載の実施例は幾つかの方法で改変できることが理解されよう。例え
ば、粒子層の開口の配置模様は図示のものと異なる配置模様にできる。例えば、
平行なスロットの代わりに、スロットは曲線円形、あるいは円又は他の形状等
を有する孔の形態にできる。更に、吸収性材料層は予め圧縮でき、吸収体は長方
形以外の形状にできる。また本発明は一つだけの単一開口を有する粒子層を含ん
吸収体構造をも含む。但しかかる構造は好ましくない。二つよりも多い粒子層
を含む実施例も勿論考えられる。上で説明されたもの以外の吸収性材料も使用で
きるが、但し化学セルロースフラッフパルプは液体分散特性が良好であるので、
化学セルロースフラッフパルプから単数又は複数の底
部層を製造することが好ましい。製造工場機械で使用された装置は上記のものと
異なるように形成することもできる。例えば、予め圧縮した繊維体用の輸送手段
をマット形成ホイールの代わりに使用することができ、装置の数は図2に示す構
成よりも多い又は少ない層を含んだ体を製造するのに適合させることができる。
超吸収性粒子は上記以外の方法でも堆積させることができる。故に本発明は以下
の請求の範囲の内容によってのみ専ら制限されるものである。

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