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技術 ドレンポンプおよびこのドレンポンプを備えた空気調和機

出願人 三洋電機株式会社
発明者 松村省次斎藤幸男
出願日 1996年6月12日 (25年4ヶ月経過) 出願番号 1996-171611
公開日 1997年12月22日 (23年10ヶ月経過) 公開番号 1997-329100
状態 拒絶査定
技術分野 非容積型ポンプ 非容積形ポンプのロータ 非容積形ポンプの機能 非容積形ポンプの構造
主要キーワード 構造的改良 エルボー管 分断部分 排水ユニット 揚水能力 逆円錐台形状 排出能力 強制排水
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年12月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

排水能力揚水能力アップできるドレンポンプとし、このドレンポンプを搭載することで室内機施工性、設置自由度を高め、取付が容易で美観を維持した据付けを可能にする。

解決手段

インペラ25をドレン水吸上げ力が良くなる湾曲した羽根38とし、また吸い上げたドレン水をインペラの上方のドレン水漏出防止板41で効率的に流出をさせ、更に吐出口35をポンプ本体の接線方向に配して、流出し易くし排水流量を増やし性能を向上したドレンポンプ18を得て、該ポンプを具備する室内機1が天井排水経路と離間した場所で設置できるという利便性を得る。

概要

背景

近年、室内機室外機とが分離したタイプの空気調和機では、室内機をオフィス天井や部屋内の壁に埋め込むような据付けを行い、室内機が目立たないようにして美観を保つようにする設置が行われている。

その場合に、空調運転冷房運転)により室内機内熱交換器凝縮して付着したドレン水を排水するのに、室内機の裏側がすぐに外界である外壁でなく、内部壁据え付けているので、直接に排水できず、よって、天井部など、室内機より上方の位置に配置した排水管までドレンポンプにより揚水して強制的に排水させるようにしている。

概要

排水能力揚水能力アップできるドレンポンプとし、このドレンポンプを搭載することで室内機の施工性、設置自由度を高め、取付が容易で美観を維持した据付けを可能にする。

インペラ25をドレン水の吸上げ力が良くなる湾曲した羽根38とし、また吸い上げたドレン水をインペラの上方のドレン水漏出防止板41で効率的に流出をさせ、更に吐出口35をポンプ本体の接線方向に配して、流出し易くし排水流量を増やし性能を向上したドレンポンプ18を得て、該ポンプを具備する室内機1が天井の排水経路と離間した場所で設置できるという利便性を得る。

目的

本発明は上記のことを可能とすべく、揚水能力をアップするための工夫された改良をドレンポンプに施し、性能を向上させたドレンポンプを得るとともに、該改良ポンプを搭載し、排水効率を向上することができる空気調和機を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

ポンプモータと、吸込口から吐出口にかけて拡がった形状のケース内に配置され且つ前記ポンプモータにて回転させられるインペラとを備え、前記吸込口から吸い込んだドレンを吐出口から吐出させるように構成したドレンポンプにおいて、前記インペラを平板状に形成すると共に、前記吸込口側から吐出口側にかけてインペラの回転方向とは逆の方向に徐々に湾曲させ、前記吐出口の方向をインペラの回転軸の方向より外周側にずらしたことを特徴とするドレンポンプ。

請求項2

モータポンプケースとの隙間を軸受でほぼ塞いだことを特徴とする請求項1に記載のドレンポンプ。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載のドレンポンプを備えたことを特徴とする空気調和機

技術分野

0001

本発明は、室外機と分離されてオフィス天井や部屋内の壁に埋め込んだ室内機運転時に発生するドレン水を汲む上げ排出させるためのドレンポンプの改良およびこの改良ポンプを備えた空気調和機に関する。

背景技術

0002

近年、室内機と室外機とが分離したタイプの空気調和機では、室内機をオフィスの天井や部屋内の壁に埋め込むような据付けを行い、室内機が目立たないようにして美観を保つようにする設置が行われている。

0003

その場合に、空調運転冷房運転)により室内機内熱交換器凝縮して付着したドレン水を排水するのに、室内機の裏側がすぐに外界である外壁でなく、内部壁据え付けているので、直接に排水できず、よって、天井部など、室内機より上方の位置に配置した排水管までドレンポンプにより揚水して強制的に排水させるようにしている。

発明が解決しようとする課題

0004

よって、このような強制排水の場合、ドレン水の排水の良し悪しは、空気調和機の運転に影響するので、性能の良いドレンポンプが要求される。また、ドレンポンプの揚水能力排水能力が高いほど、室内機を設置する場所の自由度が拡がり、住宅の内部構造に応じた適切な据付け方が可能となる利便性も生まれる。

0005

本発明は上記のことを可能とすべく、揚水能力をアップするための工夫された改良をドレンポンプに施し、性能を向上させたドレンポンプを得るとともに、該改良ポンプを搭載し、排水効率を向上することができる空気調和機を提供するものである。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に記載の発明は、ポンプモータと、吸込口から吐出口にかけて拡がった形状のケース内に配置され且つ前記ポンプモータにて回転させられるインペラとを備え、前記吸込口から吸い込んだドレンを吐出口から吐出させるように構成したドレンポンプにおいて、前記インペラを平板状に形成すると共に、前記吸込口側から吐出口側にかけてインペラの回転方向とは逆の方向に徐々に湾曲させ、前記吐出口の方向をインペラの回転軸の方向より外周側にずらしたものである。

0007

また、請求項2に記載の発明は、モータポンプケースとの隙間を軸受でほぼ塞いだものである。

0008

さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のドレンポンプを室気調和機に備えたものである。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。先ず、壁内に埋め込まれる分離型空気調和機の室内機そのものの構造について、図7および図8に従い説明する。

0010

図7に示すように、室内機1を部屋のドア2の上方に残る壁部3に配置しており、壁部3に設けた取付開口に据付け枠4を配置し、これに横長な室内機本体5がその前面の吸込口6に多数のスリット孔8bを持つグリル板8を装着して、嵌め込み固定されている。本体5内には、図8に示すように吸込口6からその下部の空気吹出口7に連通するようにカーブした風路9が設けられ、その風路9内に熱交換器12と送風ファン13とが配設されている。

0011

前記熱交換器12は、冷媒管14a、14bによって、該室内機1と離れた場所に設置されている図示しない室外機内の熱交換器および冷媒圧縮機などと環状に接続されて冷媒回路を形成している。

0012

従って、空調運転(冷房運転)されると、送風機13により室内機1に吸い込まれる室内空気は、熱交換器12を流通している冷媒との熱交換により低温とされて空気吹出口7から吹き出し、冷房が行われるのであるが、室内空気に含まれる水分が熱交換器12の通過時に冷され凝縮して、露付きを起こす。

0013

このため、熱交換器12の下部に露付きにより滴下するドレン水を受けるドレンパン14を設ける一方、このドレンパン14からのドレン水をエルボー管15により導いて溜めるドレン水槽16と、該ドレン水槽16内のドレン水を吸い上げ、上方に立ち上げているドレン水ホース17に揚水するドレンポンプ18とからなるドレン水排水ユニット20が、本体下部のスペース部に収設されている。

0014

ここで、ドレン水ホース17の先は、天井21等に配設したドレン水排水管22に連絡し、このドレン水排水管22の先端が屋外に臨んで、ドレン水を外に排出するようにしている。

0015

さて、ドレンポンプ18は、図1および図2に示すように、ポンプ部23とその駆動モータ(ポンプモータ)24とから構成され、駆動モータ24の駆動軸24aとポンプ部23内部のインペラ25の回転軸25aが直結されて、インペラ25の高速回転によりドレン水槽16内のドレン水が吸い上げられ、排出されるものであるが、本発明では、このドレンポンプ18をその揚水能力および排水能力を高められるように、改造したものである。

0016

次に、この改造したドレンポンプ18につき、更に図3乃至図5をも参照して説明する。

0017

下端部中央にドレン水の吸込口30が開いた逆円錐台形状の下ケース部31と、該下ケース部31の上面開口を施蓋する上ケース部32とより成るポンプケース33内には、インペラ25がその回転軸25aを上ケース部32の中央部に埋設した軸受34に上下方向に挿通され回転自在に支持されている。またインペラ25の回転により吸い上げたドレン水を排出するための吐出口35が、下ケース部31の外周部より突出して一体に形成されている。

0018

尚、ここで軸受34は、インペラ25の回転軸25aとのクリアランスを非常に少なくして受ける軸受構造にして、軸受34でポンプケース33とモータ24との隙間をほぼ塞いでいる状態に形成している。よって、ポンプ駆動時に従来のような水がポンプケースの外に溢れ出ながら排水が行なわれていた場合のような溢れ出しは抑制されるので、水は無駄なく排水され、ポンプの排出能力が向上する。

0019

ここで、従来のドレンポンプのインペラは、図4図番37の二点鎖線図で示すように、回転軸25aから単に放射状に突設した平板状の羽根37、37からなっていた。

0020

これを、本発明では、図2乃至図5に示すように、インペラ25の羽根38、38の形を、徐々に湾曲させて、羽根38が上端付け根から45度の進み位相を持ってひと捻りして下端の付け根に戻るような形に形成している。このインペラ25の捻りの様相は、インペラ25をその高さ方向に多数に等分割して、各分割部分でのインペラ25の断面形状を表わしている図5の(a)(b)に示されている。このように湾曲させた羽根38、38を持つインペラ25にすると、従来の平板状の羽根37、37のインペラよりも水の掻き上げが良くなる。

0021

また、インペラ25の上部には、吐出口35と近い高さの位置で、蓋状に拡がるように設けられ、インペラ25で掻き上げられた水が吐出口35に向かい易いようにするためのドレン水漏出防止用板部41が形成されている。これによって、掻き上げられた水は、ドレン水漏出防止用板部41でその外に洩れ出るのを防がれ、矢印Aに示すように円滑に吐出口35に流出し排出されるようになる。

0022

更に、図3に示されるように、ドレンポンプ18の吐出口35を、ポンプケース33に対してその接線方向に向かって突出するようにポンプケース33の外周面に形成する。このようにすると、インペラ25の回転により上方へ掻き上げられてくる水のその巻流方向と同方向に吐出口35が存在するため、従来のように吐出口35bを破線図に示すようにポンプケースの中心(回転軸)Pと一致する延長線上に設けてたものの場合と比較して、ドレン水の排出がスムーズになり排出流量が増える。

0023

以上のような構造的改良をインペラに加えることにより、排出されるドレン水の流量および揚程H(図7参照)を上げることができる。

0024

図6は本発明のインペラーを採用したドレンポンプと従来構造のインペラを持つドレンポンプとの性能を比較した試験結果である。同結果より判るように、ドレンポンプを50HZ商用電源ならびに60HZ商用電源で駆動したいづれ場合も、従来品よりもドレン水の排出流量では2.0〜2.5l(リットル)/minとアップし、また揚程Hにおいては、30cm以上も高く吸い上げることができることが確認できた。

0025

この事は、ドレンポンプの排水力がアップした意味を持つので、例えば大きさ的に1馬力空気調和機用ドレンポンプであったものが、実質的に2馬力の空気調和機用ドレンポンプとしても使用可能となる。

0026

また、室内機1に本構造のドレンポンプ18を搭載すれば、排水能力特に揚水能力が向上するので、室内機1を設置する場所の自由度が拡がり、設置条件がゆるくなって、取付け作業が容易になり、また部屋内に目立なく配置できるような施工が可能となって美観を維持できるようになる。

0027

尚、この実施例では、空気調和機の室内機を壁内に埋め込んだ壁埋込型の空気調和機で説明したが、室内機を室内上部に引掛けて据付ける壁掛け型の空気調和機に適用しても構わない。

発明の効果

0028

以上説明したように、この発明によれば、インペラを湾曲させかつ排出口の方向をずらしたので、ドレンを吐出口からスムーズに排出でき、ドレンの排出能力および揚水能力を向上させるこができる。

0029

また、ドレンポンプの揚水能力がアップするので、空気調和機の設置個所の自由度が拡がり、簡便な設置ができると共に、部屋に目立ないように施工できるようになり、美観保持が可能となる効果を得られる。

図面の簡単な説明

0030

図1本発明のドレンポンプの正面図。
図2ポンプ部を断面して示した要部断面正面図。
図3本発明のドレンポンプの平面図。
図4インペラの平面図。
図5(a)図は、インペラのその捻り模様を説明するために高さ方向に等分割線を入れたインペラの正面図。(b)図は、(a)図に基づく分断部分での羽根の形状を個々に示した湾曲インペラの説明図。
図6本発明のインペラを持つドレンポンプと従来構造のインペラを持つドレンポンプとの性能比較図。
図7壁に埋め込まれている室内機の様相を示す構造斜視図。
図8ドレン水排水ユニットを組み込んだ状態の内部構造を示す室内機の縦断側面図。

--

0031

1室内機
12熱交換器
14ドレンパン
16ドレン水槽
17ドレン水ホース
18ドレンポンプ
22ドレン水排水管
23ポンプ部
24駆動モータ(ポンプモータ)
25インペラ
30吸込口
33ポンプケース
34軸受
35吐出口
38、38羽根
41 ドレン水漏出防止用板部

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