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技術 用紙の印字走査機構

出願人 株式会社リコー
発明者 渡辺哲夫
出願日 1996年5月23日 (24年7ヶ月経過) 出願番号 1996-151714
公開日 1997年12月9日 (23年0ヶ月経過) 公開番号 1997-314931
状態 特許登録済
技術分野 用紙の取扱い
主要キーワード 滑り防止層 左ローラ 固定支点 右ローラ 高摩擦係数材料 後側グリップ 前側グリップ 発熱体近傍
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年12月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

印写余白を最少とするプリント機構を提供する。

解決手段

印写すべき受像紙12は図中左側より給紙され、無端ベルト21上をセンサ11で検出されるまで一旦進行する(この時、サーマルヘッド6は解放状態)。給紙のスタートは、給紙用圧接ローラ17のわずかな圧接圧によって行なう。給紙用圧接ローラ17は発泡材料等の容易に変形可能な材料でできており、17´を回転可能な固定支点として設定されている。用紙12が圧接部材19まで移動すると、受け部材31との間での圧接力と用紙12と無端ベルト21間の摩擦係数掛け合わせた移動力で、用紙12の移動が支配的に行なわれる。圧接力は引張バネ20で決定される。従来、用紙12の移動を行なっていたグリップローラ1の円周ベルト21に置き換えて平面とし、小径ローラを用いる圧接部材19をヘッド発熱体近傍に設けたことで、印写余白はL´へと縮少することが可能となった。

概要

背景

図5(A)は、従来の印字走査機構を説明するための要部概略構成図で、図中、1はグリップローラ、2はピンチローラ、3は用紙走査モータ、4はサーマルヘッド、5は記録部、6はドライバ搭載部、7はプラテンローラ、8はヘット圧接解除アーム、9はカム、10はモータ、11は記録位置検出センサ、12は受像紙である。図5(A)に示した例は、グリップローラを用いた往復印写走査方式を示し、図示のように、グリップローラ1と記録ヘッド4の記録部5までの距離Lが非印写領域となってしまう。

図5(B)は、図5(A)に示した非印写領域を最少にしようとする従来技術の例を説明するための図で、図中、13は前側グリップローラ、14は前ローラ駆動モータ、15は後側グリップローラ、16は後ローラ駆動モータで、その他、図5(A)の場合と同様の作用をする部分には、図5(A)の場合と同一の参照番号が付してある。この例のように、ヘッドの前後に2つのグリップローラ13,15を設けて、交互又は同時のタイミングで受像紙12を移動させる方式も既に提案されているが、この方式は、高剛性カードへの転写等に限定して採用されている。

概要

印写余白を最少とするプリント機構を提供する。

印写すべき受像紙12は図中左側より給紙され、無端ベルト21上をセンサ11で検出されるまで一旦進行する(この時、サーマルヘッド6は解放状態)。給紙のスタートは、給紙用圧接ローラ17のわずかな圧接圧によって行なう。給紙用圧接ローラ17は発泡材料等の容易に変形可能な材料でできており、17´を回転可能な固定支点として設定されている。用紙12が圧接部材19まで移動すると、受け部材31との間での圧接力と用紙12と無端ベルト21間の摩擦係数掛け合わせた移動力で、用紙12の移動が支配的に行なわれる。圧接力は引張バネ20で決定される。従来、用紙12の移動を行なっていたグリップローラ1の円周ベルト21に置き換えて平面とし、小径ローラを用いる圧接部材19をヘッドの発熱体近傍に設けたことで、印写余白はL´へと縮少することが可能となった。

目的

本発明は、上述のごとき従来技術の問題を解決し、印写余白を最少とするプリント機構を提供することを目的としてなされたものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

ライン型サーマルヘッドを用いた直接発色型又は転写型プリンタにおいて、プラテンローラを含めて回動可能に掛け渡された無端ベルト上に受像紙を保持して印字走査を行なわせるようにしたことを特徴とする用紙の印字走査機構

請求項2

前記サーマルヘッド発熱体近傍に、受像紙を無端ベルト上に保持させる圧接部材を有することを特徴とする請求項1に記載の用紙の印字走査機構。

請求項3

前記無端ベルトの駆動が、前記プラテンローラとは異なる位置に設けられたもう一本の駆動ローラによって行なわれることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙の印字走査機構。

請求項4

前記駆動ローラ周の一部又は全域に、無端ベルトとの滑りを生じないためのグリッド粒子形成加工又はシリコーン膜コーティング等が施こされていることを特徴とする請求項3に記載の用紙の印字走査機構。

請求項5

前記駆動ローラ周の一部であって受像紙の印字幅外の2ヶ所に、前記無端ベルトに設けられた凹凸歯形と噛み合う駆動歯形が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の用紙の印字走査機構。

請求項6

前記無端ベルトが弾性高摩擦係数を有するゴム材料部と、該ゴム材料部を支持する樹脂シート又は金属又は繊維材料から成る支持材料部と、前記駆動ローラとの滑りを防止する滑り防止部とから構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の用紙の印字走査機構。

技術分野

0001

本発明は、用紙の印字走査機構、より詳細には、ライン型サーマルヘッドを搭載するプリンタ受像紙走査機構、特に、面順次で用紙を往復走査しながらカラー印写を行なうプリンタに使われる印字走査機構に関する。

背景技術

0002

図5(A)は、従来の印字走査機構を説明するための要部概略構成図で、図中、1はグリップローラ、2はピンチローラ、3は用紙走査モータ、4はサーマルヘッド、5は記録部、6はドライバ搭載部、7はプラテンローラ、8はヘット圧接解除アーム、9はカム、10はモータ、11は記録位置検出センサ、12は受像紙である。図5(A)に示した例は、グリップローラを用いた往復印写走査方式を示し、図示のように、グリップローラ1と記録ヘッド4の記録部5までの距離Lが非印写領域となってしまう。

0003

図5(B)は、図5(A)に示した非印写領域を最少にしようとする従来技術の例を説明するための図で、図中、13は前側グリップローラ、14は前ローラ駆動モータ、15は後側グリップローラ、16は後ローラ駆動モータで、その他、図5(A)の場合と同様の作用をする部分には、図5(A)の場合と同一の参照番号が付してある。この例のように、ヘッドの前後に2つのグリップローラ13,15を設けて、交互又は同時のタイミングで受像紙12を移動させる方式も既に提案されているが、この方式は、高剛性カードへの転写等に限定して採用されている。

発明が解決しようとする課題

0004

図5(B)に示すような2つのグリップローラを用いる場合に、最初の移動時(右ローラ15でプリントされて、左ローラ16に噛み合うまで)は、受像紙12に剛性がないと座屈してジャムになる恐れがある(そのため、前述のように、高剛性カードに限定して使用された)。又、両ローラで印写が行なわれる区間でも、互いのローラ周速を完全に一致させるのは難しく、簡易な機構構成では、ジターなどの現像を発生させてしまう。

0005

本発明は、上述のごとき従来技術の問題を解決し、印写余白を最少とするプリント機構を提供することを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0006

請求項1の発明は、ライン型サーマルヘッドを用いた直接発色型又は転写型プリンタにおいて、プラテンローラを含めて回動可能に掛け渡された無端ベルト上に受像紙を保持して印字走査を行なわせるようにしたことを特徴としたものである。

0007

請求項2の発明は、請求項1の発明において、サーマルヘッドの発熱体近傍に、受像紙を無端ベルト上に保持させる圧接部材を有することを特徴としたものである。

0008

請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、無端ベルトの駆動が、プラテンローラとは異なる位置に設けられたもう一本の駆動ローラによって行なわれることを特徴としたものである。

0009

請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記駆動ローラ周の一部又は全域に、無端ベルトとの滑りを生じないためのグリッド粒子形成加工又はシリコーン膜コーティング等が施こされていることを特徴としたものである。

0010

請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記駆動ローラ周の一部であって受像紙の印字幅外の2ヶ所に、前記無端ベルトに設けられた凹凸歯形と噛み合う駆動歯形が設けられていることを特徴としたものである。

0011

請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかの発明において、無端ベルトが弾性高摩擦係数を有するゴム材料部と、これを支持する樹脂シート又は金属又は繊維材料から成る支持材料部と、前記駆動ローラとの滑りを防止する滑り防止部とから構成されることを特徴としたものである。

0012

(請求項1,2の発明)図1は、本発明による無端ベルトと、該無端ベルトのドライブローラと、前記無端ベルトへ用紙を保持させる圧接部材とで構成されるプリンタの側面図で、図中、17は給紙用圧接ローラ、18はアーム、19は圧接部材、20は引張バネ、21は無端ベルト、22は駆動ローラ、23はプラテンローラ、24は減速機構、25はモータ、31は受け部材で、その他、図5に示した従来技術と同様の作用をする部分には、図5の場合と同一の参照番号が付してある。

0013

図1において、印写すべき受像紙12は図中左側より給紙され、無端ベルト21上をセンサ11で検出されるまで一旦進行する(この時、サーマルヘッド6は解放状態)。給紙のスタートは、給紙用圧接ローラ17のわずかな圧接圧によって行なう。この場合、給紙用圧接ローラ17は発泡材料等の容易に変形可能な材料でできており、17´を回転可能な固定支点として設定されている。用紙12が圧接部材19まで移動すると、受け部材31との間での圧接力と用紙12と無端ベルト21間の摩擦係数を掛け合わせた移動力で、用紙12の移動が支配的に行なわれる。圧接力は引張バネ20で決定される。

0014

上述のように、本発明は、従来、用紙12の移動を行なっていたグリップローラ1の円周ベルト21に置き換えて平面とし、小径ローラを用いる圧接部材19をヘッドの発熱体近傍に設けたことで、印写余白は従来のLからL´へと縮少することが可能となった。また、印写はプラテンとの間に介在するベルトが受材となって行なわれる。圧接部材19は必ずしもローラ形状でなくても、滑り性の良い樹脂板又はコーティングされた金属でも良い。

0015

(請求項3の発明)無端ベルト21を規定の線速で移動させるために、専用の駆動ローラ22を用いる。プラテンローラ23側での駆動は、以下の理由によりその移動精度が不安定となり、印写画質にジターなどが起こりやすい。
理由:印写品質を決めるためのヘッド圧接に必要なゴム硬度(40〜50度)と、ベルト駆動の条件とは両立できない加圧変形があったり、滑りが発生しては無意味となる。よって、専用の駆動ローラ22を設け、プラテン23は連れ回りで回動するようにした。

0016

(請求項4の発明)用紙の線速が、規定値となるように無端ベルトと用紙の厚さを考慮して外径を決定する。さらに、図2(A)に示すように、無端ベルト内側面との滑りを生じないように駆動ローラ22の表面の一部又は全部に突起22aを形成し、先端部のわずかな突入で滑りを防ぐようにしたり、図2(B)に示すように、高摩擦係数を有する材料22bを薄く塗布する方法で実現する。図2(A)の方法としては、アルミナ溶射して形成する方法や、数十〜数百μm径のジルコニア粒子接着剤によって固定する方法などがある。一方、図2(B)の方法としては、シリコーン等の高摩擦材料を膜状にコーティングする方法がある。

0017

(請求項5の発明)請求項4の発明で示したある種の摩擦伝達によるベルト移動に対して、さらに確実な噛み合い伝達を実現するために、図3に示すように、ベルト21に設けられた歯形27に噛み合う凹凸歯形26を駆動ローラ22に設けることが有効である。この凹凸歯形26は、通常の伝達ベルト21に用いられる歯形27のピッチ1.5〜50程度のミニピッチで良く、その歯形は、台形三角又は半丸がある。図示のように、受像紙12の幅より外側の両側端に設けて印字の影響をなくす。

0018

(請求項6の発明)図4は、無端ベルトの構成を示す要部側面図で、図中、28は弾性層、29は支持層、30は滑り防止層で、弾性層28は、用紙を移動するための高摩擦係数材料であると同時に、ヘッド加圧による印字が良好に行われるように、すなわち、エアーギャップをなくして密着させ、良好な熱伝達を行わせるに必要な当接圧を得るための硬さが得られるようにしている。

0019

支持層29は、ウレタンゴムナイロン織布のように、伸び変形が少なく、かつ、屈曲の繰り返しに対しても強度をする材料を用いる。滑り防止層30は、駆動ローラ22の回転移動量を正確に伝達させ、かつ、プラテンローラを連れ回すだけの駆動力が得られる加工を施す硬質ウレタン層を形成する。噛み合い駆動法を行なう場合は、請求項5に記載の凹凸歯形を形成するのが良い。

発明の効果

0020

以上の説明から明らかなように、本発明によると、プラテンローラを含めて回動可能に掛け渡された無端ベルト上に受像紙を保持して印字走査を行なわせるようにし、更には、サーマルヘッドの発熱体近傍に、受像紙を無端ベルト上に保持させる圧接部材を設けるようにしたので、印写余白を最少とするプリント機構を実現することができる。

0021

更には、無端ベルトの駆動をプラテンローラとは異なる位置に設けられたもう一本の駆動ローラによって行ない、更には、前記駆動ローラ周の一部又は全域に、無端ベルトとの滑りを生じないためのグリッド粒子形成加工又はシリコーン膜のコーティング等を施こし、或いは、前記駆動ローラ周の一部であって受像紙の印字幅外の2ヶ所に、前記無端ベルトに設けられた凹凸歯形と噛み合う駆動歯形を設け、更には、前記無端ベルトを弾性と高摩擦係数を有するゴム材料部と、これを支持する樹脂シート又は金属又は繊維材料から成る支持材料部と、前記駆動ローラとの滑りを防止する滑り防止部とで構成したので、用紙の搬送を精度よく、かつ、確実に行うことができる。

図面の簡単な説明

0022

図1本発明による用紙の印字走査機構の一例を説明するための要部構成図である。
図2駆動ローラの例を説明するための側面図である。
図3駆動ローラと無端ベルトとの関係を説明するための要部斜視図である。
図4無端ベルトの構成を示す要部側面図ある。
図5従来の印字走査機構の例を説明するための図である。

--

0023

1…グリップローラ、2…ピンチローラ、3…用紙走査モータ、4…サーマルヘッド、5…記録部、6…ドライバ搭載部、7…プラテンローラ、8…ヘット圧接・解除アーム、9…カム、10…モータ、11…記録位置検出センサ、12…受像紙、13…前側グリップローラ、14…前ローラ駆動モータ、15…後側グリップローラ、16…後ローラ駆動モータ、17…給紙用圧接ローラ、18…アーム、19…圧接部材、20…引張バネ、21…無端ベルト、22…駆動ローラ、23…プラテンローラ、24…減速機構、25…モータ、28…弾性層、29…支持層、30…滑り防止層、31…受け部材。

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