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技術 ロック機構

出願人 富士機工株式会社佐久間富士機工株式会社
発明者 竹下裕市
出願日 1997年3月13日 (23年1ヶ月経過) 出願番号 1997-059573
公開日 1997年11月25日 (22年5ヶ月経過) 公開番号 1997-301032
状態 特許登録済
技術分野 車両用座席 クランプ・クリップ
主要キーワード ロッキングカム 摺動壁 押圧ゴム 被ロック部材 ロック面 ロックカム スライドカム 取り付け強度
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年11月25日)のものです。
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図面 (20)

課題

部品点数を低減することができ、かつロックの強度を向上させることができるロック機構を提供することにある。

解決手段

被ロック部材ストライカ)3に当接することによってロック方向揺動し、前記被ロック部材3をロックするラッチ7と、このラッチ7がロック方向に揺動した際には正方向にスライドして同ラッチ7がロック方向へ揺動するのを許容し、ラッチが被ロック部材をロックした際には逆方向にスライドして同ラッチがアンロック方向へ揺動するのを阻止するスライドカム14とを備えたことを特徴としている。

概要

背景

この種のロック機構としては、例えば自動車シートを車体に固定するものとして、図24及び図25に示すロック機構1が知られている(例えば、実開平6−28139号)。このロック機構1は、シートフレーム(外部の支持体)2の側部に設けられたものであり、シートの背も垂れ2aを所定の位置まで起こすことによって、図示しない車体のストライカ被ロック部材)3にロックするようになっている。

すなわち、ロック機構1は、図26及び図27に示すように、ハウジング6と、このハウジング6内に設けられたラッチ7、ロッキングカム8、スプリング9及び押圧ゴム10とを備えた構成になっている。

ハウジング6は、ベースプレート4と、カバープレート5とを備えたもので構成されている。ベースプレート4は、図25に示すように、略全周に立ち曲げ部を有してカップ状に形成され、ボルト21によってシートフレーム2に固定するためのフランジ41が設けられている。また、ベースプレート4には、図26に示すように、ストライカ3を導き入れるための案内溝4aが形成されている。

ラッチ7は、図26及び図27に示すように、第1の軸11を介して、ハウジング6に揺動自在に設けられているとともに、スプリング9によってアンロック方向(図27図示矢印A)に付勢された状態になっている。すなわち、ラッチ7は、レバー面71にストライカ3が当接することによってロック位置方向へ揺動し、ロック凹部72でストライカ3を案内溝4a内にロックするようになっている。

ロッキングカム8は、第2の軸12を介して、ハウジング6に揺動自在に設けられているとともに、スプリング9によってロック方向(図27図示矢印B)に付勢された状態になっている。すなわち、ロッキングカム8は、ロック方向に揺動するラッチ7によってアンロック方向へ揺動した後にスプリング9の付勢力によってロック方向へ揺動し、ロッキングカム面81をレバー面71に当接させることによって、ラッチ7がアンロック方向に揺動するのを阻止するようになっている。また、スプリング9は、ロックカム面81にレバー面71が押圧するように、ラッチ7に弾性力を作用させるようになっている。このため、ロックカム面81とレバー面71とが押圧した状態になり、ラッチ7によるストライカ3をロックした状態が維持される。

押圧ゴム10は、ストライカ3をロック凹部72でロックした際に、弾性的に変形するようになっている。このため、押圧ゴム10は、ストライカ3がロック凹部72と案内溝4aとの間でがたつくのを防止するようになっている。

また、図26及び図27において、13はアンロックロッドであり、このアンロックロッド13は、図27中矢印H方向に引っ張ることによって、ロッキングカム8をアンロック方向に揺動させ、レバー面71からロックカム面81を離脱させるようになっている。すなわち、アンロックロッド13を引っ張ることにより、ラッチ7がアンロック方向に揺動可能な状態になるようになっている。また、揺動可能になったラッチ7はスプリング9によってアンロック方向に揺動し、ストライカ3はラッチ7の凹部72及び案内溝4aから離脱可能になり、ラッチ7によるロックが解除された状態になる。

概要

部品点数を低減することができ、かつロックの強度を向上させることができるロック機構を提供することにある。

被ロック部材(ストライカ)3に当接することによってロック方向に揺動し、前記被ロック部材3をロックするラッチ7と、このラッチ7がロック方向に揺動した際には正方向にスライドして同ラッチ7がロック方向へ揺動するのを許容し、ラッチが被ロック部材をロックした際には逆方向にスライドして同ラッチがアンロック方向へ揺動するのを阻止するスライドカム14とを備えたことを特徴としている。

目的

この発明は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、部品点数を低減することができ、かつロックの強度を向上させることができるロック機構を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

被ロック部材に当接することによってロック方向揺動し、前記被ロック部材をロックするラッチと、このラッチがロック方向に揺動した際には正方向にスライドして同ラッチがロック方向へ揺動するのを許容し、ラッチが被ロック部材をロックした際には逆方向にスライドして同ラッチがアンロック方向へ揺動するのを阻止するスライドカムとを備えたことを特徴とするロック機構

請求項2

ラッチ及びスライドカムを収容するハウジングを備えてなり、スライドカムは、前記ハウジングに対して摺動自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載のロック機構。

請求項3

スライドカムに連結され、同スライドカムを正方向に移動することによって、ラッチがアンロック方向に揺動するのを許容させるアンロックロッドを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロック機構。

請求項4

ラッチをアンロック方向に付勢する第1のスプリングと、スライドカムを逆方向に付勢する第2のスプリングを設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のロック機構。

請求項5

ラッチで被ロック部材をロックした際に、被ロック部材をラッチに押圧させる付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載のロック機構。

請求項6

第1のスプリングと第2のスプリングとを一つのねじりコイルスプリングで構成したことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のロック機構。

請求項7

ハウジングには、アンロックロッドを外部に導き出す案内部を設け、スライドカムには、前記案内部から離れた位置にアンロックロッドを連結する連結部を設けたことを特徴とする請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6記載のロック機構。

請求項8

ハウジングは、ベースプレートと、カバープレートとによって構成されており、これらのベースプレート及びカバープレートの少なくとも一方には、被ロック部材を導き入れる案内溝に沿って補強リブを設け、前記案内溝の左右には、ベースプレートとカバープレートとを連結する連結手段を設けていることを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれかに記載のロック機構。

請求項9

ハウジングは、ベースプレートと、カバープレートとによって構成されており、これらのベースプレート及びカバープレートには、ラッチを摺動自在に挟持する挟持手段を設けていることを特徴とする請求項2ないし請求項8のいずれかに記載のロック機構。

請求項10

ハウジングは、ベースプレートと、カバープレートとによって構成されており、これらのベースプレート及びカバープレートには、その合わせ面の部分に、外部の支持体に固定するためのフランジを設けていることを特徴とする請求項2ないし請求項9のいずれかに記載のロック機構。

請求項11

付勢手段は、被ロック部材をラッチに押圧させるテーパー状部を有するプレートによって構成されていることを特徴とする請求項5ないし請求項10のいずれかに記載のロック機構。

請求項12

プレートのテーパー状部は、ラッチのロック凹部で被ロック部材をロックした際に、ロック凹部における被ロック部材を保持する側の一方の側辺に平行になるように形成されていることを特徴とする請求項11記載のロック機構。

請求項13

プレートは、スライドカムと一体に形成されていることを特徴とする請求項11又は請求項12記載のロック機構。

技術分野

0001

この発明は、例えば自動車シートドアなどを車体に固定したり、固定状態解除したりするためのロック機構に関する。

背景技術

0002

この種のロック機構としては、例えば自動車のシートを車体に固定するものとして、図24及び図25に示すロック機構1が知られている(例えば、実開平6−28139号)。このロック機構1は、シートフレーム(外部の支持体)2の側部に設けられたものであり、シートの背も垂れ2aを所定の位置まで起こすことによって、図示しない車体のストライカ被ロック部材)3にロックするようになっている。

0003

すなわち、ロック機構1は、図26及び図27に示すように、ハウジング6と、このハウジング6内に設けられたラッチ7、ロッキングカム8、スプリング9及び押圧ゴム10とを備えた構成になっている。

0004

ハウジング6は、ベースプレート4と、カバープレート5とを備えたもので構成されている。ベースプレート4は、図25に示すように、略全周に立ち曲げ部を有してカップ状に形成され、ボルト21によってシートフレーム2に固定するためのフランジ41が設けられている。また、ベースプレート4には、図26に示すように、ストライカ3を導き入れるための案内溝4aが形成されている。

0005

ラッチ7は、図26及び図27に示すように、第1の軸11を介して、ハウジング6に揺動自在に設けられているとともに、スプリング9によってアンロック方向(図27図示矢印A)に付勢された状態になっている。すなわち、ラッチ7は、レバー面71にストライカ3が当接することによってロック位置方向へ揺動し、ロック凹部72でストライカ3を案内溝4a内にロックするようになっている。

0006

ロッキングカム8は、第2の軸12を介して、ハウジング6に揺動自在に設けられているとともに、スプリング9によってロック方向図27図示矢印B)に付勢された状態になっている。すなわち、ロッキングカム8は、ロック方向に揺動するラッチ7によってアンロック方向へ揺動した後にスプリング9の付勢力によってロック方向へ揺動し、ロッキングカム面81をレバー面71に当接させることによって、ラッチ7がアンロック方向に揺動するのを阻止するようになっている。また、スプリング9は、ロックカム面81にレバー面71が押圧するように、ラッチ7に弾性力を作用させるようになっている。このため、ロックカム面81とレバー面71とが押圧した状態になり、ラッチ7によるストライカ3をロックした状態が維持される。

0007

押圧ゴム10は、ストライカ3をロック凹部72でロックした際に、弾性的に変形するようになっている。このため、押圧ゴム10は、ストライカ3がロック凹部72と案内溝4aとの間でがたつくのを防止するようになっている。

0008

また、図26及び図27において、13はアンロックロッドであり、このアンロックロッド13は、図27中矢印H方向に引っ張ることによって、ロッキングカム8をアンロック方向に揺動させ、レバー面71からロックカム面81を離脱させるようになっている。すなわち、アンロックロッド13を引っ張ることにより、ラッチ7がアンロック方向に揺動可能な状態になるようになっている。また、揺動可能になったラッチ7はスプリング9によってアンロック方向に揺動し、ストライカ3はラッチ7の凹部72及び案内溝4aから離脱可能になり、ラッチ7によるロックが解除された状態になる。

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、上記ロック機構1においては、ラッチ7を揺動自在に構成しているとともに、ロッキングカム8も揺動自在に構成しているから、部品点数が多いという問題がある。しかも、ラッチ7がアンロック方向に揺動するのを阻止するために、ラッチ7とロッキングカム8とが所定の揺動角度に達したときに、それらのレバー面71とロックカム面81とが当接するようになっているから、レバー面71とロックカム面81との接触面積を大きくとることができず、ロックの強度が弱いという問題があった。

0010

この発明は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、部品点数を低減することができ、かつロックの強度を向上させることができるロック機構を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するために、この発明は、被ロック部材に当接することによってロック方向に揺動し、前記被ロック部材をロックするラッチと、このラッチがロック方向に揺動した際には正方向にスライドして同ラッチがロック方向へ揺動するのを許容し、ラッチが被ロック部材をロックした際には逆方向にスライドして同ラッチがアンロック方向へ揺動するのを阻止するスライドカムとを備えたことを特徴としている。

0012

上記ラッチ及びスライドカムを収容するハウジングを備えてなり、スライドカムは、前記ハウジングに対して摺動自在に設けられていることが好ましい。

0013

上記スライドカムに連結され、同スライドカムを正方向に移動することによって、ラッチがアンロック方向に揺動するのを許容させるアンロックロッドを設けることが好ましい。

0014

上記ラッチをアンロック方向に付勢する第1のスプリングと、スライドカムを逆方向に付勢する第2のスプリングを設けることが好ましい。

0015

上記ラッチで被ロック部材をロックした際に、被ロック部材をラッチに押圧させる付勢手段を設けることが好ましい。

0016

上記第1のスプリングと第2のスプリングとを一つのねじりコイルスプリングで構成することが好ましい。

0017

上記ハウジングには、スライドカムに連結されたアンロックロッドを外部に導き出す案内部を設け、スライドカムには、前記案内部から離れた位置にアンロックロッドを連結する連結部を設けることが好ましい。

0018

上記ハウジングは、ベースプレートと、カバープレートとによって構成されており、これらのベースプレート及びカバープレートの少なくとも一方には、被ロック部材を導き入れる案内溝に沿って補強リブを設け、前記案内溝の左右には、ベースプレートとカバープレートとを連結する連結手段を設けることが好ましい。

0019

上記ハウジングは、ベースプレートと、カバープレートとによって構成されており、これらのベースプレート及びカバープレートには、ラッチを摺動自在に挟持する挟持手段を設けることが好ましい。

0020

上記ハウジングは、ベースプレートと、カバープレートとによって構成されており、これらのベースプレート及びカバープレートには、その合わせ面の部分に、外部の支持体に固定するためのフランジを設けることが好ましい。

0021

上記付勢手段は、被ロック部材をラッチに押圧させるテーパー状部を有するプレートによって構成することが好ましい。

0022

上記プレートのテーパー状部は、ラッチのロック凹部で被ロック部材をロックした際に、ロック凹部における被ロック部材を保持する側の一方の側辺に平行になるように形成することが好ましい。

0023

上記プレートは、スライドカムと一体に形成することが好ましい。

0024

そして、上記発明においては、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止したり、許容したりするのを、スライドカムによって行っているから、従来用いていたロッキングカム用の第2の軸が不要になる。したがって、部品点数を低減することができる。しかも、スライドカムが一定のスライドライン上を移動するだけであるから、このスライドライン上に沿って、スライドカムとラッチとの当接面を大きくとることができる。すなわち、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止するための、スライドカムとラッチとの当接面を大きくとることができる。したがって、ロックの強度を向上させることができる。

0025

また、スライドカムを摺動自在に保持するハウジングを備えたものにあっては、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止する力を、スライドカムを介してハウジングで保持することができる。したがって、ラッチによるロックの強度をさらに向上させることができる。

0026

さらに、アンロックロッドを設けたものにあっては、アンロックロッドを正方向に移動することによって、スライドカムを正方向に移動させることができる。すなわち、ロック状態にあるラッチを、アンロックロッドを操作するだけで、アンロック状態に容易に切り替えることができる。

0027

さらにまた、第1のスプリング及び第2のスプリングを設けたものにあっては、例えばラッチが被ロック部材をロックした状態になると、第2のスプリングによって、スライドカムが自動的に逆方向に移動し、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止することができる。また、スライドカムを第2のスプリングの力に抗して正方向に移動すれば、第1のスプリングによって、ラッチをアンロック方向に自動的に揺動させることができる。

0028

また、付勢手段を設けたものにあっては、被ロック部材をラッチに押圧させることができるから、ロック状態にある被ロック部材のがたつきを防止することができる。

0029

またさらに、第1のスプリング及び第2のスプリングを一つのねじりコイルスプリングで構成したものにあっては、部品点数の低減を図ることができる。

0030

また、ハウジングにはアンロックロッドを外部に案内する案内部を設け、スライドカムには案内部から離れた位置にアンロックロッドを連結する連結部を設けたものにあっては、案内部と連結部との間の間隔が長くなるから、アンロックロッドを2点間の離れた位置で保持することができる。したがって、案内部とアンロックロッドとの間あるいは連結部とアンロックロッドとの間にがたがあっても、アンロックロッドの振れを小さく抑えることができる。

0031

ハウジングにおけるベースプレート及びカバープレートの少なくとも一方には案内溝に沿って補強リブを設け、案内溝の左右にはベースプレートとカバープレートとを連結する連結手段を設けたものにあっては、これらの補強リブ及び連結手段によって、ベースプレート、カバープレートの曲げを防止することができる。すなわち、ラッチが被ロック部材によってアンロック方向に引っ張られた際に、ハウジングの変形を小さく抑えることができる。したがって、ラッチやスライドカム等を確実に保持することができるから、被ロック部材がラッチから外れるのを防止することができる。

0032

ハウジングにおけるベースプレート及びカバープレートにラッチを摺動自在に挟持する挟持手段を設けたものにあっては、ラッチが被ロック部材によって斜めに引っ張られても、このラッチの倒れを抑えることができる。したがって、被ロック部材がラッチから外れるのを防止することができる。

0033

ハウジングにおけるベースプレートとカバープレートとの両者に、外部の支持体に固定するためのフランジを設けたものにあっては、ハウジングの取り付け強度を向上させることができる。しかも、ベースプレートとカバープレートとの両者が外部の支持体に固定されることになるから、ハウジング自体の強度を向上させることができる。

0034

付勢手段を、被ロック部材をラッチに押圧させるテーパー状部を有するプレートによって構成したものにあっては、ゴム等の付勢手段に比して耐久性の向上を図ることができる。

0035

プレートのテーパー状部を、ロック凹部における被ロック部材を保持する側の一方の側辺に平行になるように形成したものにあっては、被ロック部材の位置が左右及び前後にばらつくような場合でも、被ロック部材のがたつきを確実に防止することができる。

0036

プレートをスライドカムと一体に形成したものにあっては、部品点数及びコストの低減を図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0037

以下、この発明の実施の形態を図1図23を参照して説明する。なお、図1図8は第1の実施の形態、図9は第2の実施の形態、図10は第3の実施の形態、図14は第4の実施の形態、図15図23は第5の実施の形態を示している。

0038

まず、図1図8を参照して、第1の実施の形態を説明する。ただし、図24図27に示す従来例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。

0039

図1において、1はロック機構であり、このロック機構1は、ストライカ(被ロック部材)3に当接することによってロック方向に揺動し、ストライカ3をロックするラッチ7と、このラッチ7がロック方向(図1中の矢印C方向)に揺動した際には正方向(図1中の矢印D方向)にスライドして、ラッチ7がロック方向Cへ揺動するのを許容し、ラッチ7がストライカ3をロックした際には逆方向(図1中の矢印E方向)にスライドして、ラッチ7がアンロック方向(図1中矢印F方向)へ揺動するのを阻止するスライドカム14とを備えている。

0040

スライドカム14は、帯状に長く形成したものであり、その上部には一対の傾斜面141と底面142とによって左右対称の凹部が形成されている。また、各傾斜面141の左右には、ロックカム面143が形成されている。

0041

ラッチ7は、軸11を介して、ハウジング6に揺動自在に設けられ、アンロック状態(図1の状態)において、スライドカム14の一方の傾斜面141に安定的に接する傾斜面73を有しているとともに、ロック状態(図2の状態)において、スライドカム14のロックカム面143に当接するロック面74を有している。また、ラッチ7には、ねじりコイルスプリング15の中間屈曲部15aを保持する孔75が設けられており、スライドカム14の両端部には、左右対称の位置にアンロックロッド13又はねじりコイルスプリング15の一端屈曲部15bを保持する孔144が設けられている。

0042

ねじりコイルスプリング15は、図1及び図3に示すように、中間屈曲部15aと一端屈曲部15bとの間がねじりバネ部151になっており、このねじりバネ部151で、ラッチ7をアンロック方向Fに付勢するとともに、スライドカム14を逆方向Eに付勢するようになっている。さらに、ねじりコイルスプリング15には、中間屈曲部15aから他端部15cに延在する付勢手段としての曲げバネ部152が構成されている。この曲げバネ部152は、案内溝4a、5aを横切って、ベースプレート4の保持孔4b(図3(b)参照)に達しており、他端部15cが保持孔4bによって保持されるようになっている。そして、曲げバネ部152は、ラッチ7でストライカ3をロックした際に、弾性的にたわんで、ストライカ3をラッチ7のロック凹部72に押圧するようになっている。

0043

アンロックロッド13は、図4に示すように、基端部13aが直角に曲げられており、この基端部13aがスライドカム14の一方の孔(連結部)144に挿入され、同スライドカム14との連結がなされるようになっている。また、スライドカム14の他方の孔144は、上記のようにねじりコイルスプリング15の一端屈曲部15bを保持している。

0044

ハウジング6は、ベースプレート4とカバープレート5とによって構成されている。ベースプレート4は、図5に示すように、案内溝4aの部分を除いて略全周に立ち曲げ部を有するカップ状であって案内溝4aを中心にして左右対称に形成されている。そして、軸11を保持する貫通孔4cも左右対称の位置に設けられており、ラッチ7が案内溝4aの左右のいずれの位置にも設けることができるようになっている。ただし、図1において、ラッチ7を右側に配置した場合には、ねじりコイルスプリング15は左側に配置し、アンロックロッド13は右側に配置することになる。

0045

さらに、ベースプレート4には、図6に示すように、左右の側面に、アンロックロッド13を案内する凹部4dが形成されている。また、下側の側面には、カバープレート5との連結を図る舌片4eが設けられている。

0046

カバープレート5には、図7に示すように、ベースプレート4の案内溝4aと同じ位置に、同案内溝4aと同じ形状の案内溝5aが設けられているとともに、ベースプレート4の各貫通孔4cと同じ位置に貫通孔5bが設けられている。さらに、カバープレート5の左右には、ベースプレート4の凹部4dの内側に屈曲して、この凹部4dと共同でアンロックロッド13を摺動自在に案内する案内屈曲片5cが2本設けられている。すなわち、ハウジング6には、案内屈曲片5cと凹部4dとを備えたアンロックロッド13の案内部が構成されている。

0047

また、カバープレート5の下端部には、ベースプレート4の舌片4eとの連結を図る連結孔5dが形成されており、舌片4eは連結孔5dに挿入され図1に示す様に折り曲げられている。そして、この連結孔5dの両側の部分は、図8に示すように、ベースプレート4の下側の側面の内側に折り曲げられており、この部分が、スライドカム14を摺動自在に支持する摺動壁面5eになっている。

0048

上記のように構成されたロック機構1においては、図14に示す背も垂れ2aを起こしてゆくと、案内溝4a、5a内にストライカ3が入ってくる。そうすると、図1に示すように、ラッチ7のレバー面71にストライカ3が当接して、同ラッチ7がロック方向Cに揺動し、ストライカ3をロック凹部72と案内溝4a、5aとで挟んでロックした状態になる。この際、ラッチ7の傾斜面73はスライドカム14の傾斜面141を押して正方向にスライドさせながら回動した後、傾斜面73が傾斜面141から外れるとスライドカム14はねじりコイルスプリング15のバネ力により逆方向Eにスライドし、ラッチ7のロック面74がスライドカム14のロックカム面143に当接する。したがって、スライドカム14は、一旦、正方向Dに移動したのち、ねじりコイルスプリング15のバネ力によって逆方向Eに移動する。

0049

そして、ラッチ7のロック面74がスライドカム14のロックカム面143に当接した状態になると、ラッチ7はアンロック方向Fには揺動できなくなる。このため、ストライカ3は、図2に示すように、ロック凹部72と案内溝4a、5aとによって、確実にロックされた状態になる。また、ロック時に、ねじりコイルスプリング15の曲げバネ部152がストライカ3に当接してたわみ、この曲げバネ部152のバネ力によって、ストライカ3をロック凹部72に押し付けた状態になる。

0050

次ぎに、ラッチ7によるロック状態を解除するには、アンロックロッド13を正方向Dに引っ張る。そうすると、スライドカム14も正方向に移動するから、ロック面74がロックカム面143から外れ、ラッチ7がねじりコイルスプリング15のバネ力によってアンロック方向Fに揺動する。このため、ストライカ3は、図1に示すように、案内溝4a、5aから自由に抜け得る状態になる。

0051

上記のように構成されたロック機構1によれば、ラッチ7がアンロック方向Fに揺動するのを阻止したり、許容したりするのを、スライドカム14によって行っているから、従来用いていたロッキングカム用の第2の軸が不要になる。したがって、部品点数を低減することができる。しかも、スライドカム14が一定のスライドライン上を移動するだけであるから、このスライドライン上に沿って、スライドカム14とラッチ7との当接面を大きくとることができる。すなわち、ラッチ7がアンロック方向に揺動するのを阻止するための、ロック面74とロックカム面143との接触面積を大きくとることができる。したがって、ロックの強度を向上させることができる。

0052

また、スライドカム14をハウジング6の摺動壁面5eで摺動自在に保持しているから、ラッチ7がアンロック方向に揺動するのを阻止する力を、スライドカム14を介してハウジング6で保持することができる。したがって、ラッチ7によるロックの強度をさらに向上させることができる。

0053

さらに、アンロックロッド13を引っ張る方向と、スライドカム14がスライドする方向とが一致しているから、ロック状態からアンロック状態に軽い力で容易に切り替えることができる。

0054

また、ねじりコイルスプリング15の曲げバネ部152によって、ストライカ3をラッチ7のロック凹部72に押圧することができるから、ロック状態にあるストライカ3ががたつくのを防止することができる。

0055

またさらに、ラッチ7のアンロック方向Fへの付勢と、スライドカム14の逆方向Eへの付勢と、ストライカ3をロック凹部72に押し付けるための付勢とを一つのねじりコイルスプリング15で行うように構成しているから、さらに部品点数の低減を図ることができる。

0056

次ぎに、この発明の第2の実施の形態を図9を参照して説明する。ただし、第1の実施の形態と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、アンロックロッド13の基端部13aのみを連結するための連結孔(連結部)145を、スライドカム14に設けている点である。

0057

すなわち、連結孔145は、図9に示すように、左右の孔144、144の間の中央に位置するように形成されている。このため、連結孔145は、ハウジング6の案内部4d,5cから最も離れた位置に配置された状態になる。しかも、連結孔145は、アンロックロッド13を左右両側に同じ条件で配置することが可能である。なお、ハウジング6の案内部は、上述のように凹部4d及び案内屈曲片5cによって構成されている。

0058

上記のように構成されたロック機構1によれば、案内部4d,5cと連結孔145との間の間隔を長くすることができ、アンロックロッドを2点間の離れた位置で保持することができる。したがって、案内部4d,5cとアンロックロッド13との間、あるいは連結孔145とアンロックロッド13との間にがたがあっても、アンロックロッド13の振れを小さく抑えることができる。

0059

次ぎに、この発明の第3の実施の形態を図10を参照して説明する。ただし、第1の実施の形態と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この第3の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、ねじりコイルスプリング15がねじりバネ部151のみで構成されており、付勢手段としての曲げバネ部152がない点である。また、ベースプレート4の保持孔4bも設けられていない。その他は、第1の実施の形態と同一である。

0060

この場合、ストライカ3のがたつき防止のための付勢手段としてはコイルスプリング15の曲げバネ部152に限らず、図11及び図12に示す様に押圧ゴム10をカバープレート5の案内溝5aの近傍に取り付けてストライカ3のがたつきを防止しても良い。すなわち、カバープレート5には、図12に示すように、案内溝5aの直下位置に、外側に直角に屈曲する保持板51がプレスにより形成されており、この保持板51及びカバープレート5の本体部に沿って上記押圧ゴム10が設置されている。また、押圧ゴム10には、その背面部に係止突起10aが形成されており、カバープレート5には、係止突起10aを係合保持する係止穴52が形成されている。

0061

また、上記コイルスプリングや押圧ゴムなどの弾性部材に限らず、ストライカ3のがたつき防止のための付勢手段としては、図13に示すように、テーパー状部を有するプレートPにて行なっても良い。プレートPは略U字状をなし、下端にはスライドカム14の連結孔145に対応する孔が形成され、上端にはストライカ3が当接するテーパー状部P1 が形成されるとともに、ラッチ7の軸11が摺動するストレート部P2 が形成されている。

0062

そして、このプレートPはアンロックロッド13により、スライドカム14に連結され、スライドカム14の動作に連動する。このとき、プレートPのストレート部P2 がラッチ7の軸11とハウジング6の摺動面5eの間に摺動自在に保持されている。

0063

従って、ストライカ3をラッチ7のロック凹部72とベースプレート4の案内溝4a,カバープレート5の案内溝5aとで挟んでロックした状態のとき、ストライカ3に対して両者間に隙間が生じた場合、プレートPはスライドカム14を介してねじりコイルスプリング15のバネ力により逆方向(図13中矢印E方向)へ移動し、ストライカ3をプレートPのテーパー状部P1 とラッチ7のロック凹部72とで挟んでストライカ3のがたつきを防止している。

0064

次ぎに、この発明の第4の実施の形態を図14を参照して説明する。ただし、第1の実施の形態と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この第4の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、ラッチ7をアンロック方向Fに付勢する第1のスプリング16と、スライドカム14を逆方向(図中矢印E方向)に付勢する第2のスプリング17と、ラッチ7でストライカ3をロックした際に、ストライカ3をラッチ7に押圧させる付勢手段としての第3のスプリング18とをそれぞれ別個に設けている点である。

0065

このため、ラッチ7には、第1のスプリング16の一端部を保持するための孔76が設けられている。また、スライドカム14には、第2のスプリング17の一端部を保持するための孔146が左右対称の位置に設けられている。尚、この第2のスプリング17を第1の実施の形態と同様に孔144に支持するようにしてもよい。

0066

上記のように構成されたロック機構1においても、第1の実施の形態と同様に、ストライカ3をロックしたりアンロックしたりすることができる。

0067

次ぎに、この発明の第5の実施の形態を図15図23を参照して説明する。ただし、第1の実施の形態及び図13に示すものと共通する要素には同一の符号を付しその説明を省略する。この第5の実施の形態が第1の実施の形態及び図13に示すものと異なる主な点は、ハウジング6の形状が変更されている点と、プレートPがスライドカム14と一体に形成されている点である。

0068

すなわち、ベースプレート4は、図15図19に示すように、案内溝4aの両側に爪(連結手段)4fを有しており、カバープレート5には、爪4fとの連結を図る連結孔(連結手段)5fが形成されている。爪4fは、図15に示すように、連結孔5fを通した後に折り曲げられ、前述した舌片4eとともに、ベースプレート4とカバープレート5とを強固に連結するようになっている。

0069

ベースプレート4には、案内溝4aの左右に、凹部(挟持手段)4gが絞り加工により形成されている。カバープレート5は、補強リブ5gと、第1の面部5hと、第2の面部5iと、第3の面部(挟持手段)5jと、フランジ5kとを備えている。補強リブ5gは、案内溝5aに沿って外側に屈曲形成されたものである。第3の面部5jは、案内溝5aの左右に絞り加工により形成されたものであり、第2の面部5iは、第3の面部5j及び案内溝5aの下側に絞り加工により形成されたものである。そして、第1の面部5hは第2の面部5iより高い位置に平面状に形成され、第2の面部5iは第3の面部5jより高い位置に平面状に形成されている。

0070

また、第3の面部5jと上記凹部4gは、図16に示すように、ラッチ7を左右から摺動自在に挟持するようになっている。

0071

フランジ5kは、ベースプレート4のフランジ41に重なるように、絞り加工により形成されたものであり、第1の面部5h、第2の面部5i及び第3の面部5jに対して円弧を描くように絞られている。このフランジ5kは、第1の面5hより高い位置に平面状に形成されている。

0072

そして、上記凹部4g、補強リブ5g、第1の面部5h、第2の面部5i、第3の面部5j、フランジ5kによって、ハウジング6の剛性の向上が図られている。

0073

また、プレートPは、図20及び図21に示すように、スライドカム14と一体に形成されている。スライドカム14とプレートPとの間隔は、スライドカム14側からプレスによって突出形成されたエンボス147によって一定に保持されている。一方、プレートPのテーパー状部P1は、図23に示すように、ラッチ7のロック凹部72でストライカ3をロックした際に、ロック凹部72におけるストライカ3を保持する側の一方の側辺72aに平行になるように形成されている。図22は、ロック前のラッチ7の状態を示している。

0074

上記のように構成されたロック機構1においては、2つの爪4f及び舌片4eによる3つの位置でベースプレート4とカバープレート5とを連結しているから、これらのベースプレート4とカバープレート5とを強固に連結することができる。すなわち、ハウジング6の強度の向上を図ることができる。

0075

また、補強リブ5g及び爪4f、4fを有しているから、ベースプレート4、カバープレート5の曲げを防止することができる。すなわち、ラッチ7がストライカ3によってアンロック方向(図15のG方向)に引っ張られた際に、ハウジング6の変形を小さく抑えることができるから、ラッチ7やスライドカム14等を確実に保持することができ、ストライカ3がラッチ7から外れるのを防止することができる。

0076

さらに、ベースプレート4の凹部4gとカバープレート5の第3の面部5jでラッチ7を摺動自在に挟持しているから、ラッチ7がストライカ3によって斜めに引っ張られても、このラッチ7の倒れを抑えることができる。したがって、例えば荷室より荷物がシートにぶつかり、この際ストライカ3が変形するようなことになっても、ストライカ3がラッチ7から外れるのを防止することができる。

0077

また、ハウジング6におけるベースプレート4とカバープレート5との両者に、シートフレーム(外部の支持体)2(図24、25参照)に固定するためのフランジ41、5kを設けているから、ハウジング6をシートフレーム2に取り付ける強度を向上させることができる。しかも、ベースプレート4とカバープレート5との両者がシートフレーム2に固定されることになるから、ハウジング6自体の強度を向上させることができる。

0078

さらに、プレートPをスライドカム14と一体に形成しているから、部品点数及びコストの低減を図ることができる。

0079

また、プレートPのテーパー状部P1を、ロック凹部72におけるストライカ3を保持する側の一方の側辺72aに平行になるように形成しているから、ストライカ3の位置が左右及び前後にばらつくような場合でも、被ロック部材のがたつきを確実に防止することができる。しかも、ストライカ3の位置が図23に示すように左右にばらついても、プレートPの位置が変化せず、アンロックロッド13の位置が変化しないという利点がある。

0080

なお、上記各実施の形態においては、ロック機構1として、シートフレーム2に取り付けたものを示したが、このロック機構1は、自動車のドア、その他に取り付けるように構成したものであってもよいことはいうまでもない。

発明の効果

0081

この発明によれば、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止したり、許容したりするのを、スライドカムによって行っているから、従来用いていたロッキングカム用の第2の軸が不要になる。したがって、部品点数を低減することができる。しかも、スライドカムが一定のスライドライン上を移動するだけであるから、このスライドライン上に沿って、スライドカムとラッチとの当接面を大きくとることができる。すなわち、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止するための、スライドカムとラッチとの当接面を大きくとることができる。したがって、ロックの強度を向上させることができる。

0082

また、スライドカムを摺動自在に保持するハウジングを備えたものにあっては、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止する力を、スライドカムを介してハウジングで保持することができる。したがって、ラッチによるロックの強度をさらに向上させることができる。

0083

さらに、アンロックロッドを設けたものにあっては、アンロックロッドを正方向に移動することによって、スライドカムを正方向に移動させることができる。すなわち、ロック状態にあるラッチを、アンロックロッドを操作するだけで、アンロック状態に容易に切り替えることができる。

0084

さらにまた、第1のスプリング及び第2のスプリングを設けたものにあっては、例えばラッチが被ロック部材をロックした状態になると、第2のスプリングによって、スライドカムが自動的に逆方向に移動し、ラッチがアンロック方向に揺動するのを阻止することができる。また、スライドカムを第2のスプリングの力に抗して正方向に移動すれば、第1のスプリングによって、ラッチをアンロック方向に自動的に揺動させることができる。

0085

また、付勢手段を設けたものにあっては、被ロック部材をラッチに押圧させることができるから、ロック状態にある被ロック部材のがたつきを防止することができる。

0086

またさらに、第1のスプリング及び第2のスプリングを一つのねじりコイルスプリングで構成したものにあっては、部品点数の低減を図ることができる。

0087

また、ハウジングにはアンロックロッドを外部に案内する案内部を設け、スライドカムには案内部から離れた位置にアンロックロッドを連結する連結部を設けたものにあっては、案内部と連結部との間の間隔が長くなるから、アンロックロッドを2点間の離れた位置で保持することができる。したがって、案内部とアンロックロッドとの間あるいは連結部とアンロックロッドとの間にがたがあっても、アンロックロッドの振れを小さく抑えることができる。

0088

ハウジングにおけるベースプレート及びカバープレートの少なくとも一方には案内溝に沿って補強リブを設け、案内溝の左右にはベースプレートとカバープレートとを連結する連結手段を設けたものにあっては、これらの補強リブ及び連結手段によって、ベースプレート、カバープレートの曲げを防止することができる。すなわち、ラッチが被ロック部材によってアンロック方向に引っ張られた際に、ハウジングの変形を小さく抑えることができる。したがって、ラッチやスライドカム等を確実に保持することができるから、被ロック部材がラッチから外れるのを防止することができる。

0089

ハウジングにおけるベースプレート及びカバープレートにラッチを摺動自在に挟持する挟持手段を設けたものにあっては、ラッチが被ロック部材によって斜めに引っ張られても、このラッチの倒れを抑えることができる。したがって、被ロック部材がラッチから外れるのを防止することができる。

0090

ハウジングにおけるベースプレートとカバープレートとの両者に、外部の支持体に固定するためのフランジを設けたものにあっては、ハウジングの取り付け強度を向上させることができる。しかも、ベースプレートとカバープレートとの両者が外部の支持体に固定されることになるから、ハウジング自体の強度を向上させることができる。

0091

付勢手段を、被ロック部材をラッチに押圧させるテーパー状部を有するプレートによって構成したものにあっては、ゴム等の付勢手段に比して耐久性の向上を図ることができる。

0092

プレートのテーパー状部を、ロック凹部における被ロック部材を保持する側の一方の側辺に平行になるように形成したものにあっては、被ロック部材の位置が左右及び前後にばらつくような場合でも、被ロック部材のがたつきを確実に防止することができる。

0093

プレートをスライドカムと一体に形成したものにあっては、部品点数及びコストの低減を図ることができる。

図面の簡単な説明

0094

図1この発明の第1の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図2同ロック機構でストライカをロックした状態を示す正面図。
図3同ロック機構を示す拡大図であって、(a)は右側断面図、(b)は右側面図。
図4同ロック機構を示す図であって、図1のIV−IV線に沿う断面図。
図5同ロック機構のベースプレートを示す正面図。
図6同ロック機構のベースプレートを拡大した右側面図。
図7同ロック機構のカバープレートを示す正面図。
図8同ロック機構のカバープレートを拡大した右側面図。
図9この発明の第2の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図10この発明の第3の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図11各実施の形態の他の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図12同ロック機構を示す図であって、図11のXII−XII線に沿う断面図。
図13各実施の形態の他の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図14この発明の第4の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図15この発明の第5の実施の形態として示したロック機構の正面図。
図16同ロック機構の右側面図。
図17同ロック機構のベースプレートを示す正面図。
図18同ロック機構のベースプレートを示す図であって、図17のXVIII 矢視図。
図19同ロック機構のベースプレートを示す右側面図。
図20同ロック機構のプレート及びスライドカムを示す正面図。
図21同ロック機構のプレート及びスライドカムを示す右側面図。
図22同ロック機構のアンロック状態を示す要部正面図。
図23同ロック機構のロック状態を示す要部正面図。
図24シートフレームに取り付けたロック機構を示す斜視図。
図25同ロック機構の拡大斜視図。
図26従来例として示したロック機構の正面図。
図27同ロック機構でストライカをロックした状態を示す正面図。

--

0095

1ロック機構
3被ロック部材(ストライカ)
4ベースプレート
4a案内溝
4d 凹部(案内部)
4f 爪(連結手段)
4g 凹部(挟持手段)
41フランジ
5カバープレート
5a 案内溝
5c 案内屈曲片(案内部)
5e摺動壁面
5f連結孔(連結手段)
5g補強リブ
5j 第3の面部(挟持手段)
5k フランジ
6ハウジング
7ラッチ
72ロック凹部
72a 一方の側辺
10押圧ゴム(付勢手段)
14スライドカム
15ねじりコイルスプリング
16 第1のコイルスプリング
17 第2のコイルスプリング
18 第3のコイルスプリング(付勢手段)
144 孔(連結部)
145 連結孔(連結部)
Pプレート(付勢手段)
P1テーパー状部

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