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技術 電気接続部を有する成形品とその成形方法

出願人 株式会社デンソー
発明者 石川智則長田喜芳
出願日 1997年1月29日 (23年11ヶ月経過) 出願番号 1997-015364
公開日 1997年11月25日 (23年1ヶ月経過) 公開番号 1997-300401
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の射出成形 液位または流動性固体のレベルの測定 コネクタハウジング及び接触部材の保持
主要キーワード 鋭角先端 金属端子間 インサート形成 フューエルセンダ 水溜り 二次成形品 一次成形品 水溜まり
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この項目の情報は公開日時点(1997年11月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

金属端子間絶縁抵抗の低下を防止すると共に、良好な作業性で成形品を製造することができる電気接続部を有する成形品とその成形方法を提供する。

解決手段

複数の金属端子4を有する電気接続部1を金属端子4をインサートとして合成樹脂によりインサート成形された成形品である。複数の金属端子4をインサートとする一次成形品7が、金属端子4間を連結部により連結するようにインサート成形され、その一次成形品7をインサートとして成形品がインサート成形され、金属端子4間を連結する連結部6の中間位置には、凹部6aを形成することにより、エッジ部6bが形成されている。

概要

背景

従来、この種の成形品として、車両用フューエルセンダフランジ部構造が、実開平4−113023号公報により提案されている。このフランジ部構造は、複数の金属端子フランジ部に貫通固定するように、金属端子をインサートとして合成樹脂によりインサート形成するものであり、金属端子の合成樹脂との接触部に凹凸を設けると共に、その凹凸の表面に弾性を有する接着剤を塗布して製造される。

概要

金属端子間絶縁抵抗の低下を防止すると共に、良好な作業性で成形品を製造することができる電気接続部を有する成形品とその成形方法を提供する。

複数の金属端子4を有する電気接続部1を金属端子4をインサートとして合成樹脂によりインサート成形された成形品である。複数の金属端子4をインサートとする一次成形品7が、金属端子4間を連結部により連結するようにインサート成形され、その一次成形品7をインサートとして成形品がインサート成形され、金属端子4間を連結する連結部6の中間位置には、凹部6aを形成することにより、エッジ部6bが形成されている。

目的

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、金属端子間の絶縁抵抗の低下を防止すると共に、良好な作業性で成形品を製造することができる電気接続部を有する成形品とその成形方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
7件

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請求項1

複数の金属端子を有する電気接続部の該金属端子間合成樹脂よりなる連結部により連結すると共に、該連結部の該金属端子間にエッジ部を有する第一の部材と、該第一の部材をインサート成形することによって所望の形状の成形品とする第二の部材と、からなることを特徴とする電気接続部を有する成形品。

請求項2

前記エッジ部は、凹部、凸部、又は凹凸部のいずれか一種により形成されることを特徴とする請求項1記載の電気接続部を有する成形品。

請求項3

前記複数の金属端子の周囲に接着性及び弾性を有するシール材が付着されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続部を有する成形品。

請求項4

複数の金属端子を有する電気接続部の該金属端子間を合成樹脂よりなる連結部により連結すると共に、該連結部の該金属端子間にエッジ部を有する第一の部材と、該第一の部材を該エッジ部が露出するようにインサート成形することによって所望の形状の成形品とする第二の部材と、からなることを特徴とする電気接続部を有する成形品。

請求項5

前記エッジ部は、凹部、凸部、又は凹凸部のいずれか一種により形成されることを特徴とする請求項4記載の電気接続部を有する成形品。

請求項6

前記複数の金属端子の周囲に接着性及び弾性を有するシール材が付着されていることを特徴とする請求項4記載の電気接続部を有する成形品。

請求項7

複数の金属端子からなる電気接続部を有する成形品の成形方法であって、前記複数の金属端子を連結すると共に、該複数の金属端子間にエッジ部が形成されるように一次成形品成形し、該一次成形品をインサートとして成形品をインサート成形することによって二次成形品を成形することを特徴とする電気接続部を有する成形品の成形方法。

請求項8

前記エッジ部は、凹部、凸部、又は凹凸部のいずれか一種により形成されることを特徴とする請求項7記載の電気接続部を有する成形方法。

請求項9

前記一次成形品の一次成形の前に前記複数の金属端子の周囲に接着性及び弾性を有するシール材を貼着することを特徴とする請求項7記載の電気接続部を有する成形品の成形方法。

請求項10

複数の金属端子からなる電気接続部を有する成形品の成形方法であって、前記複数の金属端子を連結すると共に、該複数の金属端子間にエッジ部が形成されるように一次成形品を成形し、該一次成形品をインサートとして該エッジ部が露出するようにインサート成形することによって二次成形品を成形することを特徴とする電気接続部を有する成形品の成形方法。

請求項11

前記エッジ部は、凹部、凸部、又は凹凸部のいずれか一種により形成されることを特徴とする請求項10記載の電気接続部を有する成形方法。

請求項12

前記一次成形品の一次成形の前に前記複数の金属端子の周囲に接着性及び弾性を有するシール材を貼着することを特徴とする請求項10記載の電気接続部を有する成形品の成形方法。

技術分野

0001

本発明は、複数の金属端子を設けた電気接続部を有する成形品とその成形方法に関する。

背景技術

0002

従来、この種の成形品として、車両用フューエルセンダフランジ部構造が、実開平4−113023号公報により提案されている。このフランジ部構造は、複数の金属端子をフランジ部に貫通固定するように、金属端子をインサートとして合成樹脂によりインサート形成するものであり、金属端子の合成樹脂との接触部に凹凸を設けると共に、その凹凸の表面に弾性を有する接着剤を塗布して製造される。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、上記のような電気接続部を有する成形品を樹脂射出成形により成形する場合、複数の金属端子をインサートとして金型内に正確に位置決めしてセットする必要があり、成形作業が煩雑となると共に効率の良い成形が阻害される問題があった。

0004

そこで、インサートとなる複数の金属端子を連結する連結部を一次成形で成形し、その一次成形品をインサートとして、二次成形品を成形することが試みられた。しかし、一次成形品と二次成形品との界面に僅かながら隙間が発生し、複数の金属端子間を連結する連結部の周囲の界面に隙間が生じると、その隙間に結露による水分が凝集して金属端子間に水膜が形成され、金属端子間の絶縁抵抗が低下する恐れがあった。

0005

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、金属端子間の絶縁抵抗の低下を防止すると共に、良好な作業性で成形品を製造することができる電気接続部を有する成形品とその成形方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決する本発明の成形品は、複数の金属端子を有する電気接続部の金属端子間を合成樹脂よりなる連結部により連結すると共に、連結部の金属端子間にエッジ部が形成された第一の部材と、第一の部材をインサート成形することによって所望の形状の成形品とする第二の部材と、からなることを特徴とする。

0007

このような構成の成形品では、第一の部材がインサート成形される際、第二の部材の熱によって、特に熱容量が小さい第一の部材のエッジ部が溶融する。このため、エッジ部の箇所において第一の部材と第二の部材の界面がなくなり、界面に生じ易い隙間がその部分で生じなくなる。

0008

従って、成形品が長時間使用された場合、結露によって水分が隙間に凝集しやすいが、連結部の金属端子間のエッジ部の溶融によって、金属端子間を結ぶ水膜の形成が阻止されるため、その間の絶縁抵抗の低下を防止することができる。

0009

エッジ部は、凹部、凸部、又は凹凸部のいずれかにより形成することができるが、連結部の金属端子間に凹部、凸部、或は凹凸部を形成すれば、金属端子間の沿面距離が長くなり、それによっても水膜の連続形成が阻止され、端子間の絶縁抵抗の低下を阻止することができる。

0010

また、凹部等に水溜り部が形成され、水分がその水溜り部に集まり、金属端子間を連続して結ぶ水膜が形成されないことによっても、端子間の絶縁抵抗の低下を防止することができる。

0011

さらに、複数の金属端子の周囲に接着性及び弾性を有するシール材を取着すれば、金属端子の周囲に形成される隙間を良好にシールして、外部からの水分等の侵入を防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

0013

図1は、合成樹脂で成形した機器ケースの平面を、図2はその断面図を示している。この機器ケースには電気接続部1が設けられ、電気接続部1には、その外部と内部からコネクタが挿入される凹部2、3が両側に形成されると共に、その凹部2、3を貫通するように複数の金属端子4がインサート成形される。

0014

この機器ケースの成形を行う場合、先ず、図3に示すように、金属端子(銅合金等の導電性金属)4の略中央部の周囲に、接着性と適度な弾性を有するシール材5(例えばヒドリン系ゴム)を塗布・硬化させる。

0015

次に、この複数の金属端子4をインサートとして、第一の部材としての一次成形品7を、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂によりインサート成形する。この一次成形品7には2本の金属端子4間を連結する連結部6が設けられると共に、その連結部6の上部と下部に凹部6aが形成され、その凹部によりエッジ部6bが形成される。また、一次成形品7の周囲に鋭角先端を有するフランジ8が形成される(図4)。

0016

次に、上記一次成形品7をインサートとして、その一部に電気接続部1を設けるように機器ケースをインサート成形する。即ち、所定形状のキャビティを有する金型内に、インサートとして上記一次成形品7をセットし、型閉じを行った後、例えばポリアセタール等の溶融した熱可塑性樹脂材料をキャビティ内に射出する。このとき、溶融した合成樹脂材料の熱により、その溶融樹脂と接する一次成形品7の表面、特に熱容量の小さいエッジ部6bが溶融し、その状態で固化した後、成形品が取り出される。

0017

なお、図面では金属端子4の数を2本で図示しているが、通常は、金属端子の数は5本〜10本或はそれ以上であり、このように金属端子の本数が多い場合やインサート成形部が複数ある場合には複数の一次成形品が成形され、複数の一次成形品をインサートとして成形が行われる。

0018

このように、金属端子をインサートとして小形の一次成形品を成形した後に、その一次成形品をインサートとして機器ケース、つまり大形の二次成形品を成形するため、一次成形品を作らずに細かい多数の金属端子を金型にセットして、比較的大形の成形品を成形する場合に比べ、インサートのセットが容易で、材料の射出圧によるインサートの変形や位置ずれの発生やシール材の流れ出しを防止することができる。

0019

成形された機器ケース内には、図示しない各種の制御回路電気機器が内蔵され、そこからのリード線のコネクタ(図示せず)が電気接続部1の内側の凹部3内に差し込まれ、金属端子4の電気的接続が行われる。また、電気接続部1の外側の凹部2にも、外側からのコネクタが同様に接続される。

0020

このような機器ケースが電気機器等として、比較的高温多湿雰囲気中で長時間使用された場合、一次成形品7と二次成形品(機器ケース)との界面に生じた僅かな隙間から水分が侵入し、それが隙間で結露しやすい。しかし、金属端子4を連結する連結部上の中間にエッジ部6bが形成され、そのエッジ部6bが二次成形品の成形時にその溶融材料の熱により溶融するため、その箇所で界面がなくなる。

0021

このため、一次成形品7と二次成形品との間に部分的に隙間が生じたとしても、エッジ部6bの溶融により金属端子4間を結ぶ箇所の一部に隙間ができず、その間の水膜の形成を阻止することができ、金属端子間の絶縁抵抗の低下を防止することができる。

0022

また、仮に、エッジ部6bの溶融が不完全で隙間が生じたとしても、連結部の中間に凹部6aが形成されるため、その凹部6aに水が集まって水溜まり部が形成され、これにより、凹部6a以外の連結部とケース間には水分が溜らず、金属端子4間を結ぶ水膜の連続形成を阻止して、絶縁抵抗の低下を防止することができる。

0023

さらに、機器ケースの内外を貫通する金属端子4の周囲は、シール材5によりシールされるため、水分等の侵入を防止することができる。

0024

図5図6は一次成形品の他の例を示している。図5の一次成形品のように、金属端子4間を連結する連結部9の中間部上下に凸部9aを形成し、凸部によってエッジ部9bを形成してもよく、図6の一次成形品のように、連結部10の中間部の上下に凹凸部10aを形成し、凹凸部によってエッジ部10bを形成してもよい。

0025

このようなエッジ部9b,10bを連結部9、10に形成した一次成形品をインサートとして二次成形品を成形することによっても、上記と同様に、連結部の一部に界面のない箇所を作ることができるため、金属端子4間を結ぶ水膜の形成を阻止することができ、さらに、2本の金属端子4間を連結する連結部の沿面距離が長くなることによっても、水膜の連続形成を阻止し、金属端子4間の絶縁抵抗の低下を防止することができる。

0026

図7図8は他の実施例を示している。この機器ケースの電気接続部11は、その外部と内部からコネクタが挿入される凹部12、13が両側に形成されると共に、その凹部12、13を貫通するように複数の金属端子14がインサート成形される点で、基本的には上記と同様である。

0027

また、金属端子14の周囲には接着性と弾性を有する図示しないシール材が取着され、一次成形品17はその金属端子14をインサ−トとして成形される。

0028

金属端子14をインサート成形した一次成形品17は、金属端子14間を連結する連結部16を有し、その連結部16の間に凹部16aを設け、その角部にエッジ部16bが形成されるように成形される。また、一次成形品17の周囲には鋭角先端を有するフランジ18が形成される。

0029

機器ケースは、このような一次成形品17をインサートとして二次成形品を成形することによって形成される。すなわち、所定の金型内に一次成形品17をインサートとして挿入し、金型のキャビティ内に例えばポリアセタールト等の溶融した熱可塑性樹脂を射出し、電気接続部11を有する形状に成形される。

0030

成形された機器ケースの電気接続部11は、図7図8に示すように、凹部12、13内に金属端子14が突出した形状であるが、金属端子14の周囲の連結部16のエッジ部16bが、凹部12、13内で僅かに突出し露出して形成される。

0031

このような電気接続部11は、金属端子14を連結する連結部上にエッジ部16bが形成され、そのエッジ部16bが露出しているため、一次成形品17と二次成形品との間に隙間が生じ、その隙間に水が侵入したとしても、露出し突出しているため、金属端子14の周囲の連結部に水膜は生じない。このため、金属端子14間を結ぶ水膜の連続形成を阻止し、絶縁抵抗の低下を防止することができる。

0032

また、連結部16の中間に凹部16aが形成されるため、その凹部16aに水が集まって水溜まり部が形成され、これにより、凹部16a以外の連結部とケース間には水分が溜らず、金属端子14間を結ぶ水膜の連続形成を阻止して、絶縁抵抗の低下を防止することができる。

図面の簡単な説明

0033

図1本発明の一実施形態を示す成形品の平面図である。
図2図1のII−II断面図である。
図3金属端子の斜視図である。
図4一次成形品の斜視図である。
図5他の実施例の一次成形品の断面図である。
図6他の実施例の一次成形品の断面図である。
図7他の実施例の成形品の平面図である。
図8図7のVIII−VIII断面図である。

--

0034

1−電気接続部
4−金属端子
5−シール材
6−連結部、6a−凹部、6b−エッジ部
7−一次成形品
9a−凸部、10a−凹凸部

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