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技術 浴室の排水構造

出願人 TOTO株式会社
発明者 笠原仁史山本公吉上田敏弘広津正樹
出願日 1996年4月23日 (24年7ヶ月経過) 出願番号 1996-101657
公開日 1997年11月4日 (23年0ヶ月経過) 公開番号 1997-287184
状態 拒絶査定
技術分野 流し・廃水用設備 居住または事務用建築物
主要キーワード 隣室側 プレハブ式 摺動片 ビスポケット 間口寸法 建築躯体 通気管 アルミサッシ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年11月4日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

解決手段

浴槽洗い場を備えた浴室であって、浴室と隣室とを戸で区画し、戸を洗い場と隣室との間に配設した取付枠を介して設置するようにした浴室において、戸18の下方の床パン2と隣室15の床19との間に、取付枠17よりも幅広排水溝20を別置し、この排水溝の上部外周の全周に亘って段差部34を設け、この段差部に洗い場6の床面、及び隣室の床面と略面一のグレーチング21を載置し、このグレーチングの溝35の略中央部に戸の下端部37を摺動自在に嵌合したことを特徴とする。

効果

浴室と隣室との間の段差のない出入口に設けた排水構造において、排水溝の内側に突出するグレーチングの載置面がないので、排水溝を深く形成しなくても排水容量を確保することができるから、施工時の自由度が増す。又、排水溝を浴室の洗い場と隣室の床に亘って設けたので、隣室の床を濡らす虞がない。

概要

背景

浴室隣室との間に設ける排水構造として、例えば特開平8−13927号公報「浴室の開口部の排水構造」に記載された発明がある。この発明の要部を次図で説明する。但し、符号は振り直した。図8は従来の浴室の出入口に設けた排水構造の要部断面図であり、この排水構造は、浴室100の床パン101の洗面所102側に排水溝103を形成し、排水溝103上に載置する簀の子104,105,106(図9参照)の内、洗面所102側の簀の子104を、浴室100と洗面所102の間を仕切る3枚構成引戸107…の下枠108とし、この下枠108と並列に洗面所102の床109にも引戸107…の下枠110を設けた構成である。

図9は従来の浴室の出入口に設けた排水構造の平面図であり、排水溝103は、上部周に段差面111と、段差面111と同じ高さで段差面111よりも更に内側に突出形成された載置部112とを備える。この段差面111及び載置部112の洗面所102側に、細長い簀の子104を載置し、この簀の子104と並列の段差面111及び載置部112に、簀の子105及び106を直列に載置している。又、浴室100の洗い場113と、簀の子104,105,106と、洗面所102の床109とを略同じ高さに設定して、高齢者ハンディキャップ者が浴室1への出入り時につまずかないように配慮している。

概要

浴槽と洗い場を備えた浴室であって、浴室と隣室とを戸で区画し、戸を洗い場と隣室との間に配設した取付枠を介して設置するようにした浴室において、戸18の下方の床パン2と隣室15の床19との間に、取付枠17よりも幅広の排水溝20を別置し、この排水溝の上部外周の全周に亘って段差部34を設け、この段差部に洗い場6の床面、及び隣室の床面と略面一のグレーチング21を載置し、このグレーチングの溝35の略中央部に戸の下端部37を摺動自在に嵌合したことを特徴とする。

浴室と隣室との間の段差のない出入口に設けた排水構造において、排水溝の内側に突出するグレーチングの載置面がないので、排水溝を深く形成しなくても排水容量を確保することができるから、施工時の自由度が増す。又、排水溝を浴室の洗い場と隣室の床に亘って設けたので、隣室の床を濡らす虞がない。

目的

そこで本発明の目的は、浴室と隣室との間の段差のない出入口に設ける排水構造において、排水溝を深く形成することなく施工時の自由度を増し、且つ隣室の床を濡らすことのない浴室の排水構造を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

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請求項1

浴槽洗い場を備えた浴室であって、浴室と隣室とを戸で区画し、この戸を洗い場と隣室との間に配設した取付枠を介して設置するようにした浴室において、前記戸の下方の床パンと隣室の床との間に、前記取付枠よりも幅広排水溝を別置し、この排水溝の上部内周の全周に亘って段差部を設け、この段差部に洗い場の床面、及び隣室の床面と略面一のグレーチングを載置し、このグレーチングの溝の略中央部に前記戸の下端部を摺動自在に嵌合した、ことを特徴とする浴室の排水構造

請求項2

前記戸は、上吊りの引戸であることを特徴とする請求項1記載の浴室の排水構造。

請求項3

前記グレーチングを前記排水溝に直列複数個配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浴室の排水構造。

請求項4

前記グレーチングは樹脂製であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3の何れか1項記載の浴室の排水構造。

技術分野

0001

本発明は浴室出入口排水構造に関する。

背景技術

0002

浴室と隣室との間に設ける排水構造として、例えば特開平8−13927号公報「浴室の開口部の排水構造」に記載された発明がある。この発明の要部を次図で説明する。但し、符号は振り直した。図8は従来の浴室の出入口に設けた排水構造の要部断面図であり、この排水構造は、浴室100の床パン101の洗面所102側に排水溝103を形成し、排水溝103上に載置する簀の子104,105,106(図9参照)の内、洗面所102側の簀の子104を、浴室100と洗面所102の間を仕切る3枚構成引戸107…の下枠108とし、この下枠108と並列に洗面所102の床109にも引戸107…の下枠110を設けた構成である。

0003

図9は従来の浴室の出入口に設けた排水構造の平面図であり、排水溝103は、上部周に段差面111と、段差面111と同じ高さで段差面111よりも更に内側に突出形成された載置部112とを備える。この段差面111及び載置部112の洗面所102側に、細長い簀の子104を載置し、この簀の子104と並列の段差面111及び載置部112に、簀の子105及び106を直列に載置している。又、浴室100の洗い場113と、簀の子104,105,106と、洗面所102の床109とを略同じ高さに設定して、高齢者ハンディキャップ者が浴室1への出入り時につまずかないように配慮している。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら従来技術では、浴室100の床パン101の洗面所102側に排水溝103を形成し、排水溝103上に簀の子104,105,106を載置するための段差面111及び載置部112を設けているので、載置部112が内側に突出するから、排水溝103の幅寸法図8参照)を余り大きくできず、排水容量を確保するには排水溝103を深くする必要がある。

0005

ところが排水溝103を深くすると、床パン101の下に通す排水管勾配が取り難くなったり、排水溝103自体が建築側基礎、或いは土台等に当る虞があり、施工の自由度が制限される等の不都合が生じる。更に上記従来技術では、浴室100の洗い場113と、簀の子104,105,106と、洗面所102の床109とを略同じ高さに設定し、しかも洗面所102側には排水溝103がないので、浴室100(洗い場)で使用する大容量、或いは強勢の水が引戸107…から洗面所102側に廻り込んで引戸107…に沿って落下し、洗面所102側の下枠110にかかった時、洗面所102の床面109を濡らす虞がある。

0006

そこで本発明の目的は、浴室と隣室との間の段差のない出入口に設ける排水構造において、排水溝を深く形成することなく施工時の自由度を増し、且つ隣室の床を濡らすことのない浴室の排水構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明の請求項1は、浴槽と洗い場を備えた浴室であって、浴室と隣室とを戸で区画し、戸を洗い場と隣室との間に配設した取付枠を介して設置するようにした浴室において、戸の下方の床パンと隣室の床との間に、取付枠よりも幅広の排水溝を別置し、この排水溝の上部内周の全周に亘って段差部を設け、この段差部に洗い場の床面、及び隣室の床面と略面一のグレーチングを載置し、このグレーチングの溝の略中央部に戸の下端部を摺動自在に嵌合したことを特徴とする。

0008

排水溝の上部内周の全周に亘って設けた段差部の他に排水溝の内側への突出部がなく、排水溝の幅寸法を十分に取れるから、排水溝の深さ寸法を大きくしなくても排水容量を確保することができるので、施工時の自由度が増す。

0009

又、排水溝を浴室の洗い場と隣室の床に亘って設けたので、万一洗い場で出た大容量の水、又は水勢の強い水が戸に当って隣室側に廻り込んでも、グレーチングに落下し、排水溝に流れ込むから、隣室の床を濡らす虞がない。

0010

更にグレーチングの溝の略中央部に戸の下端部を摺動自在に嵌合したので、戸の開閉時、戸の下端部がグレーチングの溝にガイドされるから、戸がフラつかず、安定してスムーズに開閉することができる。

0011

請求項2は、戸を上吊りの引戸とした。下枠上に載置した引戸よりも小さな力でスムーズに開閉することができ、高齢者や障害者にとって使い勝手が良い。

0012

請求項3は、グレーチングを排水溝に直列に複数個配設した。グレーチングの片側に引戸を寄せれば、開いた側のグレーチングを外すことができるから、グレーチングを取り扱い易く、且つ、グレーチング及び排水溝の掃除をし易い。又、グレーチングを排水溝に直列に複数個配設したので、グレーチングを載せる段差部を排水溝の上部内周の全周に亘って設けるだけで良く、段差部の他に排水溝の内側に突出するものがないから、排水容量を十分に確保することができ、排水溝を深くする必要がなくなって、施工時の自由度を確保することができる。

0013

請求項4は、グレーチングを樹脂製とした。グレーチング上に裸足で乗っても冷たさを感じることがなく、使い勝手が良い。

発明を実施するための最良の形態

0014

本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図1は本発明の排水構造を適用した浴室の斜視図であり、浴室1は、図示せぬ建築躯体内に床パン2を設置し、床パン2の周縁部に形成された段差状の壁パネル載置部3上に、複数の壁パネル4…を立設し、壁パネル4…上に図示せぬ天井パネル張設して構成した、いわゆるプレハブ式のものである。

0015

床パン2は、中央部に設けた凸条部5の右側の高い部分に洗い場6、左側の低い部分に浴槽設置部7を備える。洗い場6の表面を、例えば岩肌のような模様、又は滑り難いように緩やかな凹凸形状に形成することが好ましい。浴槽設置部7に、浴槽8を設置する。浴槽8の内壁部に、高齢者等が入浴する際に身体を支えるための把手を設ける。

0016

洗い場6に臨む壁パネル4に、浴槽8のリム部と略同じ高さのカウンタ10を取付ける。カウンタ10の中央部10aは、洗面器等を載置できるように、洗い場6側に突出して形成する。カウンタ10に臨む壁パネル4に、湯水混合栓11を設け、湯水混合栓11の左上の壁パネル4に、角度を変えられるシャワーヘッド12を設ける。湯水混合栓11の上方の壁パネル4に、鏡13を設け、鏡13とシャワーヘッド12の間の壁パネル4に、上下方向に手摺14を固定する。又、凸条部5に臨むカウンタ11近傍の洗い場6に、図示せぬ排水口を設け、洗い場6は、この排水口に向って緩やかな下り勾配に形成する。

0017

浴室1に隣接して脱衣室15を設ける。脱衣室15は浴室1同様に複数の壁パネル16…を立設し、壁パネル16…上に図示せぬ天井パネルを張設して構成した、いわゆるプレハブ式のものである。

0018

浴室1の壁パネル4と脱衣室15の壁パネル16との間に、間口と略同幅にアルミサッシ等で形成した取付枠17を固定する。この取付枠17に、浴室1と脱衣室15との間を仕切る3枚構成の引戸18A,18B,18Cを建付ける。

0019

引戸18A,18B,18Cの下方の床パン2と脱衣室15の床19との間に、床パン2とは別体の排水溝20を設ける。排水溝20は、上方が開放し浴室1の出入口の間口寸法の長さを備える長尺の部材である。排水溝20の上部をグレーチング21で覆う。尚、脱衣室15の出入口のドアは手前の壁パネルを外した側に設ける。

0020

図2は排水溝を備えた出入口の側断面図であり、取付枠17は、上枠22と左右の縦枠23,23とで構成する。上枠22は中空に形成し、上枠22から延設されたフランジ24をビス25で天井26に固定する。取付枠17は、取付枠17の左右の縦枠23,23の外側から上枠22のビスポケット27…にビス止めすることにより、上枠22と左右の縦枠23,23とが一体となる。

0021

上枠22の下面に、下方が開放された箱状部28を設ける。箱状部28の両内側面に突設した水平片29,29、及び上枠22下面から垂下したL型片30に、合計3本のレール31…を設ける。このレール31…に、引戸18A,18B,18Cの上框32…に設けられた吊車33…が転動自在に嵌合する。

0022

引戸18A,18B,18Cの下方に設ける排水溝20は、上部内周の全周に亘って段差部34を備える。この段差部34に洗い場6の床面、及び脱衣室15の床19と略面一の前記グレーチング21を載置する。このグレーチング21の溝35…の略中央部に、引戸18A,18B,18Cの下框36…に設けた摺動片37…を摺動自在に嵌合して、排水溝20、及びグレーチング21の一部が洗い場6側に臨み、一部が脱衣室15の床19側に臨むように配設する。排水溝20の段差部34に載置するグレーチング21は、洗い場6の床面、及び脱衣室15の床19と略面一に配設する。

0023

図3は引戸の平断面図であり、取付枠17の縦枠23…を中空の板状に形成し、縦枠23…から延設したフランジ38,38をビス39…で壁パネル4及び16に止めて固定する。排水溝20、及びグレーチング21は、引戸18A,18B,18Cの取付枠17(左右の縦枠23,23)よりも幅広(図の左右方向)に形成し、引戸18A,18B,18Cを両側から取囲むように配設する。

0024

引戸18A,18B,18Cは、前記のように3枚構成とし、引戸18A,18B,18Cの上框32…、下框36…及び左右の縦框40…の間に、曇りガラス41…を備える。図の手前の引戸18Aは、縦框40に把手42を備える。3枚の引戸18A,18B,18Cの隣合う縦框40…に、夫々引戸18A,18B,18Cを閉めた時互いに係合する状の係合部材41を設ける。

0025

又、洗い場6で出る水が引戸18A,18B,及び18Cにかかっても脱衣室15に廻らないようにするため、取付枠17の左右の縦枠23,23に、夫々1対の水返し44…を突設する。尚、引戸18Cをステー45で水返し44に固定し、手前の引戸18A、及び18Bだけ可動としても良い。

0026

図4はグレーチングを載置した排水溝の斜視図であり、排水溝20の上部に載置するグレーチング21は、排水溝20に直列に配設した3つのグレーチング21A,21B,21Cからなる。左右のグレーチング21A,及び21Cを長く形成し、真ん中のグレーチング21Bを短く形成する。

0027

図5は排水溝の斜視図であり、排水溝20の一端に排水口46を設け、排水口46を外部に通じる図示せぬ排水管に接続する。この排水口46に向かって排水溝20に緩い傾斜(例えば勾配1/50程度)を形成する。又、排水溝21の長手方向の両側の上部に、外側に向けて水平にフランジ47を設ける。このフランジ47に床パン2の縁部、及び脱衣室15の床19の端部を載置する。

0028

図6はグレーチングの側断面図であり、グレーチング21A,21B,21Cは、複数本(本実施例では10本)48…を等間隔で設け、桟48…を複数本の受部材49…で固定した構造である。受部材49…は、引戸18A,18B,及び18Cの摺動片37が干渉しないように、桟48…の上面48aよりも下げて設ける。桟48…の上面48aは、入浴者が浴室1に出入りする時踏んでも痛くならないように、角に丸みをもたせる。又、グレーチング21A,21B,21Cは、入浴者が裸足で乗っても冷たさを感じないように、少なくとも桟48…を樹脂で形成する。

0029

以上に述べた浴室の排水構造の作用を次に説明する。図2において、排水溝20の上部内周の全周に亘って設けた段差部34の他に排水溝20の内側への突出部がなく、排水溝20の幅寸法を十分に取れるから、排水溝20を深くしなくても排水容量を確保することができるので、施工時の自由度が増す。施工時の自由度は、例えば床パン2下に配設する排水管の排水勾配を取り易い、排水溝20を余り幅広にしなくて良いから、グレーチング21A,21B,21Cも余り幅広にしなくても良く、洗い場6が使い易い、見栄えが良い等である。

0030

排水溝20を浴室1の洗い場6と脱衣室15の床19に亘って設けたので、万一洗い場6で出た大容量の水、又は水勢の強い水が引戸18A,18B,18Cに当って脱衣室15側に廻り込んでも、グレーチング21A,21B,21Cに落下し、排水溝20に流れ込むから、脱衣室15の床19を濡らす虞がない。

0031

グレーチング21の溝35…の略中央部に、引戸18A,18B,18Cの下框36に設けた摺動片37を摺動自在に嵌合したので、引戸18A,18B,18Cの開閉時、引戸18A,18B,18Cの摺動片37がグレーチング21の溝35…にガイドされるから、引戸18A,18B,18Cがフラつかず、安定してスムーズに開閉することができる。又、引戸18A,18B,18Cは上吊りなので、下枠に設けたレール等に載置した引戸よりも小さな力でスムーズに開閉することができ、高齢者や障害者にとって使い勝手が良い。

0032

グレーチング21A,21B,21Cは、排水溝20に沿って直列に3つ配設したので、グレーチング21A,21B,21Cの片側に引戸18A,18B,18Cを寄せれば、引戸18A,18B,18Cが開いた側のグレーチング21A,21B,21Cを外すことができるから、グレーチング21A,21B,21Cを取り扱い易く、且つ、排水溝20、及びグレーチング21A,21B,21Cの掃除をし易い。

0033

又、グレーチング21A,21B,21Cを排水溝20に沿って直列に3つ配設したので、グレーチング21A,21B,21Cを載せる段差部34を排水溝20の上部内周の全周に亘って設けるだけで、直列に設けたグレーチング21A,21B,21Cを載せることができ、段差部34の他に排水溝20の内側に突出するものがないから、排水容量を十分に確保することができ、排水溝20を深くする必要がなくなって、上記のように施工時の自由度を確保することができる。

0034

図7は本発明の別実施例の排水構造の模式図であり、上記実施例との共通部分には同一符号を付して説明を省略する。この別実施例では、グレーチング21を経て排水溝20に落下してきた湯水は、排水管50から外部に排水する。この排水溝20に下り傾斜バイパス管51を配設し、分岐して一方を枝管52で排水管50に接続する。そしてバイパス管51から分岐した他方の通気管53を、浴室1の天井54に設けた排気口55に接続されるダクト56に接続する。ダクト56は外部に通じると共に、中間部に換気扇57を備える。

0035

別実施例を上記の構成とすることで、浴室1で発生した湯気等の湿気が万一グレーチング21から排水溝20に入っても、脱衣室15に廻り込むことなく、換気扇57に引張られてダクト56から外部に排出することができるから、脱衣室15が湿ってしまうことがない。又、排水溝20内で湯気が冷え結露し水に返ったものは、バイパス管51から枝管52を経て排水管50に排水される。

発明の効果

0036

本発明は上記構成により次の効果を発揮する。本発明の請求項1は、浴槽と洗い場を備えた浴室であって、浴室と隣室とを戸で区画し、戸を洗い場と隣室との間に配設した取付枠を介して設置するようにした浴室において、戸の下方の床パンと隣室の床との間に、取付枠よりも幅広の排水溝を別置し、この排水溝の上部内周の全周に亘って段差部を設け、この段差部に洗い場の床面、及び隣室の床面と略面一のグレーチングを載置し、このグレーチングの溝の略中央部に戸の下端部を摺動自在に嵌合したことを特徴とする。

0037

請求項1は、排水溝の上部内周の全周に亘って設けた段差部の他に排水溝の内側への突出部がなく、排水溝を深くしなくても排水溝の幅寸法を十分にとれるから、排水容量を確保することができるので、施工時の自由度が増す。又、排水溝を浴室の洗い場と隣室の床に亘って設けたので、万一洗い場で出た大容量の水、又は水勢の強い水が戸に当って隣室側に廻り込んでも、グレーチングに落下し、排水溝に流れ込むから、隣室の床を濡らす虞がない。更にグレーチングの溝の略中央部に戸の下端部を摺動自在に嵌合したので、戸の開閉時、戸の下端部がグレーチングの溝にガイドされるから、戸がフラつかず、安定してスムーズに開閉することができる。

0038

請求項2は、戸を上吊りの引戸とした。下枠上に載置した引戸よりも小さな力でスムーズに開閉することができ、高齢者や障害者にとって使い勝手が良い。

0039

請求項3は、グレーチングを排水溝に直列に複数個配設した。グレーチングの片側に引戸を寄せれば、開いた側のグレーチングを外すことができるから、グレーチングを取り扱い易く、且つ、グレーチング及び排水溝の掃除をし易い。又、グレーチングを排水溝の長手方向に沿って複数個に分割したので、グレーチングを載せる段差部を排水溝の上部内周の全周に亘って設けるだけで良く、段差部の他に排水溝の内側に突出するものがないから、排水容量を十分に確保することができ、排水溝を深くする必要がなくなって、施工時の自由度を確保することができる。

0040

請求項4は、グレーチングを樹脂製とした。グレーチング上に裸足で乗っても冷たさを感じることがなく、使い勝手が良い。

図面の簡単な説明

0041

図1本発明の排水構造を適用した浴室の斜視図
図2同排水溝を備えた出入口の側断面図
図3同引戸の平断面図
図4グレーチングを載置した排水溝の斜視図
図5同排水溝の斜視図
図6グレーチングの側断面図
図7本発明の別実施例の排水構造の模式図
図8従来の浴室の出入口に設けた排水構造の要部断面図
図9従来の浴室の出入口に設けた排水構造の要部平面図

--

0042

1…浴室,2…床パン,4,16…壁パネル,5…凸条部,6…洗い場,7…浴槽設置部,8…浴槽,15…脱衣室,17…取付枠,18…引戸,19…脱衣室の床,21…グレーチング,22…上枠,23…縦枠,31…レール,33…吊車,34…排水溝の段差部,35…グレーチングの溝,37…引戸の摺動片,46…排水口,48…桟,49…受部材,50…排水管,51…バイパス管,52…枝管,53…通気管,55…通気口,56…ダクト,57…換気扇。

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