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技術 注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体、および、アンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を密封する方法

出願人 冨田稔
発明者 冨田稔
出願日 1996年3月29日 (24年7ヶ月経過) 出願番号 1996-111808
公開日 1997年10月14日 (23年1ヶ月経過) 公開番号 1997-266939
状態 未査定
技術分野 医療品保存・内服装置 注入、注射、留置装置
主要キーワード 接続縁 切断口 押し出し器 封じられた 注入装置内 滅菌室内 注射筒内 押し出し速度
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年10月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

目的

製薬会社から、出荷する時点で、注射剤封入しておき、使用時に簡単かつ衛生的に開封して、針と押し出し器を取り付けるだけで使用できる、アンプル使い捨て注射筒本体および、内部が滅菌された状態で密封された、注射剤を密封できる、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体、および、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体に、注射剤を密封する方法を、提供する。

構成

外筒2の内側に、肉薄内袋1を設けた二重構造とし、針取付部4の先に筒状体5を設け、筒状体5の一部に肉薄の切断部6を設け、筒状体5の先端から注射剤を入れた後で、筒状体5を封じることによって、注射剤を密封する。使用時には、切断部6を手で切断してから、針を取り付け、押し出し器によって、内袋を押しつぶして注射する。

概要

背景

従来から、使い捨ての注射筒は広く使用されているが、それらは単にガラス製の注射筒を、樹脂製に替えたもので、使用に際して滅菌の手間を省くことができるだけであった。したがって、ガラス製の注射筒と同様に、使用時に注射剤を、アンプルから、計量しながら吸引して、使用していた。これは、従来の注射筒が、密封構造ではないため、注射剤を、注射筒に入れたまま長時間保存しておくことができないためである。

注射剤によっては、注射する量が、多くの場合、一定であるか、あるいは、いく通りかに分類できるものがある。例えば、インフルエンザ集団予防注射用の注射剤の量は、被接種者の年齢によって異なるが、数通りに分類できる。このような場合、予め、一定量の注射剤が注射筒に入っていれば、毎回、注射剤をはかり取る必要がなく便利であるが、従来の注射筒では、毎回、計りとる必要があり不便であった。また、医師が、医療バッグを持ち運ぶ場合、空の注射筒と、注射剤を入れたアンプルの両方を、運搬しなければならず、不便であった。

概要

製薬会社から、出荷する時点で、注射剤を封入しておき、使用時に簡単かつ衛生的に開封して、針と押し出し器を取り付けるだけで使用できる、アンプル兼使い捨て注射筒本体および、内部が滅菌された状態で密封された、注射剤を密封できる、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体、および、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体に、注射剤を密封する方法を、提供する。

外筒2の内側に、肉薄内袋1を設けた二重構造とし、針取付部4の先に筒状体5を設け、筒状体5の一部に肉薄の切断部6を設け、筒状体5の先端から注射剤を入れた後で、筒状体5を封じることによって、注射剤を密封する。使用時には、切断部6を手で切断してから、針を取り付け、押し出し器によって、内袋を押しつぶして注射する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
5件

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請求項1

樹脂製の使い捨て注射筒において、注射剤を入れた、薄い樹脂製の内袋(1)を、外筒(2)の内側に収めて、内袋(1)の口を、底面(3)の裏側に接続して、内袋(1)の内部と、針取付部(4)の通路とが連絡できるようにした、二重構造の外筒とし、針取付部(4)の先に、筒状体(5)を接続し、その接続部を、肉薄にして、容易に折れるようにした、切断部(6)を設け、筒状体(5)の通路を封じた、注射剤を密閉したアンプル兼使い捨て注射筒本体

請求項2

樹脂製の使い捨て注射筒において、薄い樹脂製のチューブ(7)の一方の口を、熱圧着によって封じて、内袋(1)として、注射剤を入れたものを、外筒(2)の内側に収め、内袋(1)の口を、底面(3)の裏側に接続して、内袋(1)の内部と、針取付部(4)の通路とが連絡できるようにした、二重構造の外筒とし、針取付部(4)の先に、筒状体(5)を接続し、その接続部を、肉薄にして、容易に折れるようにした、切断部(6)を設け、筒状体(5)の通路を封じた、注射剤を密閉できるアンプル兼使い捨て注射筒本体

請求項3

樹脂製の使い捨て注射筒において、注射剤を入れるための空の、薄い樹脂製の内袋(1)を、外筒(2)の内側に収めて、内袋(1)の口を、底面(3)の裏側に接続して、内袋(1)の内部と、針取付部(4)の通路とが連絡できるようにした、二重構造の外筒とし、針取付部(4)の先に、筒状体(5)を接続し、その接続部を、肉薄にして、容易に折れるようにした、切断部(6)を設け、筒状体(5)の通路を封じた、注射剤を密閉できるアンプル兼使い捨て注射筒本体

請求項4

薄い樹脂製のチューブ(7)の一方の口を、熱圧着によって封じて、内袋(1)としたものを、樹脂製の使い捨て注射筒の、外筒(2)の内側に収めて、内袋(1)の口を、底面(3)の裏側に接続し、内袋(1)の内部と、針取付部(4)の通路とが連絡できるようにした、二重構造の外筒とし、針取付部(4)の先に、筒状体(5)を接続し、その接続部を、肉薄にして、容易に折れるようにした、切断部(6)を設け、筒状体(5)の通路を封じた、注射剤を密閉できるアンプル兼使い捨て注射筒本体

請求項5

樹脂製の使い捨て注射筒において、注射剤を入れるための、空の、薄い樹脂製の内袋(1)を、外筒(2)の内側に収めて、内袋(1)の口を、底面(3)の裏側に接続して、内袋(1)の内部と、針取付部(4)の通路とが連絡できるようにした、二重構造の外筒とし、針取付部(4)の先に、筒状体(5)を接続し、その接続部を、肉薄にして、容易に折れるようにした、切断部(6)を設け、筒状体(5)の通路を封じた、注射剤を密閉できるアンプル兼使い捨て注射筒本体の、筒状体(5)の封じられた部分を切除して、通路を開け、切断口から、注射剤を内袋(1)内に注入し、その後、再び、筒状体(5)の通路を封じることによって、アンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を密封する方法。

請求項6

薄い樹脂製のチューブ(7)の一方の口を、熱圧着によって、封じて、内袋(1)としたものを、樹脂製の使い捨て注射筒の、外筒(2)の内側に収めて、内袋(1)の口を、底面(3)の裏側に接続し、内袋(1)の内部と、針取付部(4)の通路とが連絡できるようにした、二重構造の外筒とし、針取付部(4)の先に、筒状体(5)を接続し、その接続部を、肉薄にして、容易に折れるようにした、切断部(6)を設け、筒状体(5)の通路を封じた、注射剤を密閉できるアンプル兼使い捨て注射筒本体の、筒状体(5)の封じられた部分を切除して、通路を開け、切断口から、注射剤を内袋(1)内に注入し、その後、再び、筒状体(5)の通路を封じることによって、アンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を密封する方法。

技術分野

0001

この発明は、製薬会社において、注射剤密封しておき、保存および運搬することができるアンプルとしての機能をもち、医師が使用する際には、簡単に開封することができて、針と、押し出し器を取り付けるだけで、注射筒として使える、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒、および、注射剤を密封するための、空のアンプル兼使い捨て注射筒、のうち、押し出し器を含まない、本体に関するもの、および、注射剤を密封できる空のアンプル兼使い捨て注射筒本体に、注射剤を密封する方法に関するものである。

背景技術

0002

従来から、使い捨ての注射筒は広く使用されているが、それらは単にガラス製の注射筒を、樹脂製に替えたもので、使用に際して滅菌の手間を省くことができるだけであった。したがって、ガラス製の注射筒と同様に、使用時に注射剤を、アンプルから、計量しながら吸引して、使用していた。これは、従来の注射筒が、密封構造ではないため、注射剤を、注射筒に入れたまま長時間保存しておくことができないためである。

0003

注射剤によっては、注射する量が、多くの場合、一定であるか、あるいは、いく通りかに分類できるものがある。例えば、インフルエンザ集団予防注射用の注射剤の量は、被接種者の年齢によって異なるが、数通りに分類できる。このような場合、予め、一定量の注射剤が注射筒に入っていれば、毎回、注射剤をはかり取る必要がなく便利であるが、従来の注射筒では、毎回、計りとる必要があり不便であった。また、医師が、医療バッグを持ち運ぶ場合、空の注射筒と、注射剤を入れたアンプルの両方を、運搬しなければならず、不便であった。

0004

注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体
製薬会社から、出荷する時点で、注射剤を、使い捨ての注射筒に封入しておけば、使用者は、注射剤をはかり取る必要はなく、また、空の注射筒と、アンプルの両方を持ち運ぶ必要もなくなる。このような、アンプル兼使い捨て注射筒とするためには、次のような課題を解決する必要がある。
(イ)注射剤が空気にふれる恐れのない、完全密閉構造とすること。
(ロ)使用時に、簡単かつ衛生的に開封できること。
(ハ)従来の注射筒と、ほぼ同様の操作で注射できること。

0005

注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体
製薬会社にとっては、注射剤を密封できる、空のアンプル兼使い捨て注射筒を、別会社に注文して納入させ、注射剤の密封作業だけを行うのが効率的であろう。このような場合に、納入されたアンプル兼使い捨て注射筒の内部を、滅菌してから、注射剤を注入するのは、製薬会社にとって不便である。製薬会社が、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を注入する際、予め、内部が滅菌されており、注射剤を注入する直前まで、滅菌状態が維持されていることが望ましい。通常の、使い捨て注射筒の場合は、成形後に、ガス滅菌が行われ、そのまま、ひとつずつ、包装されるので、開封時まで、滅菌状態が維持される。しかし、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体は、ひとつずつ、包装されていると、製薬会社において、注射剤を注入するとき、包装を解かなくてはならないので不便である。そこで、次のような課題を解決することが必要である。
(ニ)内部が滅菌されており、包装しなくても、内部の滅菌状態が維持されること。
(ホ)注射剤を簡単に注入でき、その後、簡単に密封できること。

0006

アンプル兼使い捨て注射筒本体に、注射剤を密封する方法
また、製薬会社が、注射剤の密封作業を行う方法として、次の課題を解決する必要がある。
(ヘ)注射剤の注入と密封が簡単にできること。

0007

注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体
従来の使い捨て注射筒は、針取付部の先端が解放されており、外筒の側も、ゴム製のピストン外筒内摂動する構造なので、密閉されているとはいえない。密閉構造とするためには、これらの両方を塞ぐ必要がある。摂動部分を無くし、しかも、注射剤を押し出すことができるようにするには、肉薄で変形可能な袋に注射剤を入れて、スポイトのように、手で袋を押しつぶして注射剤を出すこともできる。しかし、袋を薄くすれば、変形し易いために扱い難く、注射剤の押し出し速度を自由に制御することが困難であり、逆に、厚くすれば、袋の復元力によって、注射剤が逆流する恐れがあり、従来の注射筒と同様の操作性は期待できない。

0008

そこで、従来の注射筒と同じような、堅い外筒2の内側に、薄い内袋1を設けた二重構造とし、注射剤は、内袋1に入れ、押し出し器8を、外筒2内に挿入して、内袋1を押しつぶして注射剤を押し出すようにする。このようにすると、注射剤は内袋1に入っており、摂動部に注射剤が接触しないので、外気にふれる恐れが無い。また、内袋1が外筒2によって保持されているので、袋が変形して扱い難い、ということがない。さらに、外筒2によって、内袋1が傷つくのを防ぐこともできるので、内袋1は、薄くすることが可能であり、従って、内袋1の復元力によって、注射剤が逆流することもなく、従来とほぼ同様の操作性が期待できる。内袋1は、薄い樹脂製のチューブ7を適当な長さに切断して、一方の口を熱圧着して封じて、袋状にしたものを用いればよい。内袋1と、他の部分とは、異なる種類の樹脂とすることができるので、樹脂の選択範囲が広くなる。したがって、外筒2や、針取付部4は、固い樹脂を選択し、内袋1には、柔らかく、透明な樹脂を選択することもできる。

0009

針取付部4の側を塞ぐには、針取付部4の先に、筒状体5を接続し、その筒状体5の先から注射剤を入れ、注射剤を入れた後に、筒状体5の口に栓9をするか、あるいは、筒状体5の通路を、熱圧着などの方法で封じればよい。筒状体5は、円筒状でもよいし、他の形状でもよい。また、必ずしも、まっすぐである必要はない。

0010

簡単かつ衛生的に開封できるようにするには、針取付部4と筒状体5との接続部分を、肉薄にして、容易に折れるようにした切断部6を設けておけばよい。使用する際に、筒状体5を、手で曲げるように力を加えれば、切断部6で折れるので、簡単かつ衛生的に開封することができる。

0011

注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体
包装しなくても、内部の滅菌状態が維持され、簡単に、注射剤を注入できて、注入後も、簡単に密封できるようにするためには、適当な長さの肉薄のチューブ7の、一方の口を、底面3の裏側に接続して、もう一方の口を封じないでおき、針取付部4の先に、筒状体5の一方の口を接続し、もう一方の口を、封じないでおき、その状態で、ガス滅菌を行う。その後、チューブ7の開放された口と、筒状体5の開放された口の両方を、滅菌室内封じる。このようにしたものの、内袋1の部分を外筒2に収めて、外筒2の一方の口に底面3をはめ込んで組み立てておく。このようにすれば、包装しなくても、内部の滅菌状態が維持できる。製薬会社において注射剤を注入する際、筒状体5の先を、滅菌された注入装置内で明断し、注射剤を注入後に、再び、筒状体5の先を封じればよい。

0012

アンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を密封する方法
簡単に注射剤を注入するためには、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体の内部がすでに滅菌されており、したがって、注射剤の注入時に滅菌する必要がない方がよい。また、注入後も、簡単に密封できる方がよい。このようにするためには、内部が滅菌された状態で密封された、空のアンプル兼使い捨て注射筒本体を、注射剤注入装置内で、筒状体5の封じてある部分を切除して注入し、注入後、直ちに、再び、筒状体5の口を封じればよい。

0013

図1から図7に基づいて、本発明の、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体、および、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の使用法、および、アンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を密封する方法について説明する。図1は、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体を作る前段階の状態を表す断面図で、底面3の裏側にチューブ7の一方の口が接続されていて、他方の口は、未だ封じられておらず、外筒2も取り付けられていない。また、針取付部4の先に、筒状体5が接続されているが、筒状体5の通路は、封じられていない。この状態で、ガス滅菌を行う。チューブ7、および、筒状体5は封じられていないので、内部まで、確実に滅菌することができる。図2は、図1に示した構造のものを滅菌し、その後、筒状体5と、チューブ7の開いている口を封じた状態を表す断面図である。図2では、内袋1の形と大きさが、わかりやすいように、膨らませて描いてあるが、実際には、空気を抜いておいた方がよい。図3は、図2に示したものに、外筒2を取り付けて、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体としたものの、断面図を表している。製薬会社は、この状態で受け取り、注射剤の注入作業だけを行う。内部の滅菌状態が維持されるので、製薬会社は、多めに注文して、在庫として持つこともできる。図4は、図3に示した、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体の、筒状体5の先を切除して、筒状体5の通路を開け、注射剤10を内袋1内に入れた状態を表す断面図である。注射剤の注入作業は、滅菌された注入装置内で行い、注入直前に、筒状体5を切断する。図5は、図4に示したように、注射剤を注入したものの、筒状体5の通路を封じて、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体としたものの、断面図を表している。図6は、図5に示した、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の、筒状体5を切断部6において切断した状態を表す断面図である。切断部6は、肉薄になっているので、手で筒状体5を折り曲げるように力を加えるだけで、折ることができる。図7は、図6の状態にしたものに、針11と、押し出し器8を取り付け、使用できる状態にしたものの断面図を表している。押し出し器8は、普通の使い捨て注射筒に使われているものと同じものであり、先端にゴム製のピストン12が付いている。普通の注射筒と同じように、押し出し器8を押して、内袋1中の空気を追い出してから、注射することができる。なお、外筒2の側面のうち、底面3に近い所に、空気穴13が設けてある。これは、外筒2の内側と、ピストン12との間の空気を逃がすための穴である。血管注射の場合、針先が血管に達しているかどうかを確認するために、注射剤を押し出す前に、一度押し出し器を引いて、血液が、注射筒内に入ってくるのを確認してから注射する場合がある。このようにしたい場合には、指で空気穴13を塞いで、押し出し器8を引けば、内袋1内を減圧にすることができるので、血液を吸い込むことができる。

0014

注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の実施例1
図5に示した、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の断面図に基づいて、実施例のひとつを説明する。筒状体5、針取付部4、および、底面3は、樹脂製で、一体に成形されている。外筒2も、同じ樹脂でできているが、別体として成形されている。外筒2と底面3の周とは、はめ合わせ式になっており、接着剤は必要はない。内袋1は、柔らかく、薄くて夫な、樹脂製のチューブ7からできている。内袋1の口は、底面3の裏側に設けられた接続縁14に、熱圧着によって接続されている。内袋1は、透明である方が、液量が外から見えるので便利である。筒状体5の太さは、針取付部4と同じ程である。筒状体5の長さは、切断部6で簡単に折れるようにするために、少なくとも、1センチメートル以上の長さが必要である。切断部6は、通路の内径を大きくするのではなく、外径を小さくすることよって、肉薄にしている。このようにすると、切断部6で折った後、切断面に多少のバリが残っても、針を取り付けるのに邪魔にならない。この実施例では、筒状体5の通路は、熱圧着によって封じている。外筒2の側面のうち、底面3に近い所に、外筒2内の空気を逃がすための、空気穴13が設けてある。血管注射用でない場合は、空気穴13は、必ずしも外筒に設ける必要はない。例えば、押し出し器のピストンと、外筒との間にすき間を設けて、空気を逃がしてもよいし、ピストンに、貫通穴を開けてもよい。

0015

注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の実施例2
図8に示した、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の断面図に基づいて、別の実施例を説明する。この実施例では、筒状体5を封じるために、筒状体5の口に、T字型の栓9をはめ込んである。使用に際して、開封するには、T字型の栓9を、ひねるように力を加えれば、切断部6の強度は低いので、切断部6で簡単に折ることができる。栓9の形は、特にT字型に限る必要はない。

0016

注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体の実施例
図3に示した、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体の断面図に基づいて、実施例を説明する。構造は、実施例1で説明した、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体と、基本的には同じであるが、筒状体5は、注射剤を注入するときに、切断され、短くなるので、その分だけ、予め長くしておく必要がある。筒状体5の太さは、注射剤を注入し易くするために、全体に、もう少し太くしてもよいし、先の方だけ太くしてもよい。図3では、内袋1の形と大きさをわかりやすくするために、空気が入っているかのように描かれているが、実際には、内袋1内の空気は、抜いておいた方が、注射剤を注入しやすい。

発明の効果

0017

本発明の、注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体は、アンプルとしての機能と、使い捨て注射筒としての機能を、併せ持つので、製薬会社において、注射剤を封入しておくことができ、使用時には、簡単かつ衛生的に開封でき、針と、押し出し器を取り付けて、従来の注射筒とほぼ同じ操作で注射できる。また、空の注射筒と、アンプルの両方を持ち歩く必要がない。本発明の、注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体は、密封されているので、内部が滅菌された状態を維持できる。注射剤を注入するときは、注入直前に、筒状体5を切断して、開封すればよいので、注入時に、内部を滅菌する必要がない。また、注入後は、簡単に密封できる。本発明のアンプル兼使い捨て注射筒本体に注射剤を密封する方法は、すでに内部が滅菌された、空の注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体を用いるので、注入直前まで滅菌状態が維持され、注入時に、内部を滅菌せずに注入作業が行え、密封も容易である。

図面の簡単な説明

0018

図1注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体を作る前段階の状態を示す断面図である。
図2注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体を作る前段階の状態を示す断面図である。
図3注射剤を密封できるアンプル兼使い捨て注射筒本体の断面図である。
図4筒状体の通路を開け、注射剤を内袋内に入れた状態を示す断面図である。
図5注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の断面図である。
図6筒状体を、切断部において切断して、開封した状態を表す断面図である。
図7使用時の状態を表す断面図である。
図8注射剤を密封したアンプル兼使い捨て注射筒本体の断面図である。

--

0019

1・・・内袋
2・・・外筒
3・・・底面
4・・・針取付部
5・・・筒状体
6・・・切断部
7・・・チューブ
8・・・押し出し器
9・・・栓
10・・・注射剤
11・・・針
12・・・ピストン
13・・・空気穴
14・・・接続縁

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