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技術 放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物

出願人 ジュエルパワ-開発室株式会社
発明者 辻村寛朗
出願日 1996年3月22日 (24年9ヶ月経過) 出願番号 1996-093585
公開日 1997年9月30日 (23年3ヶ月経過) 公開番号 1997-256242
状態 特許登録済
技術分野 吸着による気体の分離 農薬・動植物の保存 繊維製品の化学的、物理的処理 合成繊維 合成繊維 織物 天然繊維の採取処理
主要キーワード 測定分布 遠赤外放射 保温特性 網目空間 温度空間 抗菌効果試験 蛋白繊維 腹巻き
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この項目の情報は公開日時点(1997年9月30日)のものです。
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図面 (5)

課題

本発明は放射保温特性を備えると共に、これに更に脱臭抗菌特性を備えた織物に関するものである。

解決手段

基体内電気石シリカ蛇紋石角閃石微粉末練り込んだ繊維(A)と、動物蛋白繊維或いはシルク繊維(B)と、を織り込んで糸とし、これを網目状に織った放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物。

効果

本発明にあっては電気石の放射性能を補うためにシリカを用いかつ蛇紋石等を用いて抗菌性能を高めたものであり、又、動物蛋白質繊維やシルク繊維を用いて保温効果を高め、更に網目を特定したことによって保温性能を向上させたものであって、体の温度分布が上がることは温浴療法等の医療分野でもその用途が広く、肌着下、腹巻サポ−タ−、寝具等その利用範囲は大きい。

概要

背景

従来より織物保温性については織物の材料となる繊維の質、織り方にて対処するのが主たる技術であったが、最近では放射特性を有する金属酸化物等を繊維に練り込んだものが利用され、肌着下、寝具等に利用されるようになってきた。

更に言及すれば、繊維に天然鉱物や金属酸化物を練り込んで放射特性を有するものが多く見られ、例えば電気石等の天然石、更には精製された金属酸化物を配合して繊維に練り込み、肌着や寝具に見られる手織り、ニット織り等の織物構造としてこれを肌着や靴下、寝具等の布地として使用したものがある。又、網目構造の肌着等は従来より存在するが、これは肌着と下着との間に空間を構成して体温に近い温度空間を作ることを目的としている。

概要

本発明は放射保温特性を備えると共に、これに更に脱臭抗菌特性を備えた織物に関するものである。

基体内に電気石、シリカ蛇紋石角閃石微粉末を練り込んだ繊維(A)と、動物蛋白繊維或いはシルク繊維(B)と、を織り込んで糸とし、これを網目状に織った放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物。

本発明にあっては電気石の放射性能を補うためにシリカを用いかつ蛇紋石等を用いて抗菌性能を高めたものであり、又、動物蛋白質繊維やシルク繊維を用いて保温効果を高め、更に網目を特定したことによって保温性能を向上させたものであって、体の温度分布が上がることは温浴療法等の医療分野でもその用途が広く、肌着、靴下、腹巻サポ−タ−、寝具等その利用範囲は大きい。

目的

本発明はこれらの従来の繊維における課題を解決したものであり、天然石の保温性を更に向上させると共に通風性にも富む新しい織物を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

基体内電気石シリカ蛇紋石角閃石微粉末練り込んだ繊維(A)と、動物蛋白繊維或いはシルク繊維(B)と、を織り込んで糸とし、これを網目状に織ったことを特徴とする放射保温特性脱臭抗菌特性を備えた織物

請求項2

レ−ヨン又はポリエステル繊維(C)を同時に織り込んだ請求項第1項記載の放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物。

請求項3

前記微粉末が、電気石が10〜40重量%、シリカが30〜60重量%、蛇紋石と角閃石との合計が20〜50重量%である請求項第1項記載の放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物。

請求項4

繊維(A)を10〜40重量%、繊維(B)を30〜50重量%、繊維(C)を30〜50重量%とした請求項第2項記載の放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物

請求項5

織物の網目空間が0.5〜16mm2 である請求項第1項記載の放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物

技術分野

0001

本発明は放射保温特性を備えると共に、これに更に脱臭抗菌特性を備えた織物に関するものである。

背景技術

0002

従来より織物の保温性については織物の材料となる繊維の質、織り方にて対処するのが主たる技術であったが、最近では放射特性を有する金属酸化物等を繊維に練り込んだものが利用され、肌着下、寝具等に利用されるようになってきた。

0003

更に言及すれば、繊維に天然鉱物や金属酸化物を練り込んで放射特性を有するものが多く見られ、例えば電気石等の天然石、更には精製された金属酸化物を配合して繊維に練り込み、肌着や寝具に見られる手織り、ニット織り等の織物構造としてこれを肌着や靴下、寝具等の布地として使用したものがある。又、網目構造の肌着等は従来より存在するが、これは肌着と下着との間に空間を構成して体温に近い温度空間を作ることを目的としている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかるに、最近では下着、靴下、腹巻サポ−タ−等は肌の衛生面や保温という基本的な機能以外に、最近では脱臭や菌に対する対応(抗菌性)が求められている。その要求に対しては先に述べた放射特性を有する繊維の出現で解決されつつある。しかし、更に従来の保温機能を積極的に活用した医療、例えば血液循環血流)の改善や直接的な遠赤外線による種々の疾病治療等が導入されているのが現状である。しかるに、従来の放射特性を有する繊維はその特性により一般の繊維よりは保温特性がよいとされているがその効果は極く僅かである。又、従来の製品は天然石の放射特性を生かした抗菌性、脱臭性、放射による保温性等の特徴を利用したものであり、人体表皮における適度の湿潤を確保することには留意されていない。

0005

本発明はこれらの従来の繊維における課題を解決したものであり、天然石の保温性を更に向上させると共に通風性にも富む新しい織物を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は以上の欠点を解決するためになされたものであって、その要旨は、基体内に電気石、シリカ蛇紋石角閃石微粉末を練り込んだ繊維(A)と、動物蛋白繊維或いはシルク繊維(B)と、を織り込んで糸とし、これを網目状に織ったことを特徴とする放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えた織物に係るものである。

0007

そして、好ましくはこれに綿又はポリエステル繊維(C)を同時に織り込んだものがよく、前記繊維(A)を10〜40重量%、繊維(B)を30〜50重量%、繊維(C)を30〜50重量%とした織物である。

0008

又、使用される微粉末が電気石が10〜40重量%、シリカが30〜60重量%、蛇紋石と角閃石との合計が20〜50重量%であり、更に織物としてはその織物の網目空間が0.5〜16mm2 であるのが放射・保温特性と脱臭・抗菌特性を備えるのに都合がよい。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明を好ましい実施形態をもって更に説明すると、本発明の織物の元となる繊維は特に限定されないが、例えばレ−ヨンやポリエステルである。そして、この繊維に練り込む天然石としては、電気石(トルマリン)とこの放射特性を補うシリカ、抗菌特性を確実にする蛇紋石及び角閃石の微粉末であり、これらを基体内に練り込んだ繊維であり、更に保温・保湿性を確保するために牛乳から得られるシノンにて代表される動物蛋白繊維、或いはシルク繊維を編み込んだものである。そして、更に好ましい効果を得るものとして上記した天然石の組成を限定したものである。しかも織物としてはその網目を一定の範囲として保温性を更に向上させたものである。

0010

この発明は天然石の放射特性を利用し、かつ保温・保湿性を確保するために特定の動物繊維編み込み、更に網目構造の繊維にすることで保温効果が著しく改善されるものであって、特に衣服医療分野において優れた特性を発揮するものである。

0011

さて、電気石、即ちトルマリンは気成鉱物であり焦電作用を有し正負電流が生じる。この微弱電流が身体に働きかけ新陳代謝を促進する。トルマリンはマイナスイオン効果と遠赤外線効果の2つをもち、このマイナスイオン細胞活性化させ、また遠赤外線は身体を温めて血行をよくし新陳代謝を活性化する役目をなす。このことは疲労感を取り除き、エネルギ−を放射し弱った細胞を元気にする力がある。本発明はこの点に着目したものである。即ち、人の身体は熱及び遠赤外線エネルギ−を放出しているが、トルマリンはこれを一旦吸収し、マイナスイオンと遠赤外線に変換して人体に戻す。このため細胞が活性化され、人体エネルギ−が増大するものである。

0012

人間の血液は弱アルカリ性であり、マイナスイオンが身体にやさしく作用し、身体を弱アルカリ性質に変えてゆく。即ち、マイナスイオンは呼吸器や皮膚表面から吸収され体内入り、血液の浄化等がうながされるといわれており、電気石はこの点でも大きな特徴がある。

0013

この電気石と組み合わせて用いるものがシリカであるが、これは遠赤外線を多く発生し、エネルギ−放射率が高い物質であり、更に硅石等の分解作用により脱臭効果も非常にすぐれており、肌に触れた際に触れた部分だけでなく広範囲に血行を促進する。

0014

そして織物に抗菌性を付与するものとして蛇紋石及び角閃石を混入したものである。蛇紋石がもつ化学成分マグネシウムはすぐれた抗菌性があり、又、遠赤外線の放射率が高い。このため、蛇紋石に触れることで微生物の細胞が変化して抗菌作用をもたらすこととなる。又、蛇紋石に含まれる硅石等は前記したように臭気に対して分解作用があり、このため脱臭作用をもたらす。又、角閃石は遠赤外放射性にすぐれており、更に臭いのもとになる微生物の細胞を変質させる作用があるため、これ又脱臭効果にも優れているものである。

0015

シノンは牛乳蛋白質を主成分とした動物性蛋白質繊維であり、人間の皮膚の細胞と同じ核質をもち、保温性、保湿性、吸収性にすぐれ、カビに対する抗菌性もすぐれている。そして、このシノン繊維は遠赤外線とマイナスイオンを放射し、抗菌力と脱臭効果がある。一方、シルクはこれ又保温性、保湿性、吸収性にすぐれ、遠赤外線の放射性がすぐれている。

0016

以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。織物の元となる繊維としてレ−ヨン繊維を用い、これに電気石20重量%、シリカ50重量%、蛇紋石及び角閃石の合計30重量%を混合してレ−ヨン繊維に練り込んだ。繊維に練り込まれた量は5重量%である。又、保温性・保湿性を確保するため牛乳成分より抽出したシノンよりなる繊維、更には綿繊維とを夫々20%、40%、40%の割合をもって糸となし、これを網目空間1mm2 を形成して伸縮性を有するニット織りとした。

0017

この織物をもって腹巻きを作製した。この腹巻きを実際に使用して保温効果を調べた。測定は非接触温度測定(国立循環器病センタ−測定)で行ったが、その温度分布図1図2にて示す。

0018

図1は何も練り込んでいない腹巻きを使用した際の温度分布であり、その効果は少ないことが分かる。一方、図2は本発明にて得られた織物を腹巻きとしたものであり、その温度分布を見れば腹巻きを用いた効果は著しく、腹部以外にも首から肩にかけての温度の上昇が見られる。これは放射特性と共に、保温性のあるシノン繊維、並びに網目構造としたことによる組み合わせによるものである。これは適当な網目空間を形成したために体温とほぼ同じ温度の空間が形成されることと共に、網目を構成する繊維同士がその交差部にて摩擦接触し合って放射特性を増すと共に、イオンの発生によって血流がよくなっているものと推察される。図1図2あって、腹巻き部、首部、の下部における最も黒色で表された部分が約34℃或いはそれ以上の温度、その周囲の白色部が約32.5℃、その他の部位は32℃以下の部分である。

0019

尚、図3図4は電気石とシリカにおける遠赤外線測定結果であるが、電気石の場合は放射率は約85%であるのに対し、シリカの場合は90〜95%でありその放射率がすぐれていることが分る。

0020

又、蛇紋石の抗菌特性については表1に示す通りである。尚、抗菌効果試験ハロ試験で行った。菌体はS.アウレウス初発菌数は35000個/mlである。表1に示すように、電気石(紅、黒)に対して蛇紋石の場合は24時間後の菌体数が著しく減少していることから抗菌効果がすぐれていることが分る。

0021

発明の効果

0022

本発明にあっては電気石の放射性能を補うためにシリカを用いかつ蛇紋石等を用いて抗菌性能を高めたものであり、又、動物蛋白質繊維やシルク繊維を用いて保温効果を高め、更に網目を特定したことによって保温性能を向上させたものであって、体の温度分布が上がることは温浴療法等の医療分野でもその用途が広く、肌着、靴下、腹巻、サポ−タ−、寝具等その利用範囲は大きい。

図面の簡単な説明

0023

図1図1は従来の腹巻を使用した際の非接触温度測定分布図である。
図2図2は本発明の腹巻を使用した際の非接触温度測定分布図である。
図3図3は電気石における遠赤外線測定図である。
図4図4はシリカにおける遠赤外線測定図である。

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