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技術 車両用非球面鏡の製造方法、レンガ型を製造するための母型及びレンガ型の製造方法

出願人 株式会社ホンダロック
発明者 木村栄生井久紀
出願日 1996年3月22日 (23年3ヶ月経過) 出願番号 1996-066672
公開日 1997年9月30日 (21年9ヶ月経過) 公開番号 1997-255348
状態 特許登録済
技術分野 レンズ以外の光学要素 光学的視認装置 ガラスの再成形、後処理、切断、輸送等
主要キーワード 技術的負担 断面肉厚 ガラスピース 半ドーム 加工ミス 放射溝 湾曲ガラス ドーム中心
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この項目の情報は公開日時点(1997年9月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

非球面鏡低コストで製造する技術を提供する。

解決手段

金型11は上縁曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈すること、そして、ガイド板12は金型11側面に沿って配置したものである。金型11にレンガ14の下面を当接し、このレンガ14をガイド板12に沿わせて矢印の如くほぼ直線的に往復させる。これで、レンガ14の下面に所望の非球面形状凹部が形成できる若しくは再生でき、レンガ型が完成する。

効果

レンガ型を製造するための母型が極めて単純な治具であり、摺動方向が直線往復であるために作業が容易であり、熟練工を当てる必要はなく、同一形状のレンガ型を多数製造することができるとともに、製造コストが安価となる。

概要

背景

図7は従来の車両用球面鏡製造フロー図である。ST×××はステップ番号を示す。右欄の略図は理解を助けるために記載したものである。
ST101;ミラーの形状に応じて、透明ガラス平板ダイヤモンドカッタ切れ目を入れる。
ST102;ガラスピースを分離する。
ST103;ガラスピースの周縁面取りする。
ST104;ガラスピースをレンガ型に載せる。このレンガ型は上面に浅い球面状凹部を有する。

ST105;ガラスピースを載せたレンガ型を加熱炉装入し、軟化温度まで加熱する。
ST106;炉中で真空引きすることで、レンガ型の凹部にガラスピースを押付け湾曲成形する。
ST107;ガラスピースを炉外徐冷する。
ST108;レンガ型からガラスピースを外し、空になったレンガ型を加熱炉の入側に戻す。

ST109;ガラスピースを洗浄する。
ST110;ガラスピースを乾燥する。
ST111;ガラスピースの凹面側クロム(Cr)を蒸着して、鏡とする。

上記ST104〜ST107の間使用するレンガ型は断熱レンガ(例えば珪藻土耐火断熱レンガ)を使用する。耐火断熱レンガ(以下「断熱レンガ」と略記する)はかさ比重が0.5程度であり、一般の耐火レンガ(かさ比重2〜3)と比較して極く軽量であり、熱容量が小さいからである。しかし、断熱レンガはもろく、軟らかい。繰り返し使用すると、上面(凹面)が摩耗で変形するため、定期的に再研磨することで凹面の曲率を所定の値に戻すという再生処理が必須となる。その再生処理法の一例を次に示す。

図8は従来のレンガ型成形若しくは再生用母型の断面図である。母型とは「成形型(ここではレンガ型)を作るための型」であり、母型120は曲率が一定の凸球面121を上面に備え、この凸球面121にやすり目を刻設し、人手若しくは機械力にてレンガ122を矢印のごとく摺動させることにより、所定のレンガ型を成形若しくは再生するものである。以上の述べた技術は、曲率が一定の凸面鏡の製造に好適である。

概要

非球面鏡低コストで製造する技術を提供する。

金型11は上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈すること、そして、ガイド板12は金型11側面に沿って配置したものである。金型11にレンガ14の下面を当接し、このレンガ14をガイド板12に沿わせて矢印の如くほぼ直線的に往復させる。これで、レンガ14の下面に所望の非球面形状凹部が形成できる若しくは再生でき、レンガ型が完成する。

レンガ型を製造するための母型が極めて単純な治具であり、摺動方向が直線往復であるために作業が容易であり、熟練工を当てる必要はなく、同一形状のレンガ型を多数製造することができるとともに、製造コストが安価となる。

目的

ところで、上記公開公報には、車両用非球面鏡の製造技術は開示されていないが、公報の第2図から断面肉厚が非一様な鏡であることが分かり、このことから鋳型溶融ガラス流し込み、得られたガラスを磨き、ミラー化処理したものと推定する。とすれば、大量生産は困難であり、非球面鏡のコストは上がる。そこで、本発明の第1の目的は、非球面鏡を低コストで製造する技術を提供することにある。

その一手法として、従来のレンガ型にガラスピースを載せる工法が考えられる。しかし、上記非球面鏡を製造するためのレンガ型は凹面の曲率が一定でないために、上記図8の母型120は使用できない。そこで、仮に、レンガ型をNC数値制御研削盤研削するとする。しかし、NC研削盤は高価であること、操作に専門技術を要することなどから、ミラー製造者経済的、技術的負担は極めて大きい。従って、本発明の第2の目的は、レンガ型を低コストで製造する技術を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

球面形状凹部を上面に有したレンガ型ガラスピースを載せ、この状態でガラス軟化温度まで加熱することでガラスピースを曲げ成形し、次に湾曲ガラスピースの片面に反射膜を付着することを特徴とした車両用非球面鏡の製造方法。

請求項2

上縁曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にドーム若しくはドームの一部を切出した半ドームである金型と、この金型の中心を揺動中心としたレンガ保持具とからなるレンガ型を製造するための母型

請求項3

上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にドーム若しくはドームの一部を切出した半ドームである金型と、この金型の中心を揺動中心としたレンガ保持具とを準備し、レンガ保持具にレンガをセットすることで前記金型にレンガの下面を当接し、レンガ保持具を旋回させることで、レンガの下面に非球面状凹部を形成することを特徴としたレンガ型の製造方法。

請求項4

上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈する金型と、この金型の長手軸に平行に且つ金型の側面に沿って配置したガイド板とからなるレンガ型を製造するための母型。

請求項5

上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈する金型と、この金型の長手軸に平行に且つ金型の側面に沿って配置したガイド板とを準備し、前記金型にレンガの下面を当接し、このレンガをガイド板に沿わせてほぼ直線的に往復させることで、レンガの下面に非球面状凹部を形成することを特徴としたレンガ型の製造方法。

技術分野

0001

本発明は車両用非球面鏡の製造方法、その方法を実現するに好適なレンガ型を製造するための母型及びレンガ型の製造方法に関する。

背景技術

0002

図7は従来の車両用球面鏡製造フロー図である。ST×××はステップ番号を示す。右欄の略図は理解を助けるために記載したものである。
ST101;ミラーの形状に応じて、透明ガラス平板ダイヤモンドカッタ切れ目を入れる。
ST102;ガラスピースを分離する。
ST103;ガラスピースの周縁面取りする。
ST104;ガラスピースをレンガ型に載せる。このレンガ型は上面に浅い球面状凹部を有する。

0003

ST105;ガラスピースを載せたレンガ型を加熱炉装入し、軟化温度まで加熱する。
ST106;炉中で真空引きすることで、レンガ型の凹部にガラスピースを押付け湾曲成形する。
ST107;ガラスピースを炉外徐冷する。
ST108;レンガ型からガラスピースを外し、空になったレンガ型を加熱炉の入側に戻す。

0004

ST109;ガラスピースを洗浄する。
ST110;ガラスピースを乾燥する。
ST111;ガラスピースの凹面側クロム(Cr)を蒸着して、鏡とする。

0005

上記ST104〜ST107の間使用するレンガ型は断熱レンガ(例えば珪藻土耐火断熱レンガ)を使用する。耐火断熱レンガ(以下「断熱レンガ」と略記する)はかさ比重が0.5程度であり、一般の耐火レンガ(かさ比重2〜3)と比較して極く軽量であり、熱容量が小さいからである。しかし、断熱レンガはもろく、軟らかい。繰り返し使用すると、上面(凹面)が摩耗で変形するため、定期的に再研磨することで凹面の曲率を所定の値に戻すという再生処理が必須となる。その再生処理法の一例を次に示す。

0006

図8は従来のレンガ型成形若しくは再生用母型の断面図である。母型とは「成形型(ここではレンガ型)を作るための型」であり、母型120は曲率が一定の凸球面121を上面に備え、この凸球面121にやすり目を刻設し、人手若しくは機械力にてレンガ122を矢印のごとく摺動させることにより、所定のレンガ型を成形若しくは再生するものである。以上の述べた技術は、曲率が一定の凸面鏡の製造に好適である。

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、曲率が一定の球面鏡では不便なことがある。球面鏡は視野が限られているため、例えば車庫入れの際にミラー角度を下方へ修正する操作が必要となる。この操作が煩わしいので、改良されたミラーとして、例えば実開昭55−130302号公報「車輌用非球面鏡」が提案されている。即ち、横端部/下端部の一方のアールを中央部よりきつくしたものである。

0008

ところで、上記公開公報には、車両用非球面鏡の製造技術は開示されていないが、公報の第2図から断面肉厚が非一様な鏡であることが分かり、このことから鋳型溶融ガラス流し込み、得られたガラスを磨き、ミラー化処理したものと推定する。とすれば、大量生産は困難であり、非球面鏡のコストは上がる。そこで、本発明の第1の目的は、非球面鏡を低コストで製造する技術を提供することにある。

0009

その一手法として、従来のレンガ型にガラスピースを載せる工法が考えられる。しかし、上記非球面鏡を製造するためのレンガ型は凹面の曲率が一定でないために、上記図8の母型120は使用できない。そこで、仮に、レンガ型をNC数値制御研削盤研削するとする。しかし、NC研削盤は高価であること、操作に専門技術を要することなどから、ミラー製造者経済的、技術的負担は極めて大きい。従って、本発明の第2の目的は、レンガ型を低コストで製造する技術を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記第1の目的を達成するために本発明の請求項1は、非球面形状凹部を上面に有したレンガ型にガラスピースを載せ、この状態でガラス軟化温度まで加熱することでガラスピースを曲げ成形し、次に湾曲ガラスピースの片面に反射膜を付着することを特徴とする。

0011

容易に量産が可能であるため、鋳型に溶融ガラスを鋳込む方法に比べて、格段に安価に非球面鏡を多量に製造することができる。

0012

以下は、上記第2の目的を達成するための手段である。請求項2は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にドーム若しくはドームの一部を切出した半ドームである金型と、この金型の中心を揺動中心としたレンガ保持具とからレンガ型を製造するための母型を構成したものである。

0013

レンガ型を製造(含む再生加工)するための母型が金型とレンガ保持具とからなる極めて単純な治具であるから、設備費が嵩まない。

0014

請求項3は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にドーム若しくはドームの一部を切出した半ドームである金型と、この金型の中心を揺動中心としたレンガ保持具とを準備し、レンガ保持具にレンガをセットすることで前記金型にレンガの下面を当接し、レンガ保持具を旋回させることで、レンガの下面に非球面状凹部を形成する。

0015

レンガ型を製造するための母型が極めて単純な治具であるため、熟練工を当てる必要はなく、同一形状のレンガ型を多数製造することができるとともに、製造コストが安価となる。

0016

請求項4は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈する金型と、この金型の長手軸に平行に且つ金型の側面に沿って配置したガイド板とからレンガ型を製造するための母型を構成する。

0017

レンガ型を製造(含む再生加工)するための母型が金型とガイド板とからなる極めて単純な治具であるから、設備費が嵩まない。

0018

請求項5は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈する金型と、この金型の長手軸に平行に且つ金型の側面に沿って配置したガイド板とを準備し、前記金型にレンガの下面を当接し、このレンガをガイド板に沿わせてほぼ直線的に往復させることで、レンガの下面に非球面状凹部を形成する。

0019

レンガ型を製造するための母型が極めて単純な治具であり、摺動方向がほぼ直線往復であるために作業が容易であり、熟練工を当てる必要はなく、同一形状のレンガ型を多数製造することができるとともに、製造コストが安価となる。

発明を実施するための最良の形態

0020

本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図1は本発明に係るレンガ型製造用母型(第1実施例)の平面図であり、母型1はドームを略半円状に切出した形態の金型2と、この金型2のドーム中心に起設したピン3と、このピン3に係止する小孔4を備えた枠状のレンガ保持具5とからなる。このレンガ保持具5はレンガを嵌めるための矩形開口6を備える。

0021

なお、2aは溝であり、適当な深さの放射溝を7本刻設したものであり、この溝はエッジ切れ刃となり、且つ溝が切屑排出溝の作用をなす。

0022

そして、上面の所定部分(摺接面部分)をやすり面とする。やすり面は、研磨のために細かな凹凸を形成したものの総称であり、例えば金やすりの目、おろし金の目、その他、複数の小穴複数条の溝であり、形式は問わない。

0023

図2図1の2−2線断面図であり、作図都合上、溝2aは不図示である。金型2は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であることを特徴とする。具体的には、図中、E1のエリアを大きなR1(例えば1000mm半径)、E2のエリアをより小さなR2(例えば500mm半径)、E3のエリアを更に小さなR3(例えば200mm半径)としたものである。なお、E1のエリアではどの断面を切っても同一の半径R1の球面となるが、E2及びE3のエリア、2−2線に平行で且つ2−2線から離れた位置における断面形状は断面毎に異なる。この点については、次図で別の観点から説明する。

0024

図3はレンガ型製造用母型(第1実施例)の曲率説明図であり、母型を球の内部から見た模式図である。図において緯度経度複数本引きエリアE1,E2,E3を定めると、エリアE1での経度に平行なアールは前記R1となり、緯度に平行なアールをr1とすれば、R1=r1となる。

0025

一方、エリアE2において、経度に平行なアールをR2、緯度に平行なアールをr2としたときに、R2≠r2として、エリアE2を非球面としたことを特徴とする。エリアE3についてもR3≠r3として、非球面とする。従って、本発明の母型はエリアE1が球面、エリアE2,E3が非球面となっている。

0026

以上の構成からなる母型を用いてレンガ型を製造する方法を次に説明する。図4は本発明に係る母型(第1実施例)の作用説明図である。先ず、レンガ(例えば、珪藻土質レンガ)8をレンガ抑え5a下に差込む要領でレンガ保持具5にセットする。レンガ8は再生のための使用済みレンガであっても、未加工の新品レンガであってもよい。次に、レンガ8を一方の手で軽く抑えながら、他方の手で矢印の如くレンガ保持具5をピン3を中心として(球の縦軸を中心をして)往復揺動させる。ただし、往復揺動の際に、レンガ8は若干上下動する。これで、レンガ8の下面に所望の非球面形状凹部が形成できる若しくは再生でき、レンガ型が完成する。なお、レンガ型にガラスピースの位置決めを追加することは望ましい。

0027

完成したレンガ型を図6のST104で、置き換えれば、同図ST105〜ST111の工程を経て、所望の非球面鏡(即ち図2においてE1のエリアではどの断面を切っても同一の半径R1の球面となるが、E2及びE3のエリア、2−2線に平行で且つ2−2線から離れた位置における断面形状は断面毎に異なる形状の非球面鏡)を製造することができる。前記レンガ型の置き換え以外は従来と同じで差し支えないので、本発明の車両用非球面鏡の製造方法は、図6流用することをもって説明を省略する。すなわち、本発明方法は、従来の製造設備をフルに流用することができるので、大量生産が可能であり、生産コストを抑えることができる。

0028

図5(a)〜(c)は本発明に係るレンガ型製造用母型(第2実施例)の原理図である。(a)は平面図であり、母型10は金型11とガイド板12とからなる。11aは溝であり、適当な深さの溝を9本刻設したものであり、この溝はエッジが切れ刃となり、且つ溝が切屑の排出溝の作用をなす。ただし、溝11aは(b)では図示しない。(b)は(a)のB−B線断面図であり、金型11は上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈すること、そして、ガイド板12は金型11側面に沿って配置したものであることを示す。

0029

具体的には図中、E4のエリアを大きなR4(例えば1000mm半径)、E5のエリアをより小さなR5(例えば500mm半径)、E6のエリアを更に小さなR6(例えば200mm半径)としたものである。そして、上面の所定部分(摺接面部分)をやすり面とする。やすり面は、研磨のために細かな凹凸を形成したものの総称であり、例えば金やすりの目、おろし金の目、その他、複数の小穴、複数条の溝であり、形式は問わない。

0030

(c)は(a)のC−C線断面図であり、上縁が前記R4と同一の一律の大きなR7(例えば1000mm)であることを示す。すなわち、E4のエリアではどの断面を切っても同一の半径R4の球面となる。しかし、E5及びE6のエリアは、長手方向がR7で、クロス方向がそれと異なるR5,6であるために非球面断面となる。

0031

図6は本発明に係る母型(第2実施例)の作用説明図である。先ず、金型11上にレンガ14の下面を当接し、このレンガ14をガイド板12に沿わせて矢印の如くほぼ直線的に球の横軸を中心にして往復させる。これで、レンガ14の下面に所望の非球面形状凹部が形成できる若しくは再生でき、レンガ型が完成する。

0032

この第2実施例はそれがほぼ直線であり、第1実施例は作業方向が回転であった。従って、第2実施例の方が治具構造が簡単となる。逆に、第1実施例はレンガ保持具5を備えており、このレンガ保持具5にレンガ8をセットしさえすれば加工ミスの発生する心配はない。これに対して、第2実施例はレンガ14をガイド板12に押し付けておかなければならないので、やや熟練を要する。

0033

尚、第1実施例の母型1に、レンガ8を金型2に押し付ける手段及びレンガ保持具5を揺動させる駆動手段を付設して、製造の自動化を図ることは差支えない。

0034

また、第2実施例の母型10において、ガイド板12をレールに置き換え、このレールにレンガ保持具を摺動自在に取付けるようにしてもよい。この際に、レンガ保持具を駆動手段で往復動させるようにして、製造の自動化を図ってもよい。すなわち、本発明の母型1,10は手動式自動式のいづれの治具であってもよい。

発明の効果

0035

本発明は上記構成により次の効果を発揮する。請求項1は、非球面形状凹部を上面に有したレンガ型にガラスピースを載せ、この状態でガラス軟化温度まで加熱することでガラスピースを曲げ成形し、次に湾曲ガラスピースの片面に反射膜を付着することを特徴とする。

0036

容易に量産が可能であるため、鋳型に溶融ガラスを鋳込む方法に比べて、格段に安価に非球面鏡を大量に製造することができる。

0037

請求項2は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にドーム若しくはドームの一部を切出した半ドームである金型と、この金型の中心を揺動中心としたレンガ保持具とからレンガ型を製造するための母型を構成したものである。

0038

レンガ型を製造(含む再生加工)するための母型が金型とレンガ保持具とからなる極めて単純な治具であるから、設備費が嵩まない。

0039

請求項3は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にドーム若しくはドームの一部を切出した半ドームである金型と、この金型の中心を揺動中心としたレンガ保持具とを準備し、レンガ保持具にレンガをセットすることで前記金型にレンガの下面を当接し、レンガ保持具を旋回させることで、レンガの下面に非球面状凹部を形成する。

0040

レンガ型を製造するための母型が極めて単純な治具であるため、熟練工を当てる必要はなく、同一形状のレンガ型を多数製造することができるとともに、製造コストが安価となる。

0041

請求項4は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈する金型と、この金型の長手軸に平行に且つ金型の側面に沿って配置したガイド板とからレンガ型を製造するための母型を構成する。

0042

レンガ型を製造(含む再生加工)するための母型が金型とガイド板とからなる極めて単純な治具であるから、設備費が嵩まない。

0043

請求項5は、上縁が曲率の異なる複数の円弧を繋いでなる徐変曲率断面であり、摺接面がやすり面であり、全体的にかまぼこ形状を呈する金型と、この金型の長手軸に平行に且つ金型の側面に沿って配置したガイド板とを準備し、前記金型にレンガの下面を当接し、このレンガをガイド板に沿わせてほぼ直線的に往復させることで、レンガの下面に非球面状凹部を形成する。

0044

レンガ型を製造するための母型が極めて単純な治具であり、摺動方向がほぼ直線往復であるために作業が容易であり、熟練工を当てる必要はなく、同一形状のレンガ型を多数製造することができるとともに、製造コストが安価となる。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明に係るレンガ型製造用母型(第1実施例)の平面図
図2図1の2−2線断面図
図3レンガ型製造用母型(第1実施例)の曲率説明図
図4本発明に係る母型(第1実施例)の作用説明図
図5本発明に係るレンガ型製造用母型(第2実施例)の原理図
図6本発明に係る母型(第2実施例)の作用説明図
図7従来の車両用球面鏡の製造フロー図
図8従来のレンガ型成形若しくは再生用母型の断面図

--

0046

1,10…母型、2,11…金型、5…レンガ保持具、8,14…レンガ、12…ガイド板、R1〜R7…曲率半径

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