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技術 移動型位置表示装置

出願人 新潟県
発明者 野中敏柄澤武五十嵐晃長谷川直樹
出願日 1996年3月7日 (24年8ヶ月経過) 出願番号 1996-050660
公開日 1997年9月19日 (23年2ヶ月経過) 公開番号 1997-243727
状態 未査定
技術分野 無線による位置決定
主要キーワード 位置精度誤差 徘徊性 山岳遭難 補正位置情報 痴呆性老人 被保護者 徘徊癖 直接呼び出し
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年9月19日)のものです。
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図面 (5)

課題

被保護者捜索中も、被保護者および保護者の位置を的確に把握する。

解決手段

被保護者Aに被保護移動局1を取り付ける。また、これを捜索する保護者Bは,保護移動局11を携帯する。固定局21は、各GPS受信機3,13からの位置情報であるGPS信号G1,G2を受け取る。固定局21側では、各GPS信号G1,G2を、固定局21の既知の位置情報とGPS信号G3との差分演算に基づき補正し、これを保護移動局11の移動表示器15に転送する。移動表示器15は、保護移動局11の位置と被保護移動局1の位置を、常に精度良く表示する。これにより、保護者Bは被保護者Aの位置を的確に把握できる。

概要

背景

概要

被保護者捜索中も、被保護者および保護者の位置を的確に把握する。

被保護者Aに被保護移動局1を取り付ける。また、これを捜索する保護者Bは,保護移動局11を携帯する。固定局21は、各GPS受信機3,13からの位置情報であるGPS信号G1,G2を受け取る。固定局21側では、各GPS信号G1,G2を、固定局21の既知の位置情報とGPS信号G3との差分演算に基づき補正し、これを保護移動局11の移動表示器15に転送する。移動表示器15は、保護移動局11の位置と被保護移動局1の位置を、常に精度良く表示する。これにより、保護者Bは被保護者Aの位置を的確に把握できる。

目的

そこで本発明は上記問題点に鑑み、徘徊老人など被保護者の移動をある程度許容しつつも、行方不明時には捜索中であっても被保護者および保護者の位置を的確に把握して、無事に保護することのできる移動型位置表示装置を提供することをその第1の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

第1の移動体通信機人工衛星からの電波を受信して地球上の位置を検出する第1のGPS受信機とを備えた被保護移動局と、第2の移動体通信機と第2のGPS受信機とを備えた保護移動局と、前記第1および第2の移動体通信機との通信手段と第3のGPS受信機とを備えた固定局とからなり、前記固定局は、前記通信手段を経由して得られた前記第1のGPS受信機からの被保護移動局GPS信号および前記第2のGPS受信機からの保護移動局GPS信号を、前記第3のGPS受信機で得られた固定局GPS信号と該固定局の既知位置情報とにより補正する位置補正手段を備えるとともに、前記保護移動局は、前記固定局の前記位置補正手段から前記通信手段を経由して転送される補正位置情報を受け、前記被保護移動局および前記保護移動局の位置を表示する移動表示器を備えたことを特徴とする移動型位置表示装置

請求項2

前記第1および第2の移動体通信機が前記固定局の前記通信手段とともに電波を利用した公衆通信回線端末であり、前記固定局の位置補正手段は、前記公衆通信回線を経由して同時もしくはほぼ同時に前記第1の移動体通信機および第2の移動体通信機との間で位置情報を送受信して、同時刻もしくはほぼ同時刻における前記被保護移動局および前記保護移動局の補正位置情報を前記移動表示器に転送する位置情報転送手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動型位置表示装置。

請求項3

前記位置情報転送手段は、前記保護移動局の前記第2の移動体通信機からの呼び出しにより、前記第2のGPS受信機からの保護移動局GPS信号を受けるとともに、自動的に前記被保護移動局の前記第1の移動体通信機を呼び出して、前記第1のGPS受信機からの被保護移動局GPS信号を受け、この両GPS信号を既知である前記固定局の位置情報と前記第3のGPS受信機からの固定局GPS信号との差分演算により補正して、前記被保護移動局および前記保護移動局の補正位置情報を前記移動表示器に転送するものであることを特徴とする請求項2記載の移動型位置表示装置。

技術分野

0001

本発明は、人工衛星からの電波を受信し、その位置情報により徘徊老人などの被保護者捜索を行なうものにおいて、特に、刻々と移動する例えば徘徊老人の位置データと保護者側の位置データとを、固定局既知の位置情報に基づき補正し、その補正位置を保護者側の表示装置リアルタイムで精度よく表示することを目的とした移動型位置表示装置に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

一般に、痴呆性老人といわれる人達の多くは、徘徊癖を持つ者が多く、介護者の大きな負担となっており、従来は、外出を阻止するために常時鍵を掛けたり、家人が終始老人監視するといった原始的な外出防止策を講ずるのが実情であった。一方、近年は、老人に発信器を持たせ、玄関を通過するとこれをセンサで検知して警報を鳴らす装置や、発信器からの電波の届く範囲を越えて移動すると警報が鳴る装置なども考えられているが、本来外出したがる老人のストレスや介護者の労力を軽減するものではない。また、痴呆性老人とはいっても常に徘徊するとは限らず、決まった経路散歩買い物程度は支障なくこなす人も多い。

0003

しかし、外出中に急に痴呆特有の症状が現れたり、いつもの散歩経路から外れ自宅に戻れなくなる危険性もあるため、結局は家人が老人を自宅に閉じ込めて、四六時中監視することになり、これが老人および介護者の双方にとって大きな精神的ストレスとなっている。したがって、健常時には散歩など自由に外出を許す一方、痴呆性が現われ徘徊を始めたときには、その居場所を適確に捜し出す装置の開発が望まれてきた。

0004

このような問題に対処するために、特開平6−188819号公報には、痴呆性老人などにGPS受信装置携帯電話などの送受信機を備えた移動子局を取り付けておき、この老人が行方不明になったら、公衆通信回線を介して固定局である保護者の自宅などからGPS受信装置を起動させて、老人の移動位置を保護者側に知らしめる位置検出システムが提案されている。

0005

しかし、このような装置では、老人が常に移動しているため、GPS受信装置で得た位置情報に基づき老人を探しに行っても、目的地に到達するまでの間に老人が別の場所に移動していて、無事に老人を保護できないという欠点がある。

0006

そこで本発明は上記問題点に鑑み、徘徊老人など被保護者の移動をある程度許容しつつも、行方不明時には捜索中であっても被保護者および保護者の位置を的確に把握して、無事に保護することのできる移動型位置表示装置を提供することをその第1の目的とする。

0007

また、本発明の第2の目的は、行方不明中の刻々と移動する被保護者および保護者の位置を、保護者側で的確に把握できる移動型位置表示装置を得ることにある。

0008

さらに、本発明の第3の目的は、必要なときに行方不明中の刻々と移動する被保護者および保護者の位置を、保護者側でさらに精度良く的確に把握することができる移動型位置表示装置を得ることにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明の請求項1の移動型位置表示装置は、前記第1の目的を達成するために、第1の移動体通信機と人工衛星からの電波を受信して地球上の位置を検出する第1のGPS受信機とを備えた被保護移動局と、第2の移動体通信機と第2のGPS受信機とを備えた保護移動局と、前記第1および第2の移動体通信機との通信手段と第3のGPS受信機とを備えた固定局とからなり、前記固定局は、前記通信手段を経由して得られた前記第1のGPS受信機からの被保護移動局GPS信号および前記第2のGPS受信機からの保護移動局GPS信号を、前記第3のGPS受信機で得られた固定局GPS信号と該固定局の既知の位置情報とにより補正する位置補正手段を備えるとともに、前記保護移動局は、前記固定局の前記位置補正手段から前記通信手段を経由して転送される補正位置情報を受け、前記被保護移動局および前記保護移動局の位置を表示する移動表示器を備えたて構成される。

0010

この場合、保護者が携帯する保護移動局の移動表示器には、保護移動局の位置と被保護者が携帯する被保護移動局の位置が、位置補正手段で補正された位置情報に基づき、常に精度良く表示される。したがって、保護者は被保護者の捜索中に移動表示器を見ながら、被保護者および保護者の位置を的確に把握して、被保護者を無事に発見保護することが可能となる。

0011

また、本発明の請求項2の移動型位置表示装置は、前記第2の目的をも達成するために、請求項1の構成に加え、前記第1および第2の移動体通信機が前記固定局の前記通信手段とともに電波を利用した公衆通信回線の端末であり、前記固定局の位置補正手段は、前記公衆通信回線を経由して同時もしくはほぼ同時に前記第1の移動体通信機および第2の移動体通信機との間で位置情報を送受信して、同時刻もしくはほぼ同時刻における前記被保護移動局および前記保護移動局の補正位置情報を前記移動表示器に転送する位置情報転送手段を備えたことを特徴とする。

0012

この場合、位置情報転送手段は、同時またはほぼ同時に第1および第2の移動体通信機からの各GPS信号を受け取って、補正した同時刻またはほぼ同時刻における被保護移動局1および保護移動局の位置情報を、保護者が携帯する保護移動局の移動表示器に転送する。したがって、移動表示器に表示される被保護者および保護者の位置情報は、タイムラグのない正確なものとなり、行方不明中の刻々と移動する被保護者および保護者の位置を、保護者側でリアルタイムに的確に把握できる。

0013

また、本発明の請求項3の移動型位置表示装置は、前記第3の目的をも達成するために、請求項2の構成に加え、前記位置情報転送手段が、前記保護移動局の前記第2の移動体通信機からの呼び出しにより、前記第2のGPS受信機からの保護移動局GPS信号を受けるとともに、自動的に前記被保護移動局の前記第1の移動体通信機を呼び出して、前記第1のGPS受信機からの被保護移動局GPS信号を受け、この両GPS信号を既知である前記固定局の位置情報と前記第3のGPS受信機からの固定局GPS信号との差分演算により補正して、前記被保護移動局および前記保護移動局の補正位置情報を前記移動表示器に転送するものであることを特徴とする。

0014

この場合、保護者が必要なときにのみ固定局を呼び出せば、位置情報転送手段は、被保護移動局および保護移動局の各GPS信号を、既知である固定局の位置情報と固定局GPS信号との差分演算により補正し、位置精度誤差を大幅に改善した同時刻もしくはほぼ同時刻の補正位置情報を移動表示器に転送する。したがって、必要なときに行方不明中の刻々と移動する被保護者および保護者の位置を、保護者側でリアタイムにさらに精度良く的確に把握できる。

0015

以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基づき詳述する。先ず、図1に示す装置の各構成を説明すると、1は任意の位置に移動可能な被保護移動局であって、これは、例えば徘徊性老人や子供などの行方不明時に保護を必要とする被保護者Aに取り付けられる。この被保護移動局1は、人工衛星2からの電波を受信して、被保護移動局1自体の地球上の緯度および経度を検出する第1のGPS(Global Positioning System :グローバルポジショニングステム受信機3と、PHS(簡易型携帯電話)などの送受信手段を備えた第1の移動体通信機4とを相互に接続して構成される。また、11は、被保護移動局1と同じく任意の位置に移動可能な保護移動局であり、これは、被保護者Aを行方不明時に捜索し保護する保護者Bが携帯するものである。この保護移動局11は、人工衛星2からの電波を受信して、保護移動局11自体の地球上の緯度および経度を検出する第2のGPS受信機13と、PHSなどの送受信手段を備えた第2の移動体通信機14とを相互に接続して構成される。さらに、保護移動局11には、第2の移動体通信機14の受信手段に接続して、例えば液晶表示器などの移動表示器15が備えてある。

0016

一方、21は普段介護を行なう保護者Bの自宅または公共機関などの既知の位置に設けられた固定局である。この固定局21は、人工衛星2からの電波を受信する第3のGPS受信機22と、公衆通信回線23の端末24が接続されたデータ処理装置25を備えている。

0017

上記移動体通信機4,14は、PHSのみならず、携帯電話,自動車電話,衛星電話などの電波を利用した無線通信端末であればどのようなものでもよく、好ましくは、固定局21の通信手段である端末24との間で、公衆通信回線23を経由した信号により、相互の呼び出しとデータ通信が可能な端末であればよい。

0018

固定局21のデータ処理装置25は、具体的には、CPUなどの制御演算手段,RAMやROMなどの記憶手段,計時手段,および入出力インターフェースなどを内蔵する周知のパーソナルコンピュータにより構成される。その機能構成は、図2に示すように、公衆通信回線23を経由して得られた第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1および第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2から、固定局21に付属するGPS受信機22からの固定局GPS信号G3と、予め正確に計測された固定局21の既知の位置情報とを比較した差分を差し引いて、補正した被保護移動局GPS信号G1´および保護移動局GPS信号G2´を出力する位置補正手段31を備えている。つまり、この位置補正手段31は、被保護移動局1または保護移動局11が第1のGPS受信機3または第2のGPS受信機13単体で受ける場合と比較して、その位置誤差を10分の1程度に改善するいわゆるデファレンシャルPS方式演算処理機能を有している。また、データ処理装置25は、地図情報を備えたCD−ROMなどの地図データ記憶手段32を有し、かつ、CRTなどの表示装置33の地図上に、位置補正された被保護移動局1および保護移動局11の位置を表示する表示制御手段34を備えている。位置補正手段31は、その他に、保護移動局11を構成する第2の移動体通信機14からの呼び出しに対応して、自動的に被保護移動局1の第1の移動体通信機4へも通信を行ない、補正した最新の被保護移動局1の位置情報を得て、これを保護移動局11に転送する位置情報転送手段35を備えている。この位置情報転送手段35は、具体的には第2の移動体通信機14からの呼び出しを受けると、公衆通信回線23を介して第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2を受け取った後に、自動的に第2の移動体通信機14との通信を切替えまたは一時遮断する。そして、新たに被保護移動局1の第1の移動体通信機4を呼出し、この第1の移動体通信機4を経由して得られる第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1と、前記第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2とに基づき、補正した被保護移動局GPS信号G1´および保護移動局GPS信号G2´を、位置補正手段31により各々演算処理して得る。その後、自動的に第1の移動体通信機4との通信を切替えまたは一時遮断して、再び第2の移動体通信機14を呼び出し、保護移動局11に補正した被保護移動局GPS信号G1´および保護移動局GPS信号G2´を転送する機能を有している。

0019

次に、保護移動局11の機能構成を図3に基づき説明する。41は移動表示器15に内蔵される地図データ記憶手段であり、これは、前記データ処理手段25を構成する地図データ記憶手段32と同様の地図データが記憶されている。この場合、移動表示器15の外部に設けた地図データ記憶手段41から地図データを読み取るようにしてもよい。また、42は、固定局21の位置補正手段32から公衆通信回線23を経由して転送される補正位置情報(被保護移動局GPS信号G1´および保護移動局GPS信号G2´)を受け、前記地図データ記憶手段41からの地図データに重ね合わせて、被保護移動局1および保護移動局11の位置を表示装置43により移動しながら表示させる表示制御手段である。この移動表示器15の持つ各機能は、具体的には携帯型のパーソナルコンピュータを考えればよく、移動表示器15の表示装置43は、固定局21のデータ処理装置25に付属する表示装置33とほぼ同等の機能を有する。

0020

以上のように構成される本実施例の移動型位置表示装置に関し、図4フローチャートを参照しながらその作用を説明する。先ず、被保護者Aのや腕などに携帯可能な被保護移動局1を取り付けておく。そして、被保護者Aが行方不明になった場合(ステップS1)、若しくは、固定局21で予め設定した行動範囲を逸脱し、固定局21から警報が発せられた場合、保護者Bは固定局21から被保護移動局1の第1の移動体通信機4を呼び出す(ステップS2)。この固定局21の呼び出し信号は、端末24および公衆通信回線23を経由して、PHSなどの移動体通信網26(図1および図2参照)から転送される。

0021

呼び出しを受けた被保護移動局1の第1の移動体通信機4は、次のステップS3の手順にて、第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1を固定局21の位置補正手段31に送信する。このとき、第1のGPS受信機3が建物の影響などで衛星からの信号を十分受信できない位置にいる場合でも、被保護移動局1は受信できなくなるまでに計測していた位置データを記憶するデータ記憶手段(図示せず)を備えているため、この位置データを最新の被保護移動局GPS信号G1として送信することができる。

0022

固定局21の位置補正手段31は、被保護移動局1からの被保護移動局GPS信号G1を受け取ると、この被保護局GPS信号G1と、第3のGPS受信機22からの固定局GPS信号G3と、事前に得ている正確な固定局21の位置情報から、被保護移動局1の位置を計算し補正する(ステップS4)。固定局21のデータ処理手段25を構成する表示制御手段34は、地図データ記憶手段32からの地図データと、位置補正手段31により得られた補正された被保護移動局1の位置情報とにより、被保護移動局1の地図上の正確な位置を表示装置33に表示する(ステップS5)。

0023

一方、次のステップS6において保護者Bは、このデータ処理装置25に付属する表示装置33に表示された被保護移動局1すなわち被保護者Aの位置を確認した後、第2のGPS受信機13,第2の移動体通信機14および移動表示器15を備えた保護移動局11を携帯し、被保護者Aの捜索を開始する。保護者Bは、始めに固定局21の表示装置33により確認した位置で被保護者Aを捜索するが、被保護者Aは保護者Bが固定局21で確認した時点から時間経過とともに移動していることが考えられる。このため、保護者Bは捜索の途中で、携帯している保護移動局11の第2の移動体通信機14を利用して、固定局21を呼び出す(ステップS7)。保護移動局11側から呼び出しを受けた固定局21のデータ処理手段25は、位置情報転送手段35により、公衆通信回線23を経由して得られる第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2を受け取り、自動的に第2の移動体通信機14との通信を切替えまたは一時遮断する。そして、新たに被保護移動局1の第1の移動体通信機4を呼出して、この第1の移動体通信機4より第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1を受け取る(ステップS8)。

0024

次のステップS9において、固定局21の位置補正手段31は、第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1と、第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2とを受け取ると、固定局21の既知の位置情報とこの固定局21の第3のGPS受信機22からの固定局GPS信号G3との差分に基づき、位置情報の補正のための演算を行ない、直ちに第1の移動体通信機4との通信を切替えまたは一時遮断して、再び第2の移動体通信機14を呼び出す。位置補正手段31で補正された被保護移動局1および保護移動局11の位置情報は、公衆通信回線23を経由して第2の移動体通信機14から保護移動局11の移動表示器15に転送され、この移動表示器15の表示装置43に被保護移動局1および保護移動局11の位置が表示される(ステップS10)。これらの一連の動作は、固定局21の位置補正手段31によって制御され、人が介在する必要は全くない。そして、保護者Bは、ステップS7〜ステップS10の手順を繰り返し行なうことにより、移動中の被保護者Aを確実に保護することが可能となる。

0025

以上のように、上記実施例によれば、少なくとも固定局21は、通信手段である端末24を経由して得られた第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1と、第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2を、第3のGPS受信機22で得られた固定局GPS信号G3と固定局21の既知の位置情報とに基づいて補正し、被保護移動局1および保護移動局11の補正位置情報を、保護移動局11の移動表示器15に転送する位置補正手段31を備えている。したがって、保護者Bが携帯する保護移動局11の移動表示器15には、保護移動局11の位置と被保護者Aが携帯する被保護移動局1の位置が、位置補正手段31で補正された位置情報に基づき、常に精度良く表示されることになり、保護者Bは被保護者Aの捜索中に移動表示器15を見ながら、被保護者Aおよび保護者Bの位置を的確に把握して、被保護者Aを無事に発見保護することが可能となる。

0026

また、本実施例では、第1および第2の移動体通信機4,14が、いずれも固定局21の端末24とともに電波を利用した公衆通信回線23の端末であり、かつ、通信の切り替えにより、公衆通信回線23を経由してほぼ同時に第1の移動体通信機4および第2の移動体通信機14との間で位置情報を送受信して、ほぼ同時刻における被保護移動局1および保護移動局11の補正位置情報を移動表示器15に転送する位置情報転送手段35を、固定局21の位置補正手段31に備えるようにしている。つまり、この位置情報転送手段35は、ほぼ同時に第1および第2の移動体通信機4,14からの各GPS信号G1,G2を受け取って、補正したほぼ同時刻における被保護移動局1および保護移動局11の位置情報を、保護者Bが携帯する保護移動局11の移動表示器15に転送するので、移動表示器15に表示される被保護者Aおよび保護者Bの位置情報は、タイムラグのない正確なものとなり、行方不明中の刻々と移動する被保護者Aおよび保護者Bの位置を、保護者B側でリアルタイムに的確に把握することが可能となる。なお、実施例では位置補正手段31に接続される公衆通信回線23の端末24が単独のため、通信の切り替えを必要としたが、端末24が複数ある場合には、第1および第2の移動体通信機4,14と固定局21の位置補正手段31との間で、各GPS信号G1,G2,G1´,G2´の位置データを同時に送受信することができ、被保護者Aおよび保護者Bの補正位置情報も同時刻のものが得られる。

0027

さらに、本実施例における位置情報転送手段35は、保護移動局11の第2の移動体通信機14からの呼び出しにより、第2のGPS受信機13からの保護移動局GPS信号G2を受けるとともに、自動的に被保護移動局1の第1の移動体通信機4を呼び出して、第1のGPS受信機3からの被保護移動局GPS信号G1を受け、この両GPS信号G1,G2を、既知である固定局21の位置情報と第3のGPS受信機22からの固定局GPS信号G3との差分演算により補正して、被保護移動局1および保護移動局11の補正位置情報を移動表示器15に転送する機能を有している。つまり、保護者Bが必要なときにのみ固定局21を呼び出せば、位置情報転送手段35は、被保護移動局1および保護移動局11の各GPS信号G1,G2を、既知である固定局21の位置情報と固定局GPS信号G3との差分演算により補正して、位置精度誤差を大幅に改善した同時刻もしくはほぼ同時刻の補正位置情報を移動表示器15に転送するので、必要なときに行方不明中の刻々と移動する被保護者Aおよび保護者Bの位置を、保護者B側でリアムタイムにさらに精度良く的確に把握することができる。

0028

なお、本実施例における移動型位置表示装置は、徘徊老人に限らず、移動する例えば子供,ペットあるいは車輌などの位置表示にも適用することができる。また、第1および第2の移動体通信機4,14が、衛星電話など衛星を利用した通信手段の端末であれば、地球上のいかなる移動体でも位置探索が可能であり、山岳遭難海洋遭難などの広範囲の捜索にも活用できる。

0029

また、見通しの良い場所で位置表示精度をさほど必要としない捜索の場合は、固定局による位置情報の補正を行なわずに、保護移動局11の第1の移動体通信機14により、被保護移動局1の第2の移動体通信機4を直接呼び出して、両者の位置を移動表示器15に表示させることも可能である。さらに、保護移動局11の位置が第2のGPS受信機13を用いずに特定できる場合には、これを省略することも可能である。

0030

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。

発明の効果

0031

本発明の請求項1の移動型位置表示装置は、第1の移動体通信機と人工衛星からの電波を受信して地球上の位置を検出する第1のGPS受信機とを備えた被保護移動局と、第2の移動体通信機と第2のGPS受信機とを備えた保護移動局と、前記第1および第2の移動体通信機との通信手段と第3のGPS受信機とを備えた固定局とからなり、前記固定局は、前記通信手段を経由して得られた前記第1のGPS受信機からの被保護移動局GPS信号および前記第2のGPS受信機からの保護移動局GPS信号を、前記第3のGPS受信機で得られた固定局GPS信号と該固定局の既知の位置情報とにより補正する位置補正手段を備えるとともに、前記保護移動局は、前記固定局の前記位置補正手段から前記通信手段を経由して転送される補正位置情報を受け、前記被保護移動局および前記保護移動局の位置を表示する移動表示器を備えたものであり、徘徊老人など被保護者の移動をある程度許容しつつも、行方不明時には捜索中であっても被保護者および保護者の位置を的確に把握して、無事に保護することが可能となる。

0032

また、本発明の請求項2の移動型位置表示装置は、前記請求項1の構成に加え、前記第1および第2の移動体通信機が前記固定局の前記通信手段とともに電波を利用した公衆通信回線の端末であり、前記固定局の位置補正手段は、前記公衆通信回線を経由して同時もしくはほぼ同時に前記第1の移動体通信機および第2の移動体通信機との間で位置情報を送受信して、同時刻もしくはほぼ同時刻における前記被保護移動局および前記保護移動局の補正位置情報を前記移動表示器に転送する位置情報転送手段を備えたものであり、行方不明中の刻々と移動する被保護者および保護者の位置を、保護者側でリアルタイムに的確に把握することが可能となる。

0033

さらに、本発明の請求項3の移動型位置表示装置は、請求項2の構成に加え、前記位置情報転送手段が、前記保護移動局の前記第2の移動体通信機からの呼び出しにより、前記第2のGPS受信機からの保護移動局GPS信号を受けるとともに、自動的に前記被保護移動局の前記第1の移動体通信機を呼び出して、前記第1のGPS受信機からの被保護移動局GPS信号を受け、この両GPS信号を既知である前記固定局の位置情報と前記第3のGPS受信機からの固定局GPS信号との差分演算により補正して、前記被保護移動局および前記保護移動局の補正位置情報を前記移動表示器に転送するものであることを特徴とし、この場合には、必要なときに行方不明中の刻々と移動する被保護者および保護者の位置を、保護者側でリアルタイムにさらに精度良く的確に把握することができる。

図面の簡単な説明

0034

図1本発明の一実施例を示す装置全体概要ブロック図である。
図2同上固定局の機能構成を示すブロック図である。
図3同上保護移動局の機能構成を示すブロック図である。
図4同上処理手順を示すフローチャートである。

--

0035

1 被保護移動局
2人工衛星
3 第1のGPS受信機
4 第1の移動体通信機(端末)
11 保護移動局
13 第2のGPS受信機
14 第2の移動体通信機(端末)
15移動表示器
21固定局
23公衆通信回線
24 端末(通信手段)
31位置補正手段

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