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技術 建機の油圧回路

出願人 株式会社クボタ
発明者 西栄治有井一善松田茂美堀井啓司
出願日 1996年2月8日 (24年10ヶ月経過) 出願番号 1996-022542
公開日 1997年8月19日 (23年4ヶ月経過) 公開番号 1997-217388
状態 特許登録済
技術分野 掘削機械の作業制御 流体圧回路(1)
主要キーワード 手動制御モード 変動グラフ 高圧位置 手動操作モード 電気操作 ポンプ差圧 調節シリンダ 自重移動
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

LS/SとAI/Sとの双方の技術を有機的に結合して採り入れた建機油圧回路を、ブーム下げ状態でも機能する状態で提供する。

解決手段

油圧装置負荷圧よりも僅かに高いポンプ圧となるように、ポンプ流量を制御するロードセンシングシステムを採る油圧回路において、アクセルレバー24の操作量検出用ポテンショメータ25と、ガバナー操作用ギヤードモータ22と、油圧装置が動いているか否かをゲイ圧変動から検出するための圧力スイッチ23とを備え、油圧装置停止時には略アイドリングに落とし、作動時にはエンジン回転をアクセルレバー24通りの回転数に上げるように制御する。ブームシリンダがブーム下げ方向に駆動しているのを、ブーム下げ指令用パイロット弁9bの圧を検出する第3スイッチ53を設け、第3スイッチ53がONではアクセルレバー24通りの回転数に制御する。

概要

背景

LS/Sは、ポンプ吐出流量を必要な分だけ供給させる制御を行うものであって、より進んだエネルギーの節約と熟練オペレータでなくても操作のし易い有用なものであり、例えば、特開平7‐34489号公報に示されたものが知られている。又、アクチュエータが作動していないとき、すなわち負荷が作用していないときにはエンジン回転数下げ燃費改善騒音低減とを図る技術、所謂オートアイドルステム(以下、AI/Sと略称する)が、先に出願した特願平6‐204072号において提案されている。

概要

LS/SとAI/Sとの双方の技術を有機的に結合して採り入れた建機油圧回路を、ブーム下げ状態でも機能する状態で提供する。

油圧装置負荷圧よりも僅かに高いポンプ圧となるように、ポンプ流量を制御するロードセンシングシステムを採る油圧回路において、アクセルレバー24の操作量検出用ポテンショメータ25と、ガバナー操作用ギヤードモータ22と、油圧装置が動いているか否かをゲイ圧変動から検出するための圧力スイッチ23とを備え、油圧装置停止時には略アイドリングに落とし、作動時にはエンジン回転をアクセルレバー24通りの回転数に上げるように制御する。ブームシリンダがブーム下げ方向に駆動しているのを、ブーム下げ指令用パイロット弁9bの圧を検出する第3スイッチ53を設け、第3スイッチ53がONではアクセルレバー24通りの回転数に制御する。

目的

そこで、LS/SにAI/Sを加味すれば、これら両システムの長所を活かしたより優れたシステムにすることが可能になる。そこで、本発明の目的は、LS/SとAI/Sとの双方の技術を有機的に結合して採り入れた建機の油圧回路を提供する点にある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

油圧アクチュエータ(Y)と、可変容量型油圧ポンプ(8)と、前記アクチュエータ(Y)への圧油供給経路に対する絞り弁(9s)を内装した制御弁(9)と、前記油圧ポンプ(8)の単位時間当たりの吐出量可変設定する流量調節機構(13)とを備え、前記絞り弁(9s)に対する圧油供給下手側部分に連通する第1油路(14t)と、前記制御弁(9)の圧油供給ポート(9p)に連通する第2油路(15)との差圧所定値に維持するように前記流量調節機構(13)を操作する負荷制御手段(A)を備え、人為操作されるアクセル操作具(24)の操作量電気的に検出する操作検出手段(25)と、エンジン回転数調節手段(20)を駆動操作する電気アクチュエータ(22)と、前記油圧アクチュエータ(Y)が作動しているか否かを、前記第1油路(14t)の圧変動によって検出する作動検出手段(D)とを設け、前記油圧アクチュエータ(Y)の停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作するとともに、前記油圧アクチュエータ(Y)の作動時にはエンジン回転数を前記アクセル操作具(24)による設定値に操作する状態に連係するアクセル制御手段(C)を備え、前記油圧アクチュエータ(Y)のうちのブームシリンダ(5c)がブーム下げ方向に駆動されている状態を検出するブーム下げ検出手段(F)を備え、このブーム下げ検出手段(F)が検出作動しているときには、エンジン回転数を前記アクセル操作具(24)による設定値に操作するように連係されている建機油圧回路

請求項2

油圧アクチュエータ(Y)と、可変容量型の油圧ポンプ(8)と、前記アクチュエータ(Y)への圧油供給経路に対する絞り弁(9s)を内装した制御弁(9)と、前記油圧ポンプ(8)の単位時間当たりの吐出量を可変設定する流量調節機構(13)とを備え、前記絞り弁(9s)に対する圧油供給下手側部分に連通する第1油路(14t)と、前記制御弁(9)の圧油供給ポート(9p)に連通する第2油路(15)との差圧を所定値に維持するように前記流量調節機構(13)を操作する負荷制御手段(A)を備え、人為操作されるアクセル操作具(24)の操作量を電気的に検出する操作検出手段(25)と、エンジン回転数調節手段(20)を駆動操作する電気アクチュエータ(22)と、前記油圧アクチュエータ(Y)が作動しているか否かを、前記第2油路(15)の圧変動によって検出する作動検出手段(D)とを設け、前記油圧アクチュエータ(Y)の停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作するとともに、前記油圧アクチュエータ(Y)の作動時にはエンジン回転数を前記アクセル操作具(24)による設定値に操作する状態に連係するアクセル制御手段(C)を備え、前記油圧アクチュエータ(Y)のうちのブームシリンダ(5c)がブーム下げ方向に駆動されている状態を検出するブーム下げ検出手段(F)を備え、このブーム下げ検出手段(F)が検出作動しているときには、エンジン回転数を前記アクセル操作具(24)による設定値に操作するように連係されている建機の油圧回路。

請求項3

前記ブームシリンダ(5c)用の制御弁(9)を、パイロット圧で切換操作されるものに構成するとともに、そのブームシリンダ用制御弁(9)をブーム下げ方向に切換操作するためのパイロット圧が立つか否かによって作動する圧力スイッチ(53)によって前記ブーム下げ検出手段(F)が構成されている請求項1又は2に記載の建機の油圧回路。

技術分野

0001

本発明は、バックホウクレーン等の建機油圧回路構造係り、詳しくは、負荷に見合った分だけの油圧動力ポンプ吐出させる負荷制御、所謂ロードセンシングシステム(以下、LS/Sと略称する)を採るものにおいて、燃費騒音の改善を図る技術に関する。

背景技術

0002

LS/Sは、ポンプの吐出流量を必要な分だけ供給させる制御を行うものであって、より進んだエネルギーの節約と熟練オペレータでなくても操作のし易い有用なものであり、例えば、特開平7‐34489号公報に示されたものが知られている。又、アクチュエータが作動していないとき、すなわち負荷が作用していないときにはエンジン回転数下げ燃費改善騒音低減とを図る技術、所謂オートアイドルステム(以下、AI/Sと略称する)が、先に出願した特願平6‐204072号において提案されている。

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、LS/SにAI/Sを加味すれば、これら両システムの長所を活かしたより優れたシステムにすることが可能になる。そこで、本発明の目的は、LS/SとAI/Sとの双方の技術を有機的に結合して採り入れた建機の油圧回路を提供する点にある。

0004

〔構成〕第1発明は、建機の油圧回路において、油圧アクチュエータと、可変容量型油圧ポンプと、アクチュエータへの圧油供給経路に対する絞り弁内装した制御弁と、油圧ポンプの単位時間当たりの吐出量可変設定する流量調節機構とを備え、絞り弁に対する圧油供給下手側部分に連通する第1油路と、制御弁の圧油供給ポートに連通する第2油路との差圧所定値に維持するように流量調節機構を操作する負荷制御手段を備え、人為操作されるアクセル操作具操作量電気的に検出する操作検出手段と、エンジン回転数調節手段を駆動操作する電気アクチュエータと、油圧アクチュエータが作動しているか否かを、第1油路の圧変動によって検出する作動検出手段とを設け、油圧アクチュエータの停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作するとともに、油圧アクチュエータの作動時にはエンジン回転数をアクセル操作具による設定値に操作する状態に連係するアクセル制御手段を備え、油圧アクチュエータのうちのブームシリンダブーム下げ方向に駆動されている状態を検出するブーム下げ検出手段を備え、このブーム下げ検出手段が検出作動しているときには、エンジン回転数をアクセル操作具による設定値に操作するように連係されていることを特徴とする。

0005

第2発明は、建機の油圧回路において、油圧アクチュエータと、可変容量型の油圧ポンプと、アクチュエータへの圧油供給経路に対する絞り弁を内装した制御弁と、油圧ポンプの単位時間当たりの吐出量を可変設定する流量調節機構とを備え、絞り弁に対する圧油供給下手側部分に連通する第1油路と、制御弁の圧油供給ポートに連通する第2油路との差圧を所定値に維持するように流量調節機構を操作する負荷制御手段を備え、人為操作されるアクセル操作具の操作量を電気的に検出する操作検出手段と、エンジン回転数調節手段を駆動操作する電気アクチュエータと、油圧アクチュエータが作動しているか否かを、第2油路の圧変動によって検出する作動検出手段とを設け、油圧アクチュエータの停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作するとともに、油圧アクチュエータの作動時にはエンジン回転数をアクセル操作具による設定値に操作する状態に連係するアクセル制御手段を備え、油圧アクチュエータのうちのブームシリンダがブーム下げ方向に駆動されている状態を検出するブーム下げ検出手段を備え、このブーム下げ検出手段が検出作動しているときには、エンジン回転数をアクセル操作具による設定値に操作するように連係されていることを特徴とする。

0006

第3発明は、第1発明又は第2発明において、ブームシリンダ用の制御弁を、パイロット圧で切換操作されるものに構成するとともに、そのブームシリンダ用制御弁をブーム下げ方向に切換操作するためのパイロット圧が立つか否かによって作動する圧力スイッチによって作動検出手段が構成されていることを特徴とするものである。

0007

〔作用〕請求項1及び2の構成では、アクセル操作を電気アクチュエータで行う電気操作制御装置に作動検出手段を加えることで、油圧アクチュエータの非作動時にはエンジン回転数調節手段を強制的にアイドリング側に操作でき、必要のないときでのアクセルダウンを人為アクセル操作とは無関係に行うAI/Sを構成することができる。つまり、負荷制御手段に作動検出手段を加えることにより、LS/SとAI/Sとを有機的に結合することが可能になる。

0008

請求項1の構成では、LS/Sの構造上、差圧(ゲイン圧)を検出するための低圧側の第1油路の圧変動から油圧アクチュエータの作動を検出するものであって、圧が立つか立たないかを検出すれば良く、制御上における判別がきわめて行い易いものであるが、自重移動するブーム下げの場合には少し問題がある。すなわち、掬い物や吊り下げ物の重量如何によってブームシリンダの駆動速度よりも自重下降速度の方が勝り、ブームシリンダが作動しているにも拘らずに圧が立たないことになり、都合が悪い。しかしながら、ブーム下げ方向に駆動されていることを検出できる手段を別途設けてあるので、前述した作動検出手段の検出が不能となるブーム下げ移動時でもブームシリンダの作動状態を検出することが可能になる。

0009

請求項2の構成では、ポンプ圧の変動から油圧アクチュエータの作動を検出するものである。LS/Sでは、中立操作時でもポンプ吐出量ではなく、差圧よりも僅かに高い圧でアンロードされることから極僅かな圧 (例えば、20kg/cm)での吐出が行われるようになるので、その最低圧よりも少し高いめの圧をしきい値として、そのしきい圧よりポンプ圧が高いと作動状態、低いと非作動状態という具合に判断できるものである(図5参照)。

0010

しかしながら、ブーム下げ時では、前述したようにブームシリンダの駆動速度よりも自重下降速度の方が勝り、あたかもシリンダがポンプ圧を吸い上げるような状態となってポンプ圧が負圧になる等、圧がしきい値まで上がらず、やはりブームシリンダの作動が検出できないことがある。そこで、請求項1の場合と同様に、ブームが下げ方向に駆動されていることを検出できる手段を別途設けてあるので、ブーム下げ移動時でもブームシリンダの作動状態を検出可能となる。

0011

請求項3の構成では、ブーム用制御弁をブーム下げ方向に切換操作した場合に立つパイロット圧を検出する考えであり、そのパイロット圧で作動する圧力スイッチを設ける簡単な改造で、第1油路や第2油路を見るだけの手段では検出できないブーム下げ駆動状態を検出することができる。

0012

〔効果〕その結果、請求項1〜3のいずれに記載の油圧回路でも、掬い物重量の影響を受けるブームの自重下降移動状態をも的確に検出することができ、油圧アクチュエータの作動検出が漏れなく正確に行える状態で、エネルギー節約と操作のし易さとが図れるLS/Sに、燃費改善と騒音低減とが図れるAI/Sを合体させて合理的な建機の操縦システムを構成することができた。

0013

請求項2に記載の油圧回路では、ポンプ圧変動で判断する手段によって、差圧変動で判断する場合に比べて油圧アクチュエータの作動判断の確実さに優れるので、ブーム下げ検出手段との総合的な判断の確実さに優れる利点がある。

0014

請求項3に記載の油圧回路では、作動検出手段の他に、パイロット圧で作動する1個の圧力スイッチを付加するだけの経済的手段で上記各効果が得られる利点を備えている。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に建機の一例である小旋回型のバックホウが示され、1は掘削作業装置、2は旋回台、3は走行機台、4はクローラ走行装置、28はドーザであり、掘削作業装置1は、ブーム5、アーム6、バケット7等を備えるとともに、ブーム5は、基端側ブーム5xと先端側ブーム5zとを、中間ブーム5yで連結した平行オフセット構造に構成されている。

0016

図2に油圧回路の概略が示され、ドーザシリンダ用制御弁29、バケットシリンダ7c用制御弁30、左走行モータ31用制御弁32、ブームシリンダ5c用制御弁9、アームシリンダ6c用制御弁10、右走行モータ33用制御弁34、旋回モータ用制御弁35、オフセットシリンダ36用制御弁37、サービス用制御弁38が備えられている。運転部44における座席46の両脇夫々に、十字操作型操作レバー47,48が配置されている。

0017

一方がブーム−バケット用であり、他方はアーム−旋回用であり、各ポテンショメータ49,50,51,52が制御装置26に接続され、電気的に各パイロット弁9a,9b,10a,10b,30a,30b,35a,35bを操作する構造である。そして、各制御弁に対して、負荷圧よりも僅かに高い圧力でもって吐出される可変容量型の油圧ポンプ8を備えたLS/S(ロードセンシングシステム)と、騒音や省エネルギーの点で好ましいAI/S(オートアイドルシステム)とを備えてあり、以下に説明する。

0018

図2における仮想線で囲まれたブームシリンダ5cとアームシリンダ6cとに関する部分を抜粋した主要部の原理回路図が図3に示され、8はエンジン19で駆動される前述した可変容量型の油圧ポンプ、13は油圧ポンプ8の単位時間当たりの吐出油量を可変設定する流量調節機構である。流量調節機構13は、メインポンプ8の吐出圧で作動する馬力制御シリンダ13Aと、調節ポンプ18で駆動される流量制御シリンダ13Bとで構成されている。

0019

又、調節シリンダ13に対する圧力補償型の流量調節弁14が設けてある。11はブーム用で12はアーム用の各コンペンセータ圧力補償弁)であり、ブーム用制御弁9とアーム用制御弁10における供給側油路に絞り弁9s,10sが装備されている。尚、ブーム用及びアーム用の制御弁9,10以外の各制御弁29,30,32,34,35,37,38の弁構造操作構造は除く)は全てブーム用及びアーム用の制御弁9,10と基本的には同様のものである。

0020

各コンペンセータ11,12は、各供給側絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側に位置し、かつ、各アクチュエータ5c,6cに対する圧油供給上手側に配置されている。そして、各コンペンセータ11,12に対する圧油供給下手側であり、かつ、各アクチュエータ5c,6cに対する圧油供給上手側部分と各コンペンセータ11,12のバネ側油室とを連通する低圧側油路11t,12tを設けてある。

0021

各コンペンセータ11,12に対する圧油供給上手側であり、かつ、各供給側油路の絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側部分と、各コンペンセータ11,12の反バネ側油室とを連通する高圧側油路11k,12kを設けてある。各コンペンセータ11,12に、流路断絶側に付勢する圧縮バネ17が備えられた定差減圧弁に構成され、これによってアフターオリフィス型ロードセンシング回路を構成してある。

0022

流量制御弁14のバネ側油室14xと各供給側絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側部分とを連通する第1低圧側油路14tを設けてあり、各低圧側油路11t,12tに、後述の高速応答弁28を介して第1低圧側油路14tが連通している。各制御弁9,10の供給ポート9p,10pに連通される第2油路15と、流量制御弁14におけるバネ側油室14xと反対側の油室とを専用の接続油路16で連通してある。又、流量制御弁14の切換わり時における調節シリンダ13に対する圧は、油圧ポンプ8とともにエンジン駆動される専用の調節ポンプ18で賄うように構成してある。つまり、第1油路14tと、制御弁9,10の各供給ポート9p,10pに連通する第2油路15との差圧を所定値に維持するように調節シリンダ13を操作する流量制御弁14を設けて負荷制御手段Aが構成されている。

0023

そして、エンジン回転数を人為操作によって調節設定するアクセルレバー(アクセル操作具の一例)24の操作量を電気的に検出する第1ポテンショメータ(操作検出手段の一例)25と、ガバナー(エンジン回転数調節手段の一例)20のガバナレバー21を駆動操作するギヤードモータ(電気アクチュエータの一例)22と、ブームシリンダ5c等の油圧アクチュエータが作動しているか否かを検出する作動検出手段Dとを備え、油圧アクチュエータの停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作するとともに、油圧アクチュエータの作動時にはエンジン回転数をアクセルレバー24による設定値に操作するように、第1ポテンショメータ25とギヤードモータ22とを連係するアクセル制御手段Cを備えてある。

0024

すなわち、アクセル制御手段Cは、ガバナレバー21の操作位置を検出するフィードバック用の第2ポテンショメータ27、ギヤードモータ22、前述した第1低圧側油路(第1油路に相当)14tの圧を検出する第1圧力スイッチ23、及び、第1ポテンショメータ25を連係するものとして制御装置26に備えてある。作動検出手段Dは、第1油路14tの圧変動によって油圧アクチュエータが作動しているか否かを検出するものである。

0025

つまり、アイドリング位置iにあるハンドアクセルレバー24を操作して、作業状態におけるエンジン回転数(通常はフルアクセル位置mにセットすることが多い)を設定し、作業状態であればその設定回転数が維持され、非作業時無負荷時)にはアクセルレバー24が位置mにセットされたままとしながらエンジン回転数をアイドリング状態に落とすのである。この場合では、第1圧力スイッチ23によって作動検出手段Dが構成されている。

0026

又、絞り弁9s,10sの絞り量を変更調節可能な調節手段Bを設け、エンジン回転数が高められるとブームシリンダ5c等の油圧アクチュエータの駆動速度が速くなり、エンジン回転数が低められると油圧アクチュエータの駆動速度が遅くなるように、第2ポテンショメータ27と調節手段Bとを連係する速度制御手段Eを制御装置26に備えてある。

0027

調節手段Bは、各コンペンセータ11,12がわの各低圧油路11t,12tと第1低圧油路14tとを電磁高速応答弁28を介して接続させることから構成されている。そして、電磁高速応答弁28は、通常位置bでは各低圧側油路14t,11t,12tを連通し、高圧位置aではコンペンセータがわの両低圧側油路11t,12tと高圧がわの第2油路15とが連通油路21aによって連通される2位置切換弁構造に構成されている。

0028

電磁高速応答弁28の作動によってコンペンセータ11,12の低圧側油路11t,12tに作用する油圧をアクチュエータ5c,6cの負荷圧とポンプの吐出圧との中間値に設定できて、コンペンセータ11,12による差圧維持作用によってコンペンセータ11,12への供給圧を、電磁高速応答弁28が通常位置bにある場合よりも高めるようになる。すると、第1低圧側油路14tと油圧ポンプ18の吐出圧との差圧を一定に維持する機能上、コンペンセータ11,12の上手側にある絞り弁9s,10sでの差圧低めるように、すなわち絞り弁9s,10sの絞り量を小さく、つまりは制御弁9,10の開度を小さくするように制御され、その結果、アクチュエータ5c,6cへの供給油量が減じられて駆動速度が遅くなるのである。この作用は、負荷圧とポンプ差圧との差圧に基づく制御構造上、負荷が変動しても維持される。

0029

逆に、コンペンセータ11,12への供給圧を低くすると、絞り弁9s,10sでの差圧高めるように、すなわち絞り弁9s,10sの絞り量を大きく、すなわち制御弁9,10の開度を大きくするように制御され、アクチュエータ5c,6cへの供給油量が増大して駆動速度が速くなる。

0030

そして、エンジン19の回転数を検出する第2ポテンショメータ27と、電磁高速応答弁28と、間欠作動時間のデューティー比可変調節する設定器39と、自動制御モード手動制御モードとの切換スイッチ40とを制御装置26に接続して、コンペンセータ11,12での分圧変更設定するように構成されている。つまり、前記分圧の変更によって、絞り弁9s,10sの開度を変更調節可能な調節手段Bが構成されているのである。調節手段Bは、高圧位置aに復帰付勢される電磁高速応答弁28を、油圧ポンプ8の吐出油路である高圧油路に接続させる通常位置bに操作するための通電間欠的に行う間欠作動と、その間欠時間を可変設定する間欠制御を行う機能を有している。

0031

速度制御手段Eの作用を説明すれば、先ず、切換スイッチ40を自動制御モードに操作して電磁高速応答弁28への通電を間欠的に行わせるとともに、その間欠時間の1サイクル中における通電時間割合、すなわちデューティー比をエンジン19の回転数が低いと小にするように連係される。これにより、掘削作業中に旋回速度を遅くしたいといった場合にはアクセルレバー24を操作してエンジン回転数を低くすれば良く、逆に駆動速度を速くしたい場合にはエンジン回転数を高くすれば良い。

0032

又、アクチュエータの駆動速度を意図的に変更したい場合には、切換スイッチ40を手動操作モードに操作して、第2ポテンショメータ27と制御装置26との連係を絶つ。すると、デューティー比が設定器39によって決定される状態になり、その設定器39の人為操作によってコンペンセータ11,12への供給圧を、アクチュエータ5c,6cの負荷圧とポンプ吐出圧との間の任意の値に設定でき、アクチュエータ5c,8cの駆動速度をエンジン回転数とは無関係に調節することができる。

0033

図4に示すように、ブーム用制御弁9をブーム5下げ方向に切換操作する下降用パイロット弁9bに、そこでのパイロット圧が立つか否かを検出する第3圧力スイッチ(ブーム下げ検出手段Fの一例)53を設けてある。そして、この第3圧力スイッチ53が検出作動しているときには、エンジン回転数をアクセルレバー24の操作通りの状態に操作されるようにアクセル制御手段Cに連係されている。つまり、第1圧力スイッチ23のみでは、ブーム5の下げ移動時に生じるブームシリンダの負圧駆動状態が検出できないことを、第3圧力スイッチ53で補わせるようにしてあり、確実に各油圧アクチュエータの作動及び非作動状態の検出が可能とされている。

0034

差圧検出用の第1油路14tの圧は、いずれかの油圧アクチュエータが作動していれば正圧となり、作動していないときは零となるから、図5に示すように、誤差を考慮した極低い正圧のしきい値を設け、そのしきい値圧より高いか低いかで油圧アクチュエータが動いているか止まっているかを検出することができる。しかしながら、前述したブームの自重下降の場合によっては、ポンプ吐出量が最低に維持されて、第1油路14tに圧が立たない状態でブームシリンダ5cが駆動されていることがあるので、それを第3圧力スイッチ53で検出できるものである。尚、油圧装置Yはブームシリンダ5cの他、バケットシリンダ7cや走行用油圧モータ31,33等、要するに油圧アクチュエータであれば良い。

0035

〔別実施形態〕図6図7に示すように、第1圧力スイッチ23に代えて、ポンプ圧が作用する第2油路15の圧を検出する第2スイッチ45を作動検出手段Dとして構成した油圧回路でも良い。この場合でも、ブーム下げ用の下降用パイロット弁9bに設けた第3圧力スイッチとの協働により、総合的に油圧アクチュエータの作動状態を検出する制御が機能するものである。

0036

第2油路15の圧は、中立状態ではアンロード弁41を開通するアンロード圧(例えば、20kg/cm )であり、油圧アクチュエータが作動すれば、通常、そのアンロード圧よりも上昇するのであるが、前述したようにブームの自重下降時には、アンロード圧に対する負圧となることがある。そこで、図8に示すように、アンロード圧に対する正及び負の夫々にしきい値as,bsを設ければ、ブームシリンダ5cのブームの下降駆動の検出が行える利点がある。しかしながら、バケットでの掬い物重量によっては、ブーム自重下降時の第2油路15の圧が丁度アンロード圧付近となるような場合では、上記しきい値を2個設ける手段でも依然として作動検出が不確実になるおそれがある。従って、第3圧力スイッチ53を設ければ、油圧アクチュエータの正確な作動検出が行えるのであり、そのような特殊な状態にも対処できるようになる。

0037

ブーム下げ検出手段Fとしては、操作レバー47のブーム下げ方向の操作で作動する手元スイッチで構成するとか、操作レバー47で操作されるブーム用のポテンショメータ49の動きを見て判断するものに構成する手段、あるいはブーム用制御弁9の切換え方向を検出する手段等、種々のものが考えられる。

0038

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。

図面の簡単な説明

0039

図1バックホウの側面図
図2油圧回路の概略全体図
図3AI/S付きLS/Sの原理を示す部分油圧回路図
図4図3に基づく制御ブロック
図5第1圧力スイッチの検出圧変動グラフの一例を示す図
図6別作動検出手段を備えたAI/S付きLS/Sの原理を示す部分油圧回路図
図7図6に基づく制御ブロック図
図8第2圧力スイッチの検出圧変動グラフの一例を示す図

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0040

5c油圧アクチュエータ
8油圧ポンプ
9制御弁
9s絞り弁
9p圧油供給ポート
13流量調節機構
14t 第1油路
15 第2油路
20エンジン回転数調節手段
22電気アクチュエータ
24アクセル操作具
25操作検出手段
53 第3圧力スイッチ
A負荷制御手段
アクセル制御装置
D 作動検出手段
Fブーム下げ検出手段
Y 油圧アクチュエータ

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