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技術 昇降式運転室を有する作業機

出願人 日立建機株式会社
発明者 前原裕二星野淳志今野雄一郎
出願日 1996年2月14日 (24年10ヶ月経過) 出願番号 1996-051006
公開日 1997年8月19日 (23年4ヶ月経過) 公開番号 1997-217381
状態 特許登録済
技術分野 建設機械の構成部品 既存建築物への作業
主要キーワード 摺動具 取付け用ブラケット 安全ロック 電気油圧回路 前方斜め下向き 昇降用油圧装置 非係止位置 中継アーム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年8月19日)のものです。
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図面 (7)

課題

昇降式運転室を有する作業機において、安全弁および運転室降下防止装置に関する構成が簡略化されると共に、操作も簡単化されるものを提供する。また、運転室昇降装置誤操作による降下防止部材の破損のおそれを無くし、安全性を高めた運転室昇降手段を有する作業機を提供する。

解決手段

運転室昇降装置以外のアクチュエータの作動を禁止する安全ロックレバー21と、支持枠6に設けたストッパ14に係止させる係止部材15とを連動させる。すなわち、安全ロックレバー21をロック側aに操作した際に、係止部材15がストッパ14に対して非係止位置退避し、安全ロックレバー21を非ロック側dに操作した際に、係止部材15がストッパ14に係止可能な位置14になるように連動させる。係止部材15がストッパ14に対して非係止位置に退避している時にのみ運転室5の昇降を許容する構成とする。

概要

背景

自走式車両ブームアームからなる多関節フロント取付け、そのフロントの先端に鋏状あるいはカッタ状の解体機ブレーカを取付けて建物自動車あるいは廃棄物等の解体破砕等を行う場合、あるいはフロントに掘削具を取付けて深掘りを行う場合、被解体、破砕物あるいは掘削部に対する運転室からの視界を良好にするため、運転室を昇降式とし、作業時には運転室を上昇させ、輸送時には運転室を通常の位置に降下させる構成の作業機が例えば特開平3−72122号公報において開示されている。

このような昇降式運転室を有する作業機においては、運転室を支持する支持枠ストッパを設け、運転室には突没自在に係止部材を設け、係止部材を突出位置に設定することによりストッパに係止させて上昇させた運転室の降下を防止することにより、油圧シリンダ等からなる運転室昇降用油圧装置油漏れ等による運転室の降下を防止し、かつ油圧装置の負担を軽減することが行われる。

一方、このような作業機においては、作業停止中における安全性を高めるため、作業停止中は走行旋回、フロントあるいは作業具などが誤操作によって作動しないように、操作レバー等を操作しても各アクチュエータコントロール弁へのパイロット油の供給が行われないようにするための安全ロックレバー付き安全弁が設けられている。従来の安全ロックレバーは安全弁専用であり、昇降式運転室の降下を防止する係止部材を突没させるためのレバーとは別個に設けられている。また、従来は、係止部材とストッパとの相対的な位置関係の如何に係らず、運転室の昇降が可能な構成となっている。

概要

昇降式運転室を有する作業機において、安全弁および運転室降下防止装置に関する構成が簡略化されると共に、操作も簡単化されるものを提供する。また、運転室昇降装置の誤操作による降下防止部材の破損のおそれを無くし、安全性を高めた運転室昇降手段を有する作業機を提供する。

運転室昇降装置以外のアクチュエータの作動を禁止する安全ロックレバー21と、支持枠6に設けたストッパ14に係止させる係止部材15とを連動させる。すなわち、安全ロックレバー21をロック側aに操作した際に、係止部材15がストッパ14に対して非係止位置退避し、安全ロックレバー21を非ロック側dに操作した際に、係止部材15がストッパ14に係止可能な位置14になるように連動させる。係止部材15がストッパ14に対して非係止位置に退避している時にのみ運転室5の昇降を許容する構成とする。

目的

本発明は、上述のような問題点に鑑み、昇降式運転室を有する作業機において、安全弁および運転室降下防止装置に関する構成が簡略化されると共に、操作も簡単化されるものを提供することを第一の目的とする。また、本発明の他の目的は、少なくとも運転室降下時における誤操作による係止部材とストッパとの干渉による昇降装置の破損のおそれを無くし、安全性を高めた運転室昇降手段を有する作業機を提供することを第二の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

自走式車両の本体に立設した運転室支持枠に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記支持枠にストッパを設け、運転室に取付け係止部材をストッパに係止させて上昇した運転室の降下を防止する作業機において、運転室昇降装置以外の装置をロックする安全ロックレバーと前記係止部材とを、安全ロックレバーをロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに対して非係止位置退避し、安全ロックレバーを非ロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに係止可能な位置になるように連動させたことを特徴とする昇降式運転室を有する作業機。

請求項2

自走式車両の本体に立設した運転室支持枠に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記支持枠にストッパを設け、運転室に取付けた係止部材をストッパに係止させて上昇した運転室の降下を防止する作業機において、前記係止部材が前記ストッパに対して非係止位置に退避している時にのみ運転室の昇降を許容する構成としたことを特徴とする昇降式運転室を有する作業機。

請求項3

請求項1において、前記係止部材が前記ストッパに対して非係止位置に退避している時にのみ運転室の昇降を許容する構成としたことを特徴とする昇降式運転室を有する作業機。

技術分野

0001

本発明は、昇降式運転室を有する解体機破砕機掘削機等の建設機械あるいは農業園芸機械等の作業機係り、特に運転室昇降に伴う安全性の向上を図る装置に関する。

背景技術

0002

自走式車両ブームアームからなる多関節フロント取付け、そのフロントの先端に鋏状あるいはカッタ状の解体機やブレーカを取付けて建物自動車あるいは廃棄物等の解体破砕等を行う場合、あるいはフロントに掘削具を取付けて深掘りを行う場合、被解体、破砕物あるいは掘削部に対する運転室からの視界を良好にするため、運転室を昇降式とし、作業時には運転室を上昇させ、輸送時には運転室を通常の位置に降下させる構成の作業機が例えば特開平3−72122号公報において開示されている。

0003

このような昇降式運転室を有する作業機においては、運転室を支持する支持枠ストッパを設け、運転室には突没自在に係止部材を設け、係止部材を突出位置に設定することによりストッパに係止させて上昇させた運転室の降下を防止することにより、油圧シリンダ等からなる運転室昇降用油圧装置油漏れ等による運転室の降下を防止し、かつ油圧装置の負担を軽減することが行われる。

0004

一方、このような作業機においては、作業停止中における安全性を高めるため、作業停止中は走行旋回、フロントあるいは作業具などが誤操作によって作動しないように、操作レバー等を操作しても各アクチュエータコントロール弁へのパイロット油の供給が行われないようにするための安全ロックレバー付き安全弁が設けられている。従来の安全ロックレバーは安全弁専用であり、昇降式運転室の降下を防止する係止部材を突没させるためのレバーとは別個に設けられている。また、従来は、係止部材とストッパとの相対的な位置関係の如何に係らず、運転室の昇降が可能な構成となっている。

発明が解決しようとする課題

0005

このような従来の昇降式運転室を有する作業機においては、上昇した運転室を降下させる毎にストッパに対して係止部材を突没させるレバーを操作し、さらに安全ロックレバーも操作しなければならず、操作が煩雑であり、また、レバーの本数が多くなり、小型化の面においても不利になるという問題点があった。

0006

また、ストッパに対する係止部材の突没位置の如何に拘らず運転室の昇降が可能となっているので、ストッパに係止部材が係止されている状態で運転室昇降用油圧装置を降下方向に作動させると、ストッパや係止部材あるいはこれらの支持部材を破損させるおそれがあるという問題点があった。

0007

本発明は、上述のような問題点に鑑み、昇降式運転室を有する作業機において、安全弁および運転室降下防止装置に関する構成が簡略化されると共に、操作も簡単化されるものを提供することを第一の目的とする。また、本発明の他の目的は、少なくとも運転室降下時における誤操作による係止部材とストッパとの干渉による昇降装置の破損のおそれを無くし、安全性を高めた運転室昇降手段を有する作業機を提供することを第二の目的とする。

課題を解決するための手段

0008

請求項1の発明は、前記第一の目的を達成するため、自走式車両の本体に立設した運転室支持枠に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記支持枠にストッパを設け、運転室に取付けた係止部材をストッパに係止させて上昇した運転室の降下を防止する作業機において、運転室昇降装置以外の装置をロックする安全ロックレバーと前記係止部材とを、安全ロックレバーをロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに対して非係止位置退避し、安全ロックレバーを非ロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに係止可能な位置になるように連動させたことを特徴とする。

0009

請求項2の発明は、自走式本体に立設した運転室支持枠に沿って運転室を昇降自在に設置し、前記支持枠にストッパを設け、運転室に取付けた係止部材をストッパに係止させて上昇した運転室の降下を防止する作業機において、前記係止部材が前記ストッパに対して非係止位置に退避している時にのみ運転室の昇降を許容する構成としたことを特徴とする。

0010

請求項3の発明は、請求項1の連動機構を有するものにおいて、請求項2の構成を付加したことを特徴とする。

0011

請求項1の発明においては、安全ロックレバーをロック側すなわち昇降装置以外の走行、旋回、フロント、作業具の作動を禁止する側に操作すると、係止部材がストッパに対して係止不可能な位置、すなわち係止部材がストッパに係止されることなく、運転室が降下可能な位置に移動する。安全ロックレバーを非ロック側すなわち昇降装置以外の走行、旋回、フロント、作業具の作動を許容する側に操作すると、係止部材がストッパに対して係止可能な位置、すなわち係止部材がストッパに係止される位置に移動して、運転室の降下が防止される。

0012

請求項2の発明においては、係止部材がストッパに対して非係止位置にあるときにのみ運転室の昇降が可能となり、係止部材がストッパに係止されている状態においては、運転室の降下は禁止される。

0013

請求項3の発明においては、安全ロックレバーの相反する2つの操作位置において、それぞれ運転室昇降装置以外の各アクチュエータの作動と、運転室昇降装置の作動が許容される。

発明を実施するための最良の形態

0014

図1は本発明による作業機の一実施例を示す運転室下部の内部構造の側面図、図2は本実施例の作業機をフロントを省略して示す側面図、図3はその正面図、図4は運転室の本体に対する取付け構造を示す平面図である。

0015

図2図3において、下部走行体2上に旋回装置3を介して上部旋回体4を設置することにより、自走式車両としての作業機本体1が構成され、上部旋回体4には、運転室5を昇降自在に支持する運転室支持枠6が立設される。

0016

支持枠6には左右一対レール7が縦向きに設けられており、図3図4に示すように、運転室5のフレーム8の背面には、該レール7に昇降自在に係合して装着される摺動具9が左右にそれぞれ2個ずつ合計4個取付けられている。該摺動具9は好ましくは運転室5の昇降を円滑化するための球循環式軸受を有するものである。

0017

10は運転室5を昇降させるための油圧シリンダであり、該油圧シリンダ10はロッドを下向きにして支持枠6と運転室5との間に取付けてあり、油圧シリンダ10の先端を支持枠6の下部に設けたブラケット11にピン12により連結し、該油圧シリンダ10のチューブに左右にそれぞれ突出させて設けたトラニオン10aに嵌合したブラケット13を、運転室5のフレーム8に固定している。

0018

前記支持枠6の上部には、運転室降下防止用のストッパ14が取付けてあり、図示例は、ストッパ14を1個設けた例を示しているが、上下に間隔を有して複数個設ける場合もある。

0019

図1に示すように、運転室5のフレーム8には筒状のホルダ16が設けられ、該ホルダ16内にロッド状の係止部材15を前後に摺動自在に保持され、係止部材15がホルダ16内に没入するとストッパ14に対して非係止位置となり、係止部材15の先端を突出させると、ストッパ14に対して係止部材15が係止可能となる。

0020

図1図2において、18は運転室のフロア、19は該フロア18上に設置されたシートである。フロア18上には、シート19の左側前部の箇所にブラケット22が固定され、該ブラケット22に軸23が回動自在に装着され、該軸23に安全ロックレバー21の下端が固定されている。該軸23にはまた、アーム24が前方斜め下向きに固定されている。該アーム24には、フロア18の下面に取付けた安全弁25の操作アーム26が、ロッド27を介して連結されている。

0021

一方、運転室の底板28にはピン29aを中心として中継アーム29が前後に傾動自在に取付けられ、該中継ア−ム29と前記係止部材15とが連結されている。また、該中継アーム29と前記軸23に取付けたアーム24とがロッド30により連結されている。

0022

従って、安全ロックレバー21が実線aで示す起立したロック位置にある時には、安全弁25の操作アーム26はbに示すロック位置にあり、同時に係止部材15に連結された中継アーム29は起立位置cにあって、係止部材15はホルダ16内に没入し、ストッパ14には係止不可能な退避位置にある。安全ロックレバー21を2点鎖線dに示すように前方に傾斜させた非ロック位置にすると、軸23およびアーム24も回動してロッド27、30が連動して後方に押され、これにより安全弁25の操作アーム26が斜め後向きの非ロック位置eに切換わると同時に、中継アーム29は2点鎖線fに示すように倒れて係止部材15はストッパ14に係止可能な位置gに突出する。

0023

図5は前記安全弁25の作用を説明する油圧回路図であり、31、32はそれぞれ前記上部旋回体4上に設置された主ポンプおよびパイロットポンプ、33a〜33fは運転室昇降用油圧シリンダ10を除くアクチュエータ用のコントロール弁であり、旋回装置3の旋回モータ、フロント(ブーム、アーム)のアクチュエータ、フロント先端の解体機、破砕機等の作業具のアクチュエータ(モータや油圧シリンダ)や走行用モータ等の制御を行うものである。34a〜34cはコントロール弁33a〜33fのパイロット弁であり、レバー35やペダル等の操作手段を有するものである。25は前記安全弁であり、前記安全ロックレバー21により切換えられ、該レバー21の操作により、図示のd位置(図1の2点鎖線dに対応)にある時には、パイロットポンプ32からのパイロット油はパイロット弁34a〜34cに供給され、操作レバー35等の操作によりパイロット油はコントロール弁33a〜33fの操作室36に供給され、コントロール弁33a〜33fが切換えられ、前記油圧シリンダ10以外のアクチュエータが作動する。

0024

一方、安全ロックレバー21を図1のa位置に切換えると、図5の安全弁25がa位置に切換わり、これによりパイロットポンプ32からパイロット弁34a〜34cへのパイロット油の供給が停止するので、パイロット弁34a〜34cを操作しても、前記各アクチュエータは作動しない。

0025

図6(A)は前記運転室昇降用油圧シリンダ10の制御用電気油圧回路を示す図であり、37は上部旋回体4に設置したバッテリー、38は前記安全ロックレバー21取付け用ブラケット22上に設置されたリミットスイッチであり、図6(B)に示すように、安全ロックレバー21が非ロック位置dにある状態からロック位置aに操作すると、リミットスイッチ38の操作アーム38xが操作されて接点38aが閉じるように構成されている。39は運転室5内に設けられた昇降用操作スイッチであり、主ポンプ31から油圧シリンダ10に至る作動油油路を制御するコントロール弁40のソレノイド40a、40bへの通電を該操作スイッチ39によって制御することにより、油圧シリンダ10の伸縮を行わせ、運転室5を昇降させるものである。

0026

この作業機において、例えば多関節フロントの先端に鋏状の解体機あるいは破砕機を取付けて作業をする場合、運転室5が降下した位置にあり、オペレータが運転室5内に入る場合、安全ロックレバー21はオペレータの運転室5内への昇降の邪魔になるので、安全ロックレバー21を邪魔にならないa位置に立てる。この状態においては、図1に示すリミットスイッチ38の操作アーム38xは安全ロックレバー21により押され、図6において、接点38aが閉じる。一方、安全ロックレバー21をロック位置aにすると、安全弁25は図5のa位置となり、パイロット弁34a〜34cを操作しても、コントロール弁33a〜33fは切換わらず、下記の昇降用油圧シリンダ10以外の旋回、走行、フロント、作業具のアクチュエータは作動しない。

0027

図6において、前記リミットスイッチ38の接点38aが閉じた状態において、操作スイッチ39をi側に操作すると、コントロール弁40のソレノイド40aに通電され、コントロール弁40は左位置に切換わり、主ポンプ31からの作動油は、コントロール弁40、スローリターン弁41を介して油圧シリンダ10のロッド室に供給されて油圧シリンダ10が伸長し、運転室5が上がる。運転室5を上限まで上昇させた後、操作スイッチ39を中立位置に戻すと、コントロール弁40が中立位置に戻り、運転室5が高い位置に保持され、この状態で安全ロックレバー21を前方に倒すと、係止部材15がストッパ14側に突出し、係止部材15がストッパ14に係止されるので、運転室5の降下が防止され、運転室5の荷重をストッパ14で負担する。

0028

次に、安全ロックレバー21を図1のdに示すように前方に倒すと、図5に示す安全弁25は図示のd位置に切換わるため、前記旋回、走行、フロント、作業具のアクチュエータは作動可能となる。

0029

一方、安全ロックレバー21をd位置に倒した状態においては、リミットスイッチ38の操作アーム38xに対する安全ロックレバー21の接触が解かれ、リミットスイッチ接点38aが開くので、操作スイッチ39を操作しても油圧シリンダ10は作動しない。

0030

オペレータが運転室から下りる時は、安全ロックレバー21を昇降の邪魔になるd位置から邪魔にならないa位置に起立させると、前記油圧シリンダ10以外のアクチュエータの作動が禁止され、一方、係止部材15はストッパ14から離脱し、かつリミットスイッチ38の接点38aが閉じるので、図6の操作スイッチ39をh側に操作することにより、コントロール弁40は右位置に切換わり、油圧シリンダ10が収縮して運転室5は降下する。

0031

このように、安全ロックレバー21に係止部材15を連動させ、安全ロックレバー21を操作するだけでストッパ14に対する係止部材15の係止、離脱が行えるので、2本のレバーを操作する場合に比較し、安全弁25および運転室5の降下防止の制御が容易に行えると共に、これらの操作レバーが1本にまとめられるので、部品点数が低減されて構成が簡略化され、部品設置スペースが小さくなり、小型化に寄与できる。

0032

また、係止部材15がストッパ14に対して係止できない位置にあるときにのみ運転室5の昇降を可能としているので、ストッパ14上に係止部材15を係止したままで油圧シリンダ10を収縮方向に作動させてこれら上記の係止部材15やストッパ14やこれらを支持部材等からなる降下防止部材に過大な力がかかり、これらの部材を損傷させるというおそれがない。

0033

上述のように、ストッパ14に対して係止部材15が係止可能な位置にあるときには昇降を禁止することにより安全性を高めた構成は、係止部材15を突没させる安全ロックレバー21以外のレバーによって構成される場合であっても実現できる。

0034

しかし、上記実施例において示したように、1本の安全ロックレバー21に係止部材15を連動させ、安全ロックレバー21の相反する2つの操作位置a、dにおいて、それぞれ、運転室5の昇降の許容(a位置)と、旋回、走行、フロント、作業具等のアクチュエータの作動の許容(d位置)とがなされるようにすれば、前記ストッパ14や係止部材15等の損傷のおそれがなくなるのみならず、運転室5が昇降している状態においては、旋回、走行、フロント、作業具等のアクチュエータの作動が禁止されるので、運転室を昇降させながら前記旋回、走行あるいはフロントや作業具を作動させるという危険な動作が行えなくなり、安全性はさらに向上する。

0035

なお、本発明は、例えばフロントに伸縮アームを有するもの等、種々の異なるフロント構成のものに適用でき、また、掘削や解体、破砕以外に、運転室が昇降することが望ましい農業、園芸機械にも用いられる。また、係止部材15はストッパ14側にばねにより突出させておいて、上昇時には係止部材15を突出させた状態であっても、運転室5の上昇に伴い、係止部材15の先端がストッパ14の下面の傾斜面に摺動し、係止部材15がばねの力に抗してホルダ16内に没入した後、係止部材15がストッパ14の上面に至った後はばねの力で係止部材15が押し出されてストッパ14に係止される構成であってもよい。また、本発明において、運転室の昇降装置として油圧シリンダのみならず、油圧モータを用いることもできる。

発明の効果

0036

請求項1によれば、安全ロックレバーと係止部材とを、安全ロックレバーをロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに対して非係止位置に退避し、安全ロックレバーを非ロック側に操作した際に、前記係止部材がストッパに係止可能な位置になるように連動させたので、安全ロックレバーを操作するだけでストッパに対する係止部材の係止、離脱が行えるので、2本のレバーを操作する場合に比較し、安全弁および運転室の降下防止の制御が容易に行えると共に、これらの操作レバーが1本にまとめられるので、部品点数が低減されて構成が簡略化され、部品の設置スペースが小さくなり、小型化に寄与できる。

0037

請求項2によれば、運転室に取付けた係止部材が支持枠に取付けたストッパに対して非係止位置にある時にのみ運転室の昇降を許容するように構成したので、ストッパ上に係止部材を係止したままで運転室の昇降装置を降下方向に作動させることにより降下防止部材に過大な力がかかって損傷させるおそれがない。

0038

請求項3によれば、請求項1の構成と請求項2の構成を併せ持つことにより、安全ロックレバーの相反する操作位置において、それぞれ、運転室の昇降と、旋回、走行、フロント作動、作業具作動とが許容、禁止されるので、請求項2の効果に加え、さらに、運転室の昇降時に前記旋回、走行、フロントや作業具の作動等、他のアクチュエータの作動が禁止され、安全性がさらに向上する。

図面の簡単な説明

0039

図1本発明による作業機の一実施例を示す運転室下部の内部構造の側面図である。
図2本実施例の作業機をフロントを省略して示す側面図である。
図3図2の正面図である。
図4本実施例の運転室の本体に対する取付け構造を示す平面図である。
図5本実施例の安全弁の作用を説明する油圧回路図である。
図6(A)は本実施例の運転室昇降用油圧シリンダの制御用電気油圧回路を示す図、(B)は本実施例の安全ロックレバーとリミットスイッチとの関連動作の説明図である。

--

0040

1:本体、2:下部走行体、3:旋回装置、4:上部旋回体、5:運転室、6:支持枠、7:レール、8:フレーム、9:摺動具、10:運転室昇降用油圧シリンダ、10a:トラニオン、13:ブラケット、14:ストッパ、15:係止部材、16:ホルダ、18:運転室フロア、21:安全ロックレバー、25:安全弁、33a〜33f:コントロール弁、34a〜34c:パイロット弁、38:リミットスイッチ、39:操作スイッチ、40:コントロール弁

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