図面 (/)

技術 カラオケ装置用ボリューム自動調整装置

出願人 日本コロムビア株式会社
発明者 酒井英人
出願日 1996年2月5日 (24年9ヶ月経過) 出願番号 1996-018928
公開日 1997年8月15日 (23年3ヶ月経過) 公開番号 1997-214266
状態 未査定
技術分野 増幅の制御の細部、利得制御回路 他に分類されない音響(残響,カラオケ等) 増幅器の制御の細部、利得制御
主要キーワード 瞬間瞬間 混合具 音量設定レベル 基準音量レベル 使用スタイル 入力レベル値 音量レベル値 入力音量レベル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年8月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

解決手段

CPU8は、マイク音量入力手段10で入力された基準のマイク音量値をA/D変換器6から入力された音声信号音量レベル値と比較し、入力音量レベル値が基準マイク音量に一致するようにマイクアンプ2のゲインを制御する。また、マイクアンプ2からの音声信号の音量レベルとA/D変換器7からの楽曲信号の音量レベルの比率が混合比入力手段9で設定された音量混合比に一致するように、音量調節回路3の音声信号及び楽曲信号の出力ゲイン値を設定する。音量調節回路3は、CPU8で設定するボーカル音声信号及び楽曲信号の出力ゲイン値に従って、合成制御を行い、スピーカ5に出力する。

概要

背景

カラオケ装置は、カラオケ楽曲に合わせてを歌うための装置である。

図6に、従来のカラオケ装置用ボリューム調整装置を示す。ボーカル音声マイクロフォン12を通して、マイクアンプ2に入力される。このマイクアンプ2から出力される音声信号は、加算器13で楽曲信号加算される。加算器13の出力は出力アンプ4を介してスピーカ5へ出力される。マイク音量設定手段14は、マイクアンプ2のゲインを調節することによりマイボリュームを設定するためのものである。出力音量設定手段15は、マイク音声及びカラオケ楽曲を加算した後の信号の出力ボリュームを調整するためのものである。例えば歌い手がカラオケ楽曲を選択し、それを歌おうとする場合、スピーカからの出力ボリュームが適当か否かの判断は、その楽曲を実際に歌い手が数フレーズ歌ってから、不適当な場合には聞き手もしくは歌い手自身がマイク音量設定手段14及び出力音量設定手段15を手動でもしくはリモートコントローラ加減しながら操作し、マイクボリュームを調整していた。

概要

歌い手の発声音量に関わらず、スピーカからの出力ボリュームを常に最適値に調整するカラオケ装置用ボリューム自動調整装置を提供する。

CPU8は、マイク音量入力手段10で入力された基準のマイク音量値をA/D変換器6から入力された音声信号の音量レベル値と比較し、入力音量レベル値が基準マイク音量に一致するようにマイクアンプ2のゲインを制御する。また、マイクアンプ2からの音声信号の音量レベルとA/D変換器7からの楽曲信号の音量レベルの比率が混合比入力手段9で設定された音量混合比に一致するように、音量調節回路3の音声信号及び楽曲信号の出力ゲイン値を設定する。音量調節回路3は、CPU8で設定するボーカル音声信号及び楽曲信号の出力ゲイン値に従って、合成制御を行い、スピーカ5に出力する。

目的

この発明は、上記のような問題を解決して、カラオケ楽曲を再生する毎の歌い手の発声音量に関わらず、自動的に最適な出力ボリュームに合わせることができるカラオケ装置用ボリューム自動調整装置を提供することを目的とする。

また、本発明は、マイク音量とカラオケ楽曲音量との音量バランスの点で、自動的に最適な出力ボリュームに合わせることができるカラオケ装置用ボリューム自動調整装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ボーカル音声を入力するためのマイクロフォンと、該マイクロフォンから入力されたボーカル音声信号のゲインを調整するマイクアンプと、前記ボーカル音声信号と楽曲信号出力ボリュームバランスを設定するための音量混合比入力手段と、前記音量混合比入力手段で設定された音量混合比に従い、少なくとも楽曲信号の出力ゲインを設定する出力ゲイン設定手段と、該出力ゲイン設定手段で設定された出力ゲインに従い、前記マイクアンプから得たボーカル音声信号と前記楽曲信号との合成制御を行う音量調節回路を備えたことを特徴とするカラオケ装置用ボリューム自動調整装置

請求項2

ボーカル音声信号の基準音量レベルを設定するマイ基準音量設定手段と、マイクロフォンから入力されたボーカル音声信号の音量レベルを前記基準音量レベルと比較して、前記ボーカル音声信号が前記基準音量レベルに一致するようにマイクアンプのゲインを設定するマイクアンプゲイン設定手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置用ボリューム自動調整装置。

請求項3

前記出力ゲイン設定手段は、前記マイクアンプから出力される音声信号音量レベル値から前記音量混合比入力手段で設定した音量混合比に基づき楽曲信号の出力音量レベル値を算出し、前記音量調節回路における楽曲信号のゲイン定数の設定を行うことを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置用ボリューム自動調整装置。

技術分野

0001

本発明は、カラオケ装置に関し、特に、その出力ボリューム調整の自動化に関するものである。

背景技術

0002

カラオケ装置は、カラオケ楽曲に合わせてを歌うための装置である。

0003

図6に、従来のカラオケ装置用ボリューム調整装置を示す。ボーカル音声マイクロフォン12を通して、マイクアンプ2に入力される。このマイクアンプ2から出力される音声信号は、加算器13で楽曲信号加算される。加算器13の出力は出力アンプ4を介してスピーカ5へ出力される。マイク音量設定手段14は、マイクアンプ2のゲインを調節することによりマイボリュームを設定するためのものである。出力音量設定手段15は、マイク音声及びカラオケ楽曲を加算した後の信号の出力ボリュームを調整するためのものである。例えば歌い手がカラオケ楽曲を選択し、それを歌おうとする場合、スピーカからの出力ボリュームが適当か否かの判断は、その楽曲を実際に歌い手が数フレーズ歌ってから、不適当な場合には聞き手もしくは歌い手自身がマイク音量設定手段14及び出力音量設定手段15を手動でもしくはリモートコントローラ加減しながら操作し、マイクボリュームを調整していた。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、複数人数で、かつ順不同でカラオケ楽曲を再生する場合、従来のカラオケ装置の出力ボリューム調整装置では、歌い手の発声音量に応じて、その都度2つの音量設定手段を操作して出力ボリュームを変更しなくてはならず、変更する際も折角マイクボリュームを最適化しても楽曲とのバランスが悪くなり、再び出力ボリュームを変更し、また更にマイクボリュームを調整しなければならず煩わしいという問題があった。

0005

また、マイクの使用スタイルには特に個人差があるため、歌い手に関しては楽曲が出て数フレーズ歌いながら出力ボリュームの調整を行わなければならず、せっかくのカラオケが興ざめしてしまうという問題があった。また、聞き手に関しては歌い手がマイクに近づきすぎて非常に聞き苦しいもしくはマイクから距離をとりすぎて聞き取りにくい場合に歌い手が歌っている目の前で出力ボリュームを調整しなければならないためお互いに気分を害してしまうという問題もあった。

0006

なお、特開平5−19777号公報は、曲の再生中に歌い手がマイクロ音量等のボリュームを手動で調整した場合であっても、その曲の終わりあるいは次の曲の始めに、マイク音量等を予めメモリしておいた標準レベルに自動的に戻すとともに、曲再生中はマイク出力が予め設定したレベルを越えると、その度にゲインを所定量づつ減衰させるカラオケ装置を開示している。

0007

しかし、このカラオケ装置では、1曲毎に音量レベルを標準レベルに戻すので、標準レベルに適合しない歌い手は自分が歌う度に音量レベルを手動調整する必要がある。また、曲の再生中にマイク出力が予め設定したレベルを越えると自動的に音量レベルを低減させる技術は示されているが、マイク出力が低すぎる場合の自動的な対処、及び、マイク音量とカラオケ楽曲音量とのバランスについては考慮されていない。したがって、マイク出力が低すぎる場合にはマイク音量の手動調整が必要であり、またマイク音量とカラオケ楽曲音量とのバランスを適正に設定するには、両音量を何度も設定し直さなければならないという上記と同様の問題があると考えられる。

0008

さらに、例えば光ディスク及び通信カラオケの混在したカラオケ装置もしくは集中管理システムのカラオケ装置においては、カラオケ楽曲の出力音量設定レベル制作メーカ毎に異なっているため、マイク音量は最適値であるとしても、カラオケ楽曲音量及びそのマイク音量との音量バランスの点で出力ボリュームが最適になるとは限らず、新たに設定し直さなければならないという問題があった。

0009

この発明は、上記のような問題を解決して、カラオケ楽曲を再生する毎の歌い手の発声音量に関わらず、自動的に最適な出力ボリュームに合わせることができるカラオケ装置用ボリューム自動調整装置を提供することを目的とする。

0010

また、本発明は、マイク音量とカラオケ楽曲音量との音量バランスの点で、自動的に最適な出力ボリュームに合わせることができるカラオケ装置用ボリューム自動調整装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明によるカラオケ装置用ボリューム自動調整装置は、ボーカル音声を入力するためのマイクロフォンと、該マイクロフォンから入力されたボーカル音声信号のゲインを調整するマイクアンプと、前記ボーカル音声信号と楽曲信号の出力ボリュームのバランスを設定するための音量混合比入力手段と、前記音量混合比入力手段で設定された音量混合比に従い、ボーカル音声及び楽曲信号の出力ゲインを設定する出力ゲイン設定手段と、該出力ゲイン設定手段で設定された出力ゲインに従い、前記マイクアンプから得たボーカル音声信号と前記楽曲信号との合成制御を行う音量調節回路を備えたことを特徴とする。

0012

本発明による装置は、また、ボーカル音声信号の基準音量レベルを設定するマイク基準音量設定手段と、マイクロフォンから入力されたボーカル音声信号の音量レベルを前記基準音量レベルと比較して、前記ボーカル音声信号が前記基準音量レベルに一致するようにマイクアンプのゲインを設定するマイクアンプゲイン設定手段とを備えるものである。

0013

前記出力ゲイン設定手段は、前記マイクアンプから出力される音声信号の音量レベルから前記音量混合比入力手段で設定した音量混合比に基づき楽曲信号の出力音量レベル値を算出し、前記音量調節回路における楽曲信号のゲイン定数の設定を行う。

0014

なお、前記「音量混合比」は数値で入力することができるが、必ずしも数値で入力する必要はなく、例えば、楽曲音量に対するボーカル音声量の大きさに関する複数の選択肢を選択スイッチ等により提示して、そのいずれかをユーザに選択させるようにしてもよい。あるいは、ジャンル別に予め音量混合比を設定しておき、そのいずれかのジャンルをユーザに選択させるようにしてもよい。

0015

出力ゲイン設定手段およびマイクアンプゲイン設定手段は、中央処理装置(CPU)を用いたプログラム制御により実現することができる。その場合、アナログ音声信号およびアナログ楽曲信号は、A/D変換器によりデジタル化して処理することができる。

0016

楽曲信号は、記録媒体から再生するか、または通信により得ることができる。

0017

本発明によれば、予め楽曲信号と音声信号の混合比を設定することにより、ボーカル音声及びカラオケ楽曲に対する出力ボリュームのバランスが一定となるので、従来のようにマイク音量設定と出力音量設定を何度も繰り返しおこなう煩雑な操作が不要となる。

0018

また、入力されたボーカル音声信号の音量レベル値初期設定した基準のマイク音量レベル値nに一致させるよう調節することにより、歌い手の発声音量及びマイクロフォンの使用スタイルに関わらず、出力のボーカル音量を一定に調整することができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

図1に、本発明の一実施の形態によるカラオケ装置用ボリューム自動調整装置の基本構成図を示す。

0020

図において、1はカラオケ装置本体、2は設定ゲイン値によってボーカル音声信号のゲインを調整できるマイクアンプ、3は音声信号と楽曲信号の混合具合及び出力ゲインを調整できる音量調節回路、5はスピーカ、6はボーカル音声をデジタル音声信号に変換するA/D変換器、7は楽曲信号をデジタル楽曲信号に変換するA/D変換器、8はカラオケ装置本体1の動作を制御するための中央処理装置(CPU)、9はボーカル音声とカラオケ楽曲の音量混合比を初期設定する混合比入力手段、10はマイクアンプの基準マイク音量レベル値を設定するマイク音量入力手段、11はCPU8の制御内容を定めたプログラムおよび各種データを記憶したリードオンリーメモリ(ROM)、12はボーカル音声を入力するマイクロフォンである。

0021

まず、このカラオケ装置全体の概略動作を説明する。

0022

マイクロフォン12を通して入力されたボーカル音声は、マイクアンプ2に入力される。マイクアンプ出力の音声信号は、A/D変換器6と音量調節回路3に入力される。A/D変換器6において、音声信号はデジタル信号に変換され、CPU8に出力される。楽曲信号は、音量調節回路3とA/D変換器7に入力される。混合比入力手段9ではボーカル音声信号と楽曲信号の混合具合が設定され、音量混合比としてCPU8に出力される。マイク音量入力手段10では、入力された値に相当するマイク音量値をROM11から選択し、CPU8を通し、相当するゲイン値に変換されて前記マイクアンプ2に設定される。CPU8は、A/D変換器7からの楽曲信号が入力される期間を楽曲再生期間と見なし、その期間中A/D変換器6から入力される音声信号の音量レベル値を認識するとともにこの音量レベル値と既設定の基準音量レベルとの差に応じてマイクアンプ2のゲインを設定する。さらに、混合比入力手段9で予め設定しておいた音量混合比に従って、音量調節回路3の出力ゲイン値を設定する。この音量調節回路3は、CPU8が設定する出力ゲイン値に従ってボーカル音声信号と楽曲信号の混合具合及び出力ゲインを調整し、スピーカ5に出力する。

0023

このようなカラオケ装置の動作により、歌い手の発声音量及びマイクロフォンの使用スタイルに関わらず、出力のボーカル音量を一定に調整することができる。また、予め楽曲とボーカル音声の混合具合を設定することにより、ボーカル音声及び楽曲に対する出力ボリュームのバランスが一定となるので、従来のようにマイク音量設定と出力音量設定の2手段を調整しながら何度も繰り返し設定する必要がなくなる。更に、光ディスク及び通信カラオケの混在したカラオケ装置もしくは集中管理システムのカラオケ装置において、制作メーカ毎にカラオケ楽曲の音量設定レベルが異なっていても、出力ボリュームのバランスを最適に保持することができる。

0024

次に、本カラオケ装置の各部の具体的な動作を説明する。

0025

まず、図2に、マイクロフォン12の基準の音量レベル値nをマイク音量入力手段10により入力する場合の具体的な処理、即ち、歌い手の手動操作にしたがって、キー入力もしくはつまみ等のレベルで入力する場合の処理のフローチャートを示す。

0026

図2において、最初にキー入力もしくはつまみ等のどちらで設定入力するかを選択する(S21)。つまみ等で設定入力する場合は、入力したレベル値(n0)を受け(S27)、これを基準音量値nとする(n=n0)(S28)。キー入力を選択した場合、例えば『最大・大きめ・ふつう・小さめ』の表示からそのいずれかを選択すればよい(S22)。選択した表示に対応した音量値をROM11から選択(『n1・n2・n3・n4』)し、音量レベル値nが入力されたものとして扱う(S23〜S26)。尚、『最大』は、ハウリング等を起こさない音量レベル値に設定しておくというのは言うまでもない。以後、この音量レベル値nが全てのゲイン調整の基準となる。即ち、入力信号の音量レベル値がnと一致する場合に設定されるアンプゲイン値の変更量は0〔dB〕となる。

0027

次に、混合比入力手段9において、音声信号及び楽曲信号の出力ボリュームのバランスをキー入力もしくはつまみ等のレベルで入力する。例えば、基準となる音声信号の出力レベル値を1とした場合の、楽曲信号の出力レベル値との割合で設定を行う。ボーカルを前面に押し出したい場合は、ボーカルを大きめ(例えばボーカル:楽曲=1:0.9または1:0.8等)に設定すればよいし、プロと同じ感覚で歌いたい場合には、ボーカルを少し抑え気味(例えばボーカル:楽曲=1:1または1:1.1等)に設定すればよい。これについては、音楽ジャンルによってバランスが微妙に違うことを利用して、例えば歌謡曲・演歌(ボーカル:楽曲=1:0.8)、ロックフォーク(ボーカル:楽曲=1:1)とジャンル別に設定できるようにしてもよい。

0028

音量混合比を設定し終わると、この音量混合比に基づいて、音声信号の基準の出力音量レベル値nより楽曲信号の基準音量レベル値kが算出される。この音量レベル値kが、楽曲信号の基準音量値となる。CPU8において、マイクの音量レベル値nに相当するマイクアンプ2のゲイン定数c〔dB〕、及び楽曲信号の音量レベル値kに相当する音量調節回路3内の楽曲信号のゲイン定数b〔dB〕を設定する。

0029

以上の初期設定を行った後、CPU8は、A/D変換器7から楽曲信号が入力され始めると、楽曲が再生されたと判断して、モードを楽曲再生期間とする。以下に、楽曲再生間中の動作について説明する。

0030

前述のように、マイクロフォン12を通してボーカル音声は、マイクアンプ2に入力される。マイクアンプ2から出力された音声信号は、音量調節回路3及びA/D変換器6に入力される。A/D変換器6において音声信号はデジタル音声信号に変換され、CPU8に出力される。

0031

図3にマイクアンプ2からの入力信号(A/D変換器6の出力)の音量レベル値検出のフローチャートを示す。

0032

CPU8は、期間w〔s〕(この期間はサビの期間、30秒毎等色々考えられる)のA/D変換器6からの入力データxを記憶する(S31)。次に、ボーカル音声の入力レベル値が0または微少(値y)の場合、歌い出し以前もしくは曲間と判断し、音量レベル値xがy以上の値のみを有効音声データとし、有効音声データ値トータル及びそのサンプル数から平均値zを算出する(S32)。この平均値zを入力音声信号の音量レベル値mとする(S33)。尚、検出期間w〔s〕を設定する場合、あまり短時間に設定すると曲の瞬間瞬間において検出及び出力音量の制御が行われてしまうため、歌の抑揚等が失われてしまう可能性が生ずる。そのため、検出期間は、ある程度の時間をもった期間を設定すべきである。式(1−1)に、音量差D、音声信号の音量レベル値m及び基準のマイク音量レベル値n関係を示す。

0033

D=m−n ・・・・・・・ (1−1)
図4にマイクアンプ2におけるゲイン値設定のフローチャートを示す。まず、図3の処理で検出した入力音量レベル値mを受け(S41)、この値と初期設定した基準のマイク音量レベル値nとの比較を行い、音量差Dを検出する(S42)。ついで、検出された音量差Dに従って、マイクアンプ2のゲイン定数c〔dB〕が変更される(S43〜S47)。即ち、式(1−1)において、Dの値が正の値であった場合はゲイン定数c〔dB〕を現在の値からDに相当する分(α)だけ下げた値に変更され(S45)、負の値であった場合はDに相当する分(α)だけ上げた値に変更される(S47)。D=0の場合は、ゲイン定数c〔dB〕は直前の値と同等(不変)とされる(S46)。

0034

図5に、音量調節回路3に入力される楽曲信号のゲイン値設定のフローチャートを示す。A/D変換器7において楽曲信号はデジタル楽曲信号に変換され、CPU8に出力される。CPU8は、音声信号のレベル値検出と同様にしてデジタル楽曲信号の音量レベル値jを検出し(S51)、入力音量レベル値jと初期設定した基準の楽曲音量レベル値kの比較を一定期間行い、音量差iを検出する(S52)。式(1−2)に、音量差i、楽曲信号の音量レベル値j及び基準の楽曲音量レベル値k関係を示す。

0035

i=j−k ・・・・・・・ (1−2)
検出された音量差i及び混合比入力手段9により設定された音量混合比に従い、前述の音量調節回路3の楽曲信号のゲイン定数b〔dB〕の初期設定と同様の算出方法で、ゲイン定数b〔dB〕が変更される(S53〜S57)。即ち、式(1−2)において、iの値が正の値であった場合はゲイン定数b〔dB〕を現在の値からiに相当するだけ分(β)だけ下げた値に変更され(S55)、負の値であった場合はiに相当する分(β)だけ上げた値に変更される(S57)。i=0の場合は、ゲイン定数b〔dB〕は直前の値と同等(不変)に設定される(S56)。尚、楽曲のレベル検出の場合、検出箇所を数カ所設けてもよいが、バラッド等楽曲によって変動の激しいことがあるため、その都度楽曲の出力音量レベルが変化しては大変歌いづらくなってしまうことがある。従って、初期設定後の1回目の設定以降は、変動レベル幅をある程度考慮して、その範囲を不感帯とし、これを越えなければ敢えて楽曲の出力音量レベルを変更しないよう設定すべきである。そのためには、図5のステップS53,S54の不等式右辺の”0”を所定の正の値に変更すればよい。

0036

マイクアンプ2から出力されたボーカル音声信号は、音量調節回路3に供給され、予め初期設定された音量混合比で楽曲信号と混合され、スピーカ5を通して、歌い手及び聞き手のに届く。

0037

尚、歌の途中でも入力レベル極端に低い場合は、アンプゲイン制御リミッタを設け、アンプゲイン値が大きくなりすぎてハウリング等起こさないよう設定しなければならない。

0038

以上説明したように、入力されたボーカル音声信号の音量レベル値を初期設定した基準のマイク音量レベル値nに一致させるよう調節することにより、歌い手の発声音量及びマイクロフォンの使用スタイルに関わらず、出力のボーカル音量を一定に調整することができる。更に、楽曲信号の音量レベル値を楽曲毎に調節し、また予め楽曲信号と音声信号の混合具合を設定することにより、ボーカル音声及びカラオケ楽曲に対する出力ボリュームのバランスも常に一定となるので、マイク音量設定と出力音量設定の2手段を調整しながら、何度も繰り返し設定する必要がなく、プロが歌うようなバランスの設定も簡易的に可能となる。

0039

尚、カラオケ装置本体でのボーカルボリューム自動調整機能を非作動にし、歌い手が任意にボーカルボリュームを設定できるようにすることも可能である。

発明の効果

0040

本発明によれば、ボーカル音声の入力音量レベル値に応じてマイクアンプのゲインを調整し、またボーカル音声及びカラオケ楽曲のゲイン調整を音量混合比で設定できるようにすることにより、歌い手の発声音量に対する出力ボリューム及び楽曲との音量バランスを最適に自動調整でき、従来のように歌い手が交代する毎にマイク音量及び出力音量の両方を何度も調整するという煩わしさを解消できる。

図面の簡単な説明

0041

図1本発明のカラオケ装置用ボリューム自動調整装置の構成図。
図2実施の形態のマイク音量レベル値入力手段のフローチャート。
図3実施の形態の入力音量レベル値検出を示すフローチャート。
図4実施の形態のマイクアンプのゲイン制御を示すフローチャート。
図5実施の形態の音量調節回路のゲイン制御を示すフローチャート。
図6従来のカラオケ装置用ボリューム調整装置の構成図。

--

0042

1カラオケ装置本体
2マイクアンプ
3音量調節回路(加算器及びアンプ)
4出力アンプ
5スピーカ
6,7 A/D変換器
8 CPU
9 混合比入力手段
10マイク音量入力手段
11 ROM
12マイクロフォン
13 加算器
14 マイク音量設定手段
15出力音量設定手段

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • アイコム株式会社の「 APC回路用の電流検出抵抗切替装置」が 公開されました。( 2020/08/31)

    【課題】ユーザーが選択した出力電力設定がハイのときは、電力効率を上げるため、電流検出抵抗の値を小さくし、出力電力設定がローのときは、正確な出力電力の調整のため、電流検出抵抗の値を大きくする、という特性... 詳細

  • 三菱電機株式会社の「 可変利得増幅器」が 公開されました。( 2020/08/20)

    【課題・解決手段】本発明を適用した可変利得増幅器は、入力端子、及び出力端子と接続され、入力端子からの信号を増幅して出力端子へ出力する第1のトランジスタ群と、入力端子と接続された第2のトランジスタ群と、... 詳細

  • 新日本無線株式会社の「 低雑音増幅装置」が 公開されました。( 2020/07/27)

    【課題】雑音特性や歪特性を悪化させることなく、入力信号を増幅できるようにした低雑音増幅装置を提供する。【解決手段】信号入力端子1と信号出力端子2との間に接続された低雑音増幅器3と、低雑音増幅器3の出力... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ