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技術 移載装置

出願人 ソニー株式会社財団法人家電製品協会
発明者 奥井洋文石井洋行
出願日 1996年2月2日 (25年4ヶ月経過) 出願番号 1996-040549
公開日 1997年8月12日 (23年10ヶ月経過) 公開番号 1997-208037
状態 特許登録済
技術分野 コンベア上の物品の姿勢制御
主要キーワード 解体位置 ストツパ ウオーム歯車 回動駆動機構 コネクタ付きケーブル 駆動制御機構 センタリング機構 アクチユエータ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年8月12日)のものです。
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図面 (9)

課題

本発明は、移載装置について、移載に対する信頼性を向上し得るようにする。

解決手段

本発明は、搬送パレツトにおいて一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台回動駆動手段によつて軸を中心としてて回転させると共に当該載上台と一体に陰極線管を回転移動させ、受取手段によつてこの陰極線管を背面側から受け取らせて移載するようにしたことにより、陰極線管を管面が上向きとなるように確実かつ容易に回転移動させて移載することができ、かくして移載に対する信頼性を向上し得る移載装置を実現することができる。

概要

背景

近年、環境破壊の深刻化に伴い使用済み製品再利用化の研究が各方面において行われている。現在、そのうちの1つとして、廃棄されたCRT機器の再利用化に対する研究が本願出願人によつて進められている。

ここで図6及び図7は、一般的なCRT機器1の構成を示すものである。この図6及び図7からも明らかなように、一般的なCRT機器1においては、キヤビネツト2のフロント面2A側に各種操作スイツチ3等が配設されると共に、キヤビネツト2内部にスピーカ4、回路基板5及びCRT6等が所定位置固定配置されている。またこれら各操作スイツチ3、スピーカ4及びCRT6は、それぞれ回路基板5に図示しないコネクタ付きケーブルを介して電気的に接続されている。

この場合CRT6においては、図8に示すように、ほぼ純粋なガラス材からなるパネル部6Aと、鉛を40〔%〕程度混合させたガラス材からなるフアンネル部6Bとをフリツトガラスはんだガラス)を用いて溶着することにより形成されている。またCRT6のパネル部6A及びフアンネル部6Bが接合されている部分には図示しない防爆バンドテープを介して防爆バンド7が強く締めつけられた状態で捲着されている。

さらにCRT6の背面部には電子銃8及び偏向ヨーク9等が配設されると共に、その内部にはアパーチヤグリル10が配置されており、パネル部6Aの管面(パネル面)6AXの内側面でなる蛍光面には青、赤及び緑の蛍光体11の顔料規則正しく塗布されている。従つてこのようなCRT機器1の再利用を考えた場合、主としてガラス材からなるCRT6が特に再利用化し易く、このため最近では廃棄されたCRT機器1のCRT6をキヤビネツト2から取り出し、破砕してガラス材を回収し、これを再利用することが行われている。

概要

本発明は、移載装置について、移載に対する信頼性を向上し得るようにする。

本発明は、搬送パレツトにおいて一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台回動駆動手段によつて軸を中心としてて回転させると共に当該載上台と一体に陰極線管を回転移動させ、受取手段によつてこの陰極線管を背面側から受け取らせて移載するようにしたことにより、陰極線管を管面が上向きとなるように確実かつ容易に回転移動させて移載することができ、かくして移載に対する信頼性を向上し得る移載装置を実現することができる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台を有する搬送パレツトと、上記搬送パレツトの上記載上台を上記軸を中心として回動させる回動駆動手段と、上記回動駆動手段によつて上記搬送パレツトの上記載上台と一体に回転移動された上記陰極線管を当該陰極線管の背面側から受け取る受取手段とを具え、回動駆動手段が上記搬送パレツトの上記陰極線管が載上された上記載上台を回転させることにより、上記受取手段に上記陰極線管を上記管面が上向きとなるように移載することを特徴とする移載装置

請求項2

上記搬送パレツトは、上記載上台を当該載上台に載上された上記陰極線管の上記管面が重力方向に対して所定の角度を有するように傾けることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。

請求項3

上記搬送パレツトの上記載上台に設けられた支持部に、上記陰極線管の上記管面の所定領域を露出させる開口が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の移載装置。

請求項4

上記受取手段は、一端側が上記軸とほぼ平行な所定の軸を中心として回動自在に軸支された陰極線管受け部を有し、当該陰極線管受け部は、上記回動駆動手段によつて上記搬送パレツトの上記載上台と一体に上記陰極線管が回転移動されるとき、上記載上台の回転方向とは逆の方向に回転移動し、上記陰極線管の上記背面側が当接されると当該背面側が当接された状態で上記搬送パレツトの上記載上台と共に当該載上台と同一方向に回転して上記陰極線管を上記管面が上向きとなるように受け取ることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。

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0001

以下の順序で本発明を説明する。
発明の属する技術分野
従来の技術(図6図8
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図3(A)〜図5
発明の実施の形態
(1)実施例
(1−1)CRT機器解体処理手順(図1及び図2
(1−2)移載装置図3(A)〜図5
(2)他の実施例
発明の効果

技術分野

0002

本発明は移載装置に関し、例えば廃棄された陰極線管(以下、これをCRT、Cathode Ray Tubeと呼ぶ)機器を解体する際に移載する移載装置に適用して好適なものである。

背景技術

0003

近年、環境破壊の深刻化に伴い使用済み製品再利用化の研究が各方面において行われている。現在、そのうちの1つとして、廃棄されたCRT機器の再利用化に対する研究が本願出願人によつて進められている。

0004

ここで図6及び図7は、一般的なCRT機器1の構成を示すものである。この図6及び図7からも明らかなように、一般的なCRT機器1においては、キヤビネツト2のフロント面2A側に各種操作スイツチ3等が配設されると共に、キヤビネツト2内部にスピーカ4、回路基板5及びCRT6等が所定位置固定配置されている。またこれら各操作スイツチ3、スピーカ4及びCRT6は、それぞれ回路基板5に図示しないコネクタ付きケーブルを介して電気的に接続されている。

0005

この場合CRT6においては、図8に示すように、ほぼ純粋なガラス材からなるパネル部6Aと、鉛を40〔%〕程度混合させたガラス材からなるフアンネル部6Bとをフリツトガラスはんだガラス)を用いて溶着することにより形成されている。またCRT6のパネル部6A及びフアンネル部6Bが接合されている部分には図示しない防爆バンドテープを介して防爆バンド7が強く締めつけられた状態で捲着されている。

0006

さらにCRT6の背面部には電子銃8及び偏向ヨーク9等が配設されると共に、その内部にはアパーチヤグリル10が配置されており、パネル部6Aの管面(パネル面)6AXの内側面でなる蛍光面には青、赤及び緑の蛍光体11の顔料規則正しく塗布されている。従つてこのようなCRT機器1の再利用を考えた場合、主としてガラス材からなるCRT6が特に再利用化し易く、このため最近では廃棄されたCRT機器1のCRT6をキヤビネツト2から取り出し、破砕してガラス材を回収し、これを再利用することが行われている。

発明が解決しようとする課題

0007

ところでCRT機器を解体するには種々の工程が必要となり、これら各工程間においてCRT6が取り付けられたキヤビネツト2や当該キヤビネツト2から取り出されたCRT6を作業者が搬送しなければならない。ところが、CRT6は比較的重量が重いため、このCRT6を搬送する作業者に負担がかかると共に、作業者がCRT6を支え切れずに落下させる等の問題が生じると考えられる。

0008

また、作業者がCRT6を搬送する場合、背面部から電子銃8が切断分離されたCRT6を搬送することが考えられる。ところが、CRT6はガラス体でなるため、電子銃8が切断された切断面が鋭利になつており、このCRT6を搬送する作業者が切断面によつて怪我をする場合があると考えられる。

0009

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、移載に対する信頼性を向上し得る移載装置を提案しようとするものである。

課題を解決するための手段

0010

かかる課題を解決するため本発明においては、一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台を有する搬送パレツトと、当該搬送パレツトの載上台を軸を中心として回動させる回動駆動手段と、当該回動駆動手段によつて搬送パレツトの載上台と一体に回転移動された陰極線管を当該陰極線管の背面側から受け取る受取手段とを設けるようにして、回動駆動手段が搬送パレツトの陰極線管が載上された載上台を回転させることにより、受取手段に陰極線管を管面が上向きとなるように移載するようにした。

0011

搬送パレツトにおいて一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台を回動駆動手段によつて軸を中心として回転させると共に当該載上台と一体に陰極線管を回転移動させ、受取手段によつてこの陰極線管を背面側から受け取らせて当該陰極線管を移載するようにしたことにより、陰極線管を管面が上向きとなるように確実かつ容易に回転移動させて移載することができる。

発明を実施するための最良の形態

0012

下図面について、本発明の一実施例を詳述する。

0013

(1)実施例
(1−1)CRT機器の解体処理手順
図1は、実施例によるCRT機器の解体処理手順RT1を示すものであり、廃棄されるCRT機器1が解体処理ラインに搬送されると、このCRT機器の解体処理手順RT1を開始(ステツプSP1)して、まずCRT機器1のキヤビネツト2のフロント面2A及びCRT6のパネル面6AXの寸法を測定する(ステツプSP2)。

0014

次いでこの測定結果に基づいてCRT6が固定されたキヤビネツト2のフロント部を他の部分から切り離し、この後この切り離されたキヤビネツト2のフロント部(以下、これを前キヤビネツトと呼ぶ)と一体にCRT6をキヤビネツト2内部から取り出す(ステツプSP3)。続いてこのCRT6の背面部から電子銃8を切断分離すると共に偏向ヨーク9等を取り外し、この後CRT6から前キヤビネツトを取り外す(ステツプSP4)。

0015

次いで図6図8との対応部分に同一符号を付して示す図2に示すように、CRT6をパネル部6Aと、フアンネル部6Bと、パネル部6A及びフアンネル部6Bの接合部(以下、これをアパーチヤグリル取り付け部と呼ぶ)6Cとに切断分離する(ステツプSP5)。さらにこの後パネル部6Aをカレツト状に破砕する(ステツプSP6)ことによりガラス材を回収し(ステツプSP7)、フアンネル部6Bをカレツト状に破砕する(ステツプSP8)ことにより鉛ガラス材を回収する(ステツプSP9)。一方、アパーチヤグリル取り付け部6Cをカレツト状に破砕し(ステツプSP10)、かけらをガラス材と鉛ガラス材とに選別する(ステツプSP11)ことによりガラス材及び鉛ガラス材を回収する(ステツプSP7及びステツプSP9)。これにより、廃棄されたCRT機器1のCRT6からガラス材及び鉛ガラス材を回収効率良く得ることができる(ステツプSP12)。

0016

(1−2)移載装置
図3(A)及び(B)において、上述したCRT機器の解体処理手順RT1のステツプSP4においてCRT20から電子銃を切断分離すると共に偏向ヨーク等を取り外した後、このCRT20を移載する場合に用いる移載装置21を示す。この移載装置21においては、前キヤビネツト22に固定されたCRT20を搬送する搬送パレツト23と、当該搬送パレツト23によつて搬送されたCRT20を回転移動させる回動駆動部24と、この回転移動されたCRT20を受け取る受取部25とから構成されている。

0017

ここで、まず搬送パレツト23においては、板状でなるパレツト本体30の一面30Aの一端側に一対の軸受部(以下、これらを本体側軸受部と呼ぶ)31及び32が所定の間隔を介して垂設されている。これら各本体側軸受部31及び32には、図示しない軸部が設けられていると共に、L字状に形成された載上台33の一方の板部33Aに垂設された図示しない一対の軸受部(以下、これらを載上台側軸受部と呼ぶ)がこの軸部を中心として矢印aで示す方向及びこれとは逆の方向に回動自在に軸支されている。またこの載上台33の一対の載上台側軸受部には、それぞれパレツト本体30の本体側軸受部31及び32を介して第1のピニオン34及び35が設けられている。

0018

この搬送パレツト23においては、載上台33に前キヤビネツト22に固定されたCRT20を載上し得るようになされており、当該載上台33はCRT20を載上した場合、コーナ部33Bをパレツト本体30の一面30Aに当接させてCRT20のパネル面が当該パレツト本体30の一面30Aに対して所定の角度(例えば、60度程度)を有するように傾ける。この場合、この載上台33においては、他方の板部33Cの内面33Dに前キヤビネツト22のフロント面22Aが当接され、これによりこの板部33Cが前キヤビネツト22をフロント面22A側から支えるように支持し、CRT20を安定して載上し得るようになされている。

0019

一方、回動駆動部24においては、本体部40の上部に第1のアクチユエータ41及びこれに第1の駆動軸42を介して取り付けられた昇降台43が設けられており、当該第1のアクチユエータ41によつて昇降台43を矢印bで示す上方向及びこれとは逆の下方向に移動し得るようになされている。また、この昇降台43上には第2のアクチユエータ44及びこれに第2の駆動軸45を介して取りつけられたラツク46が設けられており、当該第2のアクチユエータ44によつてラツク46を矢印cに示す方向及びこれとは逆の方向に移動し得るようになされている。さらに、この昇降台43上には図示しない軸受部が垂設され、当該軸受部には第2のピニオン47が矢印aに示す方向及びこれとは逆の方向に回動自在に軸支されている。この第2のピニオン47はラツク46の移動に連動して回動する。

0020

ここで、この回動駆動部24は第1及び第2のコンベア48及び49がほぼ直行するように配設されたそのコーナ部に配設されており、当該第1のコンベア48から搬送された搬送パレツト23を図示しない所定の位置決め機構によつて上部の所定位置に位置決めする。この状態においてこの回動駆動部24では、第1のアクチユエータ41を駆動させて昇降台43を上昇させ、当該昇降台43上の第2のピニオン47と搬送パレツト23の第1のピニオン34とを歯合させる。この後、第2のアクチユエータ44を駆動してラツク46を移動させることにより、第2のピニオン47を介して搬送パレツト23の第1のピニオン34と一体に載上台33を回動させ得るようになされている。

0021

また受取部25においては、筐体50の底部50Aに一対の第1及び第2のガイドレール51及び52が併設されており、これら第1及び第2のガイドレール51及び52上にはモータ53及びこれに取り付けられたローラ54を介して当該ローラ54上部に設けられた本体部55がモータ53によつて矢印dに示す方向及びこれとは逆の方向に移動し得るように配置されている。

0022

この本体部55においては、第3のアクチユエータ56及びこれに第3の駆動軸57を介して取り付けられた箱部58が設けられてなり、当該第3のアクチユエータ56によつて箱部58を上方向及び下方向に移動し得るようになされている。この箱部58においては、内部に図示しない回動駆動機構が設けられていると共に、当該回動駆動機構に取り付けられた軸部59が回動駆動部24上部に位置決めされた搬送パレツト23の軸部とほぼ平行となるように当該回動駆動部24と隣り合う側壁(以下、これを第1の側壁と呼ぶ)58Bの内面上部に設けられている。

0023

この場合、この箱部58においては、上部に開口58Aを有すると共に、所定の間隔を介してほぼ平行な2本のアームでなるCRT受け部60が軸部59にこれら各アームのそれぞれ一端側が固着されて設けられている。このCRT受け部60は、軸部59を中心として矢印aに示す方向及びこれとは逆の方向に回動自在に軸支されており、回動駆動機構によつてほぼ水平な状態から上方に垂直となる状態までの90度程度の間において回動される。

0024

ここで、この受取部25においては、CRT20の移載時、まず本体部55を矢印dに示す方向とは逆の方向に移動させて回動駆動部24と隣り合う領域(以下、これを移載領域と呼ぶ)62に待機させる。この後第3のアクチユエータ56の駆動によつて本体部55を上昇移動させて所定の位置に位置決めし、当該本体部55のCRT受け部60を回転させてほぼ垂直な状態にして待機させる。ここでこの受取部25においては、搬送パレツト23の載上台33と一体に矢印aに示す方向に回転移動されたCRT20の背面部20AがCRT受け部60の各アーム間に差し込まれるようにして当該CRT受け部60に当接される。

0025

この状態において受取部25においては、回動駆動部24によつてさらに回転される載上台33と共にCRT受け部60をCRT20の背面部20Aを当接させた状態で回転させてほぼ水平な状態する。この後、回動駆動部24によつて搬送パレツト23の載上台33が矢印aに示す方向とは逆の方向に回転されて当該載上台33がCRT20の載上位置に復帰することにより、受取部25においてはCRT受け部60にCRT20をパネル面が上向きとなるように支持し得るようになされている。

0026

なお、受取部25においてCRT受け部60は、各アームがそれぞれ上面から対向する面に亘つて円弧状に形成され、これら面上に所定の厚みを有するゴムでなるシート63が貼着されている。これによりこのCRT受け部60においてはゴムとCRT20のガラス材との比較的高い摩擦力によつて当該CRT20を安定して支持し得るようになされている。また、この受取部25においては、第1の側壁58Bと対向する側壁(以下、これを第2の側面と呼ぶ)58Cの内面の所定位置にストツパ64が固設されており、CRT20を支持したCRT受け部60が当該CRT20の自重によつてほぼ水平な状態から下方に回転することを防止し得るようになされている。

0027

さらに、CRT20及び前キヤビネツト22には、キヤビネツトを切断分離するとき又はCRT20から電子銃を切断分離するときに発生した切粉(キヤビネツト材又はCRT20のガラス材)が付着しており、受取部25のCRT受け部60にCRT20を支持させたとき、これら切粉が筐体50の底部50Aに落ちる場合がある。このためこの受取部25においては、第1及び第2のガイドレール51及び52がローラ54との隙間にこれら切粉が進入した場合でも、切粉に対して比較的高い耐久性を有するように材料等が選定されている。

0028

さらにこの受取部25には、筐体50の第2の側壁58Cの所定位置に作業終了用の第1のスイツチSW1及び非常停止用の第2のスイツチSW2が配置された制御部65が設けられている。さらにこの受取部25においては、筐体50の移載領域62と隣り合う領域(以下、これを搬送領域と呼ぶ)66において図示しない駆動制御機構に取り付けられた一対のセンタリング機構67及び68が第1及び第2の側壁58B及び58Cに対向させて設けられている。これら一対のセンタリング機構67及び68は、搬送領域66に移動された本体部55の箱部58をセンタリングし、CRT受け部60に支持されているCRT20のパネル面を図示しない吸着移載機によつて確実に吸着保持させ得るようになされている。

0029

ここで図4(A)及び(B)に示すように、搬送パレツト23においてパレツト本体30は、長方形状の板状でなり、当該パレツト本体30の長手方向(以下、これを単に長手方向と呼ぶ)の一端及び他端にそれぞれ対向するように第1及び第2の切欠部30B及び30Cが形成されている。またこのパレツト本体30においては、これら第1及び第2の切欠部30B及び30Cにそれぞれ沿つて対向するように一対の本体側軸受部31及び32が垂設されている。これら各本体側軸受部31及び32には図示しない軸部が設けられており、載上台33の載上台側軸受部70及び71がこの軸部を中心として回動自在に軸支されている。またこれら各載上台側軸受部70及び71には、それぞれ本体側軸受部31及び32を介して第1のピニオン34及び35が設けられている。これにより、この搬送パレツト23においては、第1のピニオン34及び35にそれぞれ第1の切欠部30B及び30Cを介して回動駆動部24に設けられた第2のピニオン47が歯合し得るようになされている。

0030

また、このパレツト本体30においては、長手方向の一端の所定位置に第3の切欠部30Dが形成されており、第1及び第2のコンベア48及び49の所定位置に設けられた例えば板状に形成されたストツパが当接されて位置決めされる。さらに、このパレツト本体30においては、長手方向の他端にゴム等でなるシヨツクアブソーバ72が設けられており、第1及び第2のコンベア48及び49上において複数の搬送パレツト23同士の衝突による衝撃を緩和し得るようになされている。

0031

なお、この搬送パレツト23においては、吸着移載機よつて前キヤビネツト22に固定されたCRT20がパネル面を吸着保持されて搬送された後、載上台3に載上されるようになされている。このため図5に示すように、この搬送パレツト23の載上台33においては、他方の板部33Cの中央部に所定の幅及び切り込み深さを有するように開口33Eが形成されており、吸着移載機によつてCRT20が載上されるとき、この開口33EによつてCRT20が比較的小さい場合でもCRT20のパネル面に吸着された吸着移載機の吸着部を回避し得るようになされている。

0032

以上の構成において、まず吸着移載機よつて前キヤビネツト22に固定されたCRT20を搬送し、当該CRT20を第1のコンベア48の所定の移載位置において搬送パレツト23の載上台33に載上する。次いで搬送パレツト23を第1のコンベア48の所定の解体位置に移動させ、CRT20の背面側から電子銃を切断分離すると共に偏向ヨーク等を取り外し、この後搬送パレツト23を回動駆動部24上に移動させる。

0033

次いで、搬送パレツト23を回動駆動部24に設けられた所定の位置決め機構によつて位置決めする。この後回動駆動部24の第1のアクチュエータ41を駆動させて昇降台43を上昇移動させ、当該昇降台43上に設けられた第2のピニオン47を搬送パレツト23に設けられた第1のピニオン34に歯合させる。この状態において、搬送パレツト23の載上台33に載上されている前キヤビネツト22からCRT20を固定している固定用ネジ等を取り外す。

0034

このとき、受取部25において本体部55を移載領域62に移動させて待機させ、この状態において受取部25の第3のアクチユエータ56を駆動させることにより箱部58を上昇移動させて所定位置に位置決めする。この後CRT受け部60を矢印aに示す方向とは逆の方向に90度程度回転させてほぼ垂直な状態にする。

0035

次いで、回動駆動部24の第2のアクチユエータ44を駆動させてラツク46を矢印cに示す方向に移動させることにより、搬送パレツト23の第1のピニオン34を矢印aに示す方向に回転させる。これにより搬送パレツト23の載上台33と一体にCRT20を矢印aで示す方向に回転移動させて当該CRT20の背面部20Aを受取部25のCRT受け部60に当接させる。この後回動駆動部24の第2のアクチユエータ44によつて搬送パレツト23の載上台33をさらに矢印aに示す方向に回転させると共に、受取部25の回動駆動機構によつてCRT受け部60をCRT20の背面部20Aを当接させた状態で載上台33と同様の方向に回転させることにより、CRT受け部60をほぼ水平な状態にすると共に載上台33の他方の板部33Cもほぼ水平な状態にする。

0036

続いて、回動駆動部24の第2のアクチユエータ44を駆動させてラツク46を矢印cに示す方向とは逆の方向に移動させることにより、搬送パレツト23の第1のピニオン34を矢印aに示す方向とは逆の方向に回転させる。これにより搬送パレツト23の載上台33を受取部25のCRT受け部60にCRT20を支持させた状態でCRT20の載上位置に復帰させる。かくして搬送パレツト23の載上台33に載上されていたCRT20を受取部25のCRT受け部60に移載することができる。

0037

次いで、受取部25の第3のアクチユエータ56を駆動して箱部58を下降移動させた後、CRT20上部の前キヤビネツト22を取り外す。続いて、受取部25の本体部55を搬送領域66に移動させ、当該本体部55の箱部58をセンタリング機構67及び68を駆動してセンタリングする。この後、吸着移載機の吸着部にCRT20のパネル面を吸着保持させ、当該吸着移載機によつてこのCRT20を次の工程に搬送する。

0038

このとき、回動駆動部24において第1のアクチユエータ41を駆動させて昇降台43を下降移動させると共に、搬送パレツト23の位置決めを解除し、当該搬送パレツト23を第2のコンベア49側に移動させる。これによりこの移載装置21においては、回動駆動部24に続いて搬送される搬送パレツト23の載上台33に載上されたCRT20を受取部25に移載し得るようになる。

0039

従つて、この移載装置21においては、搬送パレツト23の載上台33に載上されたCRT20を当該CRT20が固定された前キヤビネツト22から固定用ネジ等を取り外した後、パネル面が上向きとなるように確実かつ容易に回転移動させて移載することができる。また、この移載装置21においては、搬送パレツト23の載上台33をCRT20のパネル面がパレツト本体30の一面30Aに対して所定の角度を有するように傾けるようにしたことにより、前キヤビネツト22からCRT20を固定している固定用ネジ等を容易に取り外すことができるので、このような固定用ネジ等の取り外し作業の効率を向上させることができる。

0040

さらに、この移載装置21においては、搬送パレツト23の載上台33の他方の板部33CにCRT20のパネル面の所定領域を露出させる開口33Eを形成するようにしたことにより、吸着移載機によつてパネル面が吸着保持されたCRT20を搬送パレツト23の載上台33に容易に載上することができる。さらに、この移載装置21においては、回動駆動部24によつて搬送パレツト23の載上台33と一体にCRT20が回転移動されたとき、受取部25のCRT受け部60をほぼ垂直な状態となるように回転させて待機させておき、当該CRT受け部60にCRT20の背面部20Aを当接させ、この状態を維持させてCRT受け部60と搬送パレツト23の載上台33とを回転させるようにしたことにより、CRT20の移載途中において搬送パレツト23の載上台33からCRT20が落下して破損することを防止することができる。

0041

以上の構成によれば、搬送パレツト23に設けられた軸部を中心として回動自在に軸支され、かつCRT20が載上された載上台33を回動駆動部24によつて回転させると共に当該載上台33と一体にCRT20を回転移動させ、この回転移動されたCRT20を受取部25のCRT受け部60によつて背面側20Aから受け取るようにしたことにより、CRT20をパネル面が上向きとなるように確実かつ容易に回転移動させて移載することができ、かくして移載に対する信頼性を向上し得る移載装置を実現することができる。

0042

(2)他の実施例
なお上述の実施例においては、回動駆動部24の昇降台43上にラツク46及び第2のピニオン47を設け、当該回動駆動部24が第2のアクチユエータ44を駆動してラツク46を移動させることにより第2のピニオン47を介して搬送パレツト23の第1のピニオン34と共に載上台33を回動させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、回動駆動部24に例えばラツク46に変えてウオーム歯車を用いて第2のピニオン47を回動させることにより搬送パレツト23の第1のピニオン34を介して載上台33を回動させるようにしても良い。また、回動駆動部24の昇降台43上に所定の軸を設け、クランクをこの軸を中心として回動自在に軸支すると共にこのクランクの最外周の所定位置にアームを設け、このクランクの回動に応じてアームの先端部を上下移動させることにより搬送パレツト23の載上台33のコーナ部33Dを押し上げるようにして当該載上台33を回動させるようにしても良い。

0043

また上述の実施例においては、搬送パレツト33において一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台として、L字状に形成された載上台33を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一枚の板部の一端側をパレツト本体30の上面30Aに垂設された本体側軸受部34及び35に回動自在に軸支し、当該板部の他端側にL字上に形成された比較的幅の狭い複数の支持部を当該他端に沿つて所定の間隔を有するように併設させることにより、当該板部にCRT20のパネル面側を支えるように支持させても良い。

0044

さらに上述の実施例においては、受取部25において載上台33が軸支された軸とほぼ平行な所定の軸を中心として一端側が回動自在に軸支された陰極線管受け部として、2本のアームでなるCRT受け部60を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、CRT20の背面部20Aが差し込まれるようになされたリング状の受け部の最外周に1本又は複数本のアームの一端側を固設し、これら各アームの他端側を軸部59に固設する等のように、この他種々の形状でなるCRT受け部を用いるようにしても良い。

0045

さらに上述の実施例においては、L字状に形成された載上台33に前キヤビネツト22に固定されたCRT20を載置するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば載上台33の一方の板部33Aの内面上に前キヤビネツトの部材に対して比較的大きい摩擦力を有するゴム等でなるシートを貼着するようにしても良い。これにより搬送パレツト23の載上台33の回転途中において当該載上台33からCRT20がずれることを防止し、かくして搬送パレツト23の載上台33にCRT20を安定して載上し得る。

0046

さらに上述の実施例においては、移載装置21を前キヤビネツト22に固定されたCRT20の移載に用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、前キヤビネツト22が取り外されたCRT20を移載する場合に用いるようにしても良い。

0047

さらに上述の実施例においては、本発明の移載装置21をCRT機器の解体処理工程において適用させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCRT機器の製造工程やCRT機器の出荷工程において適用させるようにしても良い。

発明の効果

0048

上述のように本発明によれば、搬送パレツトにおいて一端側が所定の軸を中心として回動自在に軸支され、かつ他端側に載上された陰極線管を当該陰極線管の管面側から支えるように支持する支持部が設けられた載上台を回動駆動手段によつて軸を中心として回転させると共に当該載上台と一体に陰極線管を回転移動させ、受取手段によつてこの陰極線管を背面側から受け取らせて当該陰極線管を移載するようにしたことにより、陰極線管を管面が上向きとなるように確実かつ容易に回転移動させて移載することができ、かくして移載に対する信頼性を向上し得る移載装置を実現することができる。

図面の簡単な説明

0049

図1本発明の一実施例による移載装置を用いるCRT機器の解体処理手順の一例を示すフローチヤートである。
図2本発明の一実施例によるCRT機器の解体処理手順において分離されたCRTの説明に供する略線的断面図である。
図3本発明の一実施例による移載装置の全体構成を示す略線的上面図及び略線的側面図である。
図4本発明の一実施例による移載装置の搬送パレツトの全体構成を示す略線的上面図及び略線的側面図である。
図5本発明の一実施例による移載装置の搬送パレツトの載上台の説明に供する略線的斜視図である。
図6一般的なCRT機器を示す略線的斜視図である。
図7一般的なCRT機器の内部構造を示す略線的斜視図である。
図8一般的なCRTの内部構造を一部破断して示す略線的斜視図である。

--

0050

1……CRT機器、2……キヤビネツト、6、20……CRT、8……電子銃、9……偏向ヨーク、21……移載装置、22……前キヤビネツト、23……搬送パレツト、24……回動駆動部、25……受取部、30……パレツト本体、31、32……本体側軸受部、33……載上台、60……CRT受け部。

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