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技術 ヤーンクランプ装置及びヤーンクランプ方法

出願人 ザクソニアウムフォルムテクニクゲーエムベーハー
発明者 ゲルトブークセル
出願日 1996年7月11日 (24年5ヶ月経過) 出願番号 1996-201091
公開日 1997年7月22日 (23年5ヶ月経過) 公開番号 1997-188476
状態 未査定
技術分野 ミシン・縫製 線条材料の張力調整 緯編機 編機
主要キーワード 横方向摺動 レバー他端 移送シャフト 保持エッジ 押圧シャフト 双腕レバー 押圧ディスク 摩擦ロール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年7月22日)のものです。
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課題

構造、取付及び保守が簡単で、簡単且つ見通しよく操作でき、特に、糸交換装置に使用するのに適した糸クランプ系を創成することのできるヤーンクランプ装置及びヤーンクランプ方法を提供する。

解決手段

糸を相互間に案内する従動移送シャフトおよび回転自在の押圧ディスクを有する移送ユニットと、ストッパ及び上記ストッパに対向して各糸をクランプするクランプボルトを含むクランプユニットとを有する形式のものを開示した。この場合、クランプボルトと移送ユニットとの間に作用結合系があり、その結果、クランプユニットにおける糸のクランプの増加とともに、移送ユニットにおける上記糸の解離が増加し、逆に、クランプユニットにおける糸のクランプの減少とともに、移送ユニットにおける糸の解離が減少し、作用結合系は、糸が移送ユニットにおいてもクランプユニットにおいても自由である中心位置を取ることができる。

概要

背景

従来、特にミシンまたは編機の場合、糸の交換時に所要の新しい糸を手操作糸ガイドに導入しなければならず、従って、糸の交換頻度に応じて、多大の準備時間が必要であるという問題がある。従って、自動糸交換装置が知られている。この場合、順次に選択される糸の自由端は、概ね、各糸について別個の通過口を有する、いわゆる、アイコームの前端において終わる。この場合、糸の走行方向へ見て上記アイコームの後方には、糸の移送ロールによって摩擦結合にもとづき移送する別個の装置と、各糸のクランプ装置とが設けてある。この場合、糸走行方向へ見て糸コーム直前には、これまで使用した糸を所望の新しい糸に自動的に結合し、次いで、古い糸を切離すことができるユニットが設けてあり、かくして、自動的糸交換が実現される。この場合、概ね、高圧空気を使用し、まず、高圧空気をブローして糸をそのフィラメントに分解し、次いで、双方の糸のフィラメントを相互に絡ませ固定する旋回チャンバが対象となる。

概要

構造、取付及び保守が簡単で、簡単且つ見通しよく操作でき、特に、糸交換装置に使用するのに適した糸クランプ系を創成することのできるヤーンクランプ装置及びヤーンクランプ方法を提供する。

糸を相互間に案内する従動移送シャフトおよび回転自在の押圧ディスクを有する移送ユニットと、ストッパ及び上記ストッパに対向して各糸をクランプするクランプボルトを含むクランプユニットとを有する形式のものを開示した。この場合、クランプボルトと移送ユニットとの間に作用結合系があり、その結果、クランプユニットにおける糸のクランプの増加とともに、移送ユニットにおける上記糸の解離が増加し、逆に、クランプユニットにおける糸のクランプの減少とともに、移送ユニットにおける糸の解離が減少し、作用結合系は、糸が移送ユニットにおいてもクランプユニットにおいても自由である中心位置を取ることができる。

目的

従って、本発明の課題は、構造、取付および保守が簡単で、簡単且つ見通しよく操作でき、特に、糸交換装置に使用するのに適した糸クランプ系を創成することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

並置して案内された多数の糸のうち各糸をクランプするまたは所定の如く移送する装置であって、少なくとも1つの糸を相互間に案内する少なくとも1つの従動移送シャフトおよび回転自在の押圧ディスクを有する移送ユニットと、少なくとも1つのストッパおよび上記ストッパに対向して各糸をクランプするクランプボルトを含むクランプユニットとを有する形式のものにおいて、クランプボルトと移送ユニットとの間に作用結合系があり、その結果、クランプユニットにおける糸のクランプの増加とともに、移送ユニットにおける上記糸の解離が増加し、逆に、クランプユニットにおける糸のクランプの減少とともに、移送ユニットにおける糸の解離が減少し、作用結合系が、糸が移送ユニットにおいてもクランプユニットにおいても自由である中心位置を取ることを特徴とするヤーンクランプ装置。

請求項2

作用結合系が、各糸について別個に存在することを特徴とする請求項1記載のヤーンクランプ装置。

請求項3

すべての糸の作用結合系が、横方向へ移動でき、従って、所望の糸を加工位置に置くことができ、少なくとも加工位置において、機能要索によって作用結合系を少なくとも結合位置の双方の端部位置および中心位置に置くことができることを特徴とする請求項1又は2記載のヤーンクランプ装置。

請求項4

作用結合系が、一端に移送ユニットの機能部分を設け他端にクランプボルトを設けた少なくとも1つの双腕レバーを含む機械的作用結合系であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のヤーンクランプ装置。

請求項5

クランプボルトが、双腕レバーの一端であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項6

作用結合系に結合された移送ユニットの機能部分が、押圧ディスクであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項7

各糸には、上記糸を移送シャフトに押圧する独立の押圧ディスクが配してあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項8

作用結合系が、クランプユニット内でクランプ方向負荷されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項9

各双腕レバーが、作動アームを有し、作動アームの自由端が、保持エッジ後ろ係合することによって中心位置、即ち、自由な移送ユニットおよび自由なクランプユニットに保持され、保持エッジが、レバーの作動アームを解放する位置に移動できることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項10

保持エッジが、加工位置において、独立の保持エッジとして構成され、加工位置にあるレバーの作動アームを解放する位置に移動させ得ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項11

加工位置において作用係合系に影響を与える機能要索が、加工位置にあるレバーの作動アームをクランプ位置から双方の別の位置の1つに移動できる選択レバーであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項12

選択レバーが、作動アームから選択レバーを引離す位置へ負荷され横方向へ延び縦軸線のまわりに旋回自在な選択ブリッジに固定されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項13

保持エッジが、加工位置の両側に配置され横方向へ延びる少なくとも1つの保持プレートの端面であり、保持プレートの保持エッジが、バネによってレバーの作動アームの作用範囲へ負荷されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項14

保持プレートのレバーに向く上面が、保持エッジへ向かって上昇するよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項15

保持エッジが、加工位置にあるレバーの作動アームのみを把持する独立の細い保持プレートの端面から構成されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項16

作動アームの自由端が、保持エッジから極く僅かに突出し、作動アームを保持エッジを越えて摺動でき、かくして、レバーをクランプ位置に移動できるよう、保持プレートが、移動できることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項17

選択ブリッジによって保持プレートを移動することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項18

保持プレートが、選択ブリッジの方向へ向く開口を有し、選択ブリッジに固定され上記ブリッジから半径方向へ突出する旋回アームが上記開口に係合することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項19

保持プレートの保持エッジがレバーを中心位置、即ち、縫製位置に保持した場合、選択ブリッジから突出する旋回アームが、開口の移送方向とは逆方向の端部に当接するよう、開口が配置、設計されていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項20

旋回アームが弾性的に構成されていることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項21

移送シャフトが、各糸について、上記シャフト縦方向に沿って離隔された環状ミゾを有し、当該の押圧ディスクが、ミゾの底面に糸を押圧するため、ミゾの当該のフランクに対して側方へ僅かの間隔を置いてはめ合い状態で上記ミゾに係合し、移送シャフトが、糸および糸とともに横方向へ移動できることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか1項に記載のヤーンクランプ装置。

請求項22

移送ユニットと;それぞれ各糸に別個に作用するクランプユニットと;クランプ位置へ負荷される、移送ユニットとクランプユニットとの間の作用結合系と;加工位置において作用結合系に作用する機能要索と;加工位置において別個に作動され作用結合系を解放位置に保持する保持要索と;によって、並置して案内され選択される多数の糸のうち所定の各糸をクランプし、所定の如く更に移送するか完全に解放する方法であって、下記状態、即ち、加工位置にある糸のみが、移送ユニット及びクランプユニットにおいて解放され、加工でき、別の全ての糸はクランプユニットにクランプされる加工状態と;新しい糸は、既に、加工位置にあるが、クランプユニットでなおクランプされており、これまでの古い糸は、加工位置外に移動されているが、移送ユニットおよびクランプユニットにおいてなお解放されている選択状態と;古い糸および新しい糸のみが、移送ユニットによって選択状態から移送方向へ同期して所定の如く更に移送され、別のすべての糸は、クランプユニットでクランプされている移送状態と;を達成できる形式のものにおいて、(a)すべての作用結合系がクランプ位置を取るよう、保持要索を作用結合系から解離し、次いで、機能要索を使用して、加工位置にある作用結合系のみを、保持要索を介して前進させることによって自由な中心位置上に置いて保持することによって、加工状態を達成し、(b)加工状態から出発して、所望の新しい糸が加工位置に達するまで、すべての作用結合系をすべての糸とともに横方向へ移動し、この際、これまでの古い糸の作用結合系を自由な中心位置に保持することによって、選択状態を達成し、(c)一方では、機能要索を作動して加工位置の新しい糸の作用結合系のみを移動し、他方では、保持要索を移動してこれまでの古い糸の作用結合系のみを移動し、かくして、古い糸および新しい糸のみを移送ユニットにクランプし、移送ユニットを駆動して所定の如く同期して前進させ、他方、別のすべての糸をクランプユニットにクランプし、移送ユニットで解放することによって、選択状態から出発して移送状態を達成することを特徴とするヤーンクランプ方法。

請求項23

強制結合して、一方の保持要索および他方の機能要索を所望の程度に作動する選択ブリッジの作動によって、移送状態を達成することを特徴とする請求項22記載のヤーンクランプ方法。

技術分野

0001

本発明は、糸加工機において並置して案内される多数の糸(特に、ヤーン)の各糸のクランプ移送または完全な解放に関する。

背景技術

0002

従来、特にミシンまたは編機の場合、糸の交換時に所要の新しい糸を手操作糸ガイドに導入しなければならず、従って、糸の交換頻度に応じて、多大の準備時間が必要であるという問題がある。従って、自動糸交換装置が知られている。この場合、順次に選択される糸の自由端は、概ね、各糸について別個の通過口を有する、いわゆる、アイコームの前端において終わる。この場合、糸の走行方向へ見て上記アイコームの後方には、糸の移送ロールによって摩擦結合にもとづき移送する別個の装置と、各糸のクランプ装置とが設けてある。この場合、糸走行方向へ見て糸コーム直前には、これまで使用した糸を所望の新しい糸に自動的に結合し、次いで、古い糸を切離すことができるユニットが設けてあり、かくして、自動的糸交換が実現される。この場合、概ね、高圧空気を使用し、まず、高圧空気をブローして糸をそのフィラメントに分解し、次いで、双方の糸のフィラメントを相互に絡ませ固定する旋回チャンバが対象となる。

発明が解決しようとする課題

0003

例えば、ドイツ特許出願P4344348に記載の如き、この種の糸交換装置の場合、1つには、糸クランプ系と糸移送系との分離が、機能問題を生ずる。なぜならば、旋回段階中に古い糸および新しい糸について所定の如く同期状態で行わなけらばならない糸移送が、各糸について行われず、多くの場合、糸の選択系全体にわたって横方向に延び、相互間に糸を把持し、1つのロールの駆動によって前進される摩擦ロールによって行われるからである。この場合、所望の如く、古い糸および新しい糸のみを移送できるよう、糸移送前に、残余のすべての糸をクランプ装置で走行方向へクランプする。しかしながら、その結果、クランプされた糸は、糸が移送ロールと押圧ロールとの間に把持されるが糸を前進方向へ移動できない移送装置の場合、常に摩擦を受け、その結果、以降に上記糸を使用する際、まさに上記箇所において糸切れが起きる。更に、糸移送系と糸クランプ系とを分離した従来の構造形態は、機械的に極めて複雑である。

0004

従って、本発明の課題は、構造、取付および保守が簡単で、簡単且つ見通しよく操作でき、特に、糸交換装置に使用するのに適した糸クランプ系を創成することにある。

課題を解決するための手段

0005

請求項1乃至23のヤーンクランプ装置及びヤーンクランプ方法は、上記課題を達成するため、下記の構成を有する。

0006

並置して案内された多数の糸のうち各糸をクランプするまたは所定の如く移送する装置であって、少なくとも1つの糸を相互間に案内する少なくとも1つの従動移送シャフトおよび回転自在の押圧ディスクを有する移送ユニットと、少なくとも1つのストッパおよび上記ストッパに対向して各糸をクランプするクランプボルトを含むクランプユニットとを有する形式のものにおいて、クランプボルトと移送ユニットとの間に作用結合系があり、その結果、クランプユニットにおける糸のクランプの増加とともに、移送ユニットにおける上記糸の解離が増加し、逆に、クランプユニットにおける糸のクランプの減少とともに、移送ユニットにおける糸の解離が減少し、作用結合系が、糸が移送ユニットにおいてもクランプユニットにおいても自由である中心位置を取ることを構成としている。

0007

作用結合系が、各糸について別個に存在することを構成としている。

0008

すべての糸の作用結合系が、横方向へ移動でき、従って、所望の糸を加工位置に置くことができ、少なくとも加工位置において、機能要索によって作用結合系を少なくとも結合位置の双方の端部位置および中心位置に置くことができることを構成としている。

0009

作用結合系が、一端に移送ユニットの機能部分を設け他端にクランプボルトを設けた少なくとも1つの双腕レバーを含む機械的作用結合系であることを構成としている。

0010

クランプボルトが、双腕レバーの一端であることを構成としている。

0011

作用結合系に結合された移送ユニットの機能部分が、押圧ディスクであることを構成としている。

0012

各糸には、上記糸を移送シャフトに押圧する独立の押圧ディスクが配してあることを構成としている。

0013

作用結合系が、クランプユニット内でクランプ方向負荷されていることを構成としている。

0014

各双腕レバーが、作動アームを有し、作動アームの自由端が、保持エッジ後ろ係合することによって中心位置、即ち、自由な移送ユニットおよび自由なクランプユニットに保持され、保持エッジが、レバーの作動アームを解放する位置に移動できることを構成としている。

0015

保持エッジが、加工位置において、独立の保持エッジとして構成され、加工位置にあるレバーの作動アームを解放する位置に移動させ得ることを構成としている。

0016

加工位置において作用係合系に影響を与える機能要索が、加工位置にあるレバーの作動アームをクランプ位置から双方の別の位置の1つに移動できる選択レバーであることを構成としている。

0017

選択レバーが、作動アームから選択レバーを引離す位置へ負荷され横方向へ延び縦軸線のまわりに旋回自在な選択ブリッジに固定されていることを構成としている。

0018

保持エッジが、加工位置の両側に配置され横方向へ延びる少なくとも1つの保持プレートの端面であり、保持プレートの保持エッジが、バネによってレバーの作動アームの作用範囲へ負荷されることを構成としている。

0019

保持プレートのレバーに向く上面が、保持エッジへ向かって上昇するよう構成されていることを構成としている。

0020

保持エッジが、加工位置にあるレバーの作動アームのみを把持する独立の細い保持プレートの端面から構成されていることを構成としている。

0021

作動アームの自由端が、保持エッジから極く僅かに突出し、作動アームを保持エッジを越えて摺動でき、かくして、レバーをクランプ位置に移動できるよう、保持プレートが、移動できることを構成としている。

0022

選択ブリッジによって保持プレートを移動することを構成としている。

0023

保持プレートが、選択ブリッジの方向へ向く開口を有し、選択ブリッジに固定され上記ブリッジから半径方向へ突出する旋回アームが上記開口に係合することを構成としている。

0024

保持プレートの保持エッジがレバーを中心位置、即ち、縫製位置に保持した場合、選択ブリッジから突出する旋回アームが、開口の移送方向とは逆方向の端部に当接するよう、開口が配置、設計されていることを構成としている。

0025

旋回アームが弾性的に構成されていることを構成としている。

0026

移送シャフトが、各糸について、上記シャフト縦方向に沿って離隔された環状ミゾを有し、当該の押圧ディスクが、ミゾの底面に糸を押圧するため、ミゾの当該のフランクに対して側方へ僅かの間隔を置いてはめ合い状態で上記ミゾに係合し、移送シャフトが、糸および糸とともに横方向へ移動できることを構成としている。

0027

移送ユニットと;それぞれ各糸に別個に作用するクランプユニットと;クランプ位置へ負荷される、移送ユニットとクランプユニットとの間の作用結合系と;加工位置において作用結合系に作用する機能要索と;加工位置において別個に作動され作用結合系を解放位置に保持する保持要索と;によって、並置して案内され選択される多数の糸のうち所定の各糸をクランプし、所定の如く更に移送するか完全に解放する方法であって、下記状態、即ち、加工位置にある糸のみが、移送ユニット及びクランプユニットにおいて解放され、加工でき、別の全ての糸はクランプユニットにクランプされる加工状態と;新しい糸は、既に、加工位置にあるが、クランプユニットでなおクランプされており、これまでの古い糸は、加工位置外に移動されているが、移送ユニットおよびクランプユニットにおいてなお解放されている選択状態と;古い糸および新しい糸のみが、移送ユニットによって選択状態から移送方向へ同期して所定の如く更に移送され、別のすべての糸は、クランプユニットでクランプされている移送状態と;を達成できる形式のものにおいて、a)すべての作用結合系がクランプ位置を取るよう、保持要索を作用結合系から解離し、次いで、機能要索を使用して、加工位置にある作用結合系のみを、保持要索を介して前進させることによって自由な中心位置上に置いて保持することによって、加工状態を達成し、b)加工状態から出発して、所望の新しい糸が加工位置に達するまで、すべての作用結合系をすべての糸とともに横方向へ移動し、この際、これまでの古い糸の作用結合系を自由な中心位置に保持することによって、選択状態を達成し、c)一方では、機能要索を作動して加工位置の新しい糸の作用結合系のみを移動し、他方では、保持要索を移動してこれまでの古い糸の作用結合系のみを移動し、かくして、古い糸および新しい糸のみを移送ユニットにクランプし、移送ユニットを駆動して所定の如く同期して前進させ、他方、別のすべての糸をクランプユニットにクランプし、移送ユニットで解放することによって、選択状態から出発して移送状態を達成することを構成としている。

0028

強制結合して、一方の保持要索および他方の機能要索を所望の程度に作動する選択ブリッジの作動によって、移送状態を達成することを構成としている。

発明を実施するための最良の形態

0029

本願発明の実施の形態を、図1乃至図3に基づいて説明する。ヤーンクランプ装置は、並置して案内された多数の糸(10a,10b,10c ...)のうち各糸(10a,10b,10c ...)(特に、加工位置に案内された糸)をクランプするまたは所定の如く移送する装置であって、少なくとも1つの糸を相互間に案内する少なくとも1つの従動移送シャフト(6)および回転自在の押圧ディスク(7)を有する移送ユニット(13)と、少なくとも1つのストッパ(3)および上記ストッパに対向して各糸(10a,10b,10c ...)をクランプするクランプボルト(4)を含むクランプユニット(14)とを有する形式のものにおいて、クランプボルト(4)と移送ユニット(13)との間に作用結合系があり、その結果、クランプユニット(14)における糸(10a,10b,10c ...)のクランプの増加とともに、移送ユニット(13)における上記糸(10a,10b,10c ...)の解離が増加し(クランプ位置)、逆に、クランプユニットにおける糸のクランプの減少とともに、移送ユニットにおける糸の解離が減少し(移送位置)、作用結合系が、糸が移送ユニット(13)においてもクランプユニット(14)においても自由である中心位置(縫製位置)を取るように構成されている。作用結合系が、各糸(10)について別個に存在する構成であってもよい。

0030

すべての糸(10a,10b,10c ...)の作用結合系が、横方向(12)へ移動でき、従って、所望の糸(10n)を加工位置(20)に置くことができ、少なくとも加工位置(20)において、機能要索によって作用結合系を少なくとも結合位置の双方の端部位置および中心位置に置くことができる。

0031

作用結合系が、一端に移送ユニット(13)の機能部分を設け他端にクランプボルト(4)を設けた少なくとも1つの双腕レバー(8)を含む機械的作用結合系であるようにすることもできる。

0032

クランプボルト(4)が、双腕レバー(8)の一端であるようにしてもよい。

0033

作用結合系[例えば、レバー(8)]に結合された移送ユニット(13)の機能部分が、押圧ディスク(7)であるようにすることもできる。

0034

各糸(10a,10b,10c ...)には、上記糸を移送シャフト(6)に押圧する独立の押圧ディスク(7)が配してあることもできる。

0035

作用結合系[例えば、双腕レバー(8)]が、クランプユニット(14)内でクランプ方向へ負荷されていることができる。

0036

各双腕レバー(8)が、作動アーム(9)を有し、作動アームの自由端が、保持エッジ(17)の後ろに係合することによって中心位置、即ち、自由な移送ユニット(13)および自由なクランプユニット(14)に保持され、保持エッジ(17)が、レバー(8)の作動アーム(9)を解放する位置に移動できるようにすることができる。

0037

保持エッジ(17)が、加工位置(20)において、独立の保持エッジ(17’)として構成され、加工位置(20)にあるレバー(8’)の作動アーム(9)を解放する位置に移動させ得ることもできる。

0038

加工位置(20)において作用係合系に影響を与える機能要索が、加工位置(20)にあるレバー(8)の作動アーム(9)をクランプ位置から双方の別の位置の1つに移動できる選択レバー(15)であるようにすることができる。

0039

選択レバー(15)が、作動アーム(9)から選択レバー(15)を引離す位置へ負荷され横方向へ延び縦軸線のまわりに旋回自在な選択ブリッジ(5)に固定されているようにすることもできる。

0040

保持エッジ(17)が、加工位置(20)の両側に配置され横方向へ延びる少なくとも1つの保持プレート(18a,18b)の端面であり、保持プレートの保持エッジ(17)が、バネによってレバー(8)の作動アーム(9)の作用範囲へ負荷されるようにしてもよい。

0041

保持プレート(18a,18b)のレバー(8)に向く上面が、保持エッジ(17)へ向かって上昇するよう構成されているようにすることができる。

0042

保持エッジ(17’)が、加工位置(20)にあるレバー(8)の作動アーム(9)のみを把持する独立の細い保持プレート(18’)の端面から構成されているようにすることもできる。

0043

作動アーム(9)の自由端が、保持エッジ(17)から極く僅かに突出し、作動アーム(9)を保持エッジ(17)を越えて摺動でき、かくして、レバー(8)をクランプ位置に移動できるよう、保持プレート(18a,18b)が、移動(特に、旋回)できるようにすることができる。

0044

選択ブリッジ(5)によって保持プレート(18a,18b)を移動するようにしてもよい。

0045

保持プレート(18a,18b)が、選択ブリッジ(5)の方向へ向く開口(21)を有し、選択ブリッジ(5)に固定され上記ブリッジから半径方向へ突出する旋回アーム(22)が上記開口に係合するようにすることができる。

0046

保持プレート(18)の保持エッジ(17)がレバー(8)を中心位置、即ち、縫製位置に保持した場合、選択ブリッジ(5)から突出する旋回アーム(22)が、開口(21)の移送方向とは逆方向の端部に当接するよう、開口(21)が配置、設計されていることができる。

0047

旋回アーム(22)が弾性的に構成されていることであっても構わない。

0048

移送シャフト(6)が、各糸(10)について、上記シャフトの縦方向に沿って離隔された環状ミゾ(24)を有し、当該の押圧ディスク(7)が、ミゾ(24)の底面に糸を押圧するため、ミゾ(24)の当該のフランクに対して側方へ僅かの間隔を置いてはめ合い状態で上記ミゾ(12)に係合し、移送シャフト(6)が、糸(8)および糸(10)とともに横方向へ移動できるようにすることもできる。

0049

ヤーンクランプ方法は、移送ユニット(13)と;それぞれ各糸に別個に作用するクランプユニット(14)と;クランプ位置へ負荷される、移送ユニット(13)とクランプユニット(14)との間の作用結合系[例えば、レバー(8)]と;加工位置(20)において作用結合系に作用する機能要索[例えば、選択レバー(15)]と;加工位置(20)において別個に作動され作用結合系を解放位置に保持する保持要索[例えば、保持エッジ(17,17’)]と;によって、並置して案内され選択される多数の糸のうち所定の各糸をクランプし、所定の如く更に移送するか完全に解放する方法であって、下記状態、即ち、加工位置(20)にある糸[例えば、(10a)]のみが、移送ユニット(13)及びクランプユニット(14)において解放され、加工でき、別の全ての糸(10b,10c...)はクランプユニット(14)にクランプされる加工状態と;新しい糸[例えば、(10n)]は、既に、加工位置(20)にあるが、クランプユニット(14)でなおクランプされており、これまでの古い糸(10a)は、加工位置(20)外に移動されているが、移送ユニット(13)およびクランプユニット(14)においてなお解放されている選択状態と;古い糸(10a)および新しい糸(10n)のみが、移送ユニット(13)によって選択状態から移送方向(11)へ同期して所定の如く更に移送され、別のすべての糸(10b,10c...)は、クランプユニット(14)でクランプされている移送状態と;を達成できる形式のものにおいて、a)すべての作用結合系がクランプ位置を取るよう、保持要索を作用結合系から解離し、次いで、機能要索を使用して、加工位置(20)にある作用結合系のみを、保持要索を介して前進させることによって自由な中心位置上に置いて保持することによって、加工状態を達成し、b)加工状態から出発して、所望の新しい糸(10n)が加工位置に達するまで、すべての作用結合系をすべての糸とともに横方向へ移動し、この際、これまでの古い糸の作用結合系を自由な中心位置に保持することによって、選択状態を達成し、c)一方では、機能要索を作動して加工位置(20)の新しい糸の作用結合系のみを移動し、他方では、保持要索を移動してこれまでの古い糸(10a)の作用結合系のみを移動し、かくして、古い糸(10a)および新しい糸(10n)のみを移送ユニット(13)にクランプし、移送ユニットを駆動して所定の如く同期して前進させ、他方、別のすべての糸をクランプユニット(14)にクランプし、移送ユニット(13)で解放することによって、選択状態から出発して移送状態を達成する。

0050

強制結合して、一方の保持要索および他方の機能要索を所望の程度に作動する選択ブリッジ(5)の作動によって、移送状態を達成するようにしても構わない。

0051

本発明に係る装置の場合、クランプユニットと移送ユニットとの間には、作用結合系、好ましくは、双腕レバーの形の機械的作用結合系が設けてある。このレバーは、双方のユニットの間で軸のまわりに旋回自在であり、各糸について、別個のクランプユニットおよび別個の移送ユニットを設けるのが好ましい。古い糸と新しい糸とを結合するユニット(例えば、旋回チャンバ)と一般に同列をなす唯一つの加工箇所に新しいまたは加工すべき所望の糸を置くため、上記レバー、即ち、普遍的に云って作用結合系は、糸とともに横方向へ移動できる。

0052

この場合、各糸にそれぞれ配した細い各双腕レバーが、一般にレバーの一端と一体に構成され、一般に選択される糸の全にわたって延びる不動バー状ストッパを押圧するクランプボルトを備えていれば好ましい。レバー他端には、軸のまわりのレバーの回転によって従動移送シャフトを押圧し、この際、押圧ディスクと移送シャフトとの間に糸を受容できる押圧ディスクが回転自在に軸支されている。上記状態において移送シャフトを駆動すると、糸は所定の如く前進される。古い糸および所望の新しい糸について同期して前進を行うため、移送シャフトは、一般に、複数の糸または並置して案内され選択される糸全数にわたって延びるよう構成され、他方、押圧ディスクは、各糸について、別個のレバーに別個に設ける。

0053

糸の確実なクランプを達成するため、移送シャフトに環状ミゾを構成し、押圧ディスクを比較的密に、即ち、ミゾのフランクに対して極めて僅かな間隔を置いて上記ミゾに係合させれば、糸が、側方へ外れることはない。

0054

更に、作用結合系、即ち、双腕レバーの他端のクランプユニットは、各糸に配され糸をストッパに押圧してクランプするクランプボルト(例えば、双腕レバーと一体に構成されたレバー端)からなる。この場合、上記ストッパは、供給される糸全量にわたって横方向へバー状に延びるよう構成でき、横方向へ可動に構成できる。

0055

1つの終端位置に旋回した際に対応する糸をクランプユニットにクランプし、別の終端位置に旋回した際に押圧ディスクによって糸を移送シャフトに押圧し、中心位置では双方のユニットの糸を解放するよう作用結合系を構成したことによって、1つの作用ユニットによって、各糸について、3つの所要の位置のうちの所望の位置、即ち、移送位置、クランプ位置または縫製位置を設定できる。

0056

作用結合系を双腕レバーとして構成した場合、この双腕レバーは、例えば、中心において、各糸のための並置のすべての双腕レバーを軸支した軸のまわりに旋回できる。糸が、双腕レバーの上方を走行する場合は、クランプボルトは、レバーの一端から上方へ突出し上方のストッパに糸を押圧する突起として構成される。レバー他端には、上方の糸を上方の移送シャフトに押圧できる押圧ディスクが回転自在に軸支してある。

0057

この場合、各作用結合系、即ち、双腕レバーは、例えば、バネによって、クランプ位置の方向へ負荷されるが、関連の糸が解放された縫製位置では、作用結合系から解離される対応する保持要索によって補足的に保持される。上記保持要索が、作用結合系の範囲外に置かれて始めて、作用結合系はクランプ位置に達する。このため、作用結合系としての双腕レバーは、更に、作動アームとして第3レバーアームを有し、この作動アームは、例えば、水平に延びる双腕レバーに対して直角に下方へ突出し、かくして、作動アームの自由端は、一方では、バネによって負荷され、他方では、保持要索に押圧される。

0058

各糸に配され構造の簡単化のために並置された双腕レバーは、所望の各糸を横方向へ唯一つの加工位置に置き得るよう、糸とともに且つ−各糸のためのミゾを移送シャフトに設けた場合は−移送シャフトとともに、横方向へ移動できる。他方、連続バーとして構成されたストッパおよび縫付位置に平面を保持する保持要索は、固定して横方向へ不動に構成できる。

0059

上記保持要索は、1つの加工位置においてのみ別個に構成すればよく、他方、残余のすべての位置に関する保持要索は、一体にまたは複数の糸にわたって延びるよう構成できる。

0060

更に、機能要索、例えば、双腕レバーに負荷するバネの力に抗して、例えば、クランプ位置から保持要索を越えて中心位置にまたは更に移送位置に双腕レバーを旋回できる選択レバーは、加工位置において横方向へ不動である。このため、加工位置にある保持要索は、作用結合系、即ち、双腕レバーの作動アームの作用範囲内に且つまた作用範囲外に位置するよう可動である。更に、加工位置外の保持要索も、上記意味において、例えば、縦方向移動によって、糸の移送方向へまたは移送方向とは逆方向へ可動である。この場合、上記移動は、加工位置に配置された機能要索のみによって直接に実現するのが好ましい。

0061

かくして、糸交換装置に必要な3つの状態を達成できる。以下では、より良い理解のため、普遍的な概念である作用結合系、機能要索、などの代わりに、具体的な解決法、即ち、双腕レバー、選択レバーなどを使用するが、本発明は、この具体的な機械的解決法に限定されるものではない。

0062

別の機械的解決法も非機械的解決法(例えば、部分的に電気的解決法または空気圧的解決法)も同様に使用できる。

0063

加工状態では、加工位置にある糸のみが、移送ユニットおよびクランプユニットにおいて解放され、かくして、縫製、編組などの糸加工態様に対応して移動され、他方、別の全ての糸は、クランプユニットにクランプされる。

0064

選択状態では、新しい糸が、既に、加工位置を取り、従って、古い糸が、既に、加工位置外にあるよう、レバー、押圧ディスクおよびミゾ付移送シャフトを含む糸選択機構全体を横方向へ移動することによって、古い糸の加工後に新しい糸への切替を行う。この場合、古い糸は、クランプユニットにおいても移送ユニットにおいても解放される。なぜならば、関連のレバーが中立の中心位置に保持されるからである。別のすべての糸は、クランプユニットにクランプされている。

0065

移送状態では、選択された新しい糸および古い糸が、移送ユニットにおいて押圧ディスクによって、回転駆動される移送シャフトに押圧され、かくして、上記移送シャフトによって同期して所定の如く前進され、かくして、移送方向へ見て前方にあり新旧の糸を結合するユニット(例えば、旋回チャンバ)の所定の区間において、双方の糸を結合できる。この場合も、別のすべての糸は、クランプユニットにクランプされている。

0066

下記の図面を参照して操作態様を詳細に説明する。図1は、先行技術のヤーンクランプユニットを含む糸交換装置の図面であり、図2は、本発明に係るヤーンクランプユニットの略図(1つのレバー8のみを示した)であり、図3は、レバー8の機能を示す略図である。

0067

図1には、簡単化のため、唯一つの糸10、即ち、瞬間的に加工位置20にあり、従って、本来の糸交換装置の前の加工位置に常に同列をなす不動の旋回チャンバ198も通過する糸10aのみを示した。同図から明らかな如く、旋回チャンバ198には、底面と蓋との間に、糸10aを通過させるダクトが設けてあり、このダクトには、下方から高圧空気接続199を介して高圧空気を導入でき、かくして、図示の古い糸10a以外に、新しい糸の自由前端(図示してない)がダクト内にある場合は、フィラメントを旋回して双方の糸を結合、固定でき、かくして不要になった古い糸を使用して、所望の新しい糸を以降の糸経路(例えば、縫い針鳩目など)を通過させ、糸交換を自動的に行うことができる。

0068

本来の糸交換装置は、横方向へ可動なスライダ191上にある。走行方向へ見て第1のアイコーム135および第2のアイコーム136には、相互に同列の多数のアイ40;40’が並置してある。この場合、図示の糸10に平行に延びる別の選択すべき糸(図示してない)は、それぞれ、上記の各アイを通過する。この時点に利用されない糸は、アイコーム136の左前端において、下方から作用するカッタ124によって切断されて終わる。

0069

前部アイコーム136の高圧空気接続218は、スライダ191の横方向摺動時に、加工位置にある新しい糸を古い糸とともに高圧空気によって前方の旋回チャンバ198内に射出するのに役立つ。しかしながら、このためには、後方にあるクランプユニット14におけるヤーンクランプによって、上記前進運動を所定速度で所定長さだけ行わせなければならない。なぜならば、さもないと、新しい糸が、高圧空気によって、前方へ過度に射出され、対応して機能トラブルが生ずるからである。

0070

図1に示した解決法の場合、本来のヤーンクランプは、第1アイコーム135の各アイ40において、バネ負荷された押し棒204が、第1アイコーム135アイ40に各糸をクランプすることによって、達成される。糸を移送シャフト209と押圧シャフト210との間に、場合によっては、クランプし、移送シャフトの回転によって所定の如く更に移送することによって、上記クランプに関係なく所定の糸移送が保証される。押圧シャフト210が、セグメント状に構成されたシャフト211によって移送シャフト209に押圧されるか否かによって、クランプが実現される。

0071

この場合、移送時、所望の新旧の糸のみならずすべての糸が、移送シャフト209と押圧シャフト210との間に押圧され、摩擦結合によって更に移送されるが、必要のない別の糸の場合は、移送は、後部アイ40における強い力結合を伴うクランプによって阻止されるという欠点がある。かくして、上記別の糸は、移送時、シャフト209,210の間で、ここに現れる摩擦によって定常的に磨耗され、以降で、糸切れが生ずることになる。図1において別個に作用する上記クランプ系および糸移送系とは異なり、本発明の場合、クランプユニット14および移送ユニット13は、以下で図3を参照して説明する如く、作用結合されている。この場合、図2,3の移送方向11は、左から右へ向き、他方、図1の移送方向は、右から左へ向く。

0072

図3に、軸23のまわりに旋回自在なレバー8を示した。レバー8は、糸10の下方に水平に延びる少なくとも双腕のレバーであり、更に、上記双方の機能アームに直角に下方へ突出する作動アーム9を有する。

0073

レバー8の軸23から左方へ、即ち、レバーの軸の前にクランプユニット14が設けてあり、右方へ、即ち、軸の後ろに移送ユニット13が設けてある。クランプユニット14は、糸10の上方にあり下方からクランプボルト4によって糸10を押圧、クランプできるストッパ3からなる。

0074

クランプボルト4は、双腕レバー8の一端と一体に構成され、上記端部から直角に上方へストッパ3へ向かって突出する。双腕レバー8の別の前端には、押圧ディスク7が回転自在に軸支されている。

0075

レバー8は、3つの機能位置を取ることができる:中心位置、即ち、縫製位置では、レバー8は、クランプユニット14のクランプボルトによっても移送ユニット13の押圧ディスク7によっても糸10を上方のストッパ3または移送シャフト6に押圧せず、従って、糸10は、完全に自由である。この場合、図示の如く、押圧ディスク7は、既に、移送シャフト6の各ミゾ24の下方にあってよい。

0076

バネ2が、レバーをクランプ位置の方向へ、即ち、左方へ負荷し、この際、レバーを中心位置に保持する保持エッジ17を押圧することによって、レバー8は上記中心位置に保持される。

0077

作動アーム9には、更に、外方へホーク状に湾曲し、上記位置において、例えば、空気圧シリンダ(矢印30)によって負荷され、この場合、作動アーム9を保持エッジ17に押圧するバネ2に打ち勝つ選択レバー15が左方から作用できる。

0078

さて、レバーは、自由な上記中心位置、即ち、縫製位置から、保持エッジ17を有する保持プレート18の摺動によって右方へ摺動されまたは選択レバー15の逆時計方向の旋回によってバネ2の力を克服して旋回され、かくして、レバー8の押圧ディスク7が、糸10を上方の移送シャフト6に押圧する。次いで、移送シャフト6を所定の如く逆時計方向へ回転すると、糸10は、所定の如く移送方向へ更に移動される。クランプボルト4は、何れにせよ自由な位置からそのストッパ3よりも遥かに離れているので、この移送位置でも、糸がクランプユニット14にクランプされることはない。

0079

作動アーム9の旋回によってレバー8を中心位置から左方のクランプ位置に移動でき、この場合、保持プレート18は、下方へ十分に旋回される。かくして、作動アーム9の自由端は、保持エッジ17を越えて係合し、かくして、クランプボルト4が、バネ2の力によって上方のストッパ3を押圧し、かくして、糸10をクランプする。

0080

押圧ディスク7を有するこの種のレバー8は、図2の略斜視図に示した如きヤーンクランプユニットに、各糸10について並置されている。図2には、判り易いよう、1つのレバー8のみが示してあり、糸は示してない。この場合、各押圧ディスク7は、移送シャフト6の関連のミゾ24に係合する。すべてのレバー8は、共通の軸23に軸支するのが好ましく、所望の新しい糸が常に加工位置20にあるよう、糸とともに、即ち、図1に示したアイコーム135,136とともに、例えば、横方向スライダ191(図1)によって横方向12へ移動させることができる。各糸について各ミゾ24を有する移送シャフト6を使用する場合、中心位置において押圧ディスク7が、なお、ミゾ24内にある限りは、移送シャフト6を移動する必要がある。更に、横方向移動時に糸に摩擦が生じないよう、ストッパ3も移動するのが合目的的である。

0081

横方向へ可動なすべての部材は、横方向へ可動なスライダ191(図1)に固定するのが好ましい。

0082

他方、図3に示した選択レバー15は、唯一つの位置、即ち、加工位置20にのみ位置する。同じく、保持エッジ17’を有する保持プレート18’は、加工位置20に別個に構成され、別のすべての位置の保持プレート18または保持エッジ17とは機能的に分離されている。従って、別のすべての位置のための上記部材は、図2に示した如く、統一的に構成することもできる。即ち、図2の場合、加工位置20の左右には、それぞれ、一体の保持プレート18a;18bが設けてある。少なくとも加工位置20にある保持プレート18’は、下方から上方へ負荷されており、この負荷に抗して下降させることができる。

0083

この方策を別の保持プレート18a;18bにも適用するのが好ましく、かくして、上記保持プレートの保持エッジ17a,17bを下方へ旋回して作動アーム9を解離しバネ2によって左方へ押圧できる。

0084

加工位置20外にある保持プレート18a,18bは、保持プレート18a,18bの対応する開口21に係合する旋回アーム22によって移送方向11へ且つ移送方向とは逆方向へ移動させることができる。上記旋回アーム22は、保持プレート18a,18bの上方に横方向12へ延びる選択ブリッジ5から半径方向へ突出し、この選択ブリッジに固定されている。上記選択ブリッジ5は、同時に、選択レバー15に結合、固定され、この選択レバーの旋回軸をなす。選択ブリッジ5の旋回のため、この選択ブリッジには、レバー8の作動アーム9に対する選択レバー15の押圧方向へ負荷でき、バネ1によって逆方向へ負荷された少なくとも1つの作動アーム16が半径方向へ突出させて設けてある。

0085

保持プレート18の上面、特に、少なくとも加工位置20の保持プレート18’の上面は、傾斜面として端部の保持エッジ17’へ向かって上昇するよう構成されている。以下に、ヤーンクランプユニットの機能を説明する:

0086

糸加工機の運転開始時、まず、加工される最初の糸(例えば、10a)を、横方向へ移動して加工位置20に置いた後、手操作で糸加工機に導入する。次いで、すべての糸(例えば、加工位置20にある被加工糸も含めて)に関連するレバー8をクランプ位置に置く。

0087

新しい糸の加工を開始する場合、加工に対応して糸10を自由に通過させ得るよう、上記糸およびこれに関連するレバー8を加工位置20の中心位置、即ち、縫製位置に置かなければならない。別のすべての糸は、クランプユニット14においてクランプされ、即ち、関連の別のレバー8は、クランプ位置にとどまる。

0088

このため、作動アーム16を作動して選択ブリッジ5および選択レバー15を旋回することによって、位置20にあるレバー8の作動アーム9の自由端を保持プレート18’の傾斜面を越えて移動させ、上記レバー8を保持エッジ17’の後方で縫製位置に置く。上記糸10aの加工の間には、上記状態を保持する。

0089

さて、この古い糸10aの加工から新しい糸10nの加工へ移行する場合、まず、横方向へ不動の選択レバー15および保持プレート18’,18a,18bとではなくレバー8および、場合によっては更に、移送シャフト6と結合されたスライダ191(図1にのみ示した)を移動させて、新しい糸10nを加工位置20に置く。

0090

この場合、古い糸10aは、相変わらず、旋回チャンバ198を通過するが、旋回チャンバの後方では、加工位置20外にあるノズル40’まで横方向へ走行する。この横方向移動時、古い糸に関連し中心の縫製位置にあるレバー8は横方向へ移動される。

0091

保持エッジ17は、本質的に全横方向区間にわたって延びているので、横方向移動時、中心の縫製位置は保持され、加工位置20からの移動時、不動の保持エッジ、即ち、保持プレート18’の保持エッジ17’ではなく保持プレート18bの保持エッジ17bに対する上記レバー8の当接状態が維持される。

0092

同じくスライダ191と結合されるストッパ3も関与する横方向移動の終了後、新しい糸10nに関連し、この際、加工位置20にあるレバー8をそのクランプ位置から移動しなければならない。同時に、新しい糸10nの先端を旋回チャンバ198に導入し双方の糸を予定長さだけ相互に旋回するため、新旧の糸を所定の速度で所定の長さだけ前進させなければならず、一方、別のすべての糸は、クランプ状態に保持する。従って、このため、選択ブリッジ5をその作動アーム16によって逆時計方向へ旋回しなければならない(図2)。

0093

かくして、まず、選択レバー15が、加工位置20にあるレバー8を、即ち、その作動アーム9を保持エッジ17’を越えて右方へ押圧し、以降の旋回時に更に押圧し、その結果、上記レバー8は移送位置に達する。同時に、加工位置20にない古い糸のレバーも同じく移送位置に置くため、選択ブリッジ5およびその旋回アーム22の旋回によって保持プレート18a,18bを右方へ移動させて、作動アーム9がなお保持エッジ17a,17bに当接している別の唯一つのレバー8(即ち、古い糸のレバー)を右方へ旋回させる。かくして、上記レバー8も移送位置を取る。

0094

この位置において、移送シャフト6を駆動して新旧の糸の所望の移送を行うことができ、一方、別のすべての糸はクランプされている。なぜならば、レバー8の関連の作動アーム9が、クランプ位置、即ち、保持エッジ17の左方にあるからである(図3)。

0095

次いで、この時点に加工位置20にある糸のみを解放し、(古い糸をカッタ(図1)で切断した後に)これまでの古い糸も含めて別のすべての糸を再びクランプするため、これまでの古い糸に関連するレバー8を同じくクランプ位置に移動できるよう、保持プレート18a,18bを上記レバーから解離する。

0096

このため、加工位置20にあるレバー以外の別のすべてのレバー8の場合と同様、保持エッジ17a,17bが保持アーム9の下部自由端の下方に下降し、かくして、対応する作動アーム9の自由端が保持エッジ17を越えて左方へ摺動しバネ2の力によってストッパ3に押圧されるよう、保持プレート18a,18bを旋回するのが好ましい。この代わりに、左方への保持プレート18a,18bの摺動を十分に大きくすることも考えられる。

0097

かくして、同じく、加工位置20にある糸10のみが、移送ユニットおよびクランプユニットを自由に摩擦なく通過して縫製位置に達し、他方、別のすべての糸はクランプされている。なぜならば、加工位置にある保持プレート18’が、別の保持プレート18a,18bの旋回運動追従しないからである。保持プレート18a,18bの旋回は、選択ブリッジ5の作動アーム16の負荷30を除去して選択ブリッジ5およびこのブリッジに支持された作動要索(図示してない)を旋回することによって実現できる。

発明の効果

0098

以上説明してきたように、本願請求項1乃至23記載のヤーンクランプ装置及びヤーンクランプ方法によれば、構造、取付及び保守が簡単で、簡単且つ見通しよく操作でき、特に、糸交換装置に使用するのに適した糸クランプ系を創成することができるという効果がある。

図面の簡単な説明

0099

図1先行技術のヤーンクランプユニットを含む糸交換装置の図である。
図2本発明に係るヤーンクランプユニットの略図である。
図3レバー8の機能を示す略図である。

--

0100

圧縮バネ
2 圧縮バネ
3ストッパ
4クランプボルト
5 選択ブリッジ
6移送シャフト
7押圧ディスク
8双腕レバー
9作動アーム
10 糸
11移送方向
12 横方向
13移送ユニット
14クランプユニット
15選択レバー
16 作動アーム
17保持エッジ
17’ 保持エッジ
18保持プレート
18’ 保持プレート
18a 保持プレート
18b 保持プレート
19バネ
20 加工位置
21 開口
22旋回アーム
23 軸
24フランク
40アイ
40’ アイ
124カッタ
135アイコーム
136 アイコーム
191スライダ
198旋回チャンバ
199高圧空気接続
218 高圧空気接続
204押し棒
209 移送シャフト
210押圧シャフト
211セグメント状シャフト

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