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技術 圧延機のロール組替方法及び圧延機のロール組替装置

出願人 JFEスチール株式会社
発明者 藤野信治畠中淳藤本洋二
出願日 1995年12月28日 (24年11ヶ月経過) 出願番号 1995-343802
公開日 1997年7月15日 (23年5ヶ月経過) 公開番号 1997-182907
状態 特許登録済
技術分野 圧延ロール・圧延スタンド・圧延機の駆動 圧延ロール・圧延スタンド・圧延機の駆動
主要キーワード 各連結器 シフト台車 平形鋼 引出し装置 ロール部品 台車移動 ロール支持装置 側ワーク
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図面 (11)

課題

簡易な構成で、圧延スタンド毎の移動させてのロール組替もロール部品だけの移動による装置組替も可能な圧延機のロール組替方法及びロール組替装置を提供することを課題としている。

解決手段

圧延ライン上の圧延スタンド2がスタンド引出し装置5により引き出され、横行台車7上によりロール組替エリアにまで運搬可能となっている。また、上記圧延スタンド2の引出し方向に移動可能なロール台車15を備え、そのロール台車15は、スタンド引出し装置5により圧延スタンド2に向けて移動可能となっていると共に、ロール移動装置18によりロール部品16を上記圧延スタンド2内からロール台車15上へ又はロール台車15上から圧延スタンド2内へ横移動させることが可能となっている。

概要

背景

圧延機ロール組替方法としては、例えば、所定ライン、例えば圧延ライン上の圧延スタンド51をロール組替エリアまで移動し、当該ロール組替エリアで圧延スタンド51内のロール部品交換を行っている。このロール部品の交換は、従来、例えば、C型クレーンを使用して、圧延スタンド51内のロール部品を吊り出して取り出した後に新しいロール部品を圧延スタンド51内に組み付けている。または、ロール部品の高さ位置に設定された床部材上を移動するポータ装置等のロール組替台車によってロール部品を引き抜くと共に新しいロール部品の組み付けを行っている。

また、従来、特公昭59−29325号や特開平1−317608号等に記載されているように、圧延ラインL上の圧延機からロール部品のみを引き出して交換するロール組替方法も行われている。これらのロール組替装置は、例えば、図9や図10に示されるように、圧延ラインLと平行に横行用レール50が敷設され、且つ、上記圧延ラインL上の圧延スタンド51の側部の所要高さ位置に上記横行用レール50と直交する方向に延びる引出しレール52が敷設される。さらに、その引出しレール52の途中に、上記横行用レール50と平行に延びるサイドシフトカー56用のレール53が敷設されている。

また、上記横行用レール50に沿って移動可能な横行台車54上面に、上記引出しレール52に接続するレール54aを設け、該横行台車54上面のレール54a上に、ロール部品55を支持可能な支持装置60を備えた組替台車57を載置させる。さらに、上記サイドシフトカー56用のレールに、上面にロールを載置可能な一対のサイドシフトカー56を横行自在に載置して構成されている。なお、上記組替台車57は自走可能となっている。また、サイドシフトカー56は流体圧シリンダ58によって移動するようになっている。

そして、組替台車57を自走させ、当該組替台車57を、横行台車54上のレールから引出しレール52に乗り移らせ前進させて圧延スタンド51に近づけ、組替台車57上のロール支持装置60で圧延スタンド51内のロール部品55を持ち上げ支持させた後に、当該組替台車57を後退させる。次に、空のサイドシフトカー56を流体圧シリンダ58によって上記引出しレール52位置まで移動させたのちに上記ロール支持装置60を下げて引き抜いたロール部品55を上記サイドシフトカー56上に載せた後にロール支持装置60のロール支持を解除する。次に、上記サイドシフトカー56を組替台車57の移動に差し支えない位置まで後退させると共に、新しいロール部品55を積載した別のサイドシフトカー56を上記引出しレール52位置まで移動し、その新しいロール部品55をロール支持装置60で支持させた後に当該別のサイドシフトカー56を後退させ、次いで、組替台車57を圧延スタンド51まで自走させた後に新しいロール部品55を圧延スタンド51内の組み込む。

なお、別の圧延スタンド51のロール組替を行う場合には、上記横行用レール50に沿って上記組替台車57を移動させることで、当該自走する組替台車57の流用を図っている。

概要

簡易な構成で、圧延スタンド毎の移動させてのロール組替もロール部品だけの移動による装置組替も可能な圧延機のロール組替方法及びロール組替装置を提供することを課題としている。

圧延ライン上の圧延スタンド2がスタンド引出し装置5により引き出され、横行台車7上によりロール組替エリアにまで運搬可能となっている。また、上記圧延スタンド2の引出し方向に移動可能なロール台車15を備え、そのロール台車15は、スタンド引出し装置5により圧延スタンド2に向けて移動可能となっていると共に、ロール移動装置18によりロール部品16を上記圧延スタンド2内からロール台車15上へ又はロール台車15上から圧延スタンド2内へ横移動させることが可能となっている。

目的

本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、簡易な構成で、圧延スタンド毎の移動させてのロール組替もロール部品だけの移動による装置組替も可能な圧延機のロール組替方法及びロール組替装置を提供することを課題としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

所定ライン上の圧延スタンド又はロール部品を引き出して交換する圧延機ロール組替方法であって、引出し装置により上記ライン上の上記圧延スタンドを当該ラインから引き出し、その引き出した圧延スタンドを横行台車に載せ上記引出し方向と交差する方向へ移動してロール組替エリアまで運搬可能な圧延機のロール組替方法において、上記圧延スタンドの引出し方向へ移動可能なロール台車を設けて、上記圧延スタンドが移動する動線に沿ってロール台車を移動させると共に、圧延スタンド内のロール部品を上記ロール台車上に引き出したりロール台車上のロール部品を圧延スタンド内に移動させることを特徴とする圧延機のロール組替方法。

請求項2

上記ロール台車における上記圧延スタンドの引出し方向への移動を上記引出し装置により行い、且つ、上記引出し方向と交差する方向への移動を上記横行台車により行うことを特徴とする請求項1に記載された圧延機のロール組替方法。

請求項3

所定ライン上の圧延スタンド又はロール部品を引き出して交換する圧延機のロール組替装置であって、上記ライン上の圧延スタンドに上記ラインと直交する方向で対向する引出し装置により圧延スタンドを引き出し、上記引出し方向に交差する方向へ移動可能な横行台車上に上記引き出した圧延スタンドを載せてロール組替エリアにまで運搬可能な圧延機のロール組替装置において、上記圧延スタンドの引出し方向に移動可能なロール台車と、ロール部品を上記圧延スタンド内からロール台車上へ又はロール台車上から圧延スタンド内へ横移動させるロール移動装置と、を備えることを特徴とする圧延機のロール組替装置。

請求項4

上記ロール台車における上記圧延スタンド引出し方向への移動は、上記引出し装置により行われることを特徴とする請求項3に記載された圧延機のロール組替装置。

請求項5

上記ロール移動装置は、所定ライン上の上記圧延スタンドと上記ラインに直交する方向で対向する位置に配設されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載された圧延機のロール組替装置。

請求項6

上記ロール台車上に載置されたロール部品の移動を拘束するロール固定手段を備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載されたロール組替装置。

技術分野

0001

本発明は、圧延機ロール組替方法及びロール組替装置に係り、特に、圧延スタンドごとロール部品を移動してのロール組替及びロール部品だけを移動してロール組替を行うことが可能な圧延機のロール組替方法及びロール組替装置に関するものである。

背景技術

0002

圧延機のロール組替方法としては、例えば、所定ライン、例えば圧延ライン上の圧延スタンド51をロール組替エリアまで移動し、当該ロール組替エリアで圧延スタンド51内のロール部品の交換を行っている。このロール部品の交換は、従来、例えば、C型クレーンを使用して、圧延スタンド51内のロール部品を吊り出して取り出した後に新しいロール部品を圧延スタンド51内に組み付けている。または、ロール部品の高さ位置に設定された床部材上を移動するポータ装置等のロール組替台車によってロール部品を引き抜くと共に新しいロール部品の組み付けを行っている。

0003

また、従来、特公昭59−29325号や特開平1−317608号等に記載されているように、圧延ラインL上の圧延機からロール部品のみを引き出して交換するロール組替方法も行われている。これらのロール組替装置は、例えば、図9図10に示されるように、圧延ラインLと平行に横行用レール50が敷設され、且つ、上記圧延ラインL上の圧延スタンド51の側部の所要高さ位置に上記横行用レール50と直交する方向に延びる引出しレール52が敷設される。さらに、その引出しレール52の途中に、上記横行用レール50と平行に延びるサイドシフトカー56用のレール53が敷設されている。

0004

また、上記横行用レール50に沿って移動可能な横行台車54上面に、上記引出しレール52に接続するレール54aを設け、該横行台車54上面のレール54a上に、ロール部品55を支持可能な支持装置60を備えた組替台車57を載置させる。さらに、上記サイドシフトカー56用のレールに、上面にロールを載置可能な一対のサイドシフトカー56を横行自在に載置して構成されている。なお、上記組替台車57は自走可能となっている。また、サイドシフトカー56は流体圧シリンダ58によって移動するようになっている。

0005

そして、組替台車57を自走させ、当該組替台車57を、横行台車54上のレールから引出しレール52に乗り移らせ前進させて圧延スタンド51に近づけ、組替台車57上のロール支持装置60で圧延スタンド51内のロール部品55を持ち上げ支持させた後に、当該組替台車57を後退させる。次に、空のサイドシフトカー56を流体圧シリンダ58によって上記引出しレール52位置まで移動させたのちに上記ロール支持装置60を下げて引き抜いたロール部品55を上記サイドシフトカー56上に載せた後にロール支持装置60のロール支持を解除する。次に、上記サイドシフトカー56を組替台車57の移動に差し支えない位置まで後退させると共に、新しいロール部品55を積載した別のサイドシフトカー56を上記引出しレール52位置まで移動し、その新しいロール部品55をロール支持装置60で支持させた後に当該別のサイドシフトカー56を後退させ、次いで、組替台車57を圧延スタンド51まで自走させた後に新しいロール部品55を圧延スタンド51内の組み込む。

0006

なお、別の圧延スタンド51のロール組替を行う場合には、上記横行用レール50に沿って上記組替台車57を移動させることで、当該自走する組替台車57の流用を図っている。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上記従来の圧延スタンド51のロール組替装置にあっては、圧延スタンド51ごとロール組替エリアまで移動させるロール組替装置では、引き抜いた圧延スタンド51を圧延ラインL上に戻すまで圧延処理が実施できなくなるので、圧延処理を迅速に行う場合には、予備の圧延スタンド51を用意し引き出した圧延スタンド51の代わりに予備の圧延スタンド51を設置する必要があり、当該予備の圧延スタンド51を仮置きするスペース等を別途必要とする。また、このロール組替装置では、必ず圧延スタンド51をロール組替エリアまで移動した後にロール部品を脱着を行う構成であり、圧延ラインL上の圧延スタンド51からロール部品だけを交換することができないという問題もある。

0008

次に、圧延ラインL上の圧延スタンド51からロール部品55だけを引き抜いて交換する上記従来のロール組替装置では、引出しレール52を支持する部材59が床に固定されているので、ロール部品55だけの組替しかできず圧延スタンド51ごとの移動が出来ないという問題がある。また、圧延ラインLの側方の引出しレール52の近傍に交換用のロール部品55を用意して当該圧延ラインL側方のエリアでロール交換を行っているので、上記圧延スタンド51毎に移動して行う際のロール組替エリアを有効に使用することができない。つまり、圧延ラインL近傍でしかロール交換が出来ないという問題がある。

0009

また、圧延スタンド51から外したサイドシフトカー56上の旧のロール部品55を上記ロール組替エリア等に移動させるためには、別の運搬台車にクレーン等を使用して移す必要があり、また、新しいロール部品55をサイドシフトカー56上に載置する場合にも同様な作業が要求される。以上のように、従来の圧延スタンド51のロール組替装置では、圧延スタンド51ごと移動させてロール組替を行うか、ロール部品55だけを引き抜いてロール交換を行うかの一方のみしか出来ないという問題がある。

0010

本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、簡易な構成で、圧延スタンド毎の移動させてのロール組替もロール部品だけの移動による装置組替も可能な圧延機のロール組替方法及びロール組替装置を提供することを課題としている。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載された圧延機のロール組替方法は、所定ライン上の圧延スタンド又はロール部品を引き出して交換する圧延機のロール組替方法であって、引出し装置により上記ライン上の上記圧延スタンドを当該ラインから引き出し、その引き出した圧延スタンドを横行台車に載せ上記引出し方向と交差する方向へ移動してロール組替エリアまで運搬可能な圧延機のロール組替方法において、上記圧延スタンドの引出し方向へ移動可能なロール台車を設けて、上記圧延スタンドが移動する動線に沿ってロール台車を移動させると共に、圧延スタンド内のロール部品を上記ロール台車上に引き出したりロール台車上のロール部品を圧延スタンド内に移動させることを特徴としている。

0012

ここで、上記ロール部品は、ロール及びその軸箱を含み、また、例えば、2ロール圧延機における下部ワークロール部品や上部ワークロール部品単体の場合を含むと共に、両ロール部品を一体的として一つのロール部品と見なす場合も含む。以下、同様である。また、上記所定ラインとは、例えば、圧延材圧延するための圧延ラインを指す。

0013

この発明においては、ロール交換のための圧延スタンドを移動する動線に沿ってロール台車を移動させることとしたので、同じ場所を利用して、圧延スタンドごとのロール組替エリアへの移動も可能となる共に、ロール部品をロール台車に載せることでロール部品だけの移動も可能となる。次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対して、上記ロール台車における上記圧延スタンドの引出し方向への移動を上記引出し装置により行い、且つ、上記引出し方向と交差する方向への移動を上記横行台車により行うことを特徴としている。

0014

この発明においては、ロール部品を移動させるロール台車の移動が圧延スタンドを移動させるための引出し装置及び横行台車で行われるので、圧延スタンドごとの移動とロール部品だけの移動のための駆動装置がロール台車を除いて兼用することができる。また、上記構成によって、ロール台車を無駆動にすることが可能となる。

0015

次に、請求項3に記載された圧延機のロール組替装置は、所定ライン上の圧延スタンド又はロール部品を引き出して交換する圧延機のロール組替装置であって、上記ライン上の圧延スタンドに上記ラインと直交する方向で対向する引出し装置により圧延スタンドを引き出し、上記引出し方向に交差する方向へ移動可能な横行台車上に上記引き出した圧延スタンドを載せてロール組替エリアにまで運搬可能な圧延機のロール組替装置において、上記圧延スタンドの引出し方向に移動可能なロール台車と、ロール部品を上記圧延スタンド内からロール台車上へ又はロール台車上から圧延スタンド内へ横移動させるロール移動装置と、を備えることを特徴としている。

0016

この発明では、ロール交換のための圧延スタンドの移動方向に沿ってロール台車を移動させることで、同じ場所を利用して、圧延スタンドごとのロール組替エリアへの移動も、また、ロール部品をロール台車に載せることでロール部品だけの移動も可能となる。また、ロール台車上と圧延スタンドとの間のロール部品の移動は、ロール移動装置により行われる。

0017

次に、請求項4に記載した発明は、請求項3に記載された構成に対して、上記ロール台車における上記圧延スタンド引出し方向への移動は、上記引出し装置により行われることを特徴としている。この発明では、ロール台車における上記圧延スタンド引出し方向への移動は、上記圧延スタンドを引き出す引出し装置により行われることで、一つの装置によって圧延スタンドの引出しもロール台車、即ちロール部品の引出しも可能になる。

0018

次に、請求項5に記載した発明は、請求項3又は請求項4に記載された構成に対して、上記ロール移動装置は、所定ライン上の上記圧延スタンドと上記ラインに直交する方向で対向する位置に配設されることを特徴としている。この発明では、圧延スタンドとロール台車との間でのロール部品を移動させるロール移動装置が、上記ライン上の上記圧延スタンドと上記ラインに直交する方向で対向する位置に配設されることで、例えば、上記圧延スタンドを引き出す引出し装置の上に上記ロール移動装置を設けるなど、ロール台車上にロール移動装置を設ける必要はない。

0019

次に、請求項6に記載した発明は、請求項3から請求項5のいずれかに記載された構成に対して、上記ロール台車上に載置されたロール部品の移動を拘束するロール固定手段を備えることを特徴としている。この発明では、ロール固定手段によってロール台車上に載置されたロール部品のガタツキが防止されると共に、当該ロール部品側を押し引きすることでロール台車、即ち、ロール部品を移動させることも可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0020

次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。まず構成について説明すると、図1に示すように、所定ラインである圧延ラインL上の各圧延スタンド2設置位置からそれぞれスタンド引出しレール3が敷設されている。そのスタンド引出しレール3は、圧延ラインLに直交する方向に延びる。また、そのスタンド引出しレール3の内側に台車用引出しレール4が敷設されている。その台車用引出しレール4は、上記当該スタンド引出しレール3と平行に延びる。

0021

上記各スタンド引出しレール3の他端部側にはスタンド引出し装置5が設置され、その各スタンド引出し装置5は、対応する圧延スタンド2と上記圧延ラインLに直交する方向で対向している。また、上記スタンド引出しレール3の途中には、当該スタンド引出しレール3と交差して上記圧延ラインLと平行な方向に延びる横行用レール6が敷設されている。その横行用レール6は、図2に示すように、上記スタンド引出しレール3よりも下方に配設されており、その横行用レール6に沿って移動可能な横行台車7の上面が、上記スタンド引出しレール3が敷設される床面と同じ高さに設定されている。

0022

その横行台車7の上面には、上記スタンド引出しレール3等と接続可能な各レール8a,8bが設けられている。その横行台車7は、上記横行用レール6に沿ってロール組替エリアE側に移動可能となっている。そのロール組替エリアEには、台車移動用レール9が敷設され、その台車移動用レール9は、上記横行用レール6と直交する方向に延びている。

0023

上記台車移動用レール9の他端部側にはロール台車引出し装置10が設置されている。上記台車移動用レール9の途中には、当該台車移動用レール9と交差する方向にシフトレール11が敷設されている。このシフトレール11は、上記横行用レール6と同様に、上記台車移動用レール9よりも下方に配設されており、そのシフトレール11に沿って移動可能なシフト台車12の上面が、上記台車移動用レール9が敷設される床面と同じ高さに設定されている。

0024

そのシフト台車12の上面には、台車移動用レール9と接続するレール13が敷設されている。また、上記スタンド引出し装置5は、上記図2に示すように、流体圧シリンダ5aを駆動してそのピストンロッド伸縮させることで、その本体5bが横行台車7上のレール8a及びスタンド引出しレール3に沿って移動し、もって、圧延ラインL上の圧延スタンド2に向けて進退するようになっている。

0025

ここで、ロール台車15の横方向の車輪間の距離を圧延スタンド2の横方向の車輪間の距離と等しく設定することで、上記台車用引出しレール4を省略して、ロール台車15もスタンド引出しレール3に沿って移動可能に構成してもよい。また、上記ロール台車15は、上記圧延ラインLと直交する方向に走行可能に車輪が設定された台車であって、台車用引出しレール4に載っている状態では、その上面が圧延スタンド2内におけるロール部品16用のレール設置面と同じ高さとなるように設定されている。そのロール台車15の上面には、ロール部品16の車輪が走行可能なレールが設けられている。

0026

また、上記スタンド引出し装置5の上記圧延スタンド2と対向可能な部分には、圧延スタンド2及びロール台車15との間を着脱可能に連結する連結器17が設けられている。この連結器17は、例えば、上面図である図3に示すように、圧延スタンド2及びロール台車15に設けられた凹部状雌部材17aと、スタンド引出し装置5に設けられ上記雌部材17aに嵌合可能な雄部材17bとから構成される。そして、上記雄部材17bを図3の状態から90度回転して縦長とした状態で雌部材17aの凹部の中に入れ再び90度回転させて横長にして嵌合し連結する。解除する場合には、逆の動作を行う。

0027

また、上記スタンド引出し装置5の上部には、ロール移動装置18が配置されている。そのロール移動装置18は、シリンダ装置を備えそのピストンロッド18aが、圧延スタンド2側に向けて伸縮可能となっている。そのピストンロッド18aの先端部には移動用の車輪19が設けられていると共にロール連結器20が設けられている。そのロール連結器20は、上下方向に旋回するフック20aであって、下側に旋回させることで、ロール部品16に設けた掛合部16aに引っ掛かることで連結されるようになっている。20bは、そのフック20aを駆動するモータである。

0028

また、上記ロール組替エリアEに配設されるロール台車引出し装置10も上記スタンド引出し装置5と同様な構成となっている。即ち、流体圧シリンダによって台車移動用レール9に沿って移動可能となっている共に、その上部に、上記ロール移動装置18と同じロール移動装置22が設置されている。ここで、圧延スタンド2内の上側ワークロールの軸箱と下側ワークロールの軸箱との間にスペーサが配設されるなど、上記上側ワークロールと下側ワークロールとの間には公知の方法によって所定の間隙が設けられると共に、両ワークロールは一体的に移動可能に設定されている。

0029

なお、上記説明では2ロール圧延機を例にして説明したが、形鋼成形するためのユニバーサル圧延機等の圧延機であっても同様である。そして、ロール部品16は、下側ワークロールの車軸に設けられた車輪16bを介して圧延スタンド2内に配設されたレール上で待機状態となっている。次に、上記構成における作業ロール組み替える場合について説明する。

0030

通常は、オンラインでのロール交換を行った後、旧のロール部品16を組替エリアE側へ移動させるので、この手順について説明する。まず、新しいロール部品16を載置したロール台車15を控えの横行台車7上に予め載置しておき、圧延スタンド2から引き抜いた旧のロール部品16を別の横行台車7上まで移動させた後、上記控えの横行台車7を上記新しいロール部品16がスタンド引出し装置5に対向する位置まで移動させ、上記控えの横行台車7上のロール部品16を圧延スタンド2内に組み込むことで、オンラインのロール交換が完了する。その後、旧のロール部品16を載せた横行台車7をロール組替エリアE側に移動させ横行台車7上から旧のロール部品16を引き抜き新旧のロール部品16の入替えを行う。

0031

次に、圧延ラインL上からロール部品16のみを引き出して組替を行う場合について、図4に基づき説明する。横行台車7上に空のロール台車15を載置した状態で、当該横行台車7をスタンド引出しレール3側に移動して、横行台車7上の各レール8a,8bを、スタンド引出しレール3等に接続する。

0032

次に、スタンド引出し装置5の流体圧シリンダ5aを駆動して当該スタンド引出し装置本体5bを前進した後に連結器17によって上記ロール台車15を連結する。続けて、上記流体圧シリンダ5aのピストンロッド18aを伸ばしてスタンド引出し装置本体5b及びロール台車15を圧延ラインL上の圧延スタンド2に向けて前進する。

0033

ロール台車15が圧延スタンド2に接近したら上記前進を停止し、ロール移動装置18のピストンロッド18aをロール部品16に向けて伸ばす。続けて、その先端部のロール連結器20のフック20aを下方に旋回させることで、当該フック20aを上記ロール部品16の掛合部16aに引っかける。続いて、上記ロール移動装置18のピストンロッド18aを縮める。すると、そのピストンロッド18aの後退に追従してロール部品16が圧延スタンド2から引き出されてロール台車15上に載る。

0034

次に、スタンド引出し装置5の流体圧シリンダ5aのピストンロッドを縮めることで、スタンド引出し装置5及びロール台車15を後退させる。そして、ロール台車15が横行台車7上に再び載置した時点で上記後退を停止し、さらに、上記各連結器17,20による連結を解除する。即ち、スタンド引出し装置5からロール台車15を切り離すと共にロール部品16をロール移動装置18から切り離す。

0035

次に、横行台車7をロール組替エリアE側へ横行用レール6に沿って移動し、ロール台車引出し装置10と対向した時点で停止する。このとき、空のシフト台車12の一つを、その上面のレールが上記台車移動用レール9と同軸となって接続する位置まで予め移動して待機させておく。次に、ロール台車引出し装置10を上記横行台車7に向けて前進した後、ロール台車15と連結する。次いで、再び、上記ロール台車引出し装置10を後退されることで、上記ロール台車15を横行台車7上から引き込み、上記ロール台車15が上記待機しているシフト台車12の位置まで、当該ロール台車15をそのまま移動させる。

0036

上記待機しているシフト台車12にロール台車15が載ったら、ロール台車引出し装置10の連結器を切り離し、続いて、上記シフト台車12を図4中左側(Bの位置)に移動させる。次に、新しいロール部品16を載せたロール台車15を配置したシフト台車12を、シフトレール11に沿って上記ロール台車引出し装置10と対向可能な位置まで移動したら、上記ロール台車引出し装置10を前進させて上記シフト台車12上のロール台車15に連結し、そのまま、上記ロール台車引出し装置10を前進させることで、連結したロール台車15を上記横行台車7まで移動させて、当該横行台車7上に載せる。

0037

続いて、上記横行台車7を、横行用レール6に沿ってスタンド引出し装置5側に移動させて、当該横行台車7上のレール8aとスタンド引出しレール3等と接続した後に、スタンド引出し装置5を前進させて、スタンド引出し装置5をロール台車15に連結する。また、ロール移動装置18のピストンロッド18a先端部の連結器20で上記ロール台車15上のロール部品16をロール移動装置18に連結する。

0038

次に、上記スタンド引出し装置5を圧延ラインL上のスタンドに向けて前進して近接させることで、連結したロール台車16を圧延スタンド2に接近させ、続いて、ロール移動装置18のピストンロッド18aを伸ばしてロール部品16を圧延スタンド2内に移動させて組み込む。その後、ロール移動装置18の連結器を解除する。

0039

次に、上記ロール台車16と共にスタンド引出し装置5を後退させる。これによって、ロール部品16の交換が行われたことになる。ここで、上記ロール部品16の交換は上記操作に限定されるものではない。例えば、新しいロール部品16を載置したロール台車15を載置した横行台車7を予め、スタンド引出しレール3の脇(図4中、左側C部分)に待機させておいて、上記のようにして圧延スタンド2から引き抜いた旧のロール部品16をロール組替エリアE側へ移動させる間に、脇に待機させた上記横行台車7をスタンド引出し装置5に対向する位置まで移動させ当該横行台車7上のロール部品16を圧延スタンド2内に組み込むことで、圧延スタンド2内への新しいロール部品16の組み付けを早くしてもよい。

0040

次に、圧延ラインL上から圧延スタンド2ごと引き出してロール組替エリアEでロール部品16の組替を行う場合について、図5に基づき説明する。横行台車7をスタンド引出しレール3側に移動して、横行台車7上の各レール8a,8bを、スタンド引出しレール3と同軸に配置して接続する。次に、スタンド引出し装置5の流体圧シリンダ5aを駆動して当該スタンド引出し装置本体5bを前進し、当該スタンド引出し装置本体5bを圧延ラインL上の圧延スタンド2に向けて前進する。

0041

上記スタンド引出し装置本体5bが圧延スタンド2に近接したら上記前進を停止し、スタンド引出し装置本体5bに設けられた連結器17によって、当該スタンド引出し装置本体5bと圧延スタンド2とを連結する。次に、スタンド引出し装置5の流体圧シリンダ5aのピストンロッドを縮めることで、スタンド引出し装置本体5bを後退させて圧延スタンド2をスタンド引出しレール3側に引き出す。そして、上記圧延スタンド2が横行台車7上に載った時点で上記移動を停止し、さらに、上記連結器17による連結を解除する。即ち、スタンド引出し装置5から圧延スタンド2を切り離す。

0042

次に、横行台車7を横行用レール6に沿ってロール組替エリアE側へ移動し、ロール台車引出し装置10と対向した時点で停止する。このとき、空のロール台車15を載せたシフト台車12の一つを、その上面のレールが上記台車移動用レール9と同軸となって接続する位置まで予め移動して待機させておく。

0043

次に、ロール台車引出し装置10を上記横行台車7に向けて前進して、ロール台車15が横行台車7上の圧延スタンド2に近接したら上記前進を停止し、ロール台車引出し装置10上のロール移動装置22のピストンロッドを圧延スタンド2内のロール部品16に向けて伸ばし、その先端部の連結器を上記ロール部品16の掛合部に引っかける。続いて、上記ロール移動装置22を後退させる。すると、そのピストンロッドの後退に追従して圧延スタンド2内のロール部品16が引き出されてロール台車15上に載る。

0044

次に、ロール台車引出し装置10を後退させることで、旧のロール部品16を載せたロール台車15を後退させる。そして、ロール台車15がシフト台車12に再び載置した時点で上記後退を停止し、さらに、上記各連結器を解除する。即ち、ロール台車引出し装置10からロール台車15を切り離すと共にロール部品16をロール移動装置22から切り離す。

0045

上記ロール台車15が載ったシフト台車12を、図5中左側(F位置)に移動して退避させる。次に、新しいロール部品16を載せたロール台車15を配置したシフト台車12をシフトレール11に沿って上記ロール台車引出し装置10と対向可能な位置まで移動したら、上記ロール台車引出し装置10を前進させて上記シフト台車12上のロール台車15に連結し、さらに、ロール台車引出し装置10上のロール移動装置22のピストンロッド先端部をロール部品16に連結する。

0046

次いで、ロール台車引出し装置10を横行台車7上の圧延スタンド2に向けて前進させることで、ロール台車15を上記横行台車7の圧延スタンド2まで移動させ、続いて、ロール移動装置22のピストンロッドを伸ばすことで、ロール台車15上のロール部品16を圧延スタンド2内に移動して当該スタンドに組付ける。

0047

次に、上記横行台車7を、スタンド引出し装置5側に移動させて、当該横行台車7上のレールとスタンド引出しレール3等と接続した後に、スタンド引出し装置5を前進させて、スタンド引出し装置5を横行台車7上の圧延スタンド2に連結する。次に、上記スタンド引出し装置5を圧延ラインLに向けて前進することで、圧延スタンド2を圧延ラインLに向けて移動させて所定の位置に設置する。

0048

続いて、スタンド引出し装置5の連結器17を解除し、当該スタンド引出し装置5を後退させる。これによって、ロール部品16の交換が行われる共に圧延スタンド2の再設置が行われたことになる。ここで、上記圧延スタンド2ごとのロール部品16の交換は上記操作に限定されるものではない。

0049

例えば、新しいロール部品16を設置した別の圧延スタンド2を載置した横行台車7を予め、スタンド引出しレール3の脇(図5中、G部分)に待機させておいて、上記のように圧延スタンド2を引出してロール組替エリアE側へ移動させる間に、脇に待機させた上記横行台車7をスタンド引出し装置5に対向する位置まで移動させ当該横行台車7上の圧延スタンド2を圧延ラインL上に設置することでロール部品16の組み付けを早くしてもよい。但し、この場合には、予備の圧延スタンドを必要とする。

0050

この予備のスタンドは、通常は、同サイズのスタンドであるが、被圧延材が変更となる場合、例えば、H形鋼から平形鋼などに変更する場合には、異なったサイズのスタンドと入れ換える必要が生ずる場合もある。このように、本実施の形態のロール組替装置を使用すると、圧延スタンド2ごとに移動してロール交換も行うことができると共に、圧延ラインL上のロール部品16のみを引き出してロール組替をすることも可能となる。

0051

しかも、圧延スタンド2ごと移動する際にも、ロール部品16だけを引き出して交換する場合も、無駆動のロール台車15の他は、ほぼ同じ構成の移動機構によってロール組替のための圧延スタンド2又はロール部品16の載置したロール台車15移動が可能となる。なお、上記実施の形態では、スタンド引出し装置5及びロール台車引出し装置10が流体圧シリンダ5aによって駆動する構造で説明しているがこれに限定されるものではなく、電動モータ等の周知の駆動手段によって駆動するようにしてもよい。

0052

また、上記図1では、各圧延ラインL上の圧延スタンド2毎にスタンド引出し装置5及びその上に設置されているロール移動装置18を設置している状態を例示しているがこれに限定されるものではなく、当該スタンド引出し装置5を横方向に移動可能に構成してスタンド引出し装置5を一台だけの構成としてもよい。また、上記実施の形態では、ロール移動装置18,22をスタンド引出し装置5及びロール台車引出し装置10の上に設置して装置構成の簡略化を図っているが、ロール移動装置18を各ロール台車15ごとに設けてもよい。但し、ロール台車15は複数使用されるので、この場合には、各ロール台車15単位にロール移動装置を設置することになり、ロール台車15が大型化したり装置構成の複雑化やコスト高となる。

0053

次に、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施の形態と同様な部品には同一の符号を付して説明する。この第2の実施の形態のロール組替装置の基本構成は、上記第1の実施の形態と同様である。但し、図6に示すように、上述のスタンド引出し装置5を省略してロール移動装置18だけによってロール台車15及びロール部品16の引出し等を可能としたものである。

0054

即ち、ロール移動装置18をロール台車15上面と同じ高さの床面に設置されて、上述のスタンド引出し装置がない。また、本実施の形態のロール台車15の上面には、図6に示すように、ロール固定手段を構成する一対の車輪固定装置30が設置されている。この車輪固定装置30は、ロール部品16の車輪16bを前後から挟み可能に設置されたもので、ロール部品16の車輪16bの移動を阻止するものである。この車輪固定装置30は、図8に示すように、上下に旋回可能にロール台車15上面に固定され、下側に旋回させることで車輪の移動を拘束する拘束部30aを備える。図8中、31は、ロール台車15上に設けられたレールである。

0055

なお、ロール固定手段は上記一対の車輪固定装置30に限定されるものではない。ロール台車15上でロール部品16の移動が拘束されれば良いから、例えば、ロール部品の車輪にブレーキ機構を設けてロール固定手段するなど、他の公知の機構からロール固定手段を構成してもよい。また、上記ロール台車15上面のロール移動装置18側には凹部からなる掛合部32が形成され、ロール移動装置18のロール連結器20のフック20aが上記掛合部32に掛合可能となっている。

0056

さらに、各圧延スタンド2にも、上記ロール移動装置18のロール連結器20のフック20aに掛合可能な掛合部が設けられている。この装置を使用して圧延スタンド2内のロール部品16を引き出す場合には、ロール移動装置18のロール連結器20のフック20aをロール台車15に設けた掛合部32に引っかけた後に、ロール移動装置18のピストンロッド18aを伸ばす。すると、そのピストンロッド18aに押されて、ロール台車15は圧延スタンド2に向けて移動する。次に、フック20aを上方に旋回させてロール台車15との連結を解除いたのち、ロール台車15の車輪に図示しないブレーキ装置制動掛けてロール台車15の移動を拘束する。このブレーキ装置は、ロール台車15自身に設けてもよいし、レール9側に設けてもよい。

0057

次に、上記ピストンロッド18aを更に伸展し、ロール連結器20のフック20aをロール部品16の掛合部16aに掛合させる。次に、上記ピストンを縮めてロール部品16を圧延スタンド2内からロール台車15側に引き出す。ロール台車15上にロール部品16が載ったら、上記ロール台車15上の車輪固定装置30を作動してロール部品16をロール台車15に固定すると共に、ロール台車15の移動を拘束するブレーキ装置を解除する。

0058

次いで、上記ピストンロッド18aを縮めることでロール部品16を引っ張ると、ロール部品16とロール台車15が一体的となっているので、ロール台車15がロール台車15用レールに沿って移動する。そして、ロール台車15が横行台車7上に載った状態でピストンドッロの収縮を停止し、さらに、フック20aを上方に旋回してロール部品16との連結を解除する。そして、横行台車7を駆動することで、ロール組替エリアEへ運搬する。

0059

また、新しいロール部品16を圧延スタンド2内に組み付ける際には、横行台車7によって新しいロール部品16を載せたロール台車15を圧延スタンド2と対向する位置まで移動する。このとき、ロール固定装置を作動させてロール部品16をロール台車15に固定しておく。

0060

次に、ロール移動装置18のフック20aをロール部品16に引っかけた後に、ロール移動装置18のピストンロッド18aを伸展させる。すると、ロール部品16を介してロール台車15は押されて、当該ロール台車15は圧延スタンド2に向けて移動する。ロール台車15が圧延スタンド2に近接したら、上記ピストンロッド18aの伸展を一旦停止して、ブレーキ装置によってロール台車15の移動を拘束すると共にロール固定装置によるロール部品16の固定を解除する。

0061

次に、上記ピストンロッド18aを伸展させると、ロール台車15上のロール部品16は圧延スタンド2内に押し込まれて組付けられる。次いで、ロール連結器20のフック20aを上方に旋回させることでロール部品16との連結を解除してから上記ピストンロッド18aを少し後退させた後に、上記フック20aを再び下方に旋回させてロール台車15の掛合部32に連結する。また、ロール台車15のブレーキ装置を解除したのちにピストンロッド18aを後退させることで、ロール台車15を移動させる。

0062

また、圧延スタンド2ごと引き出す場合には、ロール移動台車のピストンロッド18aを伸展させてロール連結器20を圧延スタンド2の掛合部に引っかけた後、ピストンロッド18aを後退させることで、上記圧延スタンド2を横行台車7に載るまで移動させる。このように、本実施の形態では、ロール部品16の引出しや圧延スタンド2を引き出す装置がロール移動装置18のみとなり、ロール台車15や圧延スタンド2を圧延ラインLと直交する方向へ移動させる装置構成が簡略化する。

0063

ここで、上記説明では、スタンド引出し台車のみを省略して圧延ラインL上のスタンドからのロール部品16等の引出しや組み込みを例に説明しているが、ロール組替エリアEにおけるロール台車引出し装置を省略して、上記と同様に、ロール移動装置18のみによってロール台車15やロール部品16の移動を行うようにしてもよい。

0064

なお、上記車輪固定装置30は、ロール台車15上のロール部品16の移動を阻止する役割を持つので、上記第1の実施の形態のロール台車15上にも設けて、ロール台車の移動中、特に、横行台車7による移動中のガタツキを防止するようにしてもよい。

発明の効果

0065

以上説明してきたように、本発明の圧延機のロール組替方法及びロール組替装置では、圧延スタンドごと移動してロール部品の組替もできると共にライン上の圧延スタンドからロール部品だけを引き出してロール組替をすることもでき、しかも、装置構成も簡単な構成であるという効果がある。

0066

このとき、請求項2や請求項4の発明を採用すると、ロール部品だけを移動させるロール台車の移動が圧延スタンドを移動させるための引出し装置及び横行台車で行うことが可能となるので、圧延スタンドごとの移動とロール部品だけの移動のための駆動装置とがロール台車を除いて兼用することができるという効果がある。

0067

しかも、ロール部品を載せて移動させるロール台車を無駆動とすることが可能となるので、この点からも装置構成が簡略化するという効果がある。特に、ロール台車は複数使用されるので有効である。また、請求項5に記載した発明では、圧延スタンドとロール台車との間でのロール部品を移動させるロール移動装置が、圧延ライン上の上記圧延スタンドに上記圧延ラインと直交する方向で対向する位置に配設されることで、例えば、上記スタンド引出し装置の上に上記ロール移動装置を設けるなど、圧延スタンドとロール台車上との間におけるロール部品の移動のためのロール移動装置をロール台車上に設ける必要はなく、ロール台車を大型化することを回避可能であるという効果がある。

0068

さらに、請求項6に記載した発明を採用すると、ロール固定手段によってロール台車上に載置されたロール部品のガタツキが防止されると共に、ロール部品とロール台車とが一体的となり、当該ロール部品側を押し引きすることでロール台車を移動させることが可能となるという効果がある。

図面の簡単な説明

0069

図1本発明の実施の形態に係る装置が設けられる設備の構成図である。
図2本発明の実施の形態に係るロール組替装置の一部の装置を示す側面図である。
図3本発明の実施の形態に係る連結器の一例を示す図である。
図4本発明の実施の形態に係るロール部品だけを移動する場合を示す図である。
図5本発明の実施の形態に係る圧延スタンドごと移動する場合を示す図である。
図6本発明の第2の実施の形態に係るロール組替装置の一部の装置を示す側面図である。
図7本発明の第2の実施の形態に係るロール台車を示す上面図である。
図8本発明の第2の実施の形態に係る車輪固定装置を示す図である。
図9従来のロール組替装置を示す上面図である。
図10従来のロール組替装置を示す側面図である。

--

0070

L圧延ライン
Eロール組替エリア
2圧延スタンド
5スタンド引出し装置
7横行台車
10ロール台車引出し装置
12シフト台車
15 ロール台車
16ロール部品
17連結器
18,22ロール移動装置
20ロール連結器

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