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技術 開放式温風暖房器

出願人 株式会社コロナ
発明者 内田力加賀見隆足立義彦村松務田村正廣近藤武志
出願日 1995年12月12日 (26年2ヶ月経過) 出願番号 1995-346633
公開日 1997年6月20日 (24年7ヶ月経過) 公開番号 1997-159279
状態 特許登録済
技術分野 ヒータ又は燃焼ガスによる直接的な空気加熱 燃料の供給及び制御
主要キーワード 周面軸方向 主駆動回路 ダンパ軸 未燃ガス量 油受け皿 環状磁路 燃焼制御回路 吸入用逆止弁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年6月20日)のものです。
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図面 (13)

目的

消火時の臭気を確実に防止することが出来、使用勝手の良い開放式温風暖房器を提供する。

構成

燃料供給用電磁ポンプ燃油戻し機能付き電磁ポンプ2を使用し、消火操作直後電磁ポンプ2に燃料供給管3内に残留する燃油を戻す燃油戻し制御を行わせると共に、消火操作直後に空気供給停止制御として、燃焼ファン4にブレーキ制御を行って瞬時に回転を停止させるようにしたので、消火操作後に気化する燃油量を少なくし、しかも消火操作後に供給される燃焼空気も気化する燃油の燃焼が空気過多となって炎が消火しない空気量に抑えられるので、消火操作後に気化する燃油をほぼ全部燃焼でき、それにより臭気の発生・拡散がなく使用勝手の良い開放式温風暖房器を提供出来るものである。

概要

背景

従来よりこの種の臭気対策は、例えば特開昭54−879375号公報や本出願人が先に出願した実開昭59−92357号公報に開示されている如く、消火動作後に空気過多となって、燃焼部に残った燃油燃焼しきれずに未燃ガスとなって吹き出て臭気となるのを防止するため、消火動作時風量調整手段により燃焼部への燃焼空気量を減少させて、消火過程において空気過剰となって炎が吹き消え状態にならないようにし、消火動作後に未だ気化部に残留している燃油を完全燃焼させて未燃ガスの発生を防止して、消火時の臭気を低減させるものであった。

概要

消火時の臭気を確実に防止することが出来、使用勝手の良い開放式温風暖房器を提供する。

燃料供給用電磁ポンプに燃油戻し機能付き電磁ポンプ2を使用し、消火操作直後電磁ポンプ2に燃料供給管3内に残留する燃油を戻す燃油戻し制御を行わせると共に、消火操作直後に空気供給停止制御として、燃焼ファン4にブレーキ制御を行って瞬時に回転を停止させるようにしたので、消火操作後に気化する燃油量を少なくし、しかも消火操作後に供給される燃焼空気も気化する燃油の燃焼が空気過多となって炎が消火しない空気量に抑えられるので、消火操作後に気化する燃油をほぼ全部燃焼でき、それにより臭気の発生・拡散がなく使用勝手の良い開放式温風暖房器を提供出来るものである。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

電磁ポンプ2から燃料供給管3を介して供給される燃油と、燃焼ファン4の駆動によって供給される燃焼空気とを燃焼部1で燃焼させ、この燃焼熱対流ファン12の駆動によって強制的に室内に放出し、暖房を行う温風暖房器に於いて、消火操作直後に電磁ポンプ2への通電を停止すると同時に、該電磁ポンプ2に燃料供給管3に残留する燃油を戻す燃油戻し制御を行うと共に、消火操作直後に燃焼部1への燃焼空気の供給を停止する空気供給停止制御を行うことを特徴とする開放式温風暖房器。

請求項2

上記空気供給停止制御は、燃焼ファン4にブレーキ制御を行って急制動させることにより燃焼部1への燃焼空気の供給を停止させることを特徴とする請求項1記載の開放式温風暖房器。

請求項3

上記空気供給停止制御は、燃焼空気を燃焼部1へ供給させずに本体外へ排気するダンパ部62を作動させることにより燃焼部1への燃焼空気の供給を停止させることを特徴とする請求項1および請求項2記載の開放式温風暖房器。

請求項4

上記消火操作直後に、対流ファン12への通電を停止して慣性にて回転させることを特徴とする請求項2および請求項3記載の開放式温風暖房器。

請求項5

上記消火操作直後に、対流ファン12にブレ−キ制御を行って急制動させることを特徴とする請求項2および請求項3記載の開放式温風暖房器。

技術分野

0001

この発明は室内に燃焼熱を直接放出して暖房を行う開放式温風暖房器消火時の臭気対策に関するものである。

背景技術

0002

従来よりこの種の臭気対策は、例えば特開昭54−879375号公報や本出願人が先に出願した実開昭59−92357号公報に開示されている如く、消火動作後に空気過多となって、燃焼部に残った燃油燃焼しきれずに未燃ガスとなって吹き出て臭気となるのを防止するため、消火動作時風量調整手段により燃焼部への燃焼空気量を減少させて、消火過程において空気過剰となって炎が吹き消え状態にならないようにし、消火動作後に未だ気化部に残留している燃油を完全燃焼させて未燃ガスの発生を防止して、消火時の臭気を低減させるものであった。

発明が解決しようとする課題

0003

ところでこの従来のものでは、消火操作後に気化部に残存して次第に減少していく燃油の気化量に比例して燃焼に最適な空気量を、燃焼動作開始から完全に消火するまでの全過程において供給できずに、炎が消えた時点においてもまだ燃焼していない気化した燃油が多く残存して未燃ガスとして吹き出し、それが原因で臭気が発生し室内に拡散する欠点があった。

0004

この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決する為、特にその構成を、電磁ポンプから燃料供給管を介して供給される燃油と、燃焼ファンの駆動によって供給される燃焼空気とを燃焼部で燃焼させ、この燃焼熱を対流ファンの駆動によって強制的に室内に放出し、暖房を行う温風暖房器に於いて、消火操作直後に電磁ポンプへの通電を停止すると同時に、該電磁ポンプに燃料供給管に残留する燃油を戻す燃油戻し制御を行うと共に、消火操作直後に燃焼部への燃焼空気の供給を停止する空気供給停止制御を行うものである。

0005

運転スイッチ59をOFFにすると、該運転スイッチ59からマイコン58へOFF信号が出力されて、マイコン58内の制御手段57が消火動作に入る。マイコン58は運転スイッチ59からOFF信号が入力されることにより、該マイコン58内のタイマ手段63がカウントを開始すると共に、制御手段57は電磁ポンプ2への通電を停止する。

0006

更にその直後に、マイコン58内の制御手段57がポンプ駆動回路62を介して電磁ポンプ2へ、該電磁ポンプ2内のプランジャ22の上下動が、該電磁ポンプ2内の電磁コイル42の励磁・非励磁の繰り返しの速さに追従できずにある位置で停止してしまう高さの周波数パルス波を供給すると共に、その供給するパルス波のパルス幅を徐々に大きくして供給した後、そのパルス波の供給を停止する燃油戻し制御を行う。

0007

それにより、電磁ポンプ2内で、プランジャ22が通常駆動時の最上端である上死点から更に上方の上限点までゆっくり移動し、プランジャ22に突設した突き上げ部材33が吐出用逆止弁36を開成して、燃料供給管3内に残存している燃油の一部を電磁ポンプ2内のシリンダ17に戻して、消火時の燃油の燃焼部1への滴下を防止して電磁ポンプ2停止後に燃焼部1で気化する燃油量を減らす。

0008

更に、運転スイッチ59からOFF信号がマイコン58に入力された直後に、空気供給停止制御として、燃焼ファン4に半波を一定時間供給した後に通電を停止するブレーキ制御を行って、燃焼ファン4に急制動をかけて回転を瞬時に停止して、消火操作後に燃焼部1に送られる燃焼空気量を減少させ、そしてゼロにする。

0009

又は、運転スイッチ59からOFF信号がマイコン58に入力された直後に、空気供給停止制御として、ダンパ部62を作動させることにより燃焼空気を燃焼部1へ送風させずに本体外へ排気して消火操作後に燃焼部1に送られる燃焼空気量を減少させ、そしてゼロにする。

0010

それにより、消火時の電磁ポンプ2の停止直後の燃油戻し制御を行うことにより、消火操作後に燃焼部1で気化する燃油量が減少するのに合わせて、空気供給停止制御として消火操作直後に、燃焼ファン4に急制動をかけて回転を瞬時に停止させたり、またはダンパ部62を作動させることにより燃焼空気を燃焼部1へ送風させずに本体外へ排気することにより、消火操作後に燃焼部1に送られる燃焼空気量を減少させ、消火操作後に燃焼部1で気化する燃油が空気過多により吹き消え状態となって消火するのを防止して、消火操作後の燃油の未燃ガスの発生を防止すると共に、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しを抑えて臭気の拡散を防止するものである。

0011

そして燃焼部1内に燃油が気化してまだ燃焼していない未燃ガスがほとんど残存しなくなったとき、空気過多となって炎が吹き消えた状態となり消火する。

0012

また、運転スイッチ59からマイコン58へOFF信号が出力されて、マイコン内の制御手段57が消火動作に入った直後に、対流ファン12への通電も停止して、対流ファン12を慣性にて回転させることにより、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しを徐々に弱くしながら、燃焼筒7に消火動作に入ってからも送風して冷却し、消火動作に入ってからの燃焼部1に残存する燃油の燃焼による燃焼筒7の過熱を防止する。

0013

また逆に、運転スイッチ59からマイコン58へOFF信号が出力されて、マイコン内の制御手段57が消火動作に入ったその直後に、対流ファン12に半波を一定時間供給した後通電を停止するブレーキ制御を行って、対流ファン12に急制動をかけて回転を瞬時に停止することにより、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しをより早く抑えて、更に臭気の拡散を防止する。

0014

また、更に運転スイッチ59からマイコン58へOFF信号が出力されて、マイコン58内の制御手段57が消火動作に入った直後に、空気供給停止制御として燃焼ファン4に半波を一定時間供給した後通電を停止するブレーキ制御を行って、該燃焼ファン4に急制動をかけて回転を瞬時に停止する動作と共に、ダンパ部50を動作させて、送風管51から燃焼部1へ燃焼空気が通過する面積を減少させて燃焼空気量を減少させることにより、燃焼ファン4のブレーキ制御のみの時よりも燃焼空気量を細かく制御でき、また、ダンパ部50により送風管51を瞬時に全閉することにより、燃焼空気量を瞬時にゼロにすることができるものである。

0015

また、マイコン58へOFF信号が入力されてから6秒後に、対流ファン12は燃焼部1の冷却を行うため再び通電されて駆動し、駆動再開から84秒後に全停止されるものである。また、燃焼ファン4もマイコン58へOFF信号が入力されてから10秒後に燃焼部1の冷却を行うため再び通電されて駆動し、駆動再開から80秒後に対流ファン12と一緒に全停止されるものである。

0016

次にこの発明に係る開放式温風暖房器を図面に示す一実施例で説明する。1は、加熱手段(図示せず)によって加熱され、燃油戻し機能付き電磁ポンプ2から燃料供給管3を介して供給される燃油を気化すると共に、この気化ガスと燃焼ファン4によって供給される燃焼空気とを予混合した後、気化燃焼させる燃焼部で、本体枠5内の仕切板6上に上部を突出して備えられている。

0017

7は、仕切板6上の燃焼部1外周を覆う上方開放の燃焼筒で、上端部には複数個開孔8を穿ちた整流板9が備えられている。

0018

10は、燃焼筒7上方を遮閉する遮熱板で、該燃焼筒7との間には案内板11を備え、本体枠5背面に備えられた対流ファン12からの送風で、燃焼部1で発生した燃焼熱を前方の吹出口13から温風として放出する温風路14と、この温風より低温の送風を吹き出させる送風路15とを形成している。16は対流ファン12を覆うガ−ドである。

0019

次に、上記した燃油戻し機能付き電磁ポンプ2を図2の断面図で詳しく説明する。17はシリンダで、筒状体の形状をしており、上端には中心に流路18が貫通形成されている弁座19が固設され、シリンダ17内部には該シリンダ17内を上下に往復動する上部プランジャ20と下部プランジャ21からなるプランジャ22が設けられている。

0020

このプランジャ22を構成する下部プランジャ21は、シリンダ17内の略下方に位置し、その形状は外径がシリンダ17の内径より僅かに小さい筒状体で、シリンダ17内を円滑に往復動するものである。また、その内部には上端から略中央まで流路23が形成され、略中央から下端までは該流路23より内径の大きい吸入用逆止弁収納部24が形成され、該吸入用逆止弁収納部24の下端には、中心に流路25が貫通形成された吸入用逆止弁用弁座26が固設され、この吸入用逆止弁用弁座26の上面側に吸入用逆止弁27が配設される。

0021

更に、吸入用逆止弁27の上部空間には、コイルバネからなる吸入用逆止弁用バネ28を配設し、吸入用逆止弁27を下方の吸入用逆止弁用弁座26側に付勢している。また、下部プランジャ21の下端とシリンダ17の下端との間までのシリンダ17内の空間には、コイルバネからなる下バネ29が配設され、下部プランジャ21を上方に付勢している。

0022

また、このプランジャ22を構成する上部プランジャ20は、シリンダ17内の略中央に位置して、シリンダ17上端に固設された弁座19との間にポンプ室30を形成し、その周面軸方向に下部プランジャ21の流路23に比べて小断面積の流路31を所定数だけ溝状に穿設された柱状体である。更に、ポンプ室30内には、コイルバネからなる上バネ32が配設されて上部プランジャ20を下方向に付勢している。

0023

更に、この上部プランジャ20には、上方に向って串状で固形の突き上げ部材33が弁座19の流路18を貫通可能に突設されており、その突き上げ部材33の横断面積は流路18に貫通された状態でも流体が充分通過しうる大きさとなっている。

0024

34は吐出接手で、シリンダ17の上方に接続され、その中心は上端から下端に向って貫通されており、その貫通部分の下方は、シリンダ17の上端およびシリンダ17上端に固設された弁座19が収納される弁座収納部35が形成され、その上方には弁座収納部35より内径が小さくて、弁座19上端に配設された吐出用逆止弁36とその上方に配設されて吐出用逆止弁36を弁座19へ付勢する吐出用逆止弁用バネ37が収納される吐出用逆止弁収納部38が形成される。

0025

更に、その上方には、吐出接手34の上端中心に形成された吐出口39と吐出用逆止弁収納部38とを連通させる小径の細孔部40が形成されている。尚、吸入用逆止弁用バネ28と吐出用逆止弁用バネ37は、いずれも下バネ29と上バネ32に比べて弱いバネで、吸入用逆止弁27、吐出用逆止弁36をそれぞれ下方の吸入用逆止弁用弁座26および弁座19側に付勢し、これにより吸入用逆止弁27、吐出用逆止弁36が逆止弁として機能するようになっている。

0026

41はボビンで、電磁コイル42が巻成されてシリンダ17の軸方向略中心位置に周設され、又このボビン41の上側鍔部の適所からは、径方向にむけて2本の端子43を有する台が延設され、この端子43に電磁コイル42の両端のリード線が接続されている。また、このボビン41とシリンダ17間には、短寸法の上環状磁路44と、長寸法の下環状磁路45とが所定の空隙46を設けて介設され、更に、この空隙46はプランジャ22の平衝位置に比べて上方側に設定されている。

0027

47はヨークで、断面がコ字状で、上環状磁路44と下環状磁路45とを連接するようにボビン41の外方に配設されて磁路回路を形成し、この磁路回路をシリンダ17に固定すると共に、油受け皿4の上面に穿設された取付穴下端面で取り付けられ、それにより電磁ポンプ8を油受け皿4に立設固定する。48は吸入管で、シリンダ17の下端側に接続され、その先端には不純物等を除去するフィルタ等が配設された吸入口49が形成されている。

0028

50はダンパ部で、通常時は送風管51を全開状態にして燃焼ファン4によって供給される燃焼空気を燃焼部1へ供給し、作動時には燃焼部1への燃焼空気の供給を最大から遮断まで変化させ、燃焼部1へ供給されない燃焼空気は、送風管51に一端が接続されている排気管52を介して暖房器本体外へ排気するものである。

0029

53はダンパ駆動手段で、ダンパ軸54を動作させることにより、該ダンパ軸54に軸着し送風管51内で該送風管51と排気管52との接続部より燃焼部1よりの位置に設けられた円盤状の送風ダンパ55と、該ダンパ軸54に軸着し排気管52内に設けられた円盤状の排気ダンパ56を回動させる。

0030

この送風ダンパ55と排気ダンパ56は、ダンパ軸54に対して90度位置をずらせて軸着されているため、送風管51が送風ダンパ55により全開状態のとき、排気管52は排気ダンパ56により全閉状態となり、逆に、送風管51が送風ダンパ55により全閉状態のとき、排気管52は排気ダンパ56により全開状態となる。

0031

次に電気回路について説明する。57はマイコン58内に備えられた記憶・演算・比較等の各機能を有したプログラム回路から成る制御手段で、入力側にはON・OFFで暖房器の運転を制御する運転スイッチ59を備えると共に、出力側には燃焼ファン4及び対流ファン12のON・OFFと駆動を波形制御する双方向性サイリスタから成る第1制動手段60及び第2制動手段61のゲ−ト側が接続されている。

0032

更に制御手段57の出力側には、ポンプ駆動回路62を介して電磁ポンプ2が接続されている。

0033

63は制御手段57と同じくマイコン58内に備えられたタイマ手段で、制御手段57からの出力信号を受け計時開始し、予め設定した各時間の到来タイムアップ信号を制御手段57に出力し、該制御手段57を介して上記第1、第2制動手段60・61及びポンプ駆動回路62を制御するものである。

0034

64は交流電源65を電源とする主駆動回路で、燃焼ファン4と第1制動手段60の駆動側との直列回路及び、対流ファン12と第2制動手段61の駆動側との直列回路及び、加熱手段等のその他の駆動部品を制御する燃焼制御回路66がそれぞれ接続されている。

0035

次に図4に示すポンプ駆動回路62を説明する。67は直流電源端子を接続し定電圧24Vの直流を電磁ポンプ2に供給する定電圧回路で、三端子のICチップで構成されている。

0036

68は制御手段57の出力端子に接続したトランジスタから成るスイッチング素子で、制御手段57からの制御信号でON・OFFし電磁ポンプ2に印加されるパルス波を制御し、燃油の供給量増減燃焼制御すると共に、消火時は燃料供給管3の燃油を戻す燃油戻し制御を行わせるものである。

0037

次にこの発明一実施例の作動を図5のシ−ケンス図に従って説明する。今、通常の運転状態から運転スイッチ59をOFFとする消火操作を行えば、運転スイッチ59によりOFF信号がマイコン58に入力され、それにより該マイコン58内のタイマ手段63がカウントを開始すると共に、制御手段57が電磁ポンプ2への通電を停止する。

0038

更に、制御手段57が電磁ポンプ2への通電を停止した直後に、電磁ポンプ2に制御手段57が燃油戻し制御を行うことにより、消火時に燃焼部1に残る燃油を少なくすることができ、その残った燃油が気化して燃焼せずに発生した未燃ガスによる臭気を抑えることができるものである。

0039

つまり、マイコン58にOFF信号が入力されると、制御手段57の制御信号を受けてポンプ駆動回路62では、24Vで約4Hz〜25Hzの間で変化する通常駆動時のパルス波の電磁ポンプ2への供給を停止し、300Hz以上の高周波のパルス波で且つそのパルス波を所定回数供給後、そのパルス波のオンタイムを4μsec長くし、そのパルス幅を長くしたパルス波をまた所定回数供給する動作を繰り返して、その繰り返しを1.5秒間行って電磁ポンプ2へパルス波を供給する。

0040

それにより、電磁ポンプ2は該電磁ポンプ2内のプランジャ22の上下動が、該電磁ポンプ2内の電磁コイル42の励磁・非励磁の繰り返しの速さに追従できずにある位置で停止してしまう高さの周波数のパルス波を供給されると共に、そのパルス波のパルス幅を徐々に大きくして供給されることにより、電磁ポンプ2内のプランジャ22が、通常駆動時の最上端である上死点から更に上方の上限点までゆっくり移動し、プランジャ22に突設した突き上げ部材33が吐出用逆止弁36を開成して、燃料供給管3内に残存している燃油の一部を、電磁ポンプ2内のシリンダ17に戻して、消火時の燃油の燃焼部1への滴下を防止して電磁ポンプ2停止後に燃焼部1で気化する燃油量を減らすものである。

0041

また、消火操作により運転スイッチ59からOFF信号がマイコン58に入力された直後に、制御手段57が空気供給停止制御として、燃焼ファン4に半波を所定時間、例えば本実施例では50又は60Hzの商用電源周波数の半波を2秒間供給した後通電を停止することにより、急制動をかけて回転を停止させる。

0042

それにより、消火時の電磁ポンプ2の停止直後の燃油戻し制御を行って、消火操作後に燃焼部1で気化する燃油量が減少するのに合わせて、空気供給停止制御を行って、消火操作後に燃焼部1に送られる燃焼空気量を減少させ、消火操作後に燃焼部1で気化する燃油が空気過多により吹き消え状態となって消火するのを防止して、消火操作後の燃油の未燃ガスの発生を防止すると共に、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しを抑えて臭気の拡散を防止するものである。

0043

この消火操作後の、燃油量aと空気量bの時間経過に対する変化を図6で説明すると、燃焼ファン4に消火操作後に通電を停止して慣性にて回転させた時は、気化した燃油と空気の割合がa1:b1となったとき、つまりA点で空気が過多となって消火し、消火後の燃油の未燃ガスの量は〓となる。

0044

また、運転スイッチ59をOFFとする消火操作を行った直後に、空気供給停止制御として、燃焼ファン4に半波を所定時間供給した後通電を停止して、急制動をかけて回転を停止させると、燃焼ファン4を消火操作直後に慣性にて回転させる場合よりも燃焼空気が少ないため、空気過多となって消火するのが燃焼ファン4を慣性にて回転させる場合よりも遅くなり、気化した燃油と空気の割合がa2:b2となった時、つまりB点で空気が過多となって消火し、消火後の燃油の未燃ガスの量は、燃焼ファン4を連続駆動させた場合の〓よりも少ない〓となる。

0045

したがって、運転操作直後に、電磁ポンプ2を停止して燃油戻り制御を行うと同時に、空気供給停止制御として燃焼ファン4を急制動をかけて回転を停止することにより、運転操作後に発生する燃油の気化量を抑えると共に、その気化した燃油が空気過多によりすぐ消火して未燃ガスが残存しないように燃焼空気量も抑えて、運転停止直後に気化した燃油を燃焼させて未燃ガスの残存を防止するものである。

0046

また、運転スイッチ59からマイコン58へOFF信号が出力されて、マイコン内58の制御手段57が消火動作に入った直後に、対流ファン12への通電も停止して、対流ファン12を慣性にて回転させることにより、徐々に回転数落ちて送風量は少なくなり、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しを弱くしながら、消火動作に入ってからも回転が停止するまで燃焼筒7に送風して冷却し、消火動作に入ってからの燃焼部1に残存する燃油の燃焼による燃焼筒7の過熱を防止するものである。

0047

そして電磁ポンプ2の停止後に燃焼部1内で気化した燃油が燃焼して、気化する燃油がごく少量になると、燃焼空気の方が燃油の気化量より過多となって、炎が吹き消え状態となり消火される。その時点で、電磁ポンプ2の停止後に気化する燃油はほぼ完全に燃焼され、本体の吹出口13から燃油の未燃ガスが拡散することなく、臭気の発生を抑えるものである。また、その時点では対流ファン12の慣性による回転もすでに停止しており、消火後に本体の吹出口13からの吹き出しはなく、更に臭気の発生を抑えるものである。

0048

そして、タイマ手段63がマイコン58にOFF信号が入力されてから6秒をカウントしてタイムアップ信号を出力すると、まだ高温の燃焼部1を確実にかつ早く冷却するために、対流ファン12を再駆動し、再駆動から84秒後に通電を停止する。また、燃焼ファン4もまだ高温の燃焼部1を確実にかつ早く冷却するために、タイマ手段63がマイコン58にOFF信号が入力されてから10秒をカウントしてタイムアップ信号を出力すると再駆動し、再駆動から80秒後に通電を停止するものである。

0049

また、運転スイッチ59をOFFとする消火操作を行った後の燃焼による燃焼部1や燃焼筒7の冷却よりも、本体吹出口13からの吹き出しを早く無くして、より臭気の拡散を防止する場合には図7のように、運転スイッチ59によりOFF信号がマイコン58に入力され、それにより該マイコン58内の制御手段57が対流ファン12に、半波を所定時間、例えば本実施例では50または60Hzの商用電源周波数の半波を2秒間供給した後通電を停止して、対流ファン12に急制動をかけて回転を停止させる。

0050

それにより、燃焼部1や燃焼筒7の冷却は遅くなるものの、運転スイッチ59をOFFとする消火操作を行った後の本体吹出口13からの吹き出しが早く無くなって、臭気の拡散を更に確実に阻止できるものである。

0051

次にその他の実施例として、まず運転スイッチ59をOFFとする消火操作を行った直後に、制御手段57が空気供給停止制御として、ダンパ部50のダンパ駆動手段53を作動させてダンパ軸54を回動させる。それにより、送風管51はダンパ軸54に軸着し送風管51内に設けられた送風ダンパ55により全開状態から全閉状態へと変化し、排気管52はダンパ軸54に軸着し排気管52内に設けられた排気ダンパ56により全閉状態から全開状態へと変化する。

0052

それにより、消火時の電磁ポンプ2の停止直後の燃油戻し制御を行うことにより、消火操作後に燃焼部1で気化する燃油量が減少するのに合わせて、空気供給停止制御を行って消火操作後に燃焼部1に送られる燃焼空気量を減少させ、消火操作後に燃焼部1で気化する燃油が空気過多により吹き消え状態となって消火するのを防止して、消火操作後の燃油の未燃ガスの発生を防止すると共に、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しを抑えて臭気の拡散を防止するものである。

0053

空気供給停止制御として、燃焼ファン4に半波を所定時間供給して急制動をかけて回転を停止させる場合は、回転から停止までの回転数の減少具合を制御するのが難しく、したがって回転から停止までの燃焼空気量の制御が難しいが、ダンパ部50の場合はポンプ駆動手段53として直流モータ等を使用して送風ダンパ55と排気ダンパ56の回動を制御するため、燃焼ファン4に急制動をかける場合より燃焼空気量をより細かく制御して、空気過多となって消火するのをより早くできるものである。

0054

更に、図9及び図10のように、空気供給停止制御として、燃焼ファン4に半波を所定時間供給した後通電を停止して、急制動をかけて回転を停止させると共に、ダンパ部50を作動させることにより、燃焼ファン4に半波を所定時間供給して急制動をかけて回転を停止させるだけの場合に比べて更に燃焼空気量を細かく制御でき、それによりいくら空気量を制御しても燃焼しなくなる量に燃油の気化量が減少した状態のC点まで燃焼でき、消火後の未燃ガスの残存量を、燃焼ファン4の急制動による回転停止のみの場合の〓よりはるかに少ない〓に抑えることができるものである。

0055

また、図11及び図12のように、消火操作後に空気過多となって炎が吹き消えた状態となって消火したのを検知した直後に、ダンパ部50を作動させて瞬時に送風管51を全閉状態にすることにより、消火後に燃焼部1内に残存している未燃ガスを、燃焼部1から本体の吹出口13より吹き出さないようにして、臭気の拡散を更に確実に阻止できるものである。

0056

つまり、図12のB点で空気過多となり、炎が吹き消えて消火を検知すると、その直後に送風管51を全閉にするためにダンパ部50を作動させて、消火を検知した直後のD点で全閉状態となる。それにより、消火後に燃焼部1内に残存する燃油の未燃ガスの内、〓の未燃ガスについては燃焼空気が供給されないため燃焼部1より吹き出ず、その分臭気の拡散を確実に阻止できるものである。

0057

そしてこのダンパ部50を作動させる場合も、消火動作に入ってからの燃焼部1に残存する燃油の燃焼による燃焼筒7の過熱を防止する場合は、運転スイッチ59からマイコン58へOFF信号が出力されてマイコン58内の制御手段57が消火動作に入った直後に、対流ファン12への通電も停止して該対流ファン12を慣性にて回転させ、それにより徐々に回転数が落ちて送風量は少なくなり、消火動作に入ってからの本体の吹出口13からの吹き出しを弱くしながら、回転が停止するまで燃焼筒7に送風して冷却するものである。

0058

また、逆に消火操作後の燃焼による燃焼部1や燃焼筒7の冷却よりも、本体吹出口13からの吹き出しを早く無くして、より臭気の拡散を防止する場合には、運転スイッチ59によりOFF信号がマイコン58に入力され、それにより該マイコン58内の制御手段57が、対流ファン12の回転を停止するために、半波を所定時間供給した後通電を停止して、対流ファン12に急制動をかけて回転を停止させるものである。

0059

それにより、燃焼部1や燃焼筒7の冷却は遅くなるものの、運転スイッチ59をOFFとする消火操作を行った後の本体吹出口13からの吹き出しが早く無くなって、臭気の拡散を更に確実に阻止できるものである。

0060

またこの場合も、タイマ手段63がマイコン58にOFF信号が入力されてから6秒をカウントしてタイムアップ信号を出力すると、対流ファン12を再駆動し、再駆動から84秒後に通電を停止すると共に、燃焼ファン4もタイマ手段63がマイコン58にOFF信号が入力されてから10秒をカウントしてタイムアップ信号を出力すると再駆動し、再駆動から80秒後に通電を停止し、それによりまだ高温の燃焼部1を確実にかつ早く冷却するものである。

発明の効果

0061

上記のようにこの発明は、電磁ポンプ2から燃料供給管3を介して供給される燃油と、燃焼ファン4の駆動によって供給される燃焼空気とを燃焼部1で燃焼させ、この燃焼熱を対流ファン12の駆動によって強制的に室内に放出し、暖房を行う温風暖房器に於いて、消火操作直後に電磁ポンプ2への通電を停止すると同時に、該電磁ポンプ2に燃料供給管3に残留する燃油を戻す燃油戻し制御を行うと共に、消火操作直後に燃焼部1への燃焼空気の供給を停止する空気供給停止制御を行うものであるから、消火操作直後、電磁ポンプ2への通電を停止して、更にその直後に燃油戻し制御を行って、燃料供給管3内に残留する燃油の一部を電磁ポンプ2に戻し、高温の燃焼部1に燃油が滴下するのを防止して、消火操作後に燃焼部1内で気化する燃油の量を大変少なくし、燃油の未燃ガスによる臭気の発生を抑えることができるものである。

0062

それと同時に、消火操作直後に空気供給停止制御として、燃焼ファン4にブレ−キ制御を行って、該燃焼ファン4を急制動させて回転を停止することにより、燃油戻し制御を行って量が少なくなった燃焼部1内で気化する燃油に対して、空気過多となって吹き消え状態となって消火しないような量に燃焼空気量を抑え、それにより燃油の未燃ガスがほとんど残らない状態になるまで燃焼させて、気化した燃油の未燃ガスによる臭気の発生を防止できるものである。

0063

または、空気供給停止制御として消火操作直後、燃焼空気を燃焼部1へ送風させずに本体外へ排気するダンパ部62を作動させることにより、燃焼ファン4を急制動させて回転を停止させる場合より、消火操作後の燃焼空気の量を細かく制御できて、空気過多となって消火するのを遅らせ、それにより消火操作後の気化した燃油をより多く燃焼でき、燃油の未燃ガス量を抑えて臭気の発生を防止できるものである。

0064

また、消火操作直後、空気供給停止制御として燃焼ファン4を急制動させて回転を停止させると共に、ダンパ部62を作動させることにより、より消火操作後の燃焼空気の量を細かく制御できて、燃油の未燃ガス量を抑えて臭気の発生を防止できるものである。

0065

また更に、消火操作により対流ファン12への通電を停止して慣性にて回転させることにより、回転が停止するまで送風して該燃焼筒7を冷却して、消火操作後の燃焼による燃焼筒7の過熱を防止できるものである。

0066

また、消火操作直後、対流ファン12にブレ−キ制御を行って急制動させることにより、運転スイッチ52をOFFとする消火操作を行った後の本体吹出口13からの吹き出しを早く無くして臭気の拡散を防止できるものである。

図面の簡単な説明

0067

図1この発明一実施例を付した開放式温風暖房器の断面図。
図2同電磁ポンプの断面図。
図3同要部の電気回路図。
図4同ポンプ駆動回路の詳細図。
図5同要部の消火時のシ−ケンス図。
図6同消火時の未燃ガスの説明図。
図7同対流ファンを急制動させた時の消火時のシ−ケンス図。
図8同ダンパ部の説明図。
図9この発明のその他の実施例を付した開放式温風暖房器の消火時のシ−ケンス図。
図10同消火時の未燃ガスの説明図。
図11同消火時の失火直後にダンパ部により送風管を全閉にした時のシ−ケンス図。
図12同消火時の未燃ガスの説明図。

--

0068

1燃焼部
2電磁ポンプ
3燃料供給管
4燃焼ファン
12対流ファン
57 制御手段

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