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技術 耐熱着色性に優れた樹脂の製造方法

出願人 東邦理化工業株式会社
発明者 三ツ井好夫江崎博己松本信浩
出願日 1995年12月6日 (25年0ヶ月経過) 出願番号 1995-318231
公開日 1997年6月17日 (23年6ヶ月経過) 公開番号 1997-157312
状態 未査定
技術分野 重合方法(一般)
主要キーワード B型粘度計 塩形成物質 蒸発残分 アクリロニトリル共 負荷増大 加熱圧締 耐熱着色性 エマルジョン状態
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年6月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

耐熱着色性に優れた樹脂の製造方法を提供すること

解決手段

不飽和単量体1種、または2種以上を乳化重合するにあたり、乳化剤としてアルキル基炭素数が4〜8のジアルキルスルホコハク酸塩を不飽和単量体100重量部に対し、0.05〜5.0 重量部用いて、耐熱着色性の良好な樹脂を製造する。

概要

背景

近年、樹脂に対し、透明性、熱安定性など、より高度な機能性を有するものが要求されるようになった。また、成形加工時の加工性、作業性改善のため成形温度を高くする傾向にある。したがって、熱によって着色しにくい性質、いわゆる耐熱着色性に優れた樹脂が要求されるようになってきている。

しかしながら、従来からの乳化重合懸濁重合などの樹脂製造工程においては、ロジン酸石鹸脂肪酸石鹸アルキルベンゼンスルホン酸塩などの界面活性剤が、樹脂の熱着色性に大きく影響を与えている。かかる樹脂の耐熱着色性の改善方法として、重合時に用いる界面活性剤の使用量を減らすことが有効だが、上述の界面活性剤の使用量を減らした場合、重合時の安定性、およびエマルジョンの安定性が悪くなる。また、樹脂を水洗することで樹脂中の界面活性剤を除去することも考えられるが、洗浄に多量の水を必要とするため、廃水処理負荷増大コストアップ等の問題がある。

概要

耐熱着色性に優れた樹脂の製造方法を提供すること

不飽和単量体1種、または2種以上を乳化重合するにあたり、乳化剤としてアルキル基炭素数が4〜8のジアルキルスルホコハク酸塩を不飽和単量体100重量部に対し、0.05〜5.0 重量部用いて、耐熱着色性の良好な樹脂を製造する。

目的

そこで、本発明は、不飽和単量体の1種または2種以上を乳化重合するにあたり、ある種の界面活性剤の使用により、簡易に、耐熱着色性に優れた樹脂を製造する方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

不飽和単量体1種または2種以上を乳化重合するにあたり、下記の式で表されるアニオン界面活性剤を用いることを特徴とする樹脂の製造方法。

請求項

ID=000002HE=025 WI=050 LX=0350 LY=0550〔式中、R1 は炭素数4〜8のアルキル基、R2 は炭素数4〜8のアルキル基を表し、Mは水素または塩形成物質である。〕

請求項2

請求項1記載の樹脂の製造方法であって、前記アニオン界面活性剤は、前記不飽和単量体100 重量部に対し、0.05〜5.0重量部用いることを特徴とする樹脂の製造方法。

技術分野

0001

本発明は耐熱着色性に優れた樹脂の製造に関するものであり、さらに詳しくは、不飽和単量体の1種または2種以上を乳化重合するにあたり、最終ポリマ−の耐熱着色性を改良するアニオン界面活性剤の使用に関するものである。

背景技術

0002

近年、樹脂に対し、透明性、熱安定性など、より高度な機能性を有するものが要求されるようになった。また、成形加工時の加工性、作業性改善のため成形温度を高くする傾向にある。したがって、熱によって着色しにくい性質、いわゆる耐熱着色性に優れた樹脂が要求されるようになってきている。

0003

しかしながら、従来からの乳化重合、懸濁重合などの樹脂製造工程においては、ロジン酸石鹸脂肪酸石鹸アルキルベンゼンスルホン酸塩などの界面活性剤が、樹脂の熱着色性に大きく影響を与えている。かかる樹脂の耐熱着色性の改善方法として、重合時に用いる界面活性剤の使用量を減らすことが有効だが、上述の界面活性剤の使用量を減らした場合、重合時の安定性、およびエマルジョンの安定性が悪くなる。また、樹脂を水洗することで樹脂中の界面活性剤を除去することも考えられるが、洗浄に多量の水を必要とするため、廃水処理負荷増大コストアップ等の問題がある。

発明が解決しようとする課題

0004

そこで、本発明は、不飽和単量体の1種または2種以上を乳化重合するにあたり、ある種の界面活性剤の使用により、簡易に、耐熱着色性に優れた樹脂を製造する方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明者らは前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の界面活性剤を原料不飽和単量体に対して所定量用い重合することにより、その目的を達成することを見出し本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、不飽和単量体1種または2種以上を乳化重合するにあたり、下記の式で表されるアニオン界面活性剤を用いることを特徴とする樹脂の製造方法である。

0006

また、本発明では、特に、1種または2種以上の不飽和単量体100重量部に対し、前記アニオン界面活性剤0.05〜5.0 重量部を用いることが好ましい。前記アニオン界面活性剤が、0.05重量部より少なくては、重合時の安定性が十分でなく、5.0 重量部を越えては、耐熱着色性が悪化するからである。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下、本発明を詳細に説明する。本発明における界面活性剤は上記の式で表されるアニオン界面活性剤で、R1 、R2 はそれぞれ炭素数4〜8のアルキル基で、例えば、n−ブチル、2−メチルプロピル、1−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、4−メチルブチル、2−メチルブチル、1−メチルブチル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシルn−オクチル、1−メチルヘプチル、2−エチルヘキシルなどが挙げられる。R1 、R2 は、それぞれ同一のアルキル基であっても、異なるアルキル基であってもよい。Mは水素またはナトリウムカリウム等のアルカリ金属アンモニウムなどの塩形成物質である。

0008

これらのアニオン界面活性剤のうち、1種または2種以上を選択し、不飽和単量体100重量部に対し、0.05〜5.0 重量部、好ましくは 0.1〜3.0 重量部使用する。なお、このアニオン界面活性剤を単独で用いることもできるが、通常用いられる界面活性剤と併用することも可能である。

0009

本発明の不飽和単量体としては、たとえば、スチレンα−メチルスチレンなどの芳香族ビニル類エチレンブタジエンなどのモノオレフィン又は共役ジオレフィン類、アクリロニトリルなどのシアン化ビニル類、アクリル酸メタクリル酸イタコン酸マレイン酸フマル酸などのα,β−不飽和カルボン酸類、およびそのエステル類、などが挙げられる。

0010

このようなアニオン界面活性剤と、不飽和単量体を用いて、通常の乳化重合方法により、重合エマルジョンを得ることができ、さらに、このエマルジョンから通常の固形物析出方法により、樹脂を得ることができる。なお、本発明の製造方法においては、不飽和単量体、アニオン界面活性剤の他、重合開始剤等、一般に乳化重合に用いられる添加剤を配合して行うことができる。得られた樹脂は、耐熱着色性に優れている。

0011

次に実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。なお、以下において特に特定のない限り、部または%は重量基準とする。

0012

(実施例1〜4)1リットル反応容器イオン交換水430部と、乳化剤として図1に示すアニオン界面活性剤を用いて、図1の配合に従って混合し、攪拌しながら充分に窒素置換した後、70℃に昇温する。これにpH調整剤として5%炭酸水素ナトリウム水溶液6部、重合開始剤として5%過硫酸カリウム水溶液18部を添加した後、別に調製しておいたスチレン228部とアクリロニトリル72部の混合物300部を滴下して重合を行い、実施例1〜4のスチレン/アクリロニトリル共重合エマルジョンを得た。併せて、図1に示すアニオン界面活性剤及びその配合に基づいて、その他の条件は実施例と同様にして、比較例1及び2とした。

0013

これらのエマルジョンにつき、固形分、粘度、及び凝集物の有無について評価した。なお、エマルジョン固形分は、各エマルジョンを105℃、3時間乾燥後の蒸発残分の割合であり、エマルジョン粘度は、B型粘度計ロータNo. 1 、回転数60rpm)を用い、25℃にて測定した値であり、凝集物の有無は、乳化重合後の1リットル反応容器内に付着した凝集物を目視にて確認した結果である。また、各エマルジョンに2%塩化カルシウム水溶液を添加し、析出物をろ過、水洗、乾燥して得られた共重合樹脂白色粉末を 220℃で7分間加熱圧締し、シ−ト状に成形し、着色の度合肉眼にて観察した。着色の度合は、着色の度合に応じ、着色の少ない順でA,B,Cに分けて評価した。これらの結果を図1に併せて示す。

0014

図1の結果から明らかなように、実施例については、いずれも、エマルジョン状態が良好であり、しかも熱着色の度合も小さかった。これに対し、比較例1ではエマルジョン状態は良好なものの熱着色の度合が大きく、比較例2では、乳化剤の量を低減したものの、ゲル化により重合不可能であった。

発明の効果

0015

本発明によれば、共重合を良好に達成しつつ、しかも、特殊な洗浄処理を施すことなく、簡易に、耐熱着色性に優れた樹脂を製造することができる。

図面の簡単な説明

0016

図1乳化重合の配合及びエマルジョン並びに共重合樹脂の評価結果を表す図表である。

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