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技術 バス中継装置

出願人 株式会社リコー
発明者 村井俊晴
出願日 1995年11月16日 (25年1ヶ月経過) 出願番号 1995-322379
公開日 1997年6月6日 (23年6ヶ月経過) 公開番号 1997-146666
状態 拒絶査定
技術分野 データの入出力機構(インターフェイス) バス制御
主要キーワード ノットゲート 誤動作状態 Dフリップフロップ 信号ルート ブロック概要 GPIB 折り返し信号 リタイミング回路
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

半二重方式バス全二重中継伝送路を介して接続する手段において、必要な信号の欠落を防ぎつつ、信号の回り込みによる発振現象を防止し、信頼性の向上を図ったバス中継装置を提供する。

解決手段

バス中継装置において、中継伝送路から信号の受信開始時点よりバス側から中継伝送路側への伝送経路遮断し、中継伝送路からの受信とバスからの受信がともに終了した時点で中継伝送路側への伝送経路の遮断を解除する。一方、バス側から中継伝送路側への信号伝送中は、該方向の伝送路遮断機能を制限すると共に、情報転送フェーズ中にI/O信号をSCSIバス側から受信すると、SCSIバス側への信号の中継伝送を遮断し、且つ、SCSIバスから中継伝送路への信号の中継伝送を開放する制御手段を備えた。

概要

背景

コンピュータ周辺機器との間の通信データ転送には、SCSIやGPIBなどに代表される半二重方式バスが広く用いられている。このようなバス通信方式による通信装置ユーザー側の要求などで中継伝送路を介して延長する際、高速大容量光ファイバによる全二重方式の中継伝送路を使用すると、ノイズに強く、しかも高伝送レートに対応した長距離伝送が可能となることから、光ファイバ伝送路が広く採用されるようになった。半二重バスを全二重バスに接続するためには、両者を接続するための中継装置が必要であるが、バスと中継伝送路を接続するための中継装置内部においては、中継伝送路側から受信しバスに出力する信号が再びバスを介して中継伝送路に送出されることによって生じる発振を防止する必要がある。このための対策として本出願人は、既に出願済みの特願平5-96617 号において、バスや中継装置毎に固有で且つ高精度の遅延量を設定することなく、上記発振を防止する手段を提案している。これは全二重方式の中継伝送路を介して半二重方式の二つのバスを接続すると共に、中継伝送路側からの受信を開始した時点から、バス側からの信号の受信が終了するまで、バス側から中継伝送路側への伝送経路遮断する制御手段によって発振を防止するものである。

さらに、本出願人は、他の対策として、既に出願済みの特願平6-301455号においては、図12に示すような手段を提案している。これは図示したように、各データ信号制御回路(制御手段)内、例えば、中継伝送路からバス信号線方向の信号ルート中に、破線で囲んだように、ノットゲート(NOT3)とアンドゲート(AND3)を備え、上記ノットゲート(NOT3)の入力にはI/O信号の制御回路信号5(図12のAND1の出力に相当)を与えると共に、上記ノットゲート(NOT3)の出力を上記アンドゲート(AND3)に入力するように構成する。この構成によれば、SCSIバス側からのI/O信号の入力により上記ノットゲート(NOT3)の入力側が「High」になれば、中継伝送路側からOE変換器21を介して入力されるデータ信号2がSCSIバス側に中継伝送されないので、発振現象を発生することがない。このように、データ伝送方向の切り換え時に、バス中継装置でSCSIバス側からのI/O信号が受信されると、それまで中継伝送路からSCSIバスへと中継伝送されていたデータ信号を遮断することによって、SCSIバスから回り込むデータ信号4を終了して信号8を否定(Low)し、SCSIバスから中継伝送路へのデータ信号の伝送路開放するようにしたものである。

概要

半二重方式のバス全二重の中継伝送路を介して接続する手段において、必要な信号の欠落を防ぎつつ、信号の回り込みによる発振現象を防止し、信頼性の向上を図ったバス中継装置を提供する。

バス中継装置において、中継伝送路から信号の受信開始時点よりバス側から中継伝送路側への伝送経路を遮断し、中継伝送路からの受信とバスからの受信がともに終了した時点で中継伝送路側への伝送経路の遮断を解除する。一方、バス側から中継伝送路側への信号伝送中は、該方向の伝送路遮断機能を制限すると共に、情報転送フェーズ中にI/O信号をSCSIバス側から受信すると、SCSIバス側への信号の中継伝送を遮断し、且つ、SCSIバスから中継伝送路への信号の中継伝送を開放する制御手段を備えた。

目的

しかしながら、上記の特願平6-301455号による技術では、データ伝送方向切り換え時、例えばSCSIバス側にあるターゲットがI/O信号を駆動すると同時にデータ信号を駆動した場合、イニシエータからの最後のデータ(中継伝送路からSCSIバス側に伝送されているものとする)がまだ残っていた場合、上記ターゲットからのデータ信号により信号4がHighレベルになる。したがってAND2の出力がHighになり、そのためDFF1の出力である信号8はHighを維持し、ターゲットからのデータ信号、つまりSCSIバス側からのデータ信号が中継伝送路へ中継伝送されないという問題が発生する。本発明は、上記のような従来のバス中継装置における問題を解決するためになされたものであって、より信頼性を向上すると共に、必要なデータが欠落することなく伝送され、しかも発振現象を防止することができるバス中継装置を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

半二重方式SCSIバス全二重方式中継伝送路を介して接続するバス中継装置において、上記中継伝送路から信号受信開始時点よりバス側から中継伝送路側への伝送経路遮断し、中継伝送路からの信号受信とバスからの信号受信が共に終了することによって中継伝送路側への伝送経路の遮断を終了し、バス側より受信した信号を中継伝送路側へ伝送中には該方向への信号伝送路遮断機能を制限すると共に、情報転送フェーズ中にI/O信号をSCSIバス側から受信すると、少なくともSCSIバス側へのデータ信号中継伝送を遮断し、且つ、SCSIバスから中継伝送路へのデータ信号の中継伝送を開放する制御手段を備えたことを特徴とするバス中継装置。

請求項2

請求項1のバス中継装置において、上記制御手段が、情報転送フェーズ中にI/O信号を中継伝送路側から受信すると、中継伝送路からSCSIバスへのデータ信号の中継伝送を開放するように構成されたものであることを特徴とするバス中継装置。

請求項3

半二重方式のSCSIバスを全二重方式の中継伝送路を介して接続するバス中継装置において、中継伝送路から信号受信開始時点時よりバス側から中継伝送路側への伝送経路を遮断し、中継伝送路からの信号受信とバスからの信号受信が共に終了することによって中継伝送路側への伝送経路遮断を終了し、バス側より受信された信号を中継伝送路側へ伝送している間は、バス側から中継伝送路側への信号の伝送路遮断機能を制限すると共に、一方のSCSIバスから受信される各データ信号を他方のSCSIバス側へ中継する際は、同方向から受信されるREQ信号またはACK信号に同期させて中継伝送し、且つ、上記REQ信号またはACK信号の中継伝送が終了すると上記データ信号の中継伝送も終了するように構成した制御手段を備えたことを特徴とするバス中継装置。

請求項4

請求項3のバス中継装置において、上記制御手段が、上記REQ信号またはACK信号の信号幅を検知する信号幅検出手段を備え、上記検出された信号幅が所定値以下のとき、データ信号の中継伝送を終了すると共に、上記REQ信号またはACK信号の中継伝送を遮断するように構成されたことを特徴とするバス中継装置。

技術分野

0001

本発明は、SCSIなどの半二重方式バス中継伝送路を用いて延長するためのバス中継装置に関し、特に高速大容量コンピュータ間の通信データ転送に好適な手段に関するものである。

背景技術

0002

コンピュータと周辺機器との間の通信やデータ転送には、SCSIやGPIBなどに代表される半二重方式のバスが広く用いられている。このようなバス通信方式による通信装置ユーザー側の要求などで中継伝送路を介して延長する際、高速大容量の光ファイバによる全二重方式の中継伝送路を使用すると、ノイズに強く、しかも高伝送レートに対応した長距離伝送が可能となることから、光ファイバ伝送路が広く採用されるようになった。半二重バスを全二重バスに接続するためには、両者を接続するための中継装置が必要であるが、バスと中継伝送路を接続するための中継装置内部においては、中継伝送路側から受信しバスに出力する信号が再びバスを介して中継伝送路に送出されることによって生じる発振を防止する必要がある。このための対策として本出願人は、既に出願済みの特願平5-96617 号において、バスや中継装置毎に固有で且つ高精度の遅延量を設定することなく、上記発振を防止する手段を提案している。これは全二重方式の中継伝送路を介して半二重方式の二つのバスを接続すると共に、中継伝送路側からの受信を開始した時点から、バス側からの信号の受信が終了するまで、バス側から中継伝送路側への伝送経路遮断する制御手段によって発振を防止するものである。

0003

さらに、本出願人は、他の対策として、既に出願済みの特願平6-301455号においては、図12に示すような手段を提案している。これは図示したように、各データ信号制御回路(制御手段)内、例えば、中継伝送路からバス信号線方向の信号ルート中に、破線で囲んだように、ノットゲート(NOT3)とアンドゲート(AND3)を備え、上記ノットゲート(NOT3)の入力にはI/O信号の制御回路信号5(図12のAND1の出力に相当)を与えると共に、上記ノットゲート(NOT3)の出力を上記アンドゲート(AND3)に入力するように構成する。この構成によれば、SCSIバス側からのI/O信号の入力により上記ノットゲート(NOT3)の入力側が「High」になれば、中継伝送路側からOE変換器21を介して入力されるデータ信号2がSCSIバス側に中継伝送されないので、発振現象を発生することがない。このように、データ伝送方向の切り換え時に、バス中継装置でSCSIバス側からのI/O信号が受信されると、それまで中継伝送路からSCSIバスへと中継伝送されていたデータ信号を遮断することによって、SCSIバスから回り込むデータ信号4を終了して信号8を否定(Low)し、SCSIバスから中継伝送路へのデータ信号の伝送路開放するようにしたものである。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記の特願平6-301455号による技術では、データ伝送方向切り換え時、例えばSCSIバス側にあるターゲットがI/O信号を駆動すると同時にデータ信号を駆動した場合、イニシエータからの最後のデータ(中継伝送路からSCSIバス側に伝送されているものとする)がまだ残っていた場合、上記ターゲットからのデータ信号により信号4がHighレベルになる。したがってAND2の出力がHighになり、そのためDFF1の出力である信号8はHighを維持し、ターゲットからのデータ信号、つまりSCSIバス側からのデータ信号が中継伝送路へ中継伝送されないという問題が発生する。本発明は、上記のような従来のバス中継装置における問題を解決するためになされたものであって、より信頼性を向上すると共に、必要なデータが欠落することなく伝送され、しかも発振現象を防止することができるバス中継装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために本発明のバス中継装置では、第1の手段として、半二重方式のSCSIバスを全二重方式の中継伝送路を介して接続するバス中継装置において、中継伝送路から信号受信開始時点よりバス側から中継伝送路側への伝送経路を遮断し、中継伝送路からの信号受信とバスからの信号受信が共に終了することによって中継伝送路側への伝送経路の遮断を終了し、バス側より受信した信号を中継伝送路側へ伝送中には該方向への信号伝送路遮断機能を制限すると共に、情報転送フェーズ中にI/O信号をSCSIバス側から受信すると、少なくともSCSIバス側へのデータ信号の中継伝送を遮断し、且つ、SCSIバスから中継伝送路へのデータ信号の中継伝送を開放する制御手段を備えたことを特徴とする。第2の手段として、上記第1の手段において、上記制御手段が、情報転送フェーズ中にI/O信号を中継伝送路側から受信すると、中継伝送路からSCSIバスへのデータ信号の中継伝送を開放するように構成されたものであることを特徴とする。

0006

第3の手段として、半二重方式のSCSIバスを全二重方式の中継伝送路を介して接続するバス中継装置において、中継伝送路から信号受信開始時点時よりバス側から中継伝送路側への伝送経路を遮断し、中継伝送路からの信号受信とバスからの信号受信が共に終了することによって中継伝送路側への伝送経路遮断を終了し、バス側より受信された信号を中継伝送路側へ伝送している間は、バス側から中継伝送路側への信号の伝送路遮断機能を制限すると共に、一方のSCSIバスから受信される各データ信号を他方のSCSIバス側へ中継する際は、同方向から受信されるREQ信号またはACK信号に同期させて中継伝送し、且つ、上記REQ信号またはACK信号の中継伝送が終了すると上記データ信号の中継伝送も終了するように構成した制御手段を備えたことを特徴とする。第4の手段として、上記第3の手段において、上記制御手段が、上記REQ信号またはACK信号の信号幅を検知する信号幅検出手段を備え、上記検出された信号幅が所定値以下のとき、データ信号の中継伝送を終了すると共に、上記REQ信号またはACK信号の中継伝送を遮断するように構成されたことを特徴とする。

0007

上記のように構成したので、第1の手段では、情報転送フェーズにあるとき、I/O信号をSCSIバス側から受信すると、直ちにSCSIバス側への各データ信号の中継伝送が遮断され、且つ、SCSIバスから中継伝送路への各データ信号の中継伝送が開放される。第2の手段では、情報転送フェーズにあるとき、I/O信号を中継伝送路側から受信すると、直ちに中継伝送路からSCSIバスへの各データ信号の中継伝送が開放される。第3の手段では、一方のSCSIバスから受信される各データ信号は、他方のSCSIバス側へ、同方向から受信されるREQ信号またはACK信号に同期して中継伝送され、且つ上記REQ信号またはACK信号の中継伝送が終了すると上記データ信号の中継伝送も終了する。第4の手段では、上記において、REQ信号またはACK信号の信号幅が所定の幅以下のとき、データ信号の中継伝送は直ちに終了となり、且つ上記REQ信号またはACK信号の中継伝送は遮断される。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下、図示した形態例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明を実施した中継装置101を用いて、バス102とバス103との間を全二重の中継伝送路104を介して接続する場合のシステム構成例を示す図である。本発明が適用されるバス102とバス103は、半二重方式のバスであればどのようなものでも適用が可能であり、一例としてSCSI等のバスが適用できる。なお、実際にバス信号の伝送を正しく行なうためには、適用されるバスの規格に基づいた所要の制御が必要になる場合もあるが、それらは本発明の本質とは関係がないので説明は省略する。図1において、中継装置101の内部には、バスを構成する各信号線毎に制御回路(制御手段)105が設けられており、この制御回路105によって中継伝送路側104からの受信信号とバス103または102からの受信信号がモニタされており、中継伝送路104からバスへの出力信号がある場合には、この出力信号がバスより受信されて中継伝送路側に出力されないように制御が行なわれることによって、発振が防止されている。この実施例における中継伝送路104は、例えば光ファイバを並列に設けた全二重方式の並列光ファイバケーブルである。この並列光ファイバケーブルによる中継によって高品質の長距離伝送が可能となる。このため制御回路105は光ファイバに対応したインターフェースを備えているが、中継装置と中継伝送路の間に電気的なインターフェースを採用して、通常の同軸ケーブル等によって接続する場合にも本発明が適用可能なことは云うまでもない。

0009

図2は本発明に係る上記制御回路105の具体的一実施例を示すブロック概要図である。図中の1から10までの数字は各部における信号を表わし、各信号は全て正論理であり、信号が受信されているときを「H」レベルとし、信号が受信されていないときを「L」レベルとして説明するが、本発明はこの例に限られるものではない。同図において21は、各光ファイバからの光受信信号を電気信号に変換する光/電気変換器(O/E変換器)であり、22は光ファイバへ信号を送出するために電気信号を光信号に変換する電気/光変換器(E/O変換器)である。まず、中継伝送路側からバスへの出力信号がある場合に、バス信号線から折り返し受信された信号4が再び中継伝送路側に出力されないように制御する本発明の基本制御について説明する。

0010

中継伝送路側から受信された光受信信号(信号1)はO/E変換器21によって電気信号(信号2)に変換される。信号2はバスドライバ(DR)を通してバスに出力されると共に、オアゲート(OR1)を通してDフリップフロップ(DFF1)に入力される。DFF1は高周波クロック(信号9)によってオアゲート(OR1)の出力信号7をラッチすると出力信号8が肯定され「H」レベルとなる。信号8はノットゲート(NOT1)によって反転され、「L]レベルとなってアンドゲート(AND1)に入力される。従って、アンドゲート(AND1)の出力が遮断されるから、これによって信号2のバスからの折り返し信号(信号4)が「H」レベルになっても、中継伝送路側に出力されない。信号8は一度肯定されると、バスレシーバ(RC)を通して受信される折り返し信号4が否定されるまで伝送路の遮断状態を維持する。なお、最初にバス側から信号を受信した場合には、信号8は肯定されていないために、信号4はAND1を通して伝送された後(信号5)、E/O変換器22によって光信号6に変換されて中継伝送路に出力される。

0011

また、図2において、NOT3の役割は上記図12を用いて説明した従来技術の場合と同様であるので、説明を省略する。図2に示す第1の実施例の特徴は、バス信号線から中継伝送路方向の信号ルート中に破線で囲んだオアゲート(OR2)を備え、その入力端子の一方に信号5(I/O)を入力するように構成したことである。つまり、DFF1の出力信号8の反転信号を、OR2によって信号5(I/O)と論理和をとり、その出力信号をAND1に入力する。したがって、例えばSCSIバス側のターゲツトでI/O信号が立ち上がり図2に示すデータ信号用制御回路(制御手段)が属するバス中継装置で上記I/O信号を受信すると、I/O信号用制御回路の信号5(I/O)が肯定されて「H」レベルになり、その結果、信号8の状態に関らずOR2の出力が「H」レベルになり、SCSIバスから中継伝送路への中継ゲートAND1を開放する。このように、上記実施例によれば、データ信号の伝送方向切り換え時、DFF1の出力信号8が「H」レベルである間に、SCSIバス側のターゲットなどから「H」レベルのデータ信号が入力され、AND2の入力信号4が「H」レベルになり、その結果DFF1の出力信号8が引き続き「H」レベルであったとしても、SCSIバス側からのデータ信号4は最初のデータの頭から中継伝送路へ中継される。従って、必要な信号が欠落することなく、発振現象を防止することが可能となる。

0012

図3は本発明の第2の実施例を示す制御回路(制御手段)の回路図である。図示したように、この実施例の制御回路では、第1の実施例に加えて、更に破線で囲んだオアゲートOR3を備え、その入力端子には上記NOT2の出力信号と共に、I/O信号用制御回路のOE変換器21の出力信号2(I/O)を入力する。この構成によって、信号5の反転信号と信号2(I/O)との論理和がOR3によって得られ、上記アンドゲート(AND3)の入力となる。このように構成すれば、中継伝送路からI/O信号が入力されてI/O信号用制御回路の信号2(I/O)が「H」レベルになると、このとき信号5(I/O)は「L」レベルとなるが、信号5の状態に関係なくAND3が開放される。従って、この第2の実施例によれば、例えばデータ伝送方向切り換え時、それまでSCSIバス側から入力されていたデータ信号の終了が遅延して、図2または図3に示す制御回路の信号5(AND1の出力信号)が「H」レベルから「L」レベルになるタイミングが遅れたとしても、OR3の出力は信号2(I/O)により、中継伝送路からのI/O信号の入力でI/O信号の冒頭から「H」レベルになるので、AND3の出力(信号10)の立上がりが、このデータ信号に対応して中継伝送路側から入力されるREQ信号の立上がりよりも遅れることがなくなる。図4(a)と図4(b)は、上記改良された動作を説明するための図である。

0013

図5は本発明の第3の実施例を示す制御回路要部の回路図である。これは、上記各図に示した制御回路のAND3の周辺部分を抜き出して図示したもので、この例ではリタイミング制御回路23を介して信号2をAND3に供給するように構成したものである。このリタイミング制御回路23は一方のSCSIバスから受信される各データ信号を他方のSCSIバス側へ、同方向から受信されるREQ信号またはACK信号に同期させて中継伝送する機能を有する。また、上記リタイミング制御回路23は、上記REQ信号またはACK信号の中継伝送が終了すると上記データ信号の中継伝送も終了させる。図6は上記リタイミング制御回路23の具体的回路例を示した図であり、図6において、「INF」は情報転送フェーズの期間中肯定される信号、「STB」は中継伝送路側から受信されるデータ信号の同期信号であり、I/O信号が駆動されているときはREQ信号、そうでないときはACK信号がSTB信号として選択される。

0014

図6に示すように、この実施例では、情報転送フェーズでないときは、中継伝送路からのデータ信号2をSTB信号と同期を取ることなくそのまま中継伝送するが、情報転送フェーズ(INF信号が「H」レベルのとき)では、D型フリップフロップDFF2によりデータ信号2をSTB信号の立上がりと同期して出力する。また、上記DFF2は、情報転送フェーズでないときは、INF信号により常にリセットされている状態にあるが、情報転送フェーズでは、例えば図7に示すタイミングチャートの信号12によってリセットされる。つまり、図6および図7から明らかなように、STB信号が同期信号リタイミング回路24により時間Dだけ遅延され、遅延した信号STBDの立下がりから時間t1だけ信号12が肯定されるように立下がり検知回路25により生成され、この信号12によってDFF2がリセットされる。なお、データ信号の制御回路に図6に示すようなリタイミング制御回路23を備えるのに伴い、REQ信号またはACK信号の制御回路の信号2の後段には図8に示すように例えば55nS遅延回路26を設ける。このように、上記実施例によれば、データ信号を終了してもよいタイミングで必ずDFF2をリセットしてデータ信号を終了させるので、例えばノイズなどにより誤って上記DFF2にデータがセットされ、出力されたとしても、その状態は所定時間後にリセットされるので、誤動作状態が保持されてその後の通信が不可能になるというような問題が発生しない。

0015

図9は上記図6に示した本発明の実施例を更に改良した、第4の実施例を示すデータ信号用制御回路要部の回路図である。図示したように、この実施例では上記図6に示す回路において、上記信号12と、STB信号から生成した信号13との論理和信号14をORゲート27によって求め、この信号14によりDFF2をリセットするように構成する。なお、上記信号13は信号幅検出回路28によって生成され、上記信号幅検出回路28は、信号15に基づいて、入力されたSTB信号の信号幅を監視しており、上記信号幅が図10に示すよう、例えば所定の幅t2よりも狭い場合は、STB信号よりt2なる時間だけ遅れたパルス幅t3の信号13を発生させる。このように、この第4の実施例では、データ信号の中継伝送を第3の実施例よりも早いタイミングで終了させることができる。また、第4の実施例のREQ信号用およびACK信号用制御回路の要部は図11に示すように構成すればよい。つまり、AND4の一方の入力端子に信号15(図9参照)の反転信号を入力することにより、幅の狭いSTB信号が入力された場合はそのSTB信号(REQ信号またはACK信号)を中継伝送しないようにする。第4の実施例によれば、ノイズによるSTB信号(t2より狭い信号幅のSTB信号)は遮断され、データ信号用制御回路のDFF2も直ちにリセットされるので、ノイズによる悪影響を防止することができる。

発明の効果

0016

以上説明したように、本発明によれば、第1に、情報転送フェーズにあるときI/O信号をSCSIバス側から受信すると、直ちにSCSIバス側への各データ信号の中継伝送が遮断され、且つ、SCSIバスから中継伝送路への各データ信号の中継伝送が開放されるので、中継伝送路から受信した最後のデータ信号が残っていても、上記データ信号は遮断され、且つSCSIバスから中継伝送路へのデータ信号は最初のデータの頭から中継伝送されるから、必要なデータが欠落することがない。第2に、情報転送フェーズにあるとき、I/O信号を中継伝送路側から受信すると、直ちに中継伝送路からSCSIバスへの各データ信号の中継伝送が開放されるので、例えばデータ伝送方向切り換え時、それまでSCSIバス側から入力されていたデータ信号の終了の遅れにより、中継伝送路側からSCSIバス側へ中継伝送されるデータ信号の先頭がREQ信号の立上りよりも遅れるということがなくなる。

0017

第3に、一方のSCSIバスから受信される各データ信号は、他方のSCSIバス側へ、同方向から受信されるREQ信号またはACK信号に同期して中継伝送され、且つ、上記REQ信号またはACK信号の中継伝送が終了すると上記データ信号の中継伝送も終了するので、ノイズなどにより誤ったデータ信号が保持され、その後の通信ができなくなるというような問題を解消できる。第4に、上記において、REQ信号またはACK信号の信号幅が所定の幅以下のとき、データ信号の中継伝送は直ちに終了となり、且つ上記REQ信号またはACK信号の中継伝送は遮断されるので、ノイズをREQ信号またはACK信号とみなして中継伝送することがなくなる。

図面の簡単な説明

0018

図1本発明を実施したバス中継装置を含むシステムのシステム構成図である。
図2本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路(制御手段)の回路図である。
図3本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路の他の回路図である。
図4本発明の一実施例の動作を説明するための図で、(a)は従来の中継装置の動作タイミングチャート、(b)は本発明の実施例のバス中継装置のタイミングチャートである。
図5本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路要部の回路図である。
図6本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路要部の回路図である。
図7本発明の一実施例を示すバス中継装置要部のタイミングチャートである。
図8本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路要部の回路図である。
図9本発明の一実施例を示すバス中継装置要部の他のタイミングチャートである。
図10 本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路要部の回路図である。
図11 本発明の一実施例を示すバス中継装置の制御回路要部の回路図である。
図12 従来技術の一例を示すバス中継装置の制御回路の回路図である。

--

0019

1…バス中継装置、2, 3…SCSIバス、4…中継伝送路、5…制御回路(制御手段)、21…O/E変換器、22…E/O変換器、23…リタイミング制御回路、25…立下がり検知回路、27…信号幅検出回路。

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