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技術 再剥離性感圧接着シート

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 清水雄二
出願日 1995年11月27日 (24年3ヶ月経過) 出願番号 1995-329496
公開日 1997年6月3日 (22年9ヶ月経過) 公開番号 1997-143437
状態 特許登録済
技術分野 クレジットカード等 連続帳票 本・特殊印刷物 積層体(2) 接着テープ 接着剤、接着方法 紙(4)
主要キーワード 仮接着力 仮接着性 低分子量乳化剤 折込線 接着予定面 三つ折りタイプ プロセスカラーインク 非剥離性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年6月3日)のものです。
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図面 (5)

課題

一時的な仮接着面を剥離して内部の情報を視認できるダイレクトメール等の葉書用紙等で、印刷形成した画像に光沢感を出す。

解決手段

基材の情報が形成された仮接着予定面について、仮接着時に対面する少なくとも一方の面には、接着前及び剥離後は通常の状態では接着せず、少なくとも圧力により接着する透明な再剥離型粘着層塗布形成され、該再剥離型粘着層の表面についてJIS P−8119に規定する平滑度を120秒以上とする。

概要

背景

近年、剥がして開くと内部の情報を見ることができる親展葉書ダイレクトメール等が、セキュリティ性や情報記載量の多さの点から普及している。例えば、情報記載前に、対面する仮接着予定面再剥離型粘着層を予め形成しておき、該粘着層の上に文字等をノンインパクトプリンタ(NIP)等で印字後に折り込んで葉書とする再剥離性感圧接着シートである。この再剥離型粘着層は、一般に天然ゴムラテックス等の再剥離不能な通常の感圧性接着剤、即ち非剥離性感圧粘着剤に、シリカ澱粉等の充填剤を添加した接着剤塗布形成したものであり、その表面が印字適性及び再剥離適性を持つ。なお、充填剤は接着前の粘着性を適度に落とし、また接着後の剥離を可能にし、印刷適性耐ブロッキング性等を与えている。

また、二枚の透明熱可塑性樹脂フィルムを剥離可能に接着し両面に感熱粘着層を施した再剥離性樹脂シートを、葉書の二倍大の葉書用紙を情報が記載済の面を内側にして二つ折りする際に挟み込んで一枚の葉書とし、剥離時には前記樹脂フィルム同士の接合面で剥がし、樹脂フィルムを透して情報を視認する形態のものもある。これは、印刷画像等を全面オフセット印刷できる等の他に、前記樹脂シートにて画像に光沢感を付与できるので、前記再剥離性樹脂シートに比べ高価で挟み込みも煩雑だが、商品広告等のダイレクトメール等で多用されている。

概要

一時的な仮接着面を剥離して内部の情報を視認できるダイレクトメール等の葉書用紙等で、印刷形成した画像に光沢感を出す。

基材の情報が形成された仮接着予定面について、仮接着時に対面する少なくとも一方の面には、接着前及び剥離後は通常の状態では接着せず、少なくとも圧力により接着する透明な再剥離型粘着層が塗布形成され、該再剥離型粘着層の表面についてJIS P−8119に規定する平滑度を120秒以上とする。

目的

しかしながら、安価な塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートでは、樹脂シートによる光沢感の付与は期待できない。そこで、特にダイレクトメール等の印刷画像に対して、安価で光沢感を付与できるものが望まれていた。そこで、塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートにて、単に情報が記載された基材の面に再剥離型粘着剤を塗工形成するのみで、優れた光沢感が得られる再剥離性感圧接着シートを提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
7件

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請求項1

基材の情報が形成された仮接着予定面について、仮接着時に対面する少なくとも一方の面に、接着前及び剥離後は通常の状態では接着せず、少なくとも圧力により接着する再剥離型粘着層塗布形成され、該再剥離型粘着層の表面のJIS P−8119に規定される平滑度が120秒以上であることを特徴とする再剥離性感圧接着シート

技術分野

0001

本発明は、親展葉書ダイレクトメール通知書パンフレットクジ等に使用され、一時的に仮接着した接合面を剥離すると内部に記載された情報を視認できる再剥離性感圧接着シートに関する。特に、印刷画像等に優れた光沢感を付与できる再剥離性感圧接着シートに関する。

背景技術

0002

近年、剥がして開くと内部の情報を見ることができる親展葉書やダイレクトメール等が、セキュリティ性や情報記載量の多さの点から普及している。例えば、情報記載前に、対面する仮接着予定面再剥離型粘着層を予め形成しておき、該粘着層の上に文字等をノンインパクトプリンタ(NIP)等で印字後に折り込んで葉書とする再剥離性感圧接着シートである。この再剥離型粘着層は、一般に天然ゴムラテックス等の再剥離不能な通常の感圧性接着剤、即ち非剥離性感圧粘着剤に、シリカ澱粉等の充填剤を添加した接着剤塗布形成したものであり、その表面が印字適性及び再剥離適性を持つ。なお、充填剤は接着前の粘着性を適度に落とし、また接着後の剥離を可能にし、印刷適性耐ブロッキング性等を与えている。

0003

また、二枚の透明熱可塑性樹脂フィルムを剥離可能に接着し両面に感熱粘着層を施した再剥離性樹脂シートを、葉書の二倍大の葉書用紙を情報が記載済の面を内側にして二つ折りする際に挟み込んで一枚の葉書とし、剥離時には前記樹脂フィルム同士の接合面で剥がし、樹脂フィルムを透して情報を視認する形態のものもある。これは、印刷画像等を全面オフセット印刷できる等の他に、前記樹脂シートにて画像に光沢感を付与できるので、前記再剥離性樹脂シートに比べ高価で挟み込みも煩雑だが、商品広告等のダイレクトメール等で多用されている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、安価な塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートでは、樹脂シートによる光沢感の付与は期待できない。そこで、特にダイレクトメール等の印刷画像に対して、安価で光沢感を付与できるものが望まれていた。そこで、塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートにて、単に情報が記載された基材の面に再剥離型粘着剤を塗工形成するのみで、優れた光沢感が得られる再剥離性感圧接着シートを提供することである。

課題を解決するための手段

0005

そこで本発明の再剥離性感圧接着シートは、基材の情報が形成された仮接着予定面について、仮接着時に対面する少なくとも一方の面に、接着前及び剥離後は通常の状態では接着せず、少なくとも圧力により接着する再剥離型粘着層が塗布形成され、該再剥離型粘着層の表面のJIS P−8119に規定される平滑度が120秒以上である構成とする。

発明を実施するための最良の形態

0006

以下、一実施例として葉書用紙を例に図面を参照しながら本発明の再剥離性感圧接着シートについて詳述する。

0007

先ず、図1は、本発明の再剥離性感圧接着シートの一実施例として二つ折りの葉書用紙10を示す平面図であり、図2図1の葉書用紙10のA−A線での断面図であり、図3図1の葉書用紙10の裏面図であり、図4図1の葉書用紙10を二つ折りにして一枚の葉書20としたときの断面図である。これら図面に示す葉書用紙10は、中央の折込線4で区分された同一サイズの第1シート11及び第2シート12から成る。第1シート11の基材1上には、その周縁部を残して印刷による印刷画像3aが形成され、第1シートの仮接着予定面として該印刷画像3aを含む第1シートの基材1の表面全面に透明な再剥離型粘着層2aが塗工形成されている。また、第2シート12の基材1上にも、その周縁部を残して印刷による印刷画像3bが形成され、第2シートの仮接着予定面として該印刷画像3bを含む第2シートの基材1の表面全面に透明な再剥離型粘着層2bが塗工形成されている。

0008

また、図3に示す如く葉書用紙10の裏面は、当実施例では第1シート11側が宛先欄である。そして、図4に示す如く、仮接着予定面として接着時に対面する面は、第1シート11及び第2シートの表面全面で、二つ折りされた葉書20の剥離時は、再剥離型粘着層2aと2bとが接する接合面Sで剥離する。

0009

そして、本発明の再剥離性感圧接着シートは、所望の優れた光沢感を実現するために、仮接着前の再剥離型粘着層面の平滑度について、JIS P8119に規定する平滑度で120秒以上、好ましくは150秒以上とすることによって、優れた光沢感を印刷画像に付与できる。以下、該平滑度を実現する望ましい基材、再剥離型粘着層等の材料について説明する。

0010

従来の塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートは、再剥離型粘着層の上に印字するものであり、再剥離型粘着層が含有する充填剤により、その表面は荒れており平滑度はせいぜい40秒程度までであった。また、仮に平滑性の良い用紙を使用しても、該再剥離型粘着層の充填剤の為に、望ましい平滑性は得られず光沢感を得られなかった。これに対して、本発明の再剥離性感圧接着シートは、基材に印字しその上に光沢感の得られる再剥離型粘着層を設ける構成とする。ところで、本発明者は、塗工形成タイプの再剥離型粘着層による再剥離性感圧接着シートでも、印刷形成する情報を基材と再剥離型粘着層との間とし、再剥離型粘着層の材料にNBR系等の粘着主剤ポリスチレン粒子等の充填剤を使用すれば、再剥離可能な実用性のある再剥離性感圧接着シートができ得ることを既に見いだしている。そして、本発明では、さらに再剥離型粘着層の表面の平滑度を特定のものとすることによって、優れた光沢感を付与できることを見いだしたものである。

0011

本発明の再剥離性感圧接着シートに用いる基材1としては、情報を印刷等により形成できる従来公知の、NIP(ノンインパクトプリンタ)用紙、NIP上質紙、NIPコート紙、コート紙等の紙類の他、合成紙、ポリプロピレン樹脂セルロース系樹脂ポリエステル系樹脂塩化ビニル系樹脂等の樹脂フィルム類、及びこれらの複合体等が使用できる。そして、特に再剥離型粘着層の表面の平滑度を所望のものとするには、該再剥離型粘着層が形成される基材の表面は平滑であることが望ましい。但し基材表面の平滑性は、たとえそれが劣っていても再剥離型粘着層の形成によって該再剥離型粘着層面の平滑性を得やすいので、基材表面の平滑性は必ずしも必要ではない。しかし、再剥離型粘着層を形成する塗工液を吸収するような吸収性の基材の場合には、基材平滑性を再剥離型粘着層によってカバーすることができず好ましくない。このような点で、上記列記した基材のなかでも、例えばNIPコート紙等の塗工紙等の平滑性が良いものが好ましい。

0012

印刷画像3は、再剥離型粘着層上ではなく基材上に形成し、該印刷画像3上に再剥離型粘着層が形成される。印刷画像は印刷によるインク層を形成する。特に本発明の再剥離性感圧接着シートではプリンタ等のみならず、オフセット印刷等による通常のカラー印刷が仮接着予定面の全面に施されていても仮接着力に影響しない。また、印刷画像3はグラビア印刷活版印刷フレキソ印刷シルクスクリーン印刷電子写真印刷インクジェット印刷等の印刷手段で形成してもよい。用いる印刷インクは、オフセットインクグラビアインク紫外線硬化型のオフセット用等のインクでも良い。

0013

なお、印刷画像3は文字、記号、図形、絵柄写真調画像等であり、特に、プロセスカラーのオフセット印刷等で形成したカラー画像情報でも仮接着力の低下がない。また、印刷画像3は、再剥離型粘着層やオーバーコート層の形成前に形成するので、商品説明等の固定情報が適している。もちろん、印刷画像は、単なる文字等をプリンタで形成した印字画像であってもよい。

0014

再剥離型粘着層2a及び2bとしては、下の印刷画像3が少なくとも視認できる程度に透明で、接着前及び剥離後は粘着性がなくて通常の状態では他のものと接着せず、圧力で、また必要に応じ熱を併用することで対面する再剥離型粘着層と接着し、剥離時は再剥離型粘着層2aと2bとの界面(接合面)が剥離面Sとなって、その下に印刷画像3があっても再剥離型粘着層は塗工形成された基材側に残る様に剥離するものであれば良い。この様な再剥離型粘着層として程々の光沢感で良ければ、従来公知のNR系粘着剤を粘着主剤としこれに透明性及び平滑度に支障を来さない程度にシリカや澱粉等を添加して粘着性や接着性等を調整した再剥離型粘着剤でも良いが、下記のものの方が光沢感、仮接着性等の点で優れている。

0015

すなわち、粘着主剤として、ソープフリー乳化重合で得た、スチレンブタジエンゴムSBR)やアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)のゴムラテックス、或いはポリアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂ラテックス等を用いる。これらは優れた感圧接着性を示し且つ印刷インクへの接着力が強い。ソープフリー乳化重合法によるラテックスは低分子量乳化剤を含まない為、ドライタック(べたつき感)が少ない点で好ましい。また、これらラテックスのエマルションイソプロピルアルコール消泡剤として使用でき塗工液の固型分調整も任意の割合に出来、グラビア塗工適性にも優れる等の性能を有している。

0016

なお、粘着主剤に、通常の乳化重合によるラテックスとして、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシ変性SBR(XSBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、或いは、アクリル変性天然ゴムPMMA−NR)、ポリアクリル酸エステル等のアクリル樹脂系ラテックスの粘着剤等も、種々の特性向上の為に併用しても良い。

0017

再剥離型粘着層はソープフリー乳化重合のラテックスのみでも、ある程度の性能は得られ且つ所望の平滑度を得やすいが、従来同様に接着力抑制に充填剤を加えると、接着力の調整がし易く経時的に接着力が強くなり過ぎるのが抑えられる。平滑度を所望の範囲にしたままで接着力を調整するに適した充填剤としては、例えば平均粒子径が3〜10μm程度のポリスチレン樹脂粒子が使用できる。ポリスチレン樹脂粒子は前記ソープフリー乳化重合のラテックスとの組み合わせで、良好に調整された接着力と平滑度を与え、その結果優れた光沢感が得られる再剥離型粘着層を与える。また、充填剤はポリスチレン樹脂粒子以外にも、アクリル樹脂粒子架橋ポリスチレン樹脂粒子架橋アクリル樹脂粒子等の樹脂粒子でも良い。耐熱性が要求される用途では架橋樹脂粒子が適している。このような組成のものを使用することによって、基材の平滑性が規定以下のものであっても、最終的に再剥離型粘着層の平滑性を規定の範囲にし、光沢感を付与することができる。また、所望の平滑性に支障を来さない範囲で、従来公知のシリカ等の無機粒子や澱粉等の有機粒子を併用し、再剥離型粘着層表面を適度に粗面化してシリコーンオイル吸収性、印刷適性、スタンプ適性等を良好にできる。なお、充填剤としては、透明性を損なわなければ上記樹脂粒子と併用しないで従来公知のシリカ及び澱粉等を用いることもできる。

0018

充填剤の配合量は、例えばポリスチレン等の樹脂粒子では、粘着主剤100重量部当たり5〜20重量部である。シリカや澱粉等は再剥離型粘着層の透明性ならびに平滑性に支障を来さない範囲で用いる。なお、配合量は粘着主剤のドライタック及び目的とする物性により適宜調整する。

0019

なお、再剥離型粘着層は、通常、粘着主剤がエマルションで供給されるから、これに所望の充填剤やその他の添加剤を適宜加えた塗液又はインキ状の再剥離型粘着剤を、グラビアコートエアナイフコート等の従来公知の塗工手段、或いはフレキソ印刷等で、基材に塗工して形成する。

0020

以上説明した、本発明の再剥離性感圧接着シートは、仮接着予定面の両面に再剥離型粘着層を形成したものであった。しかし、本発明の再剥離性感圧接着シートは、仮接着予定面の少なくとも片面に再剥離型粘着層がある構成でも良い。例えば、他の仮接着予定面には、透明な樹脂からなるオーバーコート層を設ける構成等である。仮接着後の剥離時には、このオーバーコート層と再剥離型粘着層との接合面で剥離する。

0021

このようなオーバーコート層は、印刷又は塗工手段にて形成し、従来公知のオフセット印刷用オーバコート用インク、グラビア塗工用の塗工液等を用いることができる。オーバーコート層は透明な樹脂層であり熱硬化性樹脂でも良いが、剥離力の制御が容易である点や再剥離性感圧接着シート製造時の作業性等の点で、紫外線硬化性樹脂が良い。また、紫外線硬化性樹脂等からなるオーバーコート層には、ワックスシリコーン等を含有させ、接着力を低下させて剥離力を調整しても良い。

0022

なお、対面する仮接着予定面に設ける、再剥離型粘着層或いはオーバーコート層の基材面における形成面は、最低限、その仮接着予定面であり、それは基材全面であっても基材の一部であってもよい。再剥離型粘着層或いはオーバーコート層を、基材の必要部のみ部分形成すれば無駄を省き低コストにできる。

0023

以上、本発明の再剥離性感圧接着シートの適用例として、二つ折り葉書を一例に説明したが、本発明の再剥離性感圧接着シートは、この他にも、光沢感が要求される以下の様に各種形態のものにも適用できる。本発明の再剥離性感圧接着シートの形態は、葉書用シートの場合は、図示した二つ折りタイプ以外に、Z折りタイプ、三つ折りタイプ四つ折りタイプ、或いは、折込線を介して葉書大のサイズの第1シートと該第1シートより小さい第2シートとからなり、折込線5折り込むと一枚の葉書となる半折りタイプ等の従来公知の各種形態を取り得るものである。また、折込線も葉書の縦方向に限らず横方向でも良い。また、一枚の用紙を折らずに、複数枚の用紙を積層するタイプでも良い。また、用途はダイレクトメール、親展葉書等の葉書用シートに限らず、パンフレット、通知書、クジ等の各種用途のシートに使用できる。また、多数のマージナル孔連設されたマージナル部を有し且つ一単位の用紙が複数連続した連続帳票でも良いし、カット紙プリンタ専用の枚葉のシートでも良い。また、従来公知の方法により、周縁部の一部等の再剥離型粘着層の表面にインク等で剥離層を設けたり、一部に粘着剤を塗布しないことにより接着しないようにしたり、、対面する片方のシートの角をカットする等して、剥がす時の剥離のきっかけを作っておいてもよい。

0024

また、本発明の再剥離性感圧接着シートでは、再剥離型粘着層の表面に印刷適性を持たせて、再剥離型粘着層の上に文字等の印刷画像を印字形成しても良い。

0025

以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明する。

0026

《実施例1》二つ折り葉書用紙の基材として、NIP用グロス系コート紙(日本製紙(株)製、MC−G<90>)を用い、この基材の仮接着予定面となる表面側の面の略全面にUV硬化型インクプロセスカラーインク(ザ・インクテック(株)製、BOF−AZ)で写真調の印刷画像をオフセット印刷で形成した。次いで、上記仮接着予定面の全面に、以下の組成の再剥離型粘着剤を、線数150線でセル深さ50μmのコンベンショナルグラビア版によるダイレクトグラビアコーターにて塗工し、塗布量2g/m2 (乾燥時、以下同様)の再剥離型粘着層を形成して、本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。次いで、この再剥離性感圧接着シートを、中央で折り込んで二つ折りにし、接着予定面同士を対向させ、メールシーラー(大日本印刷(株)製、MS−9000)で仮接着後、剥離して印刷画像の光沢感を評価した。

0027

再剥離型粘着剤
粘着主剤:ソープフリー乳化重合NBRラテックス100重量部
(日本ゼオン(株)製、SX1503、固型分43%)
充填剤:ポリスチレン粒子(平均粒径0.12μm) 8重量部
(日本ゼオン(株)製、SX1302)
イソプロピルアルコール92重量部
(粘着主剤は溶媒分も含んだ重量部である)

0028

《実施例2》実施例1において、基材をNIP用コート紙(日本製紙(株)製、MC−M<90>)に代えた他は、実施例1と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。

0029

《実施例3》実施例1において、基材を微量塗工紙(新王子製紙(株)製、シュールコート<88>)に代え、塗布量を1g/m2 とした他は、実施例1と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。

0030

《実施例4》実施例3において、塗布量を5g/m2 とした他は、実施例3と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。

0031

《実施例5》実施例1において、再剥離型粘着剤の塗工を、グラビアコータに代えてフレキソ印刷により行った他は、実施例1と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。

0032

《実施例6》実施例2において、再剥離型粘着剤の塗工を、フレキソ印刷で行った他は、実施例2と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。

0033

《比較例1》実施例1において、基材をNIP用上質紙(日本製紙(株)製、エクセレントフォーム<90>)に代えた他は、実施例1と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。

0034

《比較例2》実施例5において、塗布量を5g/m2 とした他は、実施例5と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。

0035

《比較例3》実施例6において、塗布量を5g/m2 とした他は、実施例6と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。

0036

《比較例4》比較例1において、再剥離型粘着剤の塗工を、グラビアコータに代えてフレキソ印刷により行った他は、比較例1と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。

0037

《比較例5》比較例1において、以下の組成の再剥離型粘着剤を、グラビアコータに代えてエアナイフコータにより塗工した他は、比較例1と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。

0038

再剥離型粘着剤
粘着主剤:PMMA−NR 80重量部
本油脂(株)製、CS−600、固型分50%)
充填剤:シリカ30重量部
(富士デビソン化学(株)製、サイロイド162、平均粒径5.5μm)
コーンスターチ10重量部
純正化学(株)製、平均粒径15μm)
溶剤適量

0039

表1に上記各実施例及び比較例の平滑度と光沢感を評価した結果を示す。なお、平滑度及び光沢感は下記の如く評価した。

0040

平滑度:仮接着前の再剥離型粘着層と基材間に印刷画像がない部分の再剥離型粘着層面について、JIS P8119の方法にて測定した値。但し、300秒以上は、JIS規定の「300秒以上」とせずに、2mmHg降下したときの測定値を10倍したものに代えた。なお、測定器ベック平滑度計(熊谷理機工業(株)製)を用いた。なお、再剥離型粘着層面の平滑度は印刷画像の有無により大差が無い。

0041

光沢感:仮接着し剥離後の再剥離型粘着層下の印刷画像について、目視評価して、優れているものを◎、良好なものを○、やや劣るものを△、劣るものを×とした。

0042

発明の効果

0043

本発明の再剥離性感圧接着シートによれば、仮接着予定面に再剥離型粘着層を塗工形成する前に施した印刷画像に優れた光沢感を与えられる。特に、ダイレクトメール等においてフルカラー印刷による高意匠性を低コストで実現できる。

図面の簡単な説明

0044

図1本発明の再剥離性感圧接着シートの一実施例として二つ折りの葉書用紙の表面図
図2図1の葉書用紙のA−A線での断面図。
図3図1の葉書用紙の裏面図。
図4図1の葉書用紙から得た二つ折り葉書の断面図。

--

0045

1基材
2a,2b再剥離型粘着層
3a,3b印刷画像
4折込線
10再剥離性感圧接着シート
11 第1シート
12 第2シート
20葉書
S剥離面

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