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技術 建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット及びその製作方法並びに複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム及び同コラムの製作方法並びに建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法及び建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法

出願人 株式会社アマダホールディングス
発明者 三橋浩志宮渕城之江頭一郎
出願日 1996年3月27日 (23年3ヶ月経過) 出願番号 1996-072270
公開日 1997年4月15日 (22年3ヶ月経過) 公開番号 1997-099388
状態 未査定
技術分野 建築用棒状部材 レーザ加工 突合せ溶接及び特定物品の溶接 継手・開先形状 処理全般、補助装置、継手、開先形状
主要キーワード 中間的状態 ブラケットユニット 十文字形状 レーザー切断加工 合クリアランス 部材挿入孔 ウェブ部材 接部側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年4月15日)のものです。
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図面 (20)

課題

部品数が少なく溶接部分の歪みの少ない寸法精度の高い建築構造コラム仕口部材に使用するブラケットとその製作方法の提供ならびに仕口部材とコラムとの間の接続強度を溶接部の強度にのみ依存しない建築構造用コラムと同コラムの製作方法ならびに溶接強度にのみ依存しない強度的な不安をなくした建築構造用主梁部材への梁部材接続方法の提供。

解決手段

別途製作する上部フランジユニット5の傾斜形状7に合わせてH型鋼1のウェブ部分3をレーザー切断により切断して形成した下部フランジユニット9と、該下部フランジユニットのウェブ部分の状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニット5とを溶接接合してなることを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット。

概要

背景

建築構造コラム仕口部材に使用するブラケットとその製作方法は図19に示すように、従来のブラケットは、上フランジウェブ及び下フランジの3種類の部品に必要な加工をそれぞれ施し、その後これらの部品を溶接してブラケット100が製作されている。

また、図20に示すように、4個のブラケット100を直接コラム101に十文字形状に溶接してダイヤフラムとよばれるブラケットを製作する方法、または図21(a)に示すように、4個のブラケット100を十文字形状に溶接接合して1個の接合ブロック103を製作し、この接合部ブロック103の中心の穴105にコラム101を挿入し、この接合部ブロック103をコラム101に溶接してダイヤフラムとよばれるブラケットを製作する方法、または図21(b)に示すように、十文字形状の上フランジ103及び下フランジ109の中央にコラム105が入る穴を設け、この穴付きの上フランジと下フランジにウェブ111を溶接して接合部ブロック103を製作することも行われている。

また、仕口部材を備えた建築構造用コラムは図22に示すように、断面形状が箱型のコラム101にH型鋼を使用した仕口部材111の上下のフランジとウェブを直接的に箱型のコラムに溶接する方法や、図23に示すように、ブラケット100のウェブ111を直接コラムに溶接し、上下のフランジ107、109はコラム101に溶接した接合板113に溶接して製作する方法が行われている。

また、建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法は、前記図22に示すように、箱型のコラム101に直接溶接されたH型鋼で製作された仕口部材111の上下のフランジとウェブとをスプライスプレート117を使用して接合している。

また、建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法は、図24及び図25に示すように、主梁部材119に仕口部材121を溶接して設け、この仕口部材121と梁部材115とをスプライスプレート117を使用して接合している。

概要

部品数が少なく溶接部分の歪みの少ない寸法精度の高い建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットとその製作方法の提供ならびに仕口部材とコラムとの間の接続強度を溶接部の強度にのみ依存しない建築構造用コラムと同コラムの製作方法ならびに溶接強度にのみ依存しない強度的な不安をなくした建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の提供。

別途製作する上部フランジユニット5の傾斜形状7に合わせてH型鋼1のウェブ部分3をレーザー切断により切断して形成した下部フランジユニット9と、該下部フランジユニットのウェブ部分の状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニット5とを溶接接合してなることを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット。

目的

本発明は上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は部品数が少なく、溶接部分の溶接歪みの発生を少なくした寸法精度の高い建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットとその製作方法を提供することである。

また、仕口部材とコラムとの間の接続強度を溶接部の強度にのみ依存しない、新規な複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムと同コラムの製作方法を提供することである。

さらに、接合部分の強度をスプライスプレートと接合ボルトの強度にのみ依存しない新規な建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法を提供することである。

また、部品点数を削減して溶接強度に依存する部分を少なくし、強度的な不安をなくした建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

別途製作する上部フランジユニットの形状に合わせてH型鋼ウェブ部分レーザー切断により切断して形成した下部フランジユニットと、該下部フランジユニットのウェブ部分の前記切断形状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニットとを溶接接合してなることを特徴とする建築構造コラム仕口部材に使用するブラケット

請求項2

前記下部フランジユニットのウェブ部分の形状部に上部フランジユニットとの位置合わせ用係合凸部を設け、該係合凸部に前記上部フランジユニットに設けた嵌合穴を嵌合して設けたことを特徴とする請求項1に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット。

請求項3

H型鋼のウェブ部分を別途製作する上部フランジの形状に合わせてレーザー切断して、ウェブフランジからなる下部フランジユニットを一体的に製作し、該下部フランジユニットのウェブ部分の形状に合わせて別途製作された上部フランジユニットを溶接接合することを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法

請求項4

前記下部フランジユニットのウェブ部分の形状に上部フランジユニットとの位置合わせ用の係合凸部を設け、前記上部フランジユニットに該係合凸部に嵌合する嵌合穴を設けたことを特徴とする請求項3に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法。

請求項5

別途製作する上部フランジの形状に合わせてH型鋼のウェブ部分をレーザー切断により切断して形成した下部フランジユニットと、該下部フランジユニットのウェブ部分の形状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニットとを溶接接合してなるブラケットユニットと、該ブラケットユニット4個のコラム取付け側の上下のフランジを十文字状集合接合し、該集合接合した中央部に建築構造用コラムが嵌合する適宜な嵌合穴部を形成してなることを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット。

請求項6

別途製作する上部フランジの形状に合わせてH型鋼のウェブ部分をレーザー切断により切断して形成した下部フランジユニットと、該下部フランジユニットのウェブ部分の形状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニットとを溶接接合してブラケットユニットを製作し、該ブラケットユニットのコラム取付け側の上下のフランジのコーナーを角度45度にレーザー切断すると共に、コラム取付け側から他端部に向かって上下のフランジを適宜な角度でレーザー切断し、該ブラケット4個のコラム取付け側の上下のフランジを十文字状に集合して溶接接合し、該集合接合した中央部に建築構造用コラムが嵌合する適宜な嵌合穴部を形成することを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法。

請求項7

十文字状の上部フランジと下部フランジとの間に上下フランジの中央部を残してウェブ部材溶接してブラケットユニットを製作し、該ブラケットユニットの上下フランジの中央部に建築構造用コラムが嵌合する嵌合穴をレーザー切断で形成したことを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット。

請求項8

十文字状の上部フランジと下部フランジとの間に上下フランジの中央部を残してウェブ部材を溶接し、該上下フランジの中央部に建築構造用コラムが嵌合する嵌合穴をレーザー切断で形成することを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法。

請求項9

複数の仕口を備えた建築構造用コラムにおいて、両端部に仕口を備えた第一仕口部材を前記コラムの両側壁に設けた仕口部材挿入孔を貫通させて設け、一端に接合形状部を備え他端に仕口を備えた第二仕口部材のそれぞれの接合形状部側を前記第一仕口部材が貫通するコラム側面の両側壁に設けた仕口部材挿入孔を貫通させて設けると共に、前記第一の仕口部材に設けた第二仕口部材の接合形状部挿入孔に貫通させて設け、該第二仕口部材の接合形状部を当接係合させて相互に溶接接合して設けたことを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項10

前記第一及び第二の仕口部材はH型鋼からなり、前記第二の仕口部材の接合形状部を該第二の仕口部材のウェブに設けたことを特徴とする請求項9に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項11

複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、両端部に仕口を設けると共にほぼ中央に第二仕口部材の接合形状部が挿入可能な接合形状部挿入孔を設けた第一仕口部材と、一端に接合形状部を備え他端に仕口を備えた第二仕口部材とが挿入可能な仕口部材挿入孔をコラムの側壁に直交させてレーザー加工により設け、該仕口部材挿入孔に前記第一仕口部材を貫通させて設けると共に、該第一仕口部材の両側面から該第一仕口部材に直交させて前記第二仕口部材を前記仕口部材挿入孔から挿入し、該第二仕口部材の接合形状部側を前記第一仕口部材の接合形状部挿入孔を貫通させて設け、該接合形状部を当接係合させて相互に接合することを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法。

請求項12

複数の仕口を備えた建築構造用コラムにおいて、該コラムの柱軸にほぼ直交して貫通する第一仕口部材の輪郭相似形の第一仕口部材挿入孔を設け、該第一仕口部材挿入孔に両端部に仕口を備えた第一仕口部材を貫通させて設け、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向に第二仕口部材と接合板とを挿入可能な第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔から第二仕口部材の当接部をそれぞれ挿入し、該当接部を前記コラムを貫通する第一仕口部材の両側に当接させて設けると共に前記第一仕口部材に接合板挿入孔を設け、該接合板挿入孔を貫通させて設けた前記接合板で前記第二仕口部材を締結したことを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項13

複数の仕口を備えた建築構造用コラムにおいて、第一仕口部材の輪郭に相似形の第一仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設けると共に、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向の第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、両端部に仕口を備えた第一仕口部材を前記第一仕口部材挿入孔に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔からそれぞれ第二仕口部材の締結部を挿入すると共に該締結部を前記第一仕口部材に設けた締結部挿入孔を貫通させて設け、前記前記第一仕口部材を貫通したそれぞれの締結部を締結し、前記コラムに複数の仕口を設けたことを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項14

前記第一及び第二仕口部材がH型鋼であり、前記当接部が前記H型鋼のフランジであることを特徴とする新請求項12及び新請求項13に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項15

複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、第一仕口部材の輪郭に相似形の第一仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、該第一仕口部材挿入孔に両端部に仕口を備えた第一仕口部材を貫通させて設けると共に、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向に第二仕口部材と接合板とが挿入可能な第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔から第二仕口部材の当接部側をそれぞれ挿入し、該当接部を前記コラムを貫通する第一仕口部材の両側に当接させて設け、前記第一仕口部材を貫通させて設けた前記接合板で前記第二仕口部材を締結し前記コラムに複数の仕口を設けたことを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法。

請求項16

複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、第一仕口部材の輪郭に相似形の第一仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、該第一仕口部材挿入孔に両端部に仕口を備えた第一仕口部材を貫通させて設けると共に、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向の第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔から第二仕口部材の締結部側をそれぞれ挿入すると共に該締結部を前記第一仕口部材に設けた締結部挿入孔を貫通させて設け、前記前記第一仕口部材を貫通したそれぞれの締結部を締結し、前記コラムに複数の仕口を製作設することを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法。

請求項17

前記第一及び第二仕口部材がH型鋼であることを特徴とする新請求項15または新請求項16に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法。

請求項18

複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、第一仕口部材と第二仕口部材とに設けた嵌込み継手により、第一仕口部材と第二仕口部材とを十文字状に嵌合し、前記第一仕口部材の横断面と相似形の挿入孔と前記第二仕口部材の横断面の左半分の断面形状に相似の挿入孔とを直交させて設けた左半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設けると共に、前記左半分割コラムと左右対称の右半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設け、該左右半分割コラムを一体的に溶接すると共に前記第一仕口部材と第二仕口部材とに溶接接合して前記コラムに複数の仕口を製作することを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法。

請求項19

前記第一及び第二仕口部材がH型鋼からなり、前記第一仕口部材の嵌込み継手は該第一仕口部材の下部フランジから上部フランジ直下まで入れた切り欠き溝であり、前記第二仕口部材に設けた嵌込み継手は該第二仕口部材の上下のフランジ部を前記第一仕口部材のフランジの幅に合わせて切り欠いた溝であることを特徴とする請求項18に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法。

請求項20

複数の仕口を備えた建築構造用コラムにして、第一仕口部材と第二仕口部材とに設けた嵌込み継手により、第一仕口部材と第二仕口部材とを十文字状に嵌合し、前記第一仕口部材の横断面と相似形の挿入孔と前記第二仕口部材の横断面の左半分の断面形状に相似の挿入孔とを直交させて設けた左半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設けると共に、前記左半分割コラムと左右対称の右半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設け、該左右半分割コラムを一体的に溶接すると共に前記第一仕口部材と第二仕口部材とに溶接接合したことを特徴とする複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項21

前記第一及び第二仕口部材がH型鋼からなり、前記第一仕口部材の嵌込み継手は該第一仕口部材の下部フランジから上部フランジ直下まで入れた切り欠き溝であり、前記第二仕口部材に設けた嵌込み継手は該第二仕口部材の上下のフランジ部を前記第一仕口部材のフランジの幅に合わせて切り欠いた溝であることを特徴とする請求項20に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム。

請求項22

建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法にして、前記仕口部材の接合端部の上部フランジにフランジとウェブ部分とからなる係合凸部を設けると共に、該仕口部材の下部フランジにこの下部フランジとウェブ部分とを切り欠いた下部フランジ係合凹部を設け、前記梁部材の接合端部の上部フランジに前記仕口部材の上部フランジ係合凸部に嵌合する上部フランジ係合凹部を設けると共に、前記仕口部材の下部フランジの係合凹部に嵌合する下部フランジ係合凸部を設け、前記仕口部材の上下の係合部と前記梁部材の上下の係合部とを嵌合して溶接接合することを特徴とする建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法。

請求項23

建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法にして、一対の梁部材の接合端部のそれぞれに該梁部材のウェブの一部を突出して形成してなる対称形の接合形状部を設け、前記主梁部材のウェブに前記一対の梁部材の接合形状部を挿入する接合形状部挿入孔を設け、該主梁部材の接合形状部挿入孔に前記一対の梁部材の接合形状部を貫通させて設け、前記一対の梁部材の接合形状部を当接係合させて設け、該接合形状部及び主梁部材と梁部材とのフランジ部を相互に溶接接合することを特徴とする建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法。

請求項24

建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法にして、主梁部材と梁部材とに設けた嵌込み継手により、主梁部材と梁部材とを十文字状に嵌合し、該嵌合部を相互に溶接接合したことを特徴とする建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法。

請求項25

前記主梁部材と梁部材がH型鋼からなり、主梁部材の嵌込み継手は該主梁部材の上部フランジに前記梁部材のフランジが嵌合するフランジ嵌合部を設けると共にウェブ部分に前記梁部材のウェブが嵌合するウェブ嵌合部を設けてなり、前記梁部材の嵌込み継手は前記主梁部材の嵌込み継手と嵌合する対称形のフランジ嵌合部を設けると共に該梁部材のウェブ部分に前記主梁部材のウェブが嵌合するウェブ嵌合部を設けてなることを特徴とする請求項24に記載の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法。

技術分野

0001

本発明は建築構造コラム仕口部材に使用するブラケット及びその製作方法並びに複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム及び同コラムの製作方法並びに建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法及び建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法に関する。

背景技術

0002

建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットとその製作方法は図19に示すように、従来のブラケットは、上フランジウェブ及び下フランジの3種類の部品に必要な加工をそれぞれ施し、その後これらの部品を溶接してブラケット100が製作されている。

0003

また、図20に示すように、4個のブラケット100を直接コラム101に十文字形状に溶接してダイヤフラムとよばれるブラケットを製作する方法、または図21(a)に示すように、4個のブラケット100を十文字形状に溶接接合して1個の接合ブロック103を製作し、この接合部ブロック103の中心の穴105にコラム101を挿入し、この接合部ブロック103をコラム101に溶接してダイヤフラムとよばれるブラケットを製作する方法、または図21(b)に示すように、十文字形状の上フランジ103及び下フランジ109の中央にコラム105が入る穴を設け、この穴付きの上フランジと下フランジにウェブ111を溶接して接合部ブロック103を製作することも行われている。

0004

また、仕口部材を備えた建築構造用コラムは図22に示すように、断面形状が箱型のコラム101にH型鋼を使用した仕口部材111の上下のフランジとウェブを直接的に箱型のコラムに溶接する方法や、図23に示すように、ブラケット100のウェブ111を直接コラムに溶接し、上下のフランジ107、109はコラム101に溶接した接合板113に溶接して製作する方法が行われている。

0005

また、建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法は、前記図22に示すように、箱型のコラム101に直接溶接されたH型鋼で製作された仕口部材111の上下のフランジとウェブとをスプライスプレート117を使用して接合している。

0006

また、建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法は、図24及び図25に示すように、主梁部材119に仕口部材121を溶接して設け、この仕口部材121と梁部材115とをスプライスプレート117を使用して接合している。

発明が解決しようとする課題

0007

上記建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットは、部品数が多いので溶接部分が多くなり溶接による歪みの発生も多くなるので寸法精度の高いブラケットの製作が難しいという問題がある。

0008

また、仕口部材を備えた建築構造用コラムは、仕口部材を直接的にコラムに溶接しているので、仕口部材とコラムとの間の接続強度は溶接部の強度にのみ依存することになる。また、溶接不良などが全く無いという保証はなく強度面での不安が在る。

0009

また、建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法は、コラムに溶接されたH型鋼で製作された仕口部材の上下のフランジとウェブとをスプライスプレートを使用して接合しているので、接合部分の強度はスプライスプレートと接合ボルトの強度に依存しており接合強度に不安がある。

0010

また、建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法は、主梁部材に仕口部材を溶接して設け、この仕口部材と梁部材とをスプライスプレートを使用して接合している。この接続方法では部品点数が多くなり、また溶接強度に依存する部分が多く接合強度に不安がある。

0011

本発明は上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は部品数が少なく、溶接部分の溶接歪みの発生を少なくした寸法精度の高い建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットとその製作方法を提供することである。

0012

また、仕口部材とコラムとの間の接続強度を溶接部の強度にのみ依存しない、新規な複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムと同コラムの製作方法を提供することである。

0013

さらに、接合部分の強度をスプライスプレートと接合ボルトの強度にのみ依存しない新規な建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法を提供することである。

0014

また、部品点数を削減して溶接強度に依存する部分を少なくし、強度的な不安をなくした建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0015

請求項1に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットは、別途製作する上部フランジユニットの形状に合わせてH型鋼のウェブ部分レーザー切断により切断して形成した下部フランジユニットと、該下部フランジユニットのウェブ部分の前記切断形状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニットとを溶接接合してなることを要旨とするものである。従って、部品点数が少なく溶接歪みの発生も少なくなりブラケットの寸法精度を向上させることができる。

0016

請求項2に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットは、請求項1に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットにおいて、前記下部フランジユニットのウェブ部分の形状部に上部フランジユニットとの位置合わせ用係合凸部を設け、該係合凸部に前記上部フランジユニットに設けた嵌合穴を嵌合して設けたことを要旨とするものである。従って、上部フランジユニットと下部フランジユニットとの位置合わせが容易にできる。

0017

請求項3に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法は、H型鋼のウェブ部分を別途製作する上部フランジの形状に合わせてレーザー切断して、ウェブとフランジからなる下部フランジユニットを一体的に製作し、該下部フランジユニットのウェブ部分の形状に合わせて別途製作された上部フランジユニットを溶接接合することを要旨とするものである。従って、部品点数が少なく溶接接合部も削減されるので、寸法精度の高いブラケットを効率よく生産することができる。

0018

請求項4に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法は、請求項3に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法において、前記下部フランジユニットのウェブ部分の形状に上部フランジユニットとの位置合わせ用の係合凸部を設け、前記上部フランジユニットに該係合凸部に嵌合する嵌合穴を設けたことを要旨とするものである。従って、上部フランジユニットと下部フランジユニットとの位置合わせが容易にできるので、生産効率が向上する。

0019

請求項5に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットは、別途製作する上部フランジの形状に合わせてH型鋼のウェブ部分をてレーザー切断により切断して形成した下部フランジユニットと、該下部フランジユニットのウェブ部分の形状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニットとを溶接接合してなるブラケットユニットと、該ブラケットユニット4個のコラム取付け側の上下のフランジを十文字状集合接合し、該集合接合した中央部に建築構造用コラムが嵌合する適宜な嵌合穴部を形成してなることを要旨とするものである。従って、部品点数及び溶接接合部が少ないのでブラケットの寸法精度を向上させることができる。

0020

請求項6に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法は、別途製作する上部フランジの形状に合わせてH型鋼のウェブ部分をレーザー切断により切断して形成した下部フランジユニットと、該下部フランジユニットのウェブ部分の形状に合わせて前記別途製作された上部フランジユニットとを溶接接合してブラケットユニットを製作し、該ブラケットユニットのコラム取付け側の上下のフランジのコーナーを角度45度にレーザー切断すると共に、コラム取付け側から他端部に向かって上下のフランジを適宜な角度でレーザー切断し、該ブラケット4個のコラム取付け側の上下のフランジを十文字状に集合して溶接接合し、該集合接合した中央部に建築構造用コラムが嵌合する適宜な嵌合穴部を形成することを要旨とするものである。従って、部品点数及び溶接接合部が少ないので寸法精度の高いブラケットを効率よく生産することができる。

0021

請求項7に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットは、十文字状の上部フランジと下部フランジとの間に上下フランジの中央部を残してウェブ部材を溶接してブラケットユニットを製作し、該ブラケットユニットの上下フランジの中央部に建築構造用コラムが嵌合する嵌合穴をレーザー切断で形成したことを要旨とするものである。従って、溶接接合部が少ないのでブラケットの寸法精度を向上させることができる。

0022

請求項8に記載の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作方法は、十文字状の上部フランジと下部フランジとの間に上下フランジの中央部を残してウェブ部材を溶接し、該上下フランジの中央部に建築構造用コラムが嵌合する嵌合穴をレーザー切断で形成することを要旨とするものである。従って、通り精度の良いコラム嵌合穴を作ることができる。

0023

請求項9に記載の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、コラムの柱軸にほぼ直交する仕口を備えた建築構造用コラムにおいて、両端部に仕口を備えた第一仕口部材を前記コラムの両側壁に設けた仕口部材挿入孔を貫通させて設け、一端に接合形状部を備え他端に仕口を備えた第二仕口部材のそれぞれの接合形状部側を前記第一仕口部材が貫通するコラム側面の両側壁に設けた仕口部材挿入孔を貫通させて設けると共に、前記第一の仕口部材に設けた第二仕口部材の接合形状部挿入孔に貫通させて設け、該第二仕口部材の接合形状部を当接係合させて相互に溶接接合して設けたことを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。

0024

請求項10に記載の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、請求項9に記載の仕口部材を備えた建築構造用コラムにおいて、前記第一及び第二の仕口部材はH型鋼からなり、前記第二の仕口部材の接合形状部を該第二の仕口部材のウェブに設けたことを特徴とする請求項9に記載の仕口部材を備えたことを要旨とするものである。従って部品点数が減少し製造原価を低減させることがができる。

0025

請求項11に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法は、複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、両端部に仕口を設けると共にほぼ中央に第二仕口部材の接合形状部が挿入可能な接合形状部挿入孔を設けた第一仕口部材と、一端に接合形状部を備え他端に仕口を備えた第二仕口部材とが挿入可能な仕口部材挿入孔をレーザー加工によりコラムの側壁に直交させて設け、該仕口部材挿入孔に前記第一仕口部材を貫通させて設けると共に、該第一仕口部材の両側面から該第一仕口部材に直交させて前記第二仕口部材を前記仕口部材挿入孔から挿入し、該第二仕口部材の接合形状部側を前記第一仕口部材の接合形状部挿入孔を貫通させて設け、該接合形状部を当接係合させて相互に接合することを要旨とするものである。従って、仕口部材とコラムとの接続は溶接のみではなく仕口部材をコラムで支持させることができる。また、この方法によれば部品点数を削減をすることができる。

0026

請求項12に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、複数の仕口を備えた建築構造用コラムにおいて、該コラムの柱軸にほぼ直交して貫通する第一仕口部材の輪郭相似形の第一仕口部材挿入孔を設け、該第一仕口部材挿入孔に両端部に仕口を備えた第一仕口部材を貫通させて設け、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向に第二仕口部材と接合板とを挿入可能な第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔から第二仕口部材の当接部をそれぞれ挿入し、該当接部を前記コラムを貫通する第一仕口部材の両側に当接させて設けると共に前記第一仕口部材に接合板挿入孔を設け、該接合板挿入孔を貫通させて設けた前記接合板で前記第二仕口部材を締結したことを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。

0027

請求項13に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、複数の仕口を備えた建築構造用コラムにおいて、第一仕口部材の輪郭に相似形の第一仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設けると共に、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向の第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、両端部に仕口を備えた第一仕口部材を前記第一仕口部材挿入孔に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔からそれぞれ第二仕口部材の締結部を挿入すると共に該締結部を前記第一仕口部材に設けた締結部挿入孔を貫通させて設け、前記前記第一仕口部材を貫通したそれぞれの締結部を締結し、前記コラムに複数の仕口を設けたことを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。

0028

請求項14に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、請求項12または請求項13において、前記第一及び第二仕口部材がH型鋼であることを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。また、製造コストの低減を図ることができる。

0029

請求項15に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法は、複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、第一仕口部材の輪郭に相似形の第一仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、該第一仕口部材挿入孔に両端部に仕口を備えた第一仕口部材を貫通させて設けると共に、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向に第二仕口部材と接合板とが挿入可能な第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔から第二仕口部材の当接部側をそれぞれ挿入し、該当接部を前記コラムを貫通する第一仕口部材の両側に当接させて設け、前記第一仕口部材を貫通させて設けた前記接合板で前記第二仕口部材を締結し前記コラムに複数の仕口を設けたことを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。

0030

請求項16に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法は、複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、第一仕口部材の輪郭に相似形の第一仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、該第一仕口部材挿入孔に両端部に仕口を備えた第一仕口部材を貫通させて設けると共に、前記第一仕口部材挿入孔にほぼ直交する方向の第二仕口部材挿入孔を前記コラムの柱軸にほぼ直角に貫通させて設け、前記第一仕口部材の両側の第二仕口部材挿入孔から第二仕口部材の締結部側をそれぞれ挿入すると共に該締結部を前記第一仕口部材に設けた締結部挿入孔を貫通させて設け、前記前記第一仕口部材を貫通したそれぞれの締結部を締結し、前記コラムに複数の仕口を製作設することを要旨とするものである。従って、従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。

0031

請求項17に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法は、請求項15または請求項16に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法において、前記第一及び第二仕口部材がH型鋼であることを要旨とするものである。従って、製造原価の低減をはかることがができる。

0032

請求項18に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法は、複数の仕口を備えた建築構造用コラムの製作方法にして、第一仕口部材と第二仕口部材とに設けた嵌込み継手により、第一仕口部材と第二仕口部材とを十文字状に嵌合し、前記第一仕口部材の横断面と相似形の挿入孔と前記第二仕口部材の横断面の左半分の断面形状に相似の挿入孔とを直交させて設けた左半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設けると共に、前記左半分割コラムと左右対称の右半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設け、該左右半分割コラムを一体的に溶接すると共に前記第一仕口部材と第二仕口部材とに溶接接合して前記コラムに複数の仕口を製作することを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない上に部品点数を少なくできるので製造コストの低減を図ることができる。

0033

請求項19に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法は、請求項18に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法において、前記第一及び第二仕口部材がH型鋼からなり、前記第一仕口部材の嵌込み継手は該第一仕口部材の下部フランジから上部フランジ直下まで入れた切り欠き溝であり、前記第二仕口部材に設けた嵌込み継手は該第二仕口部材の上下のフランジ部を前記第一仕口部材のフランジの幅に合わせて切り欠いた溝であることを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない上に部品点数を少なくできるので製造コストの低減を図ることができる。

0034

請求項20に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、複数の仕口を備えた建築構造用コラムにして、第一仕口部材と第二仕口部材とに設けた嵌込み継手により、第一仕口部材と第二仕口部材とを十文字状に嵌合し、前記第一仕口部材の横断面と相似形の挿入孔と前記第二仕口部材の横断面の左半分の断面形状に相似の挿入孔とを直交させて設けた左半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設けると共に、前記左半分割コラムと左右対称の右半分割コラムを前記第一仕口部材に嵌合させて設け、該左右半分割コラムを一体的に溶接すると共に前記第一仕口部材と第二仕口部材とに溶接接合したことを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない上に部品点数を少なくできるので製造コストの低減を図ることができる。

0035

請求項21に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、請求項20に記載の複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムにおいて、前記第一及び第二仕口部材がH型鋼からなり、前記第一仕口部材の嵌込み継手は該第一仕口部材の下部フランジから上部フランジ直下まで入れた切り欠き溝であり、前記第二仕口部材に設けた嵌込み継手は該第二仕口部材の上下のフランジ部を前記第一仕口部材のフランジの幅に合わせて切り欠いた溝であることを要旨とするものである。従って、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない上に部品点数を少なくできるので製造コストの低減を図ることができる。

0036

請求項22に記載の建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法は、建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法にして、前記仕口部材の接合端部の上部フランジにフランジとウェブ部分とからなる係合凸部を設けると共に、該仕口部材の下部フランジにこの下部フランジとウェブ部分とを切り欠いた下部フランジ係合凹部を設け、前記梁部材の接合端部の上部フランジに前記仕口部材の上部フランジ係合凸部に嵌合する上部フランジ係合凹部を設けると共に、前記仕口部材の下部フランジの係合凹部に嵌合する下部フランジ係合凸部を設け、前記仕口部材の上下の係合部と前記梁部材の上下の係合部とを嵌合して溶接接合することを要旨とするものである。従って、仕口部材と梁部材との接続は溶接のみではなく仕口部材をコラムで支持させることができる。また、この方法によれば部品点数を削減をすることができる。

0037

請求項23に記載の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法は、建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法にして、一対の梁部材の接合端部のそれぞれに該梁部材のウェブの一部を突出して形成してなる対称形の接合形状部を設け、前記主梁部材のウェブに前記一対の梁部材の接合形状部を挿入する接合形状部挿入孔を設け、該主梁部材の接合形状部挿入孔に前記一対の梁部材の接合形状部を貫通させて設け、前記一対の梁部材の接合形状部を当接係合させて設け、該接合形状部及び主梁部材と梁部材とのフランジ部を相互に溶接接合することを要旨とするものである。従って、主梁部材に仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、この方法によれば部品点数の削減をすることができる。

0038

請求項24に記載の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法は、建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法にして、主梁部材と梁部材とに設けた嵌込み継手により、主梁部材と梁部材とを十文字状に嵌合し、該嵌合部を相互に溶接接合したことを要旨とするものである。従って、主梁部材に仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、この方法によれば部品点数の削減をすることができる。

0039

請求項25に記載の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法は、請求項24に記載の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法において、前記主梁部材と梁部材がH型鋼からなり、主梁部材の嵌込み継手は該主梁部材の上部フランジに前記梁部材のフランジが嵌合するフランジ嵌合部を設けると共にウェブ部分に前記梁部材のウェブが嵌合するウェブ嵌合部を設け、前記梁部材の嵌込み継手は該主梁部材の嵌込み継手と嵌合する対称形に設けてなることを要旨とするものである。従って、主梁部材に仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、嵌合部を溶接する場合には梁部材の位置決めが正確かつ容易であるので溶接作業の手間を短縮することができると共に部品点数の削減ができる利点もある。

発明を実施するための最良の形態

0040

以下に本発明の実施の形態について図面により説明する。図1は建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作工程を示したものである。図1(a)に示す様に、仕口部材に使用するブラケットとして適宜な長さのH型鋼1のウェブ部分3を、別途製作する上部フランジ5の形状7に合わせてレーザー切断により切断して下部フランジユニット9を製作する。次に図1(b)、(c)に示す様に、別途製作した上部フランジ5を下部フランジユニット9に組合わせて下部フランジユニット9のウェブ部分3と上部フランジ5とを溶接すれば仕口部材に使用するブラケット11の本体が完成する。

0041

また、前記下部フランジユニットのウェブ部分の形状部に上部フランジユニットとの位置合わせ用の係合凸部10を設け、前記上部フランジ5にこの係合凸部に嵌合する嵌合穴12をを設けると位置合わせがより正確に行える。なお、この後にブラケット11の本体に梁部材を接続するためのボルト穴及び溶接に必要な開先加工を行う。

0042

上述のようなにでブラケット11は、例えばJIS規格製品のH型鋼1をレーザー切断して、下部フランジユニット9を製作し、これに別途製作する上部フランジ5を溶接するのみでブラケット11の本体が完成するので、部品点数も2点で寸法精度のよい仕口部材に使用するブラケットを製作することができる。

0043

図2図10には、複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムとその製作方法を示してある。

0044

先ず図2および図3を参照するに、コラムの柱軸にほぼ直交する複数の仕口を備えた建築構造用コラム13の第1の実施の形態が示してある。このコラム13は中空箱形のコラムを示してあるが中空の円筒コラムを用いることも可能である。さて、このコラム13にはコラム13を貫通する両端部に仕口(図示省略)を備えたH型鋼からなる第一仕口部材15がコラムを貫通させて設けてある。そして、このコラム内部中央に位置する第一仕口部材15の両側に、この第一仕口部材15に直交する様にH型鋼からなる二つの第二仕口部材17(A、B)が溶接接合してある。

0045

前記第二仕口部材17(A、B)には、図15及び図16に示す様な接合形状部19A、19Bを備え、他端に仕口(図示省略)を備ている。前記第二仕口部材17Aの接合形状部19Aは、H型鋼のウェブ部分21の一部をL字状に切欠いて突出させたものである。また、第二仕口部材17Bの接合形状部19Bは、H型鋼のウェブ部分21の一部を逆L字状に切欠いて突出させ、第二仕口部材17Aの接合形状部19Aと第二仕口部材17Bの接合形状部19Bとは対称形を成す様に設けてあり、相互に係合可能に設けてある。

0046

また、前記第一仕口部材15のコラム貫通部分の中央のウェブ21には、前記第二仕口部材17Aの接合形状部19Aと第二仕口部材17Bの接合形状部19Bとが挿入可能な接合形状部挿入孔23を設けてある。

0047

上記第一仕口部材15の接合形状部挿入孔23に、第二仕口部材17Aの接合形状部19Aと第二仕口部材17Bの接合形状部19Bとを挿入して両方の接合形状部を当接係合させた状態が図16に示してある。

0048

この様に第一仕口部材15と第二仕口部材17A及び第二仕口部材17Bとをコラム13の貫通部分で接合すると共に、第一仕口部材15と第二仕口部材17A及び第二仕口部材17Bとのフランジを相互に溶接接合すると共にコラムにも溶接接合してある。図2は前記コラム13に設けた仕口部材挿入孔25を示したものである。この仕口部材挿入孔25の加工にはレーザー加工またはプラズマアーク加工を用いれば精度の高い仕口部材挿入孔25を高速に加工することが可能である。

0049

上記構成の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。前述の図2及び図3で説明した仕口部材を備えた建築構造用コラムとその製作方法において、第一仕口部材15に対する第二仕口部材17Aと第二仕口部材17Bの接続方法は、前記図15および図16に示した建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の第1の実施の形態にも適用できる方法でもある。すなわち、第一仕口部材15が主梁部材に相当し、第二仕口部材17Aと第二仕口部材17Bが梁部材に相当する。この接続方法によれば主梁部材仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、この方法によれば部品点数の削減をすることができる利点がある。

0050

また、図4および図5には複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法と同方法で製作された複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第2の実施形態を示してある。なお、図4は実施の形態を斜視図で示したものであり、図5はコラムの横断面を示したものである。またこの第2の実施の形態において、前記図3に示した第1の実施の形態における部品と同一の部品には同一の符号を付してある。

0051

さて図4および図5を参照するに、コラム13には両端部に仕口(図示省略)を備えたH型鋼からなる第一仕口部材15をコラム13に設けた第一仕口部材挿入孔16に貫通させて設けてある。この第一仕口部材挿入孔16の形状は第一仕口部材15と相似形に形成してあり、第一仕口部材15を挿入し、かつ支承するために適宜なクリアランスを設けてある。さらにコラム13には前記第一仕口部材挿入孔16にほぼ直交する方向にH型鋼からなる第二仕口部材17(A、B)と接合板22とを挿入可能な第二仕口部材挿入孔18(A、B)を設け、コラム13を貫通する第一仕口部材15のウェブ21には前記第二仕口部材17(A、B)のウェブ21の両側に配置した接合板22が挿通可能な接合板挿入孔20を設けてある。なお第二仕口部材挿入孔18(A、B)の形状はウェブ部分以外は第二仕口部材の輪郭に相似形に形成してあり、第二仕口部材15を挿入し、かつ支承するために適宜なクリアランスを設けてある。

0052

さて前記コラム13に設けた第一仕口部材15の両側の第二仕口部材挿入孔18(A、B)から、H型鋼からなる第二仕口部材17(A、B)をそれぞれ挿入し、第二仕口部材17(A、B)のフランジ部14が第一仕口部材15のフランジ部14に当接させる。なお、第二仕口部材17A、17Bをコラム13に挿入する側の先端部には、上下のフランジ部14を若干切り欠いてウェブ21が第一仕口部材15の上下フランジ部14の間に係合する様に係止部26(A、B)を形成してある。

0053

また、第一仕口部材15の両側のコラム13に設けた第二仕口部材挿入孔18(A、B)と、第一仕口部材15のウェブ21に設けた接合板挿入孔20には、第二仕口部材17(A、B)のウェブ21両側に配置された接合板22が挿入され、この接合板22と第二仕口部材17(A、B)のウェブ21とをボルトナット等の締結部材24によって締結する。なお、ボルトとナット等の締結手段に代えてコラム13の外部においてコラム13と第一仕口部材15および第二仕口部材17(A、B)とを溶接接合してもよい。

0054

上記の如く構成した複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、ボルトとナットによる締結手段の場合、コラムに仕口部材が嵌合しているので十分な強度を得ることができる。また溶接接合の場合には、コラム外部のみ溶接接合を行うだけで十分な強度を得ることができるのでコラム内部の溶接を省略することが可能である。すなわち、ボルトとナットによる締結手段または溶接接合いずれを用いても溶接部の強度のみに依存していないので強度面での不安がない。

0055

次に、図6は複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法と同方法で製作された複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第3の実施の形態を示してある。この実施の形態は前記第2の実施の形態において使用した接合板22を省略して第二仕口部材17(A、B)を第一仕口部材15に接合する様にしたものである。なお、前記第2の実施の形態における部品と同一の部品には同一の符号を付してある。

0056

さて図6を参照するに、コラム13には両端部に仕口(図示省略)を備えたH型鋼からなる第一仕口部材15をコラム13に設けた第一仕口部材挿入孔16に貫通させて設けてある。この第一仕口部材挿入孔16の形状は第一仕口部材15と相似形に形成してあり、第一仕口部材15を挿入可能にかつ支承するために適宜なクリアランスを設けてある。さらにコラム13には前記第一仕口部材挿入孔16にほぼ直交する方向にH型鋼からなる第二仕口部材17(A、B)を挿入可能な第二仕口部材挿入孔18(A、B)を設けてある。

0057

前記第二仕口部材挿入孔18Aの軸心と第二仕口部材挿入孔18Bの軸心は、コラム13の中心から第二仕口部材のウェブ部分の厚みの1/2だけ互いにずらして設けてある。なお、第二仕口部材挿入孔18(A、B)の形状はウェブ部分以外は第二仕口部材の輪郭に相似形に形成してあり、第二仕口部材15を挿入可能にかつ支承するために適宜なクリアランスを設けてある。さらに、コラム13を貫通する第一仕口部材15のウェブ21には前記第二仕口部材17(A、B)のウェブ21が挿入可能なウェブ挿入孔8を設けてある。なお、第二仕口部材17(A、B)をコラム13に挿入する側の先端部には、上下のフランジ部14を切り欠いてウェブ21が第一仕口部材15の上下フランジ部14の間に係合する様に突出した締結部28(A、B)が形成してある。

0058

さて、前記コラム13に設けた第一仕口部材15の両側の第二仕口部材挿入孔18(A、B)からH型鋼からなる第二仕口部材17(A、B)をそれぞれ挿入し、第二仕口部材17(A、B)のフランジ部14と第一仕口部材15のフランジ部14とお当接させ、第一仕口部材15とコラム13とを貫通した締結部28Aと第二仕口部材17Bと、締結部28Bと第二仕口部材17Aとをボルトとナット等の締結部材24によって締結する。なお、ボルトとナットの締結手段に代えてコラム13の外部においてコラム13と第一仕口部材15および第二仕口部材17A締結部28Bおよび締結部28Aと第二仕口部材17Bとを溶接接合してもよい。

0059

上記の如く構成した複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、ボルトとナットによる締結手段の場合、コラムに仕口部材が嵌合しているので十分な強度を得ることができる。また溶接接合の場合には、コラム外部のみ溶接接合を行うだけで十分な強度を得ることができるのでコラム内部の溶接を省略することが可能である。すなわち、ボルトとナットによる締結手段または溶接接合いずれを用いても溶接部の強度のみに依存していないので強度面での不安がない。

0060

図7図10を参照するに、複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの製作方法と同方法で製作された複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第4の実施の形態を示してある。図7は製作の工程を示した図であり、図8完成品の斜視図である。なお、図9は製作の工程を理解しやすくする為の組立て工程の中間的状態を示した図であり、図10は分割コラムの説明図である。

0061

さて図7を参照するに、H型鋼からなる第一仕口部材30と第二仕口部材32とにそれぞれ嵌込み継手34(A、B)と嵌込み継手36とを設け、第一仕口部材30と第二仕口部材32とを十文字状に嵌合する。この十文字状に嵌合した状態を図9に示してある。

0062

前記嵌込み継手34(A、B)は、第一仕口部材30の上下のフランジ部38(A、B)を第二仕口部材32の上下のフランジ部40(A、B)の幅に嵌合クリアランスをプラスした幅で切り欠いて形成してなるものである。また嵌込み継手36は、第二仕口部材32の下部フランジ部40Bから上部フランジ部40A直下までを、第一仕口部材30のウェブ部44の厚みに嵌合クリアランスをプラスした幅で切り欠いて形成してなるものである。

0063

上述の如く第一仕口部材30と第二仕口部材32とが十文字状に嵌合された状態において、第二仕口部材32の両端部から、この第二仕口部材32の横断面と相似形の挿入孔46Aと前記第一仕口部材30の横断面の左半分の断面形状に相似の挿入溝48Aとを直交せせて設けた横断面がコの字形の分割コラム50Aと、第二仕口部材32の横断面と相似形の挿入孔46Bと前記第一仕口部材30の横断面の右半分の断面形状に相似の挿入溝48Bとを直交せせて設けた横断面がコの字形の分割コラム50Bとを、すなわち左右対称形の分割コラム50Aと50Bとを、コの字形の開放側が対向する様に嵌合させて設け、この分割コラム50Aと50Bを第一仕口部材30と第二仕口部材32が交差する位置まで移動させて溶接接合すると共に、前記第一仕口部材30と第二仕口部材32とに溶接接合し、前記図8の如き複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム52を製作する。

0064

上記の如く構成した複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムは、コラムに仕口部材が嵌合しているのでコラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。また部品点数を少なくできるので製造コストの低減を図ることができる。

0065

さて図11を参照するに、図1で説明した製作工程で製作したブラケット11の上下のフランジにさらにレーザー切断加工を行って、ダイヤフラムタイプのブラケットを製作する方法を示してある。前記ブラケット11のコラム取付け側27の上下のフランジの端部のコーナーを45度の角度にレーザー切断すると共に、仕口側29の方向に向かって先細りの形状になる様うに、図示の切断線CLに沿ってレーザー切断して、ダイヤフラムタイプのブラケットの1ユニットを製作する。この切断後のブラケットの4ユニットを前記コラム13の4側面に十文字状に溶接接合することにより、ダイヤフラムタイプのブラケットを製作することができる。

0066

上述の様な方法でダイヤフラムタイプのブラケットを製作することにより、従来の製作方法に比較して部品点数を少なくすることができると共に、溶接接合部が少なくなるのでブラケットの寸法精度を向上させることができる。

0067

図12は上述の十文字状のダイヤフラムタイプのブラケットの別の製作方法を工程順に示してある。図12(a)は、ダイヤフラムタイプのブラケット41の部品を分解して示したものである。このブラケット41は、十文字状の上部フランジ31と、下部フランジ33及び4枚のウェブ35とから構成されており、上部フランジ31と下部フランジ33との間に4枚のウェブ35を溶接接合して、図12(b)に示す中間製品37を製作する。その後図12(c)の様に、上部フランジ31と下部フランジ33の中央部に前記コラム13を嵌合する嵌合穴39をレーザー切断により設けてダイヤフラムタイプのブラケット41を完成させる。このブラケット41はコラム13に溶接接合により取付けて使用される。

0068

上記ダイヤフラムタイプのブラケット41は、従来のものに比較して溶接接合部が少ないのでブラケットの寸法精度を向上させることができる。また、上述の方法で製作することにより上下の嵌合穴39の通り精度を向上させることができる。

0069

さて、図13及び図14を参照するに、ここには建築構造用コラムの仕口部材43と梁部材45との接続方法を示してある。H形鋼からなる仕口部材43と梁部材45とには相互に係合可能な係合部47A,47Bが設けてある。この係合部は仕口部材43と梁部材45とのそれぞれの端部の上部フランジに、相互に係合する凸形と凹形の係合部47Aをレーザー切断で形成する共に、下部フランジには上部フランジに設けた係合部と同一の凹形と凸形との係合部47Bをレーザー切断で形成し、かつ前記仕口部材43と梁部材45とのウェブ部分49に相互に係合するコの字形状の切り欠きを設け、仕口部材43と梁部材45とが相互に係合するフランジとウェブ部分49とからなるT字形状の係合部47A,47Bを形成している。

0070

上述の仕口部材43と梁部材45との接続方法によれば、仕口部材と梁部材との接続は溶接のみではなく仕口部材をコラムで支持させることができる。また、この方法によれば部品点数を削減をすることができる利点がある。

0071

図17および図18は、前記図15および図16に示した建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の第2の実施の形態を示したものである。図17は主梁部材に梁部材を接続する工程を示した図であり図18は完成品の斜視図である。

0072

さて図17を参照するに、H型鋼からなる主梁部材54と梁部材56には、十文字状に交差して相互に嵌合する嵌込み継手58(A、B)が設けてある。主梁部材54の嵌込み継手58Aは、主梁部材54の上部のフランジ60Aを前記梁部材56の上部のフランジ62Aの幅に嵌合クリアランスをプラスした幅で切り欠いてフランジ嵌合部64Aを設けると共に、該嵌込み継手58Aのほぼ中央部のウェブ66を、前記梁部材56のウェブ66の幅に嵌合クリアランスをプラスした幅で、ほぼ半分ほど切り欠いてウェブ嵌合部68Aを形成してなるものである。

0073

梁部材56の嵌込み継手58Bは、前記嵌込み継手58Aにほぼ直交する方向に設けられており、梁部材56の下部のフランジ62Bを前記主梁部材54の上部のフランジ60Aの幅に嵌合クリアランスをプラスした幅で切り欠いてフランジ嵌合部64Bを設けると共に、該嵌込み継手58Bのほぼ中央部のウェブ66を、前記主梁部材54のウェブ66の幅に嵌合クリアランスをプラスした幅で、ほぼ半分ほど切り欠いてウェブ嵌合部68Bを形成してなるものである。すなわち、嵌込み継手58Bは嵌込み継手58Aと対称形を成しているものである。

0074

上記の主梁部材と梁部材の嵌込み継手58Aと嵌込み継手58Bとを嵌合し、嵌合部を溶接接合して前記図18に示す様な複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムが完成する。上記の製作方法によれば、主梁部材に仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、嵌合部を溶接する場合には梁部材の位置決めが正確かつ容易であるので溶接作業の手間を短縮することができると共に、部品点数の削減ができる利点もある。

発明の効果

0075

請求項1〜請求項2の発明によれば、部品点数が削減されるので溶接歪みが低減しブラケット寸法精度が向上する。

0076

請求項3〜請求項4の発明によれば、部品点数が削減されるので溶接歪みが低減し製作コストの低減が図れると共に精度の高いブラケットを製作できる。

0077

請求項5の発明によれば、部品点数が削減されるので溶接歪みが低減しブラケット寸法精度が向上する。

0078

請求項6の発明によれば、部品点数が削減されるので溶接歪みが低減し、製作コストの低減が図れると共に寸法精度の高いブラケットを製作できる。

0079

請求項7の発明によれば、部品点数が削減されるので溶接歪みが低減しブラケット寸法精度が向上する。

0080

請求項8の発明によれば、部品点数が削減されるので溶接歪みが低減し、製作コストの低減が図れると共に寸法精度の高いブラケットを製作できる。

0081

請求項9及び請求項10の発明によれば、接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。

0082

請求項11の発明によれば、仕口部材とコラムとの接続は溶接のみではなく仕口部材をコラムで支持させることができるので強度面での不安が減少する。

0083

請求項12〜請求項17の発明によれば、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない。また、製造コストの低減を図ることができる。

0084

請求項18〜請求項21の発明によれば、コラムと仕口部材との間の接合部の強度は溶接部の強度にのみ依存していないので強度面での不安がない上に部品点数を少なくできるので製造コストの低減を図ることができる。

0085

請求項22の発明によれば、仕口部材と梁部材との接続は溶接のみではなく仕口部材をコラムで支持させることができるので強度面での不安が減少する。また、この方法によれば部品点数を削減をすることができる。

0086

請求項23の発明によれば、主梁部材に仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、この方法によれば部品点数の削減をすることができる。

0087

請求項24または請求項25の発明によれば、主梁部材に仕口部材を設けずに梁部材を接続することができる。また、嵌合部を溶接する場合には梁部材の位置決めが正確かつ容易であるので溶接作業の手間を短縮することができると共に部品点数の削減ができる利点もある。

図面の簡単な説明

0088

図1本発明に係わる建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットの製作工程を示した図。
図2複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第1の実施の形態を示した図。
図3複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第1の実施の形態を示した図。
図4複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第2の実施の形態を示した図。
図5複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第2の実施の形態を示した図。
図6複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第3の実施の形態を示した図。
図7複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第4の実施の形態の製作の工程を示した図。
図8複数の仕口部材を備えた建築構造用コラムの第4の実施の形態を示した図。
図9第4の実施の形態の製作工程の中間的状態を示した図。
図10第4の実施の形態に使用する分割コラムの説明図。
図11本発明に係わるダイヤフラムタイプのブラケットを製作する方法を示した図。
図12ダイヤフラムタイプのブラケットの別の製作方法を示した図。
図13建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法を示した図。
図14建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法を示した図。
図15建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の第1の実施の形態を示した図。
図16建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の第1の実施の形態を示した図。
図17建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の第2の実施の形態を示した図。
図18建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法の第2の実施の形態を示した図。
図19従来の建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケットのの製作工程を示した図。
図20従来の建築構造用コラムの仕口部材に使用するダイヤフラムタイプのブラケットを製作方法を示した図。
図21従来の建築構造用コラムの仕口部材に使用するダイヤフラムタイプのブラケットの別の製作方法を示した図。
図22従来の仕口部材を備えた建築構造用コラム及び仕口部材と梁部材との接続方法を示した図。
図23従来の仕口部材を備えた建築構造用コラムを示した図。
図24従来の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法を示した図。
図25従来の建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法を示した図。

--

0089

1H型鋼
3ウェブ部分
5上部フランジ
7 上部フランジの傾斜形状
9下部フランジユニット
11ブラケット
13コラム
14フランジ部
15 第一仕口部材
16 第一仕口部材挿入孔
17(A、B) 第二仕口部材
18(A、B) 第二仕口部材挿入孔
19(A、B)接合形状部
20接合板挿入孔
21ウェブ
22 接合板
23 接合形状部挿入孔
25 仕口部材挿入孔
26(A、B)係止部
28(A、B)締結部
30 第一仕口部材
31十文字状の上部フランジ
32 第二仕口部材
33 十文字状の下部フランジ
34(A、B) 嵌込み継手
35 ウェブ
36 嵌込み継手
39 嵌合穴
41ダイヤフラムタイプのブラケット
43 仕口部材
45梁部材
47(A、B)係合部
50(A、B) 分割コラム
54主梁部材
56 梁部材
58(A、B) 嵌込み継手
64(A、B) フランジ嵌合部
68(A、B) ウェブ嵌合部

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