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技術 浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根とタンク側板との間からのタンク内部への雨水の浸入を防止するウエザーフードテープ及び該テープの下塗り剤並びに前記テープを用いたタンク内部への雨水浸入防止施工方法

出願人 株式会社共和
発明者 辻尾俊貞大江文夫福安正明南謙一
出願日 1995年9月29日 (23年9ヶ月経過) 出願番号 1995-276638
公開日 1997年4月8日 (22年3ヶ月経過) 公開番号 1997-095391
状態 特許登録済
技術分野 大型容器
主要キーワード 屋外貯蔵 平滑状態 目張り 水侵入防止 スチレン系熱可塑性 自然加硫 ルーフプレート タンク側面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年4月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根タンク側板との間の隙間をウエザーフードテープで覆って、当該部位からタンク内部への雨水の浸入を防止すると共に、当該ウエザーフードテープのタンク側板からの引き剥がしを容易にしてタンク使用停止時間の短縮化を図ることを目的とする。

解決手段

ゴムシート又はプラスチックフィルム基材と該基材の裏面に設けたシーラント層とからなるウエザーフードテープ1とプライム効果と経時的なレリーズ効果を合わせて有する下塗り剤8を用いて浮動屋根9とタンク側板6との間を目張りする。

概要

背景

概要

浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根タンク側板との間の隙間をウエザーフードテープで覆って、当該部位からタンク内部への雨水の浸入を防止すると共に、当該ウエザーフードテープのタンク側板からの引き剥がしを容易にしてタンク使用停止時間の短縮化を図ることを目的とする。

ゴムシート又はプラスチックフィルム基材と該基材の裏面に設けたシーラント層とからなるウエザーフードテープ1とプライム効果と経時的なレリーズ効果を合わせて有する下塗り剤8を用いて浮動屋根9とタンク側板6との間を目張りする。

目的

この発明は上述の欠点を克服し、検査掃除修理等でのタンク使用停止期間中における浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根とタンク側板との間からタンク内部への雨水の浸入が防止できると共に、タンクの検査、掃除、修理等の作業終了後には当該貼着部位から該ウエザーフードテープを容易に引き剥がすことができて作業時間の短縮化が図れるウエザーフードテープを得ることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

浮動屋根に設けられたウエザーフードが傾斜して接するタンク側板位置より少なくとも上方のタンク側板位置と前記ウエザーフードの端部近傍位置との間を上部から覆って、浮動屋根とタンク側板間の隙間からの雨水の浸入を防止できる、基材ゴムシート又はプラスチックフィルムであって、基材の裏面に設ける粘着層シーラント層からなることを特徴とする浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根とタンク側板との間からのタンク内部への雨水の浸入を防止するウエザーフードテープ

請求項2

基材がタンク内部への採光を妨げない程度の透明性を有し、かつ基材裏面に設けられるシーラント層が基材の一方の端部もしくは両端部にのみ基材の長手方向に対して連続的または間欠的に設けられた、タンク内部への採光が妨げられない被覆材であることを特徴とする請求項1記載のウエザーフードテープ。

請求項3

シーラント層の厚さが0.5〜5.0mmの厚さであって、基材の吸水率が0.5%以下であることを特徴とする請求項1または2記載のウエザーフードテープ。

請求項4

浮動屋根に設けられたウエザーフードが傾斜して接するタンク側板位置から該位置より少なくとも上方のタンク側板位置までの間の汚れをあらかじめワイヤブラシ等で落とし、次いで当該部位に下塗り剤を塗布した後、請求項1〜3のいずれかに記載の裏面長手方向に連続的にシーラント層を有するウエザーフードテープの片側を貼着すると共に該テープのもう一方の片側をタンク側板に接するウエザーフードの端部近傍位置に垂れ下げ、要すれば垂れ下げた該テープをウエザーフードの端部近傍位置に連続的に又は間欠的に貼着して、タンク側板位置とウエザーフードの端部近傍位置との間を上部から覆い、浮動屋根形屋外貯蔵タンクのタンク側板と浮動屋根との間からのタンク内部への雨水の浸入を防止すると共にタンクの検査掃除修理等の作業終了後に当該部位から上記ウエザーフードテープをのこりさせることなく剥離することを特徴とするタンク内部への雨水浸入防止施工方法

請求項5

請求項4記載の下塗り剤が、ウエザーフードテープをタンク側板に貼着する際には該テープのプライマーとして働き、タンクの検査、掃除、修理等の作業経時後の該ウエザーフードテープの取り外しに際してはシーラント層と共にタンク側板より剥離するか、シーラント層をその界面から糊残りさせることなく剥離させるレリーズとして働くウエザーフードテープ用の下塗り剤であることを特徴とする下塗り剤

請求項6

請求項4又は5に記載の下塗り剤が、天然ゴム合成天然ゴム又はSIS,SBS,SEBS,SIBS等のスチレン系熱可塑性ゴム又はこれらのいずれか2種以上のブレンド物アクリル酸樹脂グラフト重合したプライマー100重量部にオイルシリコーン離型剤20〜1重量部を添加したウエザーフードテープ用の下塗り剤であることを特徴とする下塗り剤。

技術分野

0001

この発明は、浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根タンク側板との間からのタンク内部への雨水の浸入を防止するウエザーフードテープ及び該テープ用の下塗り剤並びに前記テープを用いたタンク内部への雨水侵入防止施工方法に関する。詳しくは、浮動屋根とタンク側板との間をシールするウエザーシールを取り外しておく、検査掃除修理等のタンク使用停止期間中の該貯蔵タンクにあって、浮動屋根に取り付けられているウエザーフードとタンク側板との間の隙間からの雨水の浸入をウエザーフードテープを用いて防止し、タンク内部への雨水だまりを防ぐと共に、該ウエザーフードテープのタンク側板からの引き剥がしを容易にして、タンク使用停止期間の短縮化を図ろうとするものである。

発明が解決しようとする課題

0002

従来、浮動屋根形の屋外貯蔵タンクにあっては、浮動屋根とタンク側板との間の隙間をシールする目的から、ウレタンゴムなどからなるウエザーシールが用いられている。また、このウエザーシールを保護する目的から、ウエザーフードが浮動屋根に取り付けられている。

0003

しかしながら、該タンクの検査、掃除、修理等のタンク使用停止期間中は、通常ウエザーシールは取り外されている。このため、浮動屋根とタンク側板との間には隙間が生じ、雨天の時などはこの隙間から雨水が浸入し、タンク内部を水浸しにしてしまう。

0004

これを防ぐには、浮動屋根とタンク側板との間の隙間を覆うことが必要である。そのために、幅広の市販の粘着テープによりタンク側板とウエザーフードとの間を目張りしてタンク内部への雨水の浸入を防止している。

0005

しかし、この方法は、市販の粘着テープの粘着剤の厚さが普通最大でも0.1mm以下であり、かつ粘着力もほぼ1kg/25mm幅以下(対ステンレス)であって、原油スラッジが付着していたり、錆が発生しているタンク側板には容易に貼着することができないばかりか、仮に貼着できたとしても、吹き込んでくる風雨のために簡単に剥がされて飛ばされてしまう恐れがある。

0006

次に、粘着剤を極端に厚くし、かつ粘着力をアップして貼着した場合は、上記の欠点は解消できるものの、タンクの工事が終了して粘着テープを剥がそうとする場合、今度は逆に粘着テープを容易に剥がすことができず、無理に剥がすと糊残りが生じ、この掃除のために余分な時間と労力と工賃を費やすという欠点を生じる。

0007

この発明は上述の欠点を克服し、検査、掃除、修理等でのタンク使用停止期間中における浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根とタンク側板との間からタンク内部への雨水の浸入が防止できると共に、タンクの検査、掃除、修理等の作業終了後には当該貼着部位から該ウエザーフードテープを容易に引き剥がすことができて作業時間の短縮化が図れるウエザーフードテープを得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

この発明は上記の課題を解決するために、ゴムシート又はプラスチックフィルム基材と該基材裏面の少なくとも一方又は両側にゴムそして/又は熱可塑性樹脂を主成分とするシーラント層を有するウエザーフードテープを、あらかじめ該テープ用のプライム効果と経時的なレリーズ効果を合わせて有する下塗り剤を塗布したタンク側板に、要すれば該タンク側板に傾斜して接するウエザーフードに、貼着して浮動屋根とタンク側板との間の隙間を上から覆うという手段をとる。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明のを実施の形態を図面に基づき説明する。図1図2図3は異なる本発明ウエザーフードテープの実施態様を示す一部破断斜視図であって、図中1は本発明ウエザーフードテープ、2はゴムシート又はプラスチックフィルムからなる基材、2aは基材2の一方の端部、2bは基材2の他方の端部、3は基材2の裏面の端部に設けたシーラント層、4は離型紙である。図4は本発明ウエザーフードテープ1を取り付けた浮動屋根形屋外貯蔵タンク5の縦断面図である。図5は本発明ウエザーフードテープ1を取り付けた浮動屋根形屋外貯蔵タンク5の部分拡大斜視図であって、図中6はタンク側板、6aはウエザーフードテープ1が接するタンク側板位置、6bはウエザーフードテープ1を貼着するタンク側板位置、7はウエザーフード、7aはウエザーフード7の端部近傍位置、8は下塗り剤、9はルーフプレート(浮動屋根板)である。

0010

即ち、本発明のウエザーフードテープ1はゴムシート又はプラスチックフィルムの基材2と該基材の裏面に設けたゴムそして/又は熱可塑性樹脂を主成分とするシーラント層3よりなるが、その形状は例えば図1に示すようにシーラント層3が該基材2の裏面の両端部2a,2bに長手方向に連続的に設けられるか、又は図2に示すように該基材2の裏面の一方の端部2aにのみ長手方向に連続的に設けられるか、もしくは図3に示すように該基材2の裏面の一方の端部2aに長手方向に連続的にかつ他方の端部2bに長手方向に間欠的に設けられる形状を有している。

0011

ここにおいて、基材2に用いるゴムシートは、耐候性に優れる天然ゴム又はIR,EPR,EPDM,BR,IIR,CR,NBR,塩素化ポリエチレンシリコーンゴム等の合成ゴム又はスチレン系,ウレタン系,ポリエステル系,弾性塩ビ等の熱可塑剤ゴム,またはこれらのいずれかの2種以上のブレンド物を主成分とし、要すればこれに吸水性及び透明性を損なわない程度のホワイトカーボンクレータルク炭酸マグネシウム硫酸バリウム炭酸カルシウム亜鉛華ハイスチレン樹脂クマロンインデン樹脂フェノール系樹脂石油系樹脂などの無機有機充填剤,CR,IRなどの液状ゴムパラフィン系,ナフテン系,アロマチック系のオイルフタル酸系,エステル系可塑剤植物油などの軟化剤を適宜選択して配合し、さらに要すれば、トリクレジルフォスフェードなどのリン酸エステル系難燃剤塩素化パラフィンパークルペンシクロデカンなどの塩素系難燃剤及び硫黄パーオキサイド等の架橋剤,ジエチレングルコール,ジエチレングリコールエステル等の2価のアルコール類又は2価のアルコールエステル化物からなる活性剤及び促進剤,老防を適宜選択して加え、シーティングして得ることができる。

0012

なお、ゴムシートはあらかじめ加硫させた加硫ゴムシートであっても良いし、施工自然加硫する自然加硫シートであってもよいし、加硫を要しない非加硫又は未加硫ゴムシートであってもよいが、その吸水率(JIS K−6911)が最大でも0.5%以下であるように設計される。これは、雨水の浸入により、ゴムシートの重量や面積が増加した場合、立直したタンク側板6に貼着されるウエザーフードテープ1の剥落を招く恐れがあり、これを防止するためである。

0013

またこれらの、ゴムシートを構成するゴムと充填剤、軟化剤、難燃剤加硫剤活性剤、促進剤、老防等の充填材料比率は、特に限定されるものではないが、好適な透明性を得る配合組成比率としてはゴム100PHRに対し、充填材料50PHR以下である。このうち良好な難燃性を得るための難燃剤の添加量はゴム100PHRに対し、10〜30PHRである。

0014

即ち難燃剤が10PHR以下の場合は十分な難燃性をゴムシートに与えることができず、30PHR以下では添加過多によるゴムシート表面へのブリードブルームが起こる恐れがあり、シーラント層3との接着不良、およびシーラント層3への移行などの問題があり好ましくない。

0015

またゴムシートに透明性を要求する場合には、充填材料のうち充填剤が40PHR以上の場合は、透明性が低下する恐れがあり好ましくない。さらに軟化剤が40PHR以上でもゴムシートの難燃性を阻害すると共にブリード等により経時的透明度が低下するのでさけなければならない。

0016

次に本発明に用いるプラスチックフィルムの基材2としては、PE、PET、PP、ナイロンPVC等の軟質フィルムが使用される。フィルムの厚さは50μm〜500μmがよい。又、吸水率(JIS K−6911)は最大でも0.5%以下のものを用いる。吸水率(JIS K−6911)を0.5%以下とするわけは、吸水によるシーラント層3との剥離を防止し、立直したタンク側板6からの剥落をまぬがれるためである。フィルムの厚さを50μm〜500μmとするわけは、一つは透明性保持の点からであり、もう一つは耐候性保持の点からである。

0017

尚、フィルムには要すればリン系、ハロゲン系、フッ素系等の難燃剤を適宣配合したフィルムを用いてもよい。

0018

一方、本発明ウエザーフードテープを構成するもう一つの主材料たるシーラント層3はNR,ブチルゴム,EPR,EPT,BR,IR,SBR,ウレタンゴム,シリコーンゴム,PVC,PE,SIS,SBS,SIBSポリイソブチレン,アタクチィックポリプロピレン等の金属腐食のない天然ゴム、又は合成ゴム又は熱可塑性樹脂の単体もしくはこれらのブレンド物からなるポリマーを主成分とし、これに通常シーラント充填物として知られるカーボンブラック珪酸および珪酸塩類クレータルク類,炭酸塩類アルミナ水和物チタン白,硫酸バリウム、亜鉛華等の無機補強剤充填剤、ハイスチレン樹脂、クマロンインデン樹脂,フェノール系樹脂,石油系樹脂,リグニン変性メラミン樹脂等の有機補強剤充填剤,CR,IR等の液状ゴム,植物油系,鉱物系軟化剤,可塑剤,フェノールアセチレン樹脂,クマロンインデン樹脂,フェノールホルムアルデヒド系樹脂キシレンホルムアルデヒド樹脂テルペンフェノール系樹脂ロジンおよびロジン誘導体,石油系樹脂,ポリブデンポリテルペンパインタールシリコーンオイルなどの粘結剤タンニン酸ペトロラタムピッチ等の防食剤を適宣選択し、配合して得られる。

0019

また、シーラント層3は、ホウ酸亜鉛酸化アンチモン水酸化アルミニウムなどの無機化合物難燃剤,トリクレジルフォスフェートなどのリン酸エスタル系難燃剤,塩化パラフィン,パークロルペンタシクロデカンなどの塩素系難燃剤等を加えて難燃化することもできる。

0020

なお、この発明のシーラント層3は、施工時の作業性および四季を問わず立直、湾曲したタンク側板6に貼着して少なくとも3日間以上、好ましくは6ヶ月間以上剥落することがないようにするという接着性の保持の面から、その厚さが0.5mm〜5.0mmそしてその針入度が50mm〜250mmの設計されており、さらに−10℃〜+50℃の温度範囲において1.0〜10kgf/25mm幅(対スチール)の粘着力(JIS Z−0237)を保持するように設計されている。

0021

次に図4図5に基づいて本発明を説明すれば、図4に示す浮動屋根形の屋外貯蔵タンク5にあっては、ルーフプレート9とタンク側板6との隙間をシールする目的から、ウレタンゴムなどのウエザーシール10が用いられる。また、このウエザーシール10を保護する目的からウエザーフード7がルーフプレート9に取り付けられウエザーシール10を覆っている。

0022

しかし、該屋外貯蔵タンク5の検査、掃除、修理等のタンク使用停止期間中は、通常ウエザーシール10は取り外される。このため、ルーフプレート9とタンク側板6との間には隙間が生じ、雨天の時などはこの隙間から雨水が侵入し、屋外貯蔵タンク5の内部を水浸しにしてしまう。

0023

本発明は、この問題を解決するためになされたものであって、図5に示すようにルーフプレート9に取り付けられたウエザーフード7が傾斜して接するタンク側板位置6aより少なくとも上方のタンク側板位置6bと該ウエザーフード7の端部近傍位置7aまでの間を上部からウエザーフードテープ1で覆って、ルーフプレート9とタンク側板6との間の隙間からの雨水の浸入を防止せんとするものである。

0024

さらに本発明は、これも第5図に示すようにウエザーフードテープ1を貼着するに際して、あらかじめタンク側板6のウエザーフード貼着位置6bに、テープ貼着時にはプライマーとして働き、引き剥がし時にはタンク側板6から糊残りせず容易にウエザーフードテープ1を引き剥がせるレリーズとして働く下塗り剤8を塗布して、その上からウエザーフードテープ1を貼着することにより、ウエザーフードテープ1のタンク側板6からの引き剥がしを容易にして、工期を短縮することによりタンク使用停止期間の短縮化を図らんとするものである。

0025

ここにおいて本ウエザーフードテープ1は、下塗り剤8の有無にかかわらず立直、湾曲したタンク側板6に貼着して、少なくとも3日間以上好ましくは6カ月間以上剥落することのない接着性を有することが必要である。

0026

更に、屋外貯蔵タンク5の内部の掃除などではタンク内部に入って作業を行うため、ウエザーフードテープ1はその基材2がタンク内部への採光を妨げない程度の透明性を有することが望ましい。又この場合、基材2の裏面に設けられるシーラント層3は、立直、湾曲したタンク側板6に貼着して、少なくとも3日間以上好ましくは6カ月間以上剥落するとのない接着性を有せねばならないことを十分配慮した上で、基材2の一方の端部2aもしくは両端部2a,2bにのみ設けて、タンク内部への採光が妨げられないように形成する。

0027

一方、ウエザーフードテープ1をタンク側板6とウエザーフード7との間に施工するにあたっては、ルーフプレート9に取り付けられたウエザーフード7が、傾斜して接するタンク側板位置6aから少なくとも該位置より上方のタンク側板位置6bまでの間のタンク側板6の錆汚れをあらかじめワイヤブラシ等で落とす。

0028

次いで、ウエザーフードテープ1を貼着する際にはプライマーとして働き、該ウエザーフードテープ1の取り外しに際してはタンク側板6の貼着面上に糊残りすることなく、該ウエザーフードテープ1をタンク側板6より極めて容易に剥がすことのできるレリーズとして働く下塗り剤8,即ち天然ゴム、合成天然ゴム又はSIS,SBS,SEBS,SIBS等のスチレン系熱可塑性を、ゴム又はこれらのいずれか2種以上のブレンド物に、アクリロニトリル,MMA,MAなどのアクリル酸エステルメタクリル酸エステル及びそれらの誘導体重合体からなるアクリル酸樹脂グラフト重合したプライマー100重量部にジメチルポリシロキサン又は、メチルフェニルポリシロキサン等を主成分とするオイル型シリコーン離形剤20〜1重量部を加えた下塗り剤8を当該部位に塗布する。

0029

次に、裏面長尺方向に連続的にシーラント層3を有するウエザーフードテープ1の片側を下塗り剤8上に貼着すると共に該ウエザーフードテープ1のもう一方の片側をタンク側板6に接するウエザーフード7の端部近傍位置7aに垂れ下げ、要すれば垂れ下げた該ウエザーフードテープ1をウエザーフード7の端部近傍位置7aに連続的に又は間欠的に貼着してしっかりと押さえタンク側板6とウエザーフード7の端部近傍位置7aとの間を上部から覆ってルーフプレート9とタンク側板6との間の隙間からの雨水の浸入を防止する。

0030

最後に、屋外貯蔵タンク5の検査、掃除、修理等の作業終了の経時後において、貼着部位から上記ウエザーフードテープ1を剥離するが、この際ウエザーフードテープ1のタンク側面6に残っていないかを検査する。

0031

尚、本施工方法は屋外貯蔵タンク5に石油等の内容物が入った状態で、内容物を長期間備蓄しておくような場合にも利用できるが、この場合はウエザーシール10は取り付けたまま施工する。またこのような長期間の備蓄時には、単にタンク内部への雨水の浸入を防止するだけでなく、地震等タンクの揺れにより内容物が外部へ漏洩するのを防ぐという付加的な効果も有する。

0032

更に付言すれば、プライマーとシリコーン離形剤の混合比はタンク側板6の平滑状態により決定される。即ち、タンク側板6の平滑状態が悪い場合は、シリコーン離形剤を比較的少ないめに配合する。逆に屋外貯蔵タンク5が新しく平滑状態が良好な場合は、比較的多いめに配合すると良い。但し、実験によれば20部以上のシリコーン離形剤の添加は下塗り剤8のレリーズ効果を強めすぎて、ウエザーフードテープ1がタンク側板6より剥落する恐れがあるので好ましくなく、1部以下ではレリーズ効果を得ないか極めて弱いので好ましくない。

0033

即ち、プライマー中のシリコーン離形剤は経時によりプライマー表面に移行し、レリーズとして働きを示すようになる。この場合、シリコーン離形剤の添加が多いとウエザーフードテープ1との界面により多く移行してしまい、立直、湾曲したタンク側板6に貼着されたウエザーフードテープ1は、自重で剥落してしまう。逆に、シリコーン離形剤の量が少ないと離形剤はなかなかプライマー表面に移行せず、移行しても部分的な移行となり、ウエザーフードテープ1の剥離作業時にタンク側板6上に部分的なシーラント層3の糊残りを生じる恐れがある。

0034

実施例1.厚さ1.0mm、幅350mm、長さ10mの透明ゴムシート基材の裏面の両方の端部に幅50mm、厚さ2mmのシーラント層を設けたウエザーフードテープ23枚を用いて6万5千キロリットルの浮動屋根形屋外貯蔵石油タンク側板6とウエザーフード7との間の隙間を覆う施工工事(下塗り剤処理含む)を行い、テープ貼着期間中及び6カ月後の状態を観察したところ表1のごとき結果を得た。

0035

0036

透明ゴムシート配合
部数
イソプレンゴム65
ブタジエンゴム20
塩素化ポリエチレン15
炭素マグネシウム10
無 水 珪 酸 15
ライトエステル
(トリエチレングリコールエステル) 5
老 防 2
O C 1
パーオキサイド1

0037

下塗り剤配合
部数
下記のプライマー100
ジメチルポリシロキサン10
(オイル型シリコーン離型剤
プライマー
部数
天然ゴム50
アクリル酸エステル25
無水マレイン酸10
促進剤 0.5
パーオキサイド1.5
溶剤200
計 287

0038

上記表1に見られるごとく本発明ウエザーフードテープは、6カ月の貼着期間中においてタンク側板6からの剥落が無く、タンク内部への雨水の浸入も無かった。また、6カ月後のタンク側板6からのテープ剥離作業においてもタンク側板6への糊残りは無く、極めて容易な作業性を有していた。

0039

実施例2.厚さ0.35mm、幅330mm、長さ10mのビニルシートの基材の裏面の一方の端部に幅50mm、厚さ2mm、のシーラント層を設けたウエザーフードテープ23枚を用いて6万5千キロリットルの浮動屋根形屋外貯蔵石油タンクの側板6とウエザーフード7との間の隙間を覆う施工工事(下塗り剤処理含む)を行いテープ貼着期間中及び6カ月後の状態を観察したところ表2の結果を得た。

0040

0041

上記表2に見られるごとく、本発明ウエザーフードテープは6カ月の貼着期間中においてタンク側板からの剥落が無く、タンク内部への雨水の浸入も無かった。又、6カ月後のタンク側板からのテープ剥離作業においても、タンク側板へ糊残りせず極めて容易な作業性を有していた。

発明の効果

0042

以上のごとく、本発明は検査、掃除、修理等でのタンク使用停止期間中における浮動屋根形屋外貯蔵タンクの浮動屋根とタンク側板との間からタンク内部への雨水の浸入を防止できると共にタンクの検査、掃除、修理等の作業終了後には、当該貼着部位から該ウエザーフードテープを容易に引き剥がすことができて作業時間の短縮化が図れるという効果が得られる。

図面の簡単な説明

0043

図1本発明のウエザーフードテープの実施態様を示す一部破断斜視図である。
図2本発明のウエザーフードテープの実施態様を示す一部破断斜視図である。
図3本発明のウエザーフードテープの実施態様を示す一部破断斜視図である。
図4浮動屋根形屋外貯蔵タンクの縦断面図である。
図5図4の部分拡大斜視図である。

--

0044

1.ウエザーフードテープ
2.基材
2a.基材の一方の端部
2b.基材の他方の端部
3.シーラント層
4.離型紙
5.屋外貯蔵タンク
6.タンク側板
6a.ウエザーフードが接するタンク側板位置
6b.ウエザーフードテープを貼着するタンク側板位置
7. ウエザーフード
7a.ウエザーフード端部近傍位置
8.下塗り剤
9.ルーフプレート
10.ウエザーシール

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