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技術 携帯用浄水器およびその除菌剤の収納容器

出願人 株式会社菊池製作所
発明者 今井正幸岡部武雄
出願日 1995年9月13日 (24年2ヶ月経過) 出願番号 1995-235714
公開日 1997年3月25日 (22年7ヶ月経過) 公開番号 1997-075920
状態 特許登録済
技術分野 吸着による水処理 収着による水処理
主要キーワード 凹凸面状 リヤキャップ 合成樹脂剤 フロントキャップ キャップ形 吸出口 ボールホルダ 計量単位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年3月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

目的

小型化を図り、簡単な手動操作により、水源の水を連続的に吸入浄化し、注出できるようにする。

構成

全体がペン形に構成され、1はそのフロントボディで、掌握可能なシリンダ10からなり、その先端側に水の吸入部2を有する。水の吸入部2には開閉弁3を備えている。5はそのリヤボディであり、掌握可能なシリンダ50からなり、その基端側に水の注出口51を有し、その同芯上にピストン6が装着されている。ピストン6はその先端面に水の流入口61、その基端面にカートリッジ挿入用の開口62をそれぞれ備え、内部に浄化カートリッジ8が装填されている。ピストン6をフロントボディ1に挿入し、そのシリンダ10に対しリヤボディ5を押し引きする手動操作によりフロントボディ1においてピストン6が進退動作し、連続して水を吸入部2から吸入し、吸入した水を浄化カートリッジ8を通じて浄化し、浄化した水を注出口51から注出する。

概要

背景

この種、従来の携帯用浄水器の一つに、ストロー式浄水器が市販品として既に提供されている。

このストロー式の浄水器は、先端に水の吸入口を有する細長円筒形の本体と、前記本体の基端側に連続するストロー形の水の吸出口とを備え、本体内部に浄化剤充填するとともに、水の吸入口および吸出口にフィルタを配設した構造になっている。

その使い方は簡単で、水源からコップ等の容器に水を取り、これに除菌剤により除菌を施してから、浄水器先端側の吸水口を水の中に入れ、ストロー形の水の吸出口を口にくわえ吸引することにより、水が吸入口から本体内に吸い込まれて浄化剤により浄化され、その浄化した水を吸出口から吸飲する。

この種の浄水器ではまた、水の浄化に際して、水源から採取した水を予め除菌しておく必要があり、これに除菌剤が用いられている。したがって、浄水器に付属して除菌剤が携行される。除菌剤は、水の量に応じて適量が決められていることから、除菌剤の収納容器計量器が備えられている。この種の容器は一般に、上面に開口を有し、その周囲にねじを備えた容器本体が用いられ、容器本体の開口内に圧入される内蓋と、容器本体にその開口周囲のねじに螺合して被着される外蓋とを備え、内蓋に計量スプーンが一体に設けられている。その使用に際して、外蓋および内蓋を容器本体から取り外し、内蓋に備えた計量スプーンで容器本体内に収容された除菌剤を掬い取り、そのすりきり一杯計量単位として水の中に投入する。

概要

小型化を図り、簡単な手動操作により、水源の水を連続的に吸入浄化し、注出できるようにする。

全体がペン形に構成され、1はそのフロントボディで、掌握可能なシリンダ10からなり、その先端側に水の吸入部2を有する。水の吸入部2には開閉弁3を備えている。5はそのリヤボディであり、掌握可能なシリンダ50からなり、その基端側に水の注出口51を有し、その同芯上にピストン6が装着されている。ピストン6はその先端面に水の流入口61、その基端面にカートリッジ挿入用の開口62をそれぞれ備え、内部に浄化カートリッジ8が装填されている。ピストン6をフロントボディ1に挿入し、そのシリンダ10に対しリヤボディ5を押し引きする手動操作によりフロントボディ1においてピストン6が進退動作し、連続して水を吸入部2から吸入し、吸入した水を浄化カートリッジ8を通じて浄化し、浄化した水を注出口51から注出する。

目的

本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、携帯性の一層の向上を図り、簡単な手動操作により、水源の水を連続的に浄化することができるようにして、その使用上浄化剤を口に含むようなことがなく、また浄化した水を複数人に供給することのできる携帯用浄水器を提供することを目的とする。

本発明はまた、除菌剤の使用に際し、除菌剤の計量、取り出しを手を汚すことなしに行うことのできる除菌剤の収納容器を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

掌握可能なシリンダからなり、その先端側に水の吸入部を有するフロントボディと、前記フロントボディとほぼ同径で別体に成形され、掌握可能なシリンダからなり、その基端側に水の注出口を有し、前記フロントボディとは軸方向に直列に、かつ前記フロントボディに対して軸方向に相対運動可能に配置されたリヤボディと、前記フロントボディのシリンダ内摺動可能に形成され、その先端面に水の流入口を、その基端面にカートリッジ挿入用の開口をそれぞれ有し、前記リヤボディに対し同芯的に着脱可能に装着されたピストンと、先端面に水の流入口を有し、基端面に水の流出口を有し、前記ピストン内に嵌合可能なカートリッジケース浄化剤充填するとともに前記水の流入口および流出口にフィルタを配設した一体構造からなり、前記ピストン内に着脱可能に装填された浄化カートリッジと、前記水の吸入部に配置されて前記ピストンの進退動作に応じて開閉する開閉弁とを備えた携帯用浄水器

請求項2

フロントボディ先端側の水の吸入部およびリヤボディ基端側の水の注出口にそれぞれ連結可能なチューブを備えている請求項1記載の携帯用浄水器。

請求項3

フロントボディに水の吸入部および/またはこれに連結するチューブを閉塞可能なフロントキャップを一体的に備え、リヤボディに水の注出口および/またはこれに連結するチューブを閉塞可能なリヤキャップを一体的に備えている請求項1または2記載の携帯用浄水器。

請求項4

開閉弁は水の吸入部の水の流路上に画成された吸水室と、前記吸水室内を移動可能に配置された球体とを備え、ピストンの進退動作による前記球体の変位により前記水の流路を開閉する請求項1から3のいずれかに記載の携帯用浄水器。

請求項5

リヤボディおよびフロントボディの表面に滑り止め用凹凸面を備えている請求項1から4のいずれかに記載の携帯用浄水器。

請求項6

フロントボディまたはリヤボディにクリップを備え、全体がペン形に構成されている請求項1から5のいずれかに記載の携帯用浄水器。

請求項7

ピストンを、リヤボディに代えて、フロントボディに装着し、リヤボディを水の吸入側とし、フロントボディを水の注出側として各部を反転した構成に変えた請求項1から6のいずれかに記載の携帯用浄水器。

請求項8

上面に開口を有する容器本体と、前記容器本体の上面開口を塞ぐ蓋とを有し、前記蓋の内側面に計量スプーンを一体的に備えている浄水器用除菌剤収納容器

請求項9

計量スプーンの基端部に固定板を一体に備え、蓋の内側面に対して両面接着テープにより固定するようにした請求項7記載の浄水器用除菌剤の収納容器。

技術分野

0001

本発明は、携帯性に優れ、水道設備のない地域や水道事情の悪い地域で、あるいは災害などにより水道水の供給が断たれたような非常時の場所で、川や池、あるいは風呂等の水の浄化に使用する携帯用浄水器およびその水の浄化に用いる除菌剤収納容器に関する。

背景技術

0002

この種、従来の携帯用浄水器の一つに、ストロー式浄水器が市販品として既に提供されている。

0003

このストロー式の浄水器は、先端に水の吸入口を有する細長円筒形の本体と、前記本体の基端側に連続するストロー形の水の吸出口とを備え、本体内部に浄化剤充填するとともに、水の吸入口および吸出口にフィルタを配設した構造になっている。

0004

その使い方は簡単で、水源からコップ等の容器に水を取り、これに除菌剤により除菌を施してから、浄水器先端側の吸水口を水の中に入れ、ストロー形の水の吸出口を口にくわえ吸引することにより、水が吸入口から本体内に吸い込まれて浄化剤により浄化され、その浄化した水を吸出口から吸飲する。

0005

この種の浄水器ではまた、水の浄化に際して、水源から採取した水を予め除菌しておく必要があり、これに除菌剤が用いられている。したがって、浄水器に付属して除菌剤が携行される。除菌剤は、水の量に応じて適量が決められていることから、除菌剤の収納容器に計量器が備えられている。この種の容器は一般に、上面に開口を有し、その周囲にねじを備えた容器本体が用いられ、容器本体の開口内に圧入される内蓋と、容器本体にその開口周囲のねじに螺合して被着される外蓋とを備え、内蓋に計量スプーンが一体に設けられている。その使用に際して、外蓋および内蓋を容器本体から取り外し、内蓋に備えた計量スプーンで容器本体内に収容された除菌剤を掬い取り、そのすりきり一杯計量単位として水の中に投入する。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記従来の浄水器では、本体基端側の水の吸出口を口でくわえて吸引するため、最初の吸い出しのときに出てくる浄化剤の粉を口に含んでしまい、安心して吸飲することができないという問題があった。

0007

また、口での吸い出しのため、一人専用であり、複数人の使用に適していないという問題があった。

0008

また、従来の除菌剤の収納容器では、計量スプーンを容器本体の開口に圧入する内蓋に設けているため、内蓋には除菌剤が付着しやすく、除菌剤の使用に際し、計量スプーンを持つ手に除菌剤が付いて汚れてしまうという問題があった。この除菌剤が手に付いていると、その手で目をこすったり、や口を触ったりして除菌剤が目、鼻、口に入る虞がある。除菌剤が付いた手でつい目をこすってしまい、目に充血を引き起こすようなことがあり、除菌剤を手に付けないように、あるいは除菌剤を手に付けたままにしないように、その取扱い上、十分な注意が必要である。

0009

本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、携帯性の一層の向上を図り、簡単な手動操作により、水源の水を連続的に浄化することができるようにして、その使用上浄化剤を口に含むようなことがなく、また浄化した水を複数人に供給することのできる携帯用浄水器を提供することを目的とする。

0010

本発明はまた、除菌剤の使用に際し、除菌剤の計量、取り出しを手を汚すことなしに行うことのできる除菌剤の収納容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記前者の目的を達成するために、本発明による携帯用浄水器は、掌握可能なシリンダからなり、その先端側に水の吸入部を有するフロントボディと、フロントボディとほぼ同径で別体に成形され、掌握可能なシリンダからなり、その基端側に水の注出口を有し、フロントボディとは軸方向に直列に、かつフロントボディに対して軸方向に相対運動可能に配置されたリヤボディと、フロントボディのシリンダ内摺動可能に形成され、その先端面に水の流入口を、その基端面にカートリッジ挿入用の開口をそれぞれ有し、リヤボディに対し同芯的に着脱可能に装着されたピストンと、先端面に水の流入口を、基端面に水の流出口をそれぞれ有し、ピストン内に嵌合可能なカートリッジケースに浄化剤を充填するとともにその水の流入口および流出口にフィルタを配設した一体構造からなり、ピストン内に着脱可能に装填された浄化カートリッジと、水の吸入部に配置されてピストンの進退動作に応じて開閉する開閉弁とを備えたものである。

0012

本発明はまた、上記構成において、フロントボディ先端側の水の吸入部およびリヤボディ基端側の水の注出口にそれぞれ連結可能なチューブを備えたものである。

0013

本発明はまた、上記各構成において、フロントボディに水の吸入部および/またはこれに連結するチューブを閉塞可能なフロントキャップを一体的に備え、リヤボディに水の注出口および/またはこれに連結するチューブを閉塞可能なリヤキャップを一体的に備えたものである。

0014

本発明はまた、上記各構成において、開閉弁が水の吸入部の水の流路上に画成された吸水室と、吸水室内を移動可能に配置された球体とを備え、ピストンの進退動作による球体の変位により水の流路を開閉するようにしたものである。

0015

本発明はまた、上記各構成において、リヤボディおよびフロントボディの表面に滑り止め用凹凸面を備えたものである。

0016

本発明はまた、上記各構成において、フロントボディまたはリヤボディにクリップを備え、全体をペン形に構成したものである。

0017

本発明はまた、ピストンを、リヤボディに代えて、フロントボディに装着し、リヤボディを水の吸入側とし、フロントボディを水の注出側として各部を反転した構成に変えたものである。

0018

また、本発明による除菌剤の収納容器は、上面に開口を有する容器本体と、容器本体の上面開口を塞ぐ蓋とを有し、蓋の内側面に計量スプーンを一体的に備えたものである。

0019

本発明はまた、上記構成において、計量スプーンの基端部に固定板を一体に備え、蓋の内側面に対して両面接着テープにより固定するようにしたものである。

0020

本発明の携帯用浄水器は、上記各構成により、次のように使用され、次のような作用を有する。

0021

その使用に際して、まず、一方の手でフロントボディを持ち、その水の吸入口を水源の中に入れる。次いで、他方の手でリヤボディを握り、これをフロントボディから引き離していくと、フロントボディ内においてピストンの後退動作により水の吸入部の開閉弁が開き、水が吸入され、フロントボディのシリンダ内に吸入されていく。ある程度水を吸入したところで、今度はリヤボディをフロントボディに押し戻していくと、フロントボディ内においてピストンの前進動作によりその加圧で開閉弁を閉じると同時に、吸入された水がピストン先端面の水の流入口を通じ、浄化カートリッジの水の流入口からフィルタを通して浄化カートリッジ内部に進入し、その浄化剤により浄化されて、浄化カートリッジ基端面の水の流出口からフィルタを通して流出され、リヤボディの水の注出口から浄化水が注出される。この浄化水をバケツやコップ等の容器で受ける。

0022

このように、本発明によれば、手操作によりフロントボディに対してリヤボディを押し引きする簡単な動作により、水源の水を連続的に吸入浄化し、注出することができる。

0023

また、浄化剤およびフィルタを一体化してカートリッジ式にしていることにより、浄化剤やフィルタの浄化能力が低下したときに、その交換を簡単に行うことができる。

0024

また、本発明においては、フロントボディの水の吸入部およびリヤボディの水の注出口に連結用のチューブを備えることにより、これらチューブを水源からの水の採取形態や浄化水の供給形態に応じて用いることで、水の採取や供給を容易に行うことができる。

0025

また、本発明においては、フロントキャップ、リヤキャップを一体的に備えることにより、その不使用時、フロントボディの水の吸入部またはこれに連結したチューブと、リヤボディの水の注出口またはこれに連結したチューブとをそれぞれ塞ぐことができ、浄水器内部を保護することができる。また、各キャップを各ボディに一体的に備えることにより、各キャップの取り付け、取り外しに際してその紛失を防止することができる。

0026

また、本発明においては、開閉弁に、水の吸入部の水の流路上に画成された吸水室と、吸水室内を移動可能に配置された球体とを用いることにより、簡単な構造で、水の流路の開閉を円滑に行うことができる。

0027

また、本発明においては、リヤボディおよびフロントボディの表面に凹凸面状滑り止めを備えることにより、各ボディの握りを確実にし、ピストンの押し引き操作を容易かつ確実に行うことができる。

0028

また、本発明においては、フロントボディまたはリヤボディにクリップを設け、全体をペン形に構成することにより、衣服ポケットベルトに簡単に固定できるとともに、装身具外観を得ることができ、携帯性の一層の向上を図ることができる。

0029

また、本発明においては、ピストンをフロントボディに装着し、フロントボディを水の注出側とし、リヤボディを水の吸入側として各部を反転した構成に変えてもよく、同様の作用効果を得ることができる。

0030

本発明の除菌剤の収納容器は、次のように使用され、次のような作用効果を有する。まず、容器本体からを蓋を外し、その内側面に一体の計量スプーンを用いて容器本体から除菌剤を必要な量だけ掬い取る。したがって、容器本体から取り外した蓋を握り部分として計量スプーンを使用するので、手を汚すことなく、簡単に除菌剤を取り扱うことができる。

0031

また、本発明においては、計量スプーンの基端部に固定板を一体に備え、蓋の内側面に対して両面接着テープで固定することにより、構造が簡単であり、コストの低減を図ることができる。

0032

まず、本発明の一実施例による携帯用浄水器の構成について図1を用いて説明する。図1において、1は携帯用浄水器のフロントボディであり、片手で掌握可能なシリンダ10からなり、その先端側に水の吸入部2を備え、この水の吸入部2には開閉弁3が配設されている。なお、これら各部は抗菌剤入り合成樹脂剤により形成されている。

0033

このフロントボディ1に用いるシリンダ10は、図2に示すように、その先端側となる一端面に口細に突出する連結口部11を備え、その周面にねじ12が設けられている。一方、その他端面は開放面13になっている。また、シリンダ10の表面は、これを掌握する際の滑り止め14として、凹凸面状に形成されている。

0034

水の吸入部2は、シリンダ10先端の連結口部11と、この連結口部11に対しそのねじ12に螺合して被着される水吸引口21とからなる。水吸引口21は、図3に示すように、先端の口細の吸引口部211と、これにスカート状に広がる被着部212とを備え、被着部212内部が吸引口部211側の小径部213と開放端側の大径部214とからなり、大径部214の内周にねじ215が設けられている。また被着部212の終端外周にその円周方向に沿って凹凸状のつまみ部216を備え、水吸引口21をそのつまみ部216に指を添えてつまみ、内周のねじ215を連結口部11のねじ12を合わせて螺着するようになっている。

0035

開閉弁3は、水の吸入部2の水の流路上に画成された吸水室31と、この吸水室31内を移動可能に配置されたボール32とを備えている。吸水室31は2つのボールホルダ33、34により組み立てられ、その一方のボールホルダ33は、図4に示すように、シリンダ10の連結口部11内に嵌合可能なパイプ材からなり、その一端側に連結口部11周縁係合可能なフランジ331を有し、このフランジ331側の開口332に対して、その反対側の開口333が小径になっている。また、図4に示すように、その周面の相互に対向する2箇所に、周面の中間部から軸方向に向け小径の開口333にかけて水を逃がすためのスリット334が形成されている。これに対して、その他方のボールホルダ34は、図5に示すように、水吸引口21の内部においてその小径部213に嵌合可能なパイプ材からなり、その一端側に小径部213と大径部214との段差部分に係合可能なフランジ341を有し、このフランジ341側の開口342に対して、その反対側の開口343が小径になっている。そして、図1に示したように、一方のボールホルダ33が連結口部11内に、他方のボールホルダ34が水吸引口21内にそれぞれ嵌め込まれ、水吸引口21を連結口部11に結合することにより、各ボールホルダ33、34の各フランジ331、341が相互に衝接されてそこに吸水室31が形成される。一方、ボール32に各ボールホルダ33、34のフランジ331、341側の開口332、342の径よりも小さく、その反対側の開口333、343の径よりも大きいものを用いている。

0036

また、4はフロントボディ1の水の吸入部2を閉塞可能なフロントキャップであり、図6に示すように、シリンダ10の連結口部11に被着可能なキャップ部41とベルト部42とリング部43とを一体に備えている。また、キャップ部41の頭部には少し小径のチューブ閉塞用のハット部44が連続して形成されている。このフロントキャップ4は、そのリング部43を連結口部11の回りに配置してシリンダ10と水吸引口21との間に固定され、フロントボディ1に一体的に装着されている。

0037

図1において、5はフロントボディ1に対して別体のリヤボディであり、片手で掌握可能なシリンダ50からなり、その基端側に水の注出口51を有している。このリヤボディ5にピストン6が装着され、フロントボディ1に対して直列に、かつその軸方向に相対運動可能に配置されている。なお、これら各部は抗菌剤入りの合成樹脂材により形成されている。

0038

リヤボディ5のシリンダ50は、フロントボディ1に用いたシリンダ10と同径で、軸方向の長さをフロントボディ1に比して少し短く成形され、図7に示すように、その基端側になる一端面に水の注出口51を口細に突出して設け、さらにその周囲に周壁部52を設けている。これに対し、その他端は、後述するピストン6の挿入口53として開放され、その内周面にねじ54が設けられている。また、このシリンダ50の表面には、その中間部分にこれを掌握する際に滑り止め55として機能する凹凸面が形成され、さらにその一部に形に突出するクリップ56が一体に設けられている。

0039

また、図1中、7はリヤボディ5の水の注出口51を閉塞可能なリヤキャップであり、フロントキャップ4と同様な構成からなる。このリヤキャップ7は、そのリング部43を水の注出口51周囲の周壁部52に圧入により嵌め込まれ、リヤボディ5に一体的に装着されている。

0040

ピストン6は、フロントボディ1のシリンダ10内を摺動可能な外径を有し、図8に示すように、その先端面に水の流入口61がシリンダ10の連結口部11とほぼ同径の小穴状に形成され、その後端面が後述する浄化カートリッジ8挿入用の開口62として開放されている。さらに、その周面には、先端側にOリング用の取付溝63が形成されてそこにOリング64が取り付けられ、基端側にリヤボディ5との連結部分としてねじ65が形成されている。

0041

このピストン6には浄化カートリッジ8により浄化剤およびフィルタが一体的に備えられている。浄化カートリッジ8は、図9に示すように、ピストン6内に嵌合可能な、ピストン6よりも長いパイプ材からなり、その先端側になる一端面に水の流入口82を有し、その他端面に水の流出口83を有するカートリッジケース81を用い、このカートリッジケース81内に浄化剤84を充填され、両端の水の流入口82および流出口83にフィルタ85がリング状のフィルタ押さえ部材86により固定して配置されている。87はOリングであり、カートリッジケース81の先端側に形成した取付溝88に嵌め込まれている。89はそれぞれキャップであり、その使用前の常態として水の流入口82および流出口83を塞ぎ、浄化剤84を保護している。したがって、この浄化カートリッジ8を使用するときに、カートリッジケース81から各キャップ89を取り外す。なお、浄化剤84に、銀塩活性炭コーラルサンゴ等を用いている。

0042

このような構成の浄化カートリッジ8がピストン6内に挿入され、ピストン6の開口62からはみ出た部分の上にリヤボディ5を被せてそのねじ54をピストン6周面基端側のねじ65に螺合連結することにより、ピストン6が浄化カートリッジ8を内蔵した状態でリヤボディ5に対し同芯上に一体的に装着される。

0043

そして、ピストン6をフロントボディ1のシリンダ10内に挿入してフロントボディ1とリヤボディ5とを衝接させて連続的に合わせることで、図1に示すような、所謂ペン形の構成を採り、これを不使用時の通常の態様とする。

0044

図10において、9はこの浄水器の付属品として用いられる透明チューブであり、フロントボディ1の水吸引口21の吸引口部211と、リヤボディ5の水の注出口51とに圧入により連結可能になっている。

0045

次に、上記実施例における浄水器の使用方法およびその作用効果について図1を参照しながら説明する。なお、この使用方法においては、バケツなどの比較的大きな容器を2個用意し、その一方の容器に水源から採取した水を収容し、これに予め適量の除菌剤を投入し、よく混ぜて除菌を施しておく。他方の容器は浄化した水の収容用として用いる。

0046

そしてまず、この浄水器の両端、水吸引口21と水の注出口51とにそれぞれ付属品の透明チューブ9を連結し、水の吸入部2側の透明チューブ9を一方の容器に収容した浄化前の水の中に投入する一方、水の注出口51側の透明チューブ9をもう一方の容器に投入する。続いて、一方の手でフロントボディ1を握り持ち、他方の手でリヤボディ5を握って、これをフロントボディ1から引き離していくと、フロントボディ1におけるピストン6の後退動作により水の吸入部2の開閉弁3が開き、すなわち吸水室31でボール32が連結口部11側のボールホルダ33側に移動して、その小径の開口333を塞ぐ一方、水吸引口21の小径の開口343を開いて、水吸引口21の吸引口部211から水が吸水室31に吸入され、連結口部11側のボールホルダ33に形成されたスリット334を通じてフロントボディ1のシリンダ10内に送り込まれていく。

0047

ある程度水が吸入されたところで、今度はリヤボディ5をフロントボディ1に押し戻していくと、ピストン6の前進動作の圧力で開閉弁3が閉じ、すなわち吸水室31でボール32が水吸引口21側に移動してその小径の開口343を塞ぎ、これにより、吸入された水がピストン6先端面の水の流入口61を通じて浄化カートリッジ8の水の流入口82からフィルタ85を通してカートリッジケース81内部に進入し、浄化剤84により浄化され、その基端面の水の流出口83からフィルタ85を通して送り出される。そして、リヤボディ5の水の注出口51から浄化水が流出され、透明チューブ9を通って容器に注出される。

0048

浄水器の不使用時にあっては、フロントボディ1の水吸引口21の吸引口部211をフロントキャップ4のキャップ部41を被せて塞ぎ、リヤボディ5の水の注出口51をリヤキャップ7のキャップ部41を被せて塞ぐことで、各ボディ1、5内の水の流路を外部と遮断して、その水の流路を保護する。また、水吸引口21、水の注出口51にそれぞれ透明チューブ9を連結したままであれば、各キャップ部41頭部のハット部44をそれぞれ透明チューブ9の口に圧入することで同様に、各ボディ1、5内の水の流路を外部と遮断して、その水の流路を保護する。

0049

このように上記実施例によれば、手操作によりフロントボディ1に対してリヤボディ5を押し引きする簡単な動作で、水源の水を連続的に吸入浄化することができる。したがって、この浄水器から注出された水をバケツに貯めたり、コップに入れたりすることができるので、浄化剤の粉を知らずに口に含むようなことがなく、安心して水を飲むことができる。また、水源の水を連続して浄化できることにより、浄化した水を複数人に供給することができる。

0050

また、上記実施例によれば、フロントボディ1にフロントキャップ4を備え、リヤボディ5にリヤキャップ7を備えているので、使用しないときに水の吸入部2や注出口51を塞いで浄水器内部を保護することができ、各キャップ4、7を各ボディ1、5に一体的に備えていることにより、各キャップ4、7の取り付け、取り外しに際してその紛失を防止することができる。

0051

また、上記実施例によれば、フロントボディ1先端側の水の吸入部2およびリヤボディ5基端側の水の注出口51に透明チューブ9を連結するようにしているので、これらの透明チューブ9を、水源からの水の採取形態や浄化水供給先への送り出し形態に応じて選択的に用いることで、水の採取や浄化水の供給を円滑かつ確実に行うことができる。

0052

また、上記実施例によれば、ピストン6の内部に嵌合可能なカートリッジケース81に浄化剤84とフィルタ85を一体に組み込んだ浄化カートリッジ8を用い、これをピストン6内に装填しているので、浄化剤84や各フィルタ85の浄化能力が低下した場合に、その取り替え作業を素早く行うことができる。

0053

また、上記実施例によれば、開閉弁3に、水吸引口21に配置したボールホルダ34と連結口部11に配置したボールホルダ33とで画成された吸水室31と、1個のボール32とで構成した簡単な弁構造を用いていることにより、その開閉が円滑であり、水の吸入および送り出しを容易かつ確実に行うことができる。

0054

また、上記実施例によれば、フロントボディ1およびリヤボディ5の表面に凹凸状の滑り止め14、55を設けていることにより、各ボディ1、5のグリップ感が良好で、ピストン6の進退動作を円滑に行うことができる。

0055

また、上記実施例によれば、リヤボディ5にクリップ56を備え、全体をペン形に構成したことで、衣服のポケットやベルトに簡単に固定できるとともに、道具といったイメージをなくし、装身具性を持たせた良好な外観を得ることができ、携帯性の一層の向上を図ることができる。

0056

また、この浄水器は、既に説明してあるように、全体が組み立て式であるため、分解が可能であり、浄化カートリッジ8にあっては交換を要するものの、その他各部を個々に洗浄することができ、そのメンテナンスが簡単で、長期間に亘って使用することができる。

0057

また、本実施例においては、ピストン6を、リヤボディ5に代えて、フロントボディ1に装着し、リヤボディ5を水の吸入側とし、フロントボディ1を水の注出側として各部を反転した構成に変えてもよく、水の吸入、注出方向が反対になることが異なり、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。

0058

次に、本発明の一実施例による除菌剤の収納容器について図11を用いて説明する。図11において、110は容器本体であり、上面に開口111を有し、開口111の周囲にねじ112が設けられている。113はその蓋であり、容器本体110の上面開口111を被覆可能なキャップ形で、その内周面に図示されないねじを有し、その内側面に計量スプーン114が一体的に備えられている。この計量スプーン114は、図12に示すように、細長い板材からなり、その先端に計量用の溝115が形成され、その基端部に薄板状の固定板116が一体に備えられている。固定板116の裏面には、図11に示したように、両面接着テープ117がその片側接着により固定され、もう一方の片側接着面が剥離紙118により保護されている。初期の態様では、計量スプーン114を容器本体110内に挿入してその固定板116を容器本体110の開口111に乗せ、その上から蓋113を絞め込んでいる。

0059

次に上記実施例の収納容器の使用方法およびその作用効果ついて説明する。この収納容器に除菌剤を収納する場合、まず、容器本体110からを蓋113を廻して取り外し、次いで容器本体110上面の開口111上に乗っている計量スプーン114の固定板116をつまみ上げて計量スプーン114を抜き取る。次に計量スプーン114の固定板116の裏面に貼付されている両面接着テープ117から剥離紙118を剥がし取り、その接着面を蓋113の内側面に合わせて接合し、計量スプーン114と蓋113とを一体化する。

0060

除菌剤を取り扱う場合は、収納容器から蓋113を取り外し、この蓋113を把手代わりに用いて計量スプーン114を持ち、容器本体110から除菌剤を必要な量だけ掬い取り、水の中に投入する。計量は計量スプーン114先端の計量用の溝115にすりきり一杯を計量単位とする。

0061

このように、上記実施例によれば、容器本体11から取り外した蓋113を持ったまま、蓋113に一体の計量スプーン114で除菌剤を掬うようにしているので、手を汚すことなしに、手早く除菌剤を計量し、取り出すことができる。また、計量スプーン114を蓋113の内側面に両面接着テープ117により固定するようにしているので、構造が簡単であり、コストの低減を図ることができる。

0062

なお、計量スプーン114の蓋113の内側面に対する一体化には、溶着その他の接合手段を用いることができる。

発明の効果

0063

上記実施例から明らかなように、本発明の携帯用浄水器によれば、手で握ることができる大きさに小型化しているので、極めて携帯性に優れ、また、簡単な手動操作で水源から水を連続的に吸入し、浄化して注出できるようにしているので、浄化した水をバケツやコップなどの容器に取ることができ、したがって、浄化剤の粉を口に含んでしまうようなことがなく、また、浄化した水を複数人に供給することができる。

0064

また、本発明の除菌剤の収納容器によれば、容器本体から取り外した蓋に一体的な計量スプーンにより除菌剤の計量、取り出しができるので、手を除菌剤で汚すことなしに手早く除菌剤を取り扱うことができる。

図面の簡単な説明

0065

図1(a)本発明の一実施例における携帯用浄水器の先端面図
(b)同携帯用浄水器の側面断面図
図2同携帯用浄水器のフロントボディを構成するシリンダの拡大側面断面図
図3(a)同携帯用浄水器の水の吸入部を構成する水吸引口の拡大先端面図
(b)同水吸引口の拡大側面断面図
図4(a)同携帯用浄水器の開閉弁の吸水室を構成する一方のボールホルダの拡大先端面図 (b)同ボールホルダの拡大側面断面図
(c)同ボールホルダの拡大後端面図
図5同携帯用浄水器の開閉弁の吸水室を構成する他方のボールホルダの拡大側面断面図
図6(a)同携帯用浄水器に備えたフロントキャップの拡大平面図
(b)同フロントキャップの拡大側面断面図
図7(a)同携帯用浄水器のリヤボディを構成するシリンダの拡大側面断面図
(b)同シリンダの拡大側面図
図8同携帯用浄水器のピストンの拡大側面断面図
図9同携帯用浄水器に用いる浄化カートリッジの拡大側面断面図
図10同携帯用浄水器に用いる透明チューブの拡大斜視図
図11本発明の一実施例における除菌剤の収納容器の拡大分解斜視図
図12(a)同収納容器に用いる計量スプーンの拡大側面断面図
(b)同計量スプーンの拡大平面図

--

0066

1フロントボディ
10シリンダ
11連結口部
12 ねじ
13開放面
14滑り止め
2 水の吸入部
21 水吸引口
211 吸引口部
212被着部
213小径部
214 大径部
215 ねじ
216 つまみ部
3開閉弁
31吸水室
32ボール
33ボールホルダ
331フランジ
332 開口
333 開口
334スリット
34 ボールホルダ
341 フランジ
342 開口
343 開口
4フロントキャップ
41キャップ部
42ベルト部
43リング部
44ハット部
5リヤボディ
50 シリンダ
51 水の注出口
52周壁部
53ピストンの挿入口
54 ねじ
55 滑り止め
56クリップ
6 ピストン
61 水の流入口
62 開口
63取付溝
64 Oリング
65 ねじ
7リヤキャップ
8浄化カートリッジ
81カートリッジケース
82 水の流入口
83 水の流出口
84浄化剤
85フィルタ
86フィルタ押さえ部材
87 Oリング
88 取付溝
89 キャップ
9 透明チューブ
110容器本体
111 開口
112 ねじ
113 蓋
114計量スプーン
115計量用の溝
116固定板
117両面接着テープ
118剥離紙

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