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技術 部品シンボル情報作成装置およびこれを用いたCADシステム

出願人 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー
発明者 山本賢一加藤淳一遠藤貞夫
出願日 1995年9月1日 (25年3ヶ月経過) 出願番号 1995-247002
公開日 1997年3月18日 (23年9ヶ月経過) 公開番号 1997-073471
状態 特許登録済
技術分野 CAD
主要キーワード 部品取り付け穴 レジスト抜き 禁止領域情報 自動挿入機 挿入済み 部品シンボル CADデータファイル 部品外形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年3月18日)のものです。
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図面 (9)

課題

製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計ができる。

解決手段

キーボード4から部品外形部品取り付け穴およびランド、製造工程における制約禁止事項に該当する領域に関するデータが入力されると、CPU1は、前記制約禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域情報を含む部品シンボル情報を作成して部品シンボル情報マスタファイル2に記憶し、キーボード4から基板外形表示命令が入力されると、基板外形を示す基板外形情報を作成してディスプレイ5に表示させ、キーボード4から部品配置命令が入力されると、部品シンボル情報マスタファイル2から指定された部品の部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置してCADデータを作成してディスプレイ5に表示させる。

概要

背景

プリント基板設計用のCADシステムにおいて作成されるCADデータは、基板形状寸法を示す基板外形情報、配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の形状寸法および基板上の位置を示すパターン情報実装部品に関する部品シンボル情報等によって構成されている。

従来上記の部品シンボル情報は、実装される部品の形状寸法および基板上の位置や、その部品を実装するための部品取り付け穴ランド等の形状寸法および基板上の位置を示すデータ等によって構成されており、このうち部品の形状寸法、その部品を実装するための部品取り付け穴、ランド等の形状寸法等のデータはライブラリ等に予め登録されており、プリント基板設計者は、このライブラリから基板に実装する部品の部品シンボル情報を読み出し、読み出した部品シンボル情報を、素基板の情報である基板外形情報の部品実装位置に配置することにより、CADデータを作成してプリント基板の設計を行っていた。

このようなCADシステムを用いたプリント基板設計において設計者は、回路図に基づく各種の制約禁止事項、および製造工程における各種の制約や禁止事項等を考慮しながら設計を行う。

概要

製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計ができる。

キーボード4から部品の外形、部品取り付け穴およびランド、製造工程における制約禁止事項に該当する領域に関するデータが入力されると、CPU1は、前記制約禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域情報を含む部品シンボル情報を作成して部品シンボル情報マスタファイル2に記憶し、キーボード4から基板外形表示命令が入力されると、基板外形を示す基板外形情報を作成してディスプレイ5に表示させ、キーボード4から部品配置命令が入力されると、部品シンボル情報マスタファイル2から指定された部品の部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置してCADデータを作成してディスプレイ5に表示させる。

目的

本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、製造工程における制約禁止事項を容易に確認することができる部品シンボル情報を提供する部品シンボル情報作成装置、および製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計を行うことができるCADシステムを提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

部品形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法を入力するとともに、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法を入力するためのデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力されたデータに基づいて、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成する部品シンボル情報作成手段と、前記部品シンボル情報作成手段によって作成された部品シンボル情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された部品シンボル情報を出力させる出力命令を入力するための操作手段と、前記操作手段より入力された出力命令に従って前記記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を出力する出力手段とを具備することを特徴とする部品シンボル情報作成装置

請求項2

前記出力手段より出力された部品シンボル情報を画像表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段による部品シンボル情報を画像表示する表示手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の部品シンボル情報作成装置。

請求項3

前記制約禁止領域情報は、部品実装工程において使用される部品自動挿入機挿入ガイドが挿入される領域を示すものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の部品シンボル情報作成装置。

請求項4

前記制約禁止領域情報は、部品実装工程において基板に挿入された状態におけるその部品のリードクリンチ形状を示すものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の部品シンボル情報作成装置。

請求項5

前記制約禁止領域情報は、部品取り付け穴の配置禁止領域を示すものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の部品シンボル情報作成装置。

請求項6

前記制約禁止領域情報は、その部品が非絶縁部品であることを示すものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の部品シンボル情報作成装置。

請求項7

部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法を入力するとともに、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法を入力するための部品データ入力手段と、前記部品データ入力手段より入力されたデータに基づいて、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成する部品シンボル情報作成手段と、前記部品シンボル情報作成手段によって作成された部品シンボル情報を記憶する記憶手段と、基板の形状寸法を入力することによる基板外形表示命令、部品の基板上の実装位置を指定することによる部品配置命令配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の基板上の配置位置を指定し、形状寸法を入力することによるパターン配置命令を入力するための操作手段と、前記基板外形表示命令に従って基板の外形を示す基板外形情報を作成し、この基板外形情報を画像表示させるとともに、前記部品配置命令に従って前記記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置し、また前記パターン配置命令に従って配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の領域を示すパターン情報を作成し、このパターン情報を前記基板外形情報上の指定された位置に配置することにより、基板外形情報、部品シンボル情報、およびパターン情報からなるCADデータを作成し、このCADデータを画像表示させるCADデータ作成手段と、前記CADデータ作成手段による基板外形情報またはCADデータを画像表示する表示手段とを具備することを特徴とするCADシステム

請求項8

前記制約禁止領域情報は、部品実装工程において使用される部品自動挿入機の挿入ガイドが挿入される領域を示すものであることを特徴とする請求項7記載のCADシステム。

請求項9

前記制約禁止領域情報は、部品実装工程において基板に挿入された状態におけるその部品のリードクリンチ形状を示すものであることを特徴とする請求項7記載のCADシステム。

請求項10

前記制約禁止領域情報は、部品取り付け穴の配置禁止領域を示すものであることを特徴とする請求項7記載のCADシステム。

請求項11

前記制約禁止領域情報は、その部品が非絶縁部品であることを示すものであることを特徴とする請求項7記載のCADシステム。

技術分野

0001

本発明は、プリント基板を設計するCADシステム等において用いられる部品シンボル情報を作成する部品シンボル情報作成装置、およびこの部品シンボル情報作成装置によって作成された部品シンボル情報を用いてプリント基板を設計するCADシステムに関する。

背景技術

0002

プリント基板設計用のCADシステムにおいて作成されるCADデータは、基板形状寸法を示す基板外形情報、配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の形状寸法および基板上の位置を示すパターン情報実装部品に関する部品シンボル情報等によって構成されている。

0003

従来上記の部品シンボル情報は、実装される部品の形状寸法および基板上の位置や、その部品を実装するための部品取り付け穴ランド等の形状寸法および基板上の位置を示すデータ等によって構成されており、このうち部品の形状寸法、その部品を実装するための部品取り付け穴、ランド等の形状寸法等のデータはライブラリ等に予め登録されており、プリント基板の設計者は、このライブラリから基板に実装する部品の部品シンボル情報を読み出し、読み出した部品シンボル情報を、素基板の情報である基板外形情報の部品実装位置に配置することにより、CADデータを作成してプリント基板の設計を行っていた。

0004

このようなCADシステムを用いたプリント基板設計において設計者は、回路図に基づく各種の制約禁止事項、および製造工程における各種の制約や禁止事項等を考慮しながら設計を行う。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら上記のCADシステムを用いたプリント基板設計において設計者は、回路図に基づく各種の制約や禁止事項に触れているか否かについては、回路図を見直すことにより確認が可能であるが、製造工程における各種の制約や禁止事項に触れているか否かについては、これに関する視覚的な情報が存在しないため確認が非常に困難であり、このため設計されたプリント基板を実際に製造してみると、部品自動挿入機挿入ガイドが、既に挿入済みの部品に接触してしまう等の障害が発生することがあった。

0006

本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、製造工程における制約禁止事項を容易に確認することができる部品シンボル情報を提供する部品シンボル情報作成装置、および製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計を行うことができるCADシステムを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0007

上記の目的を達成するために本発明の請求項1記載の部品シンボル情報作成装置は、部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法を入力するとともに、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法を入力するためのデータ入力手段と、前記データ入力手段より入力されたデータに基づいて、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成する部品シンボル情報作成手段と、前記部品シンボル情報作成手段によって作成された部品シンボル情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された部品シンボル情報を出力させる出力命令を入力するための操作手段と、前記操作手段より入力された出力命令に従って前記記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を出力する出力手段とを具備することを特徴とするものである。

0008

また本発明の請求項2記載の部品シンボル情報作成装置は、請求項1記載の部品シンボル情報作成装置に、前記出力手段より出力された部品シンボル情報を画像表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段による部品シンボル情報を画像表示する表示手段とを加えたことを特徴とするものである。

0009

本発明の請求項3記載の部品シンボル情報作成装置は、請求項1または請求項2記載の部品シンボル情報作成装置における制約禁止領域情報が、部品実装工程において使用される部品自動挿入機の挿入ガイドが挿入される領域を示すものであることを特徴とするものであり、本発明の請求項4記載の部品シンボル情報作成装置は、前記制約禁止領域情報が、部品実装工程において基板に挿入された状態におけるその部品のリードクリンチ形状を示すものであることを特徴とするものである。

0010

また本発明の請求項5記載の部品シンボル情報作成装置は、前記制約禁止領域情報が、部品取り付け穴の配置禁止領域を示すものであることを特徴とするものであり、本発明の請求項5記載の部品シンボル情報作成装置は、前記制約禁止領域情報が、その部品が非絶縁部品であることを示すものであることを特徴とするものである。

0011

次に本発明の請求項7記載のCADシステムは、部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法を入力するとともに、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法を入力するための部品データ入力手段と、前記部品データ入力手段より入力されたデータに基づいて、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成する部品シンボル情報作成手段と、前記部品シンボル情報作成手段によって作成された部品シンボル情報を記憶する記憶手段と、基板の形状寸法を入力することによる基板外形表示命令、部品の基板上の実装位置を指定することによる部品配置命令、配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の基板上の配置位置を指定し、形状寸法を入力することによるパターン配置命令を入力するための操作手段と、前記基板外形表示命令に従って基板の外形を示す基板外形情報を作成し、この基板外形情報を画像表示させるとともに、前記部品配置命令に従って前記記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置し、また前記パターン配置命令に従って配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の領域を示すパターン情報を作成し、このパターン情報を前記基板外形情報上の指定された位置に配置することにより、基板外形情報、部品シンボル情報、およびパターン情報からなるCADデータを作成し、このCADデータを画像表示させるCADデータ作成手段と、前記CADデータ作成手段による基板外形情報またはCADデータを画像表示する表示手段とを具備することを特徴とするものである。

0012

また本発明の請求項8記載のCADシステムは、請求項7記載のCADシステムにおける制約禁止領域情報が、部品実装工程において使用される部品自動挿入機の挿入ガイドが挿入される領域を示すものであることを特徴とするものであり、本発明の請求項9記載のCADシステムは、前記制約禁止領域情報が、部品実装工程において基板に挿入された状態におけるその部品のリードクリンチ形状を示すものであることを特徴とするものである。

0013

また本発明の請求項10記載のCADシステムは、前記制約禁止領域情報が、部品取り付け穴の配置禁止領域を示すものであることを特徴とするものであり、本発明の請求項11記載のCADシステムは、前記制約禁止領域情報が、その部品が非絶縁部品であることを示すものであることを特徴とするものである。

0014

従って本発明の部品シンボル情報作成装置によれば、データ入力手段から部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法が入力され、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法が入力されると、入力されたデータに基づいて、部品シンボル情報作成手段によって、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成し、この部品シンボル情報を記憶手段に記憶し、操作手段から部品シンボル情報の出力命令が入力されると、出力手段によって記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を出力することによって、製造工程における制約禁止事項を容易に確認することができる部品シンボル情報を提供することができる。

0015

また本発明のCADシステムによれば、部品データ入力手段から部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法が入力されると、入力されたデータに基づいて、部品シンボル情報作成手段によって部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成し、作成された部品シンボル情報を記憶手段に記憶し、CADデータ作成手段によって、操作手段から基板外形表示命令が入力されると、基板外形を示す基板外形情報を作成し、この基板外形情報を表示手段に画像表示させ、操作手段から部品配置命令が入力されると、記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置し、また操作手段からパターン配置命令が入力されると、配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の領域を示すパターン情報を作成し、このパターン情報を前記基板外形情報上の指定された位置に配置することにより、基板外形情報、部品シンボル情報、およびパターン情報からなるCADデータを作成し、このCADデータを表示手段に画像表示させることによって、製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計を行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0016

図1は本発明のCADシステムの実施形態の構成を示すブロック図である。

0017

図1において、1は部品シンボル情報を作成して登録するとともに、基板外形情報およびパターン情報を作成し、これら基板外形情報、部品シンボル情報、およびパターン情報からなるCADデータを作成するCPUである。

0018

2はCPU1によって作成された部品シンボル情報を登録しておく部品シンボル情報マスタファイル、3はCPU1によって作成されたCADデータを記憶するCADデータファイルである。

0019

4はCPU1において部品シンボル情報、基板外形情報、部品シンボル情報、パターン情報、およびCADデータを作成するための各種のデータや命令を入力するためのキーボードである。

0020

5はCPU1において作成された基板外形情報やCADデータを画像表示するディスプレイである。

0021

尚、CPU1は部品シンボル情報作成手段およびCADデータ作成手段に該当し、部品シンボル情報マスタファイル2は記憶手段に該当する。

0022

またキーボード4は部品データ入力手段および操作手段に該当し、ディスプレイ5は表示手段に該当する。

0023

次に上記の構成を有する本発明のCADシステムの実施形態の動作について説明する。

0024

まずプリント基板の設計に先だって、部品シンボル情報マスタファイル2に、実装される各種の部品の部品シンボル情報を登録する。

0025

キーボード4から部品シンボル情報を作成するための、部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法等のデータが入力されると、CPU1は、入力されたデータに基づいて、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成し、この部品シンボル情報を部品シンボル情報マスタファイル2に記憶する。

0026

次に設計作業において、設計者がキーボード4からこれから設計を行うプリント基板の基板形状寸法を入力することによって基板外形表示命令を入力すると、CPU1は、入力された基板の形状寸法データに基づいて、基板の外形を示す基板外形情報を作成し、この基板外形情報をディスプレイ5に画像表示する。

0027

設計者が、ディスプレイ5の基板外形が表示された画面を見ながら、部品の実装位置を決め、キーボード4から部品の種類と実装位置を指定することによる部品配置命令を入力すると、CPU1は、指定された部品の部品シンボル情報を部品シンボル情報マスタファイル2から読み出し、この部品シンボル情報を上記の基板外形情報上の指定された実装位置に配置し、この指定された実装位置に部品シンボル情報が配置された基板外形情報、すなわち設計途中のCADデータをディスプレイ5に画像表示する。

0028

続いて設計者が、ディスプレイ5の設計途中のCADデータが表示された画面、すなわち基板外形が表示され、この基板外形の指定した位置に部品シンボル情報が表示された画面を見ながら、キーボード4から配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の基板上の配置位置を指定し、形状寸法を入力することによるパターン配置命令を入力すると、CPU1は、入力されたデータに基づいて、配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の領域を示すパターン情報を作成し、このパターン情報を上記の設計途中のCADデータ上の指定された位置に配置し、このパターン情報が配置された設計途中のCADデータをディスプレイ5に画像表示する。

0029

設計者は、このようにして上記の部品配置命令およびパターン配置命令を繰り返すことにより、基板外形情報、部品シンボル情報、およびパターン情報からなるプリント基板のCADデータを完成させる。

0030

尚、完成したCADデータおよび未完成のCADデータは必要に応じて、CADデータファイル3に保管することができる。

0031

図2は上記の実施形態において作成されたCADデータの表示例を示すものであり、図3図2の左下部分の拡大図である。

0032

図2および図3において、6は基板外形情報、7は部品外形情報、8は部品取り付けビア情報、9は挿入ガイド情報、10はパターン情報をそれぞれ示している。

0033

部品外形情報7、部品取り付けビア情報8、および挿入ガイド情報9は部品シンボル情報を構成するものである。

0034

挿入ガイド情報9は、部品実装工程における部品自動挿入機の挿入ガイドが挿入される領域を示すものであり、挿入ガイドの形状寸法等を調査し、このデータを部品シンボル情報を作成する際に入力することによって部品シンボル情報の一つとして作成され、この部品シンボル情報を用いることにより表示されるものである。

0035

部品外形情報7は実装する部品の形状を示すものであり、部品取り付け用ビア情報8は部品を実装するために基板に形成するビアに関する情報であり、部品取り付け穴情報、ランド情報レジスト抜き情報等によって構成される。

0036

従来、挿入ガイド情報9は画面に表示されなかったため、部品実装工程において挿入ガイドと接触してしまう領域に、部品を配置してしまう危険性があった。

0037

また仮にこの危険性に気付いたとしても、設計段階で挿入ガイドに配置した部品が接触するか否かを確認することは容易ではなく、最悪の場合部品実装工程において挿入ガイドと挿入済み部品との接触による部品挿入不可等の障害を引き起こし、プリント基板の再設計、あるいは部品実装工程における作業工数の増大等の事態を招く危険性があった。

0038

しかし挿入ガイド情報9を表示することによって、設計者は部品自動挿入機の挿入ガイドの領域を容易に確認することができ、部品外形情報7と挿入ガイド情報9が重ならないように設計すれば、上記の部品挿入不可等の障害を設計段階で容易に防止することができる。

0039

図4図8は上記の実施形態において作成されたCADデータにおける部品シンボル情報の表示例を示すものである。

0040

図4は挿入ガイド情報を有する部品シンボル情報の表示例である。

0041

図4において、7は部品外形情報、8は部品取り付け用ビア情報、9は挿入ガイド情報をそれぞれ示している。

0042

図5はリードクリンチ形状情報を有する部品シンボル情報の表示例である。

0043

図5において、7は部品外形情報、8は部品取り付け用ビア情報、12はリードクリンチ形状情報をそれぞれ示している。

0044

リードクリンチ形状情報12は、部品実装工程において部品自動挿入機によって基板に取り付けられた状態における部品のリード端子のクリンチ形状を示すものである。

0045

このリードクリンチ形状情報12を表示することによって、設計者は実装後における各部品のリード端子どうしの接触の有無を容易に確認することができ、リード端子どうしの接触による不良の発生を防止することができる。

0046

図6はビア禁止情報を有する部品シンボル情報の表示例である。

0047

図6において、7は部品外形情報、8は部品取り付け用ビア情報、13はビア禁止情報をそれぞれ示している。

0048

ビア禁止情報13は、部品取り付け用ビア8と同一線上で、同一ピッチの位置に、部品取り付けビア8の穴径近似する穴径を有するパターン切り返し用ビア等が配置されると、人手による部品挿入の際に誤挿入を生じることがあるので、これを防止するためにパターン切り返し用ビア等の配置を禁止する領域を示すものである。

0049

このビア禁止情報13を表示することによって、設計者がビア配置禁止領域にパターン切り返し用ビア等を誤って配置することを防止することができる。

0050

図7は非絶縁部品情報を有する部品シンボル情報の表示例である。

0051

図7において、7は部品外形情報、8は部品取り付け用ビア情報、14は非絶縁部品情報をそれぞれ示している。

0052

非絶縁部品情報14は、部品外形情報7によって示される部品が非絶縁部品であることを示すものである。

0053

この非絶縁部品情報14を表示することによって、設計者が非絶縁部品の下に、配線パターンやビアを誤って配置することを防止することができる。

0054

図8は挿入ガイド情報、リードクリンチ形状情報、およびビア禁止情報を有する部品シンボル情報の表示例である。

0055

図8において、7は部品外形情報、8は部品取り付け用ビア情報、9は挿入ガイド情報、12はリードクリンチ形状情報、13はビア禁止情報をそれぞれ示している。

0056

このように本実施形態によれば、キーボード4から部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法が入力されると、CPU1は、入力されたデータに基づいて、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成し、作成した部品シンボル情報を部品シンボル情報マスタファイル2に記憶し、キーボード4から基板外形表示命令が入力されると、基板外形を示す基板外形情報を作成し、この基板外形情報をディスプレイ5に表示させ、キーボード4から部品配置命令が入力されると、部品シンボル情報マスタファイル2から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置し、またキーボード4からパターン配置命令が入力されると、配線パターンおよびこの配線パターンの切り返し穴の領域を示すパターン情報を作成し、このパターン情報を前記基板外形情報上の指定された位置に配置することにより、基板外形情報、部品シンボル情報、およびパターン情報からなるCADデータを作成し、このCADデータをディスプレイ5に表示させることによって、製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計を行うことができる。

発明の効果

0057

以上説明したように、本発明の部品シンボル情報作成装置によれば、データ入力手段から部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法が入力され、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法が入力されると、入力されたデータに基づいて、部品シンボル情報作成手段によって、部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成し、この部品シンボル情報を記憶手段に記憶し、操作手段から部品シンボル情報の出力命令が入力されると、出力手段によって記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を出力することによって、製造工程における制約禁止事項を容易に確認することができる部品シンボル情報を提供することができるので、この部品シンボル情報を用いてプリント基板の設計を行えば、製造工程において生じる障害を防止することができるという効果を有する。

0058

また本発明のCADシステムによれば、部品データ入力手段から部品の形状寸法、この部品を実装するために基板上に設けられる部品取り付け穴およびランドの位置および形状寸法、この部品を基板に実装する工程における制約および禁止事項に該当する領域の位置および形状寸法が入力されると、入力されたデータに基づいて、部品シンボル情報作成手段によって部品の外形、部品取り付け穴およびランドの領域、および前記制約および禁止事項に該当する領域を示す制約禁止領域からなる部品シンボル情報を作成し、作成された部品シンボル情報を記憶手段に記憶し、CADデータ作成手段によって、操作手段から基板外形表示命令が入力されると、基板外形を示す基板外形情報を作成し、この基板外形情報を表示手段に画像表示させ、操作手段から部品配置命令が入力されると、記憶手段から部品シンボル情報を読み出し、この部品シンボル情報を前記基板外形情報上の指定された実装位置に配置することによりCADデータを作成し、このCADデータを表示手段に画像表示させることによって、製造工程における制約禁止事項を容易に確認しながらプリント基板設計を行うことができるので、製造工程において生じる障害を防止することができるという効果を有する。

図面の簡単な説明

0059

図1本発明のCADシステムの実施形態の構成を示すブロック図である。
図2本発明のCADシステムの実施形態において作成されたCADデータの表示例を示す図である。
図3図2の左下部分の拡大図である。
図4本発明のCADシステムの実施形態において作成されたCADデータにおける部品シンボル情報の表示例を示す図であり、挿入ガイド情報を有する部品シンボル情報の表示例である。
図5本発明のCADシステムの実施形態において作成されたCADデータにおける部品シンボル情報の表示例を示す図であり、リードクリンチ形状情報を有する部品シンボル情報の表示例である。
図6本発明のCADシステムの実施形態において作成されたCADデータにおける部品シンボル情報の表示例を示す図であり、ビア禁止情報を有する部品シンボル情報の表示例である。
図7本発明のCADシステムの実施形態において作成されたCADデータにおける部品シンボル情報の表示例を示す図であり、非絶縁部品情報を有する部品シンボル情報の表示例である。
図8本発明のCADシステムの実施形態において作成されたCADデータにおける部品シンボル情報の表示例を示す図であり、挿入ガイド情報、リードクリンチ形状情報、およびビア禁止情報を有する部品シンボル情報の表示例である。

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0060

1 CPU
2部品シンボル情報マスタファイル
3CADデータファイル
4キーボード
5 ディスプレイ

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