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課題

水系工業用脱脂洗浄剤液管理を短時間に、かつ正確に行うこと。

解決手段

非イオン性またはイオン性界面活性剤を含有してなる水系工業用脱脂洗浄剤により、油脂類の付着している被洗浄物から油脂類を洗浄除去する際に、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度を、当該水系工業用脱脂洗浄剤の一部に所定量の難水溶性溶剤を添加して油脂類を抽出した後、当該油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率から求めて水系工業用脱脂洗浄剤の液管理を行う。

概要

背景

油脂類の付着している被洗浄物工業用脱脂洗浄剤を使用した場合には、工業用脱脂洗浄剤中の油脂類の濃度が高くなり、洗浄性に悪影響を及ぼす。そのため、工業用脱脂洗浄剤を液管理して、一定期間経過後には工業用脱脂洗浄剤の交換を行わなければならない。特に水系工業用脱脂洗浄剤は、一般的に、洗浄剤寿命が短く、洗浄剤の交換頻度が多く、その液管理が重要である。

従来より、工業用脱脂洗浄剤を液管理する方法としては、当該洗浄剤の屈折率を測定することにより、屈折率との相関関係で当該洗浄剤中油分濃度を求める方法が一般的に行われている。しかし、かかる屈折率を利用する方法は、溶剤系または準水系の洗浄剤のように、油脂類を完全に均一に溶解することができる洗浄剤には有効な方法であるものの、水系工業用脱脂洗浄剤のように油脂類が白濁、分散して非均一系状態で存在する場合には応用し難い。

また、水系工業用脱脂洗浄剤を液管理する方法としては、水系工業用脱脂洗浄剤のpHを測定する方法、電気電導度を測定する方法、または不揮発分を測定する方法等が一般的に行われている。しかし、pHを測定する方法の場合には測定できる洗浄剤の種類が限定され、また電気電導度を測定する方法の場合には希釈する水の水質の変化により影響を受けやすい問題があり、また不揮発分を測定する方法の場合には測定に長時間を要する等の問題がある。

概要

水系工業用脱脂洗浄剤の液管理を短時間に、かつ正確に行うこと。

非イオン性またはイオン性界面活性剤を含有してなる水系工業用脱脂洗浄剤により、油脂類の付着している被洗浄物から油脂類を洗浄除去する際に、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度を、当該水系工業用脱脂洗浄剤の一部に所定量の難水溶性溶剤を添加して油脂類を抽出した後、当該油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率から求めて水系工業用脱脂洗浄剤の液管理を行う。

目的

本発明は、水系工業用脱脂洗浄剤の液管理を短時間に、かつ正確に行うことができる方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

非イオン性またはイオン性界面活性剤を含有してなる水系工業用脱脂洗浄剤により、油脂類の付着している被洗浄物から油脂類を洗浄除去する際に、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度により当該水系工業用脱脂洗浄剤の液管理をする方法であって、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれる油脂類の濃度を、当該水系工業用脱脂洗浄剤の一部に所定量の難水溶性溶剤を添加して油脂類を抽出した後、当該油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率から求めることを特徴とする水系工業用脱脂洗浄剤の液管理方法。

技術分野

0001

本発明は、水系工業用脱脂洗浄剤液管理方法に関する。詳しくは、水系工業用脱脂洗浄剤を用いて、油脂類の付着している被洗浄物洗浄する際に、水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度を求めることにより水系工業用脱脂洗浄剤の液管理を行う方法に関する。

背景技術

0002

油脂類の付着している被洗浄物に工業用脱脂洗浄剤を使用した場合には、工業用脱脂洗浄剤中の油脂類の濃度が高くなり、洗浄性に悪影響を及ぼす。そのため、工業用脱脂洗浄剤を液管理して、一定期間経過後には工業用脱脂洗浄剤の交換を行わなければならない。特に水系工業用脱脂洗浄剤は、一般的に、洗浄剤寿命が短く、洗浄剤の交換頻度が多く、その液管理が重要である。

0003

従来より、工業用脱脂洗浄剤を液管理する方法としては、当該洗浄剤の屈折率を測定することにより、屈折率との相関関係で当該洗浄剤中油分濃度を求める方法が一般的に行われている。しかし、かかる屈折率を利用する方法は、溶剤系または準水系の洗浄剤のように、油脂類を完全に均一に溶解することができる洗浄剤には有効な方法であるものの、水系工業用脱脂洗浄剤のように油脂類が白濁、分散して非均一系状態で存在する場合には応用し難い。

0004

また、水系工業用脱脂洗浄剤を液管理する方法としては、水系工業用脱脂洗浄剤のpHを測定する方法、電気電導度を測定する方法、または不揮発分を測定する方法等が一般的に行われている。しかし、pHを測定する方法の場合には測定できる洗浄剤の種類が限定され、また電気電導度を測定する方法の場合には希釈する水の水質の変化により影響を受けやすい問題があり、また不揮発分を測定する方法の場合には測定に長時間を要する等の問題がある。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、水系工業用脱脂洗浄剤の液管理を短時間に、かつ正確に行うことができる方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは前記問題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、被洗浄物から油脂類を洗浄除去するに従って水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれる油脂類を、難水溶性溶剤により抽出し、当該難水溶性溶剤の屈折率を測定すれば、予め求めておいた検量線から、当該洗浄剤中の油分濃度を算出することができることを見出した。本発明は、かかる新たな知見に基づいて完成したものである。

0007

すなわち、本発明は、非イオン性またはイオン性界面活性剤を含有してなる水系工業用脱脂洗浄剤により、油脂類の付着している被洗浄物から油脂類を洗浄除去する際に、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度により当該水系工業用脱脂洗浄剤の液管理をする方法であって、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれる油脂類の濃度を、当該水系工業用脱脂洗浄剤の一部に所定量の難水溶性溶剤を添加して油脂類を抽出した後、当該油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率から求めることを特徴とする水系工業用脱脂洗浄剤の液管理方法に関する。

0008

本発明で使用される水系工業用脱脂洗浄剤は、非イオン性またはイオン性の界面活性剤を含有してなる水系工業用脱脂洗浄剤であり、通常、該洗浄剤中における当該界面活性剤の含有量は、0.01〜50重量%程度、好ましくは0.1〜10重量%である。

0009

非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシアルキレンアルキルアルキル基炭素数6以上)エーテル、ポリオキシアルキレンフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテルなどのポリアルキレングリコールエーテル型非イオン性界面活性剤;ポリアルキレングリコールモノエステルポリアルキレングリコールジエステルなどのポリアルキレングリコールエステル型非イオン性界面活性剤;脂肪酸アミドアルキレンオキサイド付加物ソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルなどの多価アルコール型非イオン性界面活性剤脂肪酸アルカノールアミドポリオキシアルキレンアルキルアミンなどをあげることができる。これら非イオン性界面活性剤は1種を単独でまたは2種以上を適宜に選択して組み合わせて使用できる。なお、前記アルキレンとは、エチレンプロピレンまたはブチレンをいい、ポリオキシアルキレンとはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシブチレンまたはこれらが共重合したものをいう。

0011

また、本発明の水系工業用脱脂洗浄剤中には、グリコールエーテル系化合物等の各種溶剤や、防錆剤キレート剤等が水系工業用脱脂洗浄剤の50重量%未満の範囲であれば含まれていてもよい。

0012

本発明の液管理方法は、かかる水系工業用脱脂洗浄剤により油脂類の付着している被洗浄物から油脂類を洗浄除去した結果、当該水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度を測定することにより、洗浄剤の寿命(洗浄剤新液との交換時機)を決定しようとするものである。

0013

本発明では水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれてくる油脂類の濃度を測定するにあたり、まず当該水系工業用脱脂洗浄剤の一部を取り出し、これに所定量の難水溶性溶剤を添加して油脂類を抽出する。

0015

また、一部取り出す水系工業用脱脂洗浄剤及びこれに添加する難水溶性溶剤の使用量は、検量線を作成する際に用いる水系工業用脱脂洗浄剤および難水溶性溶剤の使用量と同じであり、水系工業用脱脂洗浄剤の種類や被洗浄物の種類等により適宜に決定すればよい。通常、所定量の難水溶性溶剤とは、当該水系工業用脱脂洗浄剤100重量部に対し、通常1〜100重量部程度、好ましくは5〜40重量部程度である。

0016

次いで、油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率を測定する。詳しくは、ナトリウム光源より光を測定対象物である油脂類を抽出した難水溶性溶剤に照射し、該難水溶性溶剤を透過した光のナトリウムD線に対する屈折率(nD )を測定する。屈折率は、測定対象物の濃度と相関関係にあり、屈折率から、予め作成した検量線により水系工業用脱脂洗浄剤に含まれる油脂類を算出することができる。なお、検量線は既知濃度の油脂類を含有する水系工業用脱脂洗浄剤から、所定量の難水溶性溶剤により油脂類を抽出した後、当該難水溶性溶剤について屈折率を測定して作成しておく。

0017

こうした本発明の液管理方法は、水系工業用脱脂洗浄剤および被洗浄物から洗浄除去する油脂類の種類により検量線が異なるため、これらの種類を固定して使用することが必要となる。但し、これらを変動させる場合には適宜に検量線を補正することにより対処し得ることはもとよりである。また、液温によっても検量線との誤差が生ずるため、油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率の測定温度差は±5℃程度以内に調節するのが好ましい。

0018

屈折計としては、特に制限はされず、公知各種の屈折計、例えばアッベ屈折計、プルフリッヒ屈折計、ホールワックス屈折計、アラゴ・レイリー・ハーバーレーベ屈折計、ゼリーフィッシャー屈折計などを適宜選択して使用できる。

0019

そして、油脂類を抽出した難水溶性溶剤の屈折率により、当該水系工業用脱脂洗浄剤の液寿命の判断を行い新液との交換時機を決定する。液寿命の判断は、被洗浄物の洗浄条件、水系工業用脱脂洗浄剤の種類などにより変動するため一義的には決定し難いが、通常の洗浄条件下では油脂類の濃度0.5〜5重量%程度が上限とされる。

0020

なお、被洗浄物としては、金属部品非金属部品電子部品ガラスレンズなどがあげられ、油脂類としては切削油等の一般に当該被洗浄物に付着しているものなどがあげられるが、特にこれらに制限されるものではない。

0021

また、水系工業用脱脂洗浄剤により被洗浄物から油脂類を洗浄除去する手段は特に限定されず、各種公知の手段を採用でき、例えば、水系工業用脱脂洗浄剤に被洗浄物品を直接浸漬して洗浄する方法、該洗浄剤をスプレー装置を使用してフラッシュする方法、機械的手段によりブラッシングする方法、超音波洗浄方法液中ジェット洗浄方法、揺動方法直通洗浄法(たとえば、直通式洗浄装置ダイレクトパス」、荒川化学工業(株)製を用いる方法)などの各種方法を適宜に選択して採用することができる。

発明の効果

0022

本発明によれば、水系工業用脱脂洗浄剤中の油分濃度を短時間で、正確に測定することができ、水系工業用脱脂洗浄剤の交換時機の液管理が容易である。

0023

以下に、実施例をあげて本発明の液管理方法を説明する。

0024

製造例1
ポリオキシエチレン(付加モル数7)ノニルエーテル70重量部とポリオキシエチレン(付加モル数12)ノニルエーテル30重量部からなる混合物に水を加え、これら混合物(有効成分)の含有率が、1.0重量%の水系工業用脱脂洗浄剤を調製した。さらに、当該洗浄剤100重量部に対して、別々に0.5重量部、1.0重量部、2.0重量部、3.0重量部、4.0重量部または5.0重量部の切削油(日本石油(株)製、「ユニカットTH5」)を添加し、50℃にて、ビーカー中で10分間、高速撹拌し、油脂類を含有する水系工業用脱脂洗浄剤を調製した。

0025

製造例2
ポリオキシエチレン(付加モル数7)ノニルエ−テル30重量部とポリオキシエチレン(付加モル数12)ノニルエ−テル10重量部およびジエチレングリコルモノイソプロピルエ−テル60重量部からなる混合物に水を加え、これら混合物(有効成分)の含有率が、0.5重量%の工業用脱脂洗浄剤を調製した。さらに、当該洗浄剤100重量部に対して、別々に0.5重量部、1.0重量部、2.0重量部、3.0重量部、4.0重量部または5.0重量部の切削油(日本石油(株)製、「ユニカットTH5」)を添加し、50℃にて、ビーカー中で10分間、高速撹拌し、油脂類を含有する水系工業用脱脂洗浄剤を調製した。

0026

実施例1
製造例1で調製した油脂類を含有する水系工業用脱脂洗浄剤50重量部を試験管に計り取り、メチルイソブチルケトン20重量部を添加後、約1分間よく振り、その後、試験管を室温まで冷却し、水系工業用脱脂洗浄剤とメチルイソブチルケトンを静置分離した。分離後上層のメチルイソブチルケトン約1g程度をスポイトサンプリングし、簡易型屈折率計(荒川化学(株)製、「PINECON PR−100」)にて、屈折率(糖度換算値)を測定した。測定結果を表1に示す。

0027

実施例2
製造例2で調製した油脂類を含有する水系工業用脱脂洗浄剤50重量部を試験管に計り取り、n−ヘキサン20重量部を添加後、約1分間よく振り、その後、試験管を室温まで冷却し、水系工業用脱脂洗浄剤とn−ヘキサンを静置分離した。分離後、上層のn−ヘキサン約1g程度をスポイトにてサンプリングし、簡易型屈折率計(荒川化学(株)製、「PINECON PR−100」)にて、屈折率(糖度%換算値)を測定した。測定結果を表1に示す。

0028

比較例1
製造例2で調製した油脂類を含有する水系工業用脱脂洗浄剤の約1g程度をスポイトにてサンプリングし、簡易型屈折率計(荒川化学(株)製、「PINECON PR−100」)にて、屈折率(糖度%換算値)を測定した。測定結果を表1に示す。

0029

0030

実施例1または実施例2のようにして屈折率を測定すれば、表1の結果より検量線を作成でき、かかる検量線から水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれる油脂類の濃度を求めることができ、水系工業用脱脂洗浄剤の液管理は容易である。しかし、比較例1のように水系工業用脱脂洗浄剤の屈折率をそのまま測定しても水系工業用脱脂洗浄剤中に含まれる油脂類の濃度を求めることはできず、水系工業用脱脂洗浄剤の液管理はできない。

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