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技術 有色インク及びそれを用いた筆記システム

出願人 川嶋清治
発明者 川嶋清治
出願日 1995年8月29日 (24年1ヶ月経過) 出願番号 1995-220717
公開日 1997年3月4日 (22年7ヶ月経過) 公開番号 1997-059547
状態 未査定
技術分野 インキ、鉛筆の芯、クレヨン
主要キーワード キャップ片 インク消し 浮遊攪拌 筆記システム 分間撹はん 円筒状胴 ペン先用 消ゴム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年3月4日)のものです。
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図面 (20)

目的

筆記された絵・文字等の筆記跡を、水の付着によって瞬時に消色させることができ、筆記跡の消去訂正作業を容易にかつ清浄に行う。

構成

アジピン酸アスコルビン酸安息香酸塩化亜鉛塩化カルシウム塩化マグネシウム塩酸チアミンクエン酸グリコール酸琥珀酸サリチル酸酒石酸タンニン酸ニコチン酸乳酸氷酢酸フマル酸没食子酸プロピルリンゴ酸リン酸からなるグループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物を3〜15重量部含む発色助剤と、この発色助剤によって実質的に不可視の無色から可視の有色に発色する電子供与性呈色化合物を含む発色剤とを混合した無水混合液からなり、かつこの混合液によって筆記された筆記跡は、水又は水と界面活性剤とからなる消色液の塗布によって有色から無色に消色することを特徴とする有色インク

概要

背景

従来、筆記具として鉛筆万年筆ボールペン水性・油性のフェールペン等が広く知られており、これらによって筆記された絵・文字等の筆記跡消去訂正には、例えば鉛筆の場合には、ゴム吸着作用を利用した消ゴム等が、又万年筆の場合には漂白作用を利用したインク消し液等を使用しなければならなかった。又フェールトペン等の場合には、ガラスプラスチック等の非浸透性表面に筆記した際には、インクを溶かす溶剤を含ませた紙、布等で拭取ることにより消去可能ではあるが、紙、布等の浸透性表面に筆記した際にはインクが表面内に浸透するため溶剤の使用によっても消去が困難となり、従ってかかる際には筆記跡をその上から隠蔽する例えば白修正液、白修正テープの使用が必要となる。

概要

筆記された絵・文字等の筆記跡を、水の付着によって瞬時に消色させることができ、筆記跡の消去、訂正作業を容易にかつ清浄に行う。

アジピン酸アスコルビン酸安息香酸塩化亜鉛塩化カルシウム塩化マグネシウム塩酸チアミンクエン酸グリコール酸琥珀酸サリチル酸酒石酸タンニン酸ニコチン酸乳酸氷酢酸フマル酸没食子酸プロピルリンゴ酸リン酸からなるグループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物を3〜15重量部含む発色助剤と、この発色助剤によって実質的に不可視の無色から可視の有色に発色する電子供与性呈色化合物を含む発色剤とを混合した無水混合液からなり、かつこの混合液によって筆記された筆記跡は、水又は水と界面活性剤とからなる消色液の塗布によって有色から無色に消色することを特徴とする有色インク

目的

そこで本発明のうち請求項1、2、5、6に記載の発明は、筆記跡の消去、訂正作業を便宜にかつ清浄に行うことができる有色インク及びそれを用いた筆記システムの提供を目的としたものであります。

又請求項3、7に記載の発明は、請求項1、2、5、6に記載の発明の目的に加え、有色インクの筆記後の色落ちを抑制してインクの鮮明さを保つ有色インク及びそれを用いた筆記システムの提供を目的としたものであります。

又請求項4、8に記載の発明は、請求項1、2、5、6に記載の発明の目的に加え、消色液の塗布によって、有色インクの筆記跡を消色させると同時に、筆記面からインクを取去ることを容易とする有色インク及びそれを用いた筆記システムの提供を目的としたものであります。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
5件

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請求項1

アジピン酸アスコルビン酸安息香酸塩化亜鉛塩化カルシウム塩化マグネシウム塩酸チアミンクエン酸グリコール酸琥珀酸サリチル酸酒石酸タンニン酸ニコチン酸乳酸氷酢酸フマル酸没食子酸プロピルリンゴ酸リン酸からなるグループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物を3〜15重量部含む発色助剤と、この発色助剤によって実質的に不可視の無色から可視の有色に発色する電子供与性呈色化合物を含む発色剤とを混合した無水混合液からなり、かつこの混合液によって筆記された筆記跡は、水又は水と界面活性剤とからなる消色液の塗布によって有色から無色に消色することを特徴とする有色インク

請求項2

前記発色剤は、ローダミンBラクタム;6-ジエチルアミノ-ベンゾ[ a]フルオラン;3- ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオラン;3- ジエチルアミノ- 7, 8- ベンゾフルオラン;3- ジエチルアミノ- 7-クロロフルオラン;3, 3-ビス( 1- n-ブチル- 2-メチル-インドイル- 3)フタレート;3, 3- ビス( 1-エチル- 2- メチル- インドイル- 3)-フタレート;3, 6- ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ-(4-ニトロ)-アニリノラクタム;3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7- クロロフルオラン;2-ブロム- 3- メチル- 6-ジブチルアミノフルオラン;1, 3-ジメチル- 6- ジエチルアミノフルオラン;1, 3, 3-トリメチル- インドリノ- 7′-クロル- β-ナフトスピロピラン;3-シクロヘキシルアミノ- 6- クロロフルオラン;2-(フェニルイミノエタンジリデン)-3, 3- トリメチル-インドリン;N-アセチルオーラミン;N-フェニルオーラミン;2- {2-[4-(ドデシルオキシ)-3-メトキシフェニル]-エテニルキノリン;3, 6- ジメチルオキシフルオラン;マラカイトグリーンラクトン;3- ジエチルアミノ- 7-ジベンゾイルアミノフルオラン;3- ジエチルアミノ- 7- クロロアニリノフルオラン;3, 6, 5'-トリ(ジメチルアミノ)フルオレン- 9-スピロ- 1'-(3'-イソベンゾフラン) ;3, 3- ビス( 4- ジエチルアミノ- 2-エトキシフェニル)-4-アザフタリドクリスタルバイオレットラクトン;ベンゾイルロイコメチレンブルー;エチルロイコメチレンブルー;メトキシベンゾイルロイコメチレンブルー;ジ- β- ナフトスピロピラン;3-(4- ジメチルアミノ- 2- エトキシフェニル)-3-(1- エチル- 2-メチルインドイル- 3)-4- アザフタリド;3-(4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチル- 2- メチルインドイル- 3)フタリド;3, 7- ビス( ジメチルアミノ)-10- ベンゾイルフェノシアジン;トリ( 4-ジメチルアミノフェニル)メタン;3-シクロヘキシルメチルアミノ- 6- メチル- 7-アニリノフルオラン;3- ジエチルアミノ- 6 - メチル- 7- アニリノフルオラン;3- ジブチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオラン;3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7-キリデノフルオラン;2-(2- クロロアニリノ)-6- ジエチルアミノフルオラン;2-(2- クロロアニリノ)-6- ジブチルアミノフルオラン;2- アニリノ- 3- メチル- 6- ジエチルアミノフルオラン;からなるグループBから選択される一種以上の電子供与性呈色化合物を5〜20重量部含むことを特徴とする請求項1記載の有色インク。

請求項3

請求項4

請求項5

アジピン酸、アスコルビン酸、安息香酸、塩化亜鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩酸チアミン、クエン酸、グリコール酸、琥珀酸、サリチル酸、酒石酸、タンニン酸、ニコチン酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、没食子酸プロピル、リンゴ酸、リン酸からなるグループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物を3〜15重量部含む発色助剤と、この発色助剤によって実質的に不可視の無色から可視の有色に発色する電子供与性呈色化合物を含む発色剤とを混合した無水の混合液からなる有色インク、及び水又は水と界面活性剤とからなる消色液から構成されるとともに前記有色インクによって筆記された筆記跡を前記消色液の塗布によって有色から無色に消色させることを特徴とする筆記システム

請求項6

前記発色剤は、ローダミンBラクタム;6-ジエチルアミノ-ベンゾ[ a]フルオラン;3- ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオラン;3- ジエチルアミノ- 7, 8- ベンゾフルオラン;3- ジエチルアミノ- 7-クロロフルオラン;3, 3-ビス( 1- n-ブチル- 2-メチル-インドイル- 3)フタレート;3, 3- ビス( 1-エチル- 2- メチル- インドイル- 3)-フタレート;3, 6- ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ-(4-ニトロ)-アニリノラクタム;3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7 - クロロフルオラン;2-ブロム- 3- メチル- 6-ジブチルアミノフルオラン;1, 3-ジメチル- 6- ジエチルアミノフルオラン;1, 3, 3-トリメチル- インドリノ- 7′-クロル- β-ナフトスピロピラン;3-シクロヘキシルアミノ- 6- クロロフルオラン;2-(フェニルイミノエタンジリデン)-3, 3- トリメチル-インドリン;N-アセチルオーラミン;N-フェニルオーラミン;2- {2-[4-(ドデシルオキシ)-3-メトキシフェニル]-エテニル}キノリン;3, 6- ジメチルオキシフルオラン;マラカイトグリーンラクトン;3- ジエチルアミノ- 7-ジベンゾイルアミノフルオラン;3- ジエチルアミノ- 7- クロロアニリノフルオラン;3, 6, 5'-トリ(ジメチルアミノ)フルオレン- 9-スピロ- 1'-(3'-イソベンゾフラン) ;3, 3- ビス( 4- ジエチルアミノ- 2-エトキシフェニル)-4-アザフタリド;クリスタルバイオレットラクトン;ベンゾイルロイコメチレンブルー;エチルロイコメチレンブルー;メトキシベンゾイルロイコメチレンブルー;ジ- β- ナフトスピロピラン;3-(4- ジメチルアミノ- 2- エトキシフェニル)-3-(1- エチル- 2-メチルインドイル- 3)-4- アザフタリド;3-(4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチル- 2- メチルインドイル- 3)フタリド;3, 7- ビス( ジメチルアミノ)-10- ベンゾイルフェノシアジン;トリ( 4-ジメチルアミノフェニル)メタン;3-シクロヘキシルメチルアミノ- 6- メチル- 7-アニリノフルオラン;3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオラン;3- ジブチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオラン;3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7-キリデノフルオラン;2-(2- クロロアニリノ)-6- ジエチルアミノフルオラン;2-(2- クロロアニリノ)-6- ジブチルアミノフルオラン;2- アニリノ- 3- メチル- 6- ジエチルアミノフルオラン;からなるグループBから選択される一種以上の電子供与性呈色化合物を5〜20重量部含むことを特徴とする請求項5記載の筆記システム。

請求項7

前記有色インクは、ポリビニルアルコール;ポリエチレングリコール;アルギン酸;アルギン酸塩;セルロース;セルロース誘導体;カルボキシビニルポリマー;ポリエチレンオキサイド;ポリアクリル酸ナトリウム;トラガントゴム;アラビアゴム;グアーガム;ゼラチン;ニカワ;ペクチン;ローカストビーンガム;ガラクトースマンナン;カンテン;デンプン;からなるグループCから選択される一種以上の発色保持剤を3〜15重量部含むことを特徴とする請求項5記載の筆記システム。

請求項8

前記消色液は、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム;α−オレフィンスルホン酸ナトリウム;脂肪酸アルカノールアミド;アルキルアミンオキシド;アルキルグリコシド;ポリオキシエチレンアルキルエーテル;アルキルスルホコハク酸ナトリウム;ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体;からなるグループDから選択される一種以上の界面活性剤を2〜13重量部含有させたことを特徴とする請求項5記載の筆記システム。

技術分野

0001

本発明は、筆記された絵・文字等の筆記跡を、水によって消色させることができ、筆記跡の消去訂正作業を容易にかつ清浄に行いうる有色インク及びそれを用いた筆記システムに関する。

背景技術

0002

従来、筆記具として鉛筆万年筆ボールペン水性・油性のフェールペン等が広く知られており、これらによって筆記された絵・文字等の筆記跡の消去、訂正には、例えば鉛筆の場合には、ゴム吸着作用を利用した消ゴム等が、又万年筆の場合には漂白作用を利用したインク消し液等を使用しなければならなかった。又フェールトペン等の場合には、ガラスプラスチック等の非浸透性表面に筆記した際には、インクを溶かす溶剤を含ませた紙、布等で拭取ることにより消去可能ではあるが、紙、布等の浸透性表面に筆記した際にはインクが表面内に浸透するため溶剤の使用によっても消去が困難となり、従ってかかる際には筆記跡をその上から隠蔽する例えば白修正液、白修正テープの使用が必要となる。

発明が解決しようとする課題

0003

このように従来の筆記にあっては、筆記跡の消去、訂正において、溶剤等を含む専用の部材を使用しなければならないという不便さがあり、近年、消去、訂正等をより簡単に行いうる筆記システムの出現が強く望まれている。

0004

なお白板に用いられる、いわゆる白板用マーカーは、アルコール中に粉体顔料浮遊攪拌させたインクを用いているため、筆記跡は乾燥後粉体顔料のみの付着となり、白板消し具等の布によって容易に拭取りできる。しかしこのような拭取りによる消去は、非浸透性表面を有する白板上等に限られ、又拭取りに際して粉体顔料が飛散し周囲を汚損する。しかもインクの特性上、顔料吸上げ効率に劣るなど早い筆記に追従しえず、かすれ等の筆記むらを発生するという問題もある。

0005

従って、本発明者は、このような状況に鑑み、種々な染料、顔料等に対して研究を積み重ねた。その結果、染料として知られる電子供与性呈色化合物のうち、ある種の化合物は、アジピン酸安息香酸等のある特定の酸性顕色化合物と反応して無色から有色に発色する一方、水の付着によって顕色化合物の効果が喪失することによって前記発色状態から無色状態帰還し、かつこの無色/発色の変化がくり返されうることを発見した。そしてこの特定の呈色化合物と顕色化合物とを混合した無水の有色インクを用いることにより、従来の要求を満たしうる新規な筆記システムの出現を見出し得た。

0006

そこで本発明のうち請求項1、2、5、6に記載の発明は、筆記跡の消去、訂正作業を便宜にかつ清浄に行うことができる有色インク及びそれを用いた筆記システムの提供を目的としたものであります。

0007

又請求項3、7に記載の発明は、請求項1、2、5、6に記載の発明の目的に加え、有色インクの筆記後の色落ちを抑制してインクの鮮明さを保つ有色インク及びそれを用いた筆記システムの提供を目的としたものであります。

0008

又請求項4、8に記載の発明は、請求項1、2、5、6に記載の発明の目的に加え、消色液の塗布によって、有色インクの筆記跡を消色させると同時に、筆記面からインクを取去ることを容易とする有色インク及びそれを用いた筆記システムの提供を目的としたものであります。

課題を解決するための手段

0009

前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、アジピン酸、アスコルビン酸、安息香酸、塩化亜鉛塩化カルシウム塩化マグネシウム塩酸チアミンクエン酸グリコール酸琥珀酸サリチル酸酒石酸タンニン酸ニコチン酸乳酸氷酢酸フマル酸没食子酸プロピルリンゴ酸リン酸からなるグループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物を3〜15重量部含む発色助剤と、この発色助剤によって実質的に不可視の無色から可視の有色に発色する電子供与性呈色化合物を含む発色剤とを混合した無水の混合液からなり、かつこの混合液によって筆記された筆記跡は、水又は水と界面活性剤とからなる消色液の塗布によって有色から無色に消色することを特徴としたものであります。

0010

又請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、発色剤として好適に用いうる電子供与性呈色化合物の種類及びその含有量の構成を加えたことを特徴とします。

0011

又請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、発色保持剤として好適に用いうる水溶性樹脂の種類及びその含有量の構成を加えたことを特徴とします。

0012

又請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、消色液として好適に用いうる界面活性剤の種類及びその含有量の構成を加えたことを特徴とします。

0013

又本発明のうちで請求項5記載の発明は、アジピン酸、アスコルビン酸、安息香酸、塩化亜鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩酸チアミン、クエン酸、グリコール酸、琥珀酸、サリチル酸、酒石酸、タンニン酸、ニコチン酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、没食子酸プロピル、リンゴ酸、リン酸からなるからなるグループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物を3〜15重量部含む発色助剤と、この発色助剤によって実質的に不可視の無色から可視の有色に発色する電子供与性呈色化合物を含む発色剤とを混合した無水の混合液からなる有色インク、及び水又は水と界面活性剤とからなる消色液から構成されるとともに前記有色インクによって筆記された筆記跡を前記消色液の塗布によって有色から無色に消色させることを特徴としたものであります。

0014

又請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に、発色剤として好適に用いうる電子供与性呈色化合物の種類及びその含有量の構成を加えたことを特徴とします。

0015

又請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に、発色保持剤として好適に用いうる水溶性樹脂の種類及びその含有量の構成を加えたことを特徴とします。

0016

又請求項8記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に、消色液として好適に用いうる界面活性剤の種類及びその含有量の構成を加えたことを特徴とします。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明の実施例の形態を、図示例と共に説明する。図において筆記具1は、容器体2に、液状の有色インク3を収容したフェールトペン状をなし、本例では、例えば白板用マーカーとして使用される。

0018

前記容器体2は、後端底ぶた5によって封止したペン状の円筒状胴部6と、その前端に嵌着されるペン先金具7と、該ペン先金具7を覆うキャップ片9とを具える。

0019

又ペン先金具7は、前記有色インク3を取り出すペン先用芯材10とこれを保持するペン先保持片11とからなり、該ペン先保持片11は、前記胴部6前端の開口を閉じる隔壁11Aと、その周囲から後方にのびかつ胴部6に嵌着されるフランジ11Bと、前記隔壁11Aから前方にのびるコーン状をなし前記芯材10をその先端を突出させて保持する保持部11Cとを一体に形成している。なお芯材10は例えばフィラメント束ねフェルト材であり、その後端は前記隔壁11Aを貫通して前記容器体2内に連通し、毛細管現象等により有色インク3を吸出するとともに先端のペン先部10Aから有色インク3を取出しかつ筆記可能としている。

0020

又前記有色インク3は、グループAから選択される一種以上の電子受容性顕色化合物からなる発色助剤と、グループBから選択される一種以上の電子供与性呈色化合物からなる発色剤とを例えばエタノールイソピロピールアルコール等のアルコール系の溶剤内で混合した、本例では、低粘度の無水の混合液であって、前記電子受容性顕色化合物は、有色インク100重量部に対して、3〜15重量部含有するとともに、前記電子供与性呈色化合物は5〜20重量部含有する。

0021

なお、前記グループAの電子受容性顕色化合物として、アジピン酸、アスコルビン酸、安息香酸、塩化亜鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩酸チアミン、クエン酸、グリコール酸、琥珀酸、サリチル酸、酒石酸、タンニン酸、ニコチン酸、乳酸、氷酢酸、フマル酸、没食子酸プロピル、リンゴ酸、リン酸がある。これらは、人体等に対して極めて安全性が高く、インクの化粧品玩具類等への使用も保障する。

0022

又前記グループBの電子供与性呈色化合物として、
ローダミンBラクタム−−−(1)
6-ジエチルアミノ-ベンゾ[ a]フルオラン−−−(2)
3- ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオラン −−−(3)
3- ジエチルアミノ- 7, 8- ベンゾフルオラン −−−(4)
3- ジエチルアミノ- 7-クロロフルオラン −−−(5)
3, 3-ビス( 1- n-ブチル- 2-メチル-インドイル- 3)フタレート
−−−(6)
3, 3- ビス( 1-エチル- 2- メチル- インドイル- 3)-フタレート
−−−(7)
3, 6- ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ-(4-ニトロ)-アニリノラクタ
ム −−−(8)
3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7- クロロフルオラン −−−(9)

2-ブロム- 3- メチル- 6-ジブチルアミノフルオラン −−−(10)

1, 3-ジメチル- 6- ジエチルアミノフルオラン −−−(11)
1, 3, 3-トリメチル- ンドリノ- 7 ′-クロル- β-ナフトスピロピラン
−−−(12)
3-シクロヘキシルアミノ- 6- クロロフルオラン −−−(13)
2-(フェニルイミノエタンジリデン)-3, 3- トリメチル-インドリン
−−−(14)
N-アセチルオーラミン−−−(15)
N-フェニルオーラミン −−−(16)
2- {2-[4-(ドデシルオキシ)-3-メトキシフェニル]-エテニルキノリン
−−−(17)
3, 6- ジメチルオキシフルオラン −−−(18)
マラカイトグリーンラクトン−−−(19)
3- ジエチルアミノ- 7-ジベンゾイルアミノフルオラン−−−(20)
3- ジエチルアミノ- 7- クロロアニリノフルオラン −−−(21)
3, 6, 5'-トリ(ジメチルアミノ)フルオレン- 9-スピロ- 1'-( 3'-イソ
ベンゾフラン) −−−(22)
3, 3- ビス( 4- ジエチルアミノ- 2-エトキシフェニル)-4-アザフタリド
−−−(23)
クリスタルバイオレットラクトン −−−(24)
ベンゾイルロイコメチレンブルー−−−(25)
エチルロイコメチレンブルー −−−(26)
メトキシベンゾイルロイコメチレンブルー −−−(27)
ジ- β- ナフトスピロピラン −−−(28)
3-(4- ジメチルアミノ- 2- エトキシフェニル)-3-(1- エチル- 2- メチル
インドイル- 3)-4- アザフタリド
−−−(29)
3-(4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチル- 2-メチルインドイル- 3
)フタリド
−−−(30)
3, 7- ビス( ジメチルアミノ)-10- ベンゾイルフェノシアジン−−−(31)
トリ( 4-ジメチルアミノフェニル)メタン−−−(32)
3-シクロヘキシルメチルアミノ- 6- メチル- 7-アニリノフルオラン
−−−(33)
3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオラン −−−(34)
3- ジブチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオラン −−−(35)
3- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7-キリデノフルオラン −−−(36)
2-(2- クロロアニリノ)-6- ジエチルアミノフルオラン −−−(37)
2-(2- クロロアニリノ)-6- ジブチルアミノフルオラン −−−(38)
2- アニリノ- 3- メチル- 6- ジエチルアミノフルオラン −−−(39)
があり、このグループBの電子供与性呈色化合物の化学構造式をそれそれ、図2図40に示している。

0023

これらグループAの電子供与性呈色化合物とグループBの電子受容性顕色化合物を含む有色インク3は、前記呈色化合物と顕色化合物との分子接触によって各呈色化合物固有の色に発色する。なお前記No.(1)〜No.(39) の呈色化合物のうちNo.(1)〜No.(8)は赤色、No.(9)〜No.(10) は色、No.(11) 〜No.(13) は橙色、No.(14) 〜No.(18) は黄色、No.(19) 〜No.(22) は緑色、No.(23) は空色、No.(24) 〜No.(32) は青色、No.(33) 〜No.(39) は黒色に夫々発色する。

0024

又この有色インク3に、水からなる消色液を付着した際には、水があたかも顕色化合物を喪失させるかのごとく機能せしめ、前記発色を無色に瞬時に変化させるとともに水の乾燥後も無色(消色)状態が維持される。従って、該消色跡の上には、さらに有色インク3を用いて筆記できる。又前記消色作用が、有色インク3内の顕色化合物が損失するごとき機能によって行われるため、乾燥後に新たに、顕色化合物を含む無水の顕色液を塗布することによって、消色前の筆記跡を有色に再現することも可能となる。

0025

又有色インク3には、筆記跡の色落ちを抑制してインクの鮮明さを保つ目的で、ポリビニルアルコールポリエチレングリコールアルギン酸アルギン酸塩セルロースセルロース誘導体カルボキシビニルポリマーポリエチレンオキサイドポリアクリル酸ナトリウムトラガントゴム、アラビアゴムグアーガムゼラチンニカワペクチンローカストビーンガムガラクトースマンナンカンテンデンプンからなるグループCから選択される一種以上の発色保持剤を3〜15重量部含有させることが好ましい。

0026

しかしながらこのような発色保持剤を、有色インク3に添加したときには、発色保持剤が発色剤及び発色補助剤被覆するために、水のみの付着では消色し難く、従って、消色液には、水と界面活性剤とを混合させたものを用いる。この界面活性剤としては、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムα−オレフィンスルホン酸ナトリウム脂肪酸アルカノールアミドアルキルアミンオキシドアルキルグリコシドポリオキシエチレンアルキルエーテルアルキルスルホコハク酸ナトリウムポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体からなるグループDから選択される一種以上のものが使用でき、この界面活性剤は、消色液100重量部に対して、2〜13重量部含有さることが好ましい。なお発色保持剤を添加した有色インクは、前記水のみの付着で消色し難い特性、例えば等でも消えない性質を利用して、化粧品等の分野への活用が期待できる。

0027

すなわち、例えば従来の化粧品等への顔料として使用できるほか、例えば、興を添えるためにパーティスポーツ観戦等の際に、顔、髪、爪等身体にペインティングして仮装する絵の具類としても使用することができる。この絵の具類は水と界面活性剤との混合剤によって、洗い落とされる以前に消色するため、外出時及び屋外においても、簡易にしかも短時間で仮装から戻ることができ、この時、身体に残存する消色した絵の具類は、帰宅後に改めて洗い落としを行える。

0028

前記界面活性剤を含む消色液は、発色保持剤を添加した有色インク、及び添加しない有色インクの双方に対して、消色効果を発揮できる。しかも紙、布、スポンジ、ゴム等による拭き取りによって、消色したインク自体を筆記面から容易に取去ることが可能となる。従って、例えば消色させるだけでは、消色した筆記跡の発色剤と、その上に新たに筆記される有色インクの発色剤とが混ざりあって、意図する色彩が得られないという問題が発生するが、インク自体の取去りによって、この問題は解決できる。特に筆記、消取りが繰り返し行われる白板に採用する時には、このような界面活性剤を含む消色液の使用が好ましい。又インクを取去った跡の消色液は、インク自体が消色しているため変色等がなくきれいであり、インクの繰り返しの消取りを長期間に亘り清浄に行ないうる。なお発色保持剤を添加しない有色インクに対しては、界面活性剤を含まない水のみからなる消色液によっても、インク自体の取去りは可能である。

0029

このように筆記具1による前記インク剤3の筆記跡は、消色液の付着によって消色しうるため、筆記跡の消去、訂正を極めて容易に行いうると同時に、衣服、壁等への落書誤操作による付着汚れも簡易に清浄でき、その取扱いを便宜とする。

0030

又消色に際して粉体等の発生、飛散がないため周囲の環境を清潔に維持でき、しかもこれらが溶剤内で完全に解け合う液状をなすため、芯材10による吸上げがスムーズでありむらなくかつかすれなく筆記できる。又この有色インク剤3は、低粘度の液状をなすため、フェールトペンの他、例えば筆ペン、万年筆、ボールペン等のインクとして好適に使用できるとともに、出版物等の印刷用インクにも採用できる。なお印刷速度に応じて、適度の増粘剤を添加してもよい。

0031

又この有色インク3は、浸透性表面に筆記した場合にも消色が可能であり、従って、例えば、紙、布、木材、プラスチック等の種々の材質広く採用することができる。

0032

表1に示す呈色化合物と顕色化合物との組合わせで有色インクを試作し、その時のインクの発色状態、及び水を付着したときの消色状態を測定した。なおインクは、溶剤(エチルアルコール)80重量部、非イオン界面活性剤ポリエチレングリコールエーテル)10重量部、呈色化合物(表1)5重量部、顕色化合物(表1)5重量部を3分間撹はんかつ加温して作成さした。

0033

0034

又塩化カルシウムを顕色化合物、エチルアルコールを溶剤、ポリエチレングリコールエーテルを非イオン界面活性剤、及びセルロース誘導体を発色保持剤とし、表2〜4に示す呈色化合物を用いて有色インクを作成した。

0035

0036

0037

0038

なお発色保持剤を含有したサンプルの有色インクは、例えば白板上に筆記した時、水のみの付着では消色しなかったが、グループDからなる界面活性剤、例えばアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムを2〜13重量部配合した消色液でぬぐうことによって、ただちに消色しかつインク自体が取去られるのが確認できた。

発明の効果

0039

叙上のごとく本発明の有色インク及びそれを用いた筆記システムは、筆記跡を水の付着によって消色でき、文字等の訂正作業等を容易にかつ清浄に行いうるとともに、消去した文字等の再生をも可能とし、使用範囲を大巾に拡大しうる。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明の有色インキを用いた筆記具の一例を示す断面図である。
図2ローダミンBラクタムの化学式である。
図36-ジエチルアミノ-ベンゾ[ a]フルオランの化学式である。
図43- ジエチルアミノ- ベンゾ[ a] フルオランの化学式である。
図53- ジエチルアミノ- 7, 8- ベンゾフルオランの化学式である。
図63- ジエチルアミノ- 7-クロロフルオランの化学式である。
図73, 3-ビス( 1- n-ブチル- 2-メチル-インドイル- 3)フタレートの化学式である。
図83, 3- ビス( 1-エチル- 2- メチル- インドイル- 3)-フタレートの化学式である。
図93, 6- ビス( ジエチルアミノ) フルオラン- γ-(4-ニトロ)-アニリノラクタムの化学式である。
図103- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7- クロロフルオランの化学式である。
図112-ブロム- 3- メチル- 6-ジブチルアミノフルオランの化学式である。
図121, 3-ジメチル- 6- ジエチルアミノフルオランの化学式である。
図131, 3, 3-トリメチル- インドリノ- 7′-クロル- β-ナフトスピロピランの化学式である。
図143-シクロヘキシルアミノ- 6- クロロフルオランの化学式である。
図152-(フェニルイミノエタンジリデン)-3, 3- トリメチル-インドリンの化学式である。
図16N-アセチルオーラミンの化学式である。
図17N-フェニルオーラミンの化学式である。
図182- {2-[4-(ドデシルオキシ)-3-メトキシフェニル]-エテニル}キノリンの化学式である。
図193, 6- ジメチルオキシフルオランの化学式である。
図20マラカイトグリーンラクトンの化学式である。
図213- ジエチルアミノ- 7-ジベンゾイルアミノフルオランの化学式である。
図223- ジエチルアミノ- 7- クロロアニリノフルオランの化学式である。
図233, 6, 5'-トリ(ジメチルアミノ)フルオレン- 9-スピロ- 1'-( 3'-イソベンゾフラン) の化学式である。
図243, 3- ビス( 4- ジエチルアミノ- 2-エトキシフェニル)-4-アザフタリドの化学式である。
図25クリスタルバイオレットラクトンの化学式である。
図26ベンゾイルロイコメチレンブルーの化学式である。
図27エチルロイコメチレンブルーの化学式である。
図28メトキシベンゾイルロイコメチレンブルーの化学式である。
図29ジ- β- ナフトスピロピランの化学式である。
図303-(4- ジメチルアミノ- 2- エトキシフェニル)-3-(1- エチル- 2-メチルインドイル- 3)-4- アザフタリドの化学式である。
図313-(4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1- エチル- 2- メチルインドイル-3)フタリドの化学式である。
図323, 7- ビス( ジメチルアミノ)-10- ベンゾイルフェノシアジンの化学式である。
図33トリ( 4-ジメチルアミノフェニル)メタンの化学式である。
図343-シクロヘキシルメチルアミノ- 6- メチル- 7-アニリノフルオランの化学式である。
図353- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオランの化学式である。
図363- ジブチルアミノ- 6- メチル- 7- アニリノフルオランの化学式である。
図373- ジエチルアミノ- 6- メチル- 7-キリデノフルオランの化学式である。
図382-(2- クロロアニリノ)-6- ジエチルアミノフルオランの化学式である。
図392-(2- クロロアニリノ)-6- ジブチルアミノフルオランの化学式である。
図402- アニリノ- 3- メチル- 6- ジエチルアミノフルオランの化学式である。

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0041

3 有色インク

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