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技術 海苔網の酸処理船および海苔の刈取り船ならびに海苔の刈取り酸処理船

出願人 ニチモウ株式会社
発明者 冨田力雄
出願日 1995年8月8日 (24年7ヶ月経過) 出願番号 1995-202310
公開日 1997年2月18日 (23年1ヶ月経過) 公開番号 1997-047171
状態 拒絶査定
技術分野 海藻の栽培 収穫機本体(5)(特定作物用) 船体構造 係船・載荷 食用海藻
主要キーワード 入子式 前部案内 駆動トルク量 超音波発振体 螺着脱 支柱方式 波止場 促進機構
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年2月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

前進および方向転換のために必要な所望の推進力を容易に得ることができるとともに、海苔刈取りまたはこの海苔の刈取り後の海苔網酸処理あるいはこれらの海苔の刈取りと酸処理の両方の動作を自動的に効率良く行うことができ、省人、省力化を図ることのできる海苔網の酸処理および海苔の刈取り船ならびに海苔の刈取り酸処理船を提供することを目的とする。

解決手段

動力推進機構5と、海苔網1に対して酸処理を施す酸処理機構30と、海面部分に展張されている前記海苔網1を船体4の船首部の上方へ導びく前部案内部材16と、前記海苔網1を前記船体4の船首部から後部へ導く上部案内部材17と、船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設され油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構11とを有することを特徴とする。

概要

背景

一般に、海苔養殖海苔網浮子取付けて海面に浮かすように展張してで止める浮き流し方式や海中に立設した支柱に海苔網を展張した支柱方式によって行なわれている。

このような海苔養殖においては、海苔網からの海苔刈取り能率良く行なう必要があり、本出願人は特公昭60−52036号公報により、それまでの刈取り方式の問題点を解決した海苔刈取りを提案している。すなわち動力推進機構により自力推進しながら、先端部が海中に没入している前部案内部材を海面部分に展張されている海苔網の下方へ入れて、自動的に海苔網を海面から連続的に掬い上げ、船体に設けた刈取り機構により海苔網から海苔を刈取ることにより、従来の問題点を解消して、効率よく海苔の刈取りを行なうとともにその省力化を図っている。

概要

前進および方向転換のために必要な所望の推進力を容易に得ることができるとともに、海苔の刈取りまたはこの海苔の刈取り後の海苔網の酸処理あるいはこれらの海苔の刈取りと酸処理の両方の動作を自動的に効率良く行うことができ、省人、省力化を図ることのできる海苔網の酸処理船および海苔の刈取り船ならびに海苔の刈取り酸処理船を提供することを目的とする。

動力推進機構5と、海苔網1に対して酸処理を施す酸処理機構30と、海面部分に展張されている前記海苔網1を船体4の船首部の上方へ導びく前部案内部材16と、前記海苔網1を前記船体4の船首部から後部へ導く上部案内部材17と、船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設され油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構11とを有することを特徴とする。

目的

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、前進および方向転換のために必要な所望の推進力を容易に得ることができるとともに、海苔の刈取りまたはこの海苔の刈取り後の海苔網の酸処理あるいはこれらの海苔の刈取りと酸処理の両方の動作を自動的に効率良く行うことができ、省人、省力化を図ることのできる海苔網の酸処理船および海苔の刈取り船ならびに海苔の刈取り酸処理船を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

動力推進機構と、海苔網に対して酸処理を施す酸処理機構と、海面部分に展張されている前記海苔網を前記船体船首部の上方へ導びく前部案内部材と、前記海苔網を前記船体の船首部から後部へ導く上部案内部材と、船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設され油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構とを有することを特徴とする海苔網の酸処理

請求項2

動力推進機構と、船体の上方へ導びかれた海苔網から海苔を刈取る刈取り機構と、海面部分に展張されている前記海苔網を前記船体の船首部の上方へ導びく前部案内部材と、前記海苔網を前記船体の船首部から後部へ導く上部案内部材と、船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設され油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構とを有することを特徴とする海苔の刈取り船。

請求項3

動力推進機構と、船体の上方へ導びかれた海苔網から海苔を刈取る刈取り機構と、海苔の刈取り直後に前記海苔網に対して酸処理を施す酸処理機構と、海面部分に展張されている前記海苔網を前記船体の船首部の上方へ導びく前部案内部材と、前記海苔網を前記船体の船首部から後部へ導く上部案内部材と、船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設され油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構とを有することを特徴とする海苔の刈取り酸処理船。

請求項4

前記船長方向推進機構を船底の前方部または後方部のいずれか一方に配設し、他方には油圧力に基づいて船体の横方向への推進力を発生させる横方向推進機構を配設したことを特徴とする請求項1に記載の海苔網の酸処理船。

請求項5

前記船長方向推進機構を船底の前方部または後方部のいずれか一方に配設し、他方には油圧力に基づいて船体の横方向への推進力を発生させる横方向推進機構を配設したことを特徴とする請求項2に記載の海苔の刈取り船。

請求項6

前記船長方向推進機構を船底の前方部または後方部のいずれか一方に配設し、他方には油圧力に基づいて船体の横方向への推進力を発生させる横方向推進機構を配設したことを特徴とする請求項3に記載の海苔の刈取り酸処理船。

請求項7

前記船長方向推進機構は油圧力に基づいて回転する推進プロペラから構成されており、船体を方向転換できるように前記推進プロペラをその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ回動することのできる制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の海苔網の酸処理船。

請求項8

前記船長方向推進機構は油圧力に基づいて回転する推進プロペラから構成されており、船体を方向転換できるように前記推進プロペラをその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ回動することのできる制御部を有することを特徴とする請求項2に記載の海苔の刈取り船。

請求項9

前記船長方向推進機構は油圧力に基づいて回転する推進プロペラから構成されており、船体を方向転換できるように前記推進プロペラをその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ回動することのできる制御部を有することを特徴とする請求項3に記載の海苔の刈取り酸処理船。

技術分野

0001

本発明は、海苔養殖場において海面部分に展張されている海苔網に効果的かつ効率的な酸処理を施す海苔網の酸処理と、前記海苔網から海苔を効率的かつ自動的に刈取る海苔の刈取り船と、前記海苔網から海苔を自動的に刈取るとともに効果的かつ効率的な酸処理を施す海苔の刈取り酸処理船に関する。

背景技術

0002

一般に、海苔養殖は海苔網に浮子取付けて海面に浮かすように展張してで止める浮き流し方式や海中に立設した支柱に海苔網を展張した支柱方式によって行なわれている。

0003

このような海苔養殖においては、海苔網からの海苔の刈取りを能率良く行なう必要があり、本出願人は特公昭60−52036号公報により、それまでの刈取り方式の問題点を解決した海苔刈取り船を提案している。すなわち動力推進機構により自力推進しながら、先端部が海中に没入している前部案内部材を海面部分に展張されている海苔網の下方へ入れて、自動的に海苔網を海面から連続的に掬い上げ、船体に設けた刈取り機構により海苔網から海苔を刈取ることにより、従来の問題点を解消して、効率よく海苔の刈取りを行なうとともにその省力化を図っている。

発明が解決しようとする課題

0004

一方、健康な海苔を育成し、収穫率を向上させるために刈取り後の海苔網に酸処理を施している。

0005

従来の通常の酸処理方法は、海面部に展張されている海苔網を、一旦船上に揚げ酸処理槽中に所定時間浸漬させ、再び海面部に展張するものである。この通常の方法では、海苔網を側等に結着しておく等をゆるめたり結んだりしなければならず、作業性が悪いものであった。

0006

そのため、従来から船で海苔を刈取った後に、当該船上で酸処理剤を海苔網に噴射したり、海苔網を酸処理槽中を通過させたりして、酸処理を施していた。

0007

しかしながら、この船上における従来の酸処理方法においては、海苔網は酸処理を受けた後に短時間で海水中に再展張されるため、十分な酸処理時間をかけられず、前記した浸漬方法に比較して効果的な酸処理はできなかった。

0008

また、従来の前記動力推進機構は、ディーゼルエンジンガソリンエンジン駆動源として、この駆動力を伝達する動力伝達手段を介して左右一対プロペラ回転駆動させる構成とされており、船体を前進させるための推進力を得る場合には左右両方のプロペラを回転駆動させ、船体を右方向または左方向へ方向転換させるための推進力を得る場合には左または右のプロペラのみを回転駆動させるようになっていた。

0009

しかしながら、このようなディーゼルエンジンやガソリンエンジンを駆動源とする機構においては、高速推進する場合には適しているが、低速で推進しつつ高出力を発揮することを必要とする場合には必ずしも適しているとはいえない。このため、前記海苔網を水面から船上に引き揚げるときの荷重抵抗や海苔網と船体との摩擦抵抗に抗しつつ、高出力でかつ低速により前方へ推進しあるいは船体を左右方向へ転換させる場合には、エンジンが停止してしまって所望の推進力を得られなっかたり、燃費が悪くなったり、さらに通常よりもエンジンに過負荷がかかるためエンジン寿命の低下につながってしまうという問題があった。

0010

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、前進および方向転換のために必要な所望の推進力を容易に得ることができるとともに、海苔の刈取りまたはこの海苔の刈取り後の海苔網の酸処理あるいはこれらの海苔の刈取りと酸処理の両方の動作を自動的に効率良く行うことができ、省人、省力化を図ることのできる海苔網の酸処理船および海苔の刈取り船ならびに海苔の刈取り酸処理船を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

前述した目的を達成するために請求項1の海苔網の酸処理船は、動力推進機構に加えて、油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構を船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設し、前記動力推進機構による前方への推進力に加えて船長方向推進機構による船体の長手方向に対する前方および後方である、いわゆる船長方向への推進力によって推進するため低速高出力の推進ができ海苔網の酸処理を効率的に行なうことができることを特徴としている。

0012

また、請求項2に記載の海苔の刈取り船は、動力推進機構に加えて、油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構を船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設し、前記動力推進機構による前方への推進力に加えて船長方向推進機構による船体の長手方向に対する前方および後方である、いわゆる船長方向への推進力によって推進するため低速高出力の推進ができ海苔の刈取りを効率的に行なうことができることを特徴としている。

0013

また、請求項3に記載の海苔の刈取り酸処理船は、動力推進機構に加えて、油圧力に基づいて船長方向への推進力を発生させる船長方向推進機構を船底の前方部または後方部の少なくとも一方に配設し、前記動力推進機構による前方への推進力に加えて船長方向推進機構による船体の長手方向に対する前方および後方である、いわゆる船長方向への推進力によって推進するため低速高出力の推進ができ海苔の刈取りおよび海苔網の酸処理を効率的に行なうことができることを特徴としている。

0014

また、請求項4に記載の海苔網の酸処理船は、請求項1において、動力推進機構に加えて、前記船長方向推進機構を船底の前方部または後方部のいずれか一方に配設し、他方には油圧力に基づいて船体の横方向への推進力を発生させる横方向推進機構を配設し、前記動力推進機構による前方への推進力に加えて船長方向推進機構による船長方向への推進力によって推進するとともに、横方向へも油圧力に基づく推進力により推進するため低速高出力の推進ができ海苔網の酸処理を効率的に行なうことができることを特徴としている。

0015

また、請求項5に記載の海苔の刈取り船は、請求項2において、動力推進機構に加えて、前記船長方向推進機構を船底の前方部または後方部のいずれか一方に配設し、他方には油圧力に基づいて船体の横方向への推進力を発生させる横方向推進機構を配設し、前記動力推進機構による前方への推進力に加えて船長方向推進機構による船長方向への推進力によって推進するとともに、横方向へも油圧力に基づく推進力により推進するため低速高出力の推進ができ海苔の刈取りを効率的に行なうことができることを特徴としている。

0016

また、請求項6に記載の海苔の刈取り酸処理船は、請求項3において、動力推進機構に加えて、前記船長方向推進機構を船底の前方部または後方部のいずれか一方に配設し、他方には油圧力に基づいて船体の横方向への推進力を発生させる横方向推進機構を配設し、前記動力推進機構による前方への推進力に加えて船長方向推進機構による船長方向への推進力によって推進するとともに、横方向へも油圧力に基づく推進力により推進するため低速高出力の推進ができ海苔の刈取りおよび海苔網の酸処理を効率的に行なうことができることを特徴としている。

0017

また、請求項7に記載の海苔網の酸処理船は、請求項1において、前記船長方向推進機構を油圧力に基づいて回転する推進プロペラから構成するとともに、この推進プロペラを船体を方向転換できるようにその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ回動することのできる制御部を有し、前記船体を船長方向あるいは横方向へ自在に推進させるため、より効率的に海苔網の酸処理を行なうことができることを特徴としている。

0018

また、請求項8に記載の海苔の刈取り船は、請求項2において、前記船長方向推進機構を油圧力に基づいて回転する推進プロペラから構成するとともに、この推進プロペラを船体を方向転換できるようにその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ回動することのできる制御部を有し、前記船体を船長方向あるいは横方向へ自在に推進させるため、より効率的に海苔の刈取りを行なうことができることを特徴としている。

0019

また、請求項9に記載の海苔の刈取り酸処理船は、請求項3において、前記船長方向推進機構を油圧力に基づいて回転する推進プロペラから構成するとともに、この推進プロペラを船体を方向転換できるようにその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ回動することのできる制御部を有し、前記船体を船長方向あるいは横方向へ自在に推進させるため、より効率的に海苔の刈取り酸処理を行なうことができることを特徴としている。

0020

以下、本発明の実施の一形態を図1から図9について説明する。

0021

図1から図5は本発明の海苔網の酸処理船の実施の一形態を示している。

0022

本実施の一形態は、浮き流しと称される養殖方法に用いられる海苔網1に酸処理を施す場合を示している。

0023

この海苔網1は図示しない錨に繋留されている多数の浮子2,2…に綱3をもって締結されて海面に浮くようにして展張されている。

0024

本実施の一形態の海苔網1の酸処理船は、船体4の後方下部に動力推進機構5を備えており、さらに前記船体4の船底の前方部および後方部の2ヵ所に船長方向推進機構6を備えている。このうち、前記動力推進機構5は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等を駆動源(図示せず)とし、この駆動源により発生した動力を動力伝達手段10(図示せず)により伝達し、この伝達動力により回転されて推進力を発生させる左右1対のプロペラ5aから構成されている。この左右1対の両方のプロペラ5aを回転させることにより、前記船体4が前進されるようにされており、前記左右1対のプロペラ5aのうちの一方のみを回転させることにより、前記船体4の船首を右方向あるいは左方向へ回動させて方向転換されるようになっている。

0025

一方、前記船長方向推進機構6は、図3ブロック図に示すように、油圧エネルギを発生させる油圧源7、この油圧エネルギを機械エネルギに変換する油圧アクチュエータ8、前記油圧源7から前記油圧アクチュエータ8に伝達される油圧エネルギを制御する油圧エネルギ制御部9、前記油圧アクチュエータ8により変換された機械エネルギを推進プロペラ11へ伝達する伝動手段、およびこの機械エネルギにより回転し船長方向、つまり船体4の長手方向の前方または後方への推進力を発生させる推進プロペラ11から構成される。

0026

より具体的に説明すると、前記油圧源7には、電動機により駆動されて一定圧力を供給する定圧力ポンプや一定流量を供給する定流量ポンプ等が使用されており、この油圧源7が作動油を送給管中に流すことで発生する油圧エネルギにより、油圧シリンダ油圧モータからなる前記油圧アクチュエータ8が駆動されて回転トルクを発生させる。この油圧アクチュエータ8は、特に、低速で高出力の得られるラジアルピストン形の星形低速高トルクモータ等を使用するとよい。この油圧エネルギから機械エネルギを発生させる回転トルクへ変換する際には、前記油圧エネルギ制御部9が種々の油圧弁を用いて油圧回路中の圧力制御や、作動油の流量制御、あるいは作動油の流れの方向の制御を行なうようにされている。そして、前記伝動手段は、遊星歯車機構ローラチェーンまたはVベルト等により構成されており、前記油圧アクチュエータ8により発生した所望の回転トルクを前記推進プロペラ11に伝達して、この推進プロペラ11の回転により前記船体4を船長方向へ推進させる推進力が得られるようにされている。

0027

また、図4の(a)、(b)および(c)に示すように、前記船体4の船底の前方部および後方部は、水抵抗による影響が大とならない程度に隆起された推進プロペラ配設部12に形成されており、この推進プロペラ配設部12の前記船体4の船長方向の中心線に対応する位置には、前記推進プロペラ11を嵌入するための推進プロペラ嵌入孔13が形成されている。前記推進プロペラ11の外周には、推進プロペラ嵌合部材14が嵌合されており、個々の推進プロペラ11の縁端部が前記推進プロペラ嵌合部材14の内周面と固着するように溶接されている。さらに、前記推進プロペラ嵌合部材14の外周には、前記遊星歯車機構と噛合するための歯車が形成されているか、あるいは前記ローラチェーンを巻回するためのスプロケット、またはVベルトを巻回するためのV溝が形成されている。そして、前記推進プロペラ嵌合部材14と一体的に固着された前記推進プロペラ11は、前記推進プロペラ配設部12の推進プロペラ嵌入孔13へ図示しない玉軸受等により回転自在に配設され、前記伝動手段からの回転トルクを受けて回転するようにされている。

0028

なお、前記推進プロペラ11と前記推進プロペラ嵌合部材14とは、別途製造されて溶接等により一体的に形成されると説明したが、これらを金型等により当初から一体成形されるものとしてもよい。

0029

このような油圧機器としての船長方向推進機構6は、無段変則装置としての特性、すなわち力やトルク、速度等を広範囲にわたり容易に調整できるという特性を有するため、前記船体4を低速高トルクにより推進させられ、前記動力推進機構5の欠点を補完する役割を果たすようにされている。

0030

また、前記船体4の上部には、パイプ状の案内部材15が設けられている。前記案内部材15は、前部案内部材16、上部案内部材17および後部案内部材18に分割されている。そして、前部案内部材16は平面形状がU字型に形成されており、このU字型の弯曲した先端は船首より一定の傾斜で海中に没し、他端は下向きの脚19により甲板立脚するとともに、前部案内部材16の基部は、前記上部案内部材17にボルト20により着脱自在および回動可能に取付けられている。また、上部案内部材17は、船体4の左右舷側上方に、船体4の軸線方向と平行に2本に配設されたパイプにより形成されており、それら2本のパイプは、船体4の軸線方向と直交する数本の21により相互に連結されるとともに、脚22により船体4に固定されている。

0031

そして、上部案内部材17は、前記前部案内部材16により掬い上げられた海苔網1が円滑に船体後部へ導びかれるように前部案内部材16と連続した曲線、もしくは、直線を形成するように構成されている。

0032

この上部案内部材17の後端部の左右両側には、それぞれ図5に示すような長手方向に伸縮自在な後部案内部材18が固着されている。この後部案内部材18は、複数本(本実施の一形態では4本)の次第に小径とされるパイプ23a,23b,23c,23dを同軸状に入子式として伸縮自在に形成されており、最外側のパイプ23aを上部案内部材17の後端部に固着されている。内側の3本のパイプ23b,23c,23dの先端下面側には、それぞれ下端に浮子24bが固着されている剛性の有るロッド24aの上端螺着脱自在とするナット体25が固着されている。最内側のパイプ23dの先端には、図6に示すように、各パイプ23b,23c,23dを引出す際に海苔網1の側綱等に引掛けフック26が軸27をもって枢着されており、このフック26とパイプ23dの側面との間には、フック26に過大な力が作用した時に同図時計方向に回動することを許容するクリック機構29が介装されている。この後部案内部材18の各パイプ23b,23c,23dの最大伸長時の全長は、後述する酸処理機構30の部分において酸処理を施された海苔網1が、少なくとも船の進行に伴って後部案内部材18の後端部まで相対移動する間に、十分な酸処理効果を施す時間だけ空中に浮上させることのできる長さとされている。

0033

また、各パイプ23b,23c,23dを最大伸長状態から引戻すために各パイプ23a,…23dの中心部にワイヤ28bを挿通させ、そのワイヤ28bの一端を最内側のパイプ23dに固着し、ワイヤ28bの他端を引戻し専用のモータ17に連結させている。

0034

また、前記前部案内部材16、上部案内部材17および後部案内部材18の幅は海苔網1の幅とほぼ同一か、それよりも大きくするとよい。

0035

前記前部案内部材16は前記のように、ボルト20部分において分割および回動可能とされている方が、船の養殖場への往復時に、前部案内部材16を海中より引上げることができ、海水の抵抗を受けることがなく、また碇泊時における前部案内部材16の損傷、破壊を防止する意味で好ましいが、分割せずに全てを固定しておいても、酸処理作業には、本質的に問題はない。また、前部案内部材16の先端形状はU字型に限らずV字型など海面に浮かんでいる海苔網1を船体4の前進に伴ない、円滑に掬い上げ得る形状であればよいので、特に限定されるものではない。

0036

また、前記後部案内部材18は、その設置を省略してもよい。

0037

前記上部案内部材17の船首傾斜部の後方には、海苔網1に酸処理を施す酸処理機構30が設けられている。この酸処理機構30は上部案内部材17の幅全体に亘って横架した酸処理パイプ31の多数の噴射孔32より、海苔網1の下面側から酸処理液を噴射して酸処理するように形成されている。この酸処理パイプ31へは、図7に示すように、船体4上に設けた酸処理液槽33からポンプ34により送給管35を通して酸処理液41が圧送されるようになっており、この酸処理液槽33内の酸処理液41の酸濃度所定値に保持するために酸処理液41のpHを検出するpHセンサ37と、pHセンサ37の検出値に応じて酸剤を酸処理液槽33内へ供給する酸剤供給系38と、海水やアルカリ溶液等の希釈液を酸処理液槽33内へ供給する希釈液供給系39とが設けられている。

0038

両供給系33,34は共に、酸液タンク40および希釈液タンク43内の酸および希釈液をポンプ41,44により、送給管42,45を通して酸処理液槽33内へ必要量供給するようになっている。また、酸としては海苔の酸処理に用いられている無機酸、有機酸の中から適宜に選出して調合したものを用いるとよい。また、アルカリとしては水酸化ナトリウム水酸化カリウム等を用いるとよい。

0039

また、船体4において、酸処理機構30の酸処理パイプ31が設置された位置より船の進行方向前後に亘って甲板を二重甲板として、使用した酸処理液を回収できるように断面略矩形の槽55が形成されており、必要に応じて循環用のポンプを設置し、酸処理機構30の送給管35へ配管接続することにより、酸処理液を循環使用することができるようにされている。さらに、この槽55へ使用した酸処理液を回収するようにすることで、不必要に海へ酸処理液を垂れ流すことがなく、公害発生原因となることを防止することもできる。そして、船体4の中央部には収穫した海苔等を納める収納部64が、少なくとも酸処理液が混入するのを防止するように酸処理機構30およびそれより船尾部と隔離して設けられている。

0040

この酸処理機構30の海苔網1の進行方向下流位置には、海苔の細胞内への酸処理液41の浸透速度を速くする浸透促進機構46が設けられている。この浸透促進機構46は、図2および図8に示すように、上部案内部材17の幅全体に亘って配設された浸透槽47の浸透液48中に、走行する海苔網1を押えローラ機構49をもって上方より押えるようにして浸漬させるように形成されている。この押えローラ機構49は軸部材50にローラ51を回転自在に外装したものであり、軸部材50の基端部を浸透槽47の架台部に枢着させ、起倒自在に形成されている。浸透液48としては、酸処理液41が海苔の細胞膜を透して細胞内へ浸透するのを促進できるものであればよい。また、この浸透槽47内には超音波発振体52が設けられている。この超音波発振体52は超音波をもって酸処理液41の海苔の細胞内への浸透速度をさらに増速させ、かつ、海苔表面に付着している汚れ洗浄する。

0041

また、浸透促進機構46中にオゾン発生装置等を配設して、葉体に付着している雑菌を殺菌する殺菌機構53が設けられている。また、他の殺菌機構としては、紫外線を海苔網1に照射するように形成してもよい。

0042

また、船体4の最後尾には操舵室54が設けられており、この操舵室54の高さは、海苔網1の案内部材15上の走行を妨げないように、案内部材15の高さより低くなっており、操舵室54内には動力推進機構5、船長方向推進機構6、酸処理機構30、超音波発振体52、殺菌機構53の動作を指令管理する制御部を備えており、全てこの操舵室54内で操作を行なうことが最も好ましいものである。

0043

次に、本実施の一形態による海苔網1の酸処理方法を説明する。

0044

先ず、ガソリンエンジン等からなる高速推進可能な動力推進機構5を駆動させて、船体を波止場から海苔網1が展張されている海苔養殖場まで移動させる。海苔養殖場に到着したら、案内部材15のうち前部案内部材16のみを前方に延出させ、他方の1対の後部案内部材18は最短となるように収縮させておき、次に船体4を海苔網1の張設延長方向より、油圧駆動する推進プロペラ11を回転駆動して自力推進力により低速で進入させ、先端を海中に没入させた前部案内部材16により海苔網1を海面から連続的に掬い上げ、船の低速高出力による自力前進に伴い海苔網1を上部案内部材17に沿って船体後部へ導びく。さらに、海苔網1の後端部が収縮状態の後部案内部材18の後端部に達したら、パイプ23dの後端に取付けられているフック26を海苔網1の側綱等に引掛け、海苔網1の後方への相対移動に伴って後部案内部材18の各パイプ23d,23c,23bを順番に後方へ引出して行く。各パイプ23d,23c,23bが最長に繰出されると、フック26に過大な力が加わり、クリック機構29が外れてフック26が軸27を中心として回動して、フック26と海苔網1との係合が解かれる。以後は、海苔網1だけが後方へ移動して行き、後部案内部材18の後端部から再び海面に戻される。

0045

その間に前部案内部材16に沿って移動する海苔網1に対して酸処理機構30により酸処理を施し、その後後部案内部材18の後端部まで相対移動する間に酸処理剤を海苔の細胞内に十分に浸透させ、また、葉体に付着している雑菌を殺菌する。

0046

本実施の一形態における酸処理機構30による酸処理は、酸処理パイプ31の各噴射孔32から噴射される酸処理液が海苔網1の全幅に亘って均一に被着されることとなり、処理むらが発生しない。また、酸処理効果が極めて高いものとなり、さらにpHセンサ37、酸剤供給系38および希釈液供給系39により酸処理剤のpHを所定値に保持するため、常に良好な酸処理を施すことができる。

0047

さらに、本実施の一形態においては、浸透促進機構46により酸処理剤の海苔の細胞内への浸透速度を大きくしているため、海苔網1が後部案内部材18の後端部より海水中へ再没入されるまでの時間をさらに短縮しても、十分な酸処理効果が発揮されることとなる。また、超音波発振体52による洗浄作用および殺菌機構53による殺菌作用により、酸処理効果が一段と高められる。

0048

前述のごとく、前記案内部材15の先端を海中に没入させて海苔網1を海面から連続的に掬い上げる際には、船長方向推進機構6たる前記推進プロペラ11を回転駆動して低速高出力により船体4を前進させているが、より大きな駆動トルクを得たい場合や船首を転回させたい場合には、前記動力推進機構5のプロペラ5aも駆動するようにする。

0049

また、前記刈取り機構61による海苔の刈取りや酸処理機構30による海苔網1の酸処理を施す際に、船体4の前方へ進行するのみならず後方へ後退する必要が生じた場合には、前記船長方向推進機構6の油圧エネルギ制御部9が、油圧源7から油圧アクチュエータ8へ圧送される作動油の流れを、逆方向へ流れるように切換制御し、前記推進プロペラ11を逆方向へ回転し船体4を後方へ推進する。

0050

このように本実施の一形態においては、油圧駆動する船長方向推進機構6によって、船体4を低速高トルクで推進することができるため、海苔網1を船上に掬い上げる際に生じる負荷抵抗や摩擦抵抗に抗して高トルクで船体4を自在に推進させることができるし、低速により海苔や海苔網1を損傷することもない。さらに、場合によっては、前記船長方向推進機構6を逆回転させることにより船体4を後方へ推進させることもできる。

0051

また、船体4を推進させるだけで、前部案内部材16によって海水中に展張されている海苔網1を船上に掬い上げ、効果的な酸処理を自動的に施して、再び海水中に展張させることができ、海苔の収穫率を向上させるとともに、海苔の健康的な育成を促がすことができ、作業効率を向上させ、省人、省力化を図ることができる。

0052

さらに、本実施の一形態においては、モータ17によってワイヤ28bを巻戻すことにより、後部案内部材18の各パイプ23b,23c,23dを最外側のパイプ23a内に収納させることができ安全であり、しかも各パイプ23b,23c,23dの最大伸長長さを船体4の船長より自由に長くすることができるため、酸処理を確実かつ有効に実行することができる。

0053

また、本実施の一形態においては、必要に応じて適宜の刈取り機構61を酸処理機構30の前に設置することにより、海苔の刈取り船および海苔の刈取り酸処理船として利用することもできる。

0054

なお、前記実施の一形態においては酸処理機構30として酸処理液を海苔網1に噴射するようにしたが、例えば浸透促進機構46と同様にして海苔網1を酸処理液中に浸着させるようにしたり、ローラにより酸処理液を海苔網1に塗布するようにしてもよい。

0055

また、前記船長方向推進機構6は船体4の船底の前方部および後方部の2ヵ所に配設するように構成されているが、これを酸処理に必要な駆動トルク量コスト面とを比較考慮して、船底の前部または後部のいずれか一方のみに配設するようにしてもよい。

0056

つぎに、本発明の海苔網1の酸処理船の他の実施の一形態について説明する。なお、本実施の一形態の構成のうち、前述した実施の一形態の構成と同一の構成については再度の説明を省略する。

0057

本実施の一形態は、船体4の船底の前方部および後方部の2ヵ所に配設した船長方向推進機構6のうち前方部に配設した船長方向推進機構6に代えて、船体4を左右に方向転換するために横方向への推進力を発生させるための横方向推進機構56を配設したことを特徴としている。

0058

より具体的には、図9の(a)、(b)および(c)に示すように、船体4の船底の前方部が、船体4の中心線に沿って前方から後方へ水抵抗を抑制する流線型を有しつつ細長く隆起された横方向用プロペラ配設部57とされている。この横方向用プロペラ配設部57には、船体4の左右方向に貫通する横方向用プロペラ嵌入孔58が形成されており、この横方向用プロペラ嵌入孔58に油圧力に基づいて回転する横方向用プロペラ59が嵌入されるようになっている。この横方向用プロペラ59を回転させるための油圧機構は、図3に示す前記推進プロペラ11を回転させる油圧機構と同一の構成を有している。

0059

このような横方向推進機構56を有する海苔網1の酸処理船の実施の一形態は、海面に展張された海苔網1を船上に掬い上げてこの海苔網1に酸処理を施す作業中に、船体4を船長方向へ推進させるときには、前記船長方向推進機構6の推進プロペラ11を正方向または逆方向へ回転させて低速高トルクで前方あるいは後方に推進し、一方、船首を右方向または左方向へ転回させて方向転換するときには前記横方向推進機構56の横方向用プロペラ59を正方向または逆方向へ回転して横方向への推進力を発生させ低速高トルクで船体4を方向転換する。

0060

このように本実施の一形態においては、油圧により駆動する船長方向推進機構6と横方向推進機構56とによって、船体4を低速高トルクで前後方あるいは左右方向へ推進することができるため、海苔網1を船上に掬い上げる際に生じる負荷抵抗や摩擦抵抗に抗して高トルクで船体4を自在に推進させることができるし、低速により海苔や海苔網1を損傷することもない。さらに、船体4の方向転換も前記横方向推進機構56を正方向または逆方向に回転駆動するだけで容易かつスムーズに行なうことができる。

0061

また、船体4を推進させるだけで、前部案内部材16によって海水中に展張されている海苔網1を船上に掬い上げ、効果的な酸処理を自動的に施して、再び海水中に展張させることができ、海苔の収穫率を向上させるとともに、海苔の健康的な育成を促がすことができ、作業効率を向上させ、省人、省力化を図ることができる。

0062

さらに、本実施の一形態においては、モータ17によってワイヤ28bを巻戻すことにより、後部案内部材18の各パイプ23b,23c,23dを最外側のパイプ23a内に収納させることができ安全であり、しかも各パイプ23b,23c,23dの最大伸長長さを船体4の船長より自由に長くすることができるため、酸処理を確実かつ有効に実行することができる。

0063

なお、前述した実施の一形態の説明においては、横方向推進機構56を船底の前方部に配設し、船長方向推進機構6を船底の後方部に配設する構成としているが、この配設位置について横方向推進機構56を船底の後方部に配設し、船長方向推進機構6を船底の前方部に配設する構成としてもよい。

0064

つぎに、本発明の海苔網1の酸処理船の他の実施の一形態について説明する。なお、本実施の一形態の構成のうち、前述した実施の一形態の構成と同一の構成については再度の説明を省略する。

0065

本実施の一形態は、船体4の船底の前方部および後方部の2ヵ所に船長方向推進機構6または横方向推進機構56のいずれの機能をも発揮できるように切り換えることのできる方向可変推進機構60を配設したことを特徴としている。この方向可変推進機構60は、図10のブロック図に示すように、油圧エネルギを発生させる油圧源7、この油圧エネルギを機械エネルギに変換する油圧アクチュエータ8、前記油圧源7から前記油圧アクチュエータ8に伝達される油圧エネルギを制御する油圧エネルギ制御部9、前記油圧アクチュエータ8により変換された機械エネルギを伝達する伝動手段、この機械エネルギにより回転駆動し推進力を発生させる推進プロペラ11、およびこの推進プロペラ11の角度を変えることにより船体4の推進方向を切り換える切換制御部65から構成される。

0066

より具体的に説明すると、前記油圧源7は、電動機により駆動される定圧力ポンプや定流量ポンプ等から構成されており、この油圧源7で発生された油圧エネルギにより、低速高トルクモータ等の前記油圧アクチュエータ8が駆動されて回転トルクを発生させる。この油圧エネルギを機械エネルギたる回転トルクへ変換する際には、前記油圧エネルギ制御部9が、種々の油圧弁を用いて油圧回路中の圧力制御や、作動油の流量制御、あるいは作動油の流れの方向の制御を行なうようにされている。そして、前記伝動手段は、遊星歯車機構やローラチェーンまたはVベルト等により構成されており、前記油圧アクチュエータ8により発生した所望のトルクを前記推進プロペラ11に伝達して、この推進プロペラ11の回転により前記船体4を前進させるための推進力を得るようにされている。この推進プロペラ11および前記伝動手段には、前記切換制御部65が連結されており、前記推進プロペラ11をその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ少なくとも180度の角度の範囲内で切り換えることができるようにされており、これにより船体4を所望の方向へ推進させることができるようになっている。

0067

また、この切換制御部65の操作は、前記操舵室54において操作することができるようにされている。

0068

このような本発明の海苔網1の酸処理船の実施の一形態は、海面に展張されている前記海苔網1を船上に掬い上げつつ船体4を推進させて前記海苔網1の酸処理を行なっている際に、船体4の方向を転換する必要が生じたときには、前記操舵室54から前記方向可変推進機構60の切換制御部65に対して方向転換指令を出し、前記推進プロペラ11をその回転軸に平行な鉛直面に対し左右方向へ所望の位置に変化させる。これにより、前記船体4は前方のみならず左右方向へも低速高トルクで自在に推進することができる。

0069

つぎに、本発明の海苔の刈取り酸処理船の実施の一形態を図11から図13および図3から図10について説明する。

0070

本実施の一形態は、浮き流しと称される養殖方法に用いられる海苔網1から海苔を刈取るとともに酸処理を施す場合を示しており、図1および図2に示される前述の海苔網1の酸処理船の実施の一形態に、図13に示される海苔の刈取り機構61を設置して形成されている。

0071

本実施の一形態の海苔の刈取り酸処理船は、船体4の後方下部に動力推進機構5を備えており、さらに前記船体4の船底の前方部および後方部の2ヵ所には、前述の実施の一形態で説明した船長方向推進機構6や、横方向推進機構56および方向可変推進機構60のいずれかの推進機構を備えている。このうち、前記動力推進機構5は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等を駆動源(図示せず)とし、この駆動源により発生した動力を動力伝達手段10(図示せず)により伝達し、この伝達動力により回転されて推進力を発生させる左右1対のプロペラ5aから構成されている。この左右1対の両方のプロペラ5aを回転させることにより、前記船体4が前進されるようにされており、前記左右1対のプロペラ5aのうちの一方のみを回転させることにより、前記船体4の船首を右方向あるいは左方向へ回動させて方向転換されるようになっている。

0072

一方、前記船長方向推進機構6は、図3のブロック図に示すように、油圧エネルギを発生させる油圧源7、この油圧エネルギを機械エネルギに変換する油圧アクチュエータ8、前記油圧源7から前記油圧アクチュエータ8に伝達される油圧エネルギを制御する油圧エネルギ制御部9、前記油圧アクチュエータ8により変換された機械エネルギを推進プロペラ11へ伝達する伝動手段、およびこの機械エネルギにより回転し船長方向、つまり船体4の長手方向の前方または後方への推進力を発生させる推進プロペラ11から構成される。

0073

より具体的に説明すると、前記油圧源7には、電動機により駆動されて一定圧力を供給する定圧力ポンプや一定流量を供給する定流量ポンプ等が使用されており、この油圧源7が作動油を送給管中に流すことで発生する油圧エネルギにより、油圧シリンダや油圧モータからなる前記油圧アクチュエータ8が駆動されて回転トルクを発生させる。この油圧アクチュエータ8は、特に、低速で高出力の得られるラジアルピストン形の星形の低速高トルクモータ等を使用するとよい。この油圧エネルギから機械エネルギを発生させる回転トルクへ変換する際には、前記油圧エネルギ制御部9が種々の油圧弁を用いて油圧回路中の圧力制御や、作動油の流量制御、あるいは作動油の流れの方向の制御を行なうようにされている。そして、前記伝動手段は、遊星歯車機構やローラチェーンまたはVベルト等により構成されており、前記油圧アクチュエータ8により発生した所望の回転トルクを前記推進プロペラ11に伝達して、この推進プロペラ11の回転により前記船体4を船長方向へ推進させる推進力が得られるようにされている。

0074

また、図4に示すように、前記船体4の船底の前方部および後方部は、水抵抗による影響が大とならない程度に隆起された推進プロペラ配設部12に形成されており、この推進プロペラ配設部12の前記船体4の船長方向の中心線に対応する位置には、前記推進プロペラ11を嵌入するための推進プロペラ嵌入孔13が形成されている。前記推進プロペラ11の外周には、推進プロペラ嵌合部材14が嵌合されており、個々の推進プロペラ11の縁端部が前記推進プロペラ嵌合部材14の内周面と固着するように溶接されている。さらに、前記推進プロペラ嵌合部材14の外周には、前記遊星歯車機構と噛合するための歯車が形成されているか、あるいは前記ローラチェーンを巻回するためのスプロケット、またはVベルトを巻回するためのV溝が形成されている。そして、前記推進プロペラ嵌合部材14と一体的に固着された前記推進プロペラ11は、前記推進プロペラ配設部12の推進プロペラ嵌入孔13へ図示しない玉軸受等により回転自在に配設され、前記伝動手段からの回転トルクを受けて回転するようにされている。

0075

なお、前記推進プロペラ11と前記推進プロペラ嵌合部材14とは、別途製造されて溶接等により一体的に形成されると説明したが、これらを金型等により当初から一体成形されるものとしてもよい。

0076

このような油圧機器としての船長方向推進機構6は、無段変則装置としての特性、すなわち力やトルク、速度等を広範囲にわたり容易に調整できるという特性を有するため、前記船体4を低速高トルクにより推進させられ、前記動力推進機構5の欠点を補完する役割を果たすようにされている。

0077

また、前記船体4の上部には、パイプ状の案内部材15が設けられている。この案内部材15は、前部案内部材16、上部案内部材17および後部案内部材18に分割されている。そして前部案内部材16は平面形状がU字型に形成されており、このU字型の弯曲した先端は船首より一定の傾斜で海中に没し、他端は下向きの脚19により甲板に立脚するとともに、前部案内部材16の基部は、前記上部案内部材17にボルト20により着脱自在および回動可能に取付けられている。また、上部案内部材17は、船体4の左右舷側上方に、船体4の長軸線方向と平行に2本に配設されたパイプにより形成されており、それら2本のパイプは、船体4の長軸線方向と直交する数本の桟21により相互に連結されるとともに、脚22により船体4に固定されている。

0078

そして、上部案内部材17は、前記前部案内部材16により掬い上げられた海苔網1が円滑に船体後部へ導びかれるように前部案内部材16と連続した曲線、もしくは、直線を形成するように構成されている。

0079

この上部案内部材17の後端部の左右両側には、それぞれ図5に示すような長手方向に伸縮自在な後部案内部材18が固着されている。この後部案内部材18は、複数本(本実施の一形態では4本)の次第に小径とされるパイプ23a,23b,23c,23dを同軸状に入子式として伸縮自在に形成されており、最外側のパイプ23aを上部案内部材17の後端部に固着されている。内側の3本のパイプ23b,23c,23dの先端下面側には、それぞれ下端に浮子24bが固着されている剛性の有るロッド24aの上端を螺着脱自在とするナット体25が固着されている。最内側のパイプ23dの先端には、図6に示すように、各パイプ23b,23c,23dを引出す際に海苔網1の側綱等に引掛けるフック26が軸27をもって枢着されており、このフック26とパイプ23dの側面との間には、フック26に過大な力が作用した時に同図時計方向に回動することを許容するクリック機構29が介装されている。この後部案内部材18の各パイプ23b,23c,23dの最大伸長時の全長は、後述する酸処理機構30の部分において酸処理を施された海苔網1が、少なくとも船の進行に伴って後部案内部材18の後端部まで相対移動する間に、十分な酸処理効果を施す時間だけ空中に浮上させることのできる長さとされている。

0080

また、各パイプ23b,23c,23dを最大伸長状態から引戻すために各パイプ23a,…23dの中心部にワイヤ28bを挿通させ、そのワイヤ28bの一端を最内側のパイプ23dに固着し、ワイヤ28bの他端を引戻し専用のモータ17に連結させている。

0081

また、前記前部案内部材16、上部案内部材17および後部案内部材18の幅は海苔網1の幅とほぼ同一か、それよりも大きくするとよい。

0082

前記前部案内部材16は前記のように、ボルト20部分において分割および回動可能とされている方が、船の養殖場への往復時に、前部案内部材16を海中より引上げることができ、海水の抵抗を受けることがなく、また碇泊時における前部案内部材16の損傷、破壊を防止する意味で好ましいが、分割せずに全てを固定しておいても、酸処理作業には、本質的に問題はない。また、前部案内部材16の先端形状はU字型に限らずV字型など海面に浮かんでいる海苔網1を船体4の前進に伴ない、円滑に掬い上げ得る形状であればよいので、特に限定されるものではない。

0083

前記上部案内部材17の船首傾斜部の下方には、従来公知の刈取り機構61が設けられている。この刈取り機構61は、例えば図13に示すように、電動機(図示せず)などによって回転される軸12に、ほぼ前部案内部材16と同一の幅を有するL字型の刃63を放射状に取付け、そのL字型の刃63を回転させることにより海苔網1から垂れ下がる海苔を刈取るものである。この刈取り機構61としては、他に2枚の円盤の外周間にピアノ線などの線材を張設したものを回転させることにより、張設された線材で海苔を刈取っても良く、連続して刈取る機構であれば前記に限定されるものではない。

0084

そして、船体4の中央部には収穫された海苔を収穫する収納部64が後述する酸処理液が混入するのを防止するように、酸処理機構30およびそれより船尾部の甲板と隔離して設けられており、前記刈取り機構61で刈取られた海苔は、収納部64に納められる。

0085

また、刈取り機構61の直後には海苔を刈取られて水切り状態にある海苔網1に酸処理を施す酸処理機構30が設けられている。この酸処理機構30は上部案内部材17の幅全体に亘って横架した酸処理パイプ31の多数の噴射孔32より、海苔網1の下面側から酸処理液を噴射して酸処理するように形成されている。この酸処理パイプ31へは、図7に示すように、船体4上に設けた酸処理液槽33からポンプ34により送給管35を通して酸処理液41が圧送されるようになっており、この酸処理液槽33内の酸処理液41の酸濃度を所定値に保持するために、酸処理液41のpHを検出するpHセンサ37と、pHセンサ37の検出値に応じて酸剤を酸処理液槽33内へ供給する酸剤供給系38と、海水やアルカリ溶液等の希釈液を酸処理液槽33内へ供給する希釈液供給系39とが設けられている。

0086

両供給系33,34は共に、酸液タンク40および希釈液タンク43内の酸および希釈液をポンプ41,44により送給管42,45を通して酸処理液槽33内へ必要量供給するようになっている。また、酸としては海苔の酸処理に用いられている無機酸、有機酸の中から適宜に選出して調合したものを用いるとよい。また更に、アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いるとよい。

0087

また、船体4において、酸処理機構30の酸処理パイプ31が設置された位置より船の進行方向前後に亘って甲板を二重甲板として、使用した酸処理液を回収できるように断面略矩形の槽55が形成されており、必要に応じて循環用のポンプを設置し、酸処理機構30の送給管35へ配管接続することにより、酸処理液を循環使用することができるようにされている。さらに、この槽55へ使用した酸処理液を回収するようにすることで、不必要に海へ酸処理液を垂れ流すことがなく、公害の発生原因となることを防止することもできる。

0088

この酸処理機構30の海苔網1の進行方向下流位置には、海苔の細胞内への酸処理液41の浸透速度を速くする浸透促進機構46が設けられている。この浸透促進機構46は、図6に示すように、上部案内部材17の幅全体に亘って配設された浸透槽47の浸透液48中に、走行する海苔網1を押えローラ機構49をもって上方より押えるようにして浸漬させるように形成されている。この押えローラ機構49は軸部材50にローラ51を回転自在に外装したものであり、軸部材50の基端部を浸透槽47の架台部に枢着させ、起倒自在に形成されている。浸透液48としては、酸処理液41が海苔の細胞膜を透して細胞内へ浸透するのを促進できるものであればよい。また、この浸透槽47内には超音波発振体52が設けられている。この超音波発振体52は超音波をもって酸処理液41の海苔の細胞内への浸透速度をさらに増速させ、かつ、海苔表面に付着している汚れを洗浄する。

0089

また、浸透促進機構46中にオゾン発生装置等を配設して、葉体に付着している雑菌を殺菌する殺菌機構53が設けられている。また、他の殺菌機構としては、紫外線を海苔網1に照射するように形成してもよい。

0090

また、船体4の最後尾には操舵室54が設けられており、この操舵室54の高さは、海苔網1の案内部材15上の走行を妨げないように、案内部材15の高さより低くなっており、操舵室54内には刈取り機構61、酸処理機構30、超音波発振体52、殺菌機構53の動作を指令管理する制御部を備えており、全てこの操舵室54内で操作を行なうことが最も好ましいものである。

0091

また、刈取った海苔を収納する収納部64と酸処理機構30以後の各機構等との間は、図示しない隔離板等により完全に隔離されている。

0092

次に、本実施の一形態による海苔網1の酸処理方法を説明する。

0093

先ず、ガソリンエンジン等からなる高速推進可能な動力推進機構5を駆動させて、船体4を波止場から海苔網1が展張されている海苔養殖場まで移動させる。海苔養殖場に到着したら、案内部材15のうち前部案内部材16のみを前方に延出させ、他方の1対の後部案内部材18は最短となるように収縮させておき、次に船体4を海苔網1の張設延長方向から、油圧により駆動する前記船長方向推進機構6の前記推進プロペラ11を回転させて自力推進力により低速で進入させ、先端を海中に没入させた前部案内部材16により海苔網1を海面から連続的に掬い上げ、船の低速高出力による自力前進に伴い海苔網1を上部案内部材17に沿って船体後部へ導びく。さらに、海苔網1の後端部が収縮状態の後部案内部材18の後端部に達したら、パイプ23dの後端に取付けられているフック26を海苔網1の側綱等に引掛け、海苔網1の後方への相対移動に伴って後部案内部材18の各パイプ23d,23c,23bを順番に後方へ引出して行く。各パイプ23d,23c,23bが最長に繰出されると、フック26に過大な力が加わり、クリック機構29が外れてフック26が軸27を中心として回動して、フック26と海苔網1との係合が解かれる。以後は、海苔網1だけが後方へ移動して行き、後部案内部材18の後端部から再び海面に戻される。

0094

その間に前部案内部材16に沿って移動する海苔網1から垂れ下がった海苔の葉体を刈取り機構61により連続して刈取り収穫し、船体4の収納部64内に収納し、続いて酸処理機構30により刈取り後の海苔網1へ酸処理を施し、その後、後部案内部材18の後端部まで相対移動する間に酸処理剤を海苔の細胞内に十分に浸透させ、また、葉体に付着している雑菌を殺菌する。

0095

また、前記刈取り機構61による海苔の刈取りや酸処理機構30による海苔網1の酸処理を施す際に、船体4の前方へ進行するのみならず後方へ後退する必要が生じた場合には、前記船長方向推進機構6の油圧エネルギ制御部9が、油圧源7から油圧アクチュエータ8へ圧送される作動油の流れを逆方向へ流れるように切換制御して、前記推進プロペラ11を逆方向へ回転し船体4を後方へ推進する。

0096

本実施の一形態における酸処理機構30による酸処理は、刈取り機構61による刈取りの直後であるため、海苔網1は水切り状態にあり、酸処理パイプ31の各噴射孔32から噴射される酸処理液が海苔網1の全幅に亘って均一に被着されることとなり、処理むらが発生しない。また、刈取り直後に酸処理を行なうものであるから、酸処理効果が極めて高いものとなり、さらにpHセンサ37、酸剤供給系38および希釈液供給系39により酸処理剤のpHを所定値に保持するため、常に良好な酸処理を施すことができる。

0097

さらに、本実施の一形態においては、浸透促進機構46により酸処理剤の海苔の細胞内への浸透速度を大きくしているため、海苔網1が後部案内部材18の後端部より海水中へ再没入されるまでの時間をさらに短縮しても、十分な酸処理効果が発揮されることとなる。また、超音波発振体52による洗浄作用および殺菌機構53による殺菌作用により、酸処理効果が一段と高められる。

0098

また、前述のごとく、前記案内部材15の先端を海中に没入させて海苔網1を海面から連続的に掬い上げる際には、船長方向推進機構6たる前記推進プロペラ11を回転して低速高出力により船体4を前進させているが、より大きな駆動トルクを得たい場合や船首を転回させたい場合には、前記動力推進機構5のプロペラ5aも駆動するようにする。

0099

このように本発明の海苔の刈取り酸処理船の実施の一形態においては、油圧駆動する船長方向推進機構6によって、船体4を低速高トルクで推進することができるため、海苔網1を船上に掬い上げる際に生じる負荷抵抗や摩擦抵抗に抗して高トルクで船体4を自在に推進させることができるし、低速により海苔や海苔網1を損傷することもない。さらに、場合によっては、前記船長方向推進機構6を逆回転させることにより船体4を後方へ推進させることもできる。

0100

また、船体4を推進させるだけで、前部案内部材16によって海水中に展張されている海苔網1を船上に抄い上げ、海苔を自動的に刈取り、さらに効果的な酸処理を自動的に施して、再び海水中に展張させることができ、海苔の収穫率を向上させるとともに、海苔の健康的な育成を促がすことができ、作業効率を向上させ、省人、省力化を図ることができる。

0101

さらに、本実施の一形態においては、モータ17によってワイヤ28bを巻戻すことにより、後部案内部材18の各パイプ23b,23c,23dを最外側のパイプ23a内に収納させることができ安全であり、しかも各パイプ23b,23c,23dの最大伸長長さを船体4の船長より自由に長くすることができるため、酸処理等を確実かつ有効に実行することができる。

0102

また、本実施の一形態においては、刈取り機構61と酸処理機構30とを有しているために、必要に応じていずれか一方の機構のみを稼働させて、海苔の刈取り船または海苔網1の酸処理船として利用することができ、一船で3役を果たすことができ、利用価値の高いものとなる。

0103

なお、前記実施の一形態においては酸処理機構30として酸処理液を海苔網1に噴射するようにしたが、例えば浸透促進機構46と同様にして海苔網1を酸処理液中に浸着させるようにしたり、ローラにより酸処理液を海苔網1に塗布するようにしてもよい。

0104

また、前記船長方向推進機構6は船体4の船底の前方部および後方部の2ヵ所に配設するように構成されているが、これを酸処理に必要な駆動トルク量とコスト面とを比較考慮して、船底の前部または後部のいずれか一方のみに配設するようにしてもよい。

0105

さらに、本発明の海苔の刈取り酸処理船の実施の一形態においては、船体4の前方部および後方部の両方の位置に前記船長方向推進機構6を配設するようにしたが、これを前述の海苔網1の酸処理船の実施の一形態において説明した前記横方向推進機構56や前記方向可変推進機構60を配設するようにしてもよい。そして、このような場合には、前記船体4を前方および後方へ低速高出力で推進できるのみならず、前記船体4を左右方向へも低速高出力により推進できることとなり、より効率的な海苔の刈取りおよび海苔網1の酸処理作業を行なうことができる。

0106

さらにまた、前述した本発明の海苔の刈取り酸処理船の実施の一形態に示した構成のうち、前記酸処理機構30を配設しておらず、前記刈取り機構61のみを配設している海苔刈取り船であっても、各実施の一形態で述べた効果を十分発揮し利用価値の高い海苔刈取り船を提供することができる。

0107

また、本発明は前記実施の一形態に限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。

発明の効果

0108

以上説明したように本発明の海苔網の酸処理船によれば、低速高トルクで推進させることができるため、海苔網を損傷することなく容易に船体を前進および方向転換させることができる。また、船を利用して海苔網への酸処理を自動的にしかも極めて効率的に施すことができ、省人、省力化を図ることができる。

0109

また、海苔の刈取り船によれば、低速高トルクで推進させることができるため、海苔や海苔網を損傷することなく容易に船体を前進および方向転換させることができる。また、船を利用して海苔の刈取りを自動的にしかも極めて効率的に施すことができ、省人、省力化を図ることができる。

0110

また、本発明の海苔の刈取り酸処理船によれば、低速高トルクで推進させることができるため、海苔や海苔網を損傷することなく容易に船体を前進および方向転換させることができる。また、船を利用して海苔の刈取りを自動的に効率良く行なうことができるとともに、酸処理も自動的にしかも極めて効率的に施すことができ、省人、省力化を図ることのできる等という優れた効果を奏することができる。

図面の簡単な説明

0111

図1本発明の海苔網の酸処理船の実施の一形態を示す側面図
図2図1の平面図
図3本発明の海苔網の酸処理船の実施の一形態の船長方向推進機構のブロック図
図4aは図1の海苔網の酸処理船の要部を示す正面図、bは側面図、cは底面図
図5後部案内部材の拡大図
図6パイプに取付けられたフックを示す分解斜視図
図7酸処理機構の構成図
図8浸透促進機構の構成図
図9a、b、cはそれぞれ本発明の海苔網の酸処理船の他の実施の一形態を示す図4と同様の図
図10本発明の海苔網の酸処理船の他の実施の一形態の方向可変推進機構のブロック図
図11本発明の海苔の刈取り酸処理船の実施の一形態を示す側面図
図12図11の平面図
図13刈取り機構の縦断側面図

--

0112

1海苔網
4船体
5動力推進機構
6船長方向推進機構
7油圧源
8油圧アクチュエータ
9油圧エネルギ制御部
10 伝達手段
11推進プロペラ
12 推進プロペラ配設部
15案内部材
16前部案内部材
17 上部案内部材
30酸処理機構
46浸透促進機構
52超音波発振体
53殺菌機構
56 横方向推進機構
57 横方向用プロペラ配設部
59 横方向用プロペラ
60 方向可変推進機構
61刈取り機構

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