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技術 部材の接合構造及び組立て家具、及び部材の接合具

出願人 蒲池計身
発明者 蒲池計身
出願日 1992年12月9日 (28年2ヶ月経過) 出願番号 1996-137632
公開日 1997年2月10日 (24年0ヶ月経過) 公開番号 1997-037858
状態 未査定
技術分野 組立て式棚 シェルフ,仕切の調節 家具の接続
主要キーワード 掛止突条 掛止体 部材表 パーテイション 半長円形 埋設穴 サイドボード 蟻継ぎ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年2月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

設置現場で簡単に組立てることができ、接合部分が緊結できると共に強度的にもすぐれた接合構造および組立て家具

解決手段

側板1の内側面には装着穴2が設けてある。装着穴2には袋ナット3が埋設してある。袋ナット3には接合具7が螺着してある。接合具7はねじ部70とそれに連設してある截頭円錐形状の頭部71を備えている。頭部71の側面は基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面7aとなっている。頭部71の先端面71aには十字溝71bが設けてある。棚板8、8a、8bの一方の面の両端部には接合具7と対応する位置に頭部71と嵌合する截頭円錐形状の接合凹部9が設けてある。接合凹部9には接合具7の掛合面7aと密着できる掛合面9aが形成されている。4は裏板、10は天板、10aは地板である。

概要

背景

一般の家庭では、箪笥サイドボード或は食器棚のように、所謂箱物家具と称される収納家具が使用されている。この収納家具は水平方向に配置した板(水平板)と垂直方向に配置した板(垂直板)を接合させて組立てられている。水平板と垂直板を接合する方法にはいくつかの方法がある。公知例の一つとしてダボを使用する接合方法をあげることができる。

従来のこの種の一例を図8に示す。図において、60はダボを示している。ダボ60は、水平板61及び垂直板62の端面610及び620にダボ60の長さの略半分の深さの植設穴を穿設し、この中にダボ60を植設する。ダボ60と相対する板面にもダボ60の長さの略半分の深さの嵌合穴63を穿設する。そうして端面610,620及びダボ60の突出部に接着剤を塗布した後、この突出部を上記嵌合穴63に挿入して水平板61及び垂直板62を接合する。

公知例の他の方法としては、上記植設穴にナット埋設し、上記嵌合穴は貫通させる。そうしてボルトを嵌合穴に挿通させ、上記植設穴のナットと螺合して水平板61及び垂直板62を接合する方法がある。これらの方法によって水平板61及び垂直板62を接合して、家具を組立てることができる。

更に他の公知例としては実公昭58−8115号及び実願平1−54792号(実開平2−145129号)のマイクロフィルムに開示されたものがある。実公昭58−8115号に開示されたものは、側板の接合面から突出して設けてある球形状係止具と、プラスチック成形され、棚板に埋設されており、球形状係止具と嵌着されるキャップ球受とから構成されている。この構造によると側板と棚板を接合して家具を組立てることができる。

この構造の場合、球形状係止具をキャップ球受より大きく形成すると嵌入できないか嵌入困難となる。球形状係止具をキャップ球受より小さく形成すると嵌入は容易であるが接合部に「がたつき」が生じる。つまり、接合部の「がたつき」を防止する為には、球形状係止具とキャップ球受とはきっちりと嵌合する必要があり相互の部材の寸法精度が要求される。

上記公報ではそれを想定しており、多少寸法精度が低下してもキャップ球受の内面係止突起部を設け、取付の際に生じた寸法差修正するようにしているのである。従って係止突起部が必須とされるキャップ球受は、棚板に直接には形成できず、プラスチックで成形し埋設穴部に圧入固定される必要があるために、その分余分に部品及び部品の圧入固定の為の工程が必要となり、コスト高になる。

また、キャップ球受及びそれを埋設する埋設穴部は底面視から明らかなように円形状であるために直線状に形成されている接合端面との間の厚みが乏しく、上記したキャップ球受のような補強材がないと引っ張り力を加えた場合、接合端面部分が欠けて破損する恐れもある。

実願昭平1−54792号(実開平2−145129号)のマイクロフィルムに開示されたものは、側板の接合面から突出して設けてある支持ピンと、棚板に設けてあり当該支持ピンに上方から嵌め入れる緊結金具とから構成されている。この構造によると側板と棚板を接合して家具を組立てることができるが、従来からある接合構造であり、接合部分に「がたつき」を生じることを防止することができない。

概要

設置現場で簡単に組立てることができ、接合部分が緊結できると共に強度的にもすぐれた接合構造および組立て家具

側板1の内側面には装着穴2が設けてある。装着穴2には袋ナット3が埋設してある。袋ナット3には接合具7が螺着してある。接合具7はねじ部70とそれに連設してある截頭円錐形状の頭部71を備えている。頭部71の側面は基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面7aとなっている。頭部71の先端面71aには十字溝71bが設けてある。棚板8、8a、8bの一方の面の両端部には接合具7と対応する位置に頭部71と嵌合する截頭円錐形状の接合凹部9が設けてある。接合凹部9には接合具7の掛合面7aと密着できる掛合面9aが形成されている。4は裏板、10は天板、10aは地板である。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

部材を接合する接合構造であって、一方の部材の接合面から突出して設けてあり、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面(7a)が形成されている接合具(7) と、他方の部材の接合端部に設けてあり、この他方の部材表面の一部に上記接合具(7) に対応して形成され、上記接合具(7) の掛合面(7a)と密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面(9a)が直接形成されている接合凹部(9) と、を備え、上記接合具(7) を上記接合凹部(9) に圧入することにより一方の部材と他方の部材とを接合するようにしたことを特徴とする、部材の接合構造。

請求項2

接合具(7) が截頭円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の部材の接合構造。

請求項3

接合具(7) が截頭円錐形状に形成されており、その表面に凹凸部(72)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の部材の接合構造。

請求項4

接合具(7) がねじを挿通掛止できる挿通部を有し、当該接合具(7) は一方の部材の接合面に挿通部を挿通したねじで固着されていることを特徴とする請求項1記載の部材の接合構造。

請求項5

少なくとも二つの構成部材を含む組立て家具であって、一方の部材の接合面から突出して設けてあり、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面(7a)が形成されている接合具(7) と、他方の部材の接合端部に設けてあり、この他方の部材表面の一部に上記接合具(7) に対応して形成され、上記接合具(7) の掛合面(7a)と密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面(9a)が直接形成されている接合凹部(9) と、を備え、上記接合具(7) を上記接合凹部(9) に圧入することにより一方の部材と他方の部材とを接合するようにしたことを特徴とする、組立て家具。

請求項6

接合具(7) が截頭円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の組立て家具。

請求項7

接合具(7) が截頭円錐形状に形成されており、その表面に凹凸部(72)が形成されていることを特徴とする請求項5記載の組立て家具。

請求項8

接合具(7) がねじを挿通掛止できる挿通部を有し、当該接合具(7) は一方の部材の接合面に挿通部を挿通したねじで固着されていることを特徴とする請求項5記載の組立て家具。

請求項9

部材を接合する場合に使用する接合具であって、ねじ部と、このねじ部に連設してある頭部を有し、上記頭部は、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面(7a)が形成されていることを特徴とする、部材の接合具。

請求項10

頭部が截頭円錐形状に形成されていることを特徴とする請求項9記載の部材の接合具。

請求項11

頭部が截頭円錐形状に形成されており、その表面に凹凸部(72)が形成されていることを特徴とする請求項9記載の部材の接合具。

請求項12

部材の接合具であって、ねじ部と、このねじ部とは別体に形成してある頭部と、を備え、上記頭部には、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面(7a)が形成されていると共に、上記ねじ部を挿通掛止できる挿通部を有することを特徴とする、部材の接合具。

技術分野

0001

本発明は部材の接合構造及び組立て家具、及び部材の接合具係り、更に詳しくは、家具部材の接合構造及び組立て家具、及び家具組立てに使用する接合具に関する。

背景技術

0002

一般の家庭では、箪笥サイドボード或は食器棚のように、所謂箱物家具と称される収納家具が使用されている。この収納家具は水平方向に配置した板(水平板)と垂直方向に配置した板(垂直板)を接合させて組立てられている。水平板と垂直板を接合する方法にはいくつかの方法がある。公知例の一つとしてダボを使用する接合方法をあげることができる。

0003

従来のこの種の一例を図8に示す。図において、60はダボを示している。ダボ60は、水平板61及び垂直板62の端面610及び620にダボ60の長さの略半分の深さの植設穴を穿設し、この中にダボ60を植設する。ダボ60と相対する板面にもダボ60の長さの略半分の深さの嵌合穴63を穿設する。そうして端面610,620及びダボ60の突出部に接着剤を塗布した後、この突出部を上記嵌合穴63に挿入して水平板61及び垂直板62を接合する。

0004

公知例の他の方法としては、上記植設穴にナット埋設し、上記嵌合穴は貫通させる。そうしてボルトを嵌合穴に挿通させ、上記植設穴のナットと螺合して水平板61及び垂直板62を接合する方法がある。これらの方法によって水平板61及び垂直板62を接合して、家具を組立てることができる。

0005

更に他の公知例としては実公昭58−8115号及び実願平1−54792号(実開平2−145129号)のマイクロフィルムに開示されたものがある。実公昭58−8115号に開示されたものは、側板の接合面から突出して設けてある球形状係止具と、プラスチック成形され、棚板に埋設されており、球形状係止具と嵌着されるキャップ球受とから構成されている。この構造によると側板と棚板を接合して家具を組立てることができる。

0006

この構造の場合、球形状係止具をキャップ球受より大きく形成すると嵌入できないか嵌入困難となる。球形状係止具をキャップ球受より小さく形成すると嵌入は容易であるが接合部に「がたつき」が生じる。つまり、接合部の「がたつき」を防止する為には、球形状係止具とキャップ球受とはきっちりと嵌合する必要があり相互の部材の寸法精度が要求される。

0007

上記公報ではそれを想定しており、多少寸法精度が低下してもキャップ球受の内面係止突起部を設け、取付の際に生じた寸法差修正するようにしているのである。従って係止突起部が必須とされるキャップ球受は、棚板に直接には形成できず、プラスチックで成形し埋設穴部に圧入固定される必要があるために、その分余分に部品及び部品の圧入固定の為の工程が必要となり、コスト高になる。

0008

また、キャップ球受及びそれを埋設する埋設穴部は底面視から明らかなように円形状であるために直線状に形成されている接合端面との間の厚みが乏しく、上記したキャップ球受のような補強材がないと引っ張り力を加えた場合、接合端面部分が欠けて破損する恐れもある。

0009

実願昭平1−54792号(実開平2−145129号)のマイクロフィルムに開示されたものは、側板の接合面から突出して設けてある支持ピンと、棚板に設けてあり当該支持ピンに上方から嵌め入れる緊結金具とから構成されている。この構造によると側板と棚板を接合して家具を組立てることができるが、従来からある接合構造であり、接合部分に「がたつき」を生じることを防止することができない。

0010

そこで本発明の目的は、設置現場でも簡単に組立てることができ、組立てられた部材の接合部分が緊結できると共に強度的にもすぐれた接合構造および組立て家具を提供することにある。本発明の他の目的は、上記目的を達成する接合具を提供することにある。

0011

上記目的を達成する為に講じた発明の構成は次の通りである。第1の発明にあっては、部材を接合する接合構造であって、一方の部材の接合面から突出して設けてあり、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されている接合具と、他方の部材の接合端部に設けてあり、この他方の部材表面の一部に上記接合具に対応して形成され、上記接合具の掛合面と密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面が直接形成されている接合凹部と、を備え、上記接合具を上記接合凹部に圧入することにより一方の部材と他方の部材とを接合するようにしたことを特徴とする、部材の接合構造である。

0012

第2の発明にあっては、接合具が截頭円錐形状に形成されていることを特徴とする第1の発明に係る部材の接合構造である。

0013

第3の発明にあっては、接合具が截頭円錐形状に形成されており、その表面に凹凸部が形成されていることを特徴とする第1の発明に係る部材の接合構造である。

0014

第4の発明にあっては、接合具がねじを挿通掛止できる挿通部を有し、当該接合具は一方の部材の接合面に挿通部を挿通したねじで固着されていることを特徴とする第1の発明に係る部材の接合構造である。

0015

第5の発明にあっては、少なくとも二つの構成部材を含む組立て家具であって、一方の部材の接合面から突出して設けてあり、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されている接合具と、他方の部材の接合端部に設けてあり、この他方の部材表面の一部に上記接合具に対応して形成され、上記接合具の掛合面と密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面が直接形成されている接合凹部と、を備え、上記接合具を上記接合凹部に圧入することにより一方の部材と他方の部材とを接合するようにしたことを特徴とする、組立て家具である。

0016

第6の発明にあっては、接合具が截頭円錐形状に形成されていることを特徴とする第5の発明に係る組立て家具である。

0017

第7の発明にあっては、接合具が截頭円錐形状に形成されており、その表面に凹凸部が形成されていることを特徴とする第5の発明に係る組立て家具である。

0018

第8の発明にあっては、接合具がねじを挿通掛止できる挿通部を有し、当該接合具は一方の部材の接合面に挿通部を挿通したねじで固着されていることを特徴とする第5の発明に係る組立て家具である。

0019

第9の発明にあっては、部材を接合する場合に使用する接合具であって、ねじ部と、このねじ部に連設してある頭部を有し、上記頭部は、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されていることを特徴とする、部材の接合具である。

0020

第10の発明にあっては、頭部が截頭円錐形状に形成されていることを特徴とする第9の発明に係る部材の接合具である。

0021

第11の発明にあっては、頭部が截頭円錐形状に形成されており、その表面に凹凸部が形成されていることを特徴とする第9の発明に係る部材の接合具である。

0022

第12の発明にあっては、部材の接合具であって、ねじ部と、このねじ部とは別体に形成してある頭部と、を備え、上記頭部には、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されていると共に、上記ねじ部を挿通掛止できる挿通部を有することを特徴とする、部材の接合具である。

0023

本発明でいう家具とは、広い概念を示し、その例としては箪笥やサイドボード或は食器棚、それにパーテイション等が含まれる。また、家具部材の接合構造または組立て家具の発明において、接合具を接合凹部に嵌め入れた後、蓋部材で接合凹部を被覆することによって接合部分の仕上がりをきれいにし、見かけを良くすることができる。

0024

接合具は一方の部材の接合面から突出して設けてあり、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されている。また、接合凹部は他方の部材の接合端部に設けてあり、この他方の部材表面の一部に上記接合具に対応して形成され、上記接合具の掛合面と密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面が直接形成されている。そうして上記接合具を上記接合凹部に圧入することにより一方の部材と他方の部材とを接合するようにしている。この為、上記接合具を上記接合凹部に圧入した接合状態において、一方の部材と他方の部材とが離れる方向に移動するにつれて上記接合具と上記接合凹部との掛合力が増すので部材或は家具を堅固に組み上げることができる。

0025

本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。図1は収納家具の分解斜視図、図2は、側板と棚板との接合部分を下側から見た一部拡大斜視図、図3は、側板と棚板との接合部分を説明する要部断面図である。なお、各図を通して同一または同等箇所には同一符号を付して示している。図1において符号1、1は収納家具の側板を示している。側板1、1の内側面後部には、裏板4を取付け取付け溝5、5が全長にわたって設けてある。また、側板1、1の内側面には、所要間隔を隔てて水平方向二箇所に設けられた装着穴2・・・が、上下方向に等間隔で三箇設けてある。装着穴2・・・には、それぞれ袋ナット3・・・が埋設してある。

0026

図2図3に示すように、袋ナット3・・・には、接合具7・・・が螺着してある。接合具7・・・は、ねじ部70とそれに連設してある頭部71を備えている。頭部71は、先端に向けて広がる截頭円錐形状に形成してあり、側面は基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面7aとなっている。頭部71の先端面71aには、十字溝71bが設けてある。十字溝71bは、交差している一方の溝を長く形成して、プラス先端及びマイナス先端の何れの先端を有するドライバーにも対応できるようにしている。

0027

符号8、8a、8bは棚板を示している。棚板8、8a、8bの一方の面の両端部には、上記接合具7・・・と対応する位置に、上記頭部71と嵌合する截頭円錐形状の接合凹部9・・・が設けてある。接合凹部9・・・には、接合具7の掛合面7aと密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面9aが直接形成されている。符号10は天板、10aは地板で、側板1、1と同じ幅に形成してあり、取付け溝5、5に裏板4を装着し、天板10及び地板10aを棚板8a、8bの上及び下に配置してビス11で固着する。

0028

この実施例に係る収納家具の組立方法を説明する。
(1)側板1、1を向かい合せに配置して接合具7・・・に接合凹部9・・・を当てがい、棚板8、8a、8bを押して接合具7・・・を接合凹部9・・・内に圧入する。
(2) 側板11に棚板8、8a、8bを接合した後に取付け溝5、5に裏板4を嵌め込み、天板10及び地板10aを棚板8a、8bの上及び下に配置してビス1、1で固着する。このようにして収納家具を組立てる。
組立てられた収納家具は、接合具7・・・と接合凹部9・・・の掛合によって側板11と棚板8、8a、8bとは接合してあり、接合具7・・・と接合凹部9・・・は蟻継ぎ構造であるために、側板11と棚板8、8a、8bとが離れる方向に移動するに従って接圧力増し、掛合力が増すので、接合部の緩みが防止でき、全体として堅固に組立てることができる。

0029

図4及び図5は接合具の他の実施例を示す斜視図である。図4に示す接合具7は、上記した接合具7の頭部71の側面に、全周にわたって凹凸部72を形成したものである。側面は基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面7aとなっている。この実施例に係る接合具は、凹凸部72が滑り止めの作用をするので、袋ナット3・・・に接合具7を螺着する際にドライバー等の道具を使用しないで済む。また、頭部71に接着剤を塗布して使用する場合に、凹凸部72の凹部に接着剤が溜り、凹凸面とあいまって接着面積を広くすることができる。

0030

図5に示す接合具7は、断面が半長円形状で、先端に行くに従って末広がりとなる頭部73を備えている。側面は基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面7aとなっている。頭部73の中央部分には先端面73aから基端面73bにかけて貫通している貫通孔74が設けてある。貫通孔74の孔径は中間部分を境として異なっており、先端面73a側が大きく基端面73b側が小さくなっている。そして口径を異にしている境目には、段部75が形成してある。貫通孔74には、木ねじ76が挿通してある。ねじ部76bは基端面73bから突出しており、頭部76aは段部75で掛止してある。この実施例に係る接合具は、適当な箇所に木ねじ固定することができるので、組立て現場で棚板の取付位置を決めるような場合に有効である。

0031

図6は蓋部材の斜視図、図7は蓋部材の使用状態を示す説明図である。蓋部材80は、平板状の蓋板81と蓋板81の上面に形成された掛止具である掛止突条82、83を備えている。掛止突条82、83の外面には、先端が接合凹部9の内幅よりも僅かに広幅掛止体820、830が形成してある。図7に示すように、接合具7を接合凹部9に嵌め入れた接合状態で接合凹部9の開口部に掛止突条82、83を上にして圧入する。掛止体820、830によって蓋部材80は掛止され、接合凹部9の開口部は蓋部材80で被覆される。これによって接合具7と接合凹部9との掛合部分が外から見えなくなり、図1ないし図3に記載のものに比べて美観において優れる。なお、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において数々の変形が可能である。

発明の効果

0032

本発明は上記構成を有し、次の効果を奏する。
(1)接合具は一方の部材の接合面から突出して設けてあり、基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されている。また、接合凹部は他方の部材の接合端部に設けてあり、この他方の部材表面の一部に上記接合具に対応して形成され、上記接合具の掛合面と密着できるよう端側から奥側にかけて広がっている直線状に傾斜した部分を含む掛合面が直接形成されている。そうして上記接合具を上記接合凹部に圧入することにより一方の部材と他方の部材とを接合するようにしている。この為、上記接合具を上記接合凹部に圧入した接合状態において、一方の部材と他方の部材とが離れる方向に移動するにつれて上記接合具と上記接合凹部との掛合力が増すので部材或は家具を堅固に組み立てることができる。

0033

また、組立てられた部材や家具には、接合具の他は接合凹部に嵌め入れるような部品は必要がなく、余分に部品及び部品の圧入固定の為の工程も不必要であり、コストの低下が図れる。

0034

更には接合凹部側の接合端面との間の厚みは十分であり、部材間に引っ張り力を加えた場合でも、接合端面部分が欠けて破損する恐れはない。

0035

(2)接合具の頭部は基部から先部にかけて広がっている直線状に傾斜した掛合面が形成されており、この接合具を一方の部材に使用し、他方の部材に形成した接合凹部と掛合させることにより、構成部材の接合が容易にできる。また、ねじ部と頭部が別体に形成され、ねじが挿通掛止できるようにした接合具は、適当な箇所に木ねじ等を使用してねじ固定することができるので、組立て現場で棚板の取付位置を決めるような場合に有効である。

図面の簡単な説明

0036

図1図1は、収納家具の分解斜視図である。
図2図2は、側板と棚板との接合部分を下側から見た一部拡大斜視図である。
図3図3は、側板と棚板との接合部分を説明する要部断面図である。
図4図4は、接合具の他の実施例を示す斜視図である。
図5図5は、接合具の他の実施例を示す斜視図である。
図6図6は、蓋部材の斜視図である。
図7図7は、蓋部材の使用状態を示す説明図である。
図8図8は、水平板と垂直板を接合する従来の方法を示す説明図である。

--

0037

1側板
7接合具
8、8a、8b棚板
9接合凹部
70ねじ部
71 頭部
80 蓋部材

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