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技術 印刷機の回転体洗浄装置

出願人 株式会社小森コーポレーション株式会社加貫ローラ製作所
発明者 前島和弘清水陽安川昭雄
出願日 1995年7月24日 (24年11ヶ月経過) 出願番号 1995-186763
公開日 1997年2月4日 (23年4ヶ月経過) 公開番号 1997-029949
状態 拒絶査定
技術分野 印刷機の着肉、制御、洗浄
主要キーワード 駆動レバ ジェットシャワー 消費コスト 回転体周 各案内ローラ 間欠走行 インキかす 洗浄液排出管
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年2月4日)のものです。
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図面 (9)

課題

印刷機回転体洗浄装置において、回転体の汚れを十分に除去することができなかった。

解決手段

無端の帯状体11を駆動ローラ13及び案内ローラ21,22,23によって循環走行自在に支持し、この帯状体11に洗浄液噴射して湿らされた帯状体11を押圧部材19によってゴム胴10の周面に接触させてその汚れを除去し、汚れた帯状体11を洗浄槽24内に浸漬させると共に超音波発振器26によって汚れを洗浄する。

概要

背景

オフセット印刷機凹版印刷機等の各種の印刷機にあっては、版胴ゴム胴圧胴渡し胴などのシリンダ、あるいは着ローラ振りローラなどのローラを備えており、これらの印刷胴やローラの周面には印刷作業時にインキかす紙粉等の異物が付着して印刷物品質を低下させるので、印刷機にはこれらの異物を除去する回転体洗浄装置が設けられている。

図7及び図8に従来の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略を示す。図7に示すシリンダ洗浄装置はゴム胴に対して長尺帯状洗浄ウェブを接触させてゴム胴の周面に付着した異物を除去するものである。即ち、図7に示すように、回転自在に装着されたゴム胴101に隣接した装置フレーム102には、上部に長尺帯状の洗浄ウェブ103が巻き取られた供給ローラ104が回転自在に装着され、下部には繰出された洗浄ウェブ103を巻取る巻取ローラ105が回転自在に装着されている。また、装置フレーム102には供給ローラ104から繰出された洗浄ウェブ103をゴム胴101の周面に摺接させながら巻取ローラ105に案内する多数のガイドローラ106が枢支されている。

従って、図示しない駆動装置によって巻取ローラ105を回転すると、洗浄ウェブ103が牽引され、供給ローラ104から新しい洗浄ウェブ103が繰出される。この洗浄ウェブ103は図示しないノズルから洗浄液噴射されて湿らされた状態で各ガイドローラ106によって案内され、ゴム胴101の周面に摺接することでこのゴム胴101の周面に付着している異物を除去する。そして、ゴム胴101から除去された異物が付着して汚れた洗浄ウェブ103は巻取ローラ105によって巻き取られる。なお、このようなシリンダ洗浄装置は、例えば、実開平6−67031号公報に開示されている。

また、図8に示すシリンダ洗浄装置はゴム胴に対して洗浄用のローラを接触させてゴム胴の周面に付着した異物を除去するものである。即ち、図8(a)に示すように、回転自在に装着されたゴム胴201に対接してかき取りローラ202が回転自在に装着されており、このかき取りローラ202には外周面に付着した異物をかき取るブレード203が取付けられ、且つ、ブラシローラ204が回転自在に装着されている。また、ブラシローラ204の下方には洗浄液が入った受皿205が配設されており、この受皿205には汚れた洗浄液を排出する排出管206が連結されている。

従って、回転するゴム胴201に対して、図示しない駆動装置によってかき取りローラ202をゴム胴201との対接部での回転方向が逆方向になるように回転すると、ゴム胴201の周面にかき取りローラ202が摺接することでこのゴム胴201の周面に付着している異物をかき取り、このかき取りローラ202に付着した異物をブレード203及びブラシローラ204がかき取る。

更に、図8(b)に示すように、回転自在に装着されたゴム胴201に対接してスポンジローラ207が回転自在に装着されており、このスポンジローラ207に対接してかき取りローラ202が回転自在に装着され、このかき取りローラ202には外周面に付着した異物をかき取るブレード203が取付られている。また、スポンジローラ207及びブレード203の下方には洗浄液が入った受皿205が配設されており、この受皿205には汚れた洗浄液を排出する排出管206が連結されている。

従って、回転するゴム胴201に対して、図示しない駆動装置によってスポンジローラ207及びかき取りローラ202を回転すると、ゴム胴201の周面に付着している異物をスポンジローラ207がかき取り、スポンジローラ207にかき取りローラ202が摺接することでこのスポンジローラ207の周面に付着している異物をかき取り、かき取りローラ202に付着した異物をブレード203がかき取る。

概要

印刷機の回転体洗浄装置において、回転体の汚れを十分に除去することができなかった。

無端の帯状体11を駆動ローラ13及び案内ローラ21,22,23によって循環走行自在に支持し、この帯状体11に洗浄液を噴射して湿らされた帯状体11を押圧部材19によってゴム胴10の周面に接触させてその汚れを除去し、汚れた帯状体11を洗浄槽24内に浸漬させると共に超音波発振器26によって汚れを洗浄する。

目的

本発明はこのような問題を解決するものであって、回転体洗浄作業の効率化を図った印刷機の回転体洗浄装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

帯状体回転体の周面に接触させて該回転体周面の汚れ洗浄する印刷機の回転体洗浄装置において、前記帯状体の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段を設けたことを特徴とする印刷機の回転体洗浄装置。

請求項2

帯状体を回転体の周面に接触させて該回転体周面の汚れを洗浄する印刷機の回転体洗浄装置において、無端の帯状体を長手方向に走行させる帯状体走行手段と、前記帯状体の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段とを具えたことを特徴とする印刷機の回転体洗浄装置。

技術分野

0001

本発明は、回転体としてのゴム胴圧胴渡し胴などのシリンダ、並びに着ローラ振りローラなどのローラの周面の汚れを除去して洗浄する印刷機の回転体洗浄装置に関する。

背景技術

0002

オフセット印刷機凹版印刷機等の各種の印刷機にあっては、版胴やゴム胴、圧胴、渡し胴などのシリンダ、あるいは着ローラや振りローラなどのローラを備えており、これらの印刷胴やローラの周面には印刷作業時にインキかす紙粉等の異物が付着して印刷物品質を低下させるので、印刷機にはこれらの異物を除去する回転体洗浄装置が設けられている。

0003

図7及び図8に従来の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略を示す。図7に示すシリンダ洗浄装置はゴム胴に対して長尺帯状洗浄ウェブを接触させてゴム胴の周面に付着した異物を除去するものである。即ち、図7に示すように、回転自在に装着されたゴム胴101に隣接した装置フレーム102には、上部に長尺帯状の洗浄ウェブ103が巻き取られた供給ローラ104が回転自在に装着され、下部には繰出された洗浄ウェブ103を巻取る巻取ローラ105が回転自在に装着されている。また、装置フレーム102には供給ローラ104から繰出された洗浄ウェブ103をゴム胴101の周面に摺接させながら巻取ローラ105に案内する多数のガイドローラ106が枢支されている。

0004

従って、図示しない駆動装置によって巻取ローラ105を回転すると、洗浄ウェブ103が牽引され、供給ローラ104から新しい洗浄ウェブ103が繰出される。この洗浄ウェブ103は図示しないノズルから洗浄液噴射されて湿らされた状態で各ガイドローラ106によって案内され、ゴム胴101の周面に摺接することでこのゴム胴101の周面に付着している異物を除去する。そして、ゴム胴101から除去された異物が付着して汚れた洗浄ウェブ103は巻取ローラ105によって巻き取られる。なお、このようなシリンダ洗浄装置は、例えば、実開平6−67031号公報に開示されている。

0005

また、図8に示すシリンダ洗浄装置はゴム胴に対して洗浄用のローラを接触させてゴム胴の周面に付着した異物を除去するものである。即ち、図8(a)に示すように、回転自在に装着されたゴム胴201に対接してかき取りローラ202が回転自在に装着されており、このかき取りローラ202には外周面に付着した異物をかき取るブレード203が取付けられ、且つ、ブラシローラ204が回転自在に装着されている。また、ブラシローラ204の下方には洗浄液が入った受皿205が配設されており、この受皿205には汚れた洗浄液を排出する排出管206が連結されている。

0006

従って、回転するゴム胴201に対して、図示しない駆動装置によってかき取りローラ202をゴム胴201との対接部での回転方向が逆方向になるように回転すると、ゴム胴201の周面にかき取りローラ202が摺接することでこのゴム胴201の周面に付着している異物をかき取り、このかき取りローラ202に付着した異物をブレード203及びブラシローラ204がかき取る。

0007

更に、図8(b)に示すように、回転自在に装着されたゴム胴201に対接してスポンジローラ207が回転自在に装着されており、このスポンジローラ207に対接してかき取りローラ202が回転自在に装着され、このかき取りローラ202には外周面に付着した異物をかき取るブレード203が取付られている。また、スポンジローラ207及びブレード203の下方には洗浄液が入った受皿205が配設されており、この受皿205には汚れた洗浄液を排出する排出管206が連結されている。

0008

従って、回転するゴム胴201に対して、図示しない駆動装置によってスポンジローラ207及びかき取りローラ202を回転すると、ゴム胴201の周面に付着している異物をスポンジローラ207がかき取り、スポンジローラ207にかき取りローラ202が摺接することでこのスポンジローラ207の周面に付着している異物をかき取り、かき取りローラ202に付着した異物をブレード203がかき取る。

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、上述した従来のシリンダ洗浄装置において、例えば、図7に示すように、ゴム胴101に対して長尺帯状の洗浄ウェブ103を接触させてゴム胴101の周面に付着した異物を除去するシリンダ洗浄装置にあっては、長尺帯状の洗浄ウェブ103が供給ローラ104から繰出されてゴム胴101の異物を除去した後は巻取ローラ105に巻取られており、除去した異物で汚れた洗浄ウェブ103は廃棄処分となっている。そのため、洗浄ウェブ103の消費コストが増加してしまい、不経済であった。特に、ゴム胴101の周面の汚れが軽微であった場合には、洗浄ウェブ103はほとんど汚れずに廃棄処分となってしまうという問題があった。

0010

また、図8に示すように、ゴム胴201に対してかき取りローラ202やスポンジローラ207を接触させたり、ブレード203でかき取ったりしてゴム胴201の周面に付着した異物を除去するシリンダ洗浄装置にあっては、ゴム胴201の周面に付着した異物をかき取りローラ202やスポンジローラ207でかき取ったとしても、かき取りローラ202やスポンジローラ207の汚れを十分に除去することができず、かき取りローラ202やスポンジローラ207の汚れが再びゴム胴201に付着してしまい、洗浄効果が低下してしまうという問題があった。

0011

本発明はこのような問題を解決するものであって、回転体洗浄作業の効率化を図った印刷機の回転体洗浄装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

上述の目的を達成するための本発明の印刷機の回転体洗浄装置は、帯状体を回転体の周面に接触させて該回転体周面の汚れを洗浄する印刷機の回転体洗浄装置において、前記帯状体の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段を設けたことを特徴とするものである。

0013

従って、回転体の周面に接触させてこの回転体周面の汚れを除去した帯状体は帯状体洗浄手段によって洗浄されることとなり、常時きれいな状態にある帯状体は回転体周面の汚れを確実に除去することができる。

0014

また、本発明の印刷機の回転体洗浄装置は、帯状体を回転体の周面に接触させて該回転体周面の汚れを洗浄する印刷機の回転体洗浄装置において、無端の帯状体を長手方向に走行させる帯状体走行手段と、前記帯状体の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段とを具えたことを特徴とするものである。

0015

従って、回転体の周面に接触させてこの回転体周面の汚れを除去した帯状体は帯状体洗浄手段によって洗浄されることとなり、常時きれいな状態にある帯状体は回転体周面の汚れを確実に除去することができ、且つ、帯状体の交換も不要となって使用期間が延びる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき、実施例を挙げて詳細に説明する。

0017

図1に本発明の第1実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略を示す。

0018

本実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、図1に示すように、回転自在に支持されたゴム胴10に隣接して設けられており、このゴム胴10の周面に接触させてその周面の汚れを除去する帯状体11は無端であって、この無端の帯状体11を循環させ、且つ、ゴム胴10の周面に圧接することでゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを洗浄する。

0019

即ち、装置フレーム12の上部には無端の帯状体11を走行駆動する駆動ローラ13がワンウェイクラッチ14を介して支持軸15に回転自在に装着されており、この支持軸15には駆動レバー16の一端部が固結されている。帯状体走行手段としてのエアシリンダ17はシリンダ本体が装置フレーム12に枢着されており、このエアシリンダ17の駆動ロッド18の先端が駆動レバー16の他端部に連結されている。従って、エアシリンダ17にエアの給排を行うと、駆動ロッド18が往復駆動して駆動レバー16及び支持軸15が往復回動するが、この回動運動はワンウェイクラッチ14を介して一方方向の回動力のみが駆動ローラ13に伝達され、この駆動ローラ13は図1に示す矢印方向のみ間欠的に駆動回転することができる。

0020

また、装置フレーム12の側部には可撓性を有する板状部材で形成され、ゴム胴10に対向して帯状体11をこのゴム胴10の周面に押圧する押圧部材19が取付られると共に、この押圧部材19の上方には帯状体11に洗浄液を噴射して湿らせる噴射ノズル20が設けられている。更に、装置フレーム12の下部には帯状体11の循環走行を案内する複数の案内ローラ21,22,23が回転自在に支持されている。従って、無端の帯状体11は駆動ローラ13及び押圧部材19、各案内ローラ21,22,23に掛け回され、所定の張力をもって保持されており、前述したように、エアシリンダ17へのエアの給排によって駆動ローラ13が図1に示す矢印方向に間欠駆動回転すると、帯状体11が同方向に間欠走行するようになっている。

0021

装置フレーム12の下部には帯状体洗浄手段としての洗浄槽24が設けられており、この洗浄槽24には洗浄液25が溜められ、内部に超音波発振器26が設けられている。また、洗浄槽24の上部開口には洗浄液25の蒸発を制限する蓋27が開閉自在に装着されると共に、洗浄槽24の底部には洗浄液排出管28が連結されている。そして、前述した帯状体11を案内する案内ローラ22,23はこの洗浄槽24内に位置しており、走行する帯状体11を洗浄液25に浸漬するように案内している。

0022

なお、無端の帯状体11としては不織布や織布、あるいは、軟質ゴム植毛起毛されたシートや紙、多孔質材等を使用する。

0023

従って、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを除去するには、図1の矢印方向に回転するゴム胴10の周面に対して、逆方向に走行させた帯状体11を圧接することで行う。即ち、エアシリンダ17にエアの給排を行って駆動ロッド18が往復駆動すると、駆動レバー16及び支持軸15が往復回動し、ワンウェイクラッチ14を介して駆動ローラ13が図1に示す矢印方向のみ間欠的に駆動回転する。無端の帯状体11はこの駆動ローラ13及び押圧部材19、各案内ローラ21,22,23に所定の張力をもって保持されており、駆動ローラ13の間欠駆動回転により、この帯状体11も同方向に間欠走行する。このとき、帯状体11には噴射ノズル20から洗浄に最適量の洗浄液が噴射されて湿らせれており、この洗浄液で湿った帯状体11を押圧部材19によってゴム胴10の周面に圧接することで、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れが帯状体11によって除去される。

0024

そして、ゴム胴10の周面の異物を除去して汚れた帯状体11は駆動ローラ13の間欠回転によって随時走行すると共に案内ローラ22,23に案内され、洗浄槽24に移送される。ここで帯状体11は洗浄槽24内に溜められた洗浄液25に浸漬され、且つ、超音波発振器26から発信された超音波によって汚れが除去される。汚れが除去された帯状体11は、再び、循環走行してゴム胴10の周面を洗浄する。なお、洗浄槽24の内の洗浄液25が汚れて洗浄能力が低下した場合には、洗浄槽24の底部の洗浄液排出管28から汚れた洗浄液25を排出し、上部開口の蓋27を開けて新しい洗浄液を注入する。

0025

このように間欠走行する帯状体11がゴム胴10の周面に圧接してその周面に付着した異物等の汚れを除去することができ、その後、汚れた帯状体11が洗浄槽24内の洗浄液25に浸漬され、超音波発振器26から発信された超音波によって洗浄されることで、再びきれいな帯状体11とすることができ、無端の帯状体を循環走行することで帯状体11を交換することなく、長期間にわたってゴム胴10の周面の洗浄を確実に行うことができる。

0026

前述した第1実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、帯状体洗浄手段として洗浄液25が溜められた洗浄槽24内に超音波発振器26を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。図2に本発明の第2実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略を示す。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。

0027

本実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置にあっては、図2に示すように、帯状体洗浄手段として洗浄槽24及び一対のかき取りローラ32が設けられている。このかき取りローラ32は、洗浄槽24内に回転自在に支持され、図示しない駆動装置によって回転駆動されるようになっている。また、押えローラ31は、案内ローラ22,23と同様に、洗浄槽24内に回転自在に支持され、案内ローラ22,23の間に位置している。そして、かき取りローラ32は、この押えローラ31と対向して帯状体11を挟み込むように位置しており、帯状体11の走行により図2に示す方向に回転する押えローラ31と同方向に回転駆動され、押えローラ31とかき取りローラ32との対接部で移動方向が逆方向となるように回転制御されている。

0028

従って、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを除去するには、図2の矢印方向に回転するゴム胴10の周面に対して、エアシリンダ17にエアの給排を行うと、駆動レバー16等を介して駆動ローラ13が図2に示す矢印方向のみ間欠的に駆動回転し、所定の張力をもって保持された無端の帯状体11がこの駆動ローラ13によって同方向に間欠走行する。このとき、噴射ノズル20から洗浄液が噴射されて湿った帯状体11が押圧部材19によってゴム胴10の周面に圧接され、このゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れは帯状体11によって除去される。そして、ゴム胴10の周面の異物を除去して汚れた帯状体11は駆動ローラ13によって走行し、案内ローラ22,23に案内されて洗浄槽24に移送される。ここで帯状体11は洗浄槽24内に溜められた洗浄液25に浸漬され、且つ、対接部が互いに逆方向に移動する押えローラ31とかき取り32によって汚れが除去される。汚れが除去された帯状体11は、再び、循環走行してゴム胴10の周面を洗浄する。

0029

このように間欠走行する帯状体11がゴム胴10の周面に圧接してその周面に付着した異物等の汚れを除去することができ、その後、汚れた帯状体11が洗浄槽24内の洗浄液25に浸漬され、押えローラ31とかき取りローラ32によって洗浄されることで再びきれいな帯状体11とすることができる。この場合、汚れた帯状体11を洗浄する帯状体洗浄手段は、前述した洗浄槽24や超音波発振器26に限らず、かき取りローラ32やかき取りブレード等を用いてもよいものである。

0030

また、前述した第1及び第2実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、帯状体を無端としたが、本発明はこれに限定されるものではない。図3に本発明の第3実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略を示す。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。

0031

本実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、図3に示すように、回転自在に支持されたゴム胴10に隣接して設けられており、このゴム胴10の周面に接触させてその周面の汚れを除去する帯状体41は有端となっている。即ち、装置フレーム42の上部には帯状体41が巻き取られた供給ロール43が支持軸44によって図3に示す矢印方向に回転自在と支持されているが、この供給ロール43はこの矢印方向とは逆方向に制動力を受け、帯状体41は所定の張力を付与されながら繰出されるようになっている。また、装置フレーム42の下部には帯状体41を巻き取る巻取ロール45が支持軸46によって図3に示す矢印方向に回転自在と支持されており、この巻取ロール45は帯状体走行手段として図示しない駆動装置によって回転駆動できるようになっている。

0032

また、装置フレーム42の側部にはゴム胴10の周面に対向してゴム等の弾性体で形成された押圧部材47が固定されると共に、この押圧部材47の上方には帯状体41に洗浄液を噴射して湿らせる噴射ノズル48が設けられている。更に、装置フレーム42の下部には帯状体41の走行を案内する複数の案内ローラ49,50が回転自在に支持されている。従って、供給ロール43から繰出された帯状体41は先端が押圧部材47及び各案内ローラ49,50に掛け回され、巻取ロール45によって巻き取られることで所定の張力をもって保持されており、駆動装置によって巻取ロール45を回転駆動すると、帯状体41は図3に示す矢印方向に走行するようになっている。

0033

装置フレーム42の下部には帯状体洗浄手段として、前述の第1実施例と同様に、洗浄槽24が設けられており、この洗浄槽24には洗浄液25が溜められると共に超音波発振器26が設けられている。そして、洗浄槽24の上部開口には蓋27が開閉自在に装着され、底部には洗浄液排出管28が連結されており、帯状体41を案内する案内ローラ49,50はこの洗浄槽24内に位置している。なお、有端の帯状体41としては不織布や織布、あるいは、軟質のゴム、植毛・起毛されたシートや紙、多孔質材等を使用する。

0034

従って、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを除去するには、図3の矢印方向に回転するゴム胴10の周面に対して、逆方向に走行させた帯状体41を圧接することで行う。即ち、駆動装置によって巻取ロール45を回転駆動すると、帯状体41は牽引されて供給ロール43から繰出され、押圧部材47及び各案内ローラ49,50に案内されて走行する。このとき、帯状体41には噴射ノズル48から洗浄に最適量の洗浄液が噴射されて湿らせれており、この洗浄液で湿った帯状体41を押圧部材19によってゴム胴10の周面に圧接することで、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れが帯状体41によって除去される。

0035

そして、ゴム胴10の周面の異物を除去して汚れた帯状体41は巻取ロール45の回転によって走行すると共に案内ローラ49,50に案内され、洗浄槽24に移送される。ここで帯状体41は洗浄槽24内に溜められた洗浄液25に浸漬され、且つ、超音波発振器26から発信された超音波によって汚れが除去される。汚れが除去された帯状体41は巻取ローラ45に巻き取られる。そして、供給ロール43の帯状体41がなくなったときには、洗浄された巻取ロール45のロールを供給ロール43側にセットすることで、再び、ゴム胴10の周面の洗浄作業を行うことができる。

0036

このように走行する帯状体41がゴム胴10の周面に圧接してその周面に付着した異物等の汚れを除去することができ、その後、汚れた帯状体41が洗浄槽24内の洗浄液25に浸漬され、超音波発振器26から発信された超音波によって洗浄されることで、再びきれいな帯状体41とすることができ、帯状体を廃棄処分とせずに長期間にわたってゴム胴10の周面の洗浄作業に使用することができる。

0037

図4及び図5図6に本発明の第4及び第5、第6実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略を示す。なお、前述した各実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。

0038

図4に示す第4実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、回転自在に支持されたゴム胴10の周面に対して、循環走行する無端の帯状体11を圧接することで汚れを除去するものであり、帯状体11の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段としてジェットシャワーを用いている。即ち、図4に示すように、装置フレーム12の上部には無端の帯状体11を走行駆動する駆動ローラ13が回転自在に装着されており、この駆動ローラ13は図示しない駆動モータによって駆動回転自在となっている。また、装置フレーム12の側部にはゴム胴10の周面に対向して押圧部材19及び噴射ノズル20が設けられている。更に、装置フレーム12の下部には帯状体11の循環走行を案内する複数の案内ローラ23が回転自在に支持されている。従って、無端の帯状体11は駆動ローラ13及び押圧部材19、各案内ローラ23に掛け回され、所定の張力をもって保持されており、駆動モータによって駆動ローラ13が図4に示す矢印方向に回転駆動すると、帯状体11が同方向に走行するようになっている。

0039

装置フレーム12の下部には循環走行する帯状体11の上側に位置してジェットシャワー51が配設されており、このジェットシャワー51には洗浄液を供給する供給管52が連結されている。また、循環走行する帯状体11の下側にはジェットシャワー51と対向する位置に受皿53が配設されており、この受皿53には溜まった洗浄液を吸引して排出する排出管54が連結されている。

0040

従って、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを除去するには、駆動モータによって駆動ローラ13を回転駆動し、所定の張力をもって保持された帯状体11を図4に示す矢印方向に走行させる。そして、帯状体11に噴射ノズル20から最適量の洗浄液を噴射して湿らせ、この洗浄液で湿った帯状体11を押圧部材19によって回転するゴム胴10の周面に圧接することで、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れが帯状体11によって除去される。その後、ゴム胴10の周面の異物を除去して汚れた帯状体11はジェットシャワー51まで移送され、ここで帯状体11はジェットシャワー51から噴射された洗浄液によって汚れが除去され、洗浄に使用された洗浄液は受皿53に溜まり、排出管54から吸引されて外部に排出される。

0041

また、図5に示す第5実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、回転自在に支持されたゴム胴10の周面に対して、循環走行する無端の帯状体11を圧接することで汚れを除去するものであり、帯状体11の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段としてジェットシャワー及びブラシローラを用いている。即ち、図5に示すように、装置フレーム12の下部には循環走行する帯状体11の上側に位置してジェットシャワー51が配設されており、このジェットシャワー51には洗浄液を供給する供給管52が連結されている。また、循環走行する帯状体11の下側にはジェットシャワー51と対向してブラシローラ61が駆動回転自在に装着されると共に、ブラシローラ61の下方に位置して受皿53が配設されており、この受皿53には溜まった洗浄液を吸引して排出する排出管54が連結されている。

0042

従って、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを除去するには、駆動ローラ13を回転駆動し、所定の張力をもって保持された帯状体11を図5に示す矢印方向に走行させる。そして、帯状体11に噴射ノズル20から最適量の洗浄液を噴射して湿らせ、この洗浄液で湿った帯状体11を押圧部材19によって回転するゴム胴10の周面に圧接することで、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れが帯状体11によって除去される。その後、ゴム胴10の周面の異物を除去して汚れた帯状体11はジェットシャワー51まで移送され、ここで帯状体11はジェットシャワー51から洗浄液が噴射されると共にブラシローラ61によって汚れが除去される。そして、洗浄に使用された洗浄液は受皿53に溜まり、排出管54から吸引されて外部に排出される。

0043

更に、図6に示す第6実施例の印刷機のシリンダ洗浄装置は、回転自在に支持されたゴム胴10の周面に対して、循環走行する無端の帯状体11を圧接することで汚れを除去するものであり、帯状体11の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段としてジェットシャワー及びかき取りローラを用いている。即ち、図6に示すように、装置フレーム12の下部には循環走行する帯状体11の上側に位置してジェットシャワー51が配設されており、このジェットシャワー51には洗浄液を供給する供給管52が連結されている。また、循環走行する帯状体11の下側にはジェットシャワー51と対向して受皿53が配設されており、この受皿53には溜まった洗浄液を吸引して排出する排出管54が連結されている。更に、このジェットシャワー51及び受皿53に隣接して押えローラ71が回転自在に支持され、かき取りローラ72が押えローラ71と対向して帯状体11を挟み込むように配設され、図示しない駆動装置によって駆動回転自在に装着されている。

0044

従って、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れを除去するには、駆動ローラ13を回転駆動し、所定の張力をもって保持された帯状体11を図6に示す矢印方向に走行させる。そして、帯状体11に噴射ノズル20から最適量の洗浄液を噴射して湿らせ、この洗浄液で湿った帯状体11を押圧部材19によって回転するゴム胴10の周面に圧接することで、ゴム胴10の周面に付着した異物等の汚れが帯状体11によって除去される。その後、ゴム胴10の周面の異物を除去して汚れた帯状体11はジェットシャワー51まで移送され、ここで帯状体11はジェットシャワー51から洗浄液が噴射されると共に押えローラ71とかき取りローラ72によって汚れが除去される。そして、洗浄に使用された洗浄液は受皿53に溜まり、排出管54から吸引されて外部に排出される。

0045

このようにゴム胴10の周面の汚れを除去して汚れた帯状体11をジェットシャワー51やブラシローラ61、かき取りローラ72によって洗浄されることで、再びきれいな帯状体11とすることができ、無端の帯状体を循環走行することで帯状体11を交換することなく、長期間にわたってゴム胴10の周面の洗浄を確実に行うことができる。

0046

なお、前述の各実施例にあっては、帯状体洗浄手段として洗浄槽24や超音波発振器26、かき取りローラ32,72、ジェットシャワー51、ブラシローラ61などを用いて説明したが、本発明の印刷機のシリンダ洗浄装置はこれらに限定されるものではない。また、帯状体11を走行させる帯状体走行手段としてエアシリンダ17や駆動モータなどを用いたが、その他のものでもよい。更に、装置自体をゴム胴10に対して接近離反自在とし、使用時には接近して前述のようにゴム胴10の洗浄作業を行い、不使用時には離反して印刷作業に支障のない位置に退避するようにしてもよい。

0047

また、前述の各実施例では、本発明の印刷機の回転体洗浄装置をゴム胴10の洗浄装置として説明したが、圧胴や渡し胴などのシリンダ及び着ローラ、振りローラ、ガイドローラ、インキローラなどのローラに対して適用することもできる。

発明の効果

0048

以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本発明の印刷機の回転体洗浄装置によれば、帯状体の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段を設けたので、回転体の周面に接触させてこの回転体周面の汚れを除去した帯状体は帯状体洗浄手段によって洗浄されることとなり、常時きれいな状態にある帯状体によって回転体周面の汚れを確実に除去することができ、その結果、回転体洗浄作業の作業効率の向上を図ることができる。

0049

また、本発明の印刷機の回転体洗浄装置によれば、帯状体を無端としてこの無端の帯状体を長手方向に走行させる帯状体走行手段と帯状体の汚れを洗浄する帯状体洗浄手段とを設けたので、回転体の周面に接触させてこの回転体周面の汚れを除去した帯状体は帯状体洗浄手段によって洗浄されることとなり、常時きれいな状態にある帯状体によって回転体周面の汚れを確実に除去することができ、また、帯状体の交換も不要となって作業コストを低減させることができる。

図面の簡単な説明

0050

図1本発明の第1実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略図である。
図2本発明の第2実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略図である。
図3本発明の第3実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略図である。
図4本発明の第4実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略図である。
図5本発明の第5実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略図である。
図6本発明の第6実施例に係る印刷機の回転体洗浄装置としてのシリンダ洗浄装置の概略図である。
図7従来のシリンダ洗浄装置の概略図である。
図8従来のシリンダ洗浄装置の概略図である。

--

0051

10ゴム胴(回転体)
11帯状体
12装置フレーム
13駆動ローラ
17エアシリンダ(帯状体走行手段)
19押圧部材
20噴射ノズル
24洗浄槽(帯状体洗浄手段)
26超音波発振器(帯状体洗浄手段)
31押えローラ
32 かき取りローラ(帯状体洗浄手段)
41 帯状体
42 装置フレーム
43供給ロール
45巻取ロール
51ジェットシャワー(帯状体洗浄手段)
61ブラシローラ(帯状体洗浄手段)
71 押えローラ
72 かき取りローラ(帯状体洗浄手段)

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