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技術 留め具及びこの留め具を使用した表示具と装飾具

出願人 ジャテックス有限会社
発明者 菅野粹寛
出願日 1995年7月11日 (25年4ヶ月経過) 出願番号 1995-174702
公開日 1997年1月28日 (23年9ヶ月経過) 公開番号 1997-023905
状態 未査定
技術分野 ボタン,タイクリップ,安全ピン
主要キーワード 発条体 アクセサリー類 上板材 樹脂シート材料 被装着体 ビニルチューブ 美的感覚 本体サイズ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年1月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

衣類に対する挿通状態または挟持状態着脱自在にする際に、簡単に装着することができ、しかも装着後の安定性が充分に確保できるので装着後に容易に外れてる虞がなく、かつ衣類の生地を傷めることのない留め具及びこの留め具を使用した表示具装飾具の提供。

解決手段

衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具であって、本体2側に固定される軸支孔部を穿設した軸支部材3a、3bと軸支部材の近傍に形成される把持部5と二股分岐される分岐部6−1、6−2の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、揺動自在に設けられる回動部材と本体側に移動付勢する付勢部材とを具備する。

概要

背景

1964(昭和39)年11月24日に日本国で出願された実用新案出願公告の昭和44−3926号では、ピンを有する基片と本体である基片の両先端を接続した構成を有する掛止具が開示されている。この開示によれば、バネ付勢方向は、本体側の基片に向けられるため、ユーザーは、被装着体にピン杆を挿通させた後に、ピン杆を開いていた力を解除すれば装着できるという利点がある。しかしながら、ピン杆の先端を受け止める本体側の基片の構成には、V字形状切欠き部を有する突片が設けられており、その切欠き部でピン杆の先端を受け止めるため、ピン杆に挿通された被装着体は、容易にピン杆の先端まで到達することが可能となる。これは、ピン杆の先端が突片から容易に外れ要因となる。

従って、かかる提案においては、装着状態を確実に保持するための構成に欠点があった。

概要

衣類に対する挿通状態または挟持状態着脱自在にする際に、簡単に装着することができ、しかも装着後の安定性が充分に確保できるので装着後に容易に外れてる虞がなく、かつ衣類の生地を傷めることのない留め具及びこの留め具を使用した表示具装飾具の提供。

衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具であって、本体2側に固定される軸支孔部を穿設した軸支部材3a、3bと軸支部材の近傍に形成される把持部5と二股分岐される分岐部6−1、6−2の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、揺動自在に設けられる回動部材と本体側に移動付勢する付勢部材とを具備する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

衣類に対する挿通状態または挟持状態着脱自在にする留め具であって、本体側に固定されるとともに、軸支孔部を穿設した軸支部材と、前記軸支部材の近傍に形成される把持部と、該把持部に対向する部位から二股分岐される分岐部と、該分岐部の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、前記軸支孔部において揺動自在に設けられる回動部材と、前記分岐部を前記本体側に移動付勢する付勢部材とを具備してなり、前記挿通状態または前記挟持状態にすることを特徴とする留め具。

請求項2

前記針状部位の近傍において、衣類への挿通の際に前記回動部材を前記本体側に移動する力を発生するための段差部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の留め具。

請求項3

前記分岐部は、前記本体の形状に応じてその全長が変えられるとともに、前記針状部位を収納する収納部を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の留め具。

請求項4

衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具を使用した表示具であって、表示具本体側に固定されるとともに、軸支孔部を穿設した軸支部材と、前記軸支部材の近傍に形成される把持部と、該把持部に対向する部位から二股に分岐される分岐部と、該分岐部の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、前記軸支孔部において揺動自在に設けられる回動部材と、前記分岐部を前記本体側に移動付勢する付勢部材とを具備してなり、前記挿通状態または前記挟持状態にすることを特徴とする留め具を使用した表示具。

請求項5

前記針状部位の近傍において、衣類への挿通の際に前記回動部材を前記本体側に移動する力を発生するための段差部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の留め具を使用した表示具。

請求項6

前記分岐部は、前記針状部位を収納する収納部を具備することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の留め具を使用した表示具。

請求項7

衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具を使用した装飾具であって、装飾具本体側に固定されるとともに、軸支孔部を穿設した軸支部材と、前記軸支部材の近傍に形成される把持部と、該把持部に対向する部位から二股に分岐される分岐部と、該分岐部の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、前記軸支孔部において揺動自在に設けられる回動部材と、前記分岐部を前記本体側に移動付勢する付勢部材とを具備してなり、前記挿通状態または前記挟持状態にすることを特徴とする留め具を使用した装飾具。

請求項8

前記針状部位の近傍において、衣類への挿通の際に前記回動部材を前記本体側に移動する力を発生するための段差部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の留め具を使用した装飾具。

請求項9

前記分岐部は、前記本体の形状に応じてその全長が変えられるとともに、前記針状部位を収納する収納部を具備することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の留め具を使用した装飾具。

技術分野

0001

本発明は、留め具及びこの留め具を使用した表示具装飾具係り、例えば衣類等の被装飾着体に装着する留め具及びこの留め具を使用した名札ブローチアクセサリー等に関するものである。

背景技術

0002

1964(昭和39)年11月24日に日本国で出願された実用新案出願公告の昭和44−3926号では、ピンを有する基片と本体である基片の両先端を接続した構成を有する掛止具が開示されている。この開示によれば、バネ付勢方向は、本体側の基片に向けられるため、ユーザーは、被装着体にピン杆を挿通させた後に、ピン杆を開いていた力を解除すれば装着できるという利点がある。しかしながら、ピン杆の先端を受け止める本体側の基片の構成には、V字形状切欠き部を有する突片が設けられており、その切欠き部でピン杆の先端を受け止めるため、ピン杆に挿通された被装着体は、容易にピン杆の先端まで到達することが可能となる。これは、ピン杆の先端が突片から容易に外れ要因となる。

0003

従って、かかる提案においては、装着状態を確実に保持するための構成に欠点があった。

発明が解決しようとする課題

0004

名札またはブローチ等のアクセサリーにおいて衣類に対する挿通状態または挟持状態着脱自在にするための留め具とこの留め具を使用した名札、装飾具において、従来のものは基本的には1本のピンまたは挟持部材を衣類に対する挿通状態または衣類のポケットに対する挟持状態で着脱自在に保持するものである。

0005

したがって、例えば胸ポケットに対して名札を装着する場合には、把持部材把持して1本の挟持部材を開く状態に保持してから、胸ポケット内側に入れるようにして、把持部材の解除によりトーションバネの作用により挟持する状態で保持するようにしている。

0006

また、胸ポケットが設けられていない場合が多い女性用衣服に対してアクセサリー類を装着するためには、アクセサリー裏面に設けられた1本のピンを衣類に対する挿通状態にして装着するようにしている。

0007

しかしながら、上記の従来構成になる名札、アクセサリー類によれば、1本のピンまたは挟持部材により衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にすることを基本にしていることから、装着後の安定性が充分でなかった。この結果名札、アクセサリー類が装着後に容易に外れてしまうという問題点が指摘されている。特に、大型のものに脱落傾向がある。

0008

そこで、挟持部材の挟持力を高めることで簡単には外れないようにする等の対策を施しているものもあるが、このように挟持力を高めると衣類の生地を傷めるばかりか、装着時に挟持部材を開く状態にする際の力がより高くなる不具合がある。

0009

したがって、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする際に、簡単に装着することができ、しかも装着後の安定性が充分に確保できるので装着後に容易に外れてる虞がなく、かつ衣類の生地を傷めることのない留め具及びこの留め具を使用した表示具と装飾具の提供を目的としている。

0010

また、上記目的に加えて、且つ操作性に優れ、且つ安全性が高く、本体サイズ適合した最適な形状の留め具及びこの留め具を使用した表示具と装飾具の提供を目的としている。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の留め具によれば、衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具であって、本体側に固定されるとともに、軸支孔部を穿設した軸支部材と、前記軸支部材の近傍に形成される把持部と、該把持部に対向する部位から二股分岐される分岐部と、該分岐部の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、前記軸支孔部において揺動自在に設けられる回動部材と、前記分岐部を前記本体側に移動付勢する付勢部材とを具備してなり、前記挿通状態または前記挟持状態にすることを特徴としており、把持部に対向する部位から二股に分岐される分岐部が本体に対して常時当接するようにして、本体を確実に保持するように働く。

0012

また、本発明の留め具は、前記針状部位の近傍において、衣類への挿通の際に前記回動部材を前記本体側に移動する力を発生するための段差部が形成されていることを特徴としている。

0013

また、本発明の留め具は、前記分岐部は、前記本体の形状に応じてその全長が変えられるとともに、前記針状部位を収納する収納部を具備することを特徴としている。

0014

また、本発明の留め具を使用した表示具によれば、衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具を使用した名札であって、名札本体側に固定されるとともに、軸支孔部を穿設した軸支部材と、前記軸支部材の近傍に形成される把持部と、該把持部に対向する部位から二股に分岐される分岐部と、該分岐部の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、前記軸支孔部において揺動自在に設けられる回動部材と、前記分岐部を前記本体側に移動付勢する付勢部材とを具備してなり、前記挿通状態または前記挟持状態にすることを特徴としている。

0015

また、本発明の留め具を使用した表示具によれば、前記針状部位の近傍において、衣類への挿通の際に前記回動部材を前記本体側に移動する力を発生するための段差部が形成されていることを特徴としている。

0016

また、本発明の留め具を使用した表示具によれば、前記分岐部は、前記針状部位を収納する収納部を具備することを特徴としている。

0017

また、本発明の留め具を使用した装飾具によれば、衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具を使用した装飾具であって、装飾具本体側に固定されるとともに、軸支孔部を穿設した軸支部材と、前記軸支部材の近傍に形成される把持部と、該把持部に対向する部位から二股に分岐される分岐部と、該分岐部の端部に形成される針状部位とを一体形成してなり、前記軸支孔部において揺動自在に設けられる回動部材と、前記分岐部を前記本体側に移動付勢する付勢部材とを具備してなり、前記挿通状態または前記挟持状態にすることを特徴としている。

0018

また、本発明の留め具を使用した装飾具によれば、前記針状部位の近傍において、衣類への挿通の際に前記回動部材を前記本体側に移動する力を発生するための段差部が形成されていることを特徴としている。

0019

そして、本発明の留め具を使用した装飾具によれば、前記分岐部は、前記本体の形状に応じてその全長が変えられるとともに、前記針状部位を収納する収納部を具備することを特徴としている。

発明を実施するための最良の形態

0020

以下において、添付図面を参照して本発明に係わる好適な実施の形態を詳細に説明する。

0021

図1は衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具を使用した名札1を裏面側から見た外観斜視図である。

0022

本図において、名札1は種々の形状、形態から構成されるものであるが、図示の場合には透明樹脂シート材料からなる本体2を二つ折り状態に加工して、合わせ目2aを図示のように形成して、この合わせ目2a中に所望の氏名他を記入したシート(不図示)を挿入して、名札を構成するものである。

0023

以上のように構成される名札1の本体2の裏面の略中心上方部位には、軸体4を挿入するために左右方向に一対の軸支孔部を穿設した軸支部材3a、3bが固定されている。

0024

一方、この軸支部材3a、3bには板金加工されて図示の形状にされた把持部5と、この把持部5の内側面において溶接等により固定されるとともに図示のように二股に分岐される分岐部6であって、その両端部6−1、6−2において針状部位6a−1、6a−2を一体形成た部材が軸体4により揺動自在に設けられている。

0025

また、このように部材を揺動自在に設けるための軸体4と、軸支部材3a、3bで挟まれる部位の間には後述するトーションバネであって、両端部6−1、6−2及び針状部位6a−1、6a−2を本体2側に常時移動付勢する付勢部材が内蔵されている。

0026

さらに、本体2の裏面上において、針状部位6a−1、6a−2が当接する部位には、例えばビニルチューブ長手方向に半分に切断して構成される収納部7であって、図示のように上方に開口した部品接着等により固定されており、針状部位6a−1、6a−2の内、特に先端部分を常時保護するようにしている。このようにして、取り扱い上の危険性を排除できるようにしている。

0027

さらにまた、例えば胸ポケットに対して名札1を装着する場合には、上記の把持部5を握り締めて両端部6−1、6−2が本体2から離れる状態にしてから、針状部位6a−1、6a−2の部分がポケット内側に入るようにして、把持部5を解除することによりトーションバネの作用によりポケットを前後方向から挟持する際に、針状部位6a−1、6a−2の先端部が収納部7内に潜入することで名札を確実に保持できるようにしている。

0028

以上のようにして、特に大型の名札、認識表等において装着後の安定性が充分に確保でき装着後に容易に外れることがなくなった。

0029

続いて、図2は衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする留め具を使用したブローチ1を裏面側から見た外観斜視図である。図1において、既に説明済みの構成には同一符号を付して説明を割愛すると、本図において、ブローチ1は周知の種々の形状、形態から構成されるものであるが、図示の場合にはを形取った本体2であって、頭部における幅寸法臀部における幅寸法よりも大幅に小さい場合を示したものである。

0030

以上のように構成されるブローチ1の本体2の裏面の略中心上方部位には、軸体4を挿入するために左右方向に一対の軸支孔部を穿設した軸支部材3a、3bが固定されている。

0031

一方、この軸支部材3a、3bには板金加工されて図示の形状にされた把持部5と、この把持部5の内側面において溶接等により固定されるとともに図示のように二股に分岐される分岐部6であって、その両端部6−1、6−2において段差部6b−1、6b−2とこれに連続する針状部位6a−1、6a−2とが一体形成された部材が、軸体4により揺動自在に設けられている。また、両端部6−1、6−2は図示のように本体2の形状に応じて全長L1、L2になるようにそれぞれ設定されている。。

0032

さらに、本体2の裏面上において、針状部位6a−1、6a−2が当接する部位には、収納部7が配設されており、左右から針状部位6a−1、6a−2を保護して取り扱い上の危険性を排除できるようにしている。

0033

以上の構成のブローチを衣類に装着する際には、把持部5を握り締めて両端部6−1、6−2が本体2から離れる状態にしてから、針状部位6a−1、6a−2の部分が生地に潜入するようにしてから、把持部5を解除することによりトーションバネの作用により、針状部位6a−1、6a−2の先端部が収納部7内に潜入することでブローチ1を確実に保持できるようになる。

0034

以上のようにして、特に大型のブローチであって、上下方向に幅寸法が大きく異なる場合において、装着後の安定性が充分に確保でき装着後に容易に外れることがなくなった。また、衣類に挿入して装着する場合において、2本の針状部位6a−1、6a−2により保持されるので、ブローチ自体の重力が分散されて生地を傷めることがなくなった。

0035

図3は、把持部5と両端部6−1、6−2を構成した外観斜視図であって、本図において、把持部5はワイヤー状棒状部材を図示のように曲げ加工して、一体形成している。また、軸体4を挿通状態に保持する貫通孔部5bが板部材5aに穿設されており、この板部材を把持部5に溶接して構成している。このように構成することで、より安価に提供することができる。

0036

以降は、ブローチ31の各変形例について述べる。

0037

先ず、図4はブローチ31の正面図である。また、図5図4のA‐A矢視断面図である。図6図4はブローチ31の要部断面図である。図4、5、6において、ブローチ31は、大別して、本体32と留め具33とを有している。本体32はダイヤ真珠装飾品を搭載した装飾部32a、32bを有し、留め具3は衣服に装着するための機構を有するレバー38とこのレバーから分岐したピン35−1、35−2とからなる。

0038

本体32は、後方において、留め具33のレバー38を軸34によって回転自在に軸支する接続部39を有し、更に、少なくとも、レバー38より前方に延びるように取り付けられたピン35−1、35−2の各先端部35aを受け止めて収納するピン収納部36−1、36−2をピン35−1、35−2に対向する面に設けている。ピン収納部36−1、36−2は、即断面U字形状を有していると共に、下方に延びる側部36a、36bの上面にそれぞれ鋭角突起を有している。

0039

ピン35−1、35−2の全容は、本体32が有する動体の長さに応じて可変に設定される。また、ピン35−1、35−2は、各先端部35aの軸方向に対して本体32側に向かって湾曲させた各湾曲部35b−1、35b−2を有している。この湾曲部35bによる曲がりによって、ピン35−1、35−2本体の軸方向に対して段差部を形成しており、これは、後述するが、ピン35−1、35−2に挿通された衣服のずれにブレーキをかけるように機能する。

0040

留め具33を軸支する接続部39では、ピン35−1、35−2が、軸4を軸に矢印P1で示される方向に回転するように、ねじりコイルバネ37の端部37aと37bとは、それぞれ、接続部39の底部39aとレバー38の底部38eに圧接するように配され、このとき、ねじりコイルバネ37の端部37bは、レバー38、即ち、留め具33を右回りに回転させるように作用する。これによって、ピン35−1、35−2の各先端部35aは、矢印P2方向の障害となるピン収納部36−1、36−2の各底部36aに圧接する。

0041

レバー38及び接続部39は、それぞれU字形状を有している。レバー38のU字形状の内側には、接続部39のU字形状が逆向きの状態で噛み合い、これによって、2ヶ所の噛み合い部が形成される。図5において、レバー38に設けられた孔部38b、38d及び接続部39に設けられた孔部39b、39cによって、一連挿通孔を形成する。この挿通孔に軸体4が挿通されるときには、ねじりコイルバネ37の端部37a、37bは、図5において、後方を向くように取り付けられる。

0042

レバー38は、指を押し当て易くするために、図6及び図7に示されるように、後方に延びる押圧部38fを有している。この押圧部38fの長さは、指を押し当てるのに十分な面積とブローチ31全体の美的感覚を損なわない、外観上のバランスを損なうサイズで無ければ、特に限定されるものでは無い。また、レバー38とピン35−1、35−2との接続部位は、付け等の技術によって接合すれば良い。

0043

また、上述した本体32及び留め具33の材質としては、ゴールドシルバープラチナ真鍮等が好適である。

0044

次に、装着方法ついて説明すると、図7図10はブローチの操作手順を説明する側面図である。図7において、まず、ユーザーは、人差し指61と親指62とを用いて本体32の装飾部32bと留め具33をつまみ、レバー38の押圧部38fを矢印U3のしめす方向に押し上げるように操作して、ピン35−1、35−2の各先端部35aを、矢印D3のしめす方向に、ピン収納部36−1、36−2から離間させる。ユーザーは、ピン35−1、35−2の先端部35aを衣服63の内側に入り込ませると、今度は逆に、先端部35aを衣服63の外側に出るように通す。このようにして、レバー38に与えるU2方向への押圧力を解除する。この圧力が解除されると、レバー38、即ち、留め具33は、ねじりコイルバネ37の付勢によって、初期状態復元される。このときブローチ31の動作においては、ユーザーは単純にピン35−1、35−2の先端を開くための力を解除するだけで良い。このため、ユーザーは単にブローチ35から手を離すだけで良くなる。また、衣服63がピン35−1、35−2の先端の方向にずれても、各湾曲部36bがストッパとして機能し、各先端部35aまでの衣服63の移動を阻止することができる。また、ピン収納部36−1、36−2の側部36a、36bに設けられた突起が衣服63を摺動させるため、衣服のずれを食い止める効果が得られる。

0045

従って、被装着体である衣服に対して、装着状態を確実に保持することができる。また、ピン35−1、35−2の先端を開く操作が1回で済むことと、ピン35−1、35−2を衣服63に挿通させた後のピン35−1、35−2に対する付加的な手間が何一つ要求されないため、操作が極めて簡単、即ち、操作性を向上したブローチが得られる。

0046

同時に部品点数が少ないことから構成が極めて簡単となり、また、コスト的に安価に製造することができる。さらに、構成が極めて簡単ということは、ブローチの外観において、美的感覚を阻害することもなく、留め具の構成に影響されずにブローチ本体を自由に設計することができる。

0047

さて、上記のものは発条体として、ねじりコイルバネが使用されていたが、本発明はこれに限定されず、板バネを用いても良い。

0048

ここで、別変形例について、図11図12の側面図に基づき説明すると、図11において、ブローチ1は、装飾部72a、72bを有した本体72と、この留め具72の後方に設けられた接続部79に軸支された留め具73とを有している。接続部79に軸支する構成に関しては、レバー78に接合されたピン75の先端部75aを付勢する方向は、図面後方である。本体72においては、ピン75の先端部75aを受け止めるピン収納部76は、前方に底部76c−1が向くように取り付けられている。

0049

ユーザーの操作手順は、前述した変形例と同様に行われるが、唯一異なる点として、本体72に対する留め具73の回転方向の違いがある。装着後のブローチ71においては、図12に示されるように、衣服81が湾曲部75b−1を介してほぼピン収納部76−1までずれて移動した場合、ピン75−1に対して矢印Sで示される方向に引き下ろす力、あるいは、移動させる力が加わる。しかしながら、図12に示される状態においては、ピン75−1が移動、即ち、回転を許される図面前方のみに限られている。従って、ピン75−1は矢印D3’の示す方向へは回転せず、ユーザがブローチ71を手順に則って取り外さない限り、ブローチ71は装着状態を維持できる。

0050

また、装着状態において、留め具73の回転面は、衣服81に対してほぼ平行に形成されるため、装着状態の保持を確実にすることができる。

0051

図13は、実施例のピンを変形した側面図である。まず、図13(a)に示される例では、ピン155の外周面に複数の突起155aが設けられており、また、図13(b)に示される例では、ピン165の外周面に複数の窪み165aが設けられている。更に、図13(c)、(d)に示される例では、断面8角形をしたねじり構造のピン175が使用されている。

0052

以上の各ピンの形状は、摺動する衣服に対しての摩擦力を向上させる機能を有している。従って、ブローチが衣服から簡単に脱落することを防止できる。

0053

次に、レバーの押圧部の構成を変形した事例ついて説明する。

0054

図14はレバーを変形した要部を示す側面断面図である。先ず、図14(a)において、レバー188の後端部、即ち、押圧部189が、θで示される角度で下方に屈折した形状を有している。また、図14(b)に示される例では、レバー198の後端部に凹面上の押圧部199が設けられている。更に、図14(c)に示される例では、レバー208の後端部において、レバー208の長手方向と交わる方向に、複数本の溝を配した押圧部209が設けられている。尚、この溝を配す方向は、レバー208の長手方向であっても良い。このように、レバーに対して指の当て易さ及び指の引っ掛かりを向上できるため、ブローチ脱着時に良好な操作性を得ることができる。また、指の引っ掛かりを向上させたことによって、サイズの小さいブローチ(止め具)に対しても、不備なくピンの開閉を行うことができる。

0055

図15は変形例の要部の構成を示す側面断面図である。本図に示されるように、ピン215の先端部215aを受け取るピン収納部216aは、少なくとも一方の側部216bから後方、即ち、不図時のレバー方向に向かって突出する鋭利な突起216aを有している。このために、ブローチが衣服に装着された後、衣服がピン収納部216までずれて移動しても、突起216aが、人体傷害を与えること無く、衣服に刺さり、それ以上のピン収納部216側への移動を食い止めることができる。

0056

図16は別構成を示す側面断面図であり、図17図16のD−D’矢視断面図である。

0057

両図において、ブローチ本体222に取り付けられたピン収納部226は断面Y字形状に設けられ、上記湾曲部35bが形成するピン先端部とピン本体との段差分を側部226a、226bの高さで補い、各側部226a、226bが別れる部位を底部226cとして、ピン255が収納される。ピン収納部226の側部226a、226bには、それぞれ、底部226cの位置で後方に向かって突出する起伏228a、228bを有している。

0058

このように、ピン225の軸方向において、ピン先端部とピン本体との間に段差を形成しなくても、段差に代わり、側部226a、226bにそれぞれ設けられた突起228a、228bが直接に衣服のずれを受け留める。この結果、装着中の衣服のずれが規制され、ブローチが容易に衣服から外れることを防止することができる。勿論、ピン収納部226の側部226a、226bより突出する突起によっても、衣服のずれを抑える効果が得られる。

0059

図18別変形例の要部の構成を示す側面断面図である。本図において、ピン235をほぼ直線的に設け、ピン収納部36−1、36−2と同様のピン収納部236を有した構成である。尚、本変形例においても、側部236a、236bは、それぞれ後方に向かって突出する突起238a、238bを有している。また、本体232はピン235に対する方向と逆の方向に孤を描くように湾曲した湾曲部232aを有している。この湾曲部232aによって、ピン236に挿通される衣服の厚みを吸収できる空間が、本体232とピン235との間に形成される。以上の構成によれば、衣服がずれてた場合、ピン収納部236の側部236a、236bに設けられた突起238a、238bが直接に衣服に接するため、装着中の衣服のすれが規制され、ブローチが容易に衣服から外れることを防止することができる。

0060

次に、実施例及びその変形例では、ピン収納部はピン先端部を受け留めるのみの不動構成であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、ピンがピン収納部に収納される動作に追動して、カバーがピン先端部外部に露出しないように覆うようにしても良い。

0061

図19から図24は別実施例の要部の構成を示す側面断面図である。図19に示されるブローチの要部において、本体242には、不図示の接続部の位置から前方(図面左)に向かって所定の位置まで傾斜する凹所242aの先端(図面左端)にピン収納部246が隠れるように取り付けられていう。凹所242aは、ピン245の本体と先端部245aとの軸方向での段差分の窪み量をほぼ有している。

0062

ピン収納部246は,対向する舌状の側部を2枚有すると共に、両側部の先端部に掛け渡した軸248によって断面F字形状の追動体247を回転自在に軸支した構成を有している。図19に示される対動体247において、ピン245が上方に押圧している上板材は、装着前のブローチの初期状態及び装着後のブローチの状態のときに、ピン245の先端部245aを受け取るピン受板247aである。また、ピン受板247aとほぼ平行に併設された板材は、装着前のブローチの初期状態及び装着後のブローチの状態のときに、ピン受板247aによって受け取られている老いん245の先端部245aを覆う被覆板247bである。平行関係にあるピン受板247aと被覆板247aとを接続する接続板247dは、被覆板247bと交差するいいに軸248を通している。また、追動体247は、軸248を通す位置から接続板247dの延長方向に向かって突出するストッパ247cを有している。ここで、追動体247の材質は、前述した本体や留め具と同様の材質で良い。

0063

動作を操作手順を述べると、まず、図19に示される初期状態から、ユーザーは、不図時のレバーを操作して、図20に示されるように、矢印D4で示される方向に、ピン245を回転させる。この操作によって、ピン245の先端部245aは、追動体247のピン受板247aから離れ、被覆板247bの側面に当接し、追動体247を軸248を中心に矢印R2で示される方向に回転、即ち、追動させる。ピン245の先端部245aが収納状態から完全に開放される位置まで操作が行われる。

0064

この状態で、第1実施例と同様に、ユーザーは先端部245を衣服251に挿通させる。ピン245が対動体247から離れたときには、対動体247は自由に回転することが可能となる。しかしながら、対動体247が矢印R2方向へ回転する場合、ストッパ247cはピLン収納部246に受け止められるため、対動体247のR2方向への回転が規制される。この規制位置と上記ピン245の開放位置との位置関係において、対動体247が多少回転できる角度が設定されている。

0065

次に、ユーザーは、自由に回転する対動体247を上記規制位置にセットし、不図時のレバーに与えてた力を開放する。この操作によって、衣服251に挿通されたピン245は、留め具が元の状態に復元する動作に従って、矢印う4で示される方向に回転する。この回転によって、先端部245aは、まず、ピン受板247aの先端247dに当接し押し上げ、ピン受板247a、即ち、対動体247を矢印R3で示される方向に回転させる。さらに、ピン245は、初期状態まで回転し、衣服251に装着される。

0066

以上説明したように、ピン全体をほぼ本体内部に収納することにいより、装着時において衣服への密着度増し、これによって留め具の部分を軸にしてブローチ全体が傾くことを無くすことができる。また、ピン全体をほぼ本体内部に収納することは、安全性を向上することができる。ブローチを装着装置の代表例として挙げたが、例えば、真珠のネックレスに取り付けるオープンクリップ、2連の真珠のネックレスに取り付けるシヨートナータイピン、または、髪のセットに使用するピンにも適応できる。尚、直接、髪等の人体にセットする装飾装置の場合、ピンの先端を必要以上に鋭利に設けないようにすれば良い。

発明の効果

0067

以上説明したように、本発明によれば、衣類に対する挿通状態または挟持状態で着脱自在にする際に、簡単に装着することができ、しかも装着後の安定性が充分に確保できるので装着後に容易に外れてる虞がなく、かつ衣類の生地を傷めることのない留め具及びこの留め具を使用した表示具と装飾具を提供することができる。

0068

また、上記効果に加えて、操作性に優れ、安全性が高く、かつまた本体サイズに適合した最適な形状の留め具及びこの留め具を使用した表示具と装飾具を提供することができる。

0069

図面の簡単な説明

0070

図1第1の発明の実施の形態になる外観斜視図である。
図2第2の発明の実施の形態になる外観斜視図である。
図3回動部材の外観斜視図である。
図4第2の発明の実施の形態の変形例の側面図である。
図5図4のA‐A’矢視断面図である。
図6図4の変形例の動作説明図である。
図7図4の変形例の動作説明図である。
図8図4の変形例の動作説明図である。
図9図4の変形例の動作説明図である。
図10図4の変形例の動作説明図である。
図11第2の発明の実施の形態の別変形例の側面図である。
図12図11の変形例の動作説明図である。
図13(a)ピンの形状を示した側面図、(b)ピンの形状を示した側面図、(c)ピンの断面図、(d)ピンのC‐C’矢視断面図である。
図14把持部の要部断面図である。
図15第2の発明の実施の形態の別変形例の側面図である。
図16第2の発明の実施の形態の別変形例の側面図である。
図17図16のD‐D’矢視断面図である。
図18第2の発明の実施の形態の別変形例の側面図である。
図19第2の発明の実施の形態の別変形例の側面図である。
図20図19の変形例の動作説明図である。
図21図19の変形例の動作説明図である。
図22図19の変形例の動作説明図である。
図23図19の変形例の動作説明図である。
図24図19の変形例の動作説明図である。

--

0071

1名札、ブローチ
2 本体部
4軸体
5把持部
6分岐部
7収納部

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