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技術 業務処理記録システムのデータベースのデータ処理方法

出願人 エイ・ティ・アンド・ティ・アイピーエム・コーポレーション
発明者 ホサグラハーヴィスヴェスヴァラヤジャガディッシュインダーパルシンフムミックアブラハムシルバーシャッツ
出願日 1996年5月20日 (24年9ヶ月経過) 出願番号 1996-124586
公開日 1997年1月10日 (24年1ヶ月経過) 公開番号 1997-006654
状態 未査定
技術分野 検索装置 計算機におけるファイル管理
主要キーワード 等結合 増分計算 結果関係 業務処理情報 一時的結合 予備的事項 蓄積構造 消滅時間
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年1月10日)のものです。
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図面 (4)

課題

複雑な銀行取り引きあるいは電話課金と他の類似のシステムに必要とされるようなサマリーフィールドの規定とアプリケーションコード内の書き込み手順あるいは更新手順を提供する。

解決手段

本発明の方法は、コンピュータシステムを用いて取り引き記録システムのデータベースの問い合わせを処理する際に、まず関係を含むクロニクルを付属シーケンス属性でもって定義し(この関係は、順不同の組の集合を含み)、次にこのクロニクルからビュー定義言語を用いて永続ビューを生成することにより行う。このクロニクルは、データベース内で処理された取り引きに応答して増分してメインテナンスされる。即決問い合わせには、この永続的ビューから応答する。本発明の永続的ビューは、中間クロニクル代数によりクロニクルを生成し、その後この生成されたクロニクルを永続的ビューにサマライズマッピングすることにより生成される。

概要

背景

クレジットカード業務処理電話の呼,証券取引航空券の取り寄せ,制御システムにおけるセンサー出力のような業務処理情報ストリームを記録するために、多くのデータベースシステムが用いられている。主に、業務処理データを処理する銀行業務,電話課金,商業処理のようなアプリケーションには、いくつかの共通の特徴がある。

業務処理記録入力シーケンス内の各レコードは、業務処理のいくつかの属性を持っている。このレコードのシーケンスは、非常に大きく、ばらばらの状態で大きくなる。この業務処理レコードは、最も遅い時間枠データベース内に記録されるが、このシーケンスに永久アクセスし、記録するためには、従来のデータベースシステムの容量を超えてしまっている。

例えば大きな通信会社は、毎日75GB(giga-bytes)のシーケンスデータ、即ち毎年27TB(tera-bytes)のシーケンスデータを収集する。現在のデータベースシステムは、このような大量のデータを記録することも、ましてや双方向にそれにアクセスすることもできない。

問い合わせがこの記録された業務処理レコードのシーケンスを介して極めて短い応答時間でもって行われる。特に重要な点としては、過去の業務処理活動の概要にアクセスし、その情報を収集する即決問い合わせ(summary queries) である。

例えば移動電話会社は、ある特定の移動電話番号から、その月になされた呼の全通話時間を計算する即決問い合わせをしようと試みている。このような即決問い合わせを移動電話のスイッチが入った毎に行い、そしてその顧客の電話機にその結果を表示することが好ましい。移動電話会社の顧客サービス部は、別の即決問い合わせをする事を望む場合もある。例えば、電話番号が現在の顧客に割り当てられて以来、その電話番号からの呼の全通話時間がどの位であるかである。

このようなアプリケーションは、市販の関連データベースを用いて実行できる。しかしこの関連モデル(relational model)は、業務処理記録システムの特徴を補足し、それを利用するのは適切ではない。例えば、データベース内にそっくりそのまま記録されるようなシーケンスを介して、即決問い合わせに応答するためのサポートは存在しない。仮にそのようなシーケンスが記録されている場合でも、大きなシーケンスを介して、例えば銀行業務処理を処理するのに必要なスピードでもって、あるいは顧客の電話機にスイッチが入っているときに、応答を表示するように即決問い合わせに応答するサポートは存在しない。

そのためこれらの即決問い合わせは今日のシステムでは、手順アプリケーションコード(procedural application code) により行われている。例えば、アプリケーションプログラムは、各顧客に対してわずかなサマリーフィールド(summary fields)(例えば、minutes_called, dollar_balance)を定義し、新たな業務処理が処理されると、常にこれらのフィールドを更新する。その後、即決問い合わせに対しては、業務処理レコードのシーケンスを見ることなくこのサマリーフィールドを見ることにより応答される。これによりアプリケーションは、速い応答時間が得られ、過去の業務処理データを見る必要がなくなる。例えば、ATM業務処理のようなある種のアプリケーションにおいては、即決問い合わせは次のATM業務処理の前に行う必要があるために、業務処理が実行される毎にサマリーフィールド(dollar_balance) を更新する必要がある。ある種のアプリケーションでは、この更新コード起動するためのトリガを用いることを選択するが、他のアプリケーションでは、業務処理をバッチで処理する毎にサマリーフィールドを更新する。業務処理に起因するサマリーフィールドを更新する論理は、手順(サブルーチン)でもって符号化され、このコードを各負担は、アプリケーションプログラマーに課される。この更新コードは、非常に故障し易く極めて大衆化された銀行取り引きの故障の原因となる(1994年2月18日に発生した不正の更新に起因するケミカルバンクのATM業務処理は、数千もの小切手が不渡りとなり顧客のいらいらが募ることになった)。

概要

複雑な銀行取り引きあるいは電話の課金と他の類似のシステムに必要とされるようなサマリーフィールドの規定とアプリケーションコード内の書き込み手順あるいは更新手順を提供する。

本発明の方法は、コンピュータシステムを用いて取り引き記録システムのデータベースの問い合わせを処理する際に、まず関係を含むクロニクルを付属のシーケンス属性でもって定義し(この関係は、順不同の組の集合を含み)、次にこのクロニクルからビュー定義言語を用いて永続ビューを生成することにより行う。このクロニクルは、データベース内で処理された取り引きに応答して増分してメインテナンスされる。即決問い合わせには、この永続的ビューから応答する。本発明の永続的ビューは、中間クロニクル代数によりクロニクルを生成し、その後この生成されたクロニクルを永続的ビューにサマライズマッピングすることにより生成される。

目的

したがって本発明の目的は、複雑な銀行業務処理あるいは電話の課金と他の類似のシステムに必要とされるようなサマリーフィールドの規定とアプリケーションコード内の書き込み手順あるいは更新手順を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

コンピュータシステムを用いて業務処理記録ステムデータベースのデータを処理する方法において、(A)組の順不同集合である関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定するステップと、(B)前記コンピュータシステムの状態を補足するために他の関係を規定するステップと、(C)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続ビューを生成するステップとからなることを特徴とする業務処理記録システムのデータベースのデータ処理方法

請求項2

コンピュータシステムを用いて業務処理記録システムのデータベースのデータを処理する方法において、(A)前記データベース内で処理された業務処理に対応して永続的ビューを増分的にメインテナンスするステップと、前記永続的ビューは、ビュー定義言語を用いてクロニクルから生成され、前記クロニクルは、シーケンス属性を有する関係を有するものと規定され、前記関係は、組の順不同の集合を含み、(B)前記永続的ビューを用いて前記データを処理するステップとを有することを特徴とする業務処理記録システムのデータベースのデータ処理方法。

請求項3

前記(A)のステップは、前記関係の既存の属性を前記シーケンス属性としてマークするステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項4

前記(A)のステップは、前記関係の追加の属性を前記シーケンス属性としてマークするステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項5

前記(C)のステップは、増分計算用の特定の複雑性を有することを特徴とする請求項1の方法。

請求項6

前記ビュー定義言語は、クロニクル代数であることを特徴とする請求項1の方法。

請求項7

前記クロニクル代数は、(D)中間クロニクル代数により前記クロニクルを生成するステップと、(E)前記中間クロニクル代数により生成された前記クロニクルをサマライズするステップと、(F)前記中間クロニクル代数により生成されたクロニクルを前記永続的ビューにマッピングするステップを有することを特徴とする請求項6の方法。

請求項8

前記(A)のステップは、(G)前記クロニクル内にない関係を順向的に更新するステップと、前記関係は、複数の時間バージョンを有し、各複数の時間バージョンの1つは、前記更新のそれぞれに対応し、(H)前記クロニクルの前記組を前記関係の前記複数の時間的バージョンの1つでもって結合するステップと、(I)前記クロニクルを更新するステップと、(J)前記永続的ビューが依存する前記クロニクル内へのアペンド応答して前記永続的ビューを更新するステップと、(K)前記更新されて永続的ビューを記憶するステップとを含むことを特徴とする請求項2の方法。

請求項9

前記(A)のステップは、一定時間に前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項2の方法。

請求項10

前記(A)のステップは、前記関係のサイズ内の時間対数で前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項2の方法。

請求項11

前記(A)のステップは、前記関係のサイズ内の時間多項式で前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項2の方法。

請求項12

前記(A)のステップは、前記クロニクルのサイズ内の時間多項式で前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項2の方法。

請求項13

前記(C)のステップは、述語満足する前記クロニクルの組を選択するステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項14

前記(C)のステップは、シーケンス属性を含む属性上に前記クロニクルを射影するステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項15

前記(C)のステップは、前記シーケンス属性上で2つの前記クロニクル間の自然等結合を実行するステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項16

前記(C)のステップは、同一のクロニクルのグループ内で同一の型を有する2つの電気クロニクルの合併を形成するステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項17

前記(C)のステップは、同一のクロニクルのグループ内で同一の型を有する2つの電気クロニクルの差を決定するステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項18

前記(C)のステップは、シーケンス番号を前記グループ分け属性の1つとして有する、グループ分け属性を有する集約付きのグループ分け(groupby) を導出するステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。

請求項19

前記(C)のステップは、前記クロニクルと前記関係のいずれかとの間の直積を決定するステップを含み、前記シーケンス属性上のインプリシット一時的結合が前記クロニクルと前記関係との間に存在することを特徴とする請求項1の方法。

請求項20

前記複数の永続的ビューが、前記クロニクルに対し生成されることを特徴とする請求項1の方法。

請求項21

複数の永続的ビューが、増分的にメインテナンスされることを特徴とする請求項2の方法。

請求項22

前記永続的ビューは、特定の期間の間メインテナンスされ、前記永続的ビューは、前記期間の終了時に上書きされることを特徴とする請求項2の方法。

請求項23

コンピュータシステムを用いて業務処理記録システムのデータベースの問い合わせに応答する方法において、(A)組の順不同の集合である関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定するステップと、(B)前記コンピュータシステムの状態を補足するために他の関係を規定するステップと、(C)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成するステップと、からなることを特徴とする業務処理記録システムのデータベースの問い合わせに応答する方法。

請求項24

コンピュータシステムを用いて業務処理記録システムのデータベースの問い合わせに応答する方法において、(A)前記データベース内で処理された業務処理に対応して永続的ビューを増分的にメインテナンスするステップと、前記永続的ビューは、ビュー定義言語を用いてクロニクルから生成され、前記クロニクルは、シーケンス属性を有する関係を有するものと規定され、前記関係は、組の順不同の集合を含み、(B)前記永続的ビューを用いて前記データを処理するステップとを有することを特徴とする業務処理記録システムのデータベースの問い合わせに応答する方法。

請求項25

前記(A)のステップは、前記関係の既存の属性を前記シーケンス属性としてマークするステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項26

前記(A)のステップは、前記関係の追加の属性を前記シーケンス属性としてマークするステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項27

前記(C)のステップは、増分計算用の特定の複雑性を有することを特徴とする請求項23の方法。

請求項28

前記ビュー定義言語は、クロニクル代数であることを特徴とする請求項23の方法。

請求項29

前記クロニクル代数は、(D)中間クロニクル代数により前記クロニクルを生成するステップと、(E)前記中間クロニクル代数により生成された前記クロニクルをサマライズするステップと、(F)前記中間クロニクル代数により生成されたクロニクルを前記永続的ビューにマッピングするステップを有することを特徴とする請求項28の方法。

請求項30

前記(A)のステップは、(G)前記クロニクル内にない関係を順向的に更新するステップと、前記関係は、複数の時間バージョンを有し、各複数の時間バージョンの1つは、前記更新のそれぞれに対応し、(H)前記クロニクルの前記組を前記関係の前記複数の時間的バージョンの1つでもって結合するステップと、(I)前記クロニクルを更新するステップと、(J)前記永続的ビューが依存する前記クロニクル内へのアペンドに応答して前記永続的ビューを更新するステップと、(K)前記更新されて永続的ビューを記憶するステップとを含むことを特徴とする請求項24の方法。

請求項31

前記(A)のステップは、一定時間に前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項24の方法。

請求項32

前記(A)のステップは、前記関係のサイズ内の時間帯数で前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項24の方法。

請求項33

前記(A)のステップは、前記関係のサイズ内の時間多項式で前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項24の方法。

請求項34

前記(A)のステップは、前記クロニクルのサイズ内の時間多項式で前記クロニクルへの単一のアペンドに応答することを特徴とする請求項24の方法。

請求項35

前記(C)のステップは、述語を満足する前記クロニクルの組を選択するステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項36

前記(C)のステップは、シーケンス属性を含む属性上に前記クロニクルを射影するステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項37

前記(C)のステップは、前記シーケンス属性上で2つの前記クロニクル間の自然等結合を実行するステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項38

前記(C)のステップは、同一のクロニクルのグループ内で同一の型を有する2つの電気クロニクルの合併を形成するステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項39

前記(C)のステップは、同一のクロニクルのグループ内で同一の型を有する2つの電気クロニクルの差を決定するステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項40

前記(C)のステップは、シーケンス番号を前記グループ分け属性の1つとして有する、グループ分け属性を有する集約付きのグループ分け(groupby) を導出するステップを含むことを特徴とする請求項23の方法。

請求項41

前記(C)のステップは、前記クロニクルと前記関係のいずれかとの間の直積を決定するステップを含み、前記シーケンス属性上のインプリシットの一時的結合が前記クロニクルと前記関係との間に存在することを特徴とする請求項23の方法。

請求項42

前記複数の永続的ビューが、前記クロニクルに対し生成されることを特徴とする請求項23の方法。

請求項43

複数の永続的ビューが、増分的にメインテナンスされることを特徴とする請求項24の方法。

請求項44

前記永続的ビューは、特定の期間の間メインテナンスされ、前記永続的ビューは、前記期間の終了時に上書きされることを特徴とする請求項24の方法。

請求項45

コンピュータシステムを用いて業務処理記録システムのデータベースの問い合わせを処理する方法において、(A)関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定するステップと、前記関係は、組の順不同の集合であり、(B)前記コンピュータシステムの状態を補足するために他の関係を規定するステップと、(C)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成するステップと、(D)前記データベース内で処理された業務処理に応答して、前記永続的ビューを増分的にメインテナンスするステップと、(E)前記永続的ビューを用いて前記問い合わせに応答するステップとからなることを特徴とする業務処理記録システムのデータベースの問い合わせを処理する方法。

請求項46

コンピュータシステムを用いて業務処理記録システムのデータベースのデータを処理する方法において、(A)関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定するステップと、前記関係は、組の順不同の集合であり、(B)前記コンピュータシステムの状態を補足するために他の関係を規定するステップと、(C)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成するステップと、(D)前記データベース内で処理された業務処理に応答して、前記永続的ビューを増分的にメインテナンスするステップと、(E)前記永続的ビューを用いて前記問い合わせに応答するステップとからなることを特徴とする業務処理記録システムのデータベースのデータ処理方法。

請求項47

データを処理するデータベースシステムにおいて、(A)関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定する手段と、前記関係は、組の順不同の集合であり、(B)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成する手段と、(C)前記データベース内で処理された業務処理に応答して、前記永続的ビューを増分的にメインテナンスする手段と、(D)前記永続的ビューが依存する前記クロニクル内へのアペンドに応答して前記永続的ビューを更新する手段と、(E)前記更新された永続的ビューを記憶する手段と、(F)前記永続的ビューを用いて前記データを処理する手段とからなることを特徴とするデータを処理するデータベースシステム。

請求項48

問い合わせに応答するデータベースシステムにおいて、(A)関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定する手段と、前記関係は、組の順不同の集合であり、(B)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成する手段と、(C)前記データベース内で処理された業務処理に応答して、前記永続的ビューを増分的にメインテナンスする手段と、(D)前記永続的ビューが依存する前記クロニクル内へのアペンドに応答して前記永続的ビューを更新する手段と、(E)前記更新された永続的ビューを記憶する手段と、(F)前記永続的ビューを用いて前記データを処理する手段とからなることを特徴とする問い合わせに応答するデータベースシステム。

請求項49

データを処理するデータベースシステムにおいて、(A)組の順不同の集合である関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定する手段と、(B)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成する手段とからなることを特徴とするデータを処理するデータベースシステム。

請求項50

データを処理するデータベースシステムにおいて、(A)前記データベース内で処理された業務処理に対応して永続的ビューを増分的にメインテナンスする手段と、前記永続的ビューは、ビュー定義言語を用いてクロニクルから生成され、前記クロニクルは、シーケンス属性を有する関係を有するものと規定され、前記関係は、組の順不同の集合を含み、(B)前記永続的ビューが依存する前記クロニクル内へのアペンドに応答して前記永続的ビューを更新する手段と、(C)前記更新された永続的ビューを記憶する手段と、(D)前記永続的ビューを用いて前記データを処理する手段とからなることを特徴とするデータを処理するデータベースシステム。

請求項51

問い合わせに応答するデータベースシステムにおいて、(A)組の順不同の集合である関係を含むクロニクルをシーケンス属性でもって規定する手段と、(B)ビュー定義言語を用いて前記クロニクルから永続的ビューを生成する手段とからなることを特徴とする問い合わせに応答するデータベースシステム。

請求項52

問い合わせに応答するデータベースシステムにおいて、(A)前記データベース内で処理された業務処理に対応して永続的ビューを増分的にメインテナンスする手段と、前記永続的ビューは、ビュー定義言語を用いてクロニクルから生成され、前記クロニクルは、シーケンス属性を有する関係を有するものと規定され、前記関係は、組の順不同の集合を含み、(B)前記永続的ビューが依存する前記クロニクル内へのアペンドに応答して前記永続的ビューを更新する手段と、(C)前記更新された永続的ビューを記憶する手段と、(D)前記永続的ビューを用いて前記問い合わせに応答する手段とからなることを特徴とする問い合わせに応答するデータベースシステム。

技術分野

0001

本発明は、データベースシステムに関し、特に、業務処理記録ステムに関する。

背景技術

0002

クレジットカード業務処理電話の呼,証券取引航空券の取り寄せ,制御システムにおけるセンサー出力のような業務処理情報ストリームを記録するために、多くのデータベースシステムが用いられている。主に、業務処理データを処理する銀行業務,電話課金,商業処理のようなアプリケーションには、いくつかの共通の特徴がある。

0003

業務処理記録の入力シーケンス内の各レコードは、業務処理のいくつかの属性を持っている。このレコードのシーケンスは、非常に大きく、ばらばらの状態で大きくなる。この業務処理レコードは、最も遅い時間枠データベース内に記録されるが、このシーケンスに永久アクセスし、記録するためには、従来のデータベースシステムの容量を超えてしまっている。

0004

例えば大きな通信会社は、毎日75GB(giga-bytes)のシーケンスデータ、即ち毎年27TB(tera-bytes)のシーケンスデータを収集する。現在のデータベースシステムは、このような大量のデータを記録することも、ましてや双方向にそれにアクセスすることもできない。

0005

問い合わせがこの記録された業務処理レコードのシーケンスを介して極めて短い応答時間でもって行われる。特に重要な点としては、過去の業務処理活動の概要にアクセスし、その情報を収集する即決問い合わせ(summary queries) である。

0006

例えば移動電話会社は、ある特定の移動電話番号から、その月になされた呼の全通話時間を計算する即決問い合わせをしようと試みている。このような即決問い合わせを移動電話のスイッチが入った毎に行い、そしてその顧客の電話機にその結果を表示することが好ましい。移動電話会社の顧客サービス部は、別の即決問い合わせをする事を望む場合もある。例えば、電話番号が現在の顧客に割り当てられて以来、その電話番号からの呼の全通話時間がどの位であるかである。

0007

このようなアプリケーションは、市販の関連データベースを用いて実行できる。しかしこの関連モデル(relational model)は、業務処理記録システムの特徴を補足し、それを利用するのは適切ではない。例えば、データベース内にそっくりそのまま記録されるようなシーケンスを介して、即決問い合わせに応答するためのサポートは存在しない。仮にそのようなシーケンスが記録されている場合でも、大きなシーケンスを介して、例えば銀行業務処理を処理するのに必要なスピードでもって、あるいは顧客の電話機にスイッチが入っているときに、応答を表示するように即決問い合わせに応答するサポートは存在しない。

0008

そのためこれらの即決問い合わせは今日のシステムでは、手順アプリケーションコード(procedural application code) により行われている。例えば、アプリケーションプログラムは、各顧客に対してわずかなサマリーフィールド(summary fields)(例えば、minutes_called, dollar_balance)を定義し、新たな業務処理が処理されると、常にこれらのフィールドを更新する。その後、即決問い合わせに対しては、業務処理レコードのシーケンスを見ることなくこのサマリーフィールドを見ることにより応答される。これによりアプリケーションは、速い応答時間が得られ、過去の業務処理データを見る必要がなくなる。例えば、ATM業務処理のようなある種のアプリケーションにおいては、即決問い合わせは次のATM業務処理の前に行う必要があるために、業務処理が実行される毎にサマリーフィールド(dollar_balance) を更新する必要がある。ある種のアプリケーションでは、この更新コード起動するためのトリガを用いることを選択するが、他のアプリケーションでは、業務処理をバッチで処理する毎にサマリーフィールドを更新する。業務処理に起因するサマリーフィールドを更新する論理は、手順(サブルーチン)でもって符号化され、このコードを各負担は、アプリケーションプログラマーに課される。この更新コードは、非常に故障し易く極めて大衆化された銀行取り引きの故障の原因となる(1994年2月18日に発生した不正の更新に起因するケミカルバンクのATM業務処理は、数千もの小切手が不渡りとなり顧客のいらいらが募ることになった)。

発明が解決しようとする課題

0009

したがって本発明の目的は、複雑な銀行業務処理あるいは電話の課金と他の類似のシステムに必要とされるようなサマリーフィールドの規定とアプリケーションコード内の書き込み手順あるいは更新手順を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

本発明の方法は、コンピュータシステムを用いて業務処理記録システムのデータベースの問い合わせを処理する際に、まず関係(relation)を含むクロニクル(chronicle) を付属のシーケンス属性でもって定義し(この関係は、順不同の組(tuples)の集合を含み)、次にこのクロニクルからビュー定義言語を用いて永続ビュー(persistent view) を生成することにより行う。このクロニクルは、データベース内で処理された業務処理に応答して増分してメインテナンスされる。即決問い合わせには、この永続的ビューから応答する。

0011

本発明の永続的ビューは、中間クロニクル代数によりクロニクルを生成し、その後この生成されたクロニクルを永続的ビューにサマライズマッピングすることにより生成される。

0012

また本発明の永続的ビューは、関係の組の順不同の集合内の組の挿入,削除あるいは修正によりクロニクルの外側の関係を順方向に更新することにより増分してメインテナンスされる。この関係は、その各々が各更新に対する複数の一次的バージョン(temporal versions) を有する。クロニクル上の永続的ビューは、クロニクルの組を関係の複数の一次的バージョンの一つと結合することにより規定される。このクロニクルは、組をクロニクルに挿入し、その後このクロニクルに依存する永続的ビューをこの挿入を反映するために更新することにより更新される。この更新された永続的ビューは、その後記録される。

0013

本発明は、永続的ビューを取り出すために用いられる中間クロニクル代数を与える。この中間クロニクル代数は、クロニクル上の組から述語満足する組を選択し、このクロニクルをシーケンス属性を含む属性上に斜影し、このシーケンス属性上の2つのクロニクルの間の自然等結合を形成し、同一のクロニクルグループ内で同一のタイプを有する2つのクロニクルの合併を行い、同一のクロニクルグループ内で同一のタイプを有する2つのクロニクルの差を決定し、グループ属性を有し、このグループ属性の1つをシーケンス番号とするような集約のグループバイを引き出し、集約を有するgroupby を導き、クロニクルといずれかの関係との間の直積を決定する(クロニクルと関係との間に存在するシーケンス属性上のインプリシットの一次的結合)の演算を含む。

0014

さらに本発明によれば、クロニクルに対する複数の永続的ビューを生成し、この複数の永続的ビューを増分してメインテナンスすることができる。

0015

さらに本発明によれば、永続的ビューがある期間メインテナンスされ、その期間の終了時に書き換えられようとも永続的ビューの周期的なメインテナンスが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0016

本発明を理解するために役立つ予備的事項をまず説明する。

0017

関係代数においては、構造化問い合わせ言語(Structured Query Language (SQL))のグループ分け演算と集約演算に関しては、次のシンタックスを用いてグループ分け演算を表す。
GROUPBY(R,GL,AL)
ここでRは、グループ分けされる関係を表し、GL=[G1 ,…,Gm ]は、グループ分け属性のリストであり、AL=[A1 ,…,An ]は、集約演算のリストである。この式はGL内の属性と各集約演算に対する1つの属性を有する結果関係を規定する。増分して計算可能なあるいは増分計算演算に分解できる集約演算Ai のみが本発明の説明に関係する。複雑性解析するために、各集約演算は、サイズnのグループに亘り時間O(n)で計算され、サイズ1の増分に亘って時間O(1)でもって増分的に計算されると仮定する。MIN,MAX,SUM,COUNTはこれらの演算の一例である。

0018

次に、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

0019

図1Aは、新たなクロニクルレコード入力時点で実行される演算を表す。既存の永続的ビューは、ステップ100で次に述べるプロセスでもって得られる。新たなクロニクルレコードは、ステップ101で入力される。この既存の永続的ビューは、ステップ102で以下に述べる手順でもって増分してメインテナンスされ、その後新たな永続的ビューを生成する。

0020

図1Bは、問い合わせの時点で実行される演算を表す。問い合わせは、クロニクルに対してステップ106で発せられる。この問い合わせは、永続的ビューだけからあるいは永続的ビューの助けを借りてステップ108で応答される。

0021

本発明によるクロニクルデータベースは、関係(relations, chronicles, persistent views) からなる。関係は標準のもので、各関係はいくつかの一時的バージョンを有する。

0022

クロニクルは関係に類似するが、クロニクルは組(tuples)のシーケンス(順序)であり、組の順不同の集合ではない。クロニクルは、エキストラシーケンス属性(extra sequencing attribute)を有する関係によって表される。そしてその属性の値は、無限順序づけられた定義域から得られる。関係の既存の属性は、シーケンス属性としてマークされ、あるいは付属のシーケンス属性が付加される。クロニクルに許される唯一の更新は、組の挿入であり、挿入された組のシーケンス番号は、クロニクル内のいかなる既存のシーケンス番号よりも大きい。このシーケンス番号は、稠密である必要はない。クロニクルは、非常に大きくてもよくそしてクロニクル全体がシステム内に記憶されてもあるいはされなくてもよい。

0023

各シーケンス番号に関連する瞬時時間(temporal instant)即ち、クロノン(chronon) が存在する。クロニクルの組に対する全ての演算は、その時点で存在するデータベースに関連する。かくしてクロニクルCと関係Rのいかなる結合も、C内の組の瞬時時点に存在するRのバージョンとC内の各組の対応する結合の合併である。

0024

このデータベースは、一定数の永続的ビューをメインテナンスする。そしてこの永続的ビューは、関係に具体化され下部行動のデータベースへの変化に応答して常にメインテナンスされたビューである。各永続的ビューは、最初に規定されたときに具体化され、データベース内で変化が発生すると直ちにその変化の全てを反映するよう更新され続ける。ここでの特徴点は、クロニクルに付属した後の永続的ビューのメインテナンスである。

0025

永続的ビューは、ビュー定義言語(view definition language)Lで、規定され現在の業務処理システムの手順的に計算されるサマリーフィールドに対応する。Lの各選択は、本発明のクロニクルデータモデルの特定の事象を引き出す。

0026

クロニクルデータシステムは、次の4つの要素からなる。
(C,R,L,V)
ここでC={C0,C1,…Cn},n≧0はクロニクルの集合で、R={R0,R1,…Rm},m≧0は関係の集合で、V={V0,V1,…Vl},l≧0 は言語Lで定義された永続的ビューの集合である。

0027

関係と永続的ビューにアクセスする問い合わせは、いかなる言語(関係代数,構造化問い合わせ言語(SQL),データログ等)で記述できる。この言語の選択は、クロニクルモデルに直交(orthogonal)する。このクロニクルモデルにより永続的ビューにアクセスする問い合わせに早く応答でき、それ以外の場合にはこの問い合わせは、関係とクロニクルを介して複雑なSQL問い合わせとして規定され、受け入れ可能な性能でもって応答できるものではない。さらにシステムは、クロニクル上のある最後のウィンドウ上で詳細な問い合わせを通常提供するが、このウィンドウの選択と問い合わせ言語もまたクロニクルモデルと直交する。

0028

許される更新の唯一の種類は、関係とクロニクルを修正するものである。関係Rへの更新は、R内の組の挿入,削除または修正である。クロニクルCへの更新は、C内の全ての既存の組のシーケンス番号よりも大きいシーケンス番号を有する新たな組のCへの挿入である。この更新を以下に説明する。

0029

各関係は、概念的には、各更新の後の複数の一時的バージョンを有する。言語Lで規定されたどの永続的ビューにおいても関係とクロニクルとの間のいかなる結合もシーケンス属性上の内在する一時的結合を有する。クロニクルの各組は、あるクロニクルの組が生成されたときに存在する関係のバージョンと結合される。

0030

関係への更新がシーケンス番号に対応する未だ見られないバージョンにのみ影響を及ぼす場合には、その更新は順向更新である。このような更新は、永続的ビューには影響を及ぼさない。後続のクロニクル更新のみが新たな関係値を示す。永続的ビューのメインテナンスは、クロニクルモデル内では、極めて重要であるので言語Lは、関係への順向更新のみが許されるように制限される。

0031

これに対し関係に対する逆向更新は、サイド処理されるべきクロニクル内のより古い組を必要とする。このような更新は、必要な場合にはそれを維持するには計算に時間が係り、過去のクロニクルの全部が入手できない場合には、メインテナンス不可能で、クロニクルモデルの一部としては含まれない。

0032

クロニクルに対する更新は、各永続的ビュー内の変化を引き起こし、そのメインテナンスについて次に説明する。

0033

業務処理が完了する毎に、業務処理のレコードがクロニクルに付加され、それが永続的ビューの状態に影響を及ぼす。クロニクルシステムによりサポートされる業務処理レートは、その永続的ビューの増分的メインテナンスの複雑性により決定される。このため増分的ビューのメインテナンスを効率的に行うように言語Lを選択することが重要である。さらにまたこのようなクロニクルは、システム内に記憶されないために言語Lは、クロニクル全体にアクセスすることなく増分的にメインテナンスされるようなものでなければならない。理想的には、言語Lで規定されたビューのメインテナンスの複雑性は、低くなければならず、そしてインデックスルックアップオーバヘッドをモデュロとして、関係のサイズとビューそのものから独立していなければならない。

0034

本発明においては、クロニクルシステムの複雑さは、永続的ビューを表すのに用いられる言語Lの増分計算の複雑さである。クラIM−Tは、言語で規定された全ての永続的ビューは、クロニクル内への単一のアペンドに応答して時間O(T)でメインテナンスされ得ることを意味する(IMは、増分メインテナンス(incremental maintenance) を意味する。

0035

以下の増分複雑性のクラスは、本発明の一実施例においては、次のように定義される。
IM−Constant:この言語により規定されたいずれの永続的ビューが一定時間にクロニクル内への単一のアペンドに応答して増分してメインテナンスされる場合には、言語は、クラスIM−Constantにある。
IM−log(R):この言語により規定されたいずれの永続的ビューが関係のサイズ内の時間対数内でクロニクル内への単一のアペンドに応答して増分してメインテナンスされる場合には、言語は、クラスIM−log(R)にある。
IM−Rk :この言語により規定されたいずれの永続的ビューが関係のサイズ内の時間多項式内でクロニクル内への単一のアペンドに応答して増分してメインテナンスされる場合には、言語は、クラスIM−Rk にある。
IM−Ck :この言語により規定されたいずれの永続的ビューが関係のサイズ内の時間多項式内でクロニクル内への単一のアペンドに応答して増分してメインテナンスされる場合には、言語は、クラスIM−Ck にある。

0036

関係のサイズ|R|は、クロニクル|C|のサイズよりもはるかに小さいものと仮定する。ビューの集合の間で保持される次の関係式が各クラスに関して記述されることが分かる。

0037

高いスループットのシステムにおいては、IM−Constantの複雑性が望ましく、インデックスルックアップさえも許されないことを意味し、かくしてそれを達成することは難しい。スペクトラムの他端においてはIM−Ck の複雑性を有するクロニクルモデルは、クロニクルに対し任意のアクセスが可能となる。このような複雑性は、各クロニクルへの各アペンド時で実行されるべき動作に対しては、全体的に実際的なものではない。

0038

低いIM複雑性を有する永続的ビューを規定する言語Lの選択が重要である。グループ分けし、増分的に計算可能な集積オペレータを有する関係代数は、Lに対しては、受け入れ可能な選択ではない。その理由は、クロニクルと関係に適応されるグループ分けと集積で拡張される関係代数は、クラスIM−Ck 内にあり、クラスIM−Rk 内にはないからである。

0039

関係代数の最大の制約は、第1の3つのIM複雑性のクラス内にあり、クロニクルサイズからは、全て独立して導き出されるものである。この導出は、2つのステップに分けることができる。第1のステップは、クロニクルにマッピングする中間クロニクル代数を規定することであり、第2のステップは、クロニクル代数式をシーケンス属性を射影し、グループ分け可能な場合にはさらにグループ分けし、集積することにより関係にマッピングするサマライゼーションステップを追加することである。

0040

クロニクル内に挿入された全ての組は、全ての既存のシーケンス番号よりも大きいシーケンス番号を有するが、同一のシーケンス番号を有する複数の組は同時に挿入される。例えば、組がベースクロニクル内に挿入されると、合併の2つのオペランドの各々は、同一のシーケンス番号を有する別個の組を導出する。その後この合併表示は、同一のシーケンス番号を有する2つの個別の組を有する。

0041

Choronicle groupは、本発明においては、そのシーケンス番号が同一の定義域から得られ、クロニクルグループ内へのどのクロニクルへの挿入も、いかなる組のシーケンスの番号よりも大きなシーケンス番号を有しなければならないという条件により選ばれたクロニクルの集合として定義される。合併差,結合のような演算は、同一のクロニクルグループ内のクロニクル間で許される。

0042

本発明によるクロニクル演算(chronicle algebra (CA))の一実施例は、以下の演算子(Cはクロニクルあるいはクロニクル演算表示で、A1 ,…,Anはクロニクルの属性で、Pは述語である)から構成される。
・ クロニクルの選択 σp(C)、ここでpはA1θA2 ,あるいはA1θkの述語あるいはこの項の分離(disjunction) であり、kは定数であり、θは{=,≠,≦,<,>,≧}の1つである。 σp(C)は、述語pを満足するクロニクルの組を選択する。その結果得られたクロニクルは、クロニクルCと同一の型を有する。
・シーケンス属性IIA1,・・・,An(C)を含む属性上へのクロニクルの射影。
・ 次のシーケンス属性

0043

クロニクル代数により規定されたビューは、ベースクロニクルへの挿入に関しては単調(monotonic) である。シーケンス番号が、全ての既存のシーケンス番号よりも大きい組がベースクロニクルに追加されると、常にその結果としてこれらの新たなシーケンス番号の一部を有する組がビューに追加される。

0044

クロニクル代数式を用いて規定された各ビューは、オペランドクロニクルと同一のクロニクルグループ内のクロニクルである。CA(1)は、クロニクルと関係との間の交差積演算を行わないクロニクル代数である。CA(∽)はクロニクル代数で、クロニクルと関係との間の交差積演算が結合により置換され、最大一定数の組が各クロニクル組と合併されることを補償する。この補償に対する充分条件は、結合は関係Rのキー上にあることである。ここで、∽は、以下を意味する。

0045

ベースクロニクルへの挿入にともない、CAにより規定されたクロニクルビューに対する変化の計算は、時間=O((u|R|)jlog(|R|))と、空間=O((u|R|)j )を有するビューのサイズとは独立して、かつクロニクルのサイズとは独立した時間と空間で計算される。ここで、uはビューを規定する計算式内の合併の数で、|R|は関係Rのサイズで、jはビューを規定する計算式内の等価結合と交差積の数である。CA(∽)に規定されたものは、時間=O(uj log(|R|))と、空間=O(uj)で計算される。このCA(1)により規定されたものは、時間=O(uj)と、空間=O(uj)で計算される。

0046

全ての場合においてクロニクルビューとクロニクルとは、共に記憶される必要はなくまたビューのメインテナンスのためにアクセスされることもない。そしてこのことは、クロニクルのサイズとビューのサイズの両方から独立した複雑性を得るための理由である。

0047

(1)シーケンス属性を含まない射影、あるいは(2)グループ分け属性としてのシーケンス属性を含まないグループ分け(groupby)演算のいずれかを用いてクロニクル代数の拡張は、クロニクルではない式を規定する代数となる。さらに(1)クロニクル間の交差積、あるいは(2)2つのクロニクル間の不等結合のいずれかでもってクロニクル代数を拡張することは、増分ビューメインテナンス用の時間がクロニクルのサイズから独立しているという式を規定する代数となる。

0048

このことによりクロニクル代数は、IM−Rk 内の関係代数演算の最大のサブセットであり、CA(∽)は、IM−log(R) 内の関係代数演算の最大サブセットであることを意味する。IM−Rk 内の2つのクロニクルの交差積あるいは不等結合を用いて数式が定義できる。

0049

サマライゼーションステップは、クロニクル代数により生成されたクロニクルをシーケンス属性を有さない関係である永続的ビュー内にマッピングする。その後この永続的ビューが蓄積され、永続的ビューが依存するクロニクルに挿入が発生すると更新される。

0050

サマライズドクロニクル代数(summarized chronicle algebra(SCA))は、シーケンス属性を削除し、クロニクル代数式χを関係にマッピングする2つの基本演算を有する。
・ シーケンス属性が射影されるような射影IIA1,・・・,An(X)で、ここで属性A1 ,…,An はシーケンス属性を含まない。
・集積を有するグループ分け、ここでシーケンス属性はグループ分けリスト内には含まれず集積演算は、増分的に計算可能(あるいは増分的に計算可能な演算に分解できる)で、GROUPBY(χ,GL,AL)で表される、ここでグループ分けリストGLは、χのシーケンス属性を含む。
式χが、CA(1)内にある場合には得られた言語が、SCA(1)と称し、式χがCA(∽)であればSCA(∽)と呼ばれる。

0051

SCAにより表現された各永続的ビューは、シーケンス番号を属性として有さない関係(クロニクルではない)を生成する。関係がSCAを用いて規定されると、永続的ビューを規定するためにシステム内の関係代数と他の関係を用いてさらに操作される。しかし、増分的メインテナンスは、キーであるのでサマライゼーションステップが規定される完全なクロニクルにアクセスすることなくメインテナンスされる永続的ビューを記憶することは重要である。

0052

クロニクル代数式に変化が与えられると、クロニクルへの挿入に応答してSCAで記載された永続的ビューの増分的メインテナンスは、次のように成される。
・ ビューのサイズに等しいスペース
・ 時間=O(tlog(|V|))、ここで|V|は永続的ビューVのサイズであり、tはクロニクル代数即ちCA(1)あるいはCA(∽)の式χ内に挿入される組の数である。

0053

SCAは、クラスIM−Rk 内に含まれ、SCA(∽)はクラスIM−log(R)内に含まれ、SCA(1)はクラスIM−Constant 内に含まれる。

0054

かくしてクロニクル代数式の結果は、シーケンス番号を含み、そのため|C|内の多項式であるサイズを有するが、サマライズされたクロニクル代数式の増分的メインテナンスは、|C|と時間的に独立して実行される。その理由はクロニクルビューは、メインテナンスの間アクセスされないからである。

0055

クロニクルモデルの範囲内にあるあるアプリケーションは、各インターバルに対し、1回のビューの計算が行われるようなクロニクル上で数回のインターバルに亘って(潜在的にはオーバラップして)計算されるようなビューの定義を必要とする。この必要性に取り組むために、周期的なサマライズされたクロニクル代数(periodic summarized chronicle algebra) は、永続的ビューが計算されるタイムインターバルの組を形成するような特徴をクロニクル代数に付加することにより実行される。クロニクル内のシーケンス番号からタイムインターバルにマッピングする事は、規定されるべき周期的サマライズとクロニクル代数に対し成されなければならない。

0056

サマリー代数内のビューVと、カレンダーD(即ち、タイムインターバルの組)が与えられると、V<D>はカレンダーD内の各インターバルに対してそれぞれビューの組V1 ,…,Vk を特定する。iに対するビューVi は、V内にあると規定されるが、クロニクルに対する選択が全てのクロニクルの組はインターバルi内にあり、シーケンス番号から規定されたタイムインターバルへのマッピングの元では全てのクロニクルの組はインターバルi内にあるということを必要とするようなクロニクルへの選択条件付きである。カレンダーDが、インターバルの有限の数を有する場合には、有限の数のビューVi が存在する。このビュー式V<D>は、周期的ビューと称する。カレンダーDが、唯一のインターバルを有する場合には、この周期的ビューはクロニクル上のエクストラ選択を用いて規定されたシングルビューに対応する。

0057

周期的サマライズドクロニクル代数は、ビューが必要とされなくなった後、ビューに対する消滅時間のために与えられる。この消滅時間によりシステムは、無限の数の周期的ビューを実行できる、ただし、有限の数の周期的ビューのみがその時点で存在する場合に限る。

0058

図2は、本発明の1実施例による周期的更新を表す。更新された永続的ビューは、クロニクルレコード210からステップ200で生成される。この更新された永続的ビューは、ステップ202で有効な(高速の)蓄積構造内にストアされる。問い合わせは、ステップ206内の高速永続的ビューに対し応答される。このクロニクルレコードは、ステップ204の完全なクロニクルストア内にストアされ、以前にストアされたクロニクルレコードにつけ加えられる。

0059

課金のアプリケーションでは、オーバラップしない間隔に亘って周期的なビューを通常必要とする。これらの評価は、タイムインターバルがスタートするとすぐにビューをメインテナンスするためにスタートし、タイムインターバルの終了時にメインテナンスをストップすることにより最適化される。オーバラップしたインターバルに亘る周期的ビューは、クロニクル内の業務処理に亘り移動平均を計算するために規定される。例えば、毎日その日の前日までの30日間に売買された株の全数を計算する周期的ビューを考えてみる。これらのビューの計算は、株の和は増分的に計算可能な演算であることを考慮することにより最適化できる。最後の30日の各々の日に売買された株の全数は、別個に保存され、ビューはこれら30の数の和として導出される。ある周期的ビューから次の周期的ビューへの移動は、これら30の数の周期的バッファシフトが関係してくる。終了日時が与えられた場合には、周期的ビューのスペースは減少できる。

0060

計算は、オーバラップしたタイムインターバルの所定の組に亘って表示された一般的周期的ビューに対するシステムにより自動的に導出される。

0061

複数のビューが同一のクロニクルに亘ってメインテナンスされる場合には、クロニクルへの各更新は、全てのビューをチェックして以下の方法でそれらが更新される必要があるか否かを決定することが必要である。
・ 影響される永続的Vを識別する。これは計算リソースを浪費しないよう早めにフィルタ処理される。この問題は、データベースの更新後チェックされなければならない活動状態ルールを検出することに類似している。
・ 各永続的ビューVに対し、影響される組を識別する。かくして永続的ビューは、インデックスを持たなければならない。
・周期的ビューが用いられる場合には、活性状態の永続的ビューを識別する。この永続的ビューは、現在のタイムインターバルに対し、規定されたビューでこれらの周期的ビューのみがクロニクルへの挿入に際し、メインテナンスされる必要がある。

0062

効率的な記録構造が更新された永続的ビュー組へのアクセスに必要である。通常、更新された永続的ビューのみが登録される。「遅いが安価な蓄積装置」が、置換される永続的ビューを登録するのに必要である。即ち、アクセス速度は、問題ではなく、従来のテープ記録装置で十分である。

0063

あるアプリケーションは、業務処理のバッチに適応される計算を規定する。例えば、銀行は、ある期間内の業務処理の全数に基づいて手数料チャージし、電話会社は、ある期間内の全発呼数に基づいてディスカウントを提供し、航空会社は、ある期間内の全活動に基づいたボーナスマイルサービス)を提供する。例えば、米国内における人気のある電話ディスカウントプランは、月毎のディスカウントされない支払いが10ドルを超えた場合には、全ての呼に対し10%のディスカウントを、そして支払いが25ドルを超えた場合には20%のディスカウントを与えると言ったものである。このアプリケーションにおいては、共通の仮定は、計算は期間末で1回実行されると言うことである。このことにより2つの問題が発生する。第1の問題は、この計算結果は、ディスカウントが適応される期間後でしか得られないか、あるいはその前では不正確であると言う点であり、第2の問題点はこれらの属性を計算するのに業務処理はバッチで処理されなければならないことである。

0064

レコードのバッチ上での計算を個々のレコード上の等価の増分計算に変換することは、増分ビューメインテナンス用のアルゴリズムに工夫を凝らすことに類似する。例えば、電話のディスカウントプランの場合には、全部の支払いに対する永続的ビューを増分的に計算するために大きなマッピングが存在する。

0065

図3は、本発明を実行するための一実施例を表す図である。ワークステーション800は、中央演算処理装置801(CPU)と、記憶装置802とからなる。この記憶装置802は、ストアされたデータに対する高速のアクセスを提供する有効な記憶装置を構成する。記憶装置802は、メインメモリ803とディスク804とを有する。ビューの定義および実際のビューそのものが記憶装置802内にクロニクルではない関係と共に記憶される。

0066

クロニクルに対するデータレコードは、通信ポート805を介して連続的に受信される。中央演算処理装置801は記憶装置802にアクセスして、その中にストアされている永続的ビューを受信された各クロニクルレコードに基づいて更新する。このクロニクルレコードそのものは、通常記憶されない。しかしそれらが記憶されるものである場合にはそれらはワークステーション800内に含まれる遅いが安い記憶装置806内に(あるいは図3に示された外部記憶装置に)記憶される。

0067

問い合わせコマンドあるいはデータ処理コマンドが中央演算処理装置801により通信ポート805あるいは記憶装置802を介して受信される。これらの問い合わせに対しては、永続的ビューを参照あるいは記憶装置802からアクセス可能な他の関係を参照した後、CPUにより応答される。

図面の簡単な説明

0068

図1Aは本発明の一実施例による新たなクロニクルレコードエントリー時点で実行される演算を表す図、Bは問い合わせ時に実行される演算を表す図
図2本発明の一実施例による周期的な永続的ビューの更新を表す図
図3本発明の実行するためのシステムを表すブロック図

--

0069

100 既存の永続的ビュー
101 新たなクロニクルレコード
102 永続的ビューを増分してメインテナンスする
104 永続的ビュー
106 クロニクルに対し発せられた問い合わせ
108 問い合わせに応答するために永続的ビューを用いる
200 永続的ビューの更新
202高速永続的ビューの記録
204 完全クロニクルレコードの記憶
206 問い合わせ
210 クロニクルレコード
800ワークステーション
801中央演算処理装置
802記憶装置
803メインメモリ
804ディスク
805通信ポート
806 遅いが安い記憶装置

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