図面 (/)

技術 プレキャスト型枠の継手構造

出願人 株式会社大林組
発明者 原田暁
出願日 1995年6月16日 (24年5ヶ月経過) 出願番号 1995-150079
公開日 1997年1月7日 (22年11ヶ月経過) 公開番号 1997-003824
状態 特許登録済
技術分野 橋または陸橋 組積造壁;現場打壁
主要キーワード 狭隘空間 構造物外 二次コンクリート フック形 橋脚躯体 プレキャストコンクリート型枠 式継手 プレキャスト型枠
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年1月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

目的

組立作業が容易で、接合強度が強く、また外型枠を不要としたPC型枠継手構造を提供する。

構成

建て込まれる各PC型枠10の内部には従来と同様に縦筋12および補助筋14が配筋されている。接合部となるPC型枠10の端部内側に形成された斜めの切欠き10a内に突出する各補助筋14の端部は、二次コンクリート打設空間に向けて斜めに突設され、その先端にはフック部14aが形成されている。各補助筋14の接続作業は、まず、各フック部14aの内側に位置すべく縦筋16を縦通し、次いで各補助筋14同士を連結筋18によって接続する。連結筋18の両端にはフック部18aが形成され、このフック部18aの内側に前記縦筋16が位置するよう配置することによって、各縦筋16はフック部14a,18aによって囲われた状態でそれぞれに連結される。

概要

背景

PC型枠連接して構造物外形を構築し、その内部に二次コンクリート打設して型枠一体化する工法が開発されている。この工法によれば、型枠の解体作業を省略でき、工期の短縮と省力化を図ることが出来る。

この工法を用いて橋脚施工する場合の例を図3(a),(b)を用いて説明する。図において、橋脚の基礎1上に現場打ちコンクリートC1 を施工した後、基礎1上に、予め工場生産されたPC型枠2を縦横に連接し、構築しようとする橋脚の断面形状に応じた閉断面を形成し、これらPC型枠2で囲われた空間内に二次コンクリートC2を打設することによって橋脚躯体を完成する。

それぞれのPC型枠2は、図4に示すように、縦方向配筋された主筋3と、横方向に配筋された補助筋配力筋または引張鉄筋とも言う)4とを有している。隣接するPC型枠2の鉄筋同士を継ぐ方法としては、機械式継手溶接式継手重ね継手などの方法が知られており、同図4(a)〜(c)に示す継手構造が実施されている。

(a)においては、接合部となるPC型枠2の端部内側に形成された斜めの切欠き2a内に突出する補助筋4同士がフープグリップ(機械式継手)5を介して継がれている。継手作業は、隣り合う二つのPC型枠2の端部同士の端部同士を対向させた時に前記二つの切欠き2aによって形成される狭隘空間を利用して行われる。またこの狭隘空間内には継手部分縦筋からなる後配筋6が組み付けられる。また(b)においては、フープグリップ5に換え継手筋7を溶接により継いでいる。

さらに(c)においては、隣り合うPC型枠2から大きく突出する補助筋4同士を所定の重ねあわせ長さで重ね合わせ、これに縦筋からなる一対の後配筋6を組み付けた構造としている。

概要

組立作業が容易で、接合強度が強く、また外型枠を不要としたPC型枠の継手構造を提供する。

建て込まれる各PC型枠10の内部には従来と同様に縦筋12および補助筋14が配筋されている。接合部となるPC型枠10の端部内側に形成された斜めの切欠き10a内に突出する各補助筋14の端部は、二次コンクリートの打設空間に向けて斜めに突設され、その先端にはフック部14aが形成されている。各補助筋14の接続作業は、まず、各フック部14aの内側に位置すべく縦筋16を縦通し、次いで各補助筋14同士を連結筋18によって接続する。連結筋18の両端にはフック部18aが形成され、このフック部18aの内側に前記縦筋16が位置するよう配置することによって、各縦筋16はフック部14a,18aによって囲われた状態でそれぞれに連結される。

目的

この発明は、以上の問題を解決するものであって、組立作業が容易で、接合強度が強く、また外型枠を不要としたPC型枠の継手構造を提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

構築しようとする構造物の形状に応じて複数のプレキャスト型枠縦横連接し、該プレキャスト型枠によって囲まれた空間内に二次コンクリート打設することにより、前記プレキャスト型枠を一体化したコンクリート構造物を構築するプレキャスト型枠工法に用いる継手構造であって、前記連接されるプレキャスト型枠間の接合部に、該型枠内配筋されている補助筋の端部を前記二次コンクリート打設空間側に向けて予め突出配置し、隣り合う前記補助筋の突出端同士を接合筋を介して接合してなり、前記補助筋の突出端はフック形折曲形成されているとともに、前記接合筋は、前記各折曲げ端内側に直交して配置される一対の縦筋と、両端をフック形に折曲形成され、前記各補助筋に接合され、かつ前記各縦筋を前記折曲げ端内側に係止したC字形連結筋とからなることを特徴とするプレキャスト型枠の継手構造。

技術分野

0001

この発明は、プレキャストコンクリート型枠(以下PC型枠と称する)工法におけるPC型枠の継手構造に関する。

背景技術

0002

PC型枠を連接して構造物外形を構築し、その内部に二次コンクリート打設して型枠一体化する工法が開発されている。この工法によれば、型枠の解体作業を省略でき、工期の短縮と省力化を図ることが出来る。

0003

この工法を用いて橋脚施工する場合の例を図3(a),(b)を用いて説明する。図において、橋脚の基礎1上に現場打ちコンクリートC1 を施工した後、基礎1上に、予め工場生産されたPC型枠2を縦横に連接し、構築しようとする橋脚の断面形状に応じた閉断面を形成し、これらPC型枠2で囲われた空間内に二次コンクリートC2を打設することによって橋脚躯体を完成する。

0004

それぞれのPC型枠2は、図4に示すように、縦方向配筋された主筋3と、横方向に配筋された補助筋配力筋または引張鉄筋とも言う)4とを有している。隣接するPC型枠2の鉄筋同士を継ぐ方法としては、機械式継手溶接式継手重ね継手などの方法が知られており、同図4(a)〜(c)に示す継手構造が実施されている。

0005

(a)においては、接合部となるPC型枠2の端部内側に形成された斜めの切欠き2a内に突出する補助筋4同士がフープグリップ(機械式継手)5を介して継がれている。継手作業は、隣り合う二つのPC型枠2の端部同士の端部同士を対向させた時に前記二つの切欠き2aによって形成される狭隘空間を利用して行われる。またこの狭隘空間内には継手部分縦筋からなる後配筋6が組み付けられる。また(b)においては、フープグリップ5に換え継手筋7を溶接により継いでいる。

0006

さらに(c)においては、隣り合うPC型枠2から大きく突出する補助筋4同士を所定の重ねあわせ長さで重ね合わせ、これに縦筋からなる一対の後配筋6を組み付けた構造としている。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、(a),(b)の継手構造は、例えば、鉄筋3の継手に機械式継手を用いた場合、この継手の接合作業が極めて困難になり、しかも両補助筋4同士が厳格位置決めされていなければ接合作業が困難となり、高い組立精度が要求される結果、工期の短縮と省力化の利点を減殺する。

0008

これに対して、(c)の継手構造は、その接続部分が互いにフック状をなして重合し後配筋6によってアンカーされるため、接合強度が大で、帯筋として機能し、しかも両PC型枠2間が開いているため配筋作業も簡単である反面、多数の後配筋6を必要とするばかりか、コンクリート打設に当たっては大きく開いた接合部分を閉じるために型枠の組立および解体作業が必要となり、前記と同様にPC型枠工法の利点を減殺するものとなっていた。

0009

この発明は、以上の問題を解決するものであって、組立作業が容易で、接合強度が強く、また外型枠を不要としたPC型枠の継手構造を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0010

前記目的を達成するため、この発明は、構築しようとする構造物の形状に応じて複数のプレキャスト型枠を縦横に連接し、該プレキャスト型枠によって囲まれた空間内に二次コンクリートを打設することにより、前記プレキャスト型枠を一体化したコンクリート構造物を構築するプレキャスト型枠工法に用いる継手構造であって、前記連接されるプレキャスト型枠間の接合部に、該型枠内に配筋されている補助筋の端部を前記二次コンクリート打設空間側に向けて予め突出配置し、隣り合う前記補助筋の突出端同士を接合筋を介して接合してなり、前記補助筋の突出端はフック形折曲形成されているとともに、前記接合筋は、前記各折曲げ端内側に直交して配置される一対の縦筋と、両端をフック形に折曲形成され、前記各補助筋に接合され、かつ前記各縦筋を前記折曲げ端内側に係止したC字形連結筋とからなることを特徴とする。

0011

以上の構成によれば、一対の縦筋の配置と、各補助筋毎に連結筋を連結するだけの作業により補助筋同士を接合できる。補助筋の接合部は縦筋および連結筋によりループ状に囲われ、引っ張り方向のアンカーとして機能する。

0012

以下、この発明の好適な一実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1図2はこの発明による型枠の継手構造を示すものである。なお、PC型枠工法の詳細は従来と同様であるので、その部分の説明を省略し、要部のみについて説明する。図において、建て込まれる各PC型枠10の内部には従来と同様に縦筋12および補助筋14が配筋されている。

0013

接合部となるPC型枠10の端部内側に形成された斜めの切欠き10a内に突出する各補助筋14の端部は、二次コンクリートの打設空間に向けて斜めに突設され、その先端にはフック部14aが形成されている。

0014

各補助筋14の接続作業は、まず、各フック部14aの内側に位置すべく縦筋16を縦通し、次いで各補助筋14同士を連結筋18によって接続する。

0015

連結筋18の両端にはフック部18aが形成され、このフック部18aの内側に前記縦筋16が位置するよう配置することによって、各縦筋16はフック部14a,18aによって囲われた状態でそれぞれに連結される。なお、これらの接続作業に当たっては、結束線による接続や溶接などの接続手段を採用できる。

0016

以上の継手構造を有するPC型枠10において、補助筋14同士を引き離す力が作用した場合には、フック部14a,18aによりループ状に囲われた縦筋16がアンカーとなって引き抜き力を阻止するため、接合強度が大であり、補助筋14およびその接合部全体が帯筋として橋脚の周囲全体囲うことになる。

0017

なお、以上の連結作業はPC型枠10の内側で行われるが、二次コンクリート打設空間内に補助筋14の端部が突出しているため、従来の機械式継手または溶接に比べて作業性が改善されることになり、しかもPC型枠10同士の接合端は閉じられているため、二次コンクリート打設にあたっては外型枠が不要となる。

発明の効果

0018

上実施例により詳細に説明したように、この発明によるPC型枠工法における継手構造によれば、一対の縦筋の配置と、各補助筋毎に連結筋を連結するだけの作業により補助筋同士を接合でき、しかも接合箇所は二次コンクリートの打設空間側に突出しているため、配筋や接続作業が簡単であり、後のコンクリート打設作業に当たっては外型枠も不要であるため、工期の短縮と合理化に好適である。

0019

また、補助筋の接合部は縦筋および連結筋のフック部によりループ状に囲われ引っ張り方向にアンカーするため、接合強度が大で、構造物の周囲全体を囲う帯筋として機能し、じん性耐震性のある構造物を構築できる。

図面の簡単な説明

0020

図1この発明に係るPC型枠の継手構造を示す断面図である。
図2図1のA矢視図である。
図3(a)はPC型枠を用いた橋脚の側面図である。(b)は同断面図である。
図4(a)〜(C)は図3(b)のB部に拡大による従来の継手構造を示す説明図である。

--

0021

10PC型枠
12縦筋
14補助筋
14aフック部
16 縦筋
18接合筋
18a フック部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ