図面 (/)

技術 食品類のコレステロール分離法

出願人 イタノ冷凍株式会社
発明者 山下栄次
出願日 1994年12月3日 (25年11ヶ月経過) 出願番号 1994-332757
公開日 1997年1月7日 (23年10ヶ月経過) 公開番号 1997-000174
状態 未査定
技術分野 特定動物用飼料 飼料(2)(一般) 食用油脂 食品の調整及び処理一般 肉類、卵、魚製品 脂肪類、香料
主要キーワード 最大負荷量 乳化分離 加熱行程 接触吸着 酸化変質 無添加食 脱コレステロール 合成樹脂ビーズ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1997年1月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

目的

食品類中のコレステロールを効率よく分離除去する方法を提供することにより、高コレステロール疾患の予防に対し効果のある付加価値の高い食品類を安価に製造できる。

構成

食品類を吸着剤と接触させることを特徴とする食品類のコレステロール分離法

概要

背景

コレステロール人体に重要な栄養素の一つであるが、近年、欧米型の肉食中心の食生活への移行によりコレステロールが過剰摂取されるようになり、これが人のみでなく広く、ペット家畜等有用動物にいたるまで高コレステロール疾患及び過剰の体内コレステロール蓄積の問題を誘発させている。このために食品類中のコレステロールの存在量が問題視されるようになり、食品類も低コレステロールのものが好まれるようになった。このため、食品類からの簡便なコレステロールの除去法の開発が要望されていた。

従来の食品類のコレステロールの除去は、通常食品に添加される油脂類含有量そのものを減少させるか、添加される油脂類中のコレステロールを油脂の精製段階でできる限り取り除く等して油脂類中のコレステロール量を減少させ食品へのコレステロールの流入を防止する以外になかった。

前者の方法では油脂類を食品から取り除いてしまうために、油脂類由来こくや、うまみ、味の成分が共に除去され食品としての風味を失うという問題があった。

一方油脂類の精製によりコレステロールを除いた油脂類を食品類に使用するという方法は、その除去方法が極めて煩雑であり、かつコレステロールを効率的に十分に分離できないという問題があった。

油脂類のコレステロールの分離は、油脂類の通常の精製により、ある程度行うことができる。その精製工程とは一般には脱ガム脱酸水洗、乾燥、脱色、脱臭、という煩雑な化学反応工程を経て精製されるが、このような精製ではコレステロールを効率的に十分に除去できない。

通常の油脂類の精製工程の中で、脱ガム、脱酸行程は特に作業性が煩雑であり、例えば脱ガム工程は、一般に水和処理酸処理を行わなければならないが、水和処理は、油を60℃〜80℃に加熱後、水を加え撹拌遠心分離しなくてはならず加熱による油の着色、油の酸化変質という問題がある。また遠心分離が必要なため作業が煩雑であり、精製に長時間を用し、また大規模設備が必要であるため精製コストがかさむという問題がある。

一方、酸処理は、まず油脂類を60℃〜80℃に加熱後、酸を添加し、撹拌後遠心分離するため、水和法と同様、加熱による油の着色、油の酸化変質という問題があり、また遠心分離が必要なため煩雑であり、精製に時間がかかりまた大規模な設備が必要で精製コストがかさむという問題がある。

また、酸処理は、酸として、リン酸酢酸クエン酸シュウ酸マレイン酸タンニン酸酒石酸等を添加しなければならず、作業が煩雑であるという問題がある。

また精製工程中の脱酸処理は、まず油を約80℃に加熱後、アルカリを添加し、撹拌後し熱水による洗浄を2、3回繰り返した後遠心分離するため、脱ガムと同様、加熱による油の着色、油の酸化変質という問題があり、また遠心分離が必要なため煩雑であり、精製に時間がかかり、大規模な設備が必要で精製コストがかさむという問題がある。

また、アルカリとして水酸化ナトリウム水酸化カリウム等を添加しなければならず、作業が煩雑であるという問題がある。

これらの従来の精製法では、精製工程が長く多くの加熱工程があり、また酸アルカリの化学反応を行わなければならず、煩雑であると同時に、コスト高になり熱分解により脂質の酸化が進み油脂類の品質低下を招くという問題が有りコレステロールを効率よく分離するには不向きである。

他の従来の油脂類からのコレステロール分離法の一つとして油脂をメタノール等の有機溶剤に溶かしコレステロールの凝固点以下で低温処理することによりコレステロールを析出させ、濾過又は遠心分離により分離する試みがなされているが、本法は多量の溶剤が必要で多くの時間を必要とし操作が煩雑であるという問題がある。

また油脂類そのものをアルコール類アセトニトリルジメチルスルフォアミドフルフラールジメチルスルフォキシド等で直接抽出しコレステロールと分離する(特開昭59−207993等)試みもなされているが、本法も多量の溶剤が必要で、煩雑で時間がかかり回収率が低いという問題がある。

更に油脂類からのコレステロール分離方法として油脂に界面活性剤塩類水溶液を加え混合し遠心分離によりコレステロールを分離する乳化分離法があるが、有害な界面活性剤を加えなければならず近年付加価値が増加している天然指向無添加食品には不向きであり、かつこの方法では歩留まりが悪いという問題がある。

この他にも油脂類からのコレステロールの分離、精製法として水蒸気蒸留法や、特開昭64−70439等の分子蒸留法等が既知となっているが、いずれの方法でも油脂類を加熱しなければならず、そのために油脂類が酸化分解し着色してしまうという問題がある。またこれらの方法ではコレステロールの油脂類からの分離を十分に行うことができないという問題もある。

近年クロマトグラム用の特殊な吸着剤の開発が進み、油脂類の中のある程度の脱ガム、脱酸を加熱行程等が無く行える吸着剤の開発がなされてきたが、精製度が不十分で有り、特に脱コレステロールが十分に行えないという問題がある。

従来の吸着剤の中でもシリカゲルオクタデシルシリカゲルアルミナシアプロピルプロピル等を使用した油脂類の精製法では脱ガム、脱酸がうまくいかないと言う問題がありたとえコレステロールが分離できたとしても食用油として適さないという問題がある。

またこれらの吸着剤を使用した精製方法では一度に精製される油脂類に量が制限され吸着剤を展開する際に使用される溶剤使用量が極めて多く、かつ吸着剤の寿命が短いという問題が有り実用性が低い。

そのほかの吸着剤を使用する高度不飽和脂肪酸などの特殊な油脂類の精製、濃縮に様々な合成吸着剤の利用が試みられている。例えば特開昭61−192797、特開昭58−88339、特開昭58−61463、特開昭61−37752、特開昭63−243061、特開昭63−295527等があるが、コレステロールを分離、除去する合成吸着剤の公知の事例は未だ存在しない。

概要

食品類中のコレステロールを効率よく分離除去する方法を提供することにより、高コレステロール疾患の予防に対し効果のある付加価値の高い食品類を安価に製造できる。

食品類を吸着剤と接触させることを特徴とする食品類のコレステロール分離法。

目的

本発明が解決しようとする課題は、簡便な操作で食品類からのコレステロールの効率的な分離除去が可能な食品類のコレステロールの分離法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

食品類吸着剤又は吸着剤を含有する担体と接触させることを特徴とする食品類のコレステロール分離法

請求項2

吸着剤がスチレンジビニルベンゼン共重合体からなる吸着剤又はこれらの吸着剤を含有する樹脂である請求項1のコレステロール分離法

請求項3

吸着剤が、ジビニルベンゼンエチルビニルベンゼン共重合体からなる吸着剤又はこれらの吸着剤を含有する樹脂である請求項1のコレステロール分離法

請求項4

吸着剤が、アクリルエステル樹脂、スチレン系樹脂から選択される一種又は二種の混合物からなる吸着剤又はこれらの吸着剤を含有する樹脂である請求項1のコレステロール分離法

請求項5

吸着剤がスチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体、アクリルエステル樹脂、スチレン系樹脂から選択される二種以上の混合物からなる吸着剤又はこれらの吸着剤を含有する樹脂である請求項1のコレステロール分離法

請求項6

食品類の形状が液状又は加熱、加圧処理などにより液化の可能な食品類、又はアルコール等の溶剤に溶解可能な食品類である請求項1及び2のコレステロールの分離法

請求項7

食品類が油脂類である請求項1及び2のコレステロールの分離法

請求項8

食品類が飽和脂肪酸である請求項1及び2のコレステロールの分離法

請求項9

食品類がオキアミ抽出油である請求項1及び2のコレステロールの分離法

請求項10

食品類が、ペット家畜家禽水産動物用の食品類又は飼料である請求項1から8のコレステロールの分離法

技術分野

0001

本発明は食品飼料等の人又は動物用食品分野において食品類からのコレステロール分離法に関する。更に詳しくは、食品類を吸着剤又は吸着剤を含有する担体と接触させることを特徴とする食品類のコレステロール分離法に関するものである。

背景技術

0002

コレステロールは人体に重要な栄養素の一つであるが、近年、欧米型の肉食中心の食生活への移行によりコレステロールが過剰摂取されるようになり、これが人のみでなく広く、ペット家畜等有用動物にいたるまで高コレステロール疾患及び過剰の体内コレステロール蓄積の問題を誘発させている。このために食品類中のコレステロールの存在量が問題視されるようになり、食品類も低コレステロールのものが好まれるようになった。このため、食品類からの簡便なコレステロールの除去法の開発が要望されていた。

0003

従来の食品類のコレステロールの除去は、通常食品に添加される油脂類含有量そのものを減少させるか、添加される油脂類中のコレステロールを油脂の精製段階でできる限り取り除く等して油脂類中のコレステロール量を減少させ食品へのコレステロールの流入を防止する以外になかった。

0004

前者の方法では油脂類を食品から取り除いてしまうために、油脂類由来こくや、うまみ、味の成分が共に除去され食品としての風味を失うという問題があった。

0005

一方油脂類の精製によりコレステロールを除いた油脂類を食品類に使用するという方法は、その除去方法が極めて煩雑であり、かつコレステロールを効率的に十分に分離できないという問題があった。

0006

油脂類のコレステロールの分離は、油脂類の通常の精製により、ある程度行うことができる。その精製工程とは一般には脱ガム脱酸水洗、乾燥、脱色、脱臭、という煩雑な化学反応工程を経て精製されるが、このような精製ではコレステロールを効率的に十分に除去できない。

0007

通常の油脂類の精製工程の中で、脱ガム、脱酸行程は特に作業性が煩雑であり、例えば脱ガム工程は、一般に水和処理酸処理を行わなければならないが、水和処理は、油を60℃〜80℃に加熱後、水を加え撹拌遠心分離しなくてはならず加熱による油の着色、油の酸化変質という問題がある。また遠心分離が必要なため作業が煩雑であり、精製に長時間を用し、また大規模設備が必要であるため精製コストがかさむという問題がある。

0008

一方、酸処理は、まず油脂類を60℃〜80℃に加熱後、酸を添加し、撹拌後遠心分離するため、水和法と同様、加熱による油の着色、油の酸化変質という問題があり、また遠心分離が必要なため煩雑であり、精製に時間がかかりまた大規模な設備が必要で精製コストがかさむという問題がある。

0009

また、酸処理は、酸として、リン酸酢酸クエン酸シュウ酸マレイン酸タンニン酸酒石酸等を添加しなければならず、作業が煩雑であるという問題がある。

0010

また精製工程中の脱酸処理は、まず油を約80℃に加熱後、アルカリを添加し、撹拌後し熱水による洗浄を2、3回繰り返した後遠心分離するため、脱ガムと同様、加熱による油の着色、油の酸化変質という問題があり、また遠心分離が必要なため煩雑であり、精製に時間がかかり、大規模な設備が必要で精製コストがかさむという問題がある。

0011

また、アルカリとして水酸化ナトリウム水酸化カリウム等を添加しなければならず、作業が煩雑であるという問題がある。

0012

これらの従来の精製法では、精製工程が長く多くの加熱工程があり、また酸アルカリの化学反応を行わなければならず、煩雑であると同時に、コスト高になり熱分解により脂質の酸化が進み油脂類の品質低下を招くという問題が有りコレステロールを効率よく分離するには不向きである。

0013

他の従来の油脂類からのコレステロール分離法の一つとして油脂をメタノール等の有機溶剤に溶かしコレステロールの凝固点以下で低温処理することによりコレステロールを析出させ、濾過又は遠心分離により分離する試みがなされているが、本法は多量の溶剤が必要で多くの時間を必要とし操作が煩雑であるという問題がある。

0014

また油脂類そのものをアルコール類アセトニトリルジメチルスルフォアミドフルフラールジメチルスルフォキシド等で直接抽出しコレステロールと分離する(特開昭59−207993等)試みもなされているが、本法も多量の溶剤が必要で、煩雑で時間がかかり回収率が低いという問題がある。

0015

更に油脂類からのコレステロール分離方法として油脂に界面活性剤塩類水溶液を加え混合し遠心分離によりコレステロールを分離する乳化分離法があるが、有害な界面活性剤を加えなければならず近年付加価値が増加している天然指向無添加食品には不向きであり、かつこの方法では歩留まりが悪いという問題がある。

0016

この他にも油脂類からのコレステロールの分離、精製法として水蒸気蒸留法や、特開昭64−70439等の分子蒸留法等が既知となっているが、いずれの方法でも油脂類を加熱しなければならず、そのために油脂類が酸化分解し着色してしまうという問題がある。またこれらの方法ではコレステロールの油脂類からの分離を十分に行うことができないという問題もある。

0017

近年クロマトグラム用の特殊な吸着剤の開発が進み、油脂類の中のある程度の脱ガム、脱酸を加熱行程等が無く行える吸着剤の開発がなされてきたが、精製度が不十分で有り、特に脱コレステロールが十分に行えないという問題がある。

0018

従来の吸着剤の中でもシリカゲルオクタデシルシリカゲルアルミナシアプロピルプロピル等を使用した油脂類の精製法では脱ガム、脱酸がうまくいかないと言う問題がありたとえコレステロールが分離できたとしても食用油として適さないという問題がある。

0019

またこれらの吸着剤を使用した精製方法では一度に精製される油脂類に量が制限され吸着剤を展開する際に使用される溶剤使用量が極めて多く、かつ吸着剤の寿命が短いという問題が有り実用性が低い。

0020

そのほかの吸着剤を使用する高度不飽和脂肪酸などの特殊な油脂類の精製、濃縮に様々な合成吸着剤の利用が試みられている。例えば特開昭61−192797、特開昭58−88339、特開昭58−61463、特開昭61−37752、特開昭63−243061、特開昭63−295527等があるが、コレステロールを分離、除去する合成吸着剤の公知の事例は未だ存在しない。

発明が解決しようとする課題

0021

本発明が解決しようとする課題は、簡便な操作で食品類からのコレステロールの効率的な分離除去が可能な食品類のコレステロールの分離法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0022

本発明者らは食品類に適した安全な吸着樹脂類を模索検討した結果、吸着剤としてスチレンジビニルベンゼン共重合体ジビニルベンゼンエチルビニルベンゼン共重合体アクリルエステル樹脂スチレン系樹脂から選択される一種又は二種以上の混合物からなる吸着剤又はこれらの吸着剤を含有する樹脂に食品類を接触させることにより食品類からのコレステロールの分離が特に効率的に行えることを見いだし本発明を完成した。

0023

以下、本発明を更に詳細に説明する。本発明の食品類からのコレステロールの分離に使用できる吸着剤とは、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ジビニルベンゼン−エチルビニルベンゼン共重合体、アクリルエステル樹脂、スチレン系樹脂から選択される一種又は二種以上の混合物からなる吸着剤又はこれらの吸着剤を含有する樹脂であればよい。その形状は特に限定されないが、通常は多孔質のゲル状ビーズ微小球体)が使用されるが、これは重量あたりの食品類と接触する面積比率が大きいために適している。

0024

これらの吸着剤は、市販されている製品でもよく、例えば本発明に使用できる市販の合成樹脂ビーズの例としては、ロームアンドハース社製、商品アンバーライト系合成樹脂ビーズ等及びその粉砕物がある。

0025

ローム・アンド・ハース社製アンバーライト系の中でも特にXAD−2000及びアンバーライトXAD−7000がよい。

0026

本発明により含有コレステロールを分離できうる食品の種類は、食品類の形状が液状又は加熱、加圧処理などにより液化の可能な食品類、又はアルコール等の溶剤に溶解可能な食品類が適している。

0027

本発明の精製方法が使用できる食品類の範疇は人の食品類に限定されず、ペット類家畜類家禽類、及び水産養殖動物用の食品類、飼料類、栄養強化飼料類などに使用することができる。その具体的例としては、マーガリン植物油動物油ラード、飼料用栄養強化油、その他の油脂類等のコレステロール含有量が高い食品類に適しているが特にこれに限定されない。

0028

本発明の吸着剤の使用方法は、通常のビーズ状吸着剤の使用方法を用いることができる。つまり、タンクまたはカラムに入れた吸着剤に液状食品注入して接触吸着させ、次に吸着した食品類をエタノール、メタノール、イソプロパノール等のアルコール類で洗浄して流出させた後、アセトン酢酸エチルヘキサン等で精製された食品を樹脂から溶出させる。それを、減圧蒸留等の常法で脱溶剤してコレステロールの除去された食品を得ることができる。

0029

本発明の吸着剤の使用量は、処理する食品類に含まれるコレステロール含量、吸着剤の表面積によっても異なるが使用する吸着剤がオルガノ社製アンバーライト系吸着樹脂XAD−2000又はアンバーライトXAD−7000で、樹脂の粒径が500μmの場合、精製する食品類の重量1kgに対し0.1から100kgの吸着剤で処理する。

0030

以下、本発明を実施例、比較例により、更に詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例、比較例により限定されるものではない。

0031

(1)実施例1
以下の実施例によりマーガリンを処理した。アセトンで膨潤させたXAD−2000(粒径500μm)10リットルの入った60リットルタンクに加熱溶融したマーガリン(遊離脂肪酸20%、コレステロール5%重量)10kgを加え吸着させた。次に、エタノール20リットルを加え、3分撹拌した後濾過した。次に、再度エタノールを20リットル加え3分間撹拌後濾過した後、アセトン20リットルを加え3分撹拌し濾過した。濾液アセトン抽出部)を減圧蒸留法で脱溶剤し精製油(遊離脂肪酸0.2%、コレステロール0.8%重量%)6kgを得た。この間の処理時間は約60分間であっつた。

0032

(1)実施例2
以下の実施例によりオキアミ抽出粗油を精製した。アセトンで膨潤させたXAD−2000(粒径500μm)10リットルの入った60リットルタンクにオキアミ抽出粗油(遊離脂肪酸18%、リン脂質5%、コレステロール10%重量)10kgを加え吸着させた。次に、エタノール20リットルを加え、3分撹拌した後濾過した。次に、再度エタノールを20リットル加え3分間撹拌後濾過した後、アセトン20リットルを加え3分撹拌し濾過した。濾液(アセトン抽出部)を減圧蒸留法で脱溶剤し精製油(遊離脂肪酸0.1%、リン脂質0%、コレステロール0.6%:重量%)6kgを得た。この間の処理時間は約30分間であっつた。

0033

(2)実施例2
以下の実施例によりイカ肝抽出粗油を精製した。アセトンで膨潤させたXAD−2000(粒径1mm)30リットルの入った200リットルタンクにイカ肝油(遊離脂肪酸10%、リン脂質3%、コレステロール15%重量)30kgを加え吸着させた。次に、メタノール60リットルを加え、3分撹拌した後常法で濾過した。次に、再度メタノールを60リットル加え3分間撹拌後濾過した後、ヘキサン60リットルを加え3分撹拌し濾過した。濾液(ヘキサン抽出部)を常法で脱溶剤し精製油(遊離脂肪酸0.1%、リン脂質0%、コレステロール0.8%重量%)20kgを得た。この間の処理時間は約40分間であっつた。

0034

(3)比較例1
下表の吸着剤(粒径500μm)30リットルの入った200リットルタンクに飼料用栄養強化油用イカ肝油(遊離脂肪酸10%、リン脂質3%、コレステロール15%重量)をそれぞれ最大負荷量を加え吸着させた。次に、下表に示すように異なる溶剤を用いて脱コレステロールを行いその結果をまとめた。本比較実験によりアンバーライト系合成樹脂(XAD−2000)の使用により遊離脂肪酸、リン脂質、コレステロール含量が極めて少ない品質の高い油脂を製造できることが確認された。

0035

発明の効果

0036

本発明の吸着剤を用いた食品類からのコレステロールの分離法は従来のコレステロールの除去に必要であった加熱処理、酸アルカリ処理行程が不要で、工程中の食品の酸化や着色が無く、食品類からのコレステロールの除去を効率的に行うことができるため低コレステロール食品を提供することができ高コレステロール疾患の予防に効果のある付加価値の高い食品類を安価に製造できる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ