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技術 マンホールの管取付けブロックの製造方法

出願人 一沢コンクリート工業株式会社
発明者 一沢明男
出願日 1995年6月6日 (25年6ヶ月経過) 出願番号 1995-164729
公開日 1996年12月17日 (24年0ヶ月経過) 公開番号 1996-333763
状態 特許登録済
技術分野 地下構造物、基礎の保護・試験・修復
主要キーワード 内のり 溝状流路 製造拠点 上端開放 設角度 接続角度 こて仕上げ 管きょ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年12月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

目的

底部にインバートが設けられたマンホール管取付けブロックを容易且つ短期間で製造する。

構成

上方に開放した有底で且つ流出管接続孔6が形成されてなる筒形ブロック本体1を用いる。このブロック本体1に、マンホールの流入管7の管径や流出管3に対する流入管7の敷設角度、及び流出管3に対する流入管7の落差高さのデータに基づき、流入管の接続孔9をその位置と大きさを決定して穿孔する。その後、本体内インバートコンクリート打設する。然る後、作業者が、該本体の外部から該本体内に手を挿入し、左官作業により、前記流入管の接続孔9と流出管の接続孔6とを繋ぐ溝状の流路10を形成する。

概要

背景

マンホールは、管きょの起点、及び管きょの方向や勾配、管きょの径等の変化する箇所、管きょの落差部分、管きょの会合する箇所並びに管きょの維持管理の為に必要な箇所に必ず設けられるものである。

かかるマンホールの構築要領としては、全部を現場打ちとするものや、下部を現場打ちとし上部を既製コンクリートブロック積みとするもの、又、既製コンクリートブロックを用いて全体を構築するものの3種類がある。

最近では、施工容易性工期の短縮を図るため、上下部共に既製コンクリートブロックを使用する組立てマンホールの例が多くなっている。この組立てマンホールの構成は、図6〜7に示すように、底版a上に管取付けブロックbを設置し、その上に直壁ブロックcの複数個積み上げて後斜壁ブロックdを設置し、その上に調整リングeを載せ、該調整リングeに固定した蓋受枠fに蓋版gを取り付ける構成であった。そして前記管取付けブロックbに流入管hと流出管iを連結し、両管の端部相互を、インバートjが有する溝状の流路kにより連結し、流入管hよりマンホールm内に流入した水が該流路kを経て流出管iに流れる如くなされていた。

しかしこの様な組立てマンホールを構築する場合でも現場施工で形成しなければならないのが、マンホール構築の最後の仕上げとして行われるインバートである。そしてこのインバートの形成は、マンホールの底部にインバートコンクリート打設した後、流入管と流出管の接続角度や両管の高さの違い等に適合した前記溝状の流路kを、マンホールの上方から内部に入った作業者左官仕上げして行うものであった。

概要

底部にインバートが設けられたマンホールの管取付けブロックを容易且つ短期間で製造する。

上方に開放した有底で且つ流出管の接続孔6が形成されてなる筒形のブロック本体1を用いる。このブロック本体1に、マンホールの流入管7の管径や流出管3に対する流入管7の敷設角度、及び流出管3に対する流入管7の落差高さのデータに基づき、流入管の接続孔9をその位置と大きさを決定して穿孔する。その後、本体内にインバートコンクリートを打設する。然る後、作業者が、該本体の外部から該本体内に手を挿入し、左官作業により、前記流入管の接続孔9と流出管の接続孔6とを繋ぐ溝状の流路10を形成する。

目的

本発明は、こうした従来技術の問題点に鑑み、工場生産でありながら、安価で且つ短期間に管取付けブロックを製造できる製造方法の提供を目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

上方に開放した有底の筒形をなすブロック本体を用いて、マンホールの底部に配置される管取付けブロックを製造する製造方法であって、前記ブロック本体は、その高さが、該本体の外部に位置する作業者が、前記上端開放部を通して該本体内に手を挿入しインバート形成左官作業を行い得る高さに設定され、且つ底部側の周壁部に、マンホールの流出管接続孔が形成されてなるものであり、前記ブロック本体に、マンホール設置現場におけるマンホールの流入管管径や前記流出管に対する流入管の敷設角度、及び流出管に対する流入管の落差高さのデータに基づき、流入管の接続孔をその位置と大きさを決定して穿孔し、然る後、ブロック本体の前記上端開放部よりインバート用のコンクリート打設すると共に、作業者が、該本体の外部から該上端開放部を通してブロック本体内に手を挿入し、左官作業により、前記流入管の接続孔と流出管の接続孔とを繋ぐ溝状の流路を形成することを特徴とするマンホールの管取付けブロックの製造方法。

請求項2

インバート用のコンクリートの打設に際し、流入管の接続孔と流出管の接続孔とを繋ぐ溝状の流路の大まかな形状を整えるために、型枠を用いることを特徴とする請求項1記載のマンホールの管取付けブロックの製造方法。

請求項3

流出管の接続孔の下端が、ブロック本体の底面から約16cmの高さに存することを特徴とする請求項1又は2記載のマンホールの管取付けブロックの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、流入管流出管が接続されるマンホール管取付けブロックを製造する製造方法に関するものである。

背景技術

0002

マンホールは、管きょの起点、及び管きょの方向や勾配、管きょの径等の変化する箇所、管きょの落差部分、管きょの会合する箇所並びに管きょの維持管理の為に必要な箇所に必ず設けられるものである。

0003

かかるマンホールの構築要領としては、全部を現場打ちとするものや、下部を現場打ちとし上部を既製コンクリートブロック積みとするもの、又、既製コンクリートブロックを用いて全体を構築するものの3種類がある。

0004

最近では、施工容易性工期の短縮を図るため、上下部共に既製コンクリートブロックを使用する組立てマンホールの例が多くなっている。この組立てマンホールの構成は、図6〜7に示すように、底版a上に管取付けブロックbを設置し、その上に直壁ブロックcの複数個積み上げて後斜壁ブロックdを設置し、その上に調整リングeを載せ、該調整リングeに固定した蓋受枠fに蓋版gを取り付ける構成であった。そして前記管取付けブロックbに流入管hと流出管iを連結し、両管の端部相互を、インバートjが有する溝状の流路kにより連結し、流入管hよりマンホールm内に流入した水が該流路kを経て流出管iに流れる如くなされていた。

0005

しかしこの様な組立てマンホールを構築する場合でも現場施工で形成しなければならないのが、マンホール構築の最後の仕上げとして行われるインバートである。そしてこのインバートの形成は、マンホールの底部にインバートコンクリート打設した後、流入管と流出管の接続角度や両管の高さの違い等に適合した前記溝状の流路kを、マンホールの上方から内部に入った作業者左官仕上げして行うものであった。

発明が解決しようとする課題

0006

ところでマンホールは、その内径が、大きくても150cmであり小さい場合には75cm程度しかない。従って、マンホールの上方から作業者が入って底部の狭い空間で左官仕上げをすることは、スペースが非常に狭いために、作業が困難であった。。又作業の足場がないために、ステップnに足を掛けたり或いは片方の手でステップに捕まって他方の手で左官仕上げをしなければならない等、無理な姿勢を強いられて作業性が非常に悪い問題があった。

0007

加えて、前記流路の形成に際して、インバートコンクリートの形崩れをなくすために、コンクリートが少し固まってから左官仕上げを行う必要があり、そのため、仕上げに日数を要して工期が長引くという問題もあった。

0008

こうした問題点の解決策として、インバート付きの管取付けブロックを型枠成形することが考えられる。しかしこれによると、製造すべき管取付けブロックは極めて多種類にわたることになる。

0009

なぜならば、内径や内のりの異なる何種類ものマンホールが存在する上に、流路も、直線状だけでなくL字状やY字状等に屈曲したものが存在し、しかもその屈曲の程度も流入管と流出管の屈曲配置の度合いに応じて種々であり、加えて、流路の落差も現場によってまちまちであることから、流入管の管径や流出管に対する流入管の敷設角度、及び流出管に対する流入管の落差高さに応じたインバートを、マンホールの各大きさ毎に形成せざるを得ないからである。

0010

その結果、これに対応するためには多数の型枠が必要となり、製造コストが非常に高くつく問題がある。そのため、一定範囲でブロックを製造できるとしても、一社で全ての種類をまかなうことは事実上困難であろうから、全国に分散した製造拠点の夫々で一定種類のものを製造することになるであろう。そうであると、その内の1つのブロックを施工現場に運ばんとするときも、遠隔地からの取寄になることも多分に考えられ、輸送コストの面で非常に不経済となる問題が生ずる。

0011

本発明は、こうした従来技術の問題点に鑑み、工場生産でありながら、安価で且つ短期間に管取付けブロックを製造できる製造方法の提供を目的とするものである。

課題を解決するための手段

0012

前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係るマンホールの管取付けブロックの製造方法は、上方に開放した有底の筒形をなすブロック本体を用いて、マンホールの底部に配置される管取付けブロックを製造する製造方法である。

0013

前記ブロック本体は、その高さが、該本体の外部に位置する作業者が、前記上端開放部を通して該本体内に手を挿入しインバート形成左官作業を行い得る高さに設定され、且つ底部側の周壁部に、マンホールの流出管の接続孔が形成されてなるものである。前記ブロック本体に、マンホール設置現場におけるマンホールの流入管の管径や前記流出管に対する流入管の敷設角度、及び流出管に対する流入管の落差高さのデータに基づき、流入管の接続孔をその位置と大きさを決定して穿孔する。然る後、ブロック本体の前記上端開放部よりインバート用のコンクリートを打設すると共に、作業者が該本体の外部から該上端開放部を通してブロック本体内に手を挿入し、左官作業により、前記流入管の接続孔と流出管の接続孔とを繋ぐ溝状の流路を形成することを特徴とするものである。

0014

前記製造方法において、インバートコンクリートの打設に際し、流入管の接続孔と流出管の接続孔を繋ぐ溝状の流路の大まかな形状を整えるために、型枠を用いるのがよい。

0015

なお本発明の製造方法において、流出管の接続孔の下端は、例えば、ブロック本体の底面から約16cmの高さに設定する。

0016

本発明によれば、管取付けブロックを有底に形成するため、インバートコンクリートの打設に際し底型枠を設ける必要がない。そしてブロック本体の高さを、外部から左官作業が可能なように設定しているので、ブロック本体内に作業者が入ることなく、ブロック本体の上端開放部より該本体内に手を挿入して左官作業を行うことができる。

0017

一般に、流出管の接続孔の下端の、管取付けブロックの底面からの高さが約16cm前後と一定していることが多いため、この高さを約16cmに設定することにより、同一のブロック本体を用いて各種の管取付けブロックの製造に応じうる。

0018

更に、インバートを左官仕上げによって形成するものであるため、マンホール設置現場のデータに基づいて、直線状は元よりL字状やY字状の流路であっても、格別の型枠を準備することなく、現場にマッチした管取付けブロックを製造できることになる。

0019

特に本発明において、所要流路の大まかな形状を整える型枠を用いる場合には、左官仕上げの作業能率を向上させうる。

0020

以下本発明の製造方法を、直線状の溝状流路を具えるマンホールの管取付けブロックを製造する場合を例に取り、図面に基づいて説明する。

0021

図1は本発明で用いる、上方に開放した有底の例えば円筒状をなす筒形ブロック本体1を示すものであり、その高さは、外部に位置する作業者が左官作業を行いやすいように、例えば120cm程度のものに設定されている。そして該ブロック本体1の底部側の周壁部2に、流出管3(図3に示す)の接続孔5が、その下端6がブロック本体の底面から約16cmの高さに存するように設けられている。

0022

本発明は、このような構成を有するブロック本体1を用い、マンホール設置現場における流入管7(図3に示す)の管径や流出管3に対する流入管7の敷設角度、及び流出管3に対する流入管7の落差高さのデータに基づき、流入管の接続孔9を、その位置と大きさを決定して穿孔する。なお前記落差は、通常2cm程度に設定される。

0023

然る後、ブロック本体1の上端開放部8からインバートコンクリートを打設すると共に、作業者が、図2に示すように、該ブロック本体1の外部から上端開放部8を通して該本体内に手を挿入し、左官作業(こて仕上げ)11により、前記流入管の接続孔9と流出管の接続孔5とをつなぐ直線状の溝状の流路10(図3)を形成する。なお該溝状の流路10は、図3に示す直線状のものの他、図4に示すL字状や図5に示すY字状等、現場の条件に応じて所望に形成される。

0024

このように、左官作業によって、溝状の流路10を有するインバート12を形成するのであるが、その際、直線状やL字状等に屈曲した流路型枠を用いて大まかな流路を形成し、その後の左官作業によって該流路を仕上げることにしてもよい。これにより、図3に示す管取付けブロック1が製造される。

0025

図6〜7は、かかる構成を有する管取付けブロック1を用いて構築したマンホールを示すものであり、底版13上に管取付けブロック1を設置し、その上に直壁ブロック15の複数個を積み上げて後斜壁ブロック17を設置し、その上に調整リング18を載せ、該調整リング18に固定した蓋受枠19に蓋版20を取り付けてなる。そして前記管取付けブロック1に、流入管7と流出管3が連結されることにより、両管の端部相互が、インバート12に設けた溝状の流路10により連結された状態となり、従って、流入管7よりマンホール内に流入した水が該流路10を経て流出管3に流れる。

発明の効果

0026

本発明は以下の如き優れた効果を奏し、実用的にも経済的にも利点の多いものである。

0027

即ち本発明によるときは、前記インバート付きの管取付けブロックを製造する場合のように格別多数の型枠を必要とする不経済がない。又、現場打ち施工でインバートを形成する場合の如き、狭いマンホール内での困難な左官作業を強いられることなく、マンホール敷設現場の条件に適合した管取付けブロックを、ブロックの外部から行う容易な左官作業で以って、容易且つ短期間で製造できる。加えて、このように工場生産が可能であることから、現場施工でインサートを形成する場合に比し、マンホールの構築工期の短縮も図りうる。

0028

又、一般に、流出管の接続孔の下端の、管取付けブロックの底面からの高さが16cm前後と一定していることが多いため、この高さを約16cmに設定することにより各種の管取付けブロックの製造に応じうることとなる。

図面の簡単な説明

0029

図1筒形ブロック本体を示す断面図である。
図2本発明の製造方法を説明する断面図である。
図3形成されたインバートを説明する部分斜視図である。
図4流路の他の態様を示す平面図である。
図5流路のその他の態様を示す平面図である。
図6製造された管取付けブロックを用いて構築したマンホールを示す断面図である。
図7製造された管取付けブロックを用いて構築したマンホールを示す断面図である。

--

0030

1ブロック本体
2周壁部
3流出管
5接続孔
7流入管
9 接続孔
10 流路

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