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技術 多孔質コンクリ−トブロック製植生基盤用植生材及び植生方法並びに補修方法

出願人 太平洋セメント株式会社
発明者 森谷智彦親林和生
出願日 1995年5月23日 (25年1ヶ月経過) 出願番号 1995-148317
公開日 1996年12月3日 (23年7ヶ月経過) 公開番号 1996-317713
状態 特許登録済
技術分野 播種・植付けの前処理
主要キーワード 開口空隙 固化コンクリート 上覆い 親水性ウレタン樹脂 泥しょう状 層境界面 異質層 植生帯
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この項目の情報は公開日時点(1996年12月3日)のものです。
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目的

植生又は補修箇所下地材定着しやすく、容易に一体化する植生材、及びこの植生材を用いた植生基盤への植生方法並びに枯死を起こした植生基盤の補修方法を提供する。

構成

多孔質コンクリトブロック製植生基盤に於いて、基盤充填物同一成分主体とし、これに植物種子酢酸ビニル緑化工養生材及び水を混合したものからなる植生材を用いて、充填物が含まれている多孔質コンクリ−トブロック植生基盤へ植生を行う、若しくは植物体が枯死した多孔質コンクリ−トブロック植生基盤を補修する。

概要

背景

法面の緑化策については、透水性開口空隙を有したものになる未固化コンクリートを法面に吹き付けて固化させた後、若しくは連続した開口空隙を有する透水性のコンクリートブロックを法面に敷設後、そこに植物種子を直接播くか、粘着材等を混合させた種子を吹き付けて植物を生育させることによって行われている。

また、種子や土壌その他の物質が内部の開口性連続空隙に既に充填されているような多孔質コンクリートブロック等からなる植生基盤(特開平5−295714)を用いて法面等の緑化を行うことも知られている。この場合、例えば尿素ホルムアルデヒド泡状物質に種子を配合したものからなる植生材(特開昭50−118516)、或いは該ブロックの透水性が良くない場合これらに保水性材料を加えた混合材(特開昭61−254719)に種子を配合させたものを植生材とし、この植生材を該植生基盤上に吹き付けることで該基盤に対する植生が行われている。

一方、植生した草木枯死した場合、その部分に再び植生帯を造る為の修復は、枯死した箇所の表層部を一旦均して再度種苗の類を個々に埋め覆土し、その際必要に応じて施肥散水等を行うことで対応されているが、修復すべき面が比較的広範囲の場合は作業効率上、一般に土、更に必要に応じて水、肥料土質改良材等を加えた補修用植生材を作製し、これに種子を加えたものを対象箇所表面に吹き付けることで補修が行われている。

しかし、植生手法や補修手法によっては植生材そのものを目的箇所漏れなく且つ均一に吹き付けることが困難であったり、植生材によっては定着性が乏しく、僅かな風雨等によっても容易に該基盤外へ流出、飛散する場合もある。また、基盤内充填物表面を覆うことはできても、これまでの植生材は該充填物層とは充填密度通気率、水分量或いは化学成分等必ずしも同一ではないことが殆どで、該充填物層と植生材からなる層の界面を境として質的な段差が生じている。そのようなものでは植生材が充填物に完全に固定され難く、単に積載されているだけの状態となっていることが多い。このような場合、例えば、乾燥した状態になると該境界部分に亀裂が入り植生材層が剥離や分離を起こし易く、特に傾斜面等に設置した状態では植生材からなる部分が脱落することがある。

また、一般に植物の根は地中下方向へ伸びる傾向があるが、周囲の土質に質的に異なる部分がある場合、根先が異質層に到達するとその部分で根が屈曲して両層間の境界面に沿って伸長する傾向が見られる。種子を含んだ植生材で既充填層上覆いした植生基盤では植生材層からなる比較的浅い深さまでしか根が存在していない場合が見られ、このような状態では十分な養分や特に水分を吸収することが困難になる。更に、根が異層境界面に沿って伸びることは境界面を境とした植生材から成る上層部分と既充填物から成る下層部分の分離化を促進することになり、植生材を恒久的に基盤内充填物に固定させることは一層困難になる。これらの結果、植物が生育不良を来したり、両層が完全に分離すると再び枯死する原因となる。

概要

植生又は補修箇所下地材定着しやすく、容易に一体化する植生材、及びこの植生材を用いた植生基盤への植生方法並びに枯死を起こした植生基盤の補修方法を提供する。

多孔質コンクリトブロック製植生基盤に於いて、基盤内充填物と同一成分主体とし、これに植物種子、酢酸ビニル緑化工養生材及び水を混合したものからなる植生材を用いて、充填物が含まれている多孔質コンクリ−トブロック植生基盤へ植生を行う、若しくは植物体が枯死した多孔質コンクリ−トブロック植生基盤を補修する。

目的

効果

実績

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請求項1

土壌に、保水性材料又は保水性材料と肥料を加えて成る混合物植物種子を配合したもの100重量部と、酢酸ビニル緑化工養生材2〜5重量部、及び水50〜100重量部を含有したものからなることを特徴とする多孔質コンクリートブロック製植生基盤植生材

請求項2

土壌に、保水性材料又は保水性材料と肥料を加えた混合物が開口性連続空隙充填された多孔質コンクリートブロック製植生基盤に於いて、請求項1記載の植生材を該植生基盤上面に塗布又は吹き付けて定着させることを特徴とする多孔質コンクリートブロック製植生基盤の植生方法

請求項3

土壌に、保水性材料又は保水性材料と肥料を加えて成る混合物に植物種子を配合したものが開口性の連続空隙に充填した多孔質コンクリートブロック製植生基盤に於いて発前または発芽後に植物が枯死した場合、請求項1記載の植生材を該植生基盤上面に塗布又は吹き付けて定着させることを特徴とする多孔質コンクリートブロック製植生基盤の補修方法

請求項4

土壌が石英又は/及び長石を含むものからなることを特徴とする請求項1記載の多孔質コンクリートブロック製植生基盤用植生材。

請求項5

土壌が石英又は/及び長石を含むものからなることを特徴とする請求項2記載の多孔質コンクリートブロック製植生基盤の植生方法。

請求項6

土壌が石英又は/及び長石を含むものからなることを特徴とする請求項3記載の多孔質コンクリートブロック製植生基盤の補修方法。

技術分野

0001

多孔質コンクリートブロック製植生基盤植生材及び該植生材を用いた植生方法並びに補修方法に関する。

背景技術

0002

法面の緑化策については、透水性開口空隙を有したものになる未固化コンクリートを法面に吹き付けて固化させた後、若しくは連続した開口空隙を有する透水性のコンクリートブロックを法面に敷設後、そこに植物種子を直接播くか、粘着材等を混合させた種子を吹き付けて植物を生育させることによって行われている。

0003

また、種子や土壌その他の物質が内部の開口性連続空隙に既に充填されているような多孔質コンクリートブロック等からなる植生基盤(特開平5−295714)を用いて法面等の緑化を行うことも知られている。この場合、例えば尿素ホルムアルデヒド泡状物質に種子を配合したものからなる植生材(特開昭50−118516)、或いは該ブロックの透水性が良くない場合これらに保水性材料を加えた混合材(特開昭61−254719)に種子を配合させたものを植生材とし、この植生材を該植生基盤上に吹き付けることで該基盤に対する植生が行われている。

0004

一方、植生した草木枯死した場合、その部分に再び植生帯を造る為の修復は、枯死した箇所の表層部を一旦均して再度種苗の類を個々に埋め覆土し、その際必要に応じて施肥散水等を行うことで対応されているが、修復すべき面が比較的広範囲の場合は作業効率上、一般に土、更に必要に応じて水、肥料土質改良材等を加えた補修用植生材を作製し、これに種子を加えたものを対象箇所表面に吹き付けることで補修が行われている。

0005

しかし、植生手法や補修手法によっては植生材そのものを目的箇所漏れなく且つ均一に吹き付けることが困難であったり、植生材によっては定着性が乏しく、僅かな風雨等によっても容易に該基盤外へ流出、飛散する場合もある。また、基盤内充填物表面を覆うことはできても、これまでの植生材は該充填物層とは充填密度通気率、水分量或いは化学成分等必ずしも同一ではないことが殆どで、該充填物層と植生材からなる層の界面を境として質的な段差が生じている。そのようなものでは植生材が充填物に完全に固定され難く、単に積載されているだけの状態となっていることが多い。このような場合、例えば、乾燥した状態になると該境界部分に亀裂が入り植生材層が剥離や分離を起こし易く、特に傾斜面等に設置した状態では植生材からなる部分が脱落することがある。

0006

また、一般に植物の根は地中下方向へ伸びる傾向があるが、周囲の土質に質的に異なる部分がある場合、根先が異質層に到達するとその部分で根が屈曲して両層間の境界面に沿って伸長する傾向が見られる。種子を含んだ植生材で既充填層上覆いした植生基盤では植生材層からなる比較的浅い深さまでしか根が存在していない場合が見られ、このような状態では十分な養分や特に水分を吸収することが困難になる。更に、根が異層境界面に沿って伸びることは境界面を境とした植生材から成る上層部分と既充填物から成る下層部分の分離化を促進することになり、植生材を恒久的に基盤内充填物に固定させることは一層困難になる。これらの結果、植物が生育不良を来したり、両層が完全に分離すると再び枯死する原因となる。

0007

このように多孔質コンクリートブロック製植生基盤に対する植生材、及びその植生材を用いた植生方法や補修方法については種々の問題点が存在する。本発明はこれらの問題点、即ち、既に充填物が充填されている多孔質コンクリートブロック製植生基盤に対する植生又は補修に用いられてきたこれまでの植生材は該基盤内充填物に容易にかつ確実に定着し難い点、定着したものでも恒久的に固定された状態になり難い点、更に、従来の方法では植生又は補修に用いた新たな植物の生育状況が必ずしも芳しくなかった点、等を解決することを目的としたものである。

課題を解決するための手段

0008

前記課題の解決の為、本発明者らは鋭意検討した結果、多孔質コンクリートブロック製植生基盤用植生材として、基盤内充填物主要成分との質的な差を出来る限り小さくしたものを主成分とし、これに酢酸ビニル緑化工養生材と水分を加えたものが該基盤に確実に固定できることを見いだした。更に、比較的広範囲な面積に対する植生や一旦植生された植物が枯死した基盤を再緑化の為に補修する場合も含め、所望の種子を配合したこの植生材を塗布又は吹き付けて散布する等の手法によって該基盤上面を覆うことで植生材を容易にかつ確実に定着でき、その後も植生又は補修部分剥離脱落等を起こすことなく、また播種植物の生育状況もかなり良好であることを見い出し、本発明を完成させた。

0009

即ち、この発明は土壌に、保水性材料又は保水性材料と肥料を加えて成る混合物に植物種子を配合したもの100重量部と、酢酸ビニル系緑化工養生材2〜5重量部、及び水5〜100重量部を含有したものからなることを特徴とする多孔質コンクリートブロック製植生基盤用植生材である。

0010

この発明の植生材の主要成分は、多孔質コンクリートブロック製植生基盤内の開口性の連続空隙に充填された混合物と同一の成分の物である。即ち、充填物に含まれる土壌と極力同一の土壌、充填物に含まれる保水性材料と極力同一の保水性材料、又は充填物に含まれる保水性材料及び肥料と極力同一の保水性材料及び肥料を充填物と極力同一の含有割合になるように加えて成る混合物を主要成分とする植生材である。ここで土壌としては、例えば黒土赤玉土鹿沼土珪石微粉芝目土等の石英又は/及び長石を含むものが好ましい。また、該基盤充填物を構成する保水性材料としてはパーライト、肥料としては苦土重焼燐等をそれぞれ一例として挙げることができる。

0011

植生材を成す前記混合物に水を加えるのは、特に広範囲な面に対し作業効率の優れた播種方法である塗布又は吹き付け散布を利用して緑化又は補修を行う際、粉末状態よりも液状化させた状態の方が取り扱いが容易であること。含水物として散布した植生材の密度乾燥粉体として散布したものよりも大きく、より既充填物の密度に近いものが得られ易いこと。更に、基盤面への定着も乾燥物よりも含水物の方が粘着性が高く、より確実に定着できること。これは従来の吹き付け用植生材に見られるように定着性を付与さす為に添加される接着剤粘着剤の類の植物生育にとって必ずしも有益ではない成分の含有量を出来る限り少なくすることが出来る。又、植生材中の水分は、既充填物の水分濃度よりも高いものであっても、下部の充填層まで容易に拡散されて、濃度的には全体に均一化が進むので、両層境界部近傍での水分濃度の一体化も短時間で完了すること。このような理由から前記混合物に水を約50〜100重量%加える。

0012

植生材を構成する酢酸ビニル系緑化工養生材は、前記混合物や種子の流亡及び浸食防止の為に用いるものであり、発芽率への影響及び浸食防止の点から2〜5重量%が好ましい。このような酢酸ビニル系緑化工養生材としては、例えばエスフイクス商品名、積水化学工業株式会社製)等を挙げることが出来る。

0013

また、この発明は、土壌に、保水性材料又は保水性材料と肥料を加えた混合物が開口性の連続空隙に充填された多孔質コンクリートブロック製植生基盤に於いて、前記の植生材を該植生基盤上面に塗布又は吹き付けて定着させることを特徴とする多孔質コンクリートブロック製植生基盤の植生方法である。

0014

この植生方法は、前記の発明による植生材を用いて既充填物が含まれた植生基盤に対する植生方法であり、その一例としては、水分を除いた基盤内充填物成分と同一な成分からなるものにクリーピングレッドフェスク等の植物の種子を0.1〜0.3重量%配合したもの100重量部、これに水を約50〜100重量部と酢酸ビニル系緑化工養生材2〜5重量部を混合した泥しょう状態の植生材を作製する。これを例えば市販の散布器等を用いて基盤充填物上表面へ吹き付けるか塗布し、厚みがおよそ5〜20mm程度となるように無く充填物上表面を覆うことで該基盤に植生することができる。

0015

更にまた、この発明は、土壌に、保水性材料又は保水性材料と肥料を加えて成る混合物に植物種子を配合したものが開口性の連続空隙に充填した多孔質コンクリートブロック製植生基盤に於いて発前または発芽後に植物が枯死した場合、前記の植生材を該植生基盤上面に塗布又は吹き付けて定着させることを特徴とする多孔質コンクリートブロック製植生基盤の補修方法である。

0016

この補修方法は、前記の発明による植生材を用いて発芽前または発芽後に植物が枯死した植生基盤に対する補修方法であり、その枯死原因が主に気象面に起因した場合に対応可能な方法である。その補修方法の一例としては、水分及び枯死植物の残骸を除いた基盤内充填物成分と同一な成分からなるものにクリーピングレッドフェスク等の芝植物の種子を0.1〜0.3重量%配合したもの100重量部、これに水を約50〜100重量部と酢酸ビニル系緑化工養生材2〜5重量部を混合した泥しょう状態の植生材を作製する。これを例えば市販の散布器等を用いて基盤充填物上表面へ吹き付けるか塗布し、厚みがおよそ5〜20mm程度となるように斑無く充填物上表面を覆うことで枯死した植生基盤を補修することができる。

0017

このように本発明では多孔質コンクリトブロック製植生基盤内充填物と植生材との成分上の違いを出来る限り少なくすることで両者は質的に極めて近い物となり、両者接面に於ける質的段差がより少なくなるが故に一体化し易く、該充填物に対する植生材の恒久的な固定を行うことができる。

0018

以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
[実施例1] 400×400×80mmの型枠内に、不織布を敷き、下記配合からなるコンクリート原料を混合したものを入れ、即時脱枠式ブロックマシン(佐々木式ブロック特2号升)で成型した。
水 48.90 Kg/m3
普通ポルトランドセメント259.00 Kg/m3
骨材砕石粒径10〜20mm) 1501.00 Kg/m3
混和剤(花王(株)製「マイテイー150」) 5.18 Kg/m3
AE剤(花王(株)製「マイテイーAE03」) 0.1295Kg/m3
これを4時間65℃で養生した後脱枠することにより、開口性の連続空隙(空隙率約30%)を有する多孔質コンクリートブロックを作製した。

0019

次に黒土を乾燥器中で2日間80℃で乾燥し、平均粒径1.2mm以下になるように粉砕した。この乾燥黒土に保水性材料としてパーライト(三井金属工業(株)製「加工用1号」)を体積比で1:1になるように混合して充填物とした。多孔質コンクリートブロックを振動テーブル上に固定し、振動を与えながらこの充填物を該ブロック内空隙に均一に充填した。これに水道水を用いて20倍希釈したエスフィックス水溶液を多孔質コンクリートブロックの上面にブロック1個あたり150mlを噴霧した後、十分自然乾燥することにより充填物を固定し、多孔質コンクリートブロック製植生基盤とした。

0020

この植生基盤の上面に、前記充填物と同一の混合物188g、植物種子としてチューイングフェスクジェースタウン(品種名、印種苗(株)製)3g、苦土重焼燐5g(小野田化学(株))及び水道水を用いて20倍希釈したエスフィックス水溶液150gを混合したものからなる植生材を厚み約6mmになるよう均一に塗布し、温度約23℃の温室内に設置し適度の灌水を行った。その結果、28日後の発芽率及び草丈はそれぞれ93%及び3.5cmとなった。

0021

[実施例2] 前記実施例1と同様の黒土とパーライトからなる充填物を前記と同様の多孔質コンクリ−トブロックの空隙に均一に充填した後、集塵機により該ブロック上面より約8mm迄の深さの充填物を吸引除去した。該ブロック内の充填物を除去した部分に、前記充填物と同様のものを新たに188gとバミューダグラスコモン1.8g、ケンタッキーブルーグラススノーKBII2.205g、チューイングフェスク・ジェームスタウン3gからなる種子群(何れも雪印種苗(株)製)、及び苦土重焼燐5gを混合したものを200g均一に充填した。この新たに充填を行った多孔質コンクリ−トブロックの上面にエスフィックス20倍希釈水溶液をブロック1個あたり150mlを噴霧した後、自然乾燥して充填物と種子を固定し多孔質コンクリートブロック製植生基盤とした。この植生基盤を平均温度20℃の屋外の地面上に設置し、充分に灌水を行った。設置2週間後には多孔質コンクリートブロック植生基盤から順調に発芽を開始し、28日後には該基盤は総じて3cm以上の草丈の植物を繁茂させたものとなった。その時点でこの多孔質コンクリ−トブロック植生基盤を100℃の乾燥器中に100時間設置し植物体を全て枯死させた。

0022

植物体を枯死させた植生基盤の上面に、前記充填物と同様のもの188g、チューイングフェスク・ジェームスタウンの種子3g、苦土重焼燐5g及び20倍希釈エスフィックス水溶液150gを混合した植生材を厚さ約6mmになるよう塗布し、温度約23℃の温室内に設置し適度の灌水を行った。その結果、28日後の発芽率及び平均草丈はそれぞれほぼ100%及び3.5cmとなった。

0023

以下、本発明の範囲から外れる比較例を参考として記す。
[比較例1] 前記実施例1と同様の充填物入りの多孔質コンクリートブロック製植生基盤の上面に、ピートモス240g、バーク堆肥262.5g、普通ポルトランドセメント112g、水900g、親水性ウレタン樹脂21g及びチューイングフェスク・ジェームスタウンの種子6gを混合したものを厚さ約10mmとなるよう塗布することにより植生を行い、前記実施例1と同様の条件で温室内に設置し適度の灌水を行った。その結果、28日後の発芽率及び草丈はそれぞれ69%及び2.7cmであった。

0024

[比較例2] 前記実施例2と同様の方法で作製し植物を枯死させた多孔質コンクリートブロック製植生基盤の上面に、ピートモス240g、バーク堆肥262.5g、普通ポルトランドセメント112g、水900g、親水性ウレタン樹脂21g及びチューイングフェスク・ジェームスタウンの種子6gを混合したものを塗布することにより枯死基盤の補修を行い、前記実施例2と同様の条件で温室内に設置し適度の灌水を行った。その結果、28日後の発芽率及び草丈はそれぞれ83%及び3.2cmであった。

発明の効果

0025

この発明に於ける多孔質コンクリートブロック製植生基盤用植生材は、該基盤内充填物上に確実に定着し、容易に充填物と一体化することができる。この植生材を用いた植生基盤への植生並びに補修方法は、簡便でありかつ植物の発芽率、生育状況とも良好な結果をもたらす。更に、本法は植生並びに補修対象箇所が広範囲なものであっても適用でき、また植生又は補修対象箇所に対応した植生材成分を選択することができるので、多孔質コンクリ−トブロック製以外の人工植生基盤、或いは植生基盤以外の植生または補修対象箇所、例えば通常の露地面等にも適用できる可能性が十分あり、幅広適応性を持った優れた緑化方策である。

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