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技術 内管と外管とを固定した耐火二層管および耐火二層管の外管と内管との固定方法

出願人 浅野スレート株式会社
発明者 目黒邦夫
出願日 1995年5月11日 (25年6ヶ月経過) 出願番号 1995-166765
公開日 1996年11月19日 (24年0ヶ月経過) 公開番号 1996-300504
状態 拒絶査定
技術分野 積層体(2) 曲げ・直線化成形、管端部の成形、表面成形 プラスチック等のライニング、接合 プラスチック等のその他の成形、複合成形(変更なし)
主要キーワード 換気管 両面粘着剤 長径側 内外管 層状体 介在部材 塩化ビニール管 内面平滑性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1996年11月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

目的

耐火二層管内管外管間隙になんらの介在部材を設けることなく外管と内管とを固定した耐火二層管および耐火二層管の内管と外管が容易に離脱しないように固定し、且つこの固定状態を簡単に解除できる外管と内管との固定方法を提供すること。

構成

ストレッチフィルム13を、不燃性の外管11の両端部から該端部から露出している合成樹脂製の内管12にかけて全体を包囲出来るように巻き付ける。この場合は、フィルム幅を有するストレッチフィルム13を、平重ねに重ねて巻き付ける(図1)。また、幅の狭いストレッチフィルム13でスパイラル状に巻いてもよい(図3)。この場合、巻部全体をストレッチフィルム13で被い隠さなくとも、網目状に巻き、不燃性の外管11及び合成樹脂製の内管12の一部が露出していてもよい。

概要

背景

従来から、塩化ビニール等の合成樹脂管金属管等に比べ耐薬品性耐腐食性内面平滑性施工性等の優れた特性を有しているため建築物給排水管換気管に広く用いられている。しかしながら、この塩化ビニール等の合成樹脂管は、耐火性に劣り火災時に容易に焼失してしまい、延焼有毒ガスを発生するといった難点を有している。特に、マンションなどの集合住宅では、合成樹脂管を伝わって他の区画へ火が燃え移る虞れがあり、防災上の大きな問題となっていた。

そこで、このような欠点をカバーするために合成樹脂管の外周面不燃性の材料で被覆した耐火二層管、例えば繊維強化モルタルを被覆した塩化ビニール管または石綿ビニール二層管が一般に広く用いられるようになった。こうした複合管(二層管)においては、従来より外管の乾燥等による収縮或いは内管熱水等の通過による合成樹脂管の熱膨張によって、内外管の間に熱膨張や収縮の度合いに差異が生じるために内外管に応力が生じ、これによって内外管に亀裂が生じることが一つの問題となっていた。

この対策として、これらの応力を吸収するために内管の外側に突起物を設けて内管と外管との間に間隙を形成し、これによって内外管に亀裂が生じるのを防止しているもの(特公昭50−7770号)や、突起物に代わるものとして、内外管の間に発泡ポリスチレン等の層状体を介在させているもの(特開昭51−112813号)が提案されている。これらの介在物は、外管と内管とを固定する役割をも合わせ持っている。

一方、両管の間に中間部材を介在させない方法として、不燃性の外管を楕円形状に成型して、短径側で合成樹脂製の内管を保持しながら長径側で内管との間隙を形成しているもの(特公昭57−178741号)が提案されているが、最も簡単に外管と内管との間隙を得る方法は、内管の外径より大きな内径を有する外管と組み合わせることである。ところでこの様な中間部材を介在させない耐火二層管は、使用する際には、取り扱い上、例えば運搬時などに内管が抜け落ち事故が発生してしまうので、外管と内管とを容易に離脱しないように固定しておく必要があり、さらにこれらの固定手段は、施工時には現場で容易に固定を解除できることが望ましい。

そこで、この様な内管の離脱防止方法として、外管端部より露出している合成樹脂製の内管の外管端部寄りの外周面にゴムバンド等をはめるか、または不燃性の外管の端部から該端部に露出している合成樹脂製の内管にかけて、全体を熱収縮フィルムで包囲したのち熱風等をあてて加熱し、熱収縮させることによって密着させ、熱収縮フィルムの収縮による締め付け力で外管と内管とを固定する方法(特公昭62−2194号)が行われていた。

概要

耐火二層管の内管と外管の間隙になんらの介在部材を設けることなく外管と内管とを固定した耐火二層管および耐火二層管の内管と外管が容易に離脱しないように固定し、且つこの固定状態を簡単に解除できる外管と内管との固定方法を提供すること。

ストレッチフィルム13を、不燃性の外管11の両端部から該端部から露出している合成樹脂製の内管12にかけて全体を包囲出来るように巻き付ける。この場合は、フィルム幅を有するストレッチフィルム13を、平重ねに重ねて巻き付ける(図1)。また、幅の狭いストレッチフィルム13でスパイラル状に巻いてもよい(図3)。この場合、巻部全体をストレッチフィルム13で被い隠さなくとも、網目状に巻き、不燃性の外管11及び合成樹脂製の内管12の一部が露出していてもよい。

目的

そこで、本発明の第1の目的は、耐火二層管の内管と外管との間隙になんらの介在部材を設けることなく外管と内管とを固定した耐火二層管を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、耐火二層管の内管と外管が容易に離脱しないように固定し、且つこの固定状態を簡単に解除できる外管と内管との固定方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

不燃性外管と、この外管内に挿入され、この外管より若干長く、且つ前記外管の内径より小さい外径を有する合成樹脂製の内管と、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを、伸張させた状態で一層以上巻き付けて包囲し密着させて固定する自己伸張貼着力を有するフィルムとからなることを特徴とする内管と外管とを固定した耐火二層管

請求項2

不燃性の外管とこの外管より若干長い合成樹脂製の内管とを所定の間隙をもって構成した耐火二層管において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で一層以上巻き付けて包囲し密着させて固定したことを特徴とする耐火二層管の外管と内管との固定方法

請求項3

不燃性の外管とこの外管より若干長い合成樹脂製の内管とを所定の間隙をもって構成した耐火二層管において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態でスパイラル状に巻き付けて固定したことを特徴とする耐火二層管の外管と内管との固定方法。

請求項4

不燃性の外管とこの外管より若干長い合成樹脂製の内管とを所定の間隙をもって構成した耐火二層管において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部の外周に自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で前記間隙より厚手に巻き付けて、これと不燃性の外管の端部とを接触させて合成樹脂製の内管の離脱防止のストッパーとしたことを特徴とする耐火二層管の外管と内管との固定方法。

請求項5

不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部の外周に紐状体を巻き付けて、その外面にさらに自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で前記間隙より厚手に巻き付けたことを特徴とする請求項4記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法。

技術分野

0001

本発明は、不燃性外管の内部に合成樹脂製の内管を挿入し組み合わせた耐火性二層管において、外管と内管とが容易に離脱しない耐火二層管および耐火二層管の外管と内管との離脱を防止するための固定方法に関する。

背景技術

0002

従来から、塩化ビニール等の合成樹脂管金属管等に比べ耐薬品性耐腐食性内面平滑性施工性等の優れた特性を有しているため建築物給排水管換気管に広く用いられている。しかしながら、この塩化ビニール等の合成樹脂管は、耐火性に劣り火災時に容易に焼失してしまい、延焼有毒ガスを発生するといった難点を有している。特に、マンションなどの集合住宅では、合成樹脂管を伝わって他の区画へ火が燃え移る虞れがあり、防災上の大きな問題となっていた。

0003

そこで、このような欠点をカバーするために合成樹脂管の外周面を不燃性の材料で被覆した耐火二層管、例えば繊維強化モルタルを被覆した塩化ビニール管または石綿ビニール二層管が一般に広く用いられるようになった。こうした複合管(二層管)においては、従来より外管の乾燥等による収縮或いは内管の熱水等の通過による合成樹脂管の熱膨張によって、内外管の間に熱膨張や収縮の度合いに差異が生じるために内外管に応力が生じ、これによって内外管に亀裂が生じることが一つの問題となっていた。

0004

この対策として、これらの応力を吸収するために内管の外側に突起物を設けて内管と外管との間に間隙を形成し、これによって内外管に亀裂が生じるのを防止しているもの(特公昭50−7770号)や、突起物に代わるものとして、内外管の間に発泡ポリスチレン等の層状体を介在させているもの(特開昭51−112813号)が提案されている。これらの介在物は、外管と内管とを固定する役割をも合わせ持っている。

0005

一方、両管の間に中間部材を介在させない方法として、不燃性の外管を楕円形状に成型して、短径側で合成樹脂製の内管を保持しながら長径側で内管との間隙を形成しているもの(特公昭57−178741号)が提案されているが、最も簡単に外管と内管との間隙を得る方法は、内管の外径より大きな内径を有する外管と組み合わせることである。ところでこの様な中間部材を介在させない耐火二層管は、使用する際には、取り扱い上、例えば運搬時などに内管が抜け落ち事故が発生してしまうので、外管と内管とを容易に離脱しないように固定しておく必要があり、さらにこれらの固定手段は、施工時には現場で容易に固定を解除できることが望ましい。

0006

そこで、この様な内管の離脱防止方法として、外管端部より露出している合成樹脂製の内管の外管端部寄りの外周面にゴムバンド等をはめるか、または不燃性の外管の端部から該端部に露出している合成樹脂製の内管にかけて、全体を熱収縮フィルムで包囲したのち熱風等をあてて加熱し、熱収縮させることによって密着させ、熱収縮フィルムの収縮による締め付け力で外管と内管とを固定する方法(特公昭62−2194号)が行われていた。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、ゴムバンドで内管を固定する方法では内管が外れ易く、また熱収縮フィルムは熱風などをあてて加熱しない限り収縮しないので、一旦熱収縮させ外管と内管とを固定したのち通常の気温での保管状態では、これ以上フィルムを収縮させることができない。従って、固定後、外管が乾燥等によりわずかに収縮した場合や気温の低下により内管がわずかに収縮した場合等には、熱収縮フィルムによる締め付け力が解除されるので、外管と内管とは離脱してしまうことがある。

0008

そこで、本発明の第1の目的は、耐火二層管の内管と外管との間隙になんらの介在部材を設けることなく外管と内管とを固定した耐火二層管を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、耐火二層管の内管と外管が容易に離脱しないように固定し、且つこの固定状態を簡単に解除できる外管と内管との固定方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

請求項1記載の発明では、不燃性の外管と、この外管内に挿入され、この外管より若干長く、且つ前記外管の内径より小さい外径を有する合成樹脂製の内管と、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを、伸張させた状態で一層以上巻き付けて包囲し密着させて固定する自己伸張貼着力を有するフィルムとから耐火二層管を構成して前記第1の目的を達成する。

0010

請求項2記載の発明では、不燃性の外管とこの外管より若干長い合成樹脂製の内管とを所定の間隙をもって構成した耐火二層管において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で一層以上巻き付けて包囲し密着させて固定することにより前記第2の目的を達成する。請求項3記載の発明では、不燃性の外管とこの外管より若干長い合成樹脂製の内管とを所定の間隙をもって構成した耐火二層管において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態でスパイラル状に巻き付けて固定することにより前記第2の目的を達成する。

0011

請求項4記載の発明では、不燃性の外管とこの外管より若干長い合成樹脂製の内管とを所定の間隙をもって構成した耐火二層管において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部の外周に自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で前記間隙より厚手に巻き付けて、これと不燃性の外管の端部とを接触させて合成樹脂製の内管の離脱防止のストッパーとしたことにより前記第2の目的を達成する。請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部の外周に紐状体を巻き付けて、その外面にさらに自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で前記間隙より厚手に巻き付けたことにより前記第2の目的を達成する。

0012

請求項1記載の内管と外管とを固定した耐火二層管では、不燃性の外管の端部とこの不燃性の外管から突出している合成樹脂製の内管の一端または両端とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で一層以上包囲して巻き付けている。そのため、フィルムの収縮力粘着力で不燃性の外管と合成樹脂製の内管とが容易に離脱しないように固定されている。

0013

請求項2記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で一層以上巻き付けて包囲し密着させて固定する。請求項3記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部と不燃性の外管の端部とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態でスパイラル状に巻き付けて固定する。

0014

請求項4記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部の外周に自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で前記間隙より厚手に巻き付ける。これと不燃性の外管の端部とが接触するこにより合成樹脂製の内管の動きが制限され離脱防止の機能を果たす。請求項5記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、不燃性の外管の一方または両方の端部から突出している合成樹脂製の内管の端部の外周に紐状体を巻き付ける。そして、その外面にさらに自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で巻き付け、これと不燃性の外管の端部とが接触することにより合成樹脂製の内管の動きが制限され離脱防止の機能を果たす。

0015

以下、本発明の耐火二層管の外管と内管との固定方法の実施例を、図1乃至図4を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る内管と外管とを固定した耐火二層管10の外観を表す図である。この図中、11は不燃性の外管、12は合成樹脂製の内管、13は自己伸張貼着力を有するフィルム(ストレッチフィルム)である。また、合成樹脂製の内管12の外径は、不燃性の外管11の内径より若干小さくなっているので、両者の間には、間隙14が形成されている。この間隙14により、例えば、合成樹脂製の内管12内を熱湯等が流れて、この合成樹脂製の内管12が熱膨張しても力が不燃性の外管11に及ばないようになっている。即ち、この間隙14は、不燃性の外管11と合成樹脂製の内管12の膨張、収縮時に緩衝する役割を果している。一方、この間隙14があるために、例えば、この耐火層管輸送する際に合成樹脂製の内管12が不燃性の外管11から抜け落ちてしまうことがある。

0016

合成樹脂製の内管12は、不燃性の外管11より若干長いために、両端12a、12bが不燃性の外管11より突出している。自己伸張貼着力を有するストレッチフィルム13は、幅1mm〜500mmで、通常は20mm〜200mmであり、厚さは5μ〜500μで、通常は15μ〜100μである。また、このストレッチフィルム13を巻き付けた場合の伸張率は0.5%〜500%であり、通常は20%〜100%である。このストレッチフィルム13の材質は、直鎖状低密度ポリエチレンエチレン酢酸ビニルコポリマーポリプロピレンポリ塩化ビニルポリ塩化ビニリデンポリエステル等が適宜用いられ、粘着剤酢酸ビニル系、ポリオレフィン系等の粘着剤をフィルムに塗布するか、またはエチレン−酢酸ビニルコポリマー等と混合し、他の材質のフィルムと2層以上としたフィルムとする場合もある。この粘着剤はフィルムの片面だけでなく、両面に塗布する場合もあり、他の材質のフィルムと二層以上とした場合は両面粘着剤を混合したフィルム層とする場合もある。

0017

ストレッチフィルム13は、通常フィルム幅と同じ長さの紙管に巻き取られており、巻き取り長さは300m〜2000mであるが、巻き取り長さは重量等によっても決められる。また、シート状のものから所定の大きさに切り出して使用することもある。ストレッチフィルム13は、通常は無色透明であるが、着色したものもある。

0018

次に、このストレッチフィルム13の巻き付け方について説明する。ストレッチフィルム13は、図1に示すように、不燃性の外管11の両端部と該端部から露出している合成樹脂製の内管12a、12bにかけて全体を包囲できるように巻き付けられる。この場合は、フィルム幅を有するストレッチフィルム13を、平重ねに重ねて巻き付ける。また、図2に示すように、不燃性の外管11の両端部から該端部から露出している合成樹脂製の内管12の一方のみ(12a)に巻き付けてもよい。図2に示す例では、片端のみ巻き付けているので、強度を増すために複数回、例えば2〜5回程巻き付けるのが望ましい。

0019

ストレッチフィルム13は、それ自身が伸張された状態で巻き付けられているので、不燃性の外管11が乾燥等により収縮した場合や気温の低下により合成樹脂製の内管12が収縮した場合にも、ストレッチフィルム13による締め付け力はストレッチフィルム13の収縮力により追従保持されている。従って固定後、不燃性の外管11と合成樹脂製の内管12とは、容易に離脱しない。そのため、寒冷地高温地、乾燥地製品を輸送しても固定が緩むことがない。

0020

さらに、このストレッチフィルム13は、自己伸張貼着力を有しているので、フィルム同士で密着し固定後に自然に剥がれることもない。加えて、巻き付けられたストレッチフィルム13は、施工時に巻き終わり部であるフィルム端部より人手等による外力で簡単に巻き戻して外すことができる。また、カッターナイフ等で切り外すこともできるので、ストレッチフィルム13による固定は、現場で簡単な作業により解除できる。

0021

また、図3に示すように、幅の狭いストレッチフィルム13でスパイラル状に巻いてもよい。この場合、巻部全体をストレッチフィルム13で被い隠さなくとも、網目状に巻き、不燃性の外管11及び合成樹脂製の内管12の一部が露出していてもよい。さらに、図4に示すように、合成樹脂製の内管12の突出部12aに、不燃性の外管11と接して、ストレッチフィルム13を間隙14以上の厚さに巻き付けて、これにストッパーの働きをさせて合成樹脂製の内管12の離脱を防止することもできる。この実施例では、円筒形の合成樹脂製の内管12の突出部12aの外周にストレッチフィルム13を巻き付けるという簡単な作業で上記効果を奏することができる。この時ストレッチフィルム13は、幅の狭いものでよい。この実施例では、合成樹脂製の内管12の突出部12aのみに巻き付けたが、合成樹脂製の内管12の突出部12a、12bの両方に巻き付けた方が、より良い上記効果を奏することができる。

0022

この実施例の変形例としては、予め合成樹脂製の内管12の突出部12aの外表面全周に紐状体を取り付けておき、その外側をストレッチフィルム13で包囲する方法がある。この例では、ストレッチフィルム13のストッパー効果が増大し、合成樹脂製の内管12がより離脱しにくくなる。また、紐状体をストレッチフィルム13の巻層間に挿んで取り付けてストッパー効果を増大させることもできる。

発明の効果

0023

請求項1記載の内管と外管を固定した耐火二層管では、不燃性の外管の端部とこの合成樹脂製の内管の一方または両端とを自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で一層以上包囲して巻き付けているため、フィルムの自己収縮力及び粘着力で不燃性の外管と合成樹脂製の内管とが容易に離脱しないように固定されている。このフィルムは、ある程度伸縮可能なので、気温の変化等により耐火二層管が膨張、収縮してもこれに対応でき、固定が緩むことがない。さらに、このフィルムは、簡単に剥がすこともできるので、施工現場で余計な手間もかからない。

0024

請求項2記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、不燃性の外管と合成樹脂製の内管との間隙になんらの介在部材を設けることなく、両者をしっかりと固定することができる。このフィルムは、ある程度伸縮可能なので、気温の変化等により耐火二層管が膨張、収縮してもこれに対応でき、固定が緩むことがない。さらに、このフィルムは、簡単に剥がすこともできるので、施工現場で余計な手間もかからない。請求項3記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、不燃性の外管と合成樹脂製の内管との間隙になんらの介在部材を設けることなく、両者をしっかりと固定することができる。このフィルムは、ある程度伸縮可能なので、気温の変化等により耐火二層管が膨張、収縮してもこれに対応でき、固定が緩むことがない。さらに、このフィルムは、簡単に剥がすこともできるので、施工現場で余計な手間もかからない。

0025

請求項4記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、合成樹脂製の内管の端部の外周に自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で内管と外管との間隙より厚手に巻き付けるという簡単な作業で合成樹脂製の内管の離脱を確実に防止することができる。このフィルムは、簡単に剥がすこともできるので、施工現場で余計な手間もかからない。請求項5記載の耐火二層管の外管と内管との固定方法では、合成樹脂製の内管の端部の外周に紐状体を巻き付け、その外面にさらに自己伸張貼着力を有するフィルムを伸張させた状態で巻き付けるという簡単な作業で合成樹脂製の内管の離脱を確実に防止することができる。このフィルムは、簡単に剥がすこともできるので、施工現場で余計な手間もかからない。

図面の簡単な説明

0026

図1本発明の一実施例に係る内管と外管とを固定した耐火性二層管の外観を表した図である。
図2本発明の一実施例に係る内管と外管の一端を固定した耐火性二層管の外観を表した図である。
図3本発明の一実施例に係るフィルムをスパイラル状に巻き付けて内管を固定したところを示す図である。
図4本発明の一実施例に係るフィルムを内管の端部に巻き付けて内管の離脱防止をしたところを示す図である。

--

0027

10耐火性二層管
11不燃性の外管
12合成樹脂製の内管
12a、12b 合成樹脂製の内管の突出部(端部)
13ストレッチフィルム(自己伸張貼着性を有するフィルム)
14 間隙

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