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技術 薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替方法及びロール組替装置

出願人 新日鐵住金株式会社
発明者 野原由勝庄田俊二
出願日 1995年4月20日 (25年8ヶ月経過) 出願番号 1995-117678
公開日 1996年11月5日 (24年1ヶ月経過) 公開番号 1996-290208
状態 未査定
技術分野 圧延材の移送 圧延ロール・圧延スタンド・圧延機の駆動 連続鋳造 圧延機 圧延ロール・圧延スタンド・圧延機の駆動
主要キーワード 台車移動装置 駆動アクチュエーター 走行ロール 台車車輪 タンデム状態 上下片 新ワーク 配置制約
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

目的

薄肉連続鋳造熱間圧延ラインにおいて熱間圧延中に自在に圧延機ロール組替を行うことを可能とする。

構成

圧延ライン作業側(WS)に配置したロール組替装置において、組替予定の上、下ワークロール9、10、上バックアップロール11のいずれか1つ以上、または、全部のロールの作業側軸端部を挿入、把持し、傾動させることのできる連結部34をロール組替台車2に配設することを特徴する薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替装置及びロール組替方法。

概要

背景

薄肉連続鋳造熱間圧延一貫ラインにおいては、圧延しない薄鋳帯は限定した用途にしか適用できない。連続鋳造時表面品質改善のため、薄鋳帯の半分程度が圧延される。従って、圧延ロール表面の摩耗肌荒れヒートクラック起因により熱間帯鋼板に疵が入る恐れがある場合は、鋳造中においてもロール組替えを行って、安定した品質で連続的に生産することが必要である。しかしながら、従来の熱延ラインにおけるロール組替装置では通板状態でのロール組替はできない。さらに、ワークロール表面疵起因の品質トラブルが発生し、ワークロールル組替が必要な時は、加熱炉からのスラブ抽出を待機して熱延ラインを止めてから、板無し状態で組替ている。一般に、熱延ラインの圧延機群にはパワー余裕がなく、 ロール組替として当該圧延機だけで停止して圧延を継続することは難しく、近年は、オンラインでのロール研削も可能となり、走行ロール組替の必然性は少なくなった。

概要

薄肉連続鋳造熱間圧延ラインにおいて熱間圧延中に自在に圧延機のロール組替を行うことを可能とする。

圧延ライン作業側(WS)に配置したロール組替装置において、組替予定の上、下ワークロール9、10、上バックアップロール11のいずれか1つ以上、または、全部のロールの作業側軸端部を挿入、把持し、傾動させることのできる連結部34をロール組替台車2に配設することを特徴する薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替装置及びロール組替方法。

目的

さらに、ワークロール組替後に再度、高圧下圧延に入る時は、薄鋳帯が蛇行しないように制御する必要がある。そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し連続鋳造中において、自在にワークロールの組み替えができる薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延ロール組み替え方法および装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

薄肉連続鋳造熱間圧延ライン圧延機作業側(WS)に配置したロール組替装置において、組替予定の上、下ワークロール、上バックアップロールのいずれか1つ以上、または、全部のロールの作業側軸端部を挿入把持し、傾動させることのできる連結部をロール組替台車に配設することを特徴する薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替装置。

請求項2

圧延機の前後にサポートピンチロールまたはブライドルロールを有することを特徴とする請求項1記載の薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替装置。

請求項3

ロール組替台車を、圧延機列に沿って敷設されたレール横行させるサイドシフト装置を有することを特徴とする請求項1または2記載の薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替装置。

請求項4

薄肉連続鋳造熱間圧延ラインのシングルまたはタンデム圧延機の上部の圧下スクリュウを上昇させて、ハウジングに装着されたプロジェクトブロック内のワークロールロールのベンダーシリンダー(INC)を押し上げ、且つ、油圧圧上シリンダーを下げてワークロールを開放した状態で、上ワークロールおよび/または下ワークロール、上バックアップロールの作業側軸端部をロール組替台車先頭の連結部に挿入、把持し、ベンダーシリンダーを下げることにより、ロール組替台車の連結部を傾斜して、片持ち状態のまま抜け出し、逆の操作により組込むことを特徴する薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替方法。

請求項5

ロール組替完了後、再度圧延に入る時、圧延形状制御用ワークロールのインクリーズベンダーを加圧して、ワークロールを凸クラウンにして、薄鋳帯の中央部に着地させて蛇行発生を防止することを特徴とする請求項4記載の薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機のロール組替方法。

技術分野

0001

本発明は、薄肉連続鋳造熱間圧延一貫ラインにおいて、熱間圧延中ロール摩擦肌荒れヒートクラック等による薄鋳帯への疵の発生を防止するために連続鋳造を止めずに当該圧延機ワークロール組替を行うためのロール組替装置に関する。

背景技術

0002

薄肉連続鋳造熱間圧延一貫ラインにおいては、圧延しない薄鋳帯は限定した用途にしか適用できない。連続鋳造時表面品質改善のため、薄鋳帯の半分程度が圧延される。従って、圧延ロール表面の摩耗、肌荒れ、ヒートクラック起因により熱間帯鋼板に疵が入る恐れがある場合は、鋳造中においてもロール組替えを行って、安定した品質で連続的に生産することが必要である。しかしながら、従来の熱延ラインにおけるロール組替装置では通板状態でのロール組替はできない。さらに、ワークロール表面疵起因の品質トラブルが発生し、ワークロールル組替が必要な時は、加熱炉からのスラブ抽出を待機して熱延ラインを止めてから、板無し状態で組替ている。一般に、熱延ラインの圧延機群にはパワー余裕がなく、 ロール組替として当該圧延機だけで停止して圧延を継続することは難しく、近年は、オンラインでのロール研削も可能となり、走行ロール組替の必然性は少なくなった。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、薄肉連続鋳造熱間圧延一貫ラインでは、ワークロールは高温(950〜1200℃)で且つ、圧延荷重も高く(圧下率10〜40%)、鋳造速度も低い(20〜120mpm)ため厳しい低サイクル高熱負荷を受ける。また、双ロール連鋳機の場合は、双ロールを交換するまで鋳造幅が、一定幅サイズのため、圧延ロール摩擦は、通板部の局部だけに進行し、ロール表面に、肌荒れ、ヒートクラックの発生する恐れがある。また、圧延された熱間帯鋼板がそのままで、製品となる場合もあり、連続鋳造中に熱間圧延機のワークロールを組み替えることのできる構成が望まれている。

0004

また、従来の走間ロール組替方式では、熱間圧延機内に組み替えレール等を設置する場合、圧延機内が非常に狭くなる。薄肉連続鋳造熱間圧延のように、ロール冷却能力増強、油圧延等の表面疵対策が必要な場合は、極めて複雑となり、設置が難しいため、圧延機内にロール組替装置を配置しないで、作業側にロール組替装置を配置することが必要である。

0005

さらに、ワークロール組替後に再度、高圧下圧延に入る時は、薄鋳帯が蛇行しないように制御する必要がある。そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し連続鋳造中において、自在にワークロールの組み替えができる薄肉連続鋳造熱間圧延ライン圧延ロール組み替え方法および装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

その目的を達成するため本発明は、
(1)薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延機の作業側(WS)に配置したロール組替装置において、組替予定の上、下ワークロール、上バックアップロールのいずれか1つ以上、または、全部のロールの作業側軸端部を挿入把持し、傾動させることのできる連結部をロール組替台車に配設することを特徴する薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延ロール組替装置である。

0007

(2)また、圧延機の前後にサポートピンチロールまたはブライドルロールを有することを特徴とする(1)記載の薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延ロール組替装置である。

0008

(3)ロール組替台車を、圧延機列に沿って敷設されたレールで横行させるサイドシフト装置を有することを特徴とする(1)または(2)記載の薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延ロール組替装置である。

0009

(4)更に、薄肉連続鋳造熱間圧延ラインのシングルまたはタンデム圧延機の上部の圧下スクリュウを上昇させて、ハウジングに装着されたプロジェクトブロック内のワークロールロールのベンダーシリンダー(INC)を押し上げ、且つ、油圧圧上シリンダーを下げてワークロールを開放した状態で、上ワークロールおよび/または下ワークロール、上バックアップロールの作業側軸端部をロール組替台車先頭の連結部に挿入、把持し、ベンダーシリンダーを下げることにより、ロール組み替え台車の連結部を傾斜して、片持ち状態のまま抜け出し、逆の操作により組込むことを特徴する薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延ロール組替方法である。

0010

(5)また、ロール組替完了後、再度圧延に入る時、圧延形状制御用ワークロールのインクリーズベンダーを加圧して、ワークロールを凸クラウンにして、薄鋳帯の中央部に着地させて蛇行発生を防止することを特徴とする(4)記載の薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの圧延ロール組替方法である。

0011

請求項1の装置は、ロール組替装置を圧延機の作業側に配置することで上、下ワークロール、上バックアップロールのいずれか1つ以上または全部のロールを鋳造中にロール組替ができることを特徴としている。ロール組替装置には連結部と傾動部を有している。ロールが組替必要な圧延機の圧下を開放し、このロールの作業側軸端部を組替装置の連結部に挿入し、把持し、傾動装置を傾動させてロールの軸端部を片持ち状態のまま引き出すこと、逆の操作により組み込むことができる。

0012

請求項2のロール組替装置には、当該圧延機の前後に設けるサポートピンチロールまたはブライドロールが配設されている。ロール組替の必要な当該圧延機スタンド間に張力が付与され、パスライン高さが一定に保持されるため、通板中の薄鋳帯の上下振動が抑制され、ロール組替中のワークロールチョックとの接触、これによる薄鋳帯の切断、たくれ、新ワークロールへの疵の発生を防止することができる。また、薄鋳帯の端部形状は不安定であり、圧延機の入側、出側にサイドガイドを配置すると接触により端部の折れ込み破断の恐れがあり、当該サイドガイドの設置は難しい。当該ピンチロールおよびブライドロールで張力を付与することにより薄鋳帯の通板性を改善できる。

0013

請求項3のサイドシフト装置は、ロールを抜出した後、当該ロール組替台車は、圧延機群に沿って、サイドに移動すると共に、新ロールをセットしたロール組替台車が移動して交代し、短時間にロール組替ができる。サイドシフト機構により複数の圧延機群のロール組替装置として兼用できる。

0014

請求項4のロール組替方法では、請求項1〜請求項3のロール組替装置を活用して薄肉連続鋳造熱間圧延ラインのシングルまたはタンデム圧延機の上部の圧下スクリューを上昇し、圧延機のプロジェクトブロック内のベンダーシリンダーで上ワークロールを持ち上げ、油圧圧下シリンダーを下げ、下バックアップロールのベンダーシリンダーを引いて下ワークロールを下げ、ロール圧下を開放した状態で上ワークロール/下ワークロールのロール軸端部をロール組替台車先頭の連結部に挿入し、把持し、傾けて、ロール軸端部を片持ちで受けたまま鋳造中に、薄鋳帯の通板状態で上下片側ずつまたは上下同時にワークロールを抜き出すことができる。また、その逆の操作で組み込むこともできる。

0015

上バックアップロールの組み替え方法は、旧ワークロールを抜き出した後、ロール組み替え台車の連結部に上バックアップロール軸端部を挿入し、把持し、傾動装置を傾動させて、片持ちで受けたまま鋳造中に上バックアップロールを抜き出すことができる。また、その逆の操作で組み込むこともできる。下バックアップロールは、油圧シリンダーを下げた状態で、圧延機の下部にある専用組替台車に載せて、当該ワークロール組み替え装置干渉せずに鋳造中に引き出すことができる。また、その逆の操作で組み込むこともできる。

0016

請求項5の方法では、ロール組替完了後、再度圧延に入りワークロールが着地した時の薄鋳帯の蛇行発生を防止するため、圧延形状制御用ワークロールのインクリーズベンダーを加圧して、上下ワークロールを凸クラウンに曲げ、薄鋳帯の中央部に着地させるように制御する。

0017

以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は、薄肉連続鋳造熱間圧延ラインの一部を示したもので、連続鋳造される薄鋳帯の走行方向に複数の圧延機1が、シングルまたはタンデム状態で配列されている。この圧延機配列の作業側には、ロール組替台車2と、サイドシフト走行台車3が配置されている。当該ロール組替台車2は、サイドシフト駆動装置4を有し、圧延機1の配列方向に沿って敷設されたサイドシフトレール5上を移動して、1台で複数圧延機のロール組替を行うことができる。一方、圧延機1配列の作業側に、圧延機1配列と直交する方向に移動させるように構成したロール組替台車移動装置7が配設されている。

0018

図2に示すようにロール組替台車2は、ロール組替台車車輪28で上、下ワークロール、上バックアップロール11を片持ちで把持するため、走行レールの下面に浮き上がり防止用車輪29が取り付けられており、ロール組替台車移動装置7で前/後進する。サイドシフト走行台車3はサイドシフト装置4により横行できる。ロールを把持した状態では、重量がロール側に偏り、サイドシフト走行台車3が圧延機側に浮き上がるため、サイドシフト浮き上がり防止レール32とサイドシフト用車輪35によりサイドシフト走行台車3の浮き上がりを防止する。

0019

図3にはロール組替台車2の連結部34の正面図と、内部の側面図を示す。上、下ワークロール、上バックアップロール11のロール作業側軸端部40を連結するロール軸端連結カップリング43と、これを前/後進させる連結カップリング駆動アクチュエーター44、および連結カップリングホルダー45で構成されている。

0020

図4には連結部34のロール傾動装置6を示す。ロール軸端部40を挿入し、把持し、傾動させてロールを片持ち状態で支持する。

0021

図5にはロール受台22のロール受台レバー式支持座30とロール受台レバー式支持座昇降用アクチュエーター31の構成を示す。ロール受台22はサイドシフト走行台車3と一体構造であり、天井クレーン42、このロール受台レバー式支持座30にで仮置された上下ワークロール9、10、上バックアップロール11をロール受台レバー式支持座昇降用アクチュエーター31によりロール組替台車2の連結部34に位置合わせができる。

0022

図6は下ワークロール10の片側のロール組替状態を示す。(a)では、下ワークロール10の作業側軸端部40をロール組替台車先頭の連結部34で把持する。ロール組替台車2のロール作業側軸端部40を把持する機構には連結部34とこれを傾動させるアクチュエーター46を取り付けたロール傾動装置6からなる。連結部34に挿入し、把持されたロール作業側軸端部40を傾動させ、ロール軸端連結カップリング43の上下面で受けて片持ち状態となる。

0023

(b)では、圧延機1より、下ワークロール10を抜き出す。下ワークロール10を把持するとロール組替台車2が圧延機側に傾くが、これをロール組替台車浮き上がり防止用車輪29とロール組替台車レール47で受ける構造となっている。(c)では、下ワークロール10をロール組替台車からロール受台に載せる。ロール組替台車上の下ワークロール10は、圧延機1の作業側で、ロール受台22上に載せ替える。下ワークロール10は、図5に示すロール受台レバー式支持座30のロール受台レバー式支持座昇降アクチュエーター31によりワークロール胴またはチョックを押し上げられ、ロール傾動装置6の傾きを戻し、ロール受台22で支持した状態で、ロール組替台車2を後退して切り離される。(d)では、下ワークロールは天井クレーン42でロール受台から運び出される。

0024

図7は上下ワークロール2本同時組替状態を示す。(a)では、上下ワークロールの軸端部をロール組替台車先頭の連結部34で同時に把持する。(b)では、圧延機より、上下ワークロールを抜け出す。(c)では、上下ワークロールロール組替台車からロール受台に載せる。(d)では、上ワークロールから順番に天井クレーン42でロール受台22から運び出される。

0025

図8に示すようにタンデム圧延機ではハウジング8の入出側にパスラインを挟んで上下にサポートピンチロール18を設置している。ロール組替するときだけ、当該圧延機1の前後のピンチロール18はピンチし、通常は、開放している。

0026

図9に示すようにシングル圧延機ではブライドロール19を配置してもよい。いずれも、入出側のピンチロール18またはブライドロールの駆動装置20、21の電流制御にて、当該圧延機内の張力制御を行って、通板中の、薄鋳帯の上下振動を抑制する。

0027

図10に示すように、ロール組替台車2を活用して、ワークロールのロール組替と同じ(a)〜(b)の動作で上バックアップロールを搬出することができる。 また、下バックアップロール組替台車23を活用して、(c)〜(d)の動作で下バックアップロールを搬出することができる。

0028

図11に示すように、薄鋳帯33の再圧延における蛇行を防止するために、着地の時にワークロールを凸クラウンにするようにワークロールベンダー13〜16を制御することを示している。

0029

次に、ワークロール組替え手順を説明する。
(1) 当該圧延機1の圧上油圧シリンダー26を下げ、ワークロールベンダー(DEC)13を下げ、下ワークロール10を降下させる。圧延機1の上部の圧下スクリューを上昇させ、プロジェクトブロック17内のワークロールベンダー(INC)15を上げ、上ワークロール9を上昇させ圧下を開放する。当該圧延機1の上流/下流側にあるサポートピンチロール18は、この時、薄鋳帯33を挟み、所定の張力(0.8〜1.5kg/mm2 )を与え、当該圧延機内での薄鋳帯33の振動を防止する。ブライドルロール19の場合も、低張力(0.3〜0.8kg/mm2 )状態から上記張力まで高め圧延機内での振動を抑制する。

0030

(2)ロール組替台車2が、圧延機1側へ進んできて、上下ワークロール9、10作業側軸端部40に連結部34を挿入し、傾動装置6を傾動させて、片持ち状態で上下ワークロール9、10を把持する。
(3)ロール組替台車2が、後退して、圧延機1より上下ワークロール9、10を抜き出す。
(4)抜き出した旧ワークロール9、10を載せたロール組替台車2は、圧延機1群に沿ってサイドシフト機構4で新ロール組み込む作業に影響の無い所まで運ばれ、新ワークロール9、10を載せたロール組替台車2は、当該圧延機1側までサイドシフト駆動装置4で運ばれる。

0031

(5)新ワークロール9、10を載せたロール組替台車2は、圧延機1側へ進み、新ワークロール駆動軸端部43と圧延機のロール駆動用カップリング46と連結が完了した後、プロジェクトブロック17内のワークロールベンダー(INC)15を加圧して新上ワークロールを支持し、下バックアップロールのワークロールベンダー(DEC)13を加圧して新下ワークロール10を支持し、傾動装置6の傾動を戻してつかみを外す。
(6)圧延機1のワークロールチョッククランプ装置27を閉じた後、ロール組替台車2は退避して圧延開始状態をつくる。
(7)圧延に入るときは、薄鋳帯33の蛇行を防止するために、着地の時にワークロール9、10を凸クラウン(ロール直径で200μ〜500μ)にするようにワークロールベンダー15、16を加圧、ワークロールベンダー13、14を減圧制御する。

0032

次に、バックアップロールの組替の手順を説明する。
(1)旧ワークロールを抜き出した後、ロール組替台車2が圧延機1側へ進んできて、上バックアップロール軸端部43に連結部34を挿入し、傾動装置6を傾動させて、片持ち状態で上バックアップロール11を把持する。
(2)ロール組替台車2が、後退して、圧延機1より上バックアップロール11を抜け出す。
(3)下バックアップロール12組替は、ロール組替台車2を圧延機1の当該下バックアップロール組替作業に干渉しないところへ待機させ、油圧圧上シリンダー26を下げて下バックアップロール組替車23に下バックアップロール12を載せて、下バックアップロール組替台車駆動アクチュエーター24で圧延機1の作業側へ引出し、その後、天井クレーン42で吊り出す。

0033

(4)新下バックアップロール12の組込は、下バックアップロール組替台車23により、ロール抜き出しと逆の操作で圧延機に組み込む。
(5)新上バックアップロール11は、ロール組替台車2により、ロール抜き出しと逆の操作で圧延機内へ組み込む。
上記実施例によれば、薄肉連続鋳造熱間圧延ラインにおいて、鋳造中に圧延機1のロール組替ができるため、圧延ロール表面の摩耗、肌荒れ、ヒートクラック起因による品質トラブルを回避でき、安定して連続的に生産ができる。

発明の効果

0034

以上、本発明によれば次のような優れた効果が得られる。
請求項1によれば、圧延機の作業側にロール組替装置(レール等)を設置したため、ロール冷却装置(ロール冷却ヘッダー形状)、オンラインロールグラインダー装置(設置スペース)、サイドガイド装置配置制約が無くなる。

0035

請求項2によれば、ワークロール組替をする圧延機間の張力制御を行うことで通板中の薄鋳帯の上下振動を抑制し、組替中のワークロール/チョックとの接触を防止できる。

0036

請求項3によれば、鋳造中に上、下ワークロール及び上、下バックアップロールの組替が可能である。

0037

請求項4によれば、ロール組替走行台車は、サイドシフト装置により、圧延機列に沿って敷設されたレール上を移動するため、複数の圧延機のロール組替を兼用して行うことができる。

0038

請求項5によれば、走間ロール組替完了後、圧延再開時に薄鋳帯が蛇行しないように通板中の薄鋳帯にワークロールを着地させることができる。以上の結果、鋳造中でも自在に、短時間にロール組替が可能である。ロール組替後に、圧延しても安定した通板性を確保できる。また、ロール組替装置による圧延機側の制約も少なく、コンパクトであり、各種型式の圧延機(ペアクロスミル、ワークロールシフトミル、4Hiミル、6Hiミル)にも適用できる。

図面の簡単な説明

0039

図1本発明の実施例に係るロール組替装置の平面図である。
図2本発明の実施例に係るロール組替台車の全体側面図である。
図3本発明の実施例に係るロール組替台車を示す説明図で、(a)は連結部の正面図、(b)は連結部の内部構造図である。
図4本発明の実施例に係るロール組替台車の連結部傾動装置図である。
図5本発明の実施例に係るロール組替台車の受台正面図である。
図6本発明の実施例に係る1本片側ワークロール組替状態を示す説明図である。
図7本発明の実施例に係る2本同時片側ワークロール組替状態を示す説明図である。
図8本発明の実施例に係るサポートピンチローラー配置図であり、(a)は正面図、(b)はA−A断面図である。
図9本発明の実施例に係るブライドロール配置図であり、(a)は正面図、(b)はB−B断面図である。
図10本発明の実施例に係るロール組替台車によるバックアップロールの組替状態を示す説明図である。
図11本発明の実施例に係る凸状形状上下ワークロールと薄鋳帯との着地状態を示す説明図である。

--

0040

1圧延機
2ロール組替台車
3サイドシフト走行台車
4 サイドシフト駆動装置
5サイドシフトレール
6ロール傾動装置
7 ロール組替台車移動装置
圧延機ハウジング
9 上ワークロール
10 下ワークロール
11 上バックアップロール
12 下バックアップロール
13 上バックアップロール用ベンダーシリンダー(DEC)
14 下バックアップロール用ベンダーシリンダー(INC)
15 上ワークロール用ベンダーシリンダー(INC)
16 下ワークロール用ベンダーシリンダー(DEC)
17プロジェクトブロック
18サポートピンチロール
19ブライドロール
20 サポートピンチロール駆動部
21 ブライドロール駆動部
22ロール受台
23 下バックアップロール組替台車
24 下バックアップロール組替台車駆動アクチュエーター
25 圧下スクリュー
26油圧圧上シリンダー
27圧延機ロールチョッククランプ装置
28 ロール組替台車車輪
29 ロール組替台車浮上がり防止用車輪
30 ロール受台レバー式支持座
31 ロール受台レバー式支持座昇降用アクチュエーター
32 サイドシフト浮上がり防止レール
33 薄鋳帯
34 連結部
35 サイドシフト用車輪
36 サポートピンチロール昇降用アクチュエーター
37 サポートピンチロール駆動伝達ジョイント
38 ブライドロール用駆動装置
39 傾動装置軸部
40ロール作業側軸端部
41 ロール駆動側軸端部
42天井クレーン
43ロール軸端連結カップリング
44 連結カップリング駆動アクチュエーター
45 連結カップリングホルダー
46 ロール駆動用カップリング
47 圧延機圧下ナット
48 圧延機圧下駆動装置
49 ロール組替台車レール

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