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目的
構成
概要
背景
フィルムの各コマに、撮影日時や撮影条件等の種々のデータを書き込む方法が種々提案されている。
たとえば、磁気ヘッドにより磁気データをフィルムに書き込む方法や、発光素子により光学的にデータを書き込む方法が、一般に知られている。磁気ヘッドによる方法は、磁気ヘッドを備えるカメラを用い、磁気情報を書き込むことが可能なフィルムに、データを記録する。一方、発光素子による方法は、発光素子を備えるカメラを用い、フィルムの撮影領域外の部分に発光素子によってデータを露光、すなわち写し込む。
上記2つの方法を比較すると、磁気ヘッドによる方法は、発光素子による方法に比べて書き込める情報が多いので、多種類のデータを記録するスペックを有する高機能カメラに用いるのに適している。逆に、発光素子による方法は、磁気ヘッドによる方法に比べて構成が簡単であるので、カメラのコストは安い。従って、記録するデータの種類をある程度制限してより安価に提供される普及型カメラに用いるのに適している。
概要
磁気データをフィルムに書き込むカメラと、光学的にデータを書き込むカメラとの構成の共通化を図る。
磁気書き込み基板20は、フィルムに磁気情報を記録する磁気ヘッド26と、駆動回路22と、判別回路24と、接続部21とを備える。発光書き込み基板30は、フィルムに光学的に情報を記録するLED36と、駆動回路32と、判別回路34と、接続部31とを備える。共通基板10の接続部11には、どちらの基板20,30の接続部21,31も接続できる。フィルムへのデータ書き込み方式によって、磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30のどちらかを共通基板10に接続する。共通基板10は、判別回路24,34によって、どちらの基板20,30が接続されているかを判別し、それに応じた動作を実行する。
目的
効果
実績
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請求項1
磁気ヘッド(26)と、該磁気ヘッド(26)を駆動する磁気ヘッド駆動手段(22)と、該磁気ヘッド駆動手段(22)を駆動させる磁気ヘッド駆動信号が入力される磁気ヘッド駆動信号入力手段(21)とを有する磁気記録装置(20)、又は、発光素子(36)と、該発光素子(36)を駆動する発光素子駆動手段(32)と、該発光素子駆動手段(32)を駆動させる発光素子駆動信号が入力される発光素子駆動信号入力手段(31)とを有する光学記録装置(30)と、上記磁気記録装置(20)又は上記光学記録装置(30)と組み合わせて使用され、カメラに装填されたフィルム(1)へデータを記録するデータ記録装置(10)とを備え、該データ記録装置(10)は、上記磁気記録装置(20)の磁気ヘッド駆動信号入力手段(21)および上記光学記録装置(30)の発光素子駆動信号入力手段(31)の両方に接続可能な共通接続部(11)と、該共通接続部(11)に上記磁気記録装置(20)の磁気ヘッド駆動信号入力手段(21)又は上記光学記録装置(30)の発光素子駆動信号入力手段(31)のどちらが接続されているかを検出する、接続検出手段(12)と、該接続検出手段(12)の検出結果に基づき、上記磁気ヘッド駆動信号又は上記発光素子駆動信号を上記共通接続部(11)に出力する出力手段(12)とを含むことを特徴とする、カメラ。
請求項2
磁気ヘッド(26)と、該磁気ヘッド(26)を駆動する磁気ヘッド駆動信号が入力される磁気ヘッド駆動信号入力手段(21)とを有する磁気記録装置(20)、又は、発光素子(36)と、該発光素子(36)を駆動する発光素子駆動信号が入力される発光素子駆動信号入力手段(31)とを有する光学記録装置(30)と、上記磁気記録装置(20)又は上記光学記録装置(30)と組み合わせて使用され、カメラに装填されたフィルム(1)へデータを記録するデータ記録装置(10)とを備え、該データ記録装置(10)は、上記磁気記録装置(20)の磁気ヘッド駆動信号入力手段(21)および上記光学記録装置(30)の発光素子駆動入力手段(31)の両方に接続可能な共通接続部(11)と、該共通接続部(11)に上記磁気記録装置(20)の磁気ヘッド駆動信号入力手段(21)又は上記光学記録装置(30)の発光素子駆動入力信号入力手段(31)のどちらが接続されているかを検出する、接続検出手段(12)と、該接続検出手段(12)の検出結果に基づき、上記磁気ヘッド駆動信号又は上記発光素子駆動信号を上記共通接続部(11)に出力する出力手段(12)とを含むことを特徴とする、カメラ。
請求項3
上記磁気記録装置(20)と上記光学記録装置(30)とは、それぞれ互いに異なる判別回路(24,34)を有し、上記データ記録装置(10)に組み合わされた上記磁気記録装置(20)又は上記光学記録装置(30)の上記該判別回路(24,34)は、上記共通接続部(11)を介して上記データ記録装置(10)の上記接続検出手段(12)に接続されることを特徴とする、請求項1又は2記載のカメラ。
請求項4
技術分野
背景技術
0003
たとえば、磁気ヘッドにより磁気データをフィルムに書き込む方法や、発光素子により光学的にデータを書き込む方法が、一般に知られている。磁気ヘッドによる方法は、磁気ヘッドを備えるカメラを用い、磁気情報を書き込むことが可能なフィルムに、データを記録する。一方、発光素子による方法は、発光素子を備えるカメラを用い、フィルムの撮影領域外の部分に発光素子によってデータを露光、すなわち写し込む。
0004
上記2つの方法を比較すると、磁気ヘッドによる方法は、発光素子による方法に比べて書き込める情報が多いので、多種類のデータを記録するスペックを有する高機能カメラに用いるのに適している。逆に、発光素子による方法は、磁気ヘッドによる方法に比べて構成が簡単であるので、カメラのコストは安い。従って、記録するデータの種類をある程度制限してより安価に提供される普及型カメラに用いるのに適している。
発明が解決しようとする課題
0006
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、磁気ヘッドにより磁気データをフィルムに書き込むカメラと、発光素子により光学的にデータを書き込むカメラとの構成の共通化を図ることである。
0007
上述の技術的課題を解決するため、本発明に係るカメラは以下のように構成されている。
0008
すなわち、このカメラは、磁気記録装置又は光学記録装置と、データ記録装置とを備える。磁気記録装置は、磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを駆動する磁気ヘッド駆動手段と、この磁気ヘッド駆動手段を駆動させる磁気ヘッド駆動信号が入力される磁気ヘッド駆動信号入力手段とを有する。光学記録装置は、発光素子と、この発光素子を駆動する発光素子駆動手段と、この発光素子駆動手段を駆動させる発光素子駆動信号が入力される発光素子駆動信号入力手段とを有する。データ記録装置は、上記磁気記録装置又は上記光学記録装置と組み合わせて使用され、カメラに装填されたフィルムへデータを記録する装置である。このデータ記録装置は、上記磁気記録装置の磁気ヘッド駆動信号入力手段および上記光学記録装置の発光素子駆動入力手段の両方に接続可能な共通接続部と、この共通接続部に上記磁気記録装置の磁気ヘッド駆動信号入力手段又は上記光学記録装置の発光素子駆動信号入力手段のどちらが接続されているかを検出する接続検出手段と、この接続検出手段の検出結果に基づき、上記磁気ヘッド駆動信号又は上記発光素子駆動信号を上記共通接続部に出力する出力手段とを含む。
0009
上記構成においては、磁気ヘッドにより磁気データをフィルムに書き込むカメラの場合には、磁気記録装置が備えられ、発光素子により光学的にデータを書き込むカメラの場合には、光学記録装置が備えられる。そして、どちらのカメラの場合も、データ記録装置を備え、データ記録装置には磁気記録装置又は光学的装置が接続される。
0010
データ記録装置の接続検出手段は、磁気記録装置又は光学記録装置のいずれがデータ記録装置に接続されているかを、検出する。接続検出手段の検出結果に基づき、データ記録装置の出力手段は、データ記録装置に接続されている基板に応じて、磁気ヘッド駆動信号又は発光素子駆動信号を出力する。この駆動信号は、共通接続部を介して、データ記録装置に接続された磁気記録装置又は光学記録装置の駆動信号入力手段に伝達される。そして、データ記録装置に接続された磁気記録装置又は光学記録装置の駆動手段は、この駆動信号の入力により駆動され、磁気ヘッド又は発光素子がフィルムにデータを書き込む。
0011
上記構成において、データ記録装置の共通接続部に磁気ヘッド駆動手段を接続するか、光学記録手段を接続するかによって、磁気書き込みによる方法のカメラと発光素子によるデータ書き込み方法のカメラとを簡単に作り分けることができる。また、データ記録装置は、磁気書き込みの制御信号線と発光素子の制御のための制御信号線とを共通化でき、制御回路の規模も小さくして、コストダウンを図ることができる。
0012
したがって、磁気ヘッドにより磁気データをフィルムに書き込むカメラと、発光素子により光学的にデータを書き込むカメラとの構成の共通化を図ることができる。
0013
また、上記構成に代えて、上記磁気記録装置が磁気ヘッド駆動手段を備えず、磁気ヘッド駆動信号により直接磁気ヘッドが駆動されるように構成してもよい。また、上記光学記録装置が発光素子駆動手段を備えず、発光素子駆動信号により直接発光素子が駆動されるように構成してもよい。
0014
好ましくは、上記磁気記録装置と上記光学記録装置とは、それぞれ互いに異なる判別回路を有し、上記データ記録装置に組み合わされた上記磁気記録装置又は上記光学記録装置の上記判別回路は、上記共通接続部を介して上記データ記録装置の上記接続検出手段に接続される。
0015
上記構成において、データ記録装置は、データ記録装置に磁気記録装置又は光学記録装置のどちらが接続されているかを、それ自身で判別できる。したがって、磁気記録装置又は光学記録装置のどちらが接続されているかを、外部からデータ記録装置に設定する必要がないので、取り扱いが容易となる。
0017
上記構成において、データ記録装置の接続検出手段は、接続された判別回路が閉回路となるか、開回路となるかによって、磁気記録装置又は光学記録装置のいずれがデータ記録装置に接続されているかを、容易に判別可能である。
0019
図1は、磁気情報を書き込み可能なフィルムの説明図である。図2は、図1のフィルムを用いて光学的に情報を書き込む場合の、フィルムの説明図である。図3は、本発明の実施例に係るカメラの電気回路ブロック図である。図4は、本発明の実施例に係るカメラの正面斜視図である。図5は、磁気情報を記録するカメラの背面透視斜視図である。図6は、光学的に情報を記録するカメラの背面透視斜視図である。
0020
まず、磁気情報を書き込み可能なフィルムについて、図1,2に基づき、説明する。図1において、フィルム1の表面には感光する乳剤が全面に塗られ、裏面には磁気記録可能にするために磁性体が塗られている。磁性体は、感光した像に影響を与えないように、実質上透明な程度に薄く塗られている。フィルム1の上部には、パーフォレーション2a,2b,2c,2dを有する。カメラは、このパーフォレーション2a,2b,2c,2dを検知することにより、撮影するべき像のフィルム1に対する位置を決定することができる。たとえば、撮影コマ4bは、パーフォレーション2b,2cによって位置決めされる。フィルム1に磁気情報を書き込むべき位置は、フィルム1の下部の磁気トラック3a,3b,3c,3d,3e,3fである。磁気トラック3a,3b,3c,3d,3e,3fも、パーフォレーション2a,2b,2c,2dの位置によって決定される。たとえば、磁気トラック3c,3dは、パーフォレーション2b,2cによって位置決めされる。磁気トラック3c,3dに書き込まれた情報は、撮影コマ4bに対応する情報として記録される。記録される情報は、たとえば、撮影時の日付、時刻、プリントする時のトリミングするフォーマットの選択情報、フラッシュの発光、非発光の情報、撮影コマのタイトル情報、プリント枚数などである。
0021
次に、同じフィルム1を用いて光学的に情報を書き込む場合について説明する。図2に示すように、フィルム1に情報を写し込む位置は、フィルム1の下部の情報写し込み領域5a,5b,5c,5dである。情報写し込み領域5a,5b,5c,5dは、情報を光学的に写し込む、すなわち露光する領域であり、フィルム1の各コマ4a,4b,4cに対応して存在する。たとえば、撮影コマ4bについては、情報写し込み領域5a,5bが対応して存在する。この情報写し込み領域5a,5b,5c,5dに情報が写し込まれたか、写し込まれていないかによって、情報を記録する。
0022
図1と図2とから分かるように、磁気情報を書き込む部分すなわち磁気トラック3a,3b,3c,3d,3e,3fと、光学的に情報を書き込む部分すなわち情報写し込み領域5a,5b,5c,5dとは、フィルム1上で略同じ位置となる。そのため、実際には、磁気情報を書き込む方式と光学的に情報を書き込む方式のどちらか一方を選択することになる。
0023
したがって、書き込み方式の違うカメラを作り分ける場合に回路を2種類用意しなければならないことになる。これを避けるために、本実施例では、後述するように、磁気情報を書き込む回路と光学的に情報を書き込む回路とだけを2種類用意して、その他の回路を共通化している。
0025
どちらの種類のカメラも、共通基板10を備える。また、フィルム1への情報の書き込み方式に応じて、カメラは、磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30を備える。
0026
共通基板10はカメラの動作を制御する制御基板であるが、図3では本発明に関連する機構・構成のみが示されている。共通基板10は、マイコン12と、マイコン12に接続されたモータドライバ14とを含む。共通基板10は、外部の操作スイッチ6と、フィルムフォトインタラプタ8と、フィルム給送モータ9と、磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30とに接続される。マイコン12は、操作スイッチ6の状態に応じてカメラの動作を制御する。モータードライバ14は、マイコン12からの信号を受けてフィルム給送モータ9を駆動する。フィルム給送モーター9は回転することによりフィルム1を巻き上げる。巻き上げ途中において、フィルムフォトインタラプタ8は、フィルム1のパーフォレーション2a,2b,2c,2dを探知して、撮影するべきコマ4a,4b,4cの位置を決定する。
0027
磁気書き込み基板20には、磁気記録をするための書き込み回路が含まれる。すなわち、磁気書き込み基板20には、フィルム1に磁気情報を記録するするための磁気ヘッド26と、この磁気ヘッド26を駆動するための磁気ヘッドドライバ22とが搭載されている。また、磁気書き込み基板20には、磁気記録の回路であることを表すための判別回路24、すなわち開状態のスイッチ24を備える。
0028
発光書き込み基板30には、光学的に情報を書き込むための回路が含まれる。すなわち、発光書き込み基板30には、フィルム1に光学的に情報を記録するためのLED(発光ダイオード)36と、このLED36を駆動するためのLEDドライバ32とが搭載されている。また、発光書き込み基板30には、光学的に情報を記録するための回路であることを表す判別回路34、すなわち閉状態のスイッチ34を備える。
0029
共通基板10は、磁気書き込み基板20および発光書き込み基板30と接続するための共通接続部11を持っている。磁気書き込み基板20は、共通基板10の共通接続部11と接続するための磁気書き込み接続部21を持つ。また、発光書き込み基板30は、共通基板10の共通接続部11と接続するための発光書き込み接続部31を持つ。
0030
磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30のいずれか一方が、共通接続部11を通じて共通基板10に接続されると、磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30の判別回路すなわちスイッチ24または34が、共通基板10の接続判別回路に接続される。接続判別回路は、共通基板10のマイコン12内に構成される。接続判別回路は、判別回路すなわちスイッチ24または34の開閉状態により、磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30のどちらが共通基板10に接続されているのかを判別する。共通基板10のマイコン12は、接続判別回路の判別結果に基づき、フィルム1に情報を書き込むソフトウエアについて、磁気的方法によるものと光学的方法によるものとを切り換える。すなわち、共通基板10の共通接続部11に接続された基板20,30の種類を判別し、接続された基板20または30に対応するソフトウエアを選択して、実行する。この時、マイコン12からの磁気ヘッドドライバ22またはLEDドライバ32への制御線を共通化しておくことにより、共通接続部11を共通化する。
0031
上記構成により、磁気書き込み基板20と発光書き込み基板30を入れ換えるだけで、磁気的方法で情報を書き込むカメラと光学的方法で情報を書き込みカメラとを簡単に作り分けることができる。また、制御線を共通化することで、マイコンの制御線を減らすことができ、共通化しない場合と比較すると、マイコンのコストを安くすることができる。
0032
次に、カメラの全体構成について説明する。本実施例のカメラは、磁気情報を記録するカメラ50の場合も、光学的に情報を記録するカメラ52の場合も、図4の正面斜視図に示すように、一般のカメラと同様の外観を有する。しかし、両者50,52の内部構成は、フィルム1に情報を書き込む方式によって異なる。
0033
すなわち、磁気情報を記録するカメラ50の場合には、背面斜視図を透視状態で示した図5のように、共通基板10と磁気書き込み基板20とは、共通接続部11(図示せず)と磁気書き込み接続部21とで接続される。一方、光学的に情報を記録するカメラ52の場合には、背面斜視図を透視状態で示した図6のように、共通基板10と発光書き込み基板30とが、共通接続部11(図示せず)と発光書き込み接続部31で接続されて構成されている。つまり、カメラ50,52の構成は、フィルム1に情報を書き込む方式によって、共通基板10に接続される基板が、磁気書き込み基板20または発光書き込み基板30となる点で異なるが、それ以外について同一とすることができる。
0034
したがって、以上説明したように、磁気ヘッド26により磁気データをフィルム1に書き込むカメラ50と、発光素子36により光学的にデータを書き込むカメラ52との構成の共通化を図ることができる。
0035
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
0036
たとえば、上記実施例では、発光素子としてLED36を用いたが、限定されるものではなく、他の種類の発光素子、たとえばランプとすることも使用可能である。さらに、上記実施例ではLEDドライバ32を用いているが、直接にマイコン12がLED34を駆動できるのであれば、LEDドライバ32を省略しても同様の効果が得られる。
0037
また、判別回路24,34としてスイッチ24,34を用いたが、一方をプルアップされて接続部21または31の一方に接続れた接続線とし、他方を接地されて接続部21または31の他方に接続された接続線としてもよい。またさらに、EPROMでも代用できる。すなわち、マイコン12のソフトウエアを記憶するEPROMを基板20,30側に搭載し、このEPROMを基板20,30の種類に対応して用意すれば、実質的には、EPROMは判別回路24,34としても機能する。また、上記実施例では判別回路24,34を、ヘッドドライバ22とLEDドライバ32との制御線とは別に設けたが、この制御線の状態をマイコンが検知してどちらの情報書き込み回路が接続されているかを判別できるのであれば、判別回路24,34は省略可能であり、より一層接続線の数を減らすことができる。
図面の簡単な説明
0038
図1磁気情報を書き込み可能なフィルムの説明図である。
図2図1のフィルムを用いて光学的に情報を書き込む場合の、フィルムの説明図である。
図3本発明の実施例に係るカメラの電気回路ブロック図である。
図4本発明の実施例に係るカメラの正面斜視図である。
図5磁気情報を記録するカメラの背面透視斜視図である。
図6光学的に情報を記録するカメラの背面透視斜視図である。
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0039
1フィルム
2a,2b,2c,2dパーフォレーション
3a,3b,3c,3d,3e,3f磁気トラック
4a,4b,4cコマ
5a,5b,5c,5d 情報写し込み領域
6 操作スイッチ
8 フィルムフォトインタラプタ
9フィルム給送モータ
10共通基板(データ記録装置)
11共通接続部
12マイコン(接続検出手段、出力手段)
14モータドライバ
20磁気書き込み基板(磁気記録装置)
21 磁気書き込み接続部(磁気ヘッド駆動信号入力手段)
22ヘッドドライバ(磁気ヘッド駆動手段)
24 スイッチ、判別回路
26 磁気ヘッド
30発光書き込み基板(光学記録装置)
31 発光書き込み接続部(発光素子駆動信号入力手段)
32LEDドライバ(発光素子駆動手段)
34 スイッチ、判別回路
36LED(発光素子)
50,52 カメラ